JPS6370678A - テレビジヨン信号の構成方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はテレビジョン信号の構成方法に係り、特に現行
テレビジョン方式との両立性を力持して高精細画像の伝
送を行なうに好適なテレビジョン信号の構成方法に関す
る。

〔従来の技術〕

現行テレビジョン方式（例えばＮＴＳＣカラーテレビジ
ョン方式）と両立性（現行のＮＴＳＣカラーテレビジョ
ン受像機でも受信できること）を保持して高精細画像の
伝送が可能なテレビジョン信号の構成方法には、特願昭
５８−０４．４．２３８に記載の方法がある。この方法
では、高精細な画像情報、例えば、輝度信号の高域成分
（４，２ＭＨｚ以上の周波数成分）を周波数シフトによ
り低周波成分に変換し、現行テレビジョン信号に周波数
インタリーブの手法で周波数多重を行ない、テレビジョ
ン信号を構成する。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上記従来技術は、時間周波数ｆ、垂直周波数■。

の２次元周波数領域では、第２図（ａ）に示すような信
号スペクトルを有する。この領域では、現行テレビジョ
ン信号の色信号Ｃは、第２．第４象限に存在する。そこ
で、現行テレビジョン信号では利用されていない第１．
第３象限に高精細な画像情報、例えば、輝度信号の高域
成分Ｙ、をＹ、（信号として多重する。この方法は、静
止画像では時間周波数ｆが零となるため、第２図（ｂ）
に示す信号スペクトルとなり、受信側ではそれぞれの信
号成分を時空間フィルタで分離、抽出することにより高
精細な画像を再生できる。

一方、動画像では、輝度信号ＹＬ９色信号Ｃ９輝度信号
の高域成分Ｙ、は時間周波数成分を持つため、第２図（
ｃ）に示すように、時間方向にスペクトルが拡がってく
る。特に、ＹＨ倍信号、Ｙ、、、、Ｃ信号に較べて時間
周波数成分が高いため、極めてゆっくりした動きでもＹ
Ｈ倍信号ＹＬ信号成分と重なって漏話が発生する。この
漏話が発生すると、受信側ではＹｌ、信号とＹＨ倍信号
の分離が不可能となるため、動画像ではＹＨ倍信号多重
を行なわないなどの手法によって、これら漏話の発生を
防いでいる。すなわち、上記従来技術では、動きのゆっ
くりした動画像に対しても、高精細な画像情報が伝送で
きないといった問題があった。

本発明の目的は、動きのゆっくりした動画像に対しても
Ｙ工、、、Ｙｌ（信号間に漏話の発生がないようにｉ′
１４信号の多重を行なうことで上記問題点を解消するこ
とにある。

〔問題点を解決するための手段〕

上記目的は、動画時においてはＹｌ（信号の時間周波数
成分を低周波に周波数シフトさせたＹＨ倍信号Ｙ　Ｈ信
号として多重に用いることで達成される。

〔作用〕

静止画像においては、従来技術と同様な手法により、第
２図（ｂ）に示したようにＹｏ、信号を多重する。

一方、動画像では、第１図に示すように、副搬送波ｆ８
によりＹ□倍信号振幅変調し、時間周波数を低周波成分
に周波数シフトさせたＹＨ倍信号生成する。このＹｌ（
信号は時間周波数が低いため、これをＹｌ（信号として
多重しても、ＹＬ倍信号の漏話がなく、受信側では静止
画時と同様な時空間フィルタによって分離できる。

受信側で分離したＹ１７信号は、ｆＳの副搬送波で同期
検波の操作により、ＹＨ倍信号らもとのＹ０□信号とし
て復調できる。

以上述べたごとく、動画像においてはＹＭ倍信号かわり
に、周波数シフトにより時間周波数成分ることで、ゆっ
くり動く動画像に対しても、高精細な画像情報の伝送が
可能となる。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を第３図により説明する。本実
施例は送信側の構成である。

輝度信号ＹＬ（帯域４．２ＭＨ７）、色差信号Ｉ、Ｑは
、エンコーダ回路９により、現行テレビジョン信号、例
えばＮＴＳＣ信号を形成する。

一方、高精細情報、例えば、輝度信号の高域成分Ｙ　Ｈ
（４、２Ｍ　Ｈｚ以上）は、時間周波数シフト回ｍｌに
おいて、副搬送波ｆＳ　（ここではｆｇ＝　］、　５　
Ｍ　ＨＺの場合で説明）により周波数シフトされたＹｏ
、信号を生成する。また、動き検出回路６では、高精細
情報などから、時間周波数領域の動き検出を、０〜７　
、５　Ｈｙ、以内、７．５Ｈｚ〜１．５Ｈｚ、１５Ｈｚ
以上の３段階で行なう。選択回路７では、動き検出に従
って、０〜７．５Ｈｚ以内ではＭＨＩ　７．５Ｈｚ〜１
５Ｈ１ではＹＨｌｌ　５Ｈｚ以上では零の信号を選択す
る。そして、水平周波数シフト回路８で、現行テレビジ
ボン信号帯域内に高精細情報の信号スペクトルがおさま
るように周波数シフトを行なう。そして、この周波数シ
フトされた信号Ｙ□は加算器２でＮＴＳＣ信号に加算し
て、両立性のあるテレビジョン信号を構成する。なお、
この加算では、Ｙ、、Ｙ、のいずれの情報が加算された
かを表わすモード情報もあわせて行なう。この場合、モ
ード情報は、水平、あるいは垂直ブランキング期間など
に多重する。

次に、第４図を用いて受信側の実施例を説明する。両立
性を有するテレビジョン信号は分離回路４において、Ｙ
Ｌ、Ｃ１およびＹ□倍信号分離される。ＹＬ、Ｃ信号は
、デコーダ回路１０において、輝度信号ＹＬ、および、
色差信号の例えばＩ。

Ｑ信号に復調される。

一方、■□イは、時間周波数復調回路５において、ｆＳ
の副搬送波で同期検波して時間周波数成分かもとのＹ　
Ｈ信号と同じに復調する。また、動き情報検出回路１１
ではモード情報を検出する。この情報に従って、選択回
路７で、Ｏ〜７．５Ｈｚのモードでは分離回路４の高精
細情報、７．５〜１５　Ｔ−１ｚのモードでは時間周波
数復調回路５の出力信号、１５　Ｈｚ以上のモードでは
零を選択する。

そして、水平周波数復調回路１２で、もとの４　、２　
Ｍ　Ｈｚ以上の高精細信号Ｙ９信号に復調する。

なお、本実施例においては、副搬送波ｆ、３を１５Ｈｚ
にとって説明したが、この場合には、ｆＦＪの位相を例
えばカラーフレーム周期（１５Ｈｙ、）と一致させてお
くことによって、受信側では簡単にｆｇの再生が可能で
ある。

一方、水平周波数シフト回路において、副搬送波の位相
制御を行なわせることにより、等価的に時間周波数シフ
ト回路の機能も併せて実現することも可能であり、この
実施例を第５図に示す。この実施例においては、高精細
情報に対する処理を除けば、前述の実施例と同様なため
、これらに関しては説明を省略する。

送信側においては、高精細情報■。信号は水平周波数シ
フト回路８で４　、２　Ｍ　Ｈｚ、以内に周波数シフト
されるが、この時、副搬送波μ。の位相を、動き検出回
路６の情報に従って、位相制御回路１３で制御したμ。

を用いて行なう。例えば、時間周波数シフトを行なわな
い場合には、μ０にはμ。と同じ位相のものを使用する
。

一方、ｆ９が１５　Ｈｚで時間周波数シフトを行なう場
合には、カラーフレームのうち、例えば第１フイールド
はμ。と同位相、第２フイールドはπ／２、第３フイー
ルドはπ、第４フイールドは３π／２だけ位相差をもつ
ようにμ。を制御することで時間周波数成分が低域変換
されたＹＨ倍信号実現できる。

受信側においても、送信側と同様な関係のμ。

で復調することによって高精細情報が復調される。

〔発明の効果〕

７一 本発明によれば、動画像に対しても高精細な画像信号の
伝送が可能な両立性を有するテレビジョン信号を構成で
きるので、動画像に対する解像度向上に顕著な効果があ
る。

なお、本発明では、高精細情報を時間、垂直２次元周波
数領域の第１．第３象限に多重するテレビジョン信号の
構成方法についての説明を行なったが、一般に、高精細
情報を周波数インタリーブの関係で現行テレビジョン信
号に多重する方法においても、適用可能なことは言うま
でもない。

また、モード情報に関しては、アナログ、あるいはディ
ジタルのいずれの形態でも可能なことも言うまでもない
。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ）および（ｂ）は本発明の原理構成図および
その動作説明のための信号スペクトル図、第２図は従来
技術の説明のための周波信号スペクトル図、第３図〜第
５図はいずれも本発明の実施例の構成図である。 １・・・時間周波数シフト回路、２・・・加算器、＝８
＝ ３・・・伝送路、４・・・分離回路、５・・・時間周波
数復調回路、６・・・動き検出回路、７・・・選択回路
、８・・・水平周波数シフト回路、９・・・エンコーダ
回路、１０・・・デコーダ回路、１１・・・動き情報検
出回路、１２・・・水平周波数復調回路、１３・・・位
相制御回路。 才１目 ｔ（１） 壜力逗ｂＹＩＩ７１渭しｉスペク）ｌしｚｍ ヤ４図 ？、５図 （ｂ）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ビデオ信号を高域成分、低域成分に分割し、上記高域成
   分を周波数シフトにより低周波成分に変換し、高精細情
   報として低域成分に周波数多重するテレビジョン信号の
   構成において、上記高精細情報の時間周波数成分を低周
   波成分に変換する手段を設け、動きに応じて、上記高精
   細情報、あるいは時間周波数成分を低周波成分に変換し
   た高精細情報を適応的に選択して多重することを特徴と
   するテレビジョン信号の構成方法。