JPS6370231A

JPS6370231A - 光伝送路の無瞬断切換方法

Info

Publication number: JPS6370231A
Application number: JP21452386A
Authority: JP
Inventors: Takao Shioda; 塩田　孝夫; Hiromi Hidaka; 日高　啓視; Koichi Takahashi; 浩一高橋; Takeru Fukuda; 福田　長
Original assignee: Fujikura Ltd
Current assignee: Fujikura Ltd
Priority date: 1986-09-11
Filing date: 1986-09-11
Publication date: 1988-03-30

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〈産業上の利用分野〉本発明は、光伝送路の切換時、無瞬断で切り換えること
のできる無瞬断切換方法に関するものである。

〈従来の技術〉光通信において、光フアイバ線路の断線や、ルート変更
工事、更には加入者新設工事等、種々の場合に、光伝送
路を一旦切断して、工事をしなければならないことがよ
くある。

このような場合、光伝送路を完全に遮断して、しかもそ
の工事に長時間を要していたのでは、この間、通信は中
断され、いろいろな不都合が生じる。このため、好まし
くはこれらの工事が無瞬断で行われることが望まれる。

このような要請に答えるものとして、従来、例えば、２
系統の光伝送路の切換部を直交させ、この直交部分に特
殊な反射機能を有する光制御板からなる光スイッチを置
いて、両系統の光伝送路を無瞬断で切り換える方法が提
案されている（特開昭６１−１３２９１８号）〈発明が解決しようとする問題点〉ところが、この方法の場合だと、機械的構造を主体とし
た光スイッチを用いる関係上、大型になり易く、又光制
御板にあっては可動部が必要とされ、構造的にも複雑と
なって、切換部のコンパクト化が望めない等の欠点があ
った。

本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたも
ので、極めて小型のワンチップ形状の分岐・結合型光ス
イッチを用いた光伝送路の無瞬断切換方法を提供せんと
するものである。

く問題点を解決するための手段及びその作用〉か＼る本
発明の特徴とする点は、光伝送路の切換部において、切
換区間の前後に少なくとも２経路の導波路と当該導波路
間の結合・非結合を制御する電極を有する分岐・結合型
光スイッチを設置し、当該各光スイッチの一つの導波路
には本線光伝送路と連通された通常光伝送路を接続し、
通常は各光スイッチ中の２経路の導波路を非結合状態と
する一方、光伝送路の切換時には、前記各光スイッチの
他の導波路間に迂回光伝送路を接続と共に、各光スイッ
チの電極間電圧を変化させることにより、各光スイッチ
中の２経路の導波路を結合状態にして、通常光伝送路を
迂回光伝送路に切り換える光伝送路の無瞬断切換方法に
ある。

つまり、導波路と電極を有するワンチップ状の光スイッ
チの結合・非結合により、光伝送路の切り換えを自在に
行うことができる。

〈実施例〉第１図（Ａ）〜（Ｃ）は本発明の一実施例を示したもの
である。

図において、１，１は２経路の導波路２ａ、２ｂとこの
導波路２ａ、２ｂ間の結合・非結合を制御する制御用電
極３・・・を有する分岐・結合形光スイッチで、光伝送
路の切り換えが必要とされる切換部の前後に予め設置し
ておく。

そして、又これらの光スイッチ１．１の一つの導波路２
ａ、２ａ間には、第第１図（Ａ）に示したように本線光
伝送路Ｌ０と連通された通常光伝送路Ｌ１を接続してお
く。

従って、通常時には、電極３・・・の印加電圧の操作に
より光スイッチ１．１の導波路２ａ、２ｂ間を非結合状
態としておけば、光信号は、例えば図中、上方の本線光
伝送路Ｌ０からこの通常光伝送路Ｌ１を通じて下方の本
線光伝送路Ｌ０へと伝送される。

ところが、この通常光伝送路り、間に故障や支障移転の
必要が生したときには、第１図（Ｂ）に示したように光
スイッチ１．１の他の導波路２ｂ。

２ｂ間に迂回光伝送路Ｌ２を接続する。

そして、次に、光スイッチ１，１の電極３・・・間の印
加電圧を操作して（例えば電圧降下させて）、光スイッ
チ１．１の導波路２ａ、２ｂ間を結合状態にする。これ
により、光信号は、図中、上方の本線光伝送路り。から
この迂回光伝送路Ｌ２を通して下方の本線光伝送路Ｌ０
へと伝送される。

この後、第１図（Ｃ）に示したように通常光伝送路Ｌ１
を取り外す等して、所望の工事や修理等を行えばえばよ
い。

このように本発明では、切換が瞬時に行われ、通信が長
時間に渡って中断されることはない。

本発明で用いられる上記光スイッチ１は、基板材料とし
ては、例えばＬｉＮｂ○、ｌ　、ＱａＡｓ、ＩｎＰ等を
使用し、その導波路２ａ、２ｂの形成にあたっては、特
に限定されないが、例えば、■Ａ　／ｌ　Ｇ　ａ　Ａ　
ｓ　／　Ｇ　ａ　Ａ　ｓ系やｊｎＧａＡｓＰ／ＩｎＰ系
等の化合物半導体、■Ｔｉ拡散拡散ｉ　Ｎ　ｂ　０３、
Ｔｉ拡散ＬｉＴａＯ３、ＺｎＯ等の結晶材料、■イオン
拡散ガラスやパターン拡散石英等のガラス材料、■高分
子材料、■光ファイバ材料等の材料で形成することがで
きる。

この光スイッチとしては、例えば第２図に示したような
太陽電池４を付設した光制御型光スイッチ１′を用いる
こともできる。この場合、太陽電池４と制御用電極３・
・・とはリード線５・・・で接続されているため、太陽
電池４に所定の光線を当てることにより、このスイッチ
１′の結合・非結合を制御することができる。従って、
電源の得にくい場所での使用も簡単に行える。

尚、上記説明では、導波路が２経路の場合であったが、
場合によっては３経路等と増設することも可能である。

〈実験例〉２経路が概略Ｘ形状で近接した損失０．１ｄＢ／　ｃ　
ｍのＴｉ拡散導波路（長さ８０ｍｍ）と制御用電極を有
する分岐・結合型光スイッチ（位相反転型）を作成した
。

この光スイッチでは、電極間電圧が約８ｖで２経路の導
波路間の非結合状態が得られ、この状態から約４■に電
圧を降下させると、２分程度で結合状態が得られた。

この光スイッチを用いて無瞬断の切り換えを行ったとこ
ろ、クロストークは約２５ｄＢで、十分実用に耐え得る
結果が得られた。

〈発明の効果〉以上の説明から明らかなように本発明によれば、切換部
には可動部がなく、信頼性が高く、切換部のコンパクト
化が可能で、しかも切換時の操作も簡単に行える極めて
優れた光伝送路の無瞬断切換方法を提供することができ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図（八）〜（Ｃ）は本発明に係る光伝送路の無瞬断
切換方法の一実施例を示した説明図、第２図は本発明に
用いる光制御型光スイッチの一例を示した概略斜視図で
ある。図中、１．１゛・・・光スイッチ、２ａ、２ｂ・・・導波路、３・・・電極、４・・・太陽電池、Ｌｏ　・・・本線光伝送路、Ｌ、・・・通常光伝送路、Ｌ２　・・・迂回光伝送路、

Claims

【特許請求の範囲】

（１）光伝送路の切換部において、切換区間の前後に少
なくとも２経路の導波路と当該導波路間の結合・非結合
を制御する電極を有する分岐・結合型光スイッチを設置
し、当該各光スイッチの一つの導波路には本線光伝送路
と連通された通常光伝送路を接続し、通常は各光スイッ
チ中の２経路の導波路を非結合状態とする一方、光伝送
路の切換時には、前記各光スイッチの他の導波路間に迂
回光伝送路を接続と共に、各光スイッチの電極間電圧を
変化させることにより、各光スイッチ中の２経路の導波
路を結合状態にして、通常光伝送路を迂回光伝送路に切
り換えることを特徴とする光伝送路の無瞬断切換方法。
（２）前記各光スイッチとして、太陽電池の付設された
光制御型光スイッチを用いることを特徴とする特許請求
の範囲第１項記載の光伝送路の無瞬断切換方法。