JPS6363455A

JPS6363455A - 医療用バキユ−ム装置

Info

Publication number: JPS6363455A
Application number: JP20545686A
Authority: JP
Inventors: 寺沢　純二
Original assignee: Morita Tokyo Manufacturing Corp
Current assignee: Morita Tokyo Manufacturing Corp
Priority date: 1986-09-01
Filing date: 1986-09-01
Publication date: 1988-03-19
Anticipated expiration: 2009-12-07
Also published as: JPH0698157B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は歯科や耳鼻科などの治療作業時に用いられる医
療用バキューム装置に係り、特に排液を連続的かつ効率
的に排出できるようにした医療用バキューム装置に関す
る。

（従来の技術）従来の医療用バキューム装置としては、真空ポンプの吸
気作用を利用し、該真空ポンプと接続する吸引チップか
ら患者の口腔内等に溜っている治療廃液を吸引し、これ
をバキュームタンク内に排出し、廃液が一杯になると吸
引作業を停止して該バキュームタンク内の廃液を空にし
た後、再使用するというバッチ式のものがある。

また、この構造を改良して連続・長時間治療に適合する
ようにした連続式のバキュームタンクが知られているが
、これは容量の大きいバキュームタンクを貯液槽と脱液
槽の２槽に分隔し、複数の可動弁体とその制御装置とを
備えて該バキュームタンク内の廃液を断続的に排出する
ことにより吸引チップを連続的に使用できるようにした
ものである。

（発明が解決しようとする問題点）しかしながら前記バッチ式のものでは、バキュームタン
クが廃液で満たされると治療作業を直ちに停止しなけれ
ばならず、治療に重大な支障を及ぽす問題が生じ、また
廃液タンクの多数回にわたる手間のかかる着脱繰作を必
要とする。

そして、前記連続式のバキュームタンクにおいては、大
きな容量のバキュームタンクを貯液槽と脱液槽の２槽に
分隔して複数の可動弁体とその制御装置とを備えている
ため、大きな設置スペースを必要とし、かつ製造コスト
も高い等の問題点を有する。また、複雑な構造のバキュ
ームタンク内に複数の可動弁体を備えることから、該可
動弁体に口腔内異物等が付着し易く、故障の発生を招来
する等の問題点がある。

さらに、バキュームタンク内で気液分離されて貯留する
脱液槽の廃液を自然流下によって系外へ排出するもので
あるため、床位置の配管ビフＦよりかなり高い位置に該
バキュームタンクを設置しなければならず、所要スペー
スが上下に多（必要とする等の問題１代を有する。

（問題点を解決するための手段）本発明者は前記の問題点に鑑み、研究を重ねた結果、吸
引式気液分離タンクに廃液エゼクタ−を取り付けた簡易
構造の連続式医療用バ斗ニーム装置を開発した。

すなわち本発明は、吸引導管を介して吸引チップに接続
する気液混合流体の吸引管と、排気導管を介して真空ポ
ンプに接続する排気管とをバキュームタンクに挿設した
医療用バキュームタンク装置において、それらに加えて
更に、エゼクタ−にａａする排液管をバキュームタンク
に挿設したことを特徴とする医療用バキューム装置であ
る。

本発明の医療用バキューム装置は、大きな容量のパｑニ
ームタンクと複数の弁体及ゾその制御装置を必要としな
いでバキュームタンク内の廃液を連続的かつ強制的に排
出するものであり、長時間の連続治療における作動の信
頼性を確実にすると共ｔ：敗！ｌ場所の高低に左右され
ないで任意場所に設置できるものである。

（作　用）本装置は、■吸引チップに接続する吸引管と、■真空ポ
ンプに接続する排気管と、■加圧水を噴射して負圧を発
生させることによりバキュームタンク内の唾液等の廃液
を吸引し、排水するエゼクタ−に接続した排液管とを■
該バキエームタンクに挿着したものであり、しかして前
記真空ポンプを作動し、バキュームタンク内の空気を吸
気し負圧にすると、該負圧に基づ（吸引力が発生して、
吸引チップから導出される空気と混合した廃液が気液混
合流体となって、該バキュームタンク内に吸引される。

また該気液混合流体はその自重と慣性作用により空気と
廃液に分離されてそれぞれ該ベキ１−ムタンク上蓋部下
と該バキュームタンク底部に分離、貯留する。

そして該空気は真空ポンプで、廃液はエゼクタ−で各々
連続的かつ強制的に排気、排水される。

このように、前記バキュームタンクは従来品のようにそ
の底部に廃液排出弁、口等を有するものでなく、その構
造は間車なものであり、廃液を連続的、強制的に排出す
るものであって、高い設置場所を必要とすることもな（
、シたがって従来は不可能とされていた歯科用ユニット
の椅子下部の配管ピフシに近接して設置することもでき
る。

（実施例）次に、本発明の実施例を図面にしたがって説明する。

第１図は本発明実施例の医療用バキューム装置を吸引チ
ップと真空ポンプの間に接続した全体概説図、第２図は
バキュームタンクの断面図である。

図において、１は本実施例の医療用バキューム装置、３
は唾液等の廃液を気液混合流体として吸引する吸引チッ
プ、３ａはパキ１−ムタンク上蓋２ｂに貫設孔に挿設さ
れた吸引管３ｃと吸引チップ３とを結ぶ吸引導管、４ａ
は吸引管３ｃにより導入された気液混合流体を自１と慣
性により空気と廃液に分離するバキュームタンク２に挿
設された排気管４Ｃと、真空ポンプ４とを結書排気導管
である。５ｄは排水導管であり、給水口５ａより導入し
た水道水等の加圧水をエゼクタ−５内のノズルより噴射
して負圧を発生させることにより負圧側の徘柩管５ｃよ
り該バキュームタンク底部２ａに貯留する廃液を吸引し
て系外へ排出するためのものである、なお、エゼクタ−
５に垂設された排液管５Ｃは、バキュームタンク上蓋２
ｂに貫設された排水口５ｂに挿入されている。

また、前記排気管４ｃには、前記バキュームタンク２の
気液分離を２段階に亘って行うように小型の気液分離器
であるセパレーター４゛が設けられている。このセパレ
ーター４゛は上蓋の中央に排気管４ｃの挿嵌用穴があり
、その周囲に複数の貫通細穴を有するものであって、こ
れによって気液分離を更に確実とし、真空ポンプ４の寿
命を長くすることができる。なお、その下底端部には分
離水落下用の水抜孔が穿設されている。

そこで、治療作業の開始スイッチを入れると、真空ポン
プ４が作動してバキュームタンク２内の空気が吸引・排
気され負圧状態になる。この状態で吸引チップ３を口腔
内等に挿入すると、唾液等が気液混合流体として該吸引
チップ３から吸引導管３ａを通って該バキュームタンク
２内に吸引され、また該気液混合流体は自重と慣性によ
り空気と廃液に分離されて、前記廃液はバキュームタン
ク底部２ａ上に貯留し、前記空気は該バキュームタンク
上塁２ｂ部下に滞留する。そして該空気はセパレーター
４°の上蓋細大と通過し、前述同様の自重と慣性により
飛沫同伴する液滴を降下除去した後、排気導管４ｃに連
通ずる排気導管４＆を経て真空ポンプ４より大気放出さ
れる０次に、バキュームタンク底部２ａ上に廃液が溜ま
って一定量に達すると、吸引管３ｃの下方外面に取着さ
れた水位センサ３ｄからの信号によって加圧水の０Ｎ−
ＯＦＦスイッチが導通状態になりエゼクタ−５が作動す
る。その結果、廃液は該エゼクタ−５の負圧側に連通ず
る排液管５ｃより吸引され、該エゼクタ−５のノズル部
から噴射された加圧水に連行されて排水導管５ｄより強
制的に系外へ排出される。

なお、前記吸引管３ｃの下方及び上方の外面に水位セン
サ３ｄ、３ｄ’（リミットスイッチ）と取着することに
より前記バキュームタンク２内の廃液量をレベル制御す
ることができる６例えば、レベル下限３ｄで始動させ、
また、レベル上限３ｄ’で真空ポンプ４を停止させるよ
うにしてレベル制御すれば、何かの原因で該バキューム
タンク２内に該廃液が一杯に溜った場合でもセンサから
の信号によりこれを停止することができ、危険を未然に
防止し得る。

このように、前記バキュームタンクは、容量が小さく（
小型）、かつ構造がシンプルで、従来品のごとき複数の
可動弁体とその制御装置は不要であり、設置場所や設置
面積の制限が少なくなる。また該１ｇ数の可動弁体に異
物が固着する等により発生する故障の原因を防止でき、
治療作業の信頼性を高めることができる。

（発明の効果）以上実施例等で詳述したごとく、本発明の医療用バキュ
ーム装置は、タンク容量が小さく、構造がシンプルで、
設置場所や設置面積の制限が少ないため、製造・設置が
容易であり、そのコストも低減できるものである。

また、従来品のような複数の可動弁体やその制御装置等
が無いため、該可動弁体に異物が固着することにより発
生した故障は無くなり、治療作業の信頼性と高めること
ができる。

さらに、エゼクタ−と真空ポンプを併用してバキューム
タンク内の廃液と空気を強制的に排出するようにしたこ
と、更に小型であることのため、歯科用ユニットの椅子
下部等の配管ピットに近接して該バキュームタンクを設
置することも可能で、しかも該バキュームタンク内の廃
液を確実に排出することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明実施例の医療用バキューム装ｒを吸引チ
ップと真空ポンプの間に接続した全体概説図、第２図は
バキュームタンクの断面図である。１：医療用バキューム装置　２：バキュー１１タンク２
ａ：バキュームタンク底部２ｂ：バキュームタンク上蓋３：吸引チップ　　　　　　３ａ・吸引導管３ｂ＝吸引
口　　　　　　　　３ｃ：吸引管３°：環状フロート３　ｄ、　３　ｄ’二水位センサ４：Ｘ空ポンプ　　　　　　４ａ：排気導管４ｂ：排気
口　　　　　　　　４ｃ：排気管４°：セパレーター５：エゼクタ−５ａ：給水口５ｂ・排水口　　　　　　　　５ｃ：排液管５ｄ：排水
導管

Claims

【特許請求の範囲】

吸引導管を介して吸引チップに接続する気液混合流体の
吸引管と、排気導管を介して真空ポンプに接続する排気
管とをバキュームタンクに挿設した医療用バキュームタ
ンク装置において、それらに加えて更に、エゼクターに
接続する排液管をバキュームタンクに挿設したことを特
徴とする医療用バキューム装置。