JPS63648Y2 - - Google Patents

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JPS63648Y2
JPS63648Y2 JP1983096665U JP9666583U JPS63648Y2 JP S63648 Y2 JPS63648 Y2 JP S63648Y2 JP 1983096665 U JP1983096665 U JP 1983096665U JP 9666583 U JP9666583 U JP 9666583U JP S63648 Y2 JPS63648 Y2 JP S63648Y2
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JP1983096665U
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、移動する広幅バンド上に滓類な
どの粉粒体を均一厚さに分配するのに用いて最適
な均一分配装置に関する。
従来の分配装置は、単に分配用シユートを広幅
バンドの全幅方向に等速で移動して粉粒体を分配
する構成なので、必然的に広幅バンドの中央部に
分配される量より左右両端部に分配される量が多
くなり、広幅バンドの全幅方向に均一厚さで分配
するのが困難で不均一が生じやすい。広巾バンド
がバンドドライヤである場合には厚みのうすいと
ころでは通風の吹き抜けが発生し、厚みの厚いと
ころでは通風抵抗が過大となり乾燥されないとい
うきわめて劣悪な事態を招来する。
この考案は以上の点に鑑みてなされたものであ
つて、すなわちこの考案は、広幅バンド上に粉粒
体を均一厚さで分配することができる均一分配装
置を提供することを目的とする。
したがつて、この目的を達成するためにこの考
案の均一分配装置は、移動する広幅バンドB上
に、該広幅バンドBの幅方向へ、外底部に突設さ
れた揺動中心軸11を中心として揺動回動して往
復運動するシユート13により、粉粒体を均一厚
さに分配する均一分配装置1において、 上記揺動中心軸11に同心状に固着された歯車
12に、回転自在に軸支されたセグメント歯車1
0が咬合され、このセグメント歯車10の一側に
一端側が回動自在に連結されたロツド7の他端側
のカムフオロア6は、等速で回動自在とされたカ
ム4のカム溝5に係合され、該カム溝5は、カム
4の等速回動により、前記ロツド7、セグメント
歯車10、歯車12を介して、前記シユート13
の下部排出口13aが、上記広幅バンドの幅方向
中央部付近においては緩徐に運動されると共に該
広幅バンドの幅方向両端部付近においては急速に
運動されるカム形状とされたことを特徴としてい
る。
銅転炉煙灰を希硫酸浸出した際の主に硫酸鉛か
ら成る滓である鉛滓を鉛電気炉で溶錬するため
の前処理乾燥設備としてのバンドドライヤへの鉛
滓の均一分配用に本考案を適用した場合の一実施
例について、図示により以下にこの考案を説明す
る。
第1図は、この考案に係る均一分配装置1が設
けられたバンドドライヤの側面図、第2図は同平
面図であり、この均一分配装置1は、バンドドラ
イヤの上方付近に位置されている。
まず、上記バンドドライヤSを説明すると、こ
のバンドドライヤSは、広幅の全幅W(第3図参
照)を有し網目状に形成され、第1図反時計(矢
印)方向に移動可能なエンドレスベルト状の広幅
バンドBおよびこの広幅バンドB上に分配載置さ
れる鉛滓などの粉粒体Mに対して熱風を上向に通
す通風管Tと、該バンドBの上部を覆い上記熱風
を保留して上記粉粒体Mを高温雰囲気H下にさら
すためのカバーCと、を有している。
一方、上記均一分配装置1は、第1図から第3
図および第4図と第5図に示すように、上記カバ
ーC上の減速機2の主軸2aに着脱自在に取り付
けられてモータ3により第4図反時計(矢印)方
向に回転される正面カム4と、該正面カム4の両
面に形成された案内溝5,5に一端側のカムフオ
ロア6,6を介してはめこまれた従動節としての
直動ロツド7と、該直動ロツド7を直動自在とし
て水平支持する支持台8と、略扇形を成し扇形中
心が回動自在の支点軸9に取り付けられ、一端側
が上記直動ロツド7の他端側にフオロア7a,7
aを介して取り付けられていると共に、他端側か
ら所定角θ(たとえば45゜)の範囲だけ歯10aが
形成されたセグメント歯車10と、揺動中心軸1
1に取り付けられかつ上記歯10aに歯合された
歯車12を介して、上記セグメント歯車10が回
動されるに伴い揺動中心軸11を中心に所定の揺
動角度α(たとえばα=114゜)の範囲で揺動自在
とされるシユート13と、を有している。
上記正面カム4の案内溝5,5は、該正面カム
4の回転運動を直動ロツド7の不等速直線往復運
動に変換するためのもので、第5図に示すように
該正面カム4が回転されると直動ロツド7はスト
ロークSの範囲で不等速直線往復運動される。
第6図に示すように縦軸に上記ストロークSを
とり横軸に正面カムの回転角β(第4図参照)を
とつた不等速直線往復運動のカム線図に基づいて
説明すると、案内溝5,5の輪郭内周面5a,5
aは正面カム4の回転角β=0゜,β=180゜を通る
軸に関して対称の略ハート形を成しており、この
輪郭内周面5a,5aに沿つて動くカムフオロア
6の移動量、すなわち直動ロツド7のストローク
Sは、正面カムの回転角βに対して曲線を描き、
回転角β=0゜からβ=40゜付近、β=140゜付近から
β=180゜,β=180゜からβ=220゜付近、β=320゜
付近からβ=360゜の各範囲R1,R2,R3,R4にお
けるストロークSの増加率は、回転角β=40゜付
近からβ=140゜付近、β=220゜付近からβ=320゜
付近までの各範囲R5,R6におけるストロークS
の増加率に比べて大きく設定されている。
尚、上記カム線図は、β=180゜の軸に関して左
右対称形状となつている。
しかして、上記正面カム4が一定の角速度で回
転されると直動ロツド7は第5図に示すストロー
クSの範囲内で不等速直線往復運動、すなわちス
トロークSの途中では比較的緩徐に直線運動され
ると共にストロークSの両端では急速に直線運動
される。そして、直動ロツド7がストロークSだ
け往復運動されるとセグメント歯車10は回転角
γ(たとえばγ=28.5゜)だけ揺動され、この揺動
に伴つてシユート13が揺動角αで揺動できるよ
うに歯車12の歯数などが設定されている。
次に、第1図から第3図に示すように前段の工
程から粉粒体Mを搬送するコンベア14の終端側
にはホツパ15があり、このホツパ15の下部開
口15aには上記シユート13の上端部が回動自
在に取り付けられている。このシユート13は、
カバーCに設けられた半円弧状の通挿開口CP内
に下部排出口13a側が通挿されて広幅バンドB
の上部に達しており、該下部排出口13aは該通
挿開口CP内を広幅バンドBの全幅W方向へ揺動
中心軸11を中心に揺動自在とされている。
次に、以上の構成における作用を説明する。
まず、初期状態を説明すると、第4図に示すよ
うに正面カム4の回転角βはβ=0゜で直動ロツド
7は図面最右端に位置されてストロークSはS=
0となつていて、シユート13の向きは第7図A
および第1図、第2図に示すように広幅バンドB
の移動方向に向つて右端側に位置されていると共
に、広幅バンドBは移動状態にある。
次に、この状態でコンベア14が起動されて粉
粒体Mがシユート13に導かれると共に、モータ
3が起動して正面カムが一定の角速度で第4図反
時計方向(矢印)に回転されて、直動ロツド7が
不等速の直線往復運動される。詳細には、該正面
カム4が回転角範囲R1(β=0゜からβ=40゜付近)
に回転されると、直進ロツド7は急速に第5図図
面左側に運動してセグメント歯車10を急速に回
転し、シユート13が広幅バンドBの右端側から
中央部側に向けて第2図反時計方向(矢印)に急
速に回転される(第7図A,B参照)。そして、
該正面カム4が回転角範囲R5(β=40゜付近からβ
=140゜付近)に回転されると、直進ロツド7は上
記回転角範囲R1より緩徐に第5図図面左側に運
動して、シユート13が広幅バンドBの中央部を
経て(第7図B参照)、広幅バンドBの左端側に
向けて緩徐に回転される。さらに、正面カム4が
回転角範囲R2(β=140゜付近からβ=180゜)に回
転されると、再び直進ロツド7は、急速に第5図
左側に運動し、シユート13が広幅バンドBの左
端まで急速に回転されて左端に達する(第7図C
参照)。
次に、シユート13が広幅バンドBの左端に達
した時点で、即座にその回転が反転される。すな
わち、正面カム4が回転角範囲R3(β=180゜から
β=220゜付近)に回転されると、直進ロツドは急
速に第5図右側に運動してセグメント歯車10を
急速に逆回転し、シユート13が広幅バンドBの
左端から中央部に向けて第2図時計方向に急速に
回転される(第7図C,B参照)。そして、該正
面カム4が回転角範囲R6(β=220゜付近からβ=
320゜付近)に回転されると、直進ロツド7は上記
回転角範囲R5の場合と同様に緩徐に第5図右側
に運動して、シユート13が広幅バンドBの中央
部を経て(第7図B参照)、広幅バンドBの右端
側に向けて緩徐に回転される。さらに、正面カム
4が回転角範囲R4(β=320゜付近からβ=360゜)
に回転されると、直進ロツド7は再び急速に第5
図右側に運動して最左端よりストロークS移動し
て最右端に復帰し、シユート13が広幅バンドB
の右端まで急速に回転され右端に達する(第7図
A参照)。
しかして、直動ロツド7は正面カム4の輪郭内
周面5a,5aに沿つて不等速直線往復運動さ
れ、この直動ロツド7の運動に伴い、シユート1
3は、セグメント歯車10と歯車12を介して揺
動角αで広幅バンドBの全幅W方向に不等速で揺
動される。そして、シユート13の揺動は、第6
図の正面カム4のカム線図に対応して広幅バンド
Bの全幅W方向中央部付近においては緩徐に運動
できると共に、広幅バンドBの全幅W方向左右両
端部付近においては急速に運動できる。このこと
から、移動する広幅バンドBの中央部付近に分配
される量より左右端部に分配される量が多くなる
従来の分配装置と異なり、コンベア14から送ら
れてくる粉粒体Mを、広幅バンドB上に該広幅バ
ンドBの全幅W方向に均一厚さとなるように順次
連続して分配できることになる。
したがつて、バンドドライヤSにおいて粉粒体
Mに対して均一に上向通風処理を施すことがで
き、厚さの不均一により生ずる乾燥度の不均一や
通風の吹き抜けなどを防止できる。
ところで、この考案の均一分配装置は、上述し
た実施例で示した正面カムに限定されることな
く、直動ロツドを不等速直線往復運動させて、シ
ユートを広幅バンドの両端部で急速にかつ中央部
付近で緩徐に揺動することができる他の種類のカ
ムであつてもよい。またあらかじめ、異つたカム
線図を有する多数のカムを用意しておきカムを交
換できるようにすれば、簡単に直進ロツドの運動
を変えることができ、使用条件に合わせてシユー
トを揺動して均一厚さで粉粒体を広幅バンド上に
分配することができるのは勿論である。
以上説明したようにこの考案によれば、移動す
る広幅バンド上に、該広幅バンドの幅方向へ往復
運動するシユートにより粉粒体を均一厚さに分配
する均一分配装置であつて、上記シユートは、上
記広幅バンドの幅方向中央部付近においては緩徐
に運動されると共に該広幅バンドの幅方向両端部
付近においては急速に運動される構成としたの
で、移動する広幅バンド上に粉粒体を均一厚さに
分配することができる。
しかして、この考案によれば、シユートの上述
のような運動を、カム4と、これと連動するロツ
ド7及びセグメント歯車10並びに歯車12の機
械的な連動機構により行なわせるようにしたの
で、カム溝5が変化しない限り常に当初の指定し
た速度と運動を維持でき、メンテナンスも楽で設
備コストも安価となる実用上優れた効果がある。
以上の例ではバンドドライヤへの適用例を示し
たが、この考案の装置はバンドドライヤに限らず
広巾の移動バンドを用いる設備例えば乾式製錬に
用いられる焼結機に装入物を分配する分配装置と
して用いれば、通風の吹き抜けや焼結度の不均一
を有無にすることができ、乾式製錬作業効率向上
を図ることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案に係る均一分配装置が設け
られた鉛電気炉の側面図、第2図は、同平面図、
第3図は第1図の矢視−からみた正面図、第
4図は、均一分配装置の拡大側面図、第5図は、
同装置の拡大平面図、第6図は、正面カムのカム
線図、第7図は、シユートの揺動動作図である。 1……均一分配装置、3……モータ、4……正
面カム、5……案内溝、5a……輪郭内周面、7
……直動ロツド、10……セグメント歯車、11
……シユートの揺動中心軸、12……歯車、13
……シユート、14……コンベア、M……粉粒
体、B……広幅バンド、S……バンドドライヤ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 移動する広幅バンドB上に、該広幅バンドBの
    幅方向へ、外底部に突設された揺動中心軸11を
    中心として揺動回動して往復運動するシユート1
    3により、粉粒体を均一厚さに分配する均一分配
    装置1において、 上記揺動中心軸11に同心状に固着された歯車
    12に、回転自在に軸支されたセグメント歯車1
    0が咬合され、このセグメント歯車10の一側に
    一端側が回動自在に連結されたロツド7の他端側
    のカムフオロア6は、等速で回動自在とされたカ
    ム4のカム溝5に係合され、該カム溝5は、カム
    4の等速回動により、前記ロツド7、セグメント
    歯車10、歯車12を介して、前記シユート13
    の下部排出口13aが、上記広幅バンドの幅方向
    中央部付近においては緩徐に運動されると共に該
    広幅バンドの幅方向両端部付近においては急速に
    運動されるカム形状とされたことを特徴とする均
    一分配装置。
JP9666583U 1983-06-24 1983-06-24 均一分配装置 Granted JPS606705U (ja)

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JP9666583U JPS606705U (ja) 1983-06-24 1983-06-24 均一分配装置

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JPS606705U JPS606705U (ja) 1985-01-18
JPS63648Y2 true JPS63648Y2 (ja) 1988-01-08

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ID=30230274

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6329531B2 (ja) * 2013-04-12 2018-05-23 株式会社オーテックメカニカル 部品供給装置と部品供給制御方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5733626B2 (ja) * 1978-05-11 1982-07-17

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JPS5733626U (ja) * 1980-07-30 1982-02-22

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JPS5733626B2 (ja) * 1978-05-11 1982-07-17

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JPS606705U (ja) 1985-01-18

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