JPS637473A - 構造物用免震支持装置 - Google Patents
構造物用免震支持装置Info
- Publication number
- JPS637473A JPS637473A JP15020386A JP15020386A JPS637473A JP S637473 A JPS637473 A JP S637473A JP 15020386 A JP15020386 A JP 15020386A JP 15020386 A JP15020386 A JP 15020386A JP S637473 A JPS637473 A JP S637473A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- resistance
- casing
- viscous
- resistance plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 238000013016 damping Methods 0.000 title description 7
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 24
- 238000002955 isolation Methods 0.000 claims description 11
- 239000011345 viscous material Substances 0.000 description 9
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 7
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 3
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 2
- -1 polyisopretin Substances 0.000 description 2
- 229920000642 polymer Polymers 0.000 description 2
- OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N Carbon Chemical compound [C] OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical compound [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910000881 Cu alloy Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000004743 Polypropylene Substances 0.000 description 1
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 description 1
- 238000004026 adhesive bonding Methods 0.000 description 1
- 229910045601 alloy Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000000956 alloy Substances 0.000 description 1
- 239000010426 asphalt Substances 0.000 description 1
- 229910052802 copper Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010949 copper Substances 0.000 description 1
- 230000002542 deteriorative effect Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000001704 evaporation Methods 0.000 description 1
- 230000008020 evaporation Effects 0.000 description 1
- 239000002783 friction material Substances 0.000 description 1
- 239000010439 graphite Substances 0.000 description 1
- 229910002804 graphite Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 1
- 229920001083 polybutene Polymers 0.000 description 1
- 229920001155 polypropylene Polymers 0.000 description 1
- 230000000284 resting effect Effects 0.000 description 1
- 230000000452 restraining effect Effects 0.000 description 1
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 1
- 238000010008 shearing Methods 0.000 description 1
- 229920002545 silicone oil Polymers 0.000 description 1
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 1
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 1
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
- Vibration Prevention Devices (AREA)
- Fluid-Damping Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
この発明は、建築物等の構造物の荷重を支持するととも
に地震時の振動を吸収する構造物用免震支持装置に関し
、更に詳しくは、粘性せん断抵抗を利用する免震支持装
置に関する。
に地震時の振動を吸収する構造物用免震支持装置に関し
、更に詳しくは、粘性せん断抵抗を利用する免震支持装
置に関する。
[従来の技術]
この種の構造物用免震支持装置として、特開昭59−1
79970号公報(以下「先行技術」という)がある。
79970号公報(以下「先行技術」という)がある。
第3図に該先行技術の免震装置の構造を示す。
この装置は設置物の基部Gを取り付けた取付は盤aと基
礎部Bに固定した固定mbとの間に、下面に低摩擦材C
を有し、固定盤すと間隙を存して粘性抵抗面dを有する
支承体eを設け、その外側を中空円筒ゴムfで包囲し、
その内部に前記間隙を満たすように粘性体gを封入して
なるものである。
礎部Bに固定した固定mbとの間に、下面に低摩擦材C
を有し、固定盤すと間隙を存して粘性抵抗面dを有する
支承体eを設け、その外側を中空円筒ゴムfで包囲し、
その内部に前記間隙を満たすように粘性体gを封入して
なるものである。
この構成により、地震その他の外力により構造物が強制
振動を受けると、低摩擦材Cを介して支承体eが固定m
b上をすべり、このすべり変位に伴い支承体eの下面と
固定Mbの上面とは両面間に介在する粘性体gにより粘
性せん断抵抗力を受けて支承体eひいては構造物の変位
を阻止することとなる。
振動を受けると、低摩擦材Cを介して支承体eが固定m
b上をすべり、このすべり変位に伴い支承体eの下面と
固定Mbの上面とは両面間に介在する粘性体gにより粘
性せん断抵抗力を受けて支承体eひいては構造物の変位
を阻止することとなる。
しかして、この装置は粘性せん断抵抗力によるので地震
の振動に対して鋭敏に作用し、地震エネルギを速やかに
減衰させ、かつ、水平方向にはあらゆる方向に移動する
ことができる。
の振動に対して鋭敏に作用し、地震エネルギを速やかに
減衰させ、かつ、水平方向にはあらゆる方向に移動する
ことができる。
しかしながら、地震時の構造物は負反力あるいは転倒モ
ーメントを受けてこの支持装置において上揚力が作用す
ることがある。この上揚力が構造物の鉛直荷重以下であ
れば格別の問題はないが、該上揚力が支持装置に作用す
る鉛直荷重を上回るとき支持装置の支承体の下面と固定
盤の上面との間隙に変化(間隔を大きくする)をもたら
し、減衰機能を低下させるという問題を生ずる。特に、
この種装置を軽量の建築物(例えば1〜3層程度の住宅
用建築物)への適用を図る場合、この問題は大きな技術
的課題となってくる。
ーメントを受けてこの支持装置において上揚力が作用す
ることがある。この上揚力が構造物の鉛直荷重以下であ
れば格別の問題はないが、該上揚力が支持装置に作用す
る鉛直荷重を上回るとき支持装置の支承体の下面と固定
盤の上面との間隙に変化(間隔を大きくする)をもたら
し、減衰機能を低下させるという問題を生ずる。特に、
この種装置を軽量の建築物(例えば1〜3層程度の住宅
用建築物)への適用を図る場合、この問題は大きな技術
的課題となってくる。
[本発明の技術的課題〕
本発明は上記先行技術の有する問題を解消すべくなされ
たものであり、二面間の間隙に介在した粘性体の二面間
の相対運動により生ずる粘性せん断抵抗力の振動吸収作
用を有効に利用し、上部構造物に作用する上揚力を拘束
する手段を設け、上揚力の作用する状態においても減衰
機能に変化を与えることのない免震支持装置を得ること
をその技術的課題とする。
たものであり、二面間の間隙に介在した粘性体の二面間
の相対運動により生ずる粘性せん断抵抗力の振動吸収作
用を有効に利用し、上部構造物に作用する上揚力を拘束
する手段を設け、上揚力の作用する状態においても減衰
機能に変化を与えることのない免震支持装置を得ること
をその技術的課題とする。
[本発明の構成]
本発明の構造物用免震支持装置は上記目的を達成するた
め、次の構成(技術的手段)を採る。すなわち、■上部
構造の下面より垂設され、下端に抵抗板を水平に取り付
けた支承体と、■実質的に下板と上板とよりなり、前記
抵抗板を移動域を存して水平方向に移動自在に収容する
基礎に固定されたケーシングと、■前記ケーシング内に
充填された粘性体とからなり、■前記抵抗板はその上下
面に微小間隙を保持する軸受材を介して前記ケーシング
の下板及び上板により上下方向の移動を拘束され、■前
記抵抗板の下面と下板の上面と、前記抵抗板の上面と上
板の下面と、並びにこれらの相対向する面の間に介在す
る粘性体とにより粘性せん断抵抗発生部を形成してなる
。ことを特徴とする。
め、次の構成(技術的手段)を採る。すなわち、■上部
構造の下面より垂設され、下端に抵抗板を水平に取り付
けた支承体と、■実質的に下板と上板とよりなり、前記
抵抗板を移動域を存して水平方向に移動自在に収容する
基礎に固定されたケーシングと、■前記ケーシング内に
充填された粘性体とからなり、■前記抵抗板はその上下
面に微小間隙を保持する軸受材を介して前記ケーシング
の下板及び上板により上下方向の移動を拘束され、■前
記抵抗板の下面と下板の上面と、前記抵抗板の上面と上
板の下面と、並びにこれらの相対向する面の間に介在す
る粘性体とにより粘性せん断抵抗発生部を形成してなる
。ことを特徴とする。
上記構成において、抵抗板の上下面に突出して設けられ
た軸受材は、上部構造の荷重を下部構造に伝達する支持
作用を奏するとともに、ケーシングの上板及び下板に挟
着された抵抗板の円滑な摺動を行わせ、かつ上板及び下
板と抵抗板との微小間隙を保持する、多機能の役目を果
すものである。
た軸受材は、上部構造の荷重を下部構造に伝達する支持
作用を奏するとともに、ケーシングの上板及び下板に挟
着された抵抗板の円滑な摺動を行わせ、かつ上板及び下
板と抵抗板との微小間隙を保持する、多機能の役目を果
すものである。
また、粘性体としては、通常の粘性体、例えばシリコン
油の外に、特に減衰特性の向上を図るべく高粘度の粘性
体1例えばポリイソプレチン、ポリプロピレン、ポリブ
テンなどの高分子粘性体、あるいはアスファルトなどが
使用される。
油の外に、特に減衰特性の向上を図るべく高粘度の粘性
体1例えばポリイソプレチン、ポリプロピレン、ポリブ
テンなどの高分子粘性体、あるいはアスファルトなどが
使用される。
[作用]
常時においては、上部構造の荷重は支承体より抵抗板の
下面の下部軸受材を介してケーシングの下板に伝達され
、構造物は安定して支持される。
下面の下部軸受材を介してケーシングの下板に伝達され
、構造物は安定して支持される。
構造物に地震等の急激な外力が作用すると構造物は強制
振動を起こし、この振動変位は支承体を介して抵抗板の
動きとなり、基礎に固定されたケーシングとの間に相対
運動が生じる。この相対運動は結局、軸受材を介して微
小間隙を隔てて相対向する二面(抵抗板の上面と上板の
下面、及び抵抗板の下面と下板の上面)間の相対変位と
なるが、これらの二面間には粘性体が介在するのでこれ
らの板面には変位方向とは反対方向に粘性せん断抵抗力
が生じることになる。この結果、構造物はこの粘性せん
断抵抗力による制動力を受け、その振動を速やかに減衰
させることとなる。
振動を起こし、この振動変位は支承体を介して抵抗板の
動きとなり、基礎に固定されたケーシングとの間に相対
運動が生じる。この相対運動は結局、軸受材を介して微
小間隙を隔てて相対向する二面(抵抗板の上面と上板の
下面、及び抵抗板の下面と下板の上面)間の相対変位と
なるが、これらの二面間には粘性体が介在するのでこれ
らの板面には変位方向とは反対方向に粘性せん断抵抗力
が生じることになる。この結果、構造物はこの粘性せん
断抵抗力による制動力を受け、その振動を速やかに減衰
させることとなる。
なお、粘性せん断抵抗は間隙に反比例し、流体の浸って
いる部分の面積及び2面の相対速度に正比例するから、
流体の浸っている部分の面積や相対速度が大きいほど、
そして移動板とケーシングとの間隙が小さい(換言すれ
ば軸受材の厚さが小さい)はど大きな抵抗力を得ること
ができる。
いる部分の面積及び2面の相対速度に正比例するから、
流体の浸っている部分の面積や相対速度が大きいほど、
そして移動板とケーシングとの間隙が小さい(換言すれ
ば軸受材の厚さが小さい)はど大きな抵抗力を得ること
ができる。
そして、粘性体に高粘度の高分子粘性体を用いるとき、
この傾向は一層顕著になる。すなわち、この粘性体は非
ニユートン流体特性、即ち擬塑性流体特性(流体の速度
が大きくなる程高粘度から低粘度に変化して流動し易く
なり、抵抗力の増加の度合が小さくなる現象、抵抗力は
速度のほぼ0.5〜0.6乗に比例する。)を示し、振
動する構造物に対し、より効果的な減衰特性を発揮する
ことになる。
この傾向は一層顕著になる。すなわち、この粘性体は非
ニユートン流体特性、即ち擬塑性流体特性(流体の速度
が大きくなる程高粘度から低粘度に変化して流動し易く
なり、抵抗力の増加の度合が小さくなる現象、抵抗力は
速度のほぼ0.5〜0.6乗に比例する。)を示し、振
動する構造物に対し、より効果的な減衰特性を発揮する
ことになる。
構造物の振動に上揚力が加わったとき、粘性せん断抵抗
力を受ける抵抗板は上下移動が拘束されているので、こ
の上揚力を阻止するとともに粘性せん断抵抗発生部位の
間隙を一定に保ち、該間隙の変化に起因する粘性体の粘
性せん断抵抗力の変化(減少)はない。
力を受ける抵抗板は上下移動が拘束されているので、こ
の上揚力を阻止するとともに粘性せん断抵抗発生部位の
間隙を一定に保ち、該間隙の変化に起因する粘性体の粘
性せん断抵抗力の変化(減少)はない。
[効果]
本発明の構造物用免震支持装置は、上記構成よりなると
ともに作用を奏するものであるので、以下の特有の効果
を有する。
ともに作用を奏するものであるので、以下の特有の効果
を有する。
■ 本装置によれば、構造物が軽量である場合に特に問
題となる上揚力を有効に阻止することができ、上揚力が
加わった際にも粘性せん断抵抗発生部の隙間を一定に保
ち安定した減衰性能を発揮することができる。
題となる上揚力を有効に阻止することができ、上揚力が
加わった際にも粘性せん断抵抗発生部の隙間を一定に保
ち安定した減衰性能を発揮することができる。
■ 本装置によれば、粘性せん断抵抗発生部が抵抗板の
上下の2箇所に形成され、従来のものよりも大きな粘性
せん断抵抗力を得ることができ、それだけ装置を小型化
することができる。このため。
上下の2箇所に形成され、従来のものよりも大きな粘性
せん断抵抗力を得ることができ、それだけ装置を小型化
することができる。このため。
軽量構造物へ適用して特に有効である。
[実施例]
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本発明の免震支持装置の一実施例を示す。
ここに、Gは上部構造、Bは基礎である。
本装置Hは、上部構造Gと基FaBとの間に介装され、
以下の各要素からなる。
以下の各要素からなる。
1は基礎Bに固定されるケーシングであって。
下板2と、該下板2の上面に設けられた囲壁3と。
該囲壁3の開口部を覆い中央に円孔状の開口5を有する
上板4とからなる。ケーシング1の形状は、方形箱、円
筒形を問わず適宜形状のものが採用されうるが、本実施
例では円筒形のものを示す、下板2、囲壁3、上板4か
ら組み立てられるケーシング1は十分な液密性を有する
。このため、これらの各部材の衝接面に適宜のシール部
材(0リング、ガスケット)が配される。
上板4とからなる。ケーシング1の形状は、方形箱、円
筒形を問わず適宜形状のものが採用されうるが、本実施
例では円筒形のものを示す、下板2、囲壁3、上板4か
ら組み立てられるケーシング1は十分な液密性を有する
。このため、これらの各部材の衝接面に適宜のシール部
材(0リング、ガスケット)が配される。
ケーシング1において、下板2の上面並びに上板4の下
面は後記する粘性せん断抵抗面となるものであり、平滑
(鏡面)に形成される。また、下板2は上部構造Gの荷
重を支えるものであり、また上板4も上部構造Gの反力
を受けるものであるので十分な強度を有する。
面は後記する粘性せん断抵抗面となるものであり、平滑
(鏡面)に形成される。また、下板2は上部構造Gの荷
重を支えるものであり、また上板4も上部構造Gの反力
を受けるものであるので十分な強度を有する。
ケーシング1の周縁にはポルト貫通孔6が穿設され、ま
た基礎Bには該ボルト貫通孔6に対応する位置にねじ孔
部材7が埋め込まれ、両者間にポルト8を挿し込んでケ
ーシング1を基礎Bに碇着させる。
た基礎Bには該ボルト貫通孔6に対応する位置にねじ孔
部材7が埋め込まれ、両者間にポルト8を挿し込んでケ
ーシング1を基礎Bに碇着させる。
10は上部構造Gに取り付けられる支承体であって、取
付けillと、該取付は盤11の下面に溶接等により一
体に固定されケーシング1の開口5内に遊挿された円筒
状の支柱部材12と、該支柱部材12の下面に溶接等に
より一体に固定された抵抗板13とからなる。
付けillと、該取付は盤11の下面に溶接等により一
体に固定されケーシング1の開口5内に遊挿された円筒
状の支柱部材12と、該支柱部材12の下面に溶接等に
より一体に固定された抵抗板13とからなる。
抵抗板13はケーシングlの内部空間に水平面のあらゆ
る方向に移動自在に移動域を存して配される。このため
、抵抗板13はケーシング1の形状に応じて方形板、円
板状等の形状を有するが、通常は円板状に形成される。
る方向に移動自在に移動域を存して配される。このため
、抵抗板13はケーシング1の形状に応じて方形板、円
板状等の形状を有するが、通常は円板状に形成される。
また、抵抗板13の上下面は粘性せん断抵抗面となるの
で平滑(鏡面)に形成される。
で平滑(鏡面)に形成される。
この支承体10は後記する軸受材とともに上部構造Gの
荷重を支えるものであるので十分な強度を要求される。
荷重を支えるものであるので十分な強度を要求される。
該支承体10の上部構造Gへの取付けは取付は盤11に
穿設されたねじ孔14に上部構造Gを貫通するポルト1
5を締め込んでなされる。
穿設されたねじ孔14に上部構造Gを貫通するポルト1
5を締め込んでなされる。
20.21は抵抗板13の上下面の固着された軸受材(
下部軸受材20、上部軸受材21)である、軸受材20
.21の抵抗板13の板面からの突出量はわずか(Q、
5mm程度)であり、抵抗板13はこれらの軸受材20
.21を介してケーシングlの内部空間の上下面(換言
すれば上板4の下面及び下板2の上面)に衝接し、水平
方向の移動はすべりをもって自由とされるが、上下方向
の移動は拘束されることになる。
下部軸受材20、上部軸受材21)である、軸受材20
.21の抵抗板13の板面からの突出量はわずか(Q、
5mm程度)であり、抵抗板13はこれらの軸受材20
.21を介してケーシングlの内部空間の上下面(換言
すれば上板4の下面及び下板2の上面)に衝接し、水平
方向の移動はすべりをもって自由とされるが、上下方向
の移動は拘束されることになる。
上部微小間隙である。
下部軸受材20は構造物の荷重を直接支えるものであり
、また上部軸受材21は構造物に上揚力が作用した際に
その力を受けるものであるので、十分な強度を有するも
のである。このためこれらの軸受材20.21には、銅
合金、薄鋼板上に黒鉛を含有をした銅系焼結合金層を一
体に被着形成した複層材、あるいは合成樹脂などが使用
され、これらは抵抗板13の上下面に溶接、接着あるい
は埋込み等の方法によって固着される。
、また上部軸受材21は構造物に上揚力が作用した際に
その力を受けるものであるので、十分な強度を有するも
のである。このためこれらの軸受材20.21には、銅
合金、薄鋼板上に黒鉛を含有をした銅系焼結合金層を一
体に被着形成した複層材、あるいは合成樹脂などが使用
され、これらは抵抗板13の上下面に溶接、接着あるい
は埋込み等の方法によって固着される。
軸受材20.21の配置は抵抗板13の形状に沿ってそ
の側縁部に適宜等間隔に存して上下同位置に配されるの
が通常であるが、上下の位置をずらせてもよく、また、
下部軸受材20にあっては抵抗板13の下面の中央に1
又は複数個配することもできる。
の側縁部に適宜等間隔に存して上下同位置に配されるの
が通常であるが、上下の位置をずらせてもよく、また、
下部軸受材20にあっては抵抗板13の下面の中央に1
又は複数個配することもできる。
第2図(a)に下部軸受材20の配置の一悪様を示し、
第2図(b)に上部軸受材21の一態様を示す。
第2図(b)に上部軸受材21の一態様を示す。
25はケーシング1内に充填された粘性体である。該粘
性体25はケーシング1の開口部5の立上げ部分にまで
満たされ、開口部5を覆う可どう性のカバー27によっ
て異物の侵入並びに粘性体の蒸発を防止する。
性体25はケーシング1の開口部5の立上げ部分にまで
満たされ、開口部5を覆う可どう性のカバー27によっ
て異物の侵入並びに粘性体の蒸発を防止する。
しかして、ケーシングl内には抵抗板13の下面と下板
2の上面との対向面、抵抗板13の上面と上板4の下面
との対向面、及びこれらの対向面間に介在する粘性体2
5とで「粘性せん断抵抗発生部」が形成される。
2の上面との対向面、抵抗板13の上面と上板4の下面
との対向面、及びこれらの対向面間に介在する粘性体2
5とで「粘性せん断抵抗発生部」が形成される。
本実施例の免震支持装置は次のように作用する。
常時においては、上部構造Gの荷重は支承体10より抵
抗板13の下面の下部軸受材21を介してケーシング1
の下板2に伝達され、構造物は安定して支持される。
抗板13の下面の下部軸受材21を介してケーシング1
の下板2に伝達され、構造物は安定して支持される。
今、構造物に地震等の急激な外力が作用すると構造物は
強制振動を起こし、この振動変位は支承体10を介して
抵抗板13の動きとなる。抵抗板13は軸受材20.2
1を介してケーシング1の下板2及び上板4−に微小間
隙St、S2を存して対面しているので、抵抗板13の
動きにより両面間に相対運動が生じ、これらの両面間に
介在する粘性体25により粘性せん断抵抗力が生じるこ
とになる。この結果、構造物はこの粘性せん断抵抗力に
よる制動力を受けてその振動を速やかに減衰させること
になる。
強制振動を起こし、この振動変位は支承体10を介して
抵抗板13の動きとなる。抵抗板13は軸受材20.2
1を介してケーシング1の下板2及び上板4−に微小間
隙St、S2を存して対面しているので、抵抗板13の
動きにより両面間に相対運動が生じ、これらの両面間に
介在する粘性体25により粘性せん断抵抗力が生じるこ
とになる。この結果、構造物はこの粘性せん断抵抗力に
よる制動力を受けてその振動を速やかに減衰させること
になる。
構造物の強制振動に付加して上揚力が本装置Hに作用し
たとしても、抵抗板13は上部軸受材20を介してケー
シング1の上板4によりその上方の変位は拘束されてい
るので抵抗板13の浮上りは阻止され、二面間の間隙、
すなわち抵抗板13の上下面と下板2及び上板4の面と
の微小間隙Sl。
たとしても、抵抗板13は上部軸受材20を介してケー
シング1の上板4によりその上方の変位は拘束されてい
るので抵抗板13の浮上りは阻止され、二面間の間隙、
すなわち抵抗板13の上下面と下板2及び上板4の面と
の微小間隙Sl。
S2は該止揚力によって変化せず、二面間の距離の変化
に起因する減衰機能の低下は起こらない。
に起因する減衰機能の低下は起こらない。
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明
の基本的技術思想の範囲内で種々設計変更が可能である
。すなわち、以下の態様は本発明の技術的範囲内に包含
されるものである。
の基本的技術思想の範囲内で種々設計変更が可能である
。すなわち、以下の態様は本発明の技術的範囲内に包含
されるものである。
■ 図示した実施例ではケーシング1を個々独立した下
板2.囲壁3、上板4より組立て構成したが、下板2と
囲壁3とを一体化、もしくは上板4と囲壁3とを一体化
してもよい。
板2.囲壁3、上板4より組立て構成したが、下板2と
囲壁3とを一体化、もしくは上板4と囲壁3とを一体化
してもよい。
■ 図示の実施例では軸受材20.21を抵抗板13の
上下面に固着した態様を採ったが、それらをケーシング
lの下板2及び又は上板4に固着する態様を採ることも
可能であり、本発明の作用、効果に変化はない。
上下面に固着した態様を採ったが、それらをケーシング
lの下板2及び又は上板4に固着する態様を採ることも
可能であり、本発明の作用、効果に変化はない。
第1図ないし第2図は本発明の実施例を示し、第1図は
その一実施例の縦断面図、第2図(a) (b)は抵抗
板への軸受材の取付は配置図である。第3図は従来例の
構造を示す断面図である。
その一実施例の縦断面図、第2図(a) (b)は抵抗
板への軸受材の取付は配置図である。第3図は従来例の
構造を示す断面図である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、上部構造(G)の下面より垂設され、下端に抵抗板
(13)を水平に取り付けた支承体(10)と、実質的
に下板(2)と上板(4)とよりなり、前記抵抗板(1
3)を移動域を存して水平方向に移動自在に収容する基
礎(B)に固定されたケーシング(1)と、 前記ケーシング(1)内に充填された粘性体(25)と
からなり、 前記抵抗板(13)はその上下面に微小間隙を保持する
軸受材(20、21)を介して前記ケーシング(1)の
下板(2)及び上板(4)により上下方向の移動を拘束
され、 前記抵抗板(13)の下面と下板(2)の上面と、前記
抵抗板(13)の上面と上板(4)の下面と、並びにこ
れらの相対向する面の間に介在する粘性体(25)とに
より粘性せん断抵抗発生部を形成してなる、 ことを特徴とする構造物用免震支持装置。 2、軸受材(20、21)は抵抗板(13)に固着され
てなる特許請求の範囲第1項に記載の構造物用免震支持
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15020386A JPS637473A (ja) | 1986-06-26 | 1986-06-26 | 構造物用免震支持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15020386A JPS637473A (ja) | 1986-06-26 | 1986-06-26 | 構造物用免震支持装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS637473A true JPS637473A (ja) | 1988-01-13 |
JPH0415352B2 JPH0415352B2 (ja) | 1992-03-17 |
Family
ID=15491775
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15020386A Granted JPS637473A (ja) | 1986-06-26 | 1986-06-26 | 構造物用免震支持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS637473A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002097817A (ja) * | 2000-09-25 | 2002-04-05 | Kawaguchi Metal Industries Co Ltd | 引き抜き防止機構付きストッパー装置 |
JP2009097299A (ja) * | 2007-10-19 | 2009-05-07 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 上揚力止め装置 |
JP2013213547A (ja) * | 2012-04-03 | 2013-10-17 | Nippon Pillar Packing Co Ltd | 支承装置 |
JP2013217427A (ja) * | 2012-04-06 | 2013-10-24 | Tokkyokiki Corp | 免震装置 |
JP2018096500A (ja) * | 2016-12-15 | 2018-06-21 | 学校法人君が淵学園 | 支承装置及び支承システム |
-
1986
- 1986-06-26 JP JP15020386A patent/JPS637473A/ja active Granted
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002097817A (ja) * | 2000-09-25 | 2002-04-05 | Kawaguchi Metal Industries Co Ltd | 引き抜き防止機構付きストッパー装置 |
JP2009097299A (ja) * | 2007-10-19 | 2009-05-07 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 上揚力止め装置 |
JP2013213547A (ja) * | 2012-04-03 | 2013-10-17 | Nippon Pillar Packing Co Ltd | 支承装置 |
JP2013217427A (ja) * | 2012-04-06 | 2013-10-24 | Tokkyokiki Corp | 免震装置 |
JP2018096500A (ja) * | 2016-12-15 | 2018-06-21 | 学校法人君が淵学園 | 支承装置及び支承システム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0415352B2 (ja) | 1992-03-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3436197B2 (ja) | 制震壁 | |
JPS637473A (ja) | 構造物用免震支持装置 | |
JPS5857581A (ja) | 減衰機能を有する配管支持装置 | |
JPH0439970Y2 (ja) | ||
JP3843174B2 (ja) | 免震構造物 | |
US4875664A (en) | Vibration attenuation | |
US4161237A (en) | Vibration absorber for rotating body | |
JP2001032368A (ja) | 柱梁接合部のエネルギー吸収構造 | |
JPS629045A (ja) | 振動減衰装置 | |
JP3253258B2 (ja) | ブレース用の制振装置 | |
JPS61144480A (ja) | 配管の防振支持装置 | |
JPS63114783A (ja) | 構造物用免震装置 | |
JPH09296626A (ja) | 免震構造系及び該免震構造系における浮上り防止装置 | |
JPS63125780A (ja) | 構造物用免震装置 | |
JPS6014683A (ja) | 配管の防振装置 | |
JPH0448287Y2 (ja) | ||
JP3081686B2 (ja) | 構造物用免震装置 | |
JP2000045561A (ja) | ブレースダンパ | |
JPH065092B2 (ja) | 粘性せん断抵抗を利用した塔状構造物用振動減衰装置 | |
JPS63122872A (ja) | 構造物用免震装置 | |
JPS59179970A (ja) | 免震装置 | |
JPS60168875A (ja) | 免震支持装置 | |
JPH04237707A (ja) | ケーブル制振装置 | |
JPH0353502B2 (ja) | ||
JPS62146368A (ja) | 免震システム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |