JPS6364715B2 - - Google Patents

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JPS6364715B2
JPS6364715B2 JP56116478A JP11647881A JPS6364715B2 JP S6364715 B2 JPS6364715 B2 JP S6364715B2 JP 56116478 A JP56116478 A JP 56116478A JP 11647881 A JP11647881 A JP 11647881A JP S6364715 B2 JPS6364715 B2 JP S6364715B2
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JP
Japan
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bullet
seal
gunpowder
plunger
receiver
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JP56116478A
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JPS5818100A (ja
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  • Portable Nailing Machines And Staplers (AREA)
  • Extraction Or Liquid Replacement (AREA)
  • Fats And Perfumes (AREA)
  • Elimination Of Static Electricity (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は猟銃等に用いられる散弾銃用装弾の送
りに関し、その目的は、散弾銃用装弾に内設され
ている送りの構造を改良し、火薬の爆発ガス圧に
より送りに回転を生起させ弾丸が散弾の場合には
銃腔軸心を中心とする円運動を行わせて発射し、
一粒実弾のスラグの場合には銃腔内通過中にトル
クを与えて発射させると共に、火薬の引火当初の
爆圧の急激な上昇を効果的に緩和し、以つて弾丸
の命中精度の向上と反動感の緩和とを図つたこと
である。
さらに本発明の目的は、前記の機能を持つ送り
の製造を容易とし、多量生産並びにコスト低廉を
図つたことである。
雷管を装着した薬きよう内に、火薬、送り、散
弾を順次装填し、口巻きを施した散弾銃用の散弾
装弾と銃腔内通過時に各散弾に銃腔軸心を中心と
する円運動を行わせて発射すれば、各散弾には円
運動が発生し、銃口を出たあと円運動に基く慣性
によつて各散弾は強制的に外方に拡げられて飛行
するので、通常装弾に比較して極めて広い弾痕模
様を呈する近距離射撃に適する。
また、上記の装弾において、散弾の代りに一粒
実弾のスラグを装填し、スラグが銃腔内通過中に
トルクが与えられて回転するようにすれば、旋条
のない散弾銃から射出してもジヤイロ効果により
飛行姿勢が安定するので命中精度の高いスラグ装
弾とすることができる。
さらに、火薬の爆発初期に、薬きよう内の火薬
室容積を拡大させる緩衝子を装着すれば、爆圧の
急騰を緩和し、射手が不快に感ずる反動を和げる
ことができる。
本発明は上記の諸機能を実現した散弾銃用装弾
の送りを提供するものである。以下その実施例に
ついて図面により説明する。第1図乃至第6図は
散弾に用いる本発明の送りである。本発明の送り
はポリエチレン等の合成樹脂材料で作られた弾丸
受け9とシールワズ1との二つの部材によつて構
成される。弾丸受け9には弾丸受け面側に等角度
に分岐した羽根10が一体に形成され、この羽根
10には銃腔内面と弾丸受け9の外周面との間に
ガス抜き空隙を形成するための凸起部11が形成
されている。前記弾丸受け面の反対面の後端面1
2にはその中心に面と直交する軸線方向にプラン
ジヤ8が突設され、さらにプランジヤ8と同心円
の環状溝13とプランジヤ8の中心に対して偏心
対象位置で且つ環状溝13の外側の位置を起点と
して弾丸受け9の外周で開口する噴出絞り溝11
4とが設けられ、噴出絞り溝14は連絡溝22に
よつて環状溝13と連通している。
一方、シールワズ1は、その中心に前記プラン
ジヤ8に摺動可能に圧入嵌合するための穴6と前
記環状溝13と対応して連通する位置に通気孔5
が穿設されている。また、シールワズ1は火薬に
対面する側に凹部3を形成し、薬きよう内径並び
にこれと略等しい直径の銃腔内径に軽く摺接する
環状突辺を設け、爆発ガスをシールする構造とな
つている。7は皮膜であり、通気孔5の火薬に対
面する開口部にシールワズ1と一体構成の極めて
薄い膜であり、火薬が通気孔5内に落ち込まない
ように閉塞しているが、火薬の爆発によつて消去
される。尚火薬の粒径が通気孔5より大きい場合
には不要である。また設計変更例として、第1図
乃至第3図に示す環状溝13連絡溝22および噴
出絞り溝14をシールワズ1の前端面4に設けて
環状溝13と通気孔5を連通せしめ、弾丸受け9
の後端面12を平面にしたものもある。
さらに、その他の実施例は第9図及び第10図
に示す如く、シールワズ1の通気孔5に直接噴出
絞り溝14を連結したもので、この場合も弾丸受
け9の後端面12は平面である。
上記の二つの実施例に於いては、シールワズ1
に発生したトルクを弾丸受け9に伝達するため、
プランジヤ8の断面形状を第11図のプランジヤ
端末図に示す如く円以外の例えば多角形等にする
必要がある。
このシールワズ1を第1図に示すようにプラン
ジヤ8の先端21に穴6によつて圧入嵌合し、シ
ールワズ1の前端面4と弾丸受け9の後端面12
との対面間隔Sを所要寸法で保持させたものであ
る。
次に第7図及び第8図について説明する。これ
はスラグを弾丸とする場合の本発明の実施例であ
り、構成の本質は上記散弾を弾丸とする場合と同
じである。相違する点は、プランジヤ8をシール
ワズ1の前端面4の中心より一体構成で突設さ
せ、弾丸受け9の中心にはプランジヤ8の先端が
圧入嵌合する穴20を貫通して設け、弾丸受け9
の弾丸受面側には複数の突起16を突設し、この
突起16の外面を銃腔内面と弾丸受け9の外周面
との間にガス抜き空隙を形成するための凸起部1
1とし、中空部18、弾頭部23、円筒部24か
ら形成されるスラグ17の基部に前記突起16に
係合する凹部19を設けた構造である。
散弾を弾丸とする場合は第1図に示す組立状態
で雷管、火薬を装填した薬きよう内にシールワズ
1が火薬に対面するよう納められ、羽根10の周
囲に散弾を充填して口巻きが施されて装弾が完成
され、スラグ17を弾丸とする場合は第7図に示
す組立状態で薬きよう内に納められ、弾頭部23
が口巻きにより係止されて装弾が完成する。
上記本発明による送りの作用について説明す
る。散弾装弾の場合、火薬が爆発すると、初期の
爆圧を受けるシールワズ1はプランジヤ8、弾丸
受け9並びに充填されている散弾を介して薬きよ
うの口巻きを解放しようとするが、初期の爆圧よ
り口巻きの弾抗力の方が大きいので弾丸受け9は
移動しない。そのため、シールワズ1のみが穴6
とプランジヤ8との間に発生する圧入摺動抵抗を
排除しながら弾丸受け9の後端面12との離間距
離Sだけ前進移動して第6図に示すように前端面
4が弾丸受け9の後端面12に圧着するに到る。
従つて、薬きよう内火薬室の容積は、シールワズ
1の移動分だけ増大するので爆圧の急騰を吸収緩
和し、射手に及ぼす不快な反動感を大きく低減す
る。
次いで爆圧の上昇に伴つて薬きようの口巻きが
解放され、散弾並びに一体に結合された弾丸受け
9とシールワズ1は薬きようから飛び出して銃腔
内に進入する。このとき、シールワズ1の前端面
4は弾丸受け9の後端面12に密着して気密が保
たれ、環状溝13、連絡溝22並びに噴出絞り溝
14はシールワズ1の前端面4で閉じ断面のガス
通路を形成し、シールワズ1の通気孔5に張られ
ている皮膜7は爆圧で破砕されて火薬ガスの一部
は通気孔5より環状溝13に注入して噴出絞り溝
14から噴出される。即ち、環状溝13と連絡溝
22は、通気孔5と噴出絞り通路14を連通させ
るための通路溝であり、第9図及び第10図に示
す実施例では不要である。噴出後の排気ガスは、
弾丸受け9の周側面と銃腔内面の間の間隙を通
り、各散弾粒の間に存在する隙間をくぐつて銃腔
内に排出され、銃口より大気中に放出される。こ
の高温、高圧の爆発ガスが噴出絞り溝14から噴
出する断熱膨張作用の反力として第3図に示すよ
うに噴出絞り溝14の起点に推力T1,T2が発
生し、しかもその両推力T1,T2が相反する方
向に向いているのでトルクを生じ、弾丸受け9を
回転する。既に述べた二つの設計変更実施例に於
いても、送りの作用は同様であるが、プランジヤ
8が円以外の断面形状となつているので、プラン
ジヤ8がシールワズ1の穴6に圧入されると、穴
6はプランジヤ8の断面形状に倣つて変形するの
で、穴6とプランジヤ8とは相互にすべり回転を
生ずることがなく、シールワズ1に発生したトル
クをプランジヤ8を介して確実に弾丸受け9に伝
達することが出来るのである。その回転速度は銃
腔内通過中に急速に高められる。従つて、弾丸受
け9と一体の羽根10の回転により、各散弾は銃
腔軸心を中心とする円運動を行い銃口から射出さ
れた後に広く散開するのである。
一方、スラグ装弾の場合は、シールワズ1の前
進移動によりプランジヤ8が弾丸受け9の穴20
を圧入摺動抵抗を排除しながら前進移動してスラ
グ17の中空部18の空気を圧縮しながら中空部
18内に突出し、シールワズ1が離間距離Sだけ
前進するので爆圧の急騰が緩和され、シールワズ
1の前端面4が弾丸受け9の後端面12に密着し
て前記と同様のガス通路を形成してトルクを生じ
させる。この場合、噴出絞り溝14により噴出し
た排気ガスはスラグ17の周側面と銃腔内面との
間に生ずる間隙を通つて銃腔内に排出され、弾丸
受け9の回転が突起16と円筒部24の凹部19
の係合によつてスラグ7に伝えられ、銃口より射
出されたスラグ17は、旋条銃腔より発射された
弾丸と同様に回転して飛行するものである。
以上のように本発明による送りは次のような格
別な効果を有している。
火薬の爆圧を受けるシールワズはプランジヤと
の圧入嵌合、若しくはプランジヤを介して弾丸受
けとの圧入嵌合による摺動抵抗を排除しつつ火薬
室の容積増大による爆発初期の急激な衝撃反動感
を緩和すると共に、シールワズと弾丸受けとの軸
線を常に銃腔の軸線と一致させて射出すること
と、爆発ガスの一部を利用して弾丸受けに回転を
与え、弾丸にこの回転を伝達することとにより散
弾にあつては近距離射撃において広く散開する弾
痕模様とし、スラグ装弾にあつてはスラグを回転
飛行させ、何れも命中精度を向上する利点を有す
る。
また、弾丸受けに回転を生起させるためのガス
通路を、弾丸受けの後端面に環状溝と、これと連
通する噴出絞り溝を設け、シールワズの前進移動
による密着で所定の閉じ断面のガス通路を形成す
るものであるから、このガス通路の成形が極めて
容易であり、量産性を有し安価に提供することが
できる。
さらに、シールワズに穿設されている通気孔は
弾丸受けの環状溝と対応連通するものであるか
ら、通気孔は環状溝に360度の全範囲で常に対応
連通することになり、組付時に位相合せの位置決
めを不要とし、シールワズが弾丸受けに密着した
ときには必ず通気孔と環状溝との連通を確保する
利点を有している。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示し、第1図は散弾装
弾に使用される送りの組立側面図、第2図は同底
面図、第3図は送りの一部を構成する弾丸受けの
端面図、第4図は送りの他の部分を構成するシー
ルワズの側面図、第5図は同底面図、第6図はシ
ールワズの作動後の第2図A−A′断面図、第7
図はスラグ装弾に使用される送り並びにスラグの
組立側面図、第8図は同底面図である。第9図は
設計変更実施例を示したシールワズの側面図、第
10図は同底面図、第11図は設計変更実施例に
於けるプランジヤの端末図である。 1……シールワズ、5……通気孔、6……穴、
8……プランジヤ、9……弾丸受け、10……羽
根、11……凸起部、13……環状溝、14……
噴出絞り溝、16……突起、17……スラグ、1
9……凹部、20……穴。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 薬きよう内に充填された火薬上に送りを装填
    し、この送りの上に弾丸を充填して口巻きを施す
    散弾銃用装弾において、 前記の送りを火薬に対接する円盤形のシールワ
    ズと、弾丸に対接する円盤形の弾丸受けとの二つ
    の部材の分割構成とし、 前記シールワズと弾丸受けとが互いに対面する
    側のそれぞれの対向端面のうち、何れか一方の対
    向端面の中心に軸線方向にプランジヤを突設し、
    他方の対向端面の中心にはプランジヤの先端部が
    圧入嵌合される穴が軸線方向に設けられ、シール
    ワズと弾丸受けとはプランジヤを介して所定の間
    隔を保つて係止され、 また、銃腔内径より小径なシールワズには、火
    薬を封止するシール部分と、シールワズの半径線
    上に中心を有し軸線方向に貫通する通気孔が設け
    られ、さらに、前記の対向端面の何れか一方の対
    向端面には、その半径線上に起点を有し、予め定
    めた方向に向かつて対向端面の外縁に開口する複
    数の噴出絞り溝が、直接または対向端面上に設け
    た通路溝を経て前記の通気孔に連通し、 前記弾丸受けには、銃腔内面と弾丸受けの外周
    面との間に均一なガス抜き空隙を形成するための
    突起部が設けられるとともに、弾丸受けの弾丸に
    対接する側には、弾丸に回転を伝達するための手
    段を備え、 前記火薬の爆圧でシールワズがプランジヤを圧
    入して弾丸受け方向に移動し、シールワズ並びに
    弾丸受けの両対向端面が圧接して閉じ断面のガス
    通路が形成され、前記の噴出絞り溝の開口部から
    火薬ガスを噴出することにより、シールワズと弾
    丸受けとが一体となつて回転する散弾銃用装弾の
    送り。
JP11647881A 1981-07-27 1981-07-27 散弾銃用装弾の送り Granted JPS5818100A (ja)

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JP11647881A JPS5818100A (ja) 1981-07-27 1981-07-27 散弾銃用装弾の送り

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JPS5818100A JPS5818100A (ja) 1983-02-02
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JP11647881A Granted JPS5818100A (ja) 1981-07-27 1981-07-27 散弾銃用装弾の送り

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5019760U (ja) * 1973-06-18 1975-03-06

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5019760U (ja) * 1973-06-18 1975-03-06

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JPS5818100A (ja) 1983-02-02

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