JPS636703Y2 - - Google Patents

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JPS636703Y2
JPS636703Y2 JP1138081U JP1138081U JPS636703Y2 JP S636703 Y2 JPS636703 Y2 JP S636703Y2 JP 1138081 U JP1138081 U JP 1138081U JP 1138081 U JP1138081 U JP 1138081U JP S636703 Y2 JPS636703 Y2 JP S636703Y2
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JP
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exterior body
ship
air bubbles
transducer
slit
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JP1138081U
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JPS57124776U (ja
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  • Transducers For Ultrasonic Waves (AREA)
  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は船底下に突設される超音波送受波器
の外装装置に係り、特に1又は2以上の超音波送
受波器を船底下で被覆する外装装置の改良に関す
る。
魚群探知等に用いられる水中物体探知装置は、
船底下面に配設された送受波器から所定周波数の
超音波パルスを送出して海底や魚群等からの反響
音を受信し、船内に設けられた表示器上に連続的
に表示することにより、観測者に水中探知情報を
提供するものである。
このような超音波探知装置において、精密な海
底測深や高度の魚量判断を行う場合、分解能を向
上させることが要求される。即ち、分解能は超音
波ビームの指向角を狭くすると向上し、このよう
にビームを設定した場合送受波器の輻射面積が拡
大し、送受波器は大型化する。一方、超音波は気
泡層を通過する際に著しく減衰する性質を持つて
いるので、船底下面を通過する気泡層を避けるた
めに、送受波器は通常船底面から20〜40cm程度水
中に突出させて装備される。
このように船底下面より所定長さ突出する送受
波器が大型化すれば、船体に及ぼす推進抵抗が増
大し、魚群探知機、ソナー、潮流計等の多数の送
受波器が装備される場合、その抵抗は装備個数に
従つて増加することになる。このような走航抵抗
の増加は、船体の速力低下を来し、このため航海
日数の増加、燃料費の負坦増等、経済的な損失を
招来する。また、船底下面に送受波器が突出して
いる場合、特に漁船の場合には操業中にロープ、
漁網等の引掛け事故を起す危険性もある。
そこで、船舶の推進抵抗の軽減、船底突起物の
削減でロープ等の引掛け事故の防止等を図るた
め、船底に突設された1又は2以上の送受波器を
流線形の外装体で被覆する外装装置が提案されて
いる。
この考案は、この外装装置において、外装体の
下面部へ気泡が回流しないようにして送受波器の
機能低下を防止するとともに、推進抵抗をさらに
軽減できる超音波送受波器の外装装置の提供を目
的とする。
この考案は、かかる目的を達成するために、船
底に突設されかつ船底下面の気泡層内に位置する
超音波送受波器を陰蔽する椀状に形成された外装
体と、この外装体の前部及び後部に穿設され外装
体の前方より来る気泡を外装体内に通流させるス
リツトと、これらスリツトの内少なくとも外装体
の前部に形成されたスリツトの下部周縁部に突設
され気泡をこのスリツトに誘導して外装体の下面
部に回流するのを阻止するガイドプレートとを有
することを特徴とするものである。
以下、この考案を図面に示した実施例に基づき
詳細に説明する。
第1図ないし第4図はこの考案の好適な実施例
を示し、第1図は超音波送受波器の外装装置の前
面部分、第2図はその側面部分、第3図はその底
面部分及び第4図は第3図の−線に沿う断面
を示している。図において、船底2の下面に着脱
可能に固定された外装体4は合成樹脂、ゴム板等
で流線形の椀状に形成されており、この外装体4
は船底2の下面部における気泡層内に位置してい
る。この外装体4の前面部及び後面部には、外装
体4の下面部に回流する気泡を外装体4の内部に
導きかつ排出する細長い長方形状のスリツト6,
8が穿設されている。これらスリツト6,8は外
装体4の水平方向に穿設され、気泡の吸入・排出
効率を向上させるために、各スリツト6,8は最
適深さに設定されている。そして、外装体4の前
面部に形成されたスリツト6の下部周縁部には、
外装体4の底面下に回流する気泡を阻止してスリ
ツト6に誘導するガイドプレート10が水平に突
設されている。このガイドプレート10の形状
は、外装体4の半円形の前面部に沿つて三日月形
に形成されている。
このように構成された外装体4の内部には、船
底2に突設された1又は2以上の送受波器が収納
され、この実施例の場合、潮流計、魚群探知機及
びスキヤニングソナーの送受波器12A,12
b,12Cが収納されている。送受波器12A,
12Bは船底2に固定状態で設置され、この送受
波器12A,12Bの送受波面は、外装体4の底
面部に形成された窓部14A,14Bに臨ませら
れ、外装体4の底面に一致している。一方、ソナ
ーの送受波器12Cは船底2に上下動可能に設置
され、この送受波器12Cの下面に位置する外装
体4の底面には送受波器12Cを外装体4の外部
に突出させる突出口14Cが穿設され、この突出
口14Cには第5図に示すように中央に十字形の
切込み16が形成された開閉装置18が嵌入され
ている。
以上のように構成したので、第4図に示すよう
に各種の送受波器12A,12B,12Cは着脱
可能な外装体4で被覆され、しかも外装体4はそ
の底面下に回流する気泡を阻止して外装体4の内
部に通流するように構成されているため、各送受
波器12A,12B,12Cの下面部に回流する
気泡は確実に除去され、気泡による超音波ビーム
の減衰は防止できる。第4図において、Aは船体
の走航方向を示し、Bは気泡の移動方向を示して
いる。
また、各送受波器12A,12B,12Cは流
線形の椀状に形成された外装体4で陰蔽されるの
で船底2の下部における気泡層内に置くことがで
き、その突出長を削減できる結果、外装体4の水
深方向の高さも小さくすることができる。従つ
て、外装体4の断面積の縮少とその形状を流線形
にすることによつて、推進抵抗が大幅に削減で
き、従来生じていた船の速力の低下、このために
招来していた航海日数の増加、燃料費の負坦増等
の不都合を軽減することが可能になる。
また、ソナーの送受波器12Cは観測に際して
第6図に示すように、外装体4の突出口14Cよ
り突出させて使用するものである。そして、第4
図に示すように送受波器12Cを外装体4の内部
に収納した場合、突出口14Cは開閉装置18で
閉じられ、突出口14Cと送受波器12Cの間に
おける間隙で生じる抵抗の低減が図られている。
なお、スリツト8は外装体4の後面部に穿設し
たが、排出する気泡が各送受波器12A,12
B,12Cに機能低下を生じさせない部位であれ
ばいずれの位置に穿設してもよく、例えば外装体
4の側部に形成しても前記実施例と同様の効果が
得られる。
また、外装体4の気泡の流入及びその排出は、
前記スリツト8に加えて外装体4の内部に臨む船
底2に機関冷却水の取入口を臨ませ、この取入口
から気泡を吸入してスリツトからの気泡の排出を
助成すれば、気泡の除去率をさらに向上させるこ
とができる。
また、第7図に示すように、スリツト8及びガ
イドプレート10を一定角度傾斜させれば、気泡
Bを効率よく外装体4の内部に取込むことができ
る。
以上説明したようにこの考案によれば、船底下
面に突出する1又は2以上の超音波送受波器は流
線形でしかも椀状の外装体で被覆され、外装体は
外装体の前方からの気泡を内部に通流させるよう
に構成したので、各超音波送受波器の送受波面へ
の気泡の回流は確実に防止できるとともに、各送
受波器の突出をも削減できるから、外装体の形状
は小さくでき、推進抵抗の抵減も可能になる。さ
らに、外装体は流線形で椀状に形成され、角部が
無いので、ロープや漁網等の引掛け事故をも未然
に防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の超音波送受波器の外装装置
の実施例を示す正面図、第2図はその側面図、第
3図はその底面図、第4図は第3図の−線に
沿う断面図、第5図は開閉装置を示す斜視図、第
6図はソナーの送受波器が突出口より突出した状
態を示す説明図、第7図はこの考案の他の実施例
を示す説明図である。 2……船底、4……外装体、6,8……スリツ
ト、10……ガイドプレート、12A,12B,
12C……超音波送受波器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 船底下面に突設された1又は2以上の超音波送
    受波器を被覆して船体の推進抵抗を減少させるよ
    うに構成された超音波送受波器の外装装置におい
    て、船底に突設されかつ船底下面の気泡層を含む
    空間に設定され前記超音波送受波器を陰蔽する椀
    状に形成された外装体と、この外装体の前部及び
    後部に穿設され外装体の前方から来る気泡を外装
    体内に通流させるスリツトと、これらスリツトの
    内少なくとも外装体の前部に形成されたスリツト
    の下部周縁部に突設され気泡をスリツトに誘導し
    て外装体の下面部に回流する気泡を阻止するガイ
    ドプレートとを有することを特徴とする超音波送
    受波器の外装装置。
JP1138081U 1981-01-29 1981-01-29 Expired JPS636703Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1138081U JPS636703Y2 (ja) 1981-01-29 1981-01-29

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JP1138081U JPS636703Y2 (ja) 1981-01-29 1981-01-29

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Publication Number Publication Date
JPS57124776U JPS57124776U (ja) 1982-08-03
JPS636703Y2 true JPS636703Y2 (ja) 1988-02-25

Family

ID=29809521

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JP1138081U Expired JPS636703Y2 (ja) 1981-01-29 1981-01-29

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