JPS6365108A - 内燃機関のガス交換を制御するための回転スプール - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、複数の燃焼室を有する内燃機関の吸・排気交
番制御のための回転すべり弁であって、隣接する燃焼室
に配属された２つの吸気通路又は排気通路力ｔ、回転す
べり弁の、ケーシング内に共通の吸気ポート又は排気ポ
ートを有する、共通の横断面範囲に延びて（・る形式の
ものに関する。

従来の技術 前記形式の円筒形回転すべり弁はドイツ連、堅共和国特
許出願公開第３２４１７２３号明細書から公知である。

この公知の回転すべり弁では回転軸と重なる軸の方向で
回転すべり弁の長さを制限するために、通常の排気機構
と連通して℃・る、回転すべり弁のケーシングの共通の
排気開口に向いた開口位置が回転すべり弁の外周上で角
度転換されている、つまり、開口位置が排気ポートを有
する共通の横断平面内に位置するように、隣接する２つ
の燃焼室（シリンダ）の排気通路が設けられている。こ
れに対して両排気通路を各シリンダと連絡せしめるため
の排気通路の流入口位置は回転すべり弁外周上の外周方
向で又、軸方向でもずらされて位置している。

シリンダを軸線方向で間隔を置くことによって軸線方向
のずれが決定される。共通の横断面範囲及び共通の横断
面平面は実際には互いに隣接する２つのシリンダ間の仕
切り板と重なる。

本発明が解決しようとする問題点 前記の公知の円筒形回転すべり弁では回転すべり弁内に
互いに隣接するシリンダに配属された排気通路が前述の
横断平面内で隣り合って位置している。このために、回
転すべり弁の長さを比較的短かくはできるが、通路は横
断平面内で隣接して延びているために、円筒形回転すべ
り弁の直径が比較的大きくなる。それというのは、直径
を大きくしないと、同一横断面範囲で角度をずらして設
けられた通路範囲が充分な大きさの流過横断面を得られ
ない。

本発明の課題は、冒頭で述べた形式の回転すべり弁を、
小さな直径で実施できるように構成することにある。

問題点を解決するための手段 前述の問題点を解決するために、本発明によれば、両吸
気通路又は排気通路が回転すべり弁の回転軸線の範囲で
共通の横断面範囲で延びる通路へ合流しており、回転す
べり弁の所定の角度位置で前記通路が共通の吸気ポート
又は排気ポートと連絡されているようにした。

発明の効果 本発明の構成手段により得られる効果は、最も簡単な手
段で、つまり、互いに隣接するシリンダの、今まで別々
に設けられていた吸気−排気通路を部分的に統合するこ
とによって、回転すべり弁を比較的短い直径で実施する
ことができる。

実施態様 本発明の有利な１実施態様によれば、前記共通の通路が
山形に構成されており、該通路が回転すべり弁外周の吸
気ポート又は排気ポートを有する横断平面内に位置する
、２つの位置で開口している。本発明の別の１実施態様
によれば、回転すべり弁の外周上での両吸気通路又は排
気通路の開口位置によってのみ、吸気ポート又は排気ホ
ードと各シリンダとの間の連絡の時間制限が決定される
ような大きさに、共通の通路の開口位置が設けられてい
る。この開口位置はシリンダに通じる、シリンダヘッド
内の排気孔又は吸気孔と連絡している。

実施例 実施例では互℃・に隣接するシリンダ（図示せず）の排
気通路に関して述べられている。しかしながら互いに隣
接するシリンダの吸気通路にも相応する構成が使用され
る。

第１図には円筒形回転すべり弁が符号ｌでケーシングが
符号２で示されている。図には互いに隣接する２つのシ
リンダ間の仕切り板の延長上に位置する横断平面が示さ
れているが、これと同様に回転すべり弁のケーシング内
に共通の排気ポートを有する平面に関しては前記ドイツ
連邦共和国特許出願公開第３２４１７２３号明細書に記
載されている。

図の横断平面内には回転すべり弁のケーシング２が排気
ポート３を有しており、この排気ポート３には内燃機関
の公知の排気機構（図示せず）が接続されている。排気
の流通方向が矢印によって示されている。

この共通の横断平面の手前及び後方にはケーシング２が
それぞれ排気孔４，５を有しており、この排気孔４．５
は互いに軸線方向で重なっているため、第１図では別々
に分かれているようには見えない。図平面及び共通の措
断平面の手前に位置する排気孔４は図ではより手前にあ
るシリンダと連通しており、この後方に位置する排気孔
５はその後方に位置するシリンダと連通している。これ
に相応して円筒形回転すべり弁ｌは２つの排気通路６，
７を有している。この排気通路６．７のうち図平面の手
前に位置する通路６が排気花生と直に連絡しているのに
対して、排気通路７は回転すべり弁１が時計回りで約９
００だけ回動して初めて配属されている排気孔５と連絡
する。

両排気通路６．７は円筒形回転すべり弁ｌの回転軸線８
の範囲で合流していて、共通の通路９を有している。こ
の通路９は４シリンダー牛サイクル−エンジンでは９ｏ
０の角度を形成しており、その角の頂点は軸線８上に位
置している。

共通の通路９は回転すべり弁１の外周に２つの開口箇所
１０．１１を有している。この両開口箇所のうち開口箇
所１１はケーシング２内の排ガス開口３の直ぐ下に位置
している。このように通路を配置した結果、図で見て手
前のシリンダとの間に排気開口生と排気通路６と共通の
通路９と開口位置１１とを介して流通が行なわれるよう
に接続されているのに対して、回転すべり弁が旋回した
後、図の後方のシリンダは排気孔５．排気通路７、共通
の通路９、開口位置ｌＯを介して排気開口３と連通ずる
。

第２図の実施例ではケーシング２０内で軸線２１を中心
にして回転する円筒形回転すべり弁２２が第１図の排気
通路６．７に相当する２つの別々の排気通路２３．２４
を有して℃・る。これら２つの排気通路２３．２４は円
筒形回転すべり弁２２の角度位置に従って排気孔２５（
図平面手前）及び排気孔２Ｇ（図平面後方）と連絡され
るが、排気通路２３．２４は共通の通路２７に合流して
いる。共通の通路２７は角形ではなく、１開口位置２８
の方向にホッパ形に拡張されて形成されている。ケーシ
ング２ｏ内の排気ポート２９も図の横断平面にお−・て
第１図の排気ポート３よりも大きく保持されている。

つまり、第２図の実施例では、両排気通路２３．２４間
に位置する、時間空間及び回転角度範囲において共通の
通路２７と排気ポート２９との間の連絡が中断されない
。各排気通路２３゜２４の流入口位置３０．３１が回転
すべり弁外周上でどの位置をとるかによってのみ、共通
の通路２７内の流れの連絡が決定される。

２つの実施例に共通して（・るのは、共通の横断面範囲
に通路範囲が隣接して延びることがないようにできると
いうことである。つまり、従来の技術と比較して流過横
断面が減少することなく、必要な回転すべり弁の直径を
著しく減少せしめることができる。回転すべり弁の直径
が減少すると、回転すべり弁のシール部材の滑り速度が
減少し、ひいては回転すべり弁の摩擦、加熱、摩耗、駆
動モーメントが減少する。このことから、回転すべり弁
とケーシングとの間の隙の容量を減少せしめ、通路内の
熱伝導面を縮小することができるようになる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の円筒形回転すべり弁及びそのケーシ
ングの１実施例の横断面図、第２図は第１図の変化例で
ある円筒形回転すべり弁及びそのケーシングの横断面図
である。 １・・回転弁、２　回転弁ケーシング、３　排気ポート
、牛、５　排気孔、６．７　排気通路、８・・回転軸、
９　通路、１０．１１　　開口位置、２０　ケーシング
、２ユ・軸線、２２　円筒形回転すべり弁、２３　、２
４　　排気通路、２５゜２６・排気孔、２７　・通路、
２８　開口位置、２９・排気ポート、３０．３１・・流
入口位置−の　　　ｈ　　　　Ｑ）Ｏ） ［Ｆ］ ｒｔ ＬＬ　　　　　　　　（Ｃ）　　　　　　　＝Ｎ　　　
　　　Ｎ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、複数の燃焼室を有する内燃機関を吸・排気交番制御
   するための回転すべり弁であつて、隣接する燃焼室に配
   属された２つの吸気通路又は排気通路が回転すべり弁の
   ケーシング内に共通の吸気ポート又は排気ポートを有す
   る共通の横断面範囲に延びている形式のものにおいて、
   前記両吸気通路又は排気通路（６、７）が回転すべり弁
   （１）の回転軸線（８）の範囲で、共通の横断面範囲で
   延びる通路（９）へ合流しており、回転すべり弁（１）
   の所定の角度位置で該通路（９）が共通の吸気ポート又
   は排気ポート（３）と連絡されていることを特徴とする
   、内燃機関を吸・排気交番制御するための回転すべり弁
   。 ２、共通の通路（９）が山形に延びており、該通路（９
   ）が回転すべり弁外周の吸気ポート又は排気ポート（３
   ）を有する横断平面内に位置する２つの位置で開口して
   いる、特許請求の範囲第１項記載の回転すべり弁。 ３、吸気ポート又は排気ポート（２９）を有する横断平
   面において共通の通路（２７）が回転すべり弁外周に向
   かつてホツパ形に拡張されている、特許請求の範囲第１
   項記載の回転すべり弁。