JPS6374574A - 多用途ドライバ− - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はねじ、ボルト、ナツト、錐等を回転する工具、
いわゆるドライバーに関し、特に形状又は寸法の異なる
対象に応じて′？！を数１類の形状の先端工具すなわち
ビットを着脱自在に取りつけ可能な多用途ドライバーに
関する。

（従来の技術） 従来のビット交換式多用途ドライバーでは、使用に当た
って、対象物に適合する先端形状を持つビット−個を、
その都度ビット着脱部（ビットを固持しこれに回転力を
伝達する部分）に装着して作業を行うものが多い。

（発明が解決しようとする問題点） このような従来の多用途ドライバーでは、二種類以上の
ビットを使おうとすれば、前記着脱部に装着する一個の
ビットを除く他の交換用ビットは、使用時装着部から取
り外しておかなければならない。この場合、取り外した
ビットは紛失する恐れがあるため保管に気を配る必要が
ある。また使用する時には、保管中のビットの中から希
望の先端形状のものを選んで付は替えるのに手間がかか
り不便である。さらに、このような多用途ドライ／　ｚ
Ｊ＝の持ち運びに当たっては、前記着脱部に装着した一
個のビットのほかに他の交換用ビットも別に携帯しなけ
ればならず不便である。

なお、従来の多用途ドライバーには複数個のヒ゛ットを
同時装着可能なものもあるが、このようなものは、ハン
ドルから使用ビットまでの回転力伝達経路が複雑で各部
の遊び（ガタ）が集積されて遠方のねじを締めたりする
作業が困難なものが多い。

（問題点を解決するための手段） 上述の問題点を解決するため、本発明の多用途ドライバ
ーはビットを支持するビット支持棒と、ビットをこのビ
ット支持棒の両端に着脱自在で力１つ回転力伝達可能に
取りつける手段と、ヒ゛ット支持棒をその両端にビット
を支持した状態で／’％ント″ルに着脱自在でかつ回転
力伝達可能に取りつける手段とを包含することを特徴と
する。

この多用途ドライバーに用いるビットは、一端のみに工
具形状をもつ単頭ビット又は両端に工具形状を持つ双頭
ビットのいずれでもよい。ビット支持棒の両端には、常
時各−個のビットを装着しておくことができるので、前
記双頭ビットを使用したときには四種類の先端形状をｆ
Ｎｉｆｆえたことになる。

前記ビットを前記ビット支持棒に取りつける手段として
は、両者を直接連結してもよいし、また両者の間に適宜
の物体を介在させて間接的に取りつけてもよい。前記ビ
ット支持棒を前記）ｚンドルに取りつける手段としては
両者を直接連結してもよいし、また両者の間に適宜の物
体を介在させて間接的に取りつけてもよい。いずれの場
合も、取りつけた時に抜は落ちることがなく、かつ、回
転力が伝達されるようになっていればよい。

特に、本発明の多用途ドライバーでは、前記ビット支持
棒をその両端にビットを支持した状態で前記ハンドルに
取りつけるために、ビ、ノドが内側に入るような形状の
ハンドルを用いると好都合である。

（発明の作用及び効果） 本発明の多用途ドライバーにおいて、前記双頭ビットを
使用した場合には、双頭ビット及び／又はハンドルをビ
ット支持棒から取り外し、向きを逆にして再び取りつけ
るだけの操作で、四種類まで先端工具形状を変えること
が可能である。本発明によればビット支持棒に常時２本
のビットを装着できるので、双頭ビットを使用した場合
は、実質的に１本のドライバーに異なった工具形状を最
大四種類常時装着しておくことができることになる。従
ってビットの交換、保管、選択等が容易になり作業効率
を高めることができる。

特に四種類の先端工具形状だけを必要とする場合には、
本発明の多用途ドライバーを用いると支持棒に装着され
２個の双頭ビットの他には別に交換用のビットを用意す
る必要はなく、保管の際も便利である。なお頭部にすり
わり又は十字穴を持つねじ、いわゆるマイナスねじ又は
プラスねじに対しては、各々大小二種類の先端形状があ
れば、特大ねじや特車ねじをのぞく常用ねじのほとんど
を操作できる。よって、四種類の先端形状を支持棒に取
りつけたままにしておける機能をもつ本発明の多用途ド
ライバーの効果は実用上極めて大きい。

もとより本発明のドライバーは４種類以上の先端工具形
状に対して用いることも可能であり、その場合は３個以
上のビットを用意してこれ等を交替でビット着脱部に装
着すればよい。

又、本発明によれば、ビット支持棒はハンドルに結合さ
れハンドルによって強固に保持されるので、強い回転力
の伝達と比較的長い支持棒の使用が可能となり、狭い隙
間に挿入して遠方のねじを締めたり等するのにてきした
ドライバーが提供される。

（実施例） 以下、図面を参照しながら本発明の実施例について説明
する。

第１図において、１はドライバーのハンドルであり、そ
の内部には軸方向に延びる細長い穴２による空間が設け
られている。この穴２にはビット支持棒３の端部が装着
されており、さらにこのビット支持棒３の両端には鋼製
のビット４．５が装着されている。支持棒３の両端には
互いに全く同一形状の着脱部６．７が設けられており、
さらにこの着脱部６．７にビット４．５の一部を受は入
れる孔８．９が穿たれている。この孔８．９は互いに全
く同一形状の正方形の角孔であり、この角孔の底には永
久磁石１０．１１１Ｊ＜固着されている。

ビット４．５はいずれも両端部に先端工具形状を持つ双
頭ビットであり、その中央部は角孔８．９に隙間なく嵌
合する正方形の外周面を持つように形成されている。ビ
ット４は大小のプラスねじに適合する先端工具形状を持
ち、一方ビγト５は大小のマイナスねじに適合する先端
工具形状を持っている。これらのビットは一部が角孔８
．９内にあって永久磁石１０．１１の磁力により支持棒
の着脱部６．７に取りつけられている。この場合ビット
中央部の外面と角孔の内面とが嵌合してビットの角孔内
での空回りを防止して支持棒の回転運動を確実にビット
に伝えるようになっている。

さらに永久磁石はビットの脱落を防ぐとともにビット着
脱を容易にしている。

ハンドル１の穴２は、支持棒３の着脱部６又は７とそこ
に装着したビット４又は５の露出部分とを受は入れるの
に十分な長さと径をもっている。

従って、ハンドル１の穴２には、第１図のようにビット
４を取りつけた着脱部６を挿入することも可能であるし
、また支持棒３の向きを第１図とは逆にしてビット５を
取りつけた着脱部７を挿入することも可能である。穴２
の入口に近い部分は切り口の断面が六角形となるように
形成されており、一方支持棒３の着脱部６及び７もこの
六角形状の穴２に隙間なく嵌合する六角形状の外周面を
持っている。これにより穴２内に支持棒６を挿入した場
合も、また他端の着脱部７を挿入した場合も、いずれも
空回りすることなくハンドル１の回転運動を支持棒３に
伝えることができる。また穴２には肩部１３が設けられ
、この肩′Ｂ１３は支持棒３を穴２内に挿入した際、そ
の支持棒端面に当接するストッパとして働く。さらに穴
２の入口に近いハンドルＩの内壁には、ばね１２が固定
されており、このばねは穴２に挿入された着脱８６又は
７を穴の反対側の壁に押しつけ摩擦力にょって支持棒３
がハンドル１から抜は落ちるのを防止する。

第１図には、大きなマイナスねじのねじ回しとして働く
ようにビットを装着した状頓の多用途ドライバーが示さ
れている。この場合、ハンドルに加わる回転力は、穴２
の六角形状の嵌合部を介して支持棒３の上方の着脱部６
に伝わり、さらに支持棒３の下方の着脱部７を介してビ
ット５に伝わる。

小さなマイナスねじを綿める際には、第１図において下
方の双頭ビット５を一旦角孔９がら抜き出し、向きを逆
にして大きなマイナスねじに適合する先り１１；工具形
状をもつ側を角孔９に挿入すればよい。さらにプラスね
じを締めるときには第１図において支持棒３をハンドル
の穴２より一旦取り出し、そのまま向きを逆にして着脱
部７を再びハンドルの穴に挿入すればよい。

第１図に示す例では双頭ビット４．５の先端部は尖らせ
ず、ここにわずかな平坦部を設けておくと、磁石１０．
１１を傷めず、また磁石との吸着力が大きくなり好都合
である。ハンドル１と支持棒３との連結手段及び支持棒
３とビット４．５との連結手段はこの図に示した方式に
限らず他の公知の取りつけ方法を用いてもよい。

第３図の実施例は概ね第１図の実施例と同等であるが、
ビット４．５を支持棒３の着脱部６．７に取りつける手
段としては永久磁石の代わりに着脱部の外側に巻かれた
板ばね２１とこれに押さえられた鋼製小球２２が用いら
れている。これによりビットは着脱部の内壁に押しつけ
られ、鋼製小球２２及び着脱部の内壁とビットとの間の
摩擦力によりビットの脱落が防止される。

第３図の実施例では、支持棒３の両端に設けられた着脱
部６．７の外径及び内径が異なっており寸法の異なるビ
ットを受は入れるようになっている。支持棒３の中央部
付近には着脱部より外径の大きな連結部２３が設けられ
ている。連結部２３は両端の嵌合部２４．２５と中央の
ストッパ２Ｇとからなる。嵌合部の外面は六角形でハン
ドル１の貫通穴２の下方入口付近の内壁と隙間なく嵌合
する構造をしている。ストッパ２６は支持棒をハンドル
の穴に挿入した際ハンドルの人口端面２７と当接して′
、支持棒がそれ以上挿入されないようにする。

ハンドル１の穴２の入口付近の内壁にばね１２が取りつ
けられである。このばね１２は第１図の実施例と同様に
支持棒３がハンドル内に挿入された際、嵌合部の外面に
作用してそれを穴２の反対側の壁に押しつけ支持棒３の
脱落を防止する。

第３図の実施例において小型ビット３の代わりに大型ビ
ット４を使用する場合には、ハンドル１を嵌合８２４よ
り抜き、向きを逆にして反対側の嵌合部２５に取りつけ
ればよい。

上記実施例ではビットとじて双頭ビットを用いているが
、本発明においては必ずしも双頭ビットを用いる必要は
なく、一端のみがねじ頭等に対応する先端工具形状をも
つ単頭ビットを用いることもできる。また本発明のドラ
イバーで３個以上のビットを使用したいときは適宜ビッ
トを着脱して使用すればよい。ビットの先端工具形状と
しては必ずしもプラス型、マイナス型に限らず例えばボ
ックススパナ型のものであってもよく、また穴あけ等に
使う錐状のものであってもよい。

さらに本発明において、ハンドルの握り部より先端工具
までの間の任意の位置に本発明のドライバーの各部の機
能を損なうことなく公知の回転ラチェット機構を組み込
むことも可能である。この場合には握り部の反復回転運
動により先端のビットを特定の方向に回すことができる
。したがって先端工具を一々ねじ頭の溝等からはずす必
要はなくなり、締めつけ及びゆるめの作業を連続的にお
こなうことができる。回転ラチェットはハンドル部、支
持棒、ビット着脱部等いずれの部分に組み込んでもよく
、回転力がラチェットを介して伝達されるようになって
いればよい。

本発明のドライバーにおいては、ビット取りつけ手段及
びハンドル取りつけ手段は、必ずしも角孔、磁石、ばね
等によるものではなく、保持機能と回転力伝達機能の双
方を備えた任意の公知の機構、たとえばテーパ一孔とテ
ーパー軸との組み合わせ、キーとキー溝との組み合わせ
、スプライン、押しねじ等を用いることも可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の多用途ドライバーの第１実施例を示す
縦断面図、第２図は第１図のＡ　−Ａ矢視図、第３図は
本発明の多用途ドライバーの第２実施例を示す縦断面図
である。 １　　ハンドル、２　　穴、３・　支持棒、４．５　　
ビット、６．７−　着脱部、８．９・−孔、１０．１１
−永久磁石、１２　・−ばね、１３　　肩部、２１　　
板ばね、２２・・　鋼製小球、２３　　連結部、２４．
２５−　嵌合部、２６　　ストッパ、２７−　人口端面
。

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. （１）交換可能な複数のビットを有する多用途ドライバ
   ーにおいて、前記ビットを支持するビット支持棒と、ビ
   ットをこのビット支持棒の両端に着脱自在でかつ回転力
   伝達可能に取りつける手段と、前記ビット支持棒をその
   両端にビットを支持した状態でハンドルに着脱自在でか
   つ回転力伝達可能に取りつける手段とを包含することを
   特徴とする多用途ドライバー。
2. （２）前記ハンドル内に空間が設けられ、このハンドル
   の空間内に、前記ビット支持棒の端部に取りつけたビッ
   トの少なくとも一部が収容されるようになったことを特
   徴とする特許請求の範囲第（１）項記載の多用途ドライ
   バー。
3. （３）前記ビット支持棒のビット着脱部外周に前記ハン
   ドルと嵌合する部分を備えたことを特徴とする特許請求
   の範囲第（１）項又は第（２）項記載の多用途ドライバ
   ー。
4. （４）前記ビット支持棒のビット着脱部より中央寄りの
   部分に、ビット及びビット着脱部より大きい径の連結部
   を設け、この連結部に前記ハンドルと嵌合する部分を備
   えたことを特徴とする特許請求の範囲第（１）項又は第
   （２）項記載の多用途ドライバー。
5. （５）前記ビットが両端に種類又は寸法の異なる工具形
   状を有する双頭ビットであることを特徴とする特許請求
   の範囲第（１）項、第（２）項、第（３）項又は第（４
   ）項記載の多用途ドライバー。