JPS6366372A - 繊維製品洗濯方法 - Google Patents

繊維製品洗濯方法

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JPS6366372A
JPS6366372A JP62222878A JP22287887A JPS6366372A JP S6366372 A JPS6366372 A JP S6366372A JP 62222878 A JP62222878 A JP 62222878A JP 22287887 A JP22287887 A JP 22287887A JP S6366372 A JPS6366372 A JP S6366372A
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washing
textile
washing liquid
ultrasonic
soiled
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アルフレート・メフェルト
クラウス・ニーンディック
ハンス・ニースライン
ペーター・ザントキューラー
アンドレアス・ズュルダック
ヨハン・フリードリッヒ・フェス
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Henkel AG and Co KGaA
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    • D06F35/005Methods for washing, rinsing or spin-drying
    • D06F35/006Methods for washing, rinsing or spin-drying for washing or rinsing only
    • DTEXTILES; PAPER
    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06LDRY-CLEANING, WASHING OR BLEACHING FIBRES, FILAMENTS, THREADS, YARNS, FABRICS, FEATHERS OR MADE-UP FIBROUS GOODS; BLEACHING LEATHER OR FURS
    • D06L1/00Dry-cleaning or washing fibres, filaments, threads, yarns, fabrics, feathers or made-up fibrous goods
    • D06L1/12Dry-cleaning or washing fibres, filaments, threads, yarns, fabrics, feathers or made-up fibrous goods using aqueous solvents
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、洗剤が溶解、乳化および/または懸濁してい
る水性洗濯液中で処理することによって、汚れた繊維製
品を洗濯する新規方法であって、該洗2M液に超音波を
作用させることによって洗濯を向上および/または促進
する方法に関する。
[従来技術] 水性および/または有機洗浄液中で超音波作用下に硬質
表面を清浄することは従来から知られており、工業的規
模で実施されている。この方法を、繊維製品の洗濯およ
びクリーニングに適用することは、長年望まれている。
1950年頃、超音波を用いる洗濯方法の開発が有望な
ものとなった[例えば、ルートヴイッヒ・ベルクマン博
士(D r。
L udwig  B ergmann)、「デア・ウ
ルトラシャル・ラント・ザイネ・アンヴエンドウング・
イン・ヴイッセンシャフト・ラント・テヒニク(Der
 Ultraschall  und  5eine 
 Anwendung  in  Wissensch
aft  unt  Technik月、第6版、ニス
・ヒルツエル(S、 Hirzel)出版、シュトウッ
トガルト、1954年、788頁およびその引用文献、
とりわけシリング(S chilling)ら、ジャー
ナル・オブ・アコースティック・ソサエティ・オブ・ア
メリカ(J 、 acoust、 Amer、 )、第
21巻、1949年、39頁−ソニック・ラウンダリン
グ(SonicL aundering)参照]。この
最後の文献によると、例えば煤でひどく汚れた白色綿布
を超音波処理を伴って洗濯すると、従来の方法で水を5
0回換えて1〜6時間洗濯した場合と同じくらいに、水
を5回換えて1時間で強度損失無く奇麗になった。
その後、超音波を硬質表面の清浄に工業的に適用するこ
とは顕著になったが、超音波洗濯には発展が見られてい
なかった。おそらく、経験的に非実用的であると見なさ
れているからであろう。洗濯液中の繊維製品は、超音波
エネルギーの浴への導入を非常に急速に遮断するので、
超音波の作用による洗浄力の向上を達成することはこれ
まで非常に困難であった。陰影による、および/または
再汚染による問題は、未だ解決されていない。これは、
主に、繊維製品は柔軟性を有しており、工業的清浄に用
いられる汚れた固体材料またはその部品の硬質表面と比
較できないからである。同様に、工業的清浄において、
洗浄液に超音波を作用させても弾性材料(例えばガスマ
スクのゴム部品)の清浄を向上し難いことがわかった。
当分野の研究における最ら新しい提案は、室温において
奇麗な水(微分散空気を含む。)の中で繊維製品を超音
波処理して洗濯することに基づく。
しかし、通常の汚れのついた繊維製品試料に対するこの
方法の試験においては、超音波処理を数時間行っても顕
著な清浄効果は現れなかった。
[発明の構成] 本発明は、後述するように、とりわけ陰影問題の解決法
の提案に関する。本発明の開示は、固体造形物の硬質表
面の清浄と柔軟な繊維製品の清浄との間には基本的な差
は実際には無いという驚くべき発見に基づく。本発明に
おいては、超音波処理による洗浄力強化作用に関しては
、最も柔軟な織物材料(例えば未精製純毛)でも、「I
i!IT質表面」と県なし得る〜本発明は、wi、Mt
i!i!J品の洗濯における超音波作用の阻害または制
限に関する重要な因子は、微分散残留空気(予備浸漬し
た繊維製品であってらその繊維微細構造中に存在し、そ
こにとどまり易い。)であるという発見に基づく。
液体または固体媒質中を伝わる音波は、液体/気体また
は固体/気体1目界而において遮断されることが知られ
ている。従って、微分散残留空気によって覆われた浸漬
繊維製品は、超音波の作用にに対ずろ強力な絶縁物であ
る。洗濯液中の充分な超音波の伝導が妨げられるだけで
なく、繊維製品の汚れた部分の微細構造における超音波
の作用による洗浄の促進ら有効に行なわれない。その結
果、超音波処理によって一層の繊維製品でさえ有効に洗
濯することができない。この状況は、以下に記載する本
発明の方法によって根本的に改善される。
本発明は、洗剤が溶解、乳化および/または懸濁した水
性洗濯液中で、該洗濯液に超音波を作用さ仕ながら、汚
れた繊?[1製品を処理することによる、繊維製品の洗
濯方法に関する。この新規方法は、汚れた繊維製品をI
り層性の高い水性液で処理して、汚れた部分を含む繊維
製品の繊維微細構造を浸透湿潤さU゛、微分散残留空気
を排除すること、および/または、次いで、水性洗濯液
に浸漬した繊維製品を、繊維製品の汚れた部分が、少な
くとも充分に湿潤および脱気した状態で、超音波の有効
域に少なくとも数秒間存在するように超音波処理に付す
ことを含んで成る。
従って、本発明の方法において重要なことは、@椎微細
構造中に存在する残留空気の排除である。
この場合の困難な点は、通例、多数の繊維が互いにしっ
かりと組み合わさり、または束になって、フィラメント
を形成していることであり、このように束になっている
故に、とりわけフィラメントの内部から残留空気を逃が
すことが非常に困難である。このような困難にもかかわ
らず、液体によって繊維をその微細構造まで充分に湿潤
さ什、繊維製品中の空気の入った微細な孔の体積を少な
くとも実質的に低下しなければならない。
多くの界面活性剤、乳化剤および/または洗浄力強化剤
型の有効な洗浄活性湿潤剤が、織物または洗剤化学にお
いて人手可能であり、前記問題を部分的に解決するのに
使用し得る。当業各は、現在人手し得る広範な適当な湿
潤剤から、簡単な予備試験によって、洗濯の他の条件に
応じた適当な剤を容易に決定し得る。これに関連して、
更に、本発明の開示の基礎となる以下の知見が重要であ
る: 今日通例適用される工業的な周波数の超音波は、繊維製
品からの微分散残留空気の除去の促進を示す必要は全く
、またはあまり無い。水性液に溶解、または非常に微細
に分散した気体成分は、超音波の作用下に集まり、比較
的大きな微細気泡を形成することが知られているが、こ
れらの微気泡は、その大きさに応じて、音波の波動アン
チノードまたはノードにおいて安定化される。これらか
超音波の作用下に集まり、より大きい気泡を形成し、密
度の違いにより超音波処理液から上方に逃げるのは、特
殊な場合に過ぎない。洗浄液中の微分散微細気泡に対す
る超音波の安定化作用は、浸漬繊維製品の存在によって
明らかに高まる。浸漬繊維製品が超音波処理工程中に存
在する場合、しばしば繊維製品網内に微細気泡の形成を
検出することが可能であり、所望の相分離を導く他の手
段がなければ、その泡は、超音波を作用させ続ける限り
繊維製品から離れない。従って、洗濯する浸漬繊維製品
に超音波を長時間、とりわけ連続的に作用させると、洗
濯は向上するよりもむしろ阻害され得る。このことは、
これまで超音波作用による洗濯の改良がなされなかった
一因であると考えられろ。
本発明において要求される微分散残留空気の排除は、既
知の湿潤工程の作用を適当に組み合わせて選択すること
によって、すなわち、超音波洗濯工程の時間を限定する
ことによって達成される。
超音波の作用は湿潤工程に影響し得るが、それを必ずし
も促進しない。湿潤した汚れ粒子は、超音波作用下にお
いて、殆ど直ちに明らかに繊維から離れる。しかし、超
音波による洗濯効果を更に得るためには、湿潤液は、更
に繊維束の微細構造中に浸透しなければならず、その中
に存在する微分散空気を排除しなければならない。超音
波によって分離した気泡が付着して、所望の脱気作用を
阻害することがある。これを解決する本発明の方法の手
段を以下に記載する。
この開運に対する本発明による技術的解決は、従来の湿
潤における作用と、超音波の適用による表面清浄におけ
る作用(とりわけ、超音波によるキャビテーション)と
を適当に組み合わせることにある。湿潤および超音波処
理を様々に組み合わせることによって、所望の結果を得
ることができる。以下に主な四つの例を挙げて、本発明
の詳細な説明する: 第1の態様においては、洗濯する繊維製品を、通常の方
法でまず充分に湿潤させる。すなわち、微分散残留空気
をできるだけ多く排除し、好ましくは表面活性洗剤を含
有する液体で置換する。この状態が所望の程度まで達成
された場合にのみ、繊維製品を浸漬した洗濯液に超音波
を作用させろ。
本発明の他の態様においては、汚れた繊w、製品を、洗
濯液に浸漬した直後に、または短時間の湿潤の後に、超
音波による予備洗濯に付すことによって、湿潤工程を促
進し得る。短時間予備湿潤した汚れ粒子は、超音波によ
る予備洗濯において分離し得る。このことにより、次い
で、繊維微細構造内部の充分な湿潤が促進される。この
ようにして繊維製品内部まで微分散残留空気を少なくと
も実質的に大部分排除して充分に湿潤した後、洗濯液に
超音波を作用さけて最終洗濯サイクルを行う。
この態様に関連して、洗濯工程において、湿潤および超
音波処理を連続して数回繰り返してよく、所望により、
繊維製品の入った洗濯液にパルス様に超音波を作用させ
るように改良してもよい。
また、洗濯液中に超音波作用域と超音波非作用域とを設
けることによ;ても、湿潤および超音波処理を交互に行
う原理を応用することができる。
すなわち、洗濯液に連続的に超音波を作用させる場合で
も、洗濯する繊維製品を連続的にまたは非連続的に洗濯
液中の異なる域に動かすことによって、超音波非作用下
の湿潤と、湿潤した汚れ粒子のキャビテーションによる
除去(knoking  off)とを交互に行うこと
ができる。
本発明の方法の好ましい一態様においては、前記の知見
とは無関係に、洗濯液を充分に脱気するための手段が講
じられる。これに関連して以下のような種々の要素を考
慮しなければならない。洗濯工程に新しく導入した液に
は空気が溶解しており、この空気は、超音波作用下に、
最初に既知のように集まって、肉眼で見える微細な泡を
形成する。これらの泡は、次いで超音波場において安定
化され、固定する。湿潤工程によって織物繊維から遊離
した気泡にも同じことが起こるが、この気泡は、次いで
、超音波の作用下に非微細状に分布して繊維製品にしっ
かりと付着する。
本発明の好ましい態様においては、洗浄液中の繊維製品
のメカニクスに由来する不安定な平衡状態を妨害し、微
細な気泡が集まって比較的大きい気泡を形成し、最終的
に密度の違いによって相分離が起こるようにすることに
よって、前記のような種々の脱気問題は解決される。洗
浄液中の適当な繊維製品メカニクスに加えて、超音波を
用いない処理を少なくとも中間的に、要すれば繰り返し
て行うことが本発明において重要である。洗浄液中の適
当な繊維製品メカニクスによって、既知の方法で所望の
湿潤工程を行うことができるということも、本発明の好
ましい方法の利点である。
本発明において、洗濯液中で繊維製品を循環することは
非常に重要である。好ましい−g様においては、洗濯液
中の繊維製品の撹拌循環によって、近くの繊維製品また
は繊維製品部分が確実に連続的に接触するように、繊維
製品の大きさおよび循環方法を調節する。繊維製品を穏
やかに循環させるには、実質的に液相に浸漬し、洗濯液
中で撹拌循環(個々の繊維製品部分は、比較的低い平均
循環速度を越えない速度で循環する。)を行えば充分で
ある。本発明の方法において、洗濯液中で繊維製品を急
速に激しく循環するとすると、空気が洗濯液に導入され
て望ましくないという問題が更に悪化し得、このことは
、洗濯液を実質的に完全。
に脱気するという本発明の目的に反する。従って、とが
好ましく、この循環は、連続的に行っても、循環と停止
とを交互に行ってもよい。洗濯液中における繊維製品循
環の平均速度の有用な最大値は、例えば約0 、5 m
7秒であるが、好ましくはより低く、例えば0.4m/
秒まで、または0 、2 m7秒までである。
洗濯液中での繊維製品の循環は、機械的に動く装置によ
って、または洗濯液をポンプ循環することによって既知
の方法で行ってよい。本発明の好ましい一態様において
は、これらの方法を組み合わせて、洗濯液中の繊維製品
の撹拌循環を確実に行い、近くの繊維製品部分を連続的
に接触させる。
このようにして、フィラメント内部から空気を排除し、
気泡(湿潤工程中に繊維製品固体/液体相界面において
生成する。)を分離して集めることによって、液体によ
るla!製品の直接湿潤(およびそれ故、繊維製品のそ
の部分への超音波の到達)を促進することができろ。更
に、このことにより、以下に記載する本発明の開示の池
の重要を罪it本t1佃准オスごシhくア1ス−全くま
たは短時間しか湿潤していない繊維製品の場合、該繊維
製品に付着している微分散残留空気の陰影作用は非常に
大きく、例えば洗濯器のドラム壁に存在する超音波発生
器の有効域は非常に限定される。本発明の好ましい態様
として、複数の音響パイブレーク−を壁にできるだけ広
範に配置したドラムを使用してし、例えば家庭用洗濯器
において、ドラム内に浸漬し、比較的大きいドラム体積
を占める繊維製品の束または塊を超音波作用に付す場合
、超音波が伝わるのはドラム体積の比較的限定された域
に過ぎないと考えられる。以下に記載するように、シー
ト状の繊維製品の洗濯には、他の条件が有利である。
従って、繊維製品の汚れた部分すべてが、少な分にあり
、超音波の所望の効果が充分に得られるまでそこにとど
まることができるように、ドラム内で繊維製品を循環さ
せることが本発明において重要であり得る。本発明の方
法は、この条件を満足することができる。
ここで非常に有利な点は、繊維製品(とりわけ繊維製品
の汚れた部分)を充分に湿潤させておくと、キャビテー
ション力の作用下に、汚れの除去かはとんと自然に起こ
るということであり、本発明はこの発見にし基づいてい
る。汚れた繊維製品を超音波処理ドラムに入れると、そ
の繊維製品の湿潤度に応じて、その顔料汚れの自然な除
去を見ることができる。顔料汚れは繊維製品から直接分
離して、洗濯液に溶は込む。繊維製品の洗濯後の清潔度
は、湿潤の度合に相関しており、それ故、その繊維の性
質にも相関し得る。密な合成繊維(例えばポリエステル
繊維)またはその繊維製品は、充分に予備湿潤を行わな
くても、湿潤性の高い超音波処理洗濯液中で、秒オーダ
ーの短時間、例えば10〜30秒間で、微細溝造の中ま
で清浄され得る。より複雑な繊維微細構造を有する(と
りわけ孔および毛細管の存在を特徴とする)繊維製品の
洗濯は、全く異なった条件下に行う。このような繊W、
製品は、天然繊維、とりわけ精製または未精製状態の植
物性の繊維から製造されている。このような繊維製品は
、とりわけ綿またはリネン、主に天然(とりわけ植物性
の)繊維から成る混紡であり、実際に洗濯されることが
多い。このような材料を顕微鏡で観察すると、超音波を
用いる洗濯において問題が生じることがわかる。各繊維
、とりわけフィラメント中の繊維束は、通例空気の入っ
ている微細な孔を多数有する。汚れていない繊維製品に
対しても、充分な湿潤(超音波処理を行うために不可欠
である。)を行うには、有効な湿潤剤を選択することが
必要である。このような湿潤問題は、繊維製品の汚れた
部分においては、特に親脂性汚れ(例えば脂肪および/
または油)が繊維を覆っているような場合にはより重大
である。
従って、標準的な顔料および/または脂肪で汚れた天然
繊維製品(例えば精製もしくは未精製綿)または綿/ポ
リエステル系の混紡を超音波洗濯に付す場合には、充分
に予備湿潤を行っておかなければ、超音波処理洗濯液に
入れても、洗浄効果は、あるとしてもほとんど無い。汚
れた繊維製品の湿上柵乍ピr:11゛プ名圧は兎nス一
方小t?月41 −A−hゎち分散残留空気の排除を行
うと、超音波処理洗濯液中で顔料汚れがほとんど自然に
秒のオーダーで除去され、10〜60秒間またはそれよ
り短時間で充分な清浄結果が得られる。本発明において
は、従来の洗濯においては特殊な場合にしか達成されな
かったほど奇麗に繊維製品を洗濯することができる。
上記要求に基づいて行うには、その最も広い意味におい
て、繊維製品の汚れた部分を、少なくとも充分に湿潤し
、脱気した状態で、超音波の有効域に少なくとも数秒間
とどめることが必要である。
良好な洗濯結果を得るためには、繊維製品の汚れた部分
が超音波発生器の近域にとどまる平均滞留時間は、10
分間を越えず、好ましくは約5分間までである。充分湿
潤した(すなわち深部まで脱気した)繊維製品は、超音
波発生器の近域の平均滞留時間が(汚れた部分に対して
)約2〜200秒間、好ましくは約3〜120秒間であ
れば充分であることがわかっている。本発明においては
、超音波発生器の近域と有効域とは定義が異なる。超音
波発生器の近域とは、音源または音発生壁部から約40
cmまで、好ましくは約25cmまで、より好ましくは
約15cmまでの距離の域であると理解される。本発明
において、この「近域」とは、特に好ましくは、音源か
ら約10cmまで、とりわけ約7cmまでの距離の域で
ある。
一方、洗濯工程における超音波発生器の有効域は、一定
の値ではなく、残留空気の付着した繊維製品による陰影
作用によって決まる。充分に予備湿潤を行って、少なく
とも実質的な量の残留空気を排除しておかなければ、有
効域(同様に音源からの距離として表す。)は非常に小
さいものになってしまう。有効域の絶対値は、前記近域
の値よりも明らかにわずかに低いものであり得る。繊維
製品の微細構造が多(脱気されているほど、有効域はそ
の範囲内で大きくなり、繊維製品が充分に湿潤し、脱気
していれば、有効域は近域とほとんど同じになり得る。
洗濯結果に影響するすべてのパラメータを考慮して、本
発明の範囲内において、種々の方法で有効な洗濯を行う
ことができる。すなわち、洗濯液を連続的な超音波処理
に付すことができるが、好ましくは超音波処理および非
超音波処理を交互に行い、超音波非処理下においても洗
濯液中で繊維製品を確実に連続的に循環させる。また、
超音波処理を行わずに充分に予備湿潤するか、または繊
維製品外表面の汚れた部分にのみ超音波を短時間作用さ
せることも可能である。好ましくは短時間の超音波処理
と非超音波処理とを交互に行ってもよく、この場合、非
超音波処理の時間は、超音波処理の時間と同じでも、そ
れより短くてら、または長くてもよい。好ましい一態様
において、非超音波処理時間は、少なくとも超音波処理
時間に等しい長さである。超音波処理時間は、約15分
間まで、好ましくは約0.25〜lO分間、最も好まし
くは約0.5〜5分間である。しかし、繊維製品が洗濯
液中を連続的に好ましく循環する場合には、超音波処理
時間を非常に短時間(1〜2分間を越えない、例えば1
0〜60秒間)にすることも可能である。汚れた部分が
超音波発生器の有効域に滞留する時間は、秒のオーダー
で測定するが、充分な湿潤による明らかな洗浄力向上を
もたらすのに、滞留時間が1秒以下でも充分である場合
もある。
脱気を促進するために、少なくとも実質的にまたはまっ
たく発泡しない湿潤または界面活性剤含有洗濯液を使用
することが望ましい。しかし、本発明によると、超音波
処理を行わない洗濯工程における従来の循環方法と比較
して、実質的に発泡の起きにくい条件を採用することら
可能であるので、根本的に従来の洗濯においては激しい
発泡が必至であった界面活性剤、乳化剤および/または
洗浄力強化剤を洗濯液中に使用することも可能である。
本発明においては、前記のような広範な洗剤から有効な
湿潤剤を選択することができる。所望により、繊維製品
の洗濯の分野において既知である抑泡剤によって発泡を
抑制または軽減することができる。
湿潤添加剤、とりわけ洗浄活性界面活性剤、乳化剤およ
び/または洗浄力強化剤を含んで成る群から選択されろ
湿潤添加剤を、少なくとも約0,42g/g、好ましく
は少なくとも約0.5g/l!含有する洗濯液を使用す
ることが好ましい。このような湿潤剤の、洗濯液中にお
ける含量は、通例的0゜3〜5g/12、好ましくは約
0.3〜2g/Qである。
所望により、湿潤液は、従来の洗濯の分野においてよく
知られ、関連文献に記載されている強化剤、とりわけ洗
剤ビルダーおよび/または可溶性電解質塩を更に含有し
得る。
湿潤工程および超音波作用下における洗濯工程において
は、異なる処理溶液を使用し得るが、本発明の好ましい
態様においては、同じ洗濯液を用いて湿潤および超音波
洗濯を行う。充分な予備湿潤を行うには、湿潤剤の種類
および量、洗濯温度などのようなパラメータを調節する
。非常に有効な洗浄活性湿潤剤は、前記のような既知の
種類の多くのイオン性、とりわけアニオン性、ノニオン
性または双性イオン性洗剤成分を含んで成る群から選択
される。当業者は、洗剤化学において通例行なわれる標
準的な所定の湿潤試験を行うことによって、有用な湿潤
性および洗浄活性の高い系を選択することができる。種
々の化学組成および起源の天然および/または合成繊維
製品の湿潤については、詳細には以下の文献に記載され
ている:「エンチクローペディー・デア・テヒニッシェ
ン拳ヘミ−(E nzyklopaedie  der
  technischenChemie)J、第4版
、第24巻、ヴ7”/シュミツチル(Waschmit
tel)、とりわけ、制量−2、[テオリー・デス・ヴ
アッシュプロツェセス(Theoriedes  Wa
schprozesses)J、前掲書、第68頁以下
および制量3.1[テンシト(Tenside)Jおよ
び3゜2「ビルダー(B u i Ider)J、前掲
書、81〜96頁。
実質的に中性ないしアルカリ性のpHを有する水性洗濯
液が、本発明の方法において使用するのに好ましい。適
当なp)(値は、約6.5〜12、とりわけ約7.5〜
11である。適当なアルカリ性条件をととのえるには、
通例使用するアルカリ性化添加剤、例えば可溶性ケイ酸
ナトリウム(とりわけ水ガラス)、塩基性洗浄活性塩(
とりわけトリポリリン酸ナトリウム)、および無リンア
ルカリ性添加剤(例えばソーダ、水酸化ナトリウム、ア
ンモニア)または水溶性有機塩基(例えばトリエタノー
ルアミン)を用いることができる。従来の洗濯において
知られている助剤、とりわけビルダー、例えば微粉化非
水溶性結晶ゼオライト(とりわけゼオライトNaA)お
よび/または可溶性アルカリ上類複合体を形成する可溶
性ビルダー塩を使用し得る。微分散空気を排除すること
による繊維微細構造の所望の急速な湿潤は、前記のよう
な助剤を併用して水の硬度を低下するか、または脱イオ
ン水を用いることによって確実に顕著に促進されること
がわかった。この点で、可溶性電解質塩、例えば硫酸ナ
トリウムを併用することも効果的であり得る。すなわち
、そのような可溶性電解質塩を洗濯液に適量加えること
によって、その洗濯液の湿潤作用を顕著に高めることが
できる。例えば硫酸ナトリウムを、洗濯液に対して2〜
20g/l1とりわけ3〜10g/Q添加することが適
当である。
超音波処理時の洗濯液の温度は、約95℃までであって
よいが、好ましくはその温度よりも低く、通例約75℃
を越えない。約15〜75℃の温度が特に適当であり、
約20〜50℃、とりわけ約25〜40℃の温度におい
て、洗濯を最も良好に行うことができるとわかっている
。湿潤系および湿潤条件を互いに調節すると、温度が室
温よりも低くても(例えば0℃の水浴中でも)、超音波
処理を短時間行うだけで、優れた洗濯結果が得られるこ
とは興味深い。従って、従来の洗濯による知識が、とり
わけ湿潤工程に関する限り本発明の方法に必須であると
しても、前記のような本発明の条件は、従来の洗濯の条
件に直接的に匹敵するものでないことは明らかである。
本発明の洗濯方法を行う重要な態様は、充分に湿潤した
繊維製品から、超音波の作用によって、低温においても
汚れを素早く落とすことであるが、本発明は、この態様
に限定されるものではない。
本発明は、適当な湿潤剤または湿潤剤系および/または
湿潤処理条件を選択して微分散残留空気を排除すること
によって、比較的短時間で充分に湿潤できることにも基
づいている。その後、超音波処理(すなわち繊維製品の
洗濯)を、低温において、例えば室温に近い温度または
室温よりもわずかに高い温度で行う。全体として、本発
明は、従来無かったような、繊維製品の効果的な洗濯方
法を提供する。従来では高温で洗濯しなければならなか
った繊維製品を本発明に従って洗濯すると、低温でも非
常に良好な結果が得られる。そのような繊維製品の一例
は、綿を含む繊維製品である。同時にまたは代わりに、
本発明においては、有効な洗濯に要する時間を、従来の
方法において要した時間よりも短縮し得る。
本発明の好ましい態様においては、従来では煮沸しなけ
ればならなかった繊維製品でも、例えば約30℃、35
°Cまたは40℃までの温度で有効に洗濯することがで
きる。用いる洗濯液の種類および湿潤作用に応じて、洗
濯工程の全時間は、通例の範囲、すなわち例えば約90
分間まで、好ましくは約60分間までであってよい。し
かし、湿潤および超音波処理を含めた全洗濯工程時間を
短縮することが特に好ましい。
すなわち、本発明の方法による洗濯は、全部で45分間
まで、とりわけ約30分間までで有効に行い得る。洗濯
する繊維製品の種類および使用する洗濯液に応じて、例
えば全部で3〜30分間、好ましくは5〜25分間、よ
り好ましくは5〜20分間で効果的な洗濯を行うことが
できる。繊維製品の超音波処理が占める時間は短く、洗
濯時間の大部分は、本発明に必要な充分な湿潤のために
費やされる。前記のように、本発明においては、主に温
度とは無関係に、例えば室温ないし約40℃、とりわけ
約20〜35℃のような低温でも洗濯時間を短縮すると
かでき、しかも、従来では高温で長時間洗濯した場合に
しか得られなかったような良好な洗濯結果が得られる。
本発明の方法を、非連続的に、例えば家庭用洗濯機中で
行う場合、通例、繊維製品乾燥重量と水性洗濯液重量と
の浴比は、約1:4〜1:50、好ましくは約l:5〜
l:30、より好ましくは約l:8〜1:15である。
本発明の方法の実際の適用に関しては、湿潤した繊維製
品が実際には乾燥すること無く完全にまたは部分的に液
体から出ても、排除した微分散残留空気が、すぐには逆
戻りしないことが重要である。従って、充分に湿潤した
繊維製品を洗濯液に連続的にまたは非連続的に繰り返し
導入する限り、比較的限られた量の水性洗濯液を有効に
使用し得る。
本発明の方法の超音波処理工程における周波数範囲は、
清浄工程において今日すでに用いられている範囲であっ
てよい。特に好ましい超音波周波数は、約100kHz
までであり、下限値は、通例的16kHzである。従っ
て、約20〜60kHzの範囲の周波数を用いることが
特に適当である。この範囲内で超音波周波数が低いほど
、洗浄力強化キャビテーションの傾向が高まる。
超音波処理洗濯液に対する仕事率は、好ましくは約25
W/Qまで、より好ましくは約15W/Qまでであり、
約5〜IOW/σの範囲が特に好ましい。超音波清浄に
おいて今日用いられている技術的要素は、前記のデータ
に匹敵しているので、この範囲で超音波清浄を繊維製品
の洗濯に直接に応用し得る。しかし、基本的には、より
高い仕事率を用い、および/または前記周波数を近年研
究に広範に用いられたように高くしても悪くはない(エ
ル・ベルクマン博士(Dr、L、Bergmann)、
前掲書参照)。
本発明の方法において、従来の洗濯において既知の酵素
および/または漂白洗濯または洗浄助剤を併用すること
も可能である。超音波を用いない従来の方法とは異なる
本発明の条件において、超音波を作用させても、通常の
着色汚れの漂白は少なくとも妨害されないことがわかっ
た。
従って、本発明の開示は、漂白剤の添加によって望まし
くない着色汚れを除去するための繊維製品洗濯方法を含
んで成る。この分野は、とりわけ、酸化漂白、好ましく
は過酸化物漂白の分野であり、通例いわゆる漂白活性剤
を併用する。漂白活性剤は、通例、洗剤と組み合わせら
れたアシル化剤であり、洗濯液中(好ましくはpH9〜
12)で過酸化水素と共に有機過酸を中間的に生成する
。これり−のuJm+A5屑かろすIn=逗z−す々l
lζ所仲/にララh(トμ番ケ〜hxい故に、良好な漂
白作用を示す。このような従来の洗濯において、通例、
無機過酸化物およびパーオキシハイドレートから選択し
た過酸化物生成化合物を併用する。最も重要な例は、過
ホウ酸ナトリウムである。繊維製品の洗濯における漂白
、過酸化物漂白および用いる漂白活性剤については、以
下の文献に記載されている:「エンチクロペディー・デ
ア・テヒニシェン・ヘミ−」、第4版、第24巻、ヴア
ッシュミッテル、第3.3章、[ブライヒミッテル(B
 leichmittel)J、とりわけ3.3゜1[
ブライヒアクティフ・フエルビンドゥンゲン(Blei
chaktive  Verbindungen)Jお
よび3,3゜2「ブライヒアクティヴアトレン(B 1
eichaktivaLoren)J、前掲書、第97
〜99頁参照)。
従って、本発明の好ましい一態様においては、従来の洗
濯により有効な漂白剤として既知の過酸化化合物を、漂
白用洗濯液に加える。過酸化水素を生成する過酸化物塩
、例えば種々の程度に水和されている過ホウ酸ナトリウ
ムに加えて、パーカルボン酸およびパーカルボン酸塩も
有効な漂白剤でめる。本発明の特に好ましい他の態様に
おいては、前記漂白活性剤を併用して過酸化物を既知の
ように活性化する。本発明のこの態様においては、原則
として従来の洗濯により既知のように、過酸化化合物、
例えば過ホウ酸ナトリウムを、漂白活性剤、例えばED
TAおよび/またはGUTA型の漂白活性剤と組み合わ
せて使用し得る。
漂白バー化合物、とりわけ過ホウ酸ナトリウムのような
過酸化物生成塩を、例えば5g/Qまで、好ましくは0
.1〜4g/12、より好ましくは約0゜2〜2.5g
/I2の量で使用し得る。
漂白活性剤は、例えば0105〜2g/f2またはそれ
よりも多量に洗濯液に添加し得るが、約0゜1−1g/
Qの量で添加することが好ましい。従って、本発明の新
規洗濯方法の特に重要な態様においては、顔料および/
または脂肪汚れと、漂白すべき汚れとの両方を同じ工程
において除去することができる。当然、本発明の開示は
、種々の汚れに対する処理に限定されるものではなく、
本発明の条件下において漂白を別途に行うことも、本発
明の範囲に含まれる。この場合、繊維製品漂白処−理は
、汚れた繊維製品から顔料および/または脂肪汚れを除
去した後に行うことが好ましい。
驚くべきことに、特定の汚れを除去する他の助剤の効果
も、超音波の作用によって高まることがわかった。この
ような助剤は、広範に使用されている洗剤酵素であり、
タンパク質含有汚れを除去するために従来の洗剤混合物
に少量添加される。
例えば、今日通例使用されている洗剤酵素(約60℃で
最適の作用を示すように意図されている。)が、超音波
作用下においては、低温(例えば約25〜40℃)でも
、比較的短い接触時間で、実質的な洗濯効果を示すこと
がわかった。
従って、とりわけ本発明は、洗剤酵素を併用することに
よって、特定の汚れ(例えば除去しにくい種々のタンパ
ク質含有汚れ)を少なくとも部分的に除去する繊維製品
洗濯方法にも関する。この酵素的洗濯工程は、顔料およ
び脂肪汚れの除去と同時に、またはその後で行い得る。
本発明の一態様に6おいては、このような酵素洗濯工程
を、漂白剤の使用による顔料汚れの除去と組み合わせて
行う。
このような汚れの例には、牛乳、ココア、血液、卵黄お
よび植物性の汚れ(例えば草汁)がある。このような汚
れは、酵素洗剤を併用することによって除去することが
できる。とりわけ、例えば顆粒、粒子および/またはペ
レットの形態としたタンパク質分解酵素が家庭用および
営業用繊維製品洗剤中に広範に使用されている。酵素の
作用は、ペプチドまたはエステル結合を酵素的に加水分
解することに基づく。洗濯工程中において有効であるた
めには、酵素は次のような多くの条件を満たしていなけ
ればならない:とりわけ混合汚れに対して高活性である
こと、高嵩およびアルカリ性に安定であること、並びに
他の洗剤成分(特に、界面活性剤、しばしば使用される
過ホウ酸塩型の酸化剤、錯化剤など)に対して安定であ
ること。アルカリ安定性のせリン活性タンパク質分解酵
素、とりわけパシロペブヂダーゼ(bacillope
ptidase)系のタンパク質分解酵素が、近年最も
広範に使用されている。これらは高温安定性およびPH
安定性が非常に高い。洗剤酵素に関しては、次の文献に
記載されている:ウルマン(U 11mar+r+)、
rエンツィクロペディー・デア・テヒニッシエン・ヘミ
−」、第2401第4版、ヴアッシュミッテル、第3゜
4.1章、「エンツィーム(Enzyme)J、前掲書
、100〜102頁、および[ヴアッシュミッテルヘミ
−(Waschfflittelchemie)J、ア
クトウェル・チーメン・アウス・フォルシュンク・ラン
ト・エンッヴイックルンク(Aktuelle  Th
emen  ausF orschung  und 
 E ntwicklung)(ヘンケル社およびライ
−社(Cie G+nbH))、アーー7−ティッヒ博
士(Dr、 A、 Huthig)出版、1976年、
155〜!78頁。
洗剤酵素を含有する繊維製品洗濯液に超音波を作用させ
ると、洗濯結果を顕著に向上できることがわかった。こ
のようにして、比較的低い温度で、処理時間が短くても
、標準的な酵素特異的汚れを有する試験繊維製品を洗濯
すると、良好な洗濯結果力炙得られる。超音波処理洗濯
液中では、洗濯活性助剤は、従来の洗濯条件においては
見られなかったほど明らかに相互作用する。
適当な洗濯活性微生物酵素は、とりわけ、アルカリ安定
性タンパク質分解酵素、好ましくは相当するセリン活性
成分である。このような酵素の代表例は、バシロペブチ
ダーゼであり、これは、今日層も広範に用いられている
。例えば本出願人により文献に記載されているバシロペ
プチダーゼP300が実際に使用されている。しかし、
アミラーゼ、リパーゼ、ペクチナーゼ、ヌクレアーゼお
よび/またはオキシド還元酵素のような、洗剤中に使用
することが意図されている池の微生物酵素も適当である
。とりわけ、例えば炭水化物含有汚れに対して有効なア
ミラーゼが、近年、プロテアーゼに加えて繊維製品用洗
剤中に使用されている。
リパーゼを併用すると、脂肪汚れの除去が促進される。
市販のリパーゼは、洗濯条件下に充分な活性を示す。
本発明の方法の一態様においては、2種の主な汚れ、す
なわち、酵素的に除去する汚れおよび漂白によって除去
する汚れは、酵素的洗濯および漂白洗濯を同時におよび
/または連続して行うことによって、−洗濯サイクルに
おいて除去される。
本発明の特に重要な一聾様においては、この洗濯方法に
おいて、顔料汚れおよび/または油性または脂肪汚れを
除去することもできる。この態様は、単一の工程でおこ
なっても、幾つかの工程で行ってもよい。これらの態様
に共通することは、少なくとも酵素的洗浄工程を超音波
の作用下に行うことである。顔料汚れおよび/または油
脂汚れの除去並びに洗濯活性漂白剤による処理も、少な
くとも部分的に超音波の作用下に行うことが好ましい。
本発明の方法においては、洗剤酵素は、通例用いられる
量で使用する。洗濯液中で、少なくとも約0.005g
/lの量で使用することが好ましい。
酵素の使用量は、通例、Ig/12を越えず、とりわけ
約0.5g/Qを越えない。今日洗剤化学において使用
されているタンパク質分解酵素の場合は、約0.O2N
2 、1 g/l、とりわけ約0.01〜0゜07g/
θの量で使用し得る。これらの数値は、プロテアーゼ活
性が少な(とも約50.000PU/g、好ましくは少
なくとも約100,0OOPU/g1より好ましくは約
100,000〜200゜000PU/gである酵素に
対する値である。
本発明の池の重要な態様は、汚れた部分をも含む繊維製
品の繊維微細購造から微分散残留空気を排除して、該繊
維製品を充分湿潤させるための新規方法に関する。繊維
製品の繊維または繊維束を実質的に充分に速やかに脱気
するには、基本的には繊維製品洗濯に対して提案されて
いるが、未だ実用には供されていない方法を行えばよい
ことがわかった。この方法においては、繊維製品の入っ
た洗濯液に、超音波の周波数範囲以下の機械的な振動、
とりわけ可聴音の周波数またはそれより低い周波数の振
動を与える。
例えば西独公告特許第2601549号には、加熱した
洗濯液に振動を与えてウール含有繊維製品を洗濯する方
法であって、少なくとも80℃に加熱した洗濯液に周波
数IO〜l000Hzの振は、更に関連文献が記載され
ている。例えば、西独特許第596868号には、w4
維製品の入った洗濯液に、周波数3〜4Hzの振動を与
えて行う洗濯方法が記載されている。この方法は、繊維
製品を激しく動かして洗濯にするので、摩擦によりもつ
れが生じろ故に、ウール繊維製品の洗濯には不適当であ
ると記載されている。とりわけ、洗濯液を高温に加熱す
る場合にこの問題が生じろ。西独特許第973083号
には、音の周波数範囲の振動が洗濯を非常に向上すると
記載されている。
大人に聞こえる周波数範囲は、約16〜16.0GOH
zであり、これはすなわち「音」である。物理的には、
可聴音の周波数も、低周波不可聴音および高周波超音波
の周波数も、機械的振動の長さ方向性によって特徴付け
られる。
汚れた硬質表面の超音波による清浄効果は、キャビテー
ション(超音波周波数域において起こる)に基づくこと
が知られている。機械的な高層、y!!、振動の作用に
よって空胞が洗浄液中に生じ、そのキャビテーパ71ソ
、句の;斤勇プ福控h<M 、−#)AP堂ノー京いエ
ネルギーが放出される。超音波処理液中では、軸方向の
高周波振動による大きな促進力も働くが、超音波作用下
においては、該促進力は洗浄結果に影響せず、重要なの
はキャビテーション現象であることが試験によってわか
った(例えばジェイ・オラフ(J、 01lf)、rオ
ーバーフレッヒエンライニングング・ミツト・ウルトラ
シャル(Oberflaechenreiningun
g  mit  U 1traschall)J、アク
スチイ力(Acustica) 7 (1957年)、
第5号、253〜263頁参照)。
低周波振動は、液体(例えば洗浄液)中で、キャビテー
ション現象を起こさない。このことは、とりわけ、低周
波の可聴音および前記低周波不可聴音に当てはまる。し
かし、この範囲の周波数は、繊維製品の洗濯において何
度も提案されている[例えば、前記文献の他にも、米国
特許第3134990号(2000Hzのオーダーの周
波数を使用。)、または西独特許第2907562号(
低周波振動、とりわけ30〜100Hzの周波数を使用
。)参照コ。
本発明の特に好ましい態様においては、超音波域よりも
低い周波数(すなわち、可聴音および/または低周波不
可聴音を含む。)の機械的振動を用いることも有効であ
る。これにより、繊維構造から微分散残留空気を排除し
て湿潤工程を促進し、および/または通常の条件下およ
び/または超音波の作用下に繊維製品、繊維または繊維
束にしっかりと付着している気泡(超音波の伝導または
作用を大幅に妨害する。)を排除することができる。
この方法の有効性は次の通りである:繊維微細構造中の
、または繊維製品への気泡の付着は、除去すべき汚れの
付着よりも非常に弱い。低周波不可聴音または可聴音に
よって微細構造中に生じる促進力は、通例、繊維または
繊維製品構造から気泡を除去するのに充分である。従来
から見られるように、洗濯条件下における汚れの除去が
同時に促進されることは、この現象に関連している。し
かし、この処理は、清浄作用の強度において、超音波場
におけるキャビテーションによる清浄(本発明の方法に
おいて必須である。)に匹敵し得ない。
従って、前記のような比較的低周波数の振動は、液体中
の繊維製品の状態を調整して脱気を促進するために、と
りわけ湿潤工程において使用する。
本発明において、繊維製品の湿潤工程において、および
/または超音波処理中に低周波振動を適用し得る。本発
明の重要な一態様においては、比較的低周波数の音また
は低周波不可聴音および超音波を、工程中に異なる時期
に用いる。低周波振動による湿潤の促進は、洗浄液およ
び/または別に使用する湿潤液中で起こり得る。本発明
の同様に重要な一態様においては、低周波振動および超
音波振動を、少なくとも部分的に同時に適用する。
超音波周波数以下の全周波数範囲(すなわち15kHz
までの周波数)が、低周波処理に適当であるが、この範
囲内でより低い周波数を適用することが特に有利であり
得る。すなわち、約lO〜10.000Hzの振動周波
数が特に適当であり、約lθ〜5000Hzの振動周波
数が好ましい。約10〜2000Hzの低周波は、技術
的に問題なく発生させることができ、更に、騒音問題を
起こ六 汁h 、ル h ^狛l^メープを士1   
田くb東りノーtシチフケπa口山に制御する装置は既
知であり、例えば、電気歯ブラシの周波数は約30〜1
00Hzに制御され、電気ナイフ(例えば肉切り用の)
は、通例的1000〜2000I−1zの周波数に制御
されている。本発明の方法の主要な態様における超音波
の適用に影響すること無く、湿潤液または洗濯液中にお
ける繊維製品の洗濯および/または予備湿潤の条件に合
わせて、このような装置を容易に改良して使用し得る。
本発明の洗濯方法は、種々の種類の繊維から成る繊維製
品の洗濯に適当である。未精製または化学的に精製され
た状態の天然繊維、例えば綿、リネンおよびウールから
成る繊維製品を洗濯するのに適当である。合成繊維、例
えばポリエステル、ポリアミドおよび/またはポリアク
リロニトリルから成る繊維製品並びに合成繊維と精製お
よび/または未精製天然繊維との混紡繊維製品を洗濯す
るためにも同様に適当である。
本発明の方法の原理を、水性洗浄液を用いて連続的にお
よび/または非連続的に行う繊維製品洗濯方法に適用し
得る。非連続的に行う洗濯の例は、家庭における洗濯、
または非連続的もしくはバッチ式に工程を行うことを特
徴とする洗濯ライン(しばしば連続的に行うこともある
。)を有する営業用洗濯である。しかし、本発明は、こ
の方法に限定されない。繊維製品の分野において通例用
いられる、シート状の繊維製品の連続的な洗濯にも、本
発明を適用し得る。この場合、シート状繊維製品を、通
例高速に、連続的な工程、例えば湿潤、洗浄および濯ぎ
に付す。本発明の原理の適用は、湿潤工程において、微
分散残留空気を排除することによって繊維製品(汚れた
部分を含む。)の繊維微細構造を充分に脱気する場合に
は特に重要である。シート状繊維製品の処理を行うには
、湿潤および超音波処理を繰り返し行うことが特に重要
であり得る。
本発明の方法の原理は、ストランド状の繊維製品の清浄
および濯ぎにも適用して、例えばそのような材料の染色
後に色素残渣を除握することもできる。
所定の条件(とりわけ洗濯温度)において適当な洗濯液
は、場合毎に、簡単な試験によって測定し得る。この試
験に使用するインディケータ−は、通例洗剤処方の開発
および試験に用いられる、人工的に汚した試験繊維製品
または繊維(繊維および汚れの種類は種々である。)で
あり、市販され、または洗剤工業において所定の条件に
応じて製造される。このような人工的に汚した繊維およ
び試験繊維製品の製造業者には、以下のものがある:E
MPA、アイトゲノッシンエ・マテリアルプリューフン
クスー・ラント・フエルズーファンシュタルト(Eid
genossische  Materialprue
fungs −und  Versuchsansta
lt);ヴ7Zlシエライフォルシュンク・フレフェル
ト(Waesherei「orschungkrefe
ld)、WFK−テストゲヴエーベ社(WF’に−’r
 estgewebe −G mbH) ;テストファ
ブリクス社(Testfabrics  I nc、 
)。
例えばウール、精製および非精製綿、混紡(例えばポリ
エステル/精製綿)などの汚れた標準試験布および/ま
たは試験繊維を、予備湿潤を行わずに所定の温度の超音
波処理洗濯液に入れ、音発生器の有効域に1分間保つ。
この場合、洗濯液中に浸漬した繊維製品を表からと裏か
ら30秒間ずつ超音波処理できるように1回ひっくり返
す。ウールのストランド状試料は、音発生器の有効域に
おいて1分間手で穏やかに動かす。超音波場において1
分間処理後、試験材料を浴から取り出し、濯ぎ、乾燥す
る。このように処理した試料の汚れの度合を、エルレフ
オマット(E lrephomat)D Fe2(カー
・ツァイス(Car  Zeiss)製)を用いて、規
約反射率として測定し、未処理試験繊維製品の汚れ度の
測定値と比較する。100%スケールで規約反射率が1
0%上昇した場合(ΔR=+ 10%)、用いた洗濯液
が本発明の方法に適当であったと見なす。△Rが少なく
とも+20%、または+25%もしくは+30%であれ
ば、湿潤および洗濯をより速く達成できる。非常に効果
的な洗濯液中では、△R値は、+40%またはそれ以上
である。
2合−で  −に春1日^1マ七b+士  節重几松F
1ぐ/lナナ−十脂肪汚れの除去に関しても、問題とな
る汚れ、特に酵素特異的着色汚れの除去に関しても、低
温でも短時間で非常に良好な洗濯結果をもたらす。この
ようなことは、従来では不可能であった。約20〜40
℃において全部で約10〜30分間の洗浄サイクルを行
うことによって、従来の洗濯においては非常に高い温度
(例えば60℃)で非常に長い時間(例えば50〜60
分間)洗濯した場合にしか達成されなかったような洗浄
結果が得られる。
本発明において使用する洗濯液の湿潤性を、洗濯する繊
維の種類に応じて調節することによって、種々の種類の
繊維製品に対して均質な洗浄結果が得られることも本発
明の利点であり、従来では、洗濯液を1種類しか用いず
にこのような良好な結果を得ることは非常に困難であっ
た。
[実施例] 標準的な汚れの付いた種々の繊維製品試料を用いて洗濯
試験を行っ□た。底部に超音波振動発生器を2個有する
ファインスチールタブ内で試験を行った。− 特記しない限り、以下の条件で洗濯試験を行った: ■、洗濯タブの収容能:4g 洗濯タブ内の液体体積:3Q 洗濯液に作用させる超音波の 周波数:35kHz 2、本出願人製造の、標準的な汚れ(塵/脂肪)の付い
た試験繊維製品: 未精製綿(C) 精製綿(CT’() 精製ポリエステル−綿混紡(PCR) ポリエステル(P) 更に、標準的な汚れの付いた以下の製造業者のウール試
験繊維製品を使用した: WFK(ヴアッシェライフォルシュンク・フレフェルト
) EklPA(アイトゲノッシシェ・マテリアルプリュー
フンクスアンシュタルト) T(テストファブリクス社) 試験繊維製品の最初の汚れの度合を、エルレフォマット
DFC5(カール・ツァイス製)を用いて規約反射率と
して測定した値(規約反射率%)を以下に記載する; 未精製綿         39.5 精製綿          29.0 精製ポリエステル−綿混紡 30.0 ポリエステル       28.0 市販のウール試験繊維製品の汚れの度合(規約反射率%
)は、次の通りである: WFK           34.4EMPA   
       l 4.0T            
 39.53、汚れた試験布は、以下の実施例において
詳細に記載するように洗濯し、繰り返し濯ぎ、乾燥する
。次いで、規約反射率を再び測定することによって洗濯
結果を測定する。洗濯性能は、△R1すなわち、洗濯後
の繊維製品の規約反射率値と洗濯面の繊維製品の規約反
射率との差と定義する。
4、以下の実施例において用いた洗濯液は、特記しない
限り、いずれも、ベンラード(B enrath)水 
 −通水(平均硬度16°Gh)を用いて調製した。洗
濯した繊維製品試料を複数回濯ぐ際にも、同じ平均硬度
を有するベンラード水道水を常に用いた。
実施例1〜7 以下に記載の順序で活性成分を加えた洗濯液中で、標準
的な汚れた試験布(精製ポリエステル−綿混紡(P C
R))を、超音波発生器の有効域内で、予備湿潤を行わ
ずに、穏やかに循環しながら1分間洗濯する。
洗濯液の温度は、42〜43℃である。超音波場におい
て1分間洗濯後、繊維製品試料を洗濯液から取り出し、
数回濯ぎ、乾燥する。乾燥した繊維製品試料について、
規約反射率値を(2回)測定する。
洗濯液は以下の順序で調製する: 実施例1: エーテルアミンC,!/l,,−3,6EO−NH−(
CI、)toF■(エチレンオキシド基を平均3.6個
有するCI2/ll4−脂肪アルコール;末端基はモノ
エタノールアミン残基である、)0.5g/l!液のp
H:  7〜7,5 実施例2: 実施例1の液に、水ガラス(活性物質)0.5g/Qを
添加 液のpH:  8.5〜9 実施例3: 実施例2の液に、トリポリリン酸ナトリウム(STP)
2g/12を添加 液のpi−1:  9〜9,5 実施例4: 実施例3の液に、アルキルベンゼンスルホネート(AB
S)0.5g/f2を添加 実施例5: ヤシ油脂肪酸ジェタノールアミド(コンパ−ラン(Co
mperlan)KD)0.5g/12を添加実施例6
: 実施例5の液を用いて洗濯を行う。ただし、該洗濯液に
浸漬する前に、汚れ几PCR標準試験布を、水ガラス水
溶液で湿潤する。浸漬時間: 約10〜15秒間。
実施例7: 実施例5の液を用いて洗濯を行う。ただし、PCR標準
試験布を、最初に、少量のパーム油脂肪酸ジェタノール
アミドを添加した水ガラス希水溶液で湿潤する。この場
合も、予備湿潤時間は15秒間を越えない。
このようにして洗濯し、乾燥したPCR試料の規約反射
率値(2回測定)を、以下の第1表に示す。
洗濯面の標準試料の値は30であることがわかっている
第1表 実施例    規約反射率値 1    42.8/43.0 2    46.5/46.9 3    50.8151.6 4    62.7/63.1 5    72.0/72.8 6    79.8/79.5 7    82.1781.6 実施例8〜10 前記実施例と同様に、以下のような順序で洗濯液を調製
する: 実施例8: ヤシ油脂肪酸(C1,〜C+s)ジェタノールアミド(
コンパ−ランKD)0.5g/ff 実施例9: 5TP1.1g/l添加 実施例1O: 5TP1.1g/l2を更に添加 洗濯液の温度は、いずれの場合にも42°Cである。予
備湿潤無しに、汚れた標準PCR試験布を超音波発生器
の有効域で穏やかに循環させながら1分間洗濯する。
洗濯および乾燥した試料の規約反射率値(2回測定)を
第2表に示す。
第2表 火湾例    規約反射率値 8    34.7/34.9 9    48.9/49.2 10    75.0/75.2 実施例11〜13 前記実施例と同様に、活性成分を順に洗濯液に加える。
予備湿潤無しに、PCR標準試験布を、超音波発生器の
有効域で穏やかに循環させながら1分間洗濯する(洗濯
液の温度42℃)。洗濯液は、以下のように調製する: 実施例11: コンパ−ランKD0.7g/Q 実施例12: 実施例1!の洗濯液に、硫酸ナトリウム3g/12を添
加 実施例13: 実施例12の洗濯液に、ソーダIg/Qを添加洗濯およ
び乾燥した試料の規約反射率値を第3表に示す: 第3表 実施例    規約反射率値 11    38.3/38.8 12    41.2/42.1 13    55.4154.9 実施例14 実施例1〜13において用いたのと同じ汚れたP CR
布を、コンパー−yンKD1.7g/&および5TP2
3/12を含有する洗濯液中で処理する。洗濯液の温度
は42℃である。
ただし、実施例1−13においては試験布をDやかに循
環させたが、本実施例においては、洗濯液中で綿テリー
布を試験布の上に配置することによって、汚れた試験布
を洗濯タブ底部の超音波発生器のすぐ上部に固定する。
このようにして、汚れた試験布を、循環すること無く、
超音波発生器の作用に直接3分間付す。その後、試験布
を洗濯液から取り出し、濯ぎ、乾燥する。
洗浄力の高い洗濯液(界面活性剤含量は低いが、実施例
10と同じ組成の洗濯液参照)を使用し、超音波処理時
間を3倍にしたにもかかわらず、洗濯効果は比較的低い
。5試験布に対する規約反射率測定値は、56.5.5
9.6.52.6.48゜4.56.0である。
この規約反射率値から、洗濯結果が一様でないこともわ
かる。3試験布に対する測定値を平均すると、次のよう
な規約反射率値が得られる(2回測定):  54.6
154.4゜ これらの試料は、循環は行わなかったが、最適な超音波
処理域に固定したにもかかわらず、その洗濯結果は、比
較的界面活性剤含量の低い実施例10の洗濯液中におい
て同様の条件下に試料を循環して行った洗濯結果よりも
明らかに非常に低い。
実施例15および16 以下の組成の洗濯液を調製する: コンバーランKD       2g/Q(活性成分)
          Ig/l8T P       
     2 g/Q洗濯液の温度は42℃である。
洗濯液に、綿テリー布を、浴比(繊維製品乾燥重塁:液
体重量)1:10で入れる。大きさの異なる多数の汚れ
た標準PCR試験布を、前記綿テリー布間に均質に配置
する。
このような同じ出発条件で行う2つの試験において、洗
濯液の内容物を、木製の棒を用いて手でゆっくりと1゛
2分間循環する。
最初の試験(実施例15)において、繊維製品の入った
洗濯液を、連続的に、洗濯タブ底部の2個の超音波発生
器の作用に付す。第2の試験(実施例16)においては
、超音波を作用させずに、繊維製品の入った洗濯液を木
製の棒で激しく循環する。
超音波洗濯および乾燥した実施例15のPCR試験布は
、いずれも実質的に均質に脱色されて高い白色度を示す
非超音波洗濯を行ったPCR試験布も、均質な洗濯結果
を示すが、規約反射率測定値(平均値、2回測定)は非
常に低い: 実施例15:  81.1/81.7 実施例16:  51.0152.2 実施例17〜20 標準的な汚れの付いたPCR試験布を、予備湿潤せずに
、超音波処理洗濯液中で穏やかに循環しながら1分間洗
濯する。洗濯液の洗濯活性成分は、以下のような順序で
加える。洗濯温度はいずれの場合にも42℃である。
実施例17: アルカンスルホネート、FAESおよびABSをほぼ等
量(重量部)含有する標準的な市販の食器洗い用洗剤1
g/&(液のpH: 7)実施例18: 水ガラス(活性物質)0.5g/N添加実施例19: 実施例18の洗濯液に、コンパ−ランKD Ig/ぐを
添加 実施例20: 実施例19の洗濯液に、CI!−CI4脂肪アルコール
系の洗濯活性アルキルグリコシド化合物(平均グリコシ
ドオリゴマー化度1.5)0.5g#!を添加 洗濯および乾燥したPCR試験布の規約反射率値(2回
測定)を第4表に示す: 第4表 実施例    規約反射率値 17    34.6/34.6 18    34.7/34.8 19    42.4/42.3 20    61.4/61.6 実施例21〜31 次のような活性物質の組み合わせを含有する種々の洗濯
液を用いて洗濯を行う: CxEy    !g/lI STP    2g/Q CxEyは、脂肪アルコールエトキシレートを表し、鎖
長Xは12または14、エトキシ化度yは2〜IOであ
る。洗濯液の温度は、実施例21〜23および27〜3
1においては50℃、実施例24〜2Gにおいては28
℃である。
標準的な汚れたPCR試験布に加えて、ポリエステル(
P)および未精製綿(C)の標準的な汚れた試験布も洗
濯する。
実意例30においては、界面活性剤成分に、FAESo
、6g/Qを加える。比較のために、実施例31では、
STP2g/12と共に、界面活性剤成分としてはFA
ESo、6g/ffLか含有していない洗濯液を用いる
洗濯液(界面活性剤のみが異なる)、温度および汚れた
繊維製品試料の洗濯結果(2回測定)を第5表に示す。
いずれの場合にも、予備湿潤せずに、繊維製品試料を超
音波発生器の有効域で1分間洗濯する。
実施例32〜52 以下の組成の洗濯液を用いる: コンパ−ランKD       2g/l2F’AES
           Ig/12S T P    
        2 g/l標準的な汚れの付いたPC
R,CおよびP並びに精製綿(OR)の試験繊維製品を
、実施例32〜37においては40℃、実施例38〜4
1においては30℃、実施例42〜44においては20
℃、実施例45および46においては10℃、実施例4
7および48においては8℃、並びiこ実施例49〜5
2においては0℃で洗濯する。
洗濯は、以下の条件下で行う: 試験繊維製品を、超音波洗濯を行う際の温度で、超音波
非作用下に予備湿潤する。殆どの場合、一方では、試験
繊維製品を循環せずに(すなわち試験繊維製品を洗濯液
に単に浸漬して放置して)湿潤を行い、他方では、手で
穏やかに循環しながら湿潤を行って、2種類の試験を行
う。
苓/=2i?JIIA闇If   aWi膚号照ぼ「A
 Oor−73!+U4闇30℃、20℃、10℃およ
び8℃では5分間である。
0℃の洗濯温度は、氷片を浮遊させることによって保持
する。この洗濯液中の試験繊維製品の処理は、実施例4
9〜52において詳細に記載する。
洗濯液の超音波処理時間は、通例1分間であり、実施例
45および46においては2分間である。
各実施例の規約反射率測定値を第6表に示す。
0℃の洗濯液を用いる洗濯方法(実施例49〜52)は
、第6表の後に記載する。
実施例49における超音波処理時間は1分間であり、そ
の洗濯は、予備湿潤せずに行う。
実施例51および52においては、微粉末状の水溶性、
1級ヒドロキシエチルセルロースを少量添加した、前記
組成の洗濯液を使用する。用いる繊維製品試料を、予備
湿潤せずに、超音波発生器の有効域で5分間穏やかに循
環する。
実施例50においては、以下のような方法で洗濯ずろ: 非予備湿潤試験繊維製品を、0℃に保たれた洗濯液に導
入直後、超音波発生器の有効域で30秒間循環し、次い
で、超音波非作用下に3分間循環を続ける。次いで洗濯
液を再び30秒間超音波処理した後、超音波非作用下に
洗濯液中で2分間循環する。その後、超音波処理(30
秒間ずつ)および超音波非作用下の洗濯液の循環(1分
間ずつ)を、全部でIH分間行う。次いで試験繊維製品
を液から出し、濯ぎ、乾燥し、規約反射率を測定する。
実施例53〜59 以下の組成の洗濯液を用いる: コンパ−ランKD        2g/QS T P
             2 g/f2Lg/Q 種々の汚れの付いた標準試験繊維製品を、まず超音波非
作用下に洗濯液温度約35℃で10〜20分間洗濯し、
その後、このように処理した試験繊維製品を、洗濯液中
で、超音波発生器の有効域で穏やかに循環する。超音波
処理洗濯液の温度は、いずれの場合ら32℃である。
以下の処理条件を適用する: 実施例53: PCR,10分間予備湿潤後、1分間超音波処理 実施例54: CR,15分間予備湿潤後、1分間超音波処理実施例5
5: CR1超音波非作用下に10分間予備湿潤後、1分間超
音波処理(2回ずつ) 中九佑何IFtl’、・ P、超音波非作用下に20分間予備湿潤後、0゜25分
間超音波処理 実施例57: C1超音波非作用下に10分間予備湿潤後、1分間超音
波処理 実施例58: C1超音波非作用下に20分間予備湿潤後、1分間超音
波処理 実施例59: PCR1超音波処理洗濯液中で、予備湿潤していない試
験繊維製品を30秒間超音波処理、超音波非作用下に洗
濯液中で穏やかに循環しながら10分間湿潤、30秒間
超音波処理、超音波非作用下に洗濯液中で穏やかに循環
しながら10分間湿潤、最後に1分間超音波処理。
洗濯および乾燥した繊維製品試料の規約反射率値を第7
表に示す。
第7表 実施例    規約反射率値 53    90.9/91.1 54    75.6/74.9 55    77.6/77.3 56    91.9/92.1 57    75.9/75.8 58    77.2/77.4 59    87.7/88.4 実施例60〜63 以下の組成の洗濯液を用いて洗濯を行う:コンパーラン
KD       1   g/QSTP      
       l   g#!FAES       
    005g/12洗濯液の温度は、実施例60お
よび61においては25℃、実施例62および63にお
いては、最終的な温度は30℃である。以下のような方
法で行う: 実施例60および61: 洗濯液に浸漬直後に、汚れた標準PCR(実施例60)
およびP(実施例61)を、予備湿潤無しに、超音波発
生器の有効域に入れ、その中で1分間穏やかに循環する
。次いで、試料を濯ぎ、乾燥し、規約反射率を測定する
実施例62および63: 汚れた標準PCR試料(実施例62)を、予備湿潤無し
に洗濯液に入れ、その中で計30分間穏やかに循環する
。この間に、試料を約30秒間ずつ等間隔で計lO回超
音波処理する。
実施例63においては、PCHの代わりに汚れた標準ポ
リエステル繊維製品を用いたことを除いては、実施例6
2と同様に処理を行う。
洗濯した試料の規約反射率測定値を第8表に示す。1分
間の試験においては満足できる洗濯結果が得られないよ
うな洗濯液および条件を用いても、湿潤および超音波処
理を適当に組み合わせると、良好な洗濯結果が得られる
ことが特に明らかである。
第8表 実施例    規約反射率値 60    34.7/34.2 61    43.7/42.9 62    77.2/77.1 63    75.6/76.1 実施例64〜68 実施例60〜63において使用した汚れた洗濯液に、S
TPを2g/g加える。
実施例64(PCR)および実施例65(P)において
、前記実施例60および61と同様に洗濯液温度30℃
で洗濯を行う。すなわち、汚れた試験繊維製品を、予備
湿潤を行わずに、洗濯液中、超音波発生器の有効域で1
分間洗濯する。 。
実施例66〜68においては、PCR(実施例66)、
P(実施例67)およびCR(実施例68)の汚れた標
準繊維製品を、穏やかに循環すると同時に、等間隔で3
0秒間ずつ5回超音波処理して10分間洗濯する。
いずれの場合も、洗濯した繊維製品試料を濯ぎ、乾燥し
、規約反射率を測定する。得られた結果を第9表に示す
第9表 実施例    規約反射率値 64    72.7/73.2 65    86.9/87.2 66    84.2/85.6 67    88.5/88.2 68    74.3/74.1 実施例69 以下の組成の洗濯液を用いる: FAES             O,7g/lエト
キシ化デシルアルコール (C,,2,9EO)         0.2g/l
2STP              2  g/Q汚
れた標準P CR繊維製品を、洗濯液中で20分間穏や
かに循環すると同時に、超音波発生器の有効域で約0.
5〜1分間ずつ8回循環する。洗濯液の温度は、この処
理の間に30℃から35℃に上昇する。
濯ぎ、乾燥したPCrt繊維製品の規約反射率値=87
.9/88.2 実施例70〜72 活性成分を順に加えた洗濯液中で洗濯を行う。
以下の方法を用いる: 実施例70: フンバーランKD1g/l!およびPAES1g/&を
含存する洗濯液を用いて、汚れたPCr(を27℃で2
0分間予備湿潤する。このように予備湿潤した繊維製品
を、次いでこの洗濯液中で1分間超音波処理する。
実施例71: 実施例70の洗濯液に、水ガラス(活性物質月g/Qを
加える。汚れたPCR試料を、この浴中で穏やかに循環
しながら27℃で5分間予備湿潤する。このように予備
湿潤した繊維製品を、次いでこの洗濯液中で1分間超音
波処理する。
実施例72: 実施例71の洗濯液に、過ホウ酸ナトリウム2g/12
および水ガラス(活性物質)Ig/lを添加し、汚れた
PCR標準礒維製品を、超音波非存在下に、27℃で穏
やかに循環しながら予備湿潤する。このように湿潤した
繊維製品を、次いでこの洗濯液中で1分間超音波処理す
る。
通常の方法で濯ぎ、乾燥した試料の規約反射率値を第1
O表に示す: 第10表 実施例    規約反射率値 70    46.0/46.6 71    58.2159.6 72    83.2/82.8 実施例73〜75 以下の組成の洗濯液を用いる: いずれの場合も、洗濯液の温度は30℃である。
以下のように頴に調製する洗濯液中で洗濯を行う;実施
例73: 前記組成の洗濯液、pH7 実施例74: 実施例73の洗濯液に、水ガラス(活性物質)1g/f
fを添加、pi−19 実施例75: 実施例74の洗濯液に、乾燥ゼオライトNaA粉末2g
/Qを添加 いずれの場合も、汚れたPCR標準繊維製品を用いる。
実施例73においては、試験繊維製品をまず洗濯液中で
5分間予備湿潤し、次いで30秒間超音波処理した後、
超音波非作用下に再び湿潤する。この超音波処理/湿潤
サイクルを全処理時間15分間内に繰り返す。
超音波非作用下の湿潤2分間および洗濯液中の超音波処
理30秒間を、実施例74においては10分間、実施例
75においては15分間繰り返す。
濯ぎ、乾燥した繊維製品試料の規約反射率値を第2表に
示す: 第  11   表 実施例    規約反射率値 73    55.8155.9 74    62.2/61.4 75    84.0/84.2 実施例76〜79 実施例1〜75の洗濯液の調製には、水道水(硬度16
”Gh)を用いたが、実施例76〜79においては、脱
イオン水を用いる。以下の活性成分を、最初に洗濯液に
導入する(実施例76および77): コンパ−ランKD        O,5g/12水性
混合物          0.5g/i2水ガラス(
活性物質)       1.0g/l2実施例76に
おいては汚れたPCR繊帷製品を、実施例77において
は汚れたCR繊維製品を、実施例73〜75と同様の方
法で処理する(洗濯液中で湿潤および穏やかな循環を超
音波非作用下に2分間行い、その後超音波処理を0.5
分間行う)。
洗濯液の温度は、実施例76においては25℃、実施例
77においては29℃である。
次いで、使用した浴に、硫酸ナトリウムを4g/Qの量
で加える。汚れたPCR繊維製品(実施例78)および
汚れた未精製綿を、同様に計lθ分間湿潤および超音波
処理に付す。実施例79においては、洗濯液の最終温度
は32℃である。
通常の方法で濯ぎ、乾燥した繊維製品の規約反射率値を
第12表に示す: 第  11   表 実施例    規約反射率値 76    83.4/84.8 77    72.9/74.3 78    85.7786.1 79    66.6/65.9 実施例80〜85 ウール繊維製品の洗濯性を試験するために、以下の市販
の試験汚れ付きウール繊維製品を試験する: EMPA−墨/オリーブ油−ウール WSK−塵/羊毛脂−ウール T(テストファブリックス)−鉱油/植物性脂肪/煤−
ウール 以下の組成の湿潤および洗濯液を調製する:脱イオン水 コンバーランKD       2  g/QSTP 
            2   g/12F A E
 S            O、3g/12実施例8
0〜83において、EMPAの特に除去しにくい汚れを
、25〜28℃(実施例80〜82)および28〜32
°C(実施例83)で洗濯する。以下の条件を適用する
: 実施例80: 汚れた試験繊維製品を、洗濯液中で25℃で穏やかに循
環しながら予備湿潤し、次いで超音波発生器の有効域に
おいてその温度で1分間洗濯する。
実施例81: 汚れたEMPA試料をまず以下の処理に3分間付す: 
20秒間超音波処理、超音波非作用下に洗濯液中で40
秒間循環しながら湿潤。このシーフェンスを変化して更
に3分間行う: 15秒間超音波処理、超音波非作用下
に15秒間湿潤。実施例80と同様に全処理時間は6分
間であり、洗濯液温度は26℃である。
実施例82: 汚れたEMPAウールV&維製品を、洗濯液中で10分
間28℃で予備湿潤し、次いで1分間超音波処理する。
実施例83: 汚れたE M P Aウール繊維製品を以下のように処
理する: 25℃の洗濯液中で5分間予備湿潤、 洗濯液中で1分間超音波処理、 超音波非作用下に3分間1Mm製品を循環しながら更に
湿潤、 30℃で1分間超音波処理、 超音波非作用下に洗濯液中で32℃で3分間湿潤、 1分間超音波処理。
実施例84および85においては、汚れたWFK−ウー
ルお上びT−ウールを以下のように処理する; 洗濯液(前記組成)中で、27℃で5分間繊維製品を穏
やかに循環しながら予備湿潤した後、その温度の洗濯液
中で1分間超音波処理。
用いた汚れた標準試料の規約反射率値は次の通りである
: EMPA       14.1/14.IWSK  
     34.4/34.3T          
39.4/39.6実施例80〜85において洗濯し、
通常の方法で濯ぎ、乾燥した試料の規約反射率値を第1
3表に示す: 第  13  表 実施例    規約反射率値 80    52.5152.3 81    35.1/36.6 82    55.7156.1 83    61.4/62.3 84    58.7159.0 85    54.7154.2 実施例86 一連の比較試験において、汚れた試料を以下の条件下に
試験する: 試料: ポリエステル(P) 精製ポリエステル/綿混紡(PCR) 未精製綿(C) 精製綿(CR) 鉱油の付いた精製綿(M−CR)および化粧品汚れ(口
紅)の付いたPCrt(LS−PCR) を塵/脂肪で汚したもの。
試験条件: 用いる試料の初期値を測定後、第1の試験においては、
水道水(16°Gh)中で30℃で3分間超音波処理す
る。第2の試験においては、超音波非作用下に、以下の
活性成分組成を含有する水性洗濯液中で30℃で8分間
循環する: 脂肪アルコールエトキシレート (デヒドール(D ehydol) L T 5 ) 
   1 g/ Qアルキルグリコシド       
 Ig/N水ガラス             Ig/
ρナトリウム・ゼオライトNaA(洗剤)2g/f2硫
酸ナトリウム           4g/i2最後の
試験においては、試料を、前記と同じ組成の浴中で30
°Cで、以下のように超音波処理を2回行って循環する
: 超音波非作用下に3分間湿潤、 1分間超音波処理、 超音波非作用下に更に3分間湿潤、 1分間超音波処理。
濯ぎ、乾燥した試料の規約反射率値を第14表に示す: 第  14  表 P PCRCCRM−CRLS−PCR初期値    
   29 27 40 27  40  8超音波作
用下、   29 22 38 27  41  9水
中3分間 超音波非作用下、  60 51 53 45  49
  37洗濯液中8分間 洗濯液中8分間(うち80 74 59 76  71
  68超音波作用2分間) 実施例87 以下の組成の洗濯液を用いて洗濯を行う:AB9   
        0.75g/lコンパーラ:/KD 
      O,75g/RデヒドールLT5    
   0.5  g/Q水ガラス          
1   g/12ナトリウム・ゼオライトNaA (洗剤)             2    g/+
2水道水(16°ch) 洗濯液のPH値9.9 洗濯液の温度28℃ 塵/脂肪で汚した標準的な試験繊惟製品CR1P、PC
RおよびCを3分間湿潤し、直後に30秒間超音波処理
し、これを4回行う。洗濯し、乾燥した試料の規約反射
率値の、1回処理毎の測定値を第15表に示す: 第  15 表 CRP  PCRC 1回処理後  62  59  59  532回処理
後  65  68  70  583回処理後  7
2  72  72  584回処理後  74  7
4  74  59実施例89 水性洗濯液(16°Gh)を用いて、試験繊維製品を以
下のように約28〜30℃で湿潤および洗濯する: 3分間湿潤 30秒間超音波処理 3分間湿潤 60秒間超音波処理 種々の界面活性剤およびビルダーの組み合わせを用いる
。それぞれの場合に、汚れた標準繊維製品試料およびに
対して洗濯効果を測定する。洗濯結果は、洗濯および乾
燥した繊維製品試料の規約反射率値を測定することによ
って測定する。
用いた洗濯液および洗濯結果(規約反射率%)を以下に
示す: a)A BS l glQ+デヒドールLT5(Ig/
σ)+ナトリウム・ゼオライトNaA2g/Q+水ガラ
スIg/& C:  57.  P:  75 b)ABS 1.25g/Q+コンパーランKD0.7
5g/Q+ゼオライトNaA2g/12 C:  69;  P:  65 c)b)の浴に水ガラス1g/Qを添加C:  70.
  P:  74 d)ABSo、75g/f2+コンパーランKD1.2
5g/12+ゼオライトNaA2g/l2C:   6
7、   P 二  67e)d)の浴に水ガラス1g
/Qを添加C:  72.  P:  76 r)コンパ−ランKD2.Og/l+ゼオライトNaA
2g/Q十水ガラスIg/Q C:  e’7;  P:  77 g)デヒドールLT5(2g/Q)+ゼオライトNaA
2g/Q十水ガラスIg/Q C:  70;  P:  79 h)獣脂アルコールスルフェートIg/12+デヒドー
ルt、T5(Ig/σ)+ゼオライトNaA2g/12
+水ガラスIg/Q C:  68:  P:  72 1)アルキルグリコシドIg/12+デヒドールLT5
(Ig/Q)+ゼオライトNaA2g/Q十水ガラスI
g/12 C:  71;  P:  7B 寒旗m 実施例89と同様の方法で、酵素特異的試験汚れを、以
下の条件下に洗濯する: 酵素特異的汚れ: 牛乳/ココア(H−MC−C) 血液()(−BL−C) 血液/牛乳/カーボンブラック(H−BMC−C) 洗濯液の組成: Al3S            Ig/f2デヒドー
ルLT5       1g/12水ガラス     
     Ig/QゼオライトNaA        
2g/N硫酸ナトリウム       4g/Q水道水
(16°Gh) 洗濯液の温度28〜29℃ 一方では超音波非作用下に、他方では超音波作用下に、
同じ洗濯液中で同時間処理後に、洗濯結果を測定する(
3分間湿潤、30秒間超音波処理、更に3分間湿潤、6
0秒間超音波処理)。
浴に洗剤プロテアーゼ(マキサターゼ(Maxatas
e)CX)0.1g、Qを添加することを除いては、同
tiの洗濯試験を行う。
洗濯および乾燥したa惟製品試料の規約反射率値を第1
6表に示す。
第  16 表 H−Me−CH−BL−CI−BMC−C初期値   
   21     16     14プロテアーゼ
 55 38*   62 54*   45 30非
含有洗濯液 プロテアーゼ 65 53t   70 66*   
54 47*含有洗濯液 *=超音波非作用下のブランク値 特許出願人 ヘンケル・コマンディットゲゼルシャフト
・アウフ・アクチェン

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、洗剤が溶解、乳化および/または懸濁している水性
    洗濯液中で、該洗濯液に超音波を作用させて処理するこ
    とによって、汚れた繊維製品を洗濯する方法であって、
    汚れた繊維製品を湿潤性の高い水性液で処理して、汚れ
    た部分を含む繊維製品の繊維微細構造を浸透湿潤させ、
    微分散残留空気を排除すること、および/または、次い
    で、水性洗濯液に浸漬した繊維製品を、繊維製品の汚れ
    た部分が、少なくとも充分に湿潤および脱気した状態で
    、超音波の有効域に少なくとも数秒間存在するように超
    音波処理に付すことを含んで成る方法。 2、洗濯液を充分に脱気する第1項記載の方法。 3、とりわけ超音波作用下に生じ、非微細状に分布して
    繊維製品に付着する微細な気泡を繊維製品から除去し、
    好ましくは少なくとも部分的に洗濯液から除去する第1
    項または第2項記載の方法。 4、湿潤処理の間に、繊維製品を洗濯液中で動かし、好
    ましくは循環させる第1〜3項のいずれかに記載の方法
    。 5、洗濯工程の超音波処理期間において、少なくとも顔
    料および/または脂肪で汚れた部分が超音波発生器の近
    域に少なくとも平均数秒間とどまるように、超音波作用
    下にも繊維製品を少なくとも非連続的に動かし、循環さ
    せる第1〜4項のいずれかに記載の方法。 6、洗濯液に連続的に超音波を作用させ、好ましくは超
    音波処理および非超音波処理を交互に行い、洗濯液中の
    繊維製品の循環を、好ましくは非超音波作用下において
    も確実に連続する第1〜5項のいずれかに記載の方法。 7、好ましくは短時間の超音波処理と、好ましくは少な
    くとも実質的に同じ長さの非超音波処理とを交互に数回
    行う第1〜6項のいずれかに記載の方法。 8、各超音波処理時間が、0.25〜10分間、好まし
    くは0.5〜5分間である第1〜7項のいずれかに記載
    の方法。 9、用いる洗濯液が、超音波処理および非超音波処理有
    効域を有し、それらの域に繊維製品を好ましくは連続的
    に循環する第1〜8項のいずれかに記載の方法。 10、洗濯液中の繊維製品の撹拌循環によって、近くの
    繊維製品または繊維製品部分が確実に連続的に接触する
    ように、繊維製品の大きさおよび繊維製品循環機構の形
    態を調節する第1〜9項のいずれかに記載の方法。 11、実質的に液体に浸漬している繊維製品を、好まし
    くは40cm/秒を越えない平均速度で循環する第1〜
    10項のいずれかに記載の方法。 12、複数の超音波発生器を有するドラムまたはタブ内
    で行い、該超音波発生器が、好ましくはドラムまたはタ
    ブの壁にできるだけ広域に分布している第1〜11項の
    いずれかに記載の方法。 13、非発泡性であるか、または実質的に非発泡性であ
    る界面活性剤含有洗濯液中で行う第1〜12項のいずれ
    かに記載の方法。 14、洗濯液中における繊維製品の循環を、機械的に動
    く装置によって、または洗濯液のポンプ循環によって行
    う第1〜13項のいずれかに記載の方法。 15、超音波発生器の近域に繊維製品の汚れた部分が存
    在する平均滞留時間が、約2〜200秒間、好ましくは
    約3〜120秒間である第1〜14項のいずれかに記載
    の方法。 16、超音波発生器近域とは、該超音波発生器から約2
    5cmまで、好ましくは約15cmまで、より好ましく
    は約10cmまでの距離の域である第1〜15項のいず
    れかに記載の方法。 17、湿潤添加剤、とりわけ相当する界面活性剤、乳化
    剤および/または洗浄力強化剤並びに要すれば洗浄力強
    化助剤、とりわけ洗剤ビルダーおよび/または電解質塩
    を、少なくとも約0.2g/l、好ましくは少なくとも
    0.5g/l含有する洗濯液中で行う第1〜16項のい
    ずれかに記載の方法。 18、界面活性剤、乳化剤および/または洗浄力強化剤
    の含量が、約0.3〜4.5g/l、好ましくは約0.
    3〜2g/lである第1〜17項のいずれかに記載の方
    法。 19、中性付近からアルカリ性、好ましくはpH約6.
    5〜12の水性液中で行う第1〜18項のいずれかに記
    載の方法。 20、約15〜75℃、好ましくは約20〜50℃の温
    度で行う第1〜19項のいずれかに記載の方法。 21、天然繊維を少なくとも部分的に有し、とりわけ顔
    料および/または脂肪で汚れた、精製および/または未
    精製状態の繊維製品を洗濯する第1〜20項のいずれか
    に記載の方法。 22、約100kHzまで、好ましくは約20〜60k
    Hzの範囲の周波数で超音波処理を行う第1〜21項の
    いずれかに記載の方法。 23、超音波処理による仕事率が、洗濯液1l当たり約
    15Wまで、好ましくは約6〜10Wである第1〜22
    項のいずれかに記載の方法。 24、漂白および/または酵素活性洗剤を用いた処理を
    組み合わせて行う第1〜23項のいずれかに記載の方法
    。 25、漂白活性剤、とりわけ有機過酸を中間的に生成す
    るような漂白活性剤を更に含有する界面活性剤含有洗濯
    液中で行う第1〜24項のいずれかに記載の方法。 26、漂白活性剤、とりわけ過酸を中間的に生成する漂
    白活性剤を0.05〜2g/l、好ましくは0.1〜1
    g/lの量で含有する洗濯液中で行う第1〜25項のい
    ずれかに記載の方法。 27、過塩、とりわけ過ホウ酸ナトリウムを、0.1〜
    4g/l、好ましくは0.2〜2.5g/lの量で含有
    する洗濯液中で行う第1〜26項のいずれかに記載の方
    法。 28、調製された形態、例えば顆粒、粒子および/また
    はベレットの形態のアルカリ安定性タンパク質分解酵素
    、とりわけセリン活性バシロペプチダーゼを含有する界
    面活性剤含有洗濯液中で行う第1〜27項のいずれかに
    記載の方法。
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JPH0340863A (ja) * 1988-10-24 1991-02-21 Nippon Oil Co Ltd 繊維織物から集束剤を除去する方法
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