JPS6367383A - 地上構造物の雪処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は電気施設などの地上構造物を雪害から守ろうと
するものである。

（従来技術及びその問題点） 従来豪雪地帯における電柱或は鉄塔上のトランス或は高
圧線の碍子等の電気施設に付着する雪は電線の切断、電
柱、鉄塔などの倒壊を招く等いろいろな障害が発生して
いる。これらの障害を無くする手段として付着している
雪を手作業で落すとか、電気施設そのものを、付着する
であろう何のような雪の荷重にも耐え得る様に頑丈に設
計するなどの方法が取られている。又トランス等の上に
屋根を作るなど方法を取っている。

然し乍ら手作業による雪落し作業は極めて危険であるば
かりか困難を極め、且つ何回も雪落し作業をしなければ
ならないなどの欠点を有する。

又施設を必要以上に頑丈にすることは経済的でない。

更に屋根を作る方法にあっては、屋根に積もった雪が一
気に落下することが有って他の電気施設を破壊する虞が
有る等の欠点がある。

（問題点を解決するための手段） 本発明は以上のような欠点を解消すべく研究されたもの
で労働力、動力を使用することなく自然の風を利用して
その風圧により常に施設上に降った雪をゆさぶりながら
少量ずつ落下させて、大きい塊の落下による施設の破損
とか危険のないようにし、雪落し作業をする必要のない
ようにすると共に、付着せるであろう雪荷重を計算にい
れない部材の設計で充分強度のある施設を提供できるよ
うにしたものである。

本発明を図示の実施例によって詳記すると、電柱、鉄塔
などの構造物本体１におけるトランス等の保護個所２の
近接せる上方位置には、構造物本体１の適宜個所に固定
した取付体３を介してエアークッション４を設置するが
、このエアークッション４の底部は保護個所２、取付体
３を覆うような大きさに成っていると共に上部表面は円
錐状などのように取付体３の外方に下方に向けて傾斜さ
せてあり、該エアークッション４には風圧により変形自
在で復元力を保持する程度の圧力の気体を充填して成る
ものである。

保護個所２の面積が大きい場合は第２図のようにエアー
クッション４内を予め遮断布５により遮断して多数の独
立室６，６を並設するようにしても良い。

図中７は送排気栓である （作　用、効　果） 本発明は以上の如く具現されるもので、エアークッショ
ン４上に積もった雪はエアークッション上に加わる風圧
と積雪の重さ或は常に変化する風向、風圧によってもた
らされる内部気体の移動によって常にゆさぶられた状態
にあってエアークッション４の表面に付着することなく
少量づつエアークッションの斜面に沿って落下する。従
ってエアークッション上の雪は大きな塊りとなって落下
することなく下方に位置する他の施設を壊すことなく安
全であり、而も風等の外的変化をそのまＮ利用するもの
であるため維持費が安価となる。又風向の如何に拘らず
エアークッションに付着せる雪は揺さぶられながら常に
落下しエアークッション上に大量の雪が積もらない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係わる雪処理装置の説明図、第２図は
エアクッションの他実施例に係わる断面説明図である。 １は構造物本体 ２は保護個所 ３は取付体 ４はエアークッション 第７図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 構造物本体における保護個所の近接せる上方位置に取付
   体を固定し、この取付体には保護個所を覆う大きさのエ
   アークッションを設置し、このエアークッションの上部
   表面は外方に向けて傾斜していると共に風圧により変形
   自在で復元力を保持するような圧力の気体を充填してな
   る地上構造物の雪処理装置。