JPS6363632B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6363632B2 JPS6363632B2 JP55120276A JP12027680A JPS6363632B2 JP S6363632 B2 JPS6363632 B2 JP S6363632B2 JP 55120276 A JP55120276 A JP 55120276A JP 12027680 A JP12027680 A JP 12027680A JP S6363632 B2 JPS6363632 B2 JP S6363632B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- glaze
- colored intermediate
- upper layer
- colored
- glazes
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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- 238000010304 firing Methods 0.000 claims description 7
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 claims description 6
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Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、たとえば大理石等の自然石模様を呈
するホーロー製品の製造方法に関する。
するホーロー製品の製造方法に関する。
従来のホーロー製品はそのほとんどが単色であ
り、その表面に模様が施される場合でもせいぜい
人為的な模様であるため、高級イメージで且つ落
ち着きのあるデザインのホーロー製品が存在せず
デザイン性に欠けるという問題があつた。
り、その表面に模様が施される場合でもせいぜい
人為的な模様であるため、高級イメージで且つ落
ち着きのあるデザインのホーロー製品が存在せず
デザイン性に欠けるという問題があつた。
そこで、本発明ではかかる問題を解消し、たと
えば大理石等の高級な且つ落ち着きのある自然石
の表面模様をホーロー製品の表面に簡単に表現す
ることができるようにすることを目的とする。
えば大理石等の高級な且つ落ち着きのある自然石
の表面模様をホーロー製品の表面に簡単に表現す
ることができるようにすることを目的とする。
本発明のホーロー製品の製造方法は、以上の目
的を達成するために、金属素地の表面に下釉を施
釉焼成し、前記下釉の上面に有色中間釉を下地と
して施釉焼成した後、前記有色中間釉の上面の全
体に第２有色中間釉をまばら状に施釉し、前記第
２有色中間釉の上層に口径の小さい線引き用スプ
レーガンによつて色彩の異なる複数層の半透明釉
を線状に描き、これらの半透明釉が互いにほぼ沿
つて走る及び／又は重なり合う平面模様とし、更
にその上面に透明釉の上層釉を施釉し、前記第２
有色中間釉、複数層の半透明釉及び上層釉をまと
めて焼成することを特徴とする。
的を達成するために、金属素地の表面に下釉を施
釉焼成し、前記下釉の上面に有色中間釉を下地と
して施釉焼成した後、前記有色中間釉の上面の全
体に第２有色中間釉をまばら状に施釉し、前記第
２有色中間釉の上層に口径の小さい線引き用スプ
レーガンによつて色彩の異なる複数層の半透明釉
を線状に描き、これらの半透明釉が互いにほぼ沿
つて走る及び／又は重なり合う平面模様とし、更
にその上面に透明釉の上層釉を施釉し、前記第２
有色中間釉、複数層の半透明釉及び上層釉をまと
めて焼成することを特徴とする。
以下、図面に示す実施例により本発明の特徴を
具体的に説明する。
具体的に説明する。
第１図は本発明の製造方法によつて得られるホ
ーロー製品の断面を模式的に示すものであり、ホ
ーロー製品として鋼板製の浴槽を例として示す。
ーロー製品の断面を模式的に示すものであり、ホ
ーロー製品として鋼板製の浴槽を例として示す。
鋼板製浴槽の素地１の表面に釉薬を施釉する前
に、この素地１の表面を脱脂、酸洗及びニツケル
デイツプ等により前処理し、表面に下釉２を施釉
して焼成する。そして、この下釉２の上に更に大
理石模様の下地となる有色中間釉３施釉して焼成
する。有色中間釉３の色彩は、アイボリー系のも
のが好ましく、特に大理石の地色に近似させるた
めにアイボリー色の乳濁釉を採用する。
に、この素地１の表面を脱脂、酸洗及びニツケル
デイツプ等により前処理し、表面に下釉２を施釉
して焼成する。そして、この下釉２の上に更に大
理石模様の下地となる有色中間釉３施釉して焼成
する。有色中間釉３の色彩は、アイボリー系のも
のが好ましく、特に大理石の地色に近似させるた
めにアイボリー色の乳濁釉を採用する。
素地１に下釉２及び乳濁釉を用いた有色中間釉
３を一体焼成したものをベースとして、更にその
上層に各種の釉を施釉してゆく。この工程を順に
説明する。
３を一体焼成したものをベースとして、更にその
上層に各種の釉を施釉してゆく。この工程を順に
説明する。
まず、アイボリー色の乳濁釉を用いた有色中間
釉３の上に、薄茶色の半透明釉を素材とした第２
有色中間釉４を施釉する。この第２有色中間釉４
は、下層のアイボリー色の乳濁釉を素材とした有
色中間釉３と共に大理石の地色を表現するため、
まばら状に施釉される。これによつて、大理石の
地色模様により近似した深みのある自然な模様と
することができる。
釉３の上に、薄茶色の半透明釉を素材とした第２
有色中間釉４を施釉する。この第２有色中間釉４
は、下層のアイボリー色の乳濁釉を素材とした有
色中間釉３と共に大理石の地色を表現するため、
まばら状に施釉される。これによつて、大理石の
地色模様により近似した深みのある自然な模様と
することができる。
第２有色中間釉４の施釉後には、３層の線状釉
５，６，７をそれぞれこの順にまたは３層とも同
時に施釉する。最下層の線状釉５は黄色、中間層
の線状釉６は黄茶色及び最上層の線状釉７は焦茶
色の有色半透明釉である。そして、これらの各線
状釉５，６，７は、大理石の表面模様に似せるた
めに緩やかな流線状として描くと共に、ぼかした
ような輪郭を持つように形成する。このとき、各
線状釉５，６，７の施釉軌跡は、互いに沿つて走
らせたり部分的に重なつたり又は交差するように
不規則なものとする。これにより、３本の線状釉
５，６，７が入り混ざつた複合線状模様が表れ、
天然大理石の自然な深みのある積層模様を醸し出
すことができる。
５，６，７をそれぞれこの順にまたは３層とも同
時に施釉する。最下層の線状釉５は黄色、中間層
の線状釉６は黄茶色及び最上層の線状釉７は焦茶
色の有色半透明釉である。そして、これらの各線
状釉５，６，７は、大理石の表面模様に似せるた
めに緩やかな流線状として描くと共に、ぼかした
ような輪郭を持つように形成する。このとき、各
線状釉５，６，７の施釉軌跡は、互いに沿つて走
らせたり部分的に重なつたり又は交差するように
不規則なものとする。これにより、３本の線状釉
５，６，７が入り混ざつた複合線状模様が表れ、
天然大理石の自然な深みのある積層模様を醸し出
すことができる。
線状釉５，６，７及びこれらによつて得られる
複合線状模様の大きさや幅は、ホーロー製品の表
面積の大小や全体のバランスによつて最も好まし
いものに決定する。実施例の浴槽の場合での各線
状釉５，６，７の幅は、それぞれ40〜50mm、15〜
30mm及び５〜10mm程度が好適である。そして、こ
のような幅の線状釉５，６，７を描くには、線引
き用のスプレーガンを用い、その噴射口の口径は
0.2〜0.8mm、施釉面までの距離は15〜20cm及びス
プレーガンの送り速度は0.5〜0.7m／ｓ程度とす
ることが好ましく、またスプレーガンの空気圧力
は0.5〜1.0Kg／cm2程度とする。
複合線状模様の大きさや幅は、ホーロー製品の表
面積の大小や全体のバランスによつて最も好まし
いものに決定する。実施例の浴槽の場合での各線
状釉５，６，７の幅は、それぞれ40〜50mm、15〜
30mm及び５〜10mm程度が好適である。そして、こ
のような幅の線状釉５，６，７を描くには、線引
き用のスプレーガンを用い、その噴射口の口径は
0.2〜0.8mm、施釉面までの距離は15〜20cm及びス
プレーガンの送り速度は0.5〜0.7m／ｓ程度とす
ることが好ましく、またスプレーガンの空気圧力
は0.5〜1.0Kg／cm2程度とする。
以上の各釉の施釉の後、第２有色中間釉３から
上全体を無色透明の上層釉８を施釉し、第２有色
中間釉４、線状釉５，６，７及び上層釉８の全体
をまとめて同時に焼成する。この焼成過程によつ
て、素地１の表面には各釉によつて大理石模様が
表れる。
上全体を無色透明の上層釉８を施釉し、第２有色
中間釉４、線状釉５，６，７及び上層釉８の全体
をまとめて同時に焼成する。この焼成過程によつ
て、素地１の表面には各釉によつて大理石模様が
表れる。
ここで、素地１に対してまず下釉２を施釉して
焼成し、更に有色中間釉３を施釉及び焼成し、こ
の後他の釉薬を施釉して全体をまとめて焼成する
ことで、更に一層自然な印象を与える製品の製造
が可能である。すなわち、第２有色中間釉４から
線状釉５，６，７及び上層釉８は、これら全体を
施釉した後に焼成されるので、各釉の間の釉なじ
みが促され、自然調の模様が造り出される。そし
て、第２有色中間層４を除いて線状釉５，６，７
は半透明及び上層釉８は透明なので、これらの釉
が互いに融合し合つて、更に一層自然調が強調さ
れるものとなる。また、釉薬の施釉毎い焼成を繰
り返すと、製品の表面に凹凸が生じやすいが、第
２有色中間層４から上層釉８までをまとめて焼成
するので表面凹凸の発生はなく、表面精度も高い
製品が得られる。
焼成し、更に有色中間釉３を施釉及び焼成し、こ
の後他の釉薬を施釉して全体をまとめて焼成する
ことで、更に一層自然な印象を与える製品の製造
が可能である。すなわち、第２有色中間釉４から
線状釉５，６，７及び上層釉８は、これら全体を
施釉した後に焼成されるので、各釉の間の釉なじ
みが促され、自然調の模様が造り出される。そし
て、第２有色中間層４を除いて線状釉５，６，７
は半透明及び上層釉８は透明なので、これらの釉
が互いに融合し合つて、更に一層自然調が強調さ
れるものとなる。また、釉薬の施釉毎い焼成を繰
り返すと、製品の表面に凹凸が生じやすいが、第
２有色中間層４から上層釉８までをまとめて焼成
するので表面凹凸の発生はなく、表面精度も高い
製品が得られる。
以上に説明したように、本発明のホーロー製品
の製造方法においては、下釉及び有色中間釉を金
属素地に焼成した後、第２有色中間層、複数層の
半透明釉及び透明の上層釉を施釉し、これらをま
とめて焼成するようにしている。このため、模様
を表わす第２有色中間層よりも上の釉層がそれぞ
れ馴じんで自然調の模様とすることができ、自然
石模様に似た製品を製造できる。また、製品の表
面側となる第２有色中間層及びこれより上の半透
明釉及び上層釉を施釉した後、これらをまとめて
焼成するので、各釉の施釉毎に焼成する場合に比
べて凹凸が表面に発生することがなくなる。この
ため、製品の表面精度も向上し、浴槽やキツチン
のカウンター等に最適である。
の製造方法においては、下釉及び有色中間釉を金
属素地に焼成した後、第２有色中間層、複数層の
半透明釉及び透明の上層釉を施釉し、これらをま
とめて焼成するようにしている。このため、模様
を表わす第２有色中間層よりも上の釉層がそれぞ
れ馴じんで自然調の模様とすることができ、自然
石模様に似た製品を製造できる。また、製品の表
面側となる第２有色中間層及びこれより上の半透
明釉及び上層釉を施釉した後、これらをまとめて
焼成するので、各釉の施釉毎に焼成する場合に比
べて凹凸が表面に発生することがなくなる。この
ため、製品の表面精度も向上し、浴槽やキツチン
のカウンター等に最適である。
第１図は本発明の方法により得られるホーロー
製品の断面の模式図である。 １：素地、２：下釉、３：有色中間釉、４：第
２有色中間釉、５，６，７：線状釉、８：上層
釉。
製品の断面の模式図である。 １：素地、２：下釉、３：有色中間釉、４：第
２有色中間釉、５，６，７：線状釉、８：上層
釉。
Claims (1)
- １ 金属素地の表面に下釉を施釉焼成し、前記下
釉の上面に有色中間釉を下地として施釉焼成した
後、前記有色中間釉の上面の全体に第２有色中間
釉をまばら状に施釉し、前記第２有色中間釉の上
層に口径の小さい線引き用スプレーガンによつて
色彩の異なる複数層の半透明釉を線状に描き、こ
れらの半透明釉が互いにほぼ沿つて走る及び／又
は重なり合う平面模様とし、更にその上面に透明
釉の上層釉を施釉し、前記第２有色中間釉、複数
層の半透明釉及び上層釉をまとめて焼成すること
を特徴とする自然石模様を呈するホーロー製品の
製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12027680A JPS5743988A (en) | 1980-08-29 | 1980-08-29 | Preparation of enamel product having natural stone pattern |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12027680A JPS5743988A (en) | 1980-08-29 | 1980-08-29 | Preparation of enamel product having natural stone pattern |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5743988A JPS5743988A (en) | 1982-03-12 |
| JPS6363632B2 true JPS6363632B2 (ja) | 1988-12-08 |
Family
ID=14782220
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12027680A Granted JPS5743988A (en) | 1980-08-29 | 1980-08-29 | Preparation of enamel product having natural stone pattern |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5743988A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2627301B2 (ja) * | 1988-04-11 | 1997-07-02 | 三洋電機株式会社 | 熱交換ユニット |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61158194A (ja) * | 1984-12-28 | 1986-07-17 | 関西日本電気株式会社 | プリント配線方法 |
| JPS6274360U (ja) * | 1985-10-29 | 1987-05-13 | ||
| US5513567A (en) * | 1994-11-28 | 1996-05-07 | Advantage Molding And Decorating, Inc. | Method for forming a decoration |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS52128915A (en) * | 1976-04-23 | 1977-10-28 | Kawatetsu Kinzoku Kogyo | Process for preparing enameled product having lighttcolored linear design |
| JPS5433519A (en) * | 1977-08-20 | 1979-03-12 | Toto Ltd | Process for providing colored covering enamel in enamel products |
-
1980
- 1980-08-29 JP JP12027680A patent/JPS5743988A/ja active Granted
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS52128915A (en) * | 1976-04-23 | 1977-10-28 | Kawatetsu Kinzoku Kogyo | Process for preparing enameled product having lighttcolored linear design |
| JPS5433519A (en) * | 1977-08-20 | 1979-03-12 | Toto Ltd | Process for providing colored covering enamel in enamel products |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2627301B2 (ja) * | 1988-04-11 | 1997-07-02 | 三洋電機株式会社 | 熱交換ユニット |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5743988A (en) | 1982-03-12 |
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