JPS636927A - 全二重通信方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は全二重通信方式に関し、特にＣＡＴＶ分配網の
ような広帝域双方向分配網における全二重通信方式に関
するものである。

従来技術 従来、この種の全二重通信方式としては、各ターミナル
に送信及び受信共に、すなわち上り方向及び下り方向共
に夫々個別の周波数を独立に割当て、センタ側において
交換機を設け、信号の復調、回線交換及び変調を行う方
式が用いられている。

かかる従来の方式では、センタにおいて各ターミナルか
らの上り方向信号を復調した後に、呼出し信号に応じて
回線交換を行い、再びこの復調信号を、相手ターミナル
に対して割当てられている下り方向信号周波数に変調し
て送出する必要がある。そのために、変復調装置が各タ
ーミナルに対応して必要となり、ターミナルが増大すれ
ば変復調装置をそれに応じて増大する必要があると共に
回線交換機をも必要とするという欠点がある。

発明の目的 そこで、本発明は上記従来のものの欠点を解決すべくな
されたものであって、その目的とするところは、センタ
側において必要であった変復調装置及び交換機を共に不
要として極めて簡単な構成のセンタ装置とすることが可
能な全二重通信方式を提供することにある。

発明の構成 本発明によれば、上り方向及び下り方向の信号周波数が
夫々独立に割当てられた広帯域双方向伝送路における全
二重通信方式であって、各ターミナルに対して、下り方
向信号周波数帯域中の個別の周波数を、また上り方向信
号周波数帯域中の個別の周波数を夫々割当て、各ターミ
ナルにおける夫々対応する下り方向信号周波数と上り方
向信号周波数とが一定差を有するように設定し、センタ
において、上り方向信号周波数を下り方向信号周波数に
変換する周波数変換器を設けたことを特徴とする金工ｍ
通信方式が得られる。

実施例 以下に図面を用いて本発明の詳細な説明する。

第１図は本発明の実施例の１部ブロック図であり、第２
図は本発明の実施例における周波数配置′例を示す図で
ある。先ず、第２図を参照して上り方向及び下り方向の
信号周波数につき説明する。

上り方向信号周波数帯域ｆと下り方向信号周波数帯域Ｆ
とが夫々独立に設定されており、第１番目のターミナル
（ｉは１〜ｎの整数）に対しては、上り方向信号周波数
帯域ｆの中の１つの周波数ｆ１が割当てられており、ま
た下り方向信号周波数■ 帯１４Ｆの中の１つの周波数Ｆ、が割当てられている。

例えば、第１番目のターミナルに対しては夫々ｆ　及び
Ｆｌの各周波数が、第２番目のターミナルに対しては夫
々ｆ　及びＦ２の各周波数が夫々割当てられているが如
くである。

そして、上り方向信号周波数帯ｊｉｆｆと下り方向信号
周波数帯域Ｆとの差は一定値Ｘとされており、この例で
は下り方向信号周波数ＦがＸだけ高く設定されているも
のとしている。従って、各ターミナルに割当てられてい
る対応信号周波数の関係は、ｆ・＋Ｘ＝Ｆ・となるよう
に設定されいるものとする。

第１図につき説明するに、７，１１はターミナルであり
、各ターミナル７．１１には夫々回線接続装置１６．１
０が対応して設けられている。これ等各回線接続装置６
．１０は伝送路に設けられた分岐器５，９に夫々接続さ
れている。４，８は伝送路内に挿入されている双方向増
幅器であり、３は同軸伝送路を示す。センタ側には周波
数変換器１と信号送受信装置２とが設けられている。

かかる構成において、いまターミナル７の割当て周波数
をｆ７及びＦ７とし、ターミナル１１の割当て周波数を
ｆｌｌ及びＦｌｌとする。ターミナル７からターミナル
１１を呼び出す場合を考えると、ターミナル７からの呼
出しにより、回線接続装置６は被呼出しターミナル１１
に対応した周波数ｆ１１によって呼出し信号を上り方向
信号として送信する。このときターミナル７からの呼出
しであることを示す信号をも同時に送信する。

この信号ｆ１１は上り方向信号となり、分岐器５及び双
方向増幅器４を介してセンタの信号送受信装置２にて受
信される。この受信された信号ｆ１１は周波数変換器１
において、周波数値Ｘだり高められて下り方向信号周波
数Ｆ１１となって再送信されることになる。

この信号Ｆ１１は分配網中のターミナル１１に割当てら
れた周波数であるから、このターミナル１１に対応して
設けられた回線接続装置１０のみがこの周波数信号Ｆ１
１に感応し、ターミナル１１へ送出されるのである。

逆にターミナル１１からターミナル７を呼び出す場合に
は、この呼出し信号は回線接続装置１０により被呼出し
ターミナル７の割当て周波数ｆ７に変調されて上り方向
信号として送信される。

この上り方向信号ｆ７は分岐器９．双方向増幅器８１分
岐器５及び双方向増幅器４を介してセンタの信号送受信
装置２にて受信される。この受信された信号は周波数変
換器１において周波数値Ｘだけ高められて下り方向信号
周波数Ｆ７となって再送信されることになる。

この信号Ｆ７は分配網中のターミナル７に割当てられた
周波数であることから、このターミナル７に対応して設
けられた回線接続装置６のみがこの周波数信号Ｆ７に感
応し、ターミナル７へ伝達されるのである。こうして、
ターミナル７とターミナル１１との間の全二重通信が可
能となる。

尚、上記においては、２つのターミナルについてのみ示
し説明したが、ターミナルは２以上のｎ個の場合に適用
されることは勿論である。また、上り方向と下り方向と
の各信号周波数帯ｌＩｉ！ｆ及びＦの差Ｘは、上記実施
例の如く、Ｘ＝Ｆ・−ｆ。

■ なる関係のみならず、Ｘ＝ｆ、−Ｆ、なる関係であって
も良いことは明らかである。

発明の詳細 な説明した様に、本発明により、センタ側において、各
ターミナルごとに変復調装置を必要とせず、更に高価な
交換機を簡単な周波数変換機に置き変えることが可能と
なる。その結果、広帯域双方向伝送路を使用した安価な
全二重通信方式が可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例の１部ブロック図、第２図は本
発明の実施例における周波数配置例を示す図である。 主要部分の符号の説明 １・・・・・・周波数変換器

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 上り方向及び下り方向の信号周波数が夫々独立に割当て
   られた広帯域双方向伝送路における全二重通信方式であ
   って、各ターミナルに対して、下り方向信号周波数帯域
   中の個別の周波数を、また上り方向信号周波数帯域中の
   個別の周波数を夫々割当て、各ターミナルにおける夫々
   対応する下り方向信号周波数と上り方向信号周波数とが
   一定差を有するように設定し、センタにおいて、上り方
   向信号周波数を下り方向信号周波数に変換する周波数変
   換器を設けたことを特徴とする全二重通信方式。