JPS636610B2 - - Google Patents
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- JPS636610B2 JPS636610B2 JP59274555A JP27455584A JPS636610B2 JP S636610 B2 JPS636610 B2 JP S636610B2 JP 59274555 A JP59274555 A JP 59274555A JP 27455584 A JP27455584 A JP 27455584A JP S636610 B2 JPS636610 B2 JP S636610B2
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21D—MODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
- C21D8/00—Modifying the physical properties by deformation combined with, or followed by, heat treatment
- C21D8/12—Modifying the physical properties by deformation combined with, or followed by, heat treatment during manufacturing of articles with special electromagnetic properties
- C21D8/1294—Modifying the physical properties by deformation combined with, or followed by, heat treatment during manufacturing of articles with special electromagnetic properties involving a localized treatment
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Description
(産業上の利用分野)
この発明は主として電力トランスの鉄心に用い
られる一方向性電磁鋼板の磁性を改善する製造方
法に関するものである。 (従来技術) 一方向性電磁鋼板は、通常3%前後の珪素鋼を
二次再結晶させて、鋼板面に{110}面、圧延方
向に<001>軸を有するいわゆるゴス方位を発達
させたもので、圧延方向が磁化容易軸であること
から、軟磁性材料として主にトランスその他の電
気機器の鉄心材料として使用されている。必要と
される磁気特性としては、主にB8(磁場の強さ
800A/mにおける磁束密度)とW17/50(50Hzで
1.7Tまで磁化させた時の1Kg当りの鉄損watt)
であり、B8は高く、W17/50は値が小さい方が良
い。B8とW17/50の改善方法としては、ひとつには
<001>軸をより高度に圧延方向に揃える方法、
例えば、特公昭40−15644、特公昭51−13469など
インヒビターを強化し且つ冷間圧延あるいは仕上
焼鈍で特定の条件を採用するなどの方法が提案さ
れ飛躍的な進展を見た。また製品鋼板の圧延方向
に張力の残留応力が生じるような張力コーテイン
グ塗布の方法特公昭53−28375とか鋼板結晶粒サ
イズの改善による鉄損向上方法特開昭58−24396、
特開昭58−157917などの他、フオルステライト被
膜の改善、Si含有量の増加、板厚の減少などが提
案され方向性電磁鋼板の低鉄損化はさらに進展し
た。これら一方向性電磁鋼板の鉄損値W17/50は、
鋼板内の磁区の配列方法、すなわち180度磁区の
巾が小さい方が良い。前記の二次再結晶粒サイズ
を小さくする方法は、かかる磁区巾を狭めるのに
有効であるが、一般に粒サイズを小さくすると磁
束密度が劣化するなどの傾向があるため限界があ
つた。ところで転動する剛体球で鋼板表面をけが
くと鋼板表面部に微小なひずみが導入され、磁区
巾の細分化に有効であることが提案された(特公
昭58−5968)のを契機に、レーザー照射によつて
微小ひずみを導入する方法などが提案されるに及
んで、かかる磁区巾の細分化法技術の実用化が急
激に進歩した。また、かかるレーザー照射などの
場合には、そののち550℃以上の温度で焼鈍する
と微小ひずみが消失し、需要家焼鈍が前提となる
場合には効果が無くなるなどの欠点があつたた
め、噴流水でのケガキとかパワーアツプしたレー
ザーでの照射であるとか、歯車状ロールでの圧延
方法など、ひずみ導入ののち550゜〜900℃の温度
域に加熱して、ひずみ導入部を再結晶させるいわ
ゆる複雑ひずみ方法(特開昭56−130454)なども
提案された。かかるいくつかのひずみ導入方法
は、素材鋼板の磁束密度が高い程、製品板厚が薄
い程鉄損改善率が大きくなるため、近年の省エネ
ルギーの徹底下によつて進行している薄板化の方
向と適合し、重要な技術としてクローズアツプさ
れ、鋼板使用者側からの供給要請が激しいものが
ある。なぜなら、かかる方法により鉄損値は5〜
20%と大巾に向上するからである。かかる優れた
方法ではあるが鋼帯にひずみ導入する際、鋼板の
通板速度に限度があり生産性に問題がある。かか
る微小ひずみの導入処理は、基本的には圧延方向
にほぼ直角な方向を中心に3〜15mmの間隔で施こ
される。かかるひずみ導入を、たとえば先述のレ
ーザー照射で行なう場合には、エネルギーソース
に限界があるため走査スピードに制限があり、結
果として鋼板の通板スピードをあまり大きいもの
にとれないと云う欠点がある。また剛球体の転動
による方法(特公昭58−5968)、シヨツト等によ
る方法などの場合にも同様に機構上の制約から、
鋼帯の通板速度は通常の方向性電磁鋼板の形状矯
正ラインなどの速度よりも遅いため、別途ライン
をゆつくり通板させねばならないなどの不都合が
あつた。 (発明が解決しようとする問題点) 本発明は、磁気特性を改善するひずみ導入方法
がかかえているひとつの問題点がある、被ひずみ
導入鋼板の通板速度が遅いことに対する解決策を
提供するものである。つまり、従来のひずみ導入
方法のエネルギーを特に増加せずとも、被処理鋼
板をある特定条件下にて通板させることにより、
実質的なひずみ導入効果が大きくなること、つま
り鋼板の通板速度を大きく取り得て、生産性の向
上が出来るものである。 (問題点を解決するための手段) 上記の問題点を解決する手段は以下の如くであ
る。つまり、二次再結晶粒から成る一方向性電磁
鋼帯の微小領域に機械的又は熱的手段により転位
等格子欠陥を導入し、そのままあるいは加熱処
理、あるいは表面被膜処理などを施こしてのちの
磁区巾を細分化して鉄損を改善する方法におい
て、該鋼帯を、鋼板面に平行な面内にあり、且つ
圧延方向に直角乃至±30゜以内にある軸で曲げた
状態下で格子欠陥の導入を行なうことを特徴とす
る低鉄損方向性電磁鋼板の製造方法である。本発
明の対象となる被処理鋼板素材は、二次再結晶粒
から成る一方向性電磁鋼板であつて、各二次再結
晶粒の主要方位は{110}<001>、あるいはこの
方位を<001>軸のまわりに多少回転分散させた
{hko}<001>から成るものとする。かかる鋼板
は通常一次再結晶の粒成長を抑制する微小析出物
いわゆるインヒビターを含んだ素材を圧延と再結
晶焼鈍を行なつて一次再結晶粒から成る鋼板とな
し、焼鈍分離剤MgOを塗布してのち二次再結晶
ならびに純化とグラス形成のため1100℃以上の温
度域での最終仕上焼鈍処理を行なうのが通例であ
る。鋼帯はこののち残留MgOを洗い落とし、張
力コーテイングなどを塗布ののち、所定量の張力
下で約800℃の加熱処理を行ないコイル状の鋼帯
を平板化する。本法での転位等格子欠陥の導入時
期は、最終仕上焼鈍工程以降なら、特にどの段階
であつても、通常のひずみ導入の目的を達成する
ためのところで良く、特に限定するものではな
い。 ところで鉄損向上を目的とするひずみ導入の方
法はその用途に於いて内容を区別すると以下の2
つに分類出来る。そのひとつは微小ひずみ導入の
のち、約550℃以上の温度の熱履歴を経ないで、
つまり導入されたひずみつまり転位線などの格子
欠陥の大部分解放されないでトランス機器として
使用される場合(特公昭57−2252)であり、他の
ひとつは微小ひずみ導入ののちトランス機器とし
て使用されるまでの間に550℃以上で約900℃以下
の温度範囲内で加熱される熱履歴を有する場合で
ある。前者の場合の磁区細分化効果は、導入され
た転位群の応力場によるもものと推定されるが、
後者の場合は高温での加熱時に導入された転位の
すべてが解放されるのでは無く、再結晶粒の存在
あるいは亜粒界、いわゆるポリゴン化された転位
群の存在などによつて磁区が細分化されるもので
ある。導入されるひずみが相対的に少なすぎると
550℃以上の温度でひずみが解放されてしまうの
で、後者の場合には、いわゆる複雑なひずみ(特
開昭56−130454)でなければならない。複雑ひず
みに対し便宜上、前者の場合を単純ひずみと称し
て説明を進める。 これら微小ひずみの導入方法については、回転
剛球の押しつけ(特公昭58−5968)剛体粉の噴射
流水の噴射、剛体粉と流水の噴射、高エネルギー
レーザー光線などの照射、歯車様ロールでの加圧
などによつて、機械的熱的に単純あるいは複雑ひ
ずみを導入するものであり、その方法については
公知のもので良い。 本発明の特徴とするところは、かかる微小ひず
みを導入する時の被鋼板の形状を規定したところ
にある。該鋼板は、ある軸を曲げ軸として曲げた
状態でひずみ導入されねばならない。この曲げ軸
は鋼板面に平行な面内にあり、且つ圧延方向に直
角乃至±30゜以内にある軸と定義される。第1図
イに示す例は鋼板の圧延方向に直角な方向と曲げ
軸との角度がθ度を成す例であり、かかる軸を有
するロールに曲げられた鋼板の凸部にレーザー照
射されているところが示されている。第1図ロは
θ=0度の場合で、しかも2本のロールの間に狭
まれた鋼板は曲げられた内側、つまり凹曲げ面を
歯車ロールにてひずみ導入されている状況を示し
たものである。もちろんかかるひずみ導入は凸、
凹面同時に行なう場合も考えられ、いずれにして
も第1図ハの様に従来行われている様な平板化状
態下でのひずみ導入、あるいはレーザー等の焦点
距離を一定に保つために最近提案されている鋼板
の圧延方向に平行な軸を曲げ軸とした方法(特願
昭58−195392)の場合(第1図ニ)とは曲げの方
向も異るし、その意図する技術的内容も後述の如
く全く相異するものである。次に具体的なデータ
で本法の有効性を説明する。第2図は、公知の方
法で製造されたB10値が1.93(T)の高い磁束密度
を有する0.23mm板厚の3.2%Si−Fe方向性鋼板の
製品に関するデータ例である。該図の横軸はひず
み導入間隔lと曲げロール径R、縦軸は磁性を示
す。図中の〇印は鋼板が平らな状態下で圧延方向
に直角方向に0.5から5cmの間隔lでレーザーで
ひずみ導入したものであり、●印は直径R5.5cm
と10cmのロールに沿わせて曲げながら全く同様な
強度のレーザーでひずみ導入を行なつた例であ
る。レーザーケガキ前後での磁性向上率w{ケガ
キ前の鉄損W17/50(W/Kg)−ケガキ後の鉄損
W17/50(W/Kg)}ケガキ前の鉄損W17/50(W/Kg)
はlが0.5cmの場合には曲げ下でも同じであるが、
lが2〜5cmと大きくなると通常の場合(〇印)
では急激に鉄損改善率小さくなるのに対し曲げ下
でのひずみ導入を行なつた場合(●印)にはl=
5cmであつてもケガキによる向上がある。通常の
場合と本法による曲げ下でのケガキの向上率の
各々の差を△wとすると、△wはR=5.5cmの時
の方がR=10cmの時よりも一般に大きい。この△
wの値は被ひずみ導入の鋼板の板厚が厚い場合に
一般に大きくなる傾向を示す。またRの値が小さ
くなると一般に大きくなる。以上のことは、ひず
み導入エネルギーが一定でもlが大きくても鉄損
向上率wが確保出来ることを意味し、実質上鋼板
の通板速度が大きく出来ることを示している。あ
るいは、同一通板速度、同一ひずみ導入エネルギ
ーであつても、鋼板に導入されるひずみが大きく
とれることを意味し、先述の複雑ひずみの導入方
法としては極めて有効な手段であることは明らか
である。 ところで、かかる△wの値は一般に第1図の
θ、つまり曲げ軸と鋼板の圧延方向に直角な方向
との成す角度によつて変わる。第3図はSi3.25
%、板厚0.25mm、B101.94(T)の3%珪素鋼板を
l=3cmの間隔で圧延方向にほぼ直角方向にレー
ザー照射し、R4cmのロールに巻きつけ、θを0゜
〜75゜に変えた時の△wの値を示したものである。
△wはθ15゜の時が一般に一番値が大きく60゜にな
ると大きく減少する。この第3図の値の変化から
θ=±30゜に限定した。ところで本願の如く曲げ
下でひずみ導入を行なうと実質上ひずみ導入エネ
ルギーを上げたと同様の効果があること、ならび
にθ゜=15゜にした方が向上率がより大きくなる理
由については以下の如くに考えられる。一般に、
一方向性珪素鋼板を板面内で種々の方向に引張り
試験を行うと、活動すべり系の関係から、圧延方
向の付近が一番降伏点が小さく、圧延方向からず
れるに従つて大きな値となり、約55゜で最大とな
りまた小さくなる。さらに詳細にみると、圧延方
向よりも±15゜傾いた方向で最も小さい。またヤ
ング率板面内依存性を見るに、圧延方向<90゜<
55゜の順になる。本発明は上記の如きひずみ導入
時の鋼板の、特に表層部にひずみを加え、実質的
て降伏点を下げたのと同じ効果を生じさせるもの
であり、従つてひずみ導入のためのエネルギーが
一定でも、より以上のひずみが導入され易いもの
と考えられる。さらに、曲げ下で極く表面近傍に
導入されたひずみは、曲げが平板化されて使用さ
れる時、微小域のひずみは応力集中してひずみ効
果がさらに増加する効果もあるものと推定され
る。 (実施例) 以下具体例でもつて本発明の効果を示す。 〔実施例 1〕 Si3.3%を含む0.20mm板厚の方向性電磁鋼板製品
に関し、水のジエツトを吹付けて鋼板の微小領域
に複雑ひずみを生ぜせしめる実験を行なつた。吹
付け条件はジエツト径が0.03mmφ、圧力1000Kg/
cm2、速度1000mm/secで鋼板の巾方向に走査した。
また走査線の間隔は5mmとした。ただし、一群の
鋼板は平板の状態で吹付けを行ない、他の一群は
直径20cmのロールに、第1図イの如くθ=0゜〜
45゜の角度を取つて曲げた状態下で吹付けた。そ
ののちこれら鋼板を850℃で4分間の焼鈍を行な
い磁性を測走し、さらにそののち850℃で2時間
の焼鈍を行なつた。その間の磁性の変化を下表に
示す。
られる一方向性電磁鋼板の磁性を改善する製造方
法に関するものである。 (従来技術) 一方向性電磁鋼板は、通常3%前後の珪素鋼を
二次再結晶させて、鋼板面に{110}面、圧延方
向に<001>軸を有するいわゆるゴス方位を発達
させたもので、圧延方向が磁化容易軸であること
から、軟磁性材料として主にトランスその他の電
気機器の鉄心材料として使用されている。必要と
される磁気特性としては、主にB8(磁場の強さ
800A/mにおける磁束密度)とW17/50(50Hzで
1.7Tまで磁化させた時の1Kg当りの鉄損watt)
であり、B8は高く、W17/50は値が小さい方が良
い。B8とW17/50の改善方法としては、ひとつには
<001>軸をより高度に圧延方向に揃える方法、
例えば、特公昭40−15644、特公昭51−13469など
インヒビターを強化し且つ冷間圧延あるいは仕上
焼鈍で特定の条件を採用するなどの方法が提案さ
れ飛躍的な進展を見た。また製品鋼板の圧延方向
に張力の残留応力が生じるような張力コーテイン
グ塗布の方法特公昭53−28375とか鋼板結晶粒サ
イズの改善による鉄損向上方法特開昭58−24396、
特開昭58−157917などの他、フオルステライト被
膜の改善、Si含有量の増加、板厚の減少などが提
案され方向性電磁鋼板の低鉄損化はさらに進展し
た。これら一方向性電磁鋼板の鉄損値W17/50は、
鋼板内の磁区の配列方法、すなわち180度磁区の
巾が小さい方が良い。前記の二次再結晶粒サイズ
を小さくする方法は、かかる磁区巾を狭めるのに
有効であるが、一般に粒サイズを小さくすると磁
束密度が劣化するなどの傾向があるため限界があ
つた。ところで転動する剛体球で鋼板表面をけが
くと鋼板表面部に微小なひずみが導入され、磁区
巾の細分化に有効であることが提案された(特公
昭58−5968)のを契機に、レーザー照射によつて
微小ひずみを導入する方法などが提案されるに及
んで、かかる磁区巾の細分化法技術の実用化が急
激に進歩した。また、かかるレーザー照射などの
場合には、そののち550℃以上の温度で焼鈍する
と微小ひずみが消失し、需要家焼鈍が前提となる
場合には効果が無くなるなどの欠点があつたた
め、噴流水でのケガキとかパワーアツプしたレー
ザーでの照射であるとか、歯車状ロールでの圧延
方法など、ひずみ導入ののち550゜〜900℃の温度
域に加熱して、ひずみ導入部を再結晶させるいわ
ゆる複雑ひずみ方法(特開昭56−130454)なども
提案された。かかるいくつかのひずみ導入方法
は、素材鋼板の磁束密度が高い程、製品板厚が薄
い程鉄損改善率が大きくなるため、近年の省エネ
ルギーの徹底下によつて進行している薄板化の方
向と適合し、重要な技術としてクローズアツプさ
れ、鋼板使用者側からの供給要請が激しいものが
ある。なぜなら、かかる方法により鉄損値は5〜
20%と大巾に向上するからである。かかる優れた
方法ではあるが鋼帯にひずみ導入する際、鋼板の
通板速度に限度があり生産性に問題がある。かか
る微小ひずみの導入処理は、基本的には圧延方向
にほぼ直角な方向を中心に3〜15mmの間隔で施こ
される。かかるひずみ導入を、たとえば先述のレ
ーザー照射で行なう場合には、エネルギーソース
に限界があるため走査スピードに制限があり、結
果として鋼板の通板スピードをあまり大きいもの
にとれないと云う欠点がある。また剛球体の転動
による方法(特公昭58−5968)、シヨツト等によ
る方法などの場合にも同様に機構上の制約から、
鋼帯の通板速度は通常の方向性電磁鋼板の形状矯
正ラインなどの速度よりも遅いため、別途ライン
をゆつくり通板させねばならないなどの不都合が
あつた。 (発明が解決しようとする問題点) 本発明は、磁気特性を改善するひずみ導入方法
がかかえているひとつの問題点がある、被ひずみ
導入鋼板の通板速度が遅いことに対する解決策を
提供するものである。つまり、従来のひずみ導入
方法のエネルギーを特に増加せずとも、被処理鋼
板をある特定条件下にて通板させることにより、
実質的なひずみ導入効果が大きくなること、つま
り鋼板の通板速度を大きく取り得て、生産性の向
上が出来るものである。 (問題点を解決するための手段) 上記の問題点を解決する手段は以下の如くであ
る。つまり、二次再結晶粒から成る一方向性電磁
鋼帯の微小領域に機械的又は熱的手段により転位
等格子欠陥を導入し、そのままあるいは加熱処
理、あるいは表面被膜処理などを施こしてのちの
磁区巾を細分化して鉄損を改善する方法におい
て、該鋼帯を、鋼板面に平行な面内にあり、且つ
圧延方向に直角乃至±30゜以内にある軸で曲げた
状態下で格子欠陥の導入を行なうことを特徴とす
る低鉄損方向性電磁鋼板の製造方法である。本発
明の対象となる被処理鋼板素材は、二次再結晶粒
から成る一方向性電磁鋼板であつて、各二次再結
晶粒の主要方位は{110}<001>、あるいはこの
方位を<001>軸のまわりに多少回転分散させた
{hko}<001>から成るものとする。かかる鋼板
は通常一次再結晶の粒成長を抑制する微小析出物
いわゆるインヒビターを含んだ素材を圧延と再結
晶焼鈍を行なつて一次再結晶粒から成る鋼板とな
し、焼鈍分離剤MgOを塗布してのち二次再結晶
ならびに純化とグラス形成のため1100℃以上の温
度域での最終仕上焼鈍処理を行なうのが通例であ
る。鋼帯はこののち残留MgOを洗い落とし、張
力コーテイングなどを塗布ののち、所定量の張力
下で約800℃の加熱処理を行ないコイル状の鋼帯
を平板化する。本法での転位等格子欠陥の導入時
期は、最終仕上焼鈍工程以降なら、特にどの段階
であつても、通常のひずみ導入の目的を達成する
ためのところで良く、特に限定するものではな
い。 ところで鉄損向上を目的とするひずみ導入の方
法はその用途に於いて内容を区別すると以下の2
つに分類出来る。そのひとつは微小ひずみ導入の
のち、約550℃以上の温度の熱履歴を経ないで、
つまり導入されたひずみつまり転位線などの格子
欠陥の大部分解放されないでトランス機器として
使用される場合(特公昭57−2252)であり、他の
ひとつは微小ひずみ導入ののちトランス機器とし
て使用されるまでの間に550℃以上で約900℃以下
の温度範囲内で加熱される熱履歴を有する場合で
ある。前者の場合の磁区細分化効果は、導入され
た転位群の応力場によるもものと推定されるが、
後者の場合は高温での加熱時に導入された転位の
すべてが解放されるのでは無く、再結晶粒の存在
あるいは亜粒界、いわゆるポリゴン化された転位
群の存在などによつて磁区が細分化されるもので
ある。導入されるひずみが相対的に少なすぎると
550℃以上の温度でひずみが解放されてしまうの
で、後者の場合には、いわゆる複雑なひずみ(特
開昭56−130454)でなければならない。複雑ひず
みに対し便宜上、前者の場合を単純ひずみと称し
て説明を進める。 これら微小ひずみの導入方法については、回転
剛球の押しつけ(特公昭58−5968)剛体粉の噴射
流水の噴射、剛体粉と流水の噴射、高エネルギー
レーザー光線などの照射、歯車様ロールでの加圧
などによつて、機械的熱的に単純あるいは複雑ひ
ずみを導入するものであり、その方法については
公知のもので良い。 本発明の特徴とするところは、かかる微小ひず
みを導入する時の被鋼板の形状を規定したところ
にある。該鋼板は、ある軸を曲げ軸として曲げた
状態でひずみ導入されねばならない。この曲げ軸
は鋼板面に平行な面内にあり、且つ圧延方向に直
角乃至±30゜以内にある軸と定義される。第1図
イに示す例は鋼板の圧延方向に直角な方向と曲げ
軸との角度がθ度を成す例であり、かかる軸を有
するロールに曲げられた鋼板の凸部にレーザー照
射されているところが示されている。第1図ロは
θ=0度の場合で、しかも2本のロールの間に狭
まれた鋼板は曲げられた内側、つまり凹曲げ面を
歯車ロールにてひずみ導入されている状況を示し
たものである。もちろんかかるひずみ導入は凸、
凹面同時に行なう場合も考えられ、いずれにして
も第1図ハの様に従来行われている様な平板化状
態下でのひずみ導入、あるいはレーザー等の焦点
距離を一定に保つために最近提案されている鋼板
の圧延方向に平行な軸を曲げ軸とした方法(特願
昭58−195392)の場合(第1図ニ)とは曲げの方
向も異るし、その意図する技術的内容も後述の如
く全く相異するものである。次に具体的なデータ
で本法の有効性を説明する。第2図は、公知の方
法で製造されたB10値が1.93(T)の高い磁束密度
を有する0.23mm板厚の3.2%Si−Fe方向性鋼板の
製品に関するデータ例である。該図の横軸はひず
み導入間隔lと曲げロール径R、縦軸は磁性を示
す。図中の〇印は鋼板が平らな状態下で圧延方向
に直角方向に0.5から5cmの間隔lでレーザーで
ひずみ導入したものであり、●印は直径R5.5cm
と10cmのロールに沿わせて曲げながら全く同様な
強度のレーザーでひずみ導入を行なつた例であ
る。レーザーケガキ前後での磁性向上率w{ケガ
キ前の鉄損W17/50(W/Kg)−ケガキ後の鉄損
W17/50(W/Kg)}ケガキ前の鉄損W17/50(W/Kg)
はlが0.5cmの場合には曲げ下でも同じであるが、
lが2〜5cmと大きくなると通常の場合(〇印)
では急激に鉄損改善率小さくなるのに対し曲げ下
でのひずみ導入を行なつた場合(●印)にはl=
5cmであつてもケガキによる向上がある。通常の
場合と本法による曲げ下でのケガキの向上率の
各々の差を△wとすると、△wはR=5.5cmの時
の方がR=10cmの時よりも一般に大きい。この△
wの値は被ひずみ導入の鋼板の板厚が厚い場合に
一般に大きくなる傾向を示す。またRの値が小さ
くなると一般に大きくなる。以上のことは、ひず
み導入エネルギーが一定でもlが大きくても鉄損
向上率wが確保出来ることを意味し、実質上鋼板
の通板速度が大きく出来ることを示している。あ
るいは、同一通板速度、同一ひずみ導入エネルギ
ーであつても、鋼板に導入されるひずみが大きく
とれることを意味し、先述の複雑ひずみの導入方
法としては極めて有効な手段であることは明らか
である。 ところで、かかる△wの値は一般に第1図の
θ、つまり曲げ軸と鋼板の圧延方向に直角な方向
との成す角度によつて変わる。第3図はSi3.25
%、板厚0.25mm、B101.94(T)の3%珪素鋼板を
l=3cmの間隔で圧延方向にほぼ直角方向にレー
ザー照射し、R4cmのロールに巻きつけ、θを0゜
〜75゜に変えた時の△wの値を示したものである。
△wはθ15゜の時が一般に一番値が大きく60゜にな
ると大きく減少する。この第3図の値の変化から
θ=±30゜に限定した。ところで本願の如く曲げ
下でひずみ導入を行なうと実質上ひずみ導入エネ
ルギーを上げたと同様の効果があること、ならび
にθ゜=15゜にした方が向上率がより大きくなる理
由については以下の如くに考えられる。一般に、
一方向性珪素鋼板を板面内で種々の方向に引張り
試験を行うと、活動すべり系の関係から、圧延方
向の付近が一番降伏点が小さく、圧延方向からず
れるに従つて大きな値となり、約55゜で最大とな
りまた小さくなる。さらに詳細にみると、圧延方
向よりも±15゜傾いた方向で最も小さい。またヤ
ング率板面内依存性を見るに、圧延方向<90゜<
55゜の順になる。本発明は上記の如きひずみ導入
時の鋼板の、特に表層部にひずみを加え、実質的
て降伏点を下げたのと同じ効果を生じさせるもの
であり、従つてひずみ導入のためのエネルギーが
一定でも、より以上のひずみが導入され易いもの
と考えられる。さらに、曲げ下で極く表面近傍に
導入されたひずみは、曲げが平板化されて使用さ
れる時、微小域のひずみは応力集中してひずみ効
果がさらに増加する効果もあるものと推定され
る。 (実施例) 以下具体例でもつて本発明の効果を示す。 〔実施例 1〕 Si3.3%を含む0.20mm板厚の方向性電磁鋼板製品
に関し、水のジエツトを吹付けて鋼板の微小領域
に複雑ひずみを生ぜせしめる実験を行なつた。吹
付け条件はジエツト径が0.03mmφ、圧力1000Kg/
cm2、速度1000mm/secで鋼板の巾方向に走査した。
また走査線の間隔は5mmとした。ただし、一群の
鋼板は平板の状態で吹付けを行ない、他の一群は
直径20cmのロールに、第1図イの如くθ=0゜〜
45゜の角度を取つて曲げた状態下で吹付けた。そ
ののちこれら鋼板を850℃で4分間の焼鈍を行な
い磁性を測走し、さらにそののち850℃で2時間
の焼鈍を行なつた。その間の磁性の変化を下表に
示す。
Si3.15%を含有する0.25mm板厚の方向性電磁鋼
板製品群を用意し、一方は平板の状態で他方は半
径15.0cmのコイルに巻きつかせて同一条件下でレ
ーザー照射を行なつた。照射条件は であり
照射線は圧延方向に直角な方向に20゜の角度を成
して各線の間隔は平板照射の場合8mmであつた。
他方曲げ下での照射の場合鋼板の通板速度は2倍
にしたため、この場合の各線の間隔は16mmであつ
た。こののち、張力被膜(特公昭53−28375)を
塗布ののち480℃にて焼付けを行なつた。この時
の磁性は以下の如くであつた。
板製品群を用意し、一方は平板の状態で他方は半
径15.0cmのコイルに巻きつかせて同一条件下でレ
ーザー照射を行なつた。照射条件は であり
照射線は圧延方向に直角な方向に20゜の角度を成
して各線の間隔は平板照射の場合8mmであつた。
他方曲げ下での照射の場合鋼板の通板速度は2倍
にしたため、この場合の各線の間隔は16mmであつ
た。こののち、張力被膜(特公昭53−28375)を
塗布ののち480℃にて焼付けを行なつた。この時
の磁性は以下の如くであつた。
【表】
(発明の効果)
以上説明した様に、本発明によれば加ひずみ装
置自体のエネルギーを増加することなく、被ひず
み導入鋼板の状態を変えることにより、磁区細分
化効果を大きく、あるいは生産性の良いひずみ導
入方法にすることが出来る。
置自体のエネルギーを増加することなく、被ひず
み導入鋼板の状態を変えることにより、磁区細分
化効果を大きく、あるいは生産性の良いひずみ導
入方法にすることが出来る。
第1図イ,ロは本発明例、第1図ハ,ニは従来
方法例の説明図、第2図は本発明の効果例を示す
図、第3図は鋼板の圧延に直角な方向と、曲げ軸
との成す角θと鉄損値向上率の差との関係を示し
た図である。
方法例の説明図、第2図は本発明の効果例を示す
図、第3図は鋼板の圧延に直角な方向と、曲げ軸
との成す角θと鉄損値向上率の差との関係を示し
た図である。
Claims (1)
- 1 二次再結晶粒からなる一方向性電磁鋼帯の微
小領域に、機械的あるいは熱的手段により転位等
格子欠陥を導入し、そのままあるいは加熱処理も
しくは表面被膜処理を施して鋼板中の磁区巾を細
分化することによつて鉄損を改善する方法におい
て、前記鋼帯を、鋼板面に平行な面内で且つ圧延
方向に直角乃至±30゜以内にある軸で曲げた状態
下で、格子欠陥の導入を行なうことを特徴とする
方向性電磁鋼板の鉄損改善用ひずみ導入方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59274555A JPS61157631A (ja) | 1984-12-28 | 1984-12-28 | 方向性電磁鋼帯の鉄損改善用ひずみ導入方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59274555A JPS61157631A (ja) | 1984-12-28 | 1984-12-28 | 方向性電磁鋼帯の鉄損改善用ひずみ導入方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61157631A JPS61157631A (ja) | 1986-07-17 |
JPS636610B2 true JPS636610B2 (ja) | 1988-02-10 |
Family
ID=17543354
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59274555A Granted JPS61157631A (ja) | 1984-12-28 | 1984-12-28 | 方向性電磁鋼帯の鉄損改善用ひずみ導入方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61157631A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013234342A (ja) * | 2012-05-07 | 2013-11-21 | Jfe Steel Corp | 磁区細分化処理方法および方向性電磁鋼板 |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3598934B2 (ja) * | 2000-03-09 | 2004-12-08 | Jfeスチール株式会社 | 高周波磁気特性に優れた高けい素鋼板の製造方法 |
KR102148383B1 (ko) | 2016-01-22 | 2020-08-26 | 주식회사 포스코 | 방향성 전기강판의 자구미세화 방법과 그 장치 |
KR101739868B1 (ko) | 2016-01-22 | 2017-05-25 | 주식회사 포스코 | 방향성 전기강판의 자구미세화 방법과 그 장치 |
KR101739866B1 (ko) | 2016-01-22 | 2017-05-25 | 주식회사 포스코 | 방향성 전기강판의 자구미세화 방법과 그 장치 |
KR101739865B1 (ko) | 2016-01-22 | 2017-05-25 | 주식회사 포스코 | 방향성 전기강판의 자구미세화 방법과 그 장치 |
CN114746563A (zh) * | 2019-12-25 | 2022-07-12 | 杰富意钢铁株式会社 | 方向性电磁钢板及其制造方法 |
-
1984
- 1984-12-28 JP JP59274555A patent/JPS61157631A/ja active Granted
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JP2013234342A (ja) * | 2012-05-07 | 2013-11-21 | Jfe Steel Corp | 磁区細分化処理方法および方向性電磁鋼板 |
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JPS61157631A (ja) | 1986-07-17 |
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