JPS637709Y2 - - Google Patents

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JPS637709Y2
JPS637709Y2 JP1984179357U JP17935784U JPS637709Y2 JP S637709 Y2 JPS637709 Y2 JP S637709Y2 JP 1984179357 U JP1984179357 U JP 1984179357U JP 17935784 U JP17935784 U JP 17935784U JP S637709 Y2 JPS637709 Y2 JP S637709Y2
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JP
Japan
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rotor
field core
annular recess
electromagnetic coil
annular
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JP1984179357U
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JPS6194631U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、回転力を断続するための電磁クラツ
チの改良に関するものである。
〔従来の技術〕
従来より電磁クラツチは、第3図に示すごと
く、シヤフトaに対して回動自在に軸設したロー
タbの環状凹部に電磁コイルcを内装した環状の
フイールドコアdを、該ロータbの回動を妨げな
いように遊嵌するとともに、該ロータbの端壁に
対向して磁性体の環状磁着盤であるアーマチユア
eを支持しているハブfを上記シヤフトaに軸着
してなり、前記ロータbの外周に、たとえばVプ
ーリgを構成するとともに、上記電磁コイルcへ
の電流を通電または断電してフイールドコアdを
励磁または消磁し、アーマチユアeをロータbの
端壁に接合または釈放してロータbとシヤフトa
の回動連結を断続する構造のものが使用されてい
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、上記構造の電磁クラツチでは、強制放
熱機構がなく電磁コイルcの発熱により、フイー
ルドコアd表面の温度が約105℃にも達するため、
熱による疲労により電磁コイルの寿命が短縮する
問題を有していた。
本考案は上記問題に鑑みてなされたもので、電
磁コイルの放熱効果を高め、電磁コイルの熱疲労
の少ない電磁クラツチを提供せんとするものであ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
この目的を達成するため、本考案は回動自在に
軸設したロータの一端から形成した環状凹部に電
磁コイルを内装した環状のフイールドコアを遊嵌
内挿し、該ロータの他端にハブを介して対置軸設
したアーマチユアを上記電磁コイルの励磁により
ロータの端面と離接してなる電磁クラツチにおい
て、上記ロータの環状凹部内端に透孔を穿設する
とともに、該環状凹部の内壁面および外壁面の少
なくとも一方に螺条を構成してなる空気強制循環
機構を形成し、かつ上記螺条に対面して上記フイ
ールドコアの内周面または外周面に軸方向に延び
るスラスト条溝を形成したものである。すなわ
ち、環状凹部の内壁面、外壁面または内壁面およ
び外壁面の両方に螺条を構成し、この螺条に対面
してフイールドコアの内周面、外周面または内周
面および外周面の両方に軸方向に延びるスラスト
条溝を形成したものである。
〔作用〕
本考案では環状凹部の内壁面および外壁面の少
なくとも一方に螺条を構成したので、環状凹部の
壁面とフイールドコアの周面との間に少なくとも
一つのネジポンプ機構が構成されることとなる。
したがつて、環状凹部内端の透孔から環状凹部の
壁面とフイールドコアの周面との間を通る空気の
強制流通路が形成される。そして、フイールドコ
アの内周面または外周面に軸方向に延びるスラス
ト条溝を形成したのでフイールドコアの周面の面
積が増大するとともに、このスラスト条溝が障害
となり空気の周方向への流動が阻止される。
〔実施例〕
以下、本考案電磁クラツチの実施例を図面にし
たがつて説明すると、第1図および第2図は第一
の実施例を示すものである。
符号1は、シヤフト2に対しラジアルボールベ
アリング3を介して回動自在に軸設した非磁性体
のロータであり、外周にVプーリ4を形成した該
ロータ1は後該側に開口した環状凹部5を構成
し、前端側に平担な端壁6を構成してなる。7は
上記シヤフト2に軸着されたハブ8にリベツトピ
ン9によつて内周部を固着された環状板バネ10
の外周部にリベツト11を介して外周部を固着
し、端壁6とわずかに離間対向した磁性体からな
る環状磁着盤であるアーマチユア。また12は、
前記環状凹部5に対しロータ1の回動を妨げない
ように内挿した環状のフイールドコアであり、端
盤13を介してシヤフト2近傍の非回動部に固定
してなる。上記フイールドコア12は断面がU字
状になり、該環状溝12a内には電磁コイル14
を樹脂密封材15を介して内装固設してなる。
本考案の空気強制循環機構Aは、上記ロータ1
の環状凹部5とフイールドコア12間の間隙に構
成され、前記端壁6に穿設した透孔16および磁
着盤7に形成した通気溝17を介してフイールド
コア12の一端から他端に流通する筒状気体通路
18を形成する。上記環状凹部5の内壁と外壁は
それぞれ同方向に螺回した凹溝または凹凸条から
なる螺条19,20がそれぞれ全長にわたつて螺
設され、該螺条19,20の山径をフイールドコ
ア12の外径および内径と近接するように構成し
てなる。
上記構成の電磁クラツチは、作動時において、
ロータ1の回転をハブ8を介してシヤフト2に断
続するもので、電磁コイル14に通電するとフイ
ールドコア12が励磁され、ロータ1の端壁6を
介してアーマチユア7を環状板ばね10に抗して
吸着するため、アーマチユア7がロータ1の端壁
6と密着し、ロータ1とともにハブ8が回転する
ものであり、上記電磁コイル14の通電を停止す
ると、環状板ばね10の弾性復帰により、アーマ
チユア7がロータ1の端壁6から離間し、ロータ
1の回動がハブ8に伝達されなくなる。
上記ロータ1の回動に際して、ロータ1の環状
凹部5とフイールドコア12は内外周の筒状気体
通路18を近接して相対回動変位しているため、
螺条19,20による筒状気体通路18内空気の
ネジポンプ作用により、空気を通気溝17、透孔
16を介して筒状気体通路18の一端から吸入
し、他端に強制排出(螺条19,20が逆向きで
あれば逆向きの流通になる。)するようになり、
該空気の流通によつてフイールドコア12を介し
て電磁コイル14の発熱を発散冷却せしめるよう
になる。
そして、フイールドコア12の内周面には環状
凹部5の内壁面の螺条に対面して軸方向に延びる
スラスト条溝が多数形成されていて、また外周面
には環状凹部5の外壁面の螺条に対面して軸方向
に延びるスラスト条溝が多数形成されている。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案では環状凹部の壁
面とフイールドコアの周面との間を通る空気の強
制流通路を形成したので電磁コイルを効果的に冷
却することができる。したがつて、本考案によれ
ば電磁コイルの寿命の長い電磁クラツチを提供で
きる。また、本考案ではフイールドコアに形成し
たスラスト条溝によつてフイールドコアの周面の
面積が増大するとともに、空気の周方向への流動
が阻止されてネジポンプ作用が増大するので効率
的な冷却効果が期待できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す電磁クラツチの
半裁正断面図、第2図は同ロータの半裁正断面
図、第3図は従来の電磁クラツチを示す半裁正断
面図である。 1……ロータ、2……シヤフト、5……環状凹
部、7……アーマチユア、8……ハブ、10……
環状板ばね、12……フイールドコア、14……
電磁コイル、16……透孔、17……通気溝、1
8……筒状気体通路、19,20……螺条、A…
…空気強制循環機構。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回動自在に軸設したロータの一端から形成した
    環状凹部に電磁コイルを内装した環状のフイール
    ドコアを遊嵌内挿し、該ロータの他端にハブを介
    して対置軸設したアーマチユアを上記電磁コイル
    の励磁によりロータの端面と離接してなる電磁ク
    ラツチにおいて、上記ロータの環状凹部内端に透
    孔を穿設するとともに、該環状凹部の内壁面およ
    び外壁面の少なくとも一方に螺条を構成してなる
    空気強制循環機構を形成し、かつ上記螺条に対面
    して上記フイールドコアの内周面または外周面に
    軸方向に延びるスラスト条溝を形成したことを特
    徴とする電磁クラツチ。
JP1984179357U 1984-11-28 1984-11-28 Expired JPS637709Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984179357U JPS637709Y2 (ja) 1984-11-28 1984-11-28

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984179357U JPS637709Y2 (ja) 1984-11-28 1984-11-28

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6194631U JPS6194631U (ja) 1986-06-18
JPS637709Y2 true JPS637709Y2 (ja) 1988-03-07

Family

ID=30736916

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1984179357U Expired JPS637709Y2 (ja) 1984-11-28 1984-11-28

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS637709Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5276855U (ja) * 1975-12-05 1977-06-08
JPS55147538U (ja) * 1979-04-10 1980-10-23

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6194631U (ja) 1986-06-18

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