JPS6364766B2 - - Google Patents

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JPS6364766B2
JPS6364766B2 JP55056082A JP5608280A JPS6364766B2 JP S6364766 B2 JPS6364766 B2 JP S6364766B2 JP 55056082 A JP55056082 A JP 55056082A JP 5608280 A JP5608280 A JP 5608280A JP S6364766 B2 JPS6364766 B2 JP S6364766B2
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frequency
deflection
light
transducer
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Publication of JPS6364766B2 publication Critical patent/JPS6364766B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02FOPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
    • G02F1/00Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
    • G02F1/29Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the position or the direction of light beams, i.e. deflection
    • G02F1/33Acousto-optical deflection devices
    • G02F1/335Acousto-optical deflection devices having an optical waveguide structure

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Nonlinear Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Dot-Matrix Printers And Others (AREA)
  • Laser Beam Printer (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は超音波偏向器を用いた光束偏向装置に
関する。
超音波偏向器(A/O偏向器と称す)は従来の
ポリゴンミラー、ガルバノミラー等の機械的偏向
器に比べ高速走査が可能な為、高速レーザービー
ムプリンター、TVデイスプレイ等への適用が期
待されている。しかし、従来の方式のA/O偏向
器においては、その偏向角(走査可能な角度範
囲)が少さいという欠点があつた。
最初に従来用いられたA/O偏向器及びその問
題点に関し詳しく説明する。A/O偏向器として
は第1図に示すような体積型の偏向器と、第2図
に示すような薄膜導波路型のもので2種類ある
が、本発明はこれら両種に適用可能である。まず
これらのA/O偏向器の構成作用を説明すると、
第1図示の偏向器において、1はPLZT等の圧電
物からなるトランデユーサーであり、この超音波
トランデユーサーはTeO2等の超音波導波体2に
密着配置されている。このトランデユーサー1に
外部より50MHz〜1000MHz帯域の高周波電圧が印
加されると、超音波が導波体2中を疎密波の形で
進行し、導波体中に屈折率の変化による回折格子
構造が形成される。この導波体2にレーザービー
ム3を入射させると、そのビームは上記回折格子
構造によりブラツグ回折を受け回折光束4として
射出される。このとき零次回折光束5と回折光束
4とのなす回折角θはトランデユーサー1に付加
する高周波の周波数により変化し、それは次式で
与えられる。
θ=sin-1(λf/2vn) (1) ここで、Vは超音波の速度、fは付加周波数、
λは入射光束の空気中での波長、nは媒体2の屈
折率である。
上式より付加周波数fを変えることによりθを
変化させ射出光束4を偏向走査させ得ることが理
解される。この偏向角の最大振り角はブラツグ回
折の角度選択幅で決まり、ある周波数以上になる
と入射光束が超音波の場による回折格子構造のカ
ツプリング条件からはずれてしまい回折効率は低
下する。そのため、最大偏向角は限定されてしま
い、従来例ではせいぜい3゜程度である。
第2図は薄膜導波路型のA/O偏向器である。
LiNbO3等の圧電性結晶基盤6の表面にTiを拡散
させて光導波路7が作られている。この導波路は
厚みが2μm程度で、屈折率は基盤のLiNbO3の屈
折率2.2に対し、約0.01だけ高くなつて高屈折率
層を形成している。
この導波路に高屈折率のプリズム8を近接さ
せ、外部よりレーザー光束9を導波路7に導く。
導波路7の面上にはくしの歯状の超音波励起用の
電極10が設けられている。この電極10に高周
波を印加することにより、結晶6の表面に超音波
表面波が発生する。導波路中に入射した光束11
はこの超音波表面波により偏向光束12として回
折される。先の体積型A/O偏向器の場合と同様
に電極10に印加する高周波の周波数を変えるこ
とにより、光束12は偏向される。偏向光束12
は射出用プリズム13により外部に射出され、偏
向光束として利用される。この導波路型A/O偏
向器の場合もブラツグ回折のカツプリング条件に
より最大偏向は制限される。
導波路型A/O偏向器において、偏向角を増大
させるいくつかの試みがなされている。その例は
文献IEEE Transactions on Circuits and
Systems vol.CAS―26 No.12.p1072.「Guided―
Wave Acousto―optic Bragg Modulators for
Wide―Band Integrated Optic
Communications and Signal Processing」by
C.S.TSAIに詳しく述べられている。その一例は
第3図に示すように、広周波数帯域を共振帯域の
異なる複数のトランデユーサ141,142…によ
り分担し、かつそれぞれのトランデユーサーを互
いにわずかずつ傾けることにより全帯域で入射光
束がカツプリングされるように工夫されている。
4個のトランデユーサーを用いた例では680MHz
の帯域が得られている。このときの偏向角は約4゜
である。
また他の例では第4図に示すように、くしの歯
電極15のピツチPと傾きを順次変化させ低域
から高域になるにつれ超音波の進行方向が変化
し、広帯域で入射光束がカツプリングされるよう
に工夫されている。
これらの改良型の偏向器でも、ドライバー技
術、くしの歯電極のパターン加工技術等の制約に
より、その最大偏向角は4゜程度である。
しかしながらこのような偏向角を増大させる方
法は、偏向角の増大に伴なつて広い同波数帯域の
電圧印加用発振器を必要とするが、一般に広い周
波数帯域の発振器を得るのは困難である。周波数
帯域を広げないで偏向角を広角化する方法とし
て、同一周波数帯域のトランデユーサーを第5図
に示すように複数個配列し、それらの傾き角を変
え、かつ、入射光束の方向も、それら各トランデ
ユーサーの傾き角に対応して変えて、各入射光束
と各トランデユーサーの組合せを順次切替えて、
広い偏向角を得ることも考えられる。この場合に
は超音波トランデユーサー周波数が極端に高くな
らないという利点がある。しかしこの場合の問題
点はこの種の偏向器に存在する零次回折光の影響
である。
すなわち、第5図において第1のトランデユー
サー16により励起された超音波17に第1の光
束18を入射させると、その一部は偏向光束とな
るが、一部の光束は回折されずに零次光19とな
る。この第1のトランデユーサー16により最大
回折角20より最小回折角24の間の斜線部21
の角度範囲が走査される。この第1の偏向範囲2
1に接続して、時系列的に切り換えられた第2の
トランデユーサー22と入射光束23の組合せに
より最大回折角24から最小回折角26の間の斜
線部25の偏向範囲が走査される。この偏向範囲
25の中には先の第1の光束18による零次光1
9が存在することになる。そのため、この偏向器
をレーザービーム記録、またはレーザーデイスプ
レイに用いた場合にはこの零次光束19は偏向光
束に対し、静止光束となるため、その光量が多少
低い場合でも偏向範囲21,25中に輝線ノイズ
となつて記録又はデイスプレイに非常な有害とな
る。
本発明の目的は、トランデユーサーに印加する
周波数帯域を広げなくても、広い偏向角を実現で
き、かつ、その際ノイズズ光束が混入しない良好
な光束偏向装置を提供する事である。
以下図面を用いて本発明の実施例を説明する。
第6図は、本発明の第1実施例の偏向装置を示
す。この実施例の偏向装置は、導波路型A/O偏
向器を利用したものでLiNb3等の圧電性結晶板2
0上にTi等の金属をdiffuseして導波路21が形
成されており、この導波路21の面上に2つの平
行くしの歯状電極29,30が互いに角度をもつ
て設けられている。本実施例の偏向装置において
は、このくしの歯状電極29と30に第8図Aで
示されるような周波数f1と周波数f2間の周波数範
囲を往復変化する電圧信号が交互に印加される。
即ち、時刻t0→t1で周波数が連続的にf1よりf2
で変化する信号が第1の電極29に、また次のt1
→t2の時刻に周波数がf2よりf1に変化する信号が
第2の電極30に印加される。この高周波数信号
により導波路21面上に超音波弾性表面波が発生
し、速度Vmm/秒で進行する。
最初のf1からf2への周波数変化が通じるt0,t1
間には、この信号によつて第1の電極29から発
生した導波路上の表面弾性波の超音波場には、幅
Wの第1光束22が入射される。第1の電極29
からlの距離にあるこの光束の端P点には、表面
弾性波はτ=l/v秒の間の時間の時間ずれをもつ て到達する。今時刻tでの電極29に印加される
電圧の周波数をf(t)とすれば、P点における
表面弾性間の回折格子定数(単位長さ当りの格子
本数、即ち弾性波の波長の逆数)N(t)はN
(t)=f(t−τ)/vで与えられ第8図Bのように 変化する。従がつて時刻(t0+τ)→(t2+τ)
の間に第1の光束22は第7図Aで示す如く最小
回折角位置aより最大回折位置bまで、零次光位
置eから遠ざかるように偏向されて、今第7図A
に示した基準位置gより計つた回折角をθとすれ
ば、この時間区間(t0+τ)→(t1+τ)では、
第1の光束は回折角度より零度まで偏向され
る。
次に周波数がf2となる時刻t1に、光束切り換え
手段により(不図示)入射光束は第2の光束23
に切り換わり、そのと同様にトランデユーサーも
切り換わつて、電極30に信号が印加される。こ
の第2の光束23の入射方向は、第7図に示した
ように第1の光束22が格子線27に対するのと
異なり、第2の格子線28に対し弾性波の進行方
向と逆の方向成分を有する。この構成の為、第2
の光束は、次に説明するようにf2からf1への周波
数変化に対応して第1光束の零次光位置eより遠
ざかる方向に偏向され、第1及び第2の偏向角範
囲にそれぞれの零次光が含まれる事なく、第5図
で示したような零次光による輝線ノイズは除かれ
る。
第8図Bに示す如く、時刻(t1+τ)→(t2
τ)の間は第2の電極に印加される信号はf2から
f1へと周波数が低下する。従つて第7図Bに示し
たような、表面弾性波の負の方向から入射する第
2の光束は、最大回折角位置から、零次光位置d
に対し近ずくような偏向を受ける。本実施例で
は、周波数の変化点f2において、第1の光束22
の第1のトランデユーサーによる回折方向(即ち
第7図のb方向)と第2の光束23の第2のトラ
ンデユーサーによる回折方向とが一致するように
入射方向が設定されている為、時刻t1+τにおい
て第1の偏向光束と第2の偏向光束がつながり、
時刻(t1+τ)→(t2+τ)の間は、第2の光束
は最大回折角位置bから最小回折角位置cまで偏
向される。従つて、時刻(t0+τ)より(t2
τ)の間は光束はaからcまでの従来の2倍の偏
向角が連続的に走査される。
更に時刻t2において再び入射光束を第2の光束
より第1の光束に切り換えると、偏向光束は、光
束切り換え時間の間に瞬時に最初の走査起点aに
フライバツクし、その後同様の周期的な切り換え
駆動によりa→c間のラスター走査が可能とな
る。
この実施例の走査光束のフライバツクタイムは
超音波トランデユーサーの駆動周波数が不連続に
変わることがないため、ほとんど二つの光束の切
替時間で与えられる。この時間は光導波路におけ
る通常の光束切替技術で約3nsecになる。(例えば
文献Appl.Phys.Lett.vol24、No.11(1974)by J.M
Hammer et al) 第8図C,Dはそれぞれ第1、第2の偏向光束
の強度変化を、第8図Eは基準位置gより計つた
偏向光束の回折角変化を示してある。
尚本実施例において入射光束の切り換えと相ま
つて印加信号をそれぞれのトランデユーサーに切
り換えたが、実際には第1の光束と第2の表面弾
性波、また第2の光束と第1の表面弾性波とはブ
ラツグの条件よりはるかにはずれている為カツプ
リングする恐れはなく、従がつて両方のトランデ
ユーサーに同じ信号を印加して同時駆動していて
も第7図に示したような偏向が行なわれる。
以上説明したように、本実施例の偏向装置は超
音波場に二光束を入射させそれぞれがトランデユ
ーサーに与えた周波数の変化に対し、互いに逆方
向に偏角する配置とし、上記二光束の偏向光束が
互いに異なる角度範囲を偏角するようにトランデ
ユーサーに与える周波数帯域を設定し、上記二光
束を交互に切替えて偏向する事により零次光が混
入する事なく広い角度範囲を偏向する事が可能で
ある。
第9図に第1実施例の偏向装置の全体図を示
す。導波路21の入射端面には2つの半導体レー
ザーが配置されており、それぞれからの光束は薄
膜レンズを介して超音波の場に進行し回折され
る。これらの2つの方向からの入射光束を回折す
る為、二つの光束をカツプリングさせるように2
組の電極29,30が所定の角度だけ傾けられ、
かつ、パターンが互いに対称になるように工夫さ
れ配列されている。この第1の電極29に対応し
て第1の半導体レーザー26からの第1の光束2
2を入射させると第1の超音波回折格子によりカ
ツプリングされ、偏向光束31が得られる。回折
されない一部の光束は零次光束34となる。同様
に、第2の電極30に対応して第2のレーザー2
5からの第2の光束23を入射させるとカツプリ
ングされ偏向光束33が得られ、回折されない光
束は零次光束32となる。また所定の周波数範囲
を往復変化する信号をトランデユーサーに与え、
この信号の周波数往復に対応して2つの入射光束
を切り換える事により広い走査範囲を実質的にフ
ライバツクタイムなしに光束偏向走査が可能であ
る。更に本実施例では2つの入射光束の入射角
を、周波数の変化地点でそれぞれの最大及び最小
回折方向が一致するように設定されている為、そ
れぞれの偏向範囲が連続的につながつた偏向角の
倍化された偏向装置が得られる。
第10図に、第4図で示したような広帯域化さ
れたTilted fingen chirpad tranducerを用いて
更に広い偏向角を実現する本発明の第2の実施例
を示す。
第1のトランデユーサーにより励起された超音
波弾性表面波52の回折格子ベクトル53の方向
に対し、第1の入射光束55は順方向から入射し
ている、これに対し、第2のトランデユーサー5
1により励起された超音波弾性表面波56の回折
格子ベクトル57の方向に対し、第2の入射光束
58は逆方向から入射している。また、この両光
束31,32の入射角θ1、とθ2はそれぞれのトラ
ンデユーサー50,51の最大偏向角θ1′(f2),
θ2′(f2)に等しく設定されている。
このような配置により先の第1の実施例の第8
図で示したと同様に周波数f1とf2の間を繰返し往
復するチヤープト信号により二つのトランデユー
サー50,51を駆動する。その際に、同時に二
つのトランデユーサーを駆動するが、それぞれの
トランデユーサーを交互に切換えて駆動してもど
ちらでも良い。但し、フライバツク時間を自質的
に零にするためには、同時駆動する必要がある。
同時駆動の際には二つの超音波表面弾性波が存在
することになるが、それぞれは所定の傾き角をも
つているため、第1の光束が選択されているとき
には第1のトランデユーサーによる超音波表面波
にだけカツプリングされ、他の第2の超音波表面
波は第1の光束に影響を与えない。逆も同様であ
る。
従つて、第8図に示したと全く同様に、二つの
光束を時刻t0+τ、t1+τ、t2+τ…で交互に切
換えることにより倍角の走査が行え、かつ、フラ
イバツク時間を光束の切換時間に短縮できる。
第10図の実施例では、2つの電極50,51
は光軸59に対して同じ側であつたが、第11図
の第3実施例に示すように互いに反対側にあつて
も実施可能である。この場合第11図に示したl1
とl2は等しい事が望ましい。この実施例において
も各入射光束は対応するそれぞれの超音波場に対
し正負の互いに異なる方向から入射するように設
定されている為、印加電圧の周波数変化に対して
それぞれの光束は互いに異なる方向へ偏向運動す
る。従がつて第8図示の如き同波数変化信号をト
ランデユーサーに与え、同波数の変化に対応して
入射光束を切り換える事により偏向角がつながつ
て倍化され、かつその為に零次光が混入しない広
角偏向装置が得られる。
次に本発明の倍角化されたA/O偏向器に薄膜
結像レンズを加え、輝点走査器とし、この素子を
ビデオ信号の記録用ヘツドとして応用する実施例
につき、第12図を用いて説明する。
TiをLiNbO3の基板142に拡散して作成した
導波路143に半導体レーザー144を直接接触
させ導波路中にレーザー光束をカツプリングさせ
る。カツプリングされた光束145は導波路中を
伝播するが、その光束145を薄膜レンズ146
により平行光束147とする。この光束は薄膜導
波路143の表面に設けられたくしの歯電極14
8部を通過する。この通過光束150はSAW電
極149により励起された超音波弾性表面波によ
り偏向され結像レンズ151の作用で基板142
の端面52に点像153として集光する。この場
合にレンズ151は導波路と垂直な方向には結像
作用を持たないのでこの方向のスポツトサイズは
導波路の厚みにほゞ等しくなる。
本実施例ではこの厚みは約2μm程度にしてあ
る。超音波弾性表面波により回折を受けなかつた
零次回折光は点像154として集光する。この集
光点附近には遮光材155が設けられている。
超音波トランデユーサー149の駆動周波数を
低周波f1より最高周波数f2まで連続的に掃引し、
輝点153を光軸156の位置まで走査する。そ
の状態で光束切替用くしの歯電極148に一定電
圧を印加し入射光束147の方向を変化させる。
この切替られた光束157はその方向が変化した
ことにより超音波トランデユーサー158により
励起されている弾性表面波にカツプリングされ、
その方向が変えられ点像159として結晶端面1
52に集光する。非回折光は点像160として結
像するが、これは遮光部材155により吸収され
る。
超音波トランデユーサー158に付加している
周波数をf2よりf1まで掃引することにより光軸上
156まで走査されていた点像は点像159の位
置まで移動する。
次に光束切替電極148の電圧をカツトするこ
とにより、入射光束147は電極48を通過し、
超音波トランデユーサー149により励起される
表面波にカツプリングされる。先の給像点153
に復帰する。以下同様に繰返すことにより輝点走
査が行われる。この結晶端面152に光磁気記録
体等の記録テープ161を矢印方向に移動させな
がら接触させ半導体レーザーの電流を画像信号で
変調することにより高速走査記録が行える。例え
ばNTSC等のビデオ信号を半導体レーザーに入力
し、一走査時にTVフイールドの1Hを対応させ
輝点走査の繰返し周波数を15.7KHzにとることに
よりTV画像のフイールド記録も可能である。
本実施例においてはくしの歯電極48により光
束の切替を行つたが、第17図に点線像で示され
る第2の半導体レーザー162を設けて、第1の
半導体レーザー144と交互に切替えることによ
り弾性表面波の回折格子部に二方向より光束を入
射できる。この場合にはくしの歯電極148は不
要になる。本実施例においては、連続的な広角記
録ができる為、TV信号等を記録した場合は、
TV画面と同一パターンで記録される為、直接記
録画面を観察できる利点を有する。
以上の実施例の偏向装置に対して第13図Aに
示したチヤープト信号を用いる事も可能である。
このチヤープト信号を第6図示の実施例に適用し
た場合、最初の(t0+τ)→(t1+τ)時には、
前実施例と同様に第7図Aのa位置からb位置へ
と偏向されるが、t1時に切り換わつた第2の光束
は、印加周波数が再びf1からf2へと変化する為、
偏向光束はc位置からb位置へと偏向される。回
折角変化を第13図Cに示す。従つてこのチヤー
プト信号を第12図示の記録用偏向装置に適用し
た場合は、第14図の如き記録テープ161上の
走査線となる。
以上述べた実施例において第1、第2のトラン
デユーサーはそれぞれを第3図で示した複数個の
電極で構成されるトランデユーサーに置き換える
事も可能である。例えば第3図示の4個の電極か
らなるトランデユーサーは第1又は第2のトラン
デユーサーとして第8図のf1からf2までの周波数
領域を4個の電極で分担する。従がつて本発明の
実施例に用いれば、その2倍の広角偏向領域を得
る事ができる。
以上の説明で明らかなように本発明の偏向装置
は1組又は1対のトランデユーサーからなるトラ
ンデユーサー部が発生する超音波場に対し周波数
変化に対応して入射光束を切り換える事によりト
ランデユーサー部に印加する信号の帯域を倍化せ
ずとも広い角度範囲の偏向角を有する偏向装置が
得られる。
かつ、その際零次光によるノイズ光が偏向角巾
に混入しない、非常に優れた偏向装置を得る事が
できる。
次にTV画像記録の場合の実施例データーを示
す。
1 テープ幅:1/4インチ 2 記録材:a―GdC。
3 半導体レーザー:820mm波長 シングルモー
ド発振 4 レンズ46および51の焦点距離:28.6mm 5 光束47の直径:4.5mm 6 導波路厚み:2μm 7 点像サイズ:2μm/(タテ)×3μm/(ヨコ) 8 1ケのtransducer 走査角:3゜ (2ケのtransducerによる全走
査角:6゜) 9 全走査幅:3mm 10 transducerの駆動:500MHz〜1000MHz 周
波数帯域 11 薄膜レンズ:Geodesic Lens 12 吸収材55:カルコーゲン材orTe等の金属薄
膜 13 入射光束50、57の光軸に対する入射角:
6.11゜
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は従来のA/O偏向器を示す
図、第3図、第4図は、広帯域トランデユーサー
を示す図、第5図は偏向方法の例を説明する図、
第6図は本発明の第1実施例の偏向装置の1部を
示す図、第7図は、第6図示の偏向装置の偏向過
程を示す図、第8図は、第7図の偏向装置の周波
数信号を示す図、第9図は第1実施例の偏向装置
の全体図、第10図は第2実施例を示す図、第1
1図は第3実施例を示す図、第12図は記録装置
に適用した本発明の第4実施例を示す図、第13
図は本発明の実施例に用いる別の周波数信号を示
す図、第14図は、第13図示の信号を用いて偏
向走査した場合の軌跡を示す図である。 図中 1…トランデユーサー、29,30…電
極、21…導波路、22…第1の入射光束、23
…第2の入射光束、27…薄膜レンズ、25,2
6…半導体レーザー、161…記録テープ、3
2,34…零次折光。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 互いに異なる方向に進行する第1及び第2の
    超音波を励起するトランスデユーサ部と、該トラ
    ンスデユーサ部に所定の範囲で周波数が変化する
    信号を印加する手段と、前記第1及び第2の超音
    波に夫々第1及び第2の光束を互いに異なる方向
    から切り換えて入射せしめる手段とから成り、前
    記2本の光束の入射方向を、これらの光束が前記
    超音波によつて互いに逆方向に偏向され、且つ、
    最大角に偏向された夫々の光束の出射方向が一致
    するように配置することによつて、これらの光束
    が同一直線上で連続した異なる領域をそれぞれ走
    査するように構成した広角偏向装置。
JP5608280A 1980-04-26 1980-04-26 Wide-angle deflecting device Granted JPS56151914A (en)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5608280A JPS56151914A (en) 1980-04-26 1980-04-26 Wide-angle deflecting device
DE19813116426 DE3116426A1 (de) 1980-04-26 1981-04-24 "strahlablenkeinrichtung"
US06/509,862 US4470661A (en) 1980-04-26 1983-06-30 Beam deflecting device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5608280A JPS56151914A (en) 1980-04-26 1980-04-26 Wide-angle deflecting device

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Publication Number Publication Date
JPS56151914A JPS56151914A (en) 1981-11-25
JPS6364766B2 true JPS6364766B2 (ja) 1988-12-13

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ID=13017155

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JP5608280A Granted JPS56151914A (en) 1980-04-26 1980-04-26 Wide-angle deflecting device

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JP (1) JPS56151914A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02238289A (ja) * 1989-03-08 1990-09-20 R I Denshi Kogyo:Kk 雰囲気炉の酸素濃度低減化方法及び酸素濃度極低化雰囲気炉

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02238289A (ja) * 1989-03-08 1990-09-20 R I Denshi Kogyo:Kk 雰囲気炉の酸素濃度低減化方法及び酸素濃度極低化雰囲気炉

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Publication number Publication date
JPS56151914A (en) 1981-11-25

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