JPS6371259A - 留置用カテ−テル - Google Patents

留置用カテ−テル

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JPS6371259A
JPS6371259A JP61213783A JP21378386A JPS6371259A JP S6371259 A JPS6371259 A JP S6371259A JP 61213783 A JP61213783 A JP 61213783A JP 21378386 A JP21378386 A JP 21378386A JP S6371259 A JPS6371259 A JP S6371259A
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JP
Japan
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catheter
polyurethane
hydrophilic
polymer
indwelling
Prior art date
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JP61213783A
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JPH0374111B2 (ja
Inventor
隆司 川端
清 高木
隆一郎 依田
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Zeon Corp
Original Assignee
Nippon Zeon Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、挿入時には硬く腰があり、挿入後、血液中の
水分或いは血液成分により軟化され、血管を傷つけるこ
とのないポリウレタン系高分子材料を用いて作られた血
管内留置カテーテル、好適には高カロリー軸液用血管内
留置カテーテルに関するものである。
従来の技術 従来より血管内留置カテーテルとして軟質のものが使用
されている。その挿入方法は、挿入に先立ってガイドワ
イヤーが挿入され、この後、カテーテルをこのガイドワ
イヤーに挿通して送り込み、ガイドワイヤーを抜去する
。この場合、カテーテルが軟質なため血管内皮を巴つけ
るおそれはない反面、余計な操作が必要であり、かつ、
余分な操作に伴う細菌の侵入の代金も多くあった。
一方、硬質のカテーテルを用いろと、生体への挿入操作
は非常にスムーズとなるが、血管内への挿入時又は、血
管内留1中に、血管内皮を傷つけ、血管炎や血栓発生の
原因になり易いという欠点がある。
発明が解決しようとする問題点 本発明者らは、挿入前には硬く腰があり、生体内へ挿入
後、急速に柔らかくなるカテーテルがあれば前記問題点
は解消することに想到し、鋭意研究の結果、カテーテル
の成形材料であるポリウレタン分子組成を適切に設計す
ることにより親水性を付与したものは、カテーテルを生
体に挿入後、速やかに柔らかとなし得ることを見い出し
、本発明を完成するに到った。
問題点を解決するための手段 本発明に係るカテーテルは、例えば高カロリー輸液用の
血管内留置カテーテルとして用いられ、該カテーテルが
、親水性ポリウレタン系高分子材料を用いて成形された
ことを特徴とするものである。
親水性をポリウレタンに付与する方法としては、(1)
ポリウレタンの合成に際して、プレポリマーとして、ポ
リマー〇″゛ソフトセグメント″として110  (C
H2) n−OH(n=2〜4)などの比較的親水性の
ポリオールを適量用い、また“ハードセグメント”とし
て通常用いられるメチレンジフェニルジイソシアネート
(MDI)又は、4.4’−ジフェニルメタンジイソシ
アナートの代わりに、これより疎水性の低い、前記MD
Iのベンゼン核が水素で飽和された水素化メチレンジフ
ェニルジイソシアネート(HMDI)又は、4.4’−
ジシクロへキサニルメタンジイシシアナートからなるも
のを使用する方法。
(2)通常の疎水性ポリウレタンに、より親水性であり
、かつ、相溶性の高いポリウレタンをポリマーブレンド
する。
り3)通常の疎水性ポリウレタンを、これと相溶性のあ
る部分的に親水性のモノマーて11潤させ、放射線、プ
ラズマ、ラジカル、その他、可能な反応方法等で、これ
を重合させるなどの方法を挙げることができる。
これらの方法で得られたポリマーまたはポリマー組成物
から成形されたカテーテルは、前記分子構造のため、親
水性を有し水と接触して軟化する。
実施例 以下に実施例、比較例を挙げて本発明を具体的に説明す
る。
比較例1,2.3 重版のカテーテルとして、MDI−ポリオール系ポリウ
レタン製(比較例1)、ポリシロキサンm!(比較例2
)、PVCシリコンコート製(比較例3)について、そ
れぞれ軟化性を測定した。測定方法としては、血液に近
い脂溶性の液として20%エタノール/水混合液を用い
、25℃で30分間浸漬し、浸漬前、浸漬後における変
形量50%のときのモジュラスを、引張り速度20門/
分。
25℃、相対湿度60%において測定した。カテーテル
の種類、寸法を第1表に、測定及び=f価結果を第2表
に示す。
以下余白 第  1  表 第2表 第2表から判るように、比較例1は液中に浸漬しても殆
と軟化せず、比較列2も軟化度は変わらないが木来極め
て柔らかなために挿入性が悪い。
また比較例3も殆ど軟化していない。なお、抗血栓性の
評価はウサギ類静脈に2日間埋込み実験を行なって判定
したものである。
実施例 1 ポリウレタンのプレポリマーの゛ソフトセグメント”と
してOH−[−(CH2)a−0−]。−L1を用い、
゛ハートセグメント″として水素化メチレンジフェニル
ジイソシアネートを用い、ブタンジオールを鎖延長剤と
して重縮合反応により重重平均分子量16万のポリウレ
タンエラストマーを得た。
このものを用いて、外径1.90mm、内径1.40■
、断面積1.30mm”のカテーテルを作成した。
実施例 2 ポリウレタンのプレポリマーとして″′ハードセグメン
ト”にメチレンジフェニルジイソシアネートを、“ソフ
トセグメント”として、IO−[−(C2HjO)−(
C3H60) 、、−コ。−〇 (平均分子量2000
、プロピレンオキシド50%)を使用し、ブタンジオー
ルを鎖延長剤として親水性ポリウレタンを重合した。こ
のポリマー含量が50重量%となるように通常の疎水性
ポリウレタンに添加し、ポリマーブレンドを作り、この
ポリマーブレンドから実施例1と同様のサイズのカテー
テルを作成した。
実施例1及び実施例2のカテーテルについて比較例と同
様に軟化性その他について試験した。結果を次の第3表
に示す。
第3表 第3表に示されるように本発明によるカテーテルは優れ
た軟化性を示しかつ、カテーテル挿入性も優れている。
実施例 3 前記実施例1および比較例1のカテーテルについて、さ
らにカテーテルの物性について測定を行なった。測定項
目、試験結果を第4表に示す。
第4表 試験条件 カテーテル強度及びカテーテル硬、(部との接着強度ニ
オ−トゲラフ(定速200開/分、20℃)次にカテー
テル硬さの温度依存性及び水中での時開依存性を実施例
1および比較例1について測定した。測定法は、ケーマ
ン試験器を用い、水中ての捩り試験をtiなった。なお
、水中での時間依存性については水温を体温と同等の3
6,8℃で実施した。結果を、それぞれ第1図及び第2
図に示す。
本発明に係るカテーテルは、第4表から判るように強度
、伸び、カテーテル基部との接着強度等実用性において
も優れた結果を示し、また第1図。
第2図に示されるように、血管内挿入前は硬く、挿入後
は速やかに軟化し、挿入容易性および挿入および留置時
の安全性に優れていることが理解される。
発明の効果 かくして、本発明によって、生体の血管への挿入が容易
であり、生体へ挿入後、軟かく、血管を(■つけること
のない高カロリー輸液川面管内留置に好適なカテーテル
を得ることができ、臨床医療」二極めて有用である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明親水性血管留置用カテーテルおよび比較
例カテーテルの液中硬さの温度依存性を示す図面で、第
2図は同じく液中硬さの時間依存性を示す図面である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)親水性ポリウレタン系高分子材料を用いて成形さ
    れたカテーテルであって、該カテーテルが生体内に挿入
    されることにより挿入部分が軟化することを特徴とする
    留置用カテーテル。
  2. (2)前記親水性ポリウレタン系高分子材料が親水性ポ
    リオールと疎水性の低いジイソシアナートからなるプレ
    ポリマーを用いることを特徴とする特許請求の範囲第(
    1)項記載の留置用カテーテル。
  3. (3)前記親水性ポリウレタン系高分子材料がポリウレ
    タンと、該ポリウレタンに相溶性のある親水性ポリマー
    とのポリマブレンドからなることを特徴とする特許請求
    の範囲第(1)項記載の留置用カテーテル。
  4. (4)前記高分子材料がポリウレタンと親水性ポリマー
    との共重合体からなることを特徴とする特許請求の範囲
    第(1)項記載の留置用カテーテル。
JP61213783A 1986-09-12 1986-09-12 留置用カテ−テル Granted JPS6371259A (ja)

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JPH0374111B2 JPH0374111B2 (ja) 1991-11-25

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03114243U (ja) * 1990-03-08 1991-11-22
WO2007139199A1 (ja) 2006-05-31 2007-12-06 Kaneka Corporation カテーテル用チューブ及びそれからなるカテーテル

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JPH03114243U (ja) * 1990-03-08 1991-11-22
WO2007139199A1 (ja) 2006-05-31 2007-12-06 Kaneka Corporation カテーテル用チューブ及びそれからなるカテーテル
US7998124B2 (en) 2006-05-31 2011-08-16 Kaneka Corporation Catheter tube and catheter comprising the tube

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