JPS6362857B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6362857B2 JPS6362857B2 JP7256281A JP7256281A JPS6362857B2 JP S6362857 B2 JPS6362857 B2 JP S6362857B2 JP 7256281 A JP7256281 A JP 7256281A JP 7256281 A JP7256281 A JP 7256281A JP S6362857 B2 JPS6362857 B2 JP S6362857B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cathode
- tube
- cathode ray
- frequency
- ray tube
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims description 8
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 claims description 5
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 5
- BVKZGUZCCUSVTD-UHFFFAOYSA-L Carbonate Chemical compound [O-]C([O-])=O BVKZGUZCCUSVTD-UHFFFAOYSA-L 0.000 description 10
- 239000000843 powder Substances 0.000 description 10
- 230000010355 oscillation Effects 0.000 description 4
- OYPRJOBELJOOCE-UHFFFAOYSA-N Calcium Chemical compound [Ca] OYPRJOBELJOOCE-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910052788 barium Inorganic materials 0.000 description 1
- DSAJWYNOEDNPEQ-UHFFFAOYSA-N barium atom Chemical compound [Ba] DSAJWYNOEDNPEQ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- AYJRCSIUFZENHW-DEQYMQKBSA-L barium(2+);oxomethanediolate Chemical compound [Ba+2].[O-][14C]([O-])=O AYJRCSIUFZENHW-DEQYMQKBSA-L 0.000 description 1
- 239000011324 bead Substances 0.000 description 1
- 229910052791 calcium Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000011575 calcium Substances 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 1
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 1
- 239000011810 insulating material Substances 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 description 1
- 229910052712 strontium Inorganic materials 0.000 description 1
- CIOAGBVUUVVLOB-UHFFFAOYSA-N strontium atom Chemical compound [Sr] CIOAGBVUUVVLOB-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J9/00—Apparatus or processes specially adapted for the manufacture, installation, removal, maintenance of electric discharge tubes, discharge lamps, or parts thereof; Recovery of material from discharge tubes or lamps
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は電子銃の電極を高周波加熱する際に
発生する炭酸塩粉末の飛散に対処した陰極線管の
製造方法に関するものである。
発生する炭酸塩粉末の飛散に対処した陰極線管の
製造方法に関するものである。
第１図に陰極線管の要部を示す。図中、１は陰
極線管の絶縁性材質で形成された管体で、そのネ
ツク部２の後端はステム３によつて閉塞されてい
る。このネツク部２内には電子銃４つまりステム
３側より順次ヒータ５、陰極６、第１格子７、第
２格子８、第３格子９および陽極１０がビードガ
ラス１１によつてそれぞれ所定間隔保つて配置さ
れている。
極線管の絶縁性材質で形成された管体で、そのネ
ツク部２の後端はステム３によつて閉塞されてい
る。このネツク部２内には電子銃４つまりステム
３側より順次ヒータ５、陰極６、第１格子７、第
２格子８、第３格子９および陽極１０がビードガ
ラス１１によつてそれぞれ所定間隔保つて配置さ
れている。
上記陽極１０はスペーサ１２によつて内部導電
膜１３に接続されている。陰極６の端部にはバリ
ウムの炭酸塩またはバリウム、ストロンチウム、
カルシウムの複合炭酸塩の粉末１４が塗布されて
いる。１５は管体１の排気管である。
膜１３に接続されている。陰極６の端部にはバリ
ウムの炭酸塩またはバリウム、ストロンチウム、
カルシウムの複合炭酸塩の粉末１４が塗布されて
いる。１５は管体１の排気管である。
従来、陰極線管の排気はつぎに述べる方法で行
われている。まず電子銃４を封止した管体１の排
気管１２５を排気装置（図示せず）に取りつけて
管体１内を排気するとともに、管体１を約400℃
まで加熱して脱ガスを行なう。その後、電子銃４
を高周波加熱法により約500〜800℃に加熱し、電
子銃部品に含まれている吸蔵ガスを放出させてい
る。引き続き酸化物陰極の分解活性化を行い、排
気管１５を封着して完了する。また管体１内を長
時間にわたつて高真空に維持するとともに、陰極
６から良好な電子放射を持続させるため、ゲツタ
ー材を飛散させて管内壁にゲツター膜を形成して
いる。
われている。まず電子銃４を封止した管体１の排
気管１２５を排気装置（図示せず）に取りつけて
管体１内を排気するとともに、管体１を約400℃
まで加熱して脱ガスを行なう。その後、電子銃４
を高周波加熱法により約500〜800℃に加熱し、電
子銃部品に含まれている吸蔵ガスを放出させてい
る。引き続き酸化物陰極の分解活性化を行い、排
気管１５を封着して完了する。また管体１内を長
時間にわたつて高真空に維持するとともに、陰極
６から良好な電子放射を持続させるため、ゲツタ
ー材を飛散させて管内壁にゲツター膜を形成して
いる。
しかしこのように製造された陰極線管において
は、第２図のように、第１および第２格子７，８
の表面に不要電子源１６が付着し、陰極線管の耐
電圧特性が著るしく低下する。陰極線管は陽極１
０に約25KV、第３格子９に約5KV、第２格子８
に約500V、第１格子７に約−50Vの電圧がそれ
ぞれ印加されており、受像中に完全に暗い画面が
出てきても、上記耐電圧の低下によつて完全に暗
くならず、薄暗く光つて見え、画面品質が著るし
く低下する。また画面の白調整を行なうとき、上
記不要電子源１６からの不要電子による発光によ
りその調整が困難であつた。さらに不要電子源１
６からの不要電子は動作中の管内スパークの原因
にもなり、スパークにより陰極６や第１格子７あ
るいはヒータ５に高電圧が加わり、陰極６やヒー
タ５を破損したり、また図示しないが、外部陰極
線管回路を破壊することがあつた。
は、第２図のように、第１および第２格子７，８
の表面に不要電子源１６が付着し、陰極線管の耐
電圧特性が著るしく低下する。陰極線管は陽極１
０に約25KV、第３格子９に約5KV、第２格子８
に約500V、第１格子７に約−50Vの電圧がそれ
ぞれ印加されており、受像中に完全に暗い画面が
出てきても、上記耐電圧の低下によつて完全に暗
くならず、薄暗く光つて見え、画面品質が著るし
く低下する。また画面の白調整を行なうとき、上
記不要電子源１６からの不要電子による発光によ
りその調整が困難であつた。さらに不要電子源１
６からの不要電子は動作中の管内スパークの原因
にもなり、スパークにより陰極６や第１格子７あ
るいはヒータ５に高電圧が加わり、陰極６やヒー
タ５を破損したり、また図示しないが、外部陰極
線管回路を破壊することがあつた。
ところで、上記不要電子源１６陰極６の炭酸塩
粉末１４が飛散して付着したものであり、かつこ
の炭酸塩粉末１４の飛散は高周波加熱による電極
加熱時に発生することが判明した。
粉末１４が飛散して付着したものであり、かつこ
の炭酸塩粉末１４の飛散は高周波加熱による電極
加熱時に発生することが判明した。
この発明は上記欠点を解消するためになされた
もので、電子銃の電極を高周波加熱する際に発生
する炭酸塩粉末の飛散を防止することにより、管
内で発生する不要電子を激減してスパークによる
陰極およびヒータの損傷を防止し、耐電圧特性の
向上を図るほか、製造工程の歩留も大幅に向上す
る陰極線管の製造方法を提供することを目的とし
ている。
もので、電子銃の電極を高周波加熱する際に発生
する炭酸塩粉末の飛散を防止することにより、管
内で発生する不要電子を激減してスパークによる
陰極およびヒータの損傷を防止し、耐電圧特性の
向上を図るほか、製造工程の歩留も大幅に向上す
る陰極線管の製造方法を提供することを目的とし
ている。
以下、この発明の一実施例を図面にもとづいて
説明する。
説明する。
実験において、炭酸塩粉末１４の飛散は電極加
熱時の高周波加熱装置の周波数によつて変化する
ことが判明した。すなわち300KHz以下の発振周
波数で高周波加熱したときは半数以上の陰極線管
の電極に不要電子源１６の付着が認められ、発振
周波数が低くなるほど、炭酸塩粉末１４の飛散が
多くなつた。これに対し、発振周波数が約350〜
550KHzになると、炭酸塩粉末１４の飛散はほと
んどなかつた。このように特定の発振周波数によ
つて炭酸塩粉末１４の飛散が生じることは、電子
銃４の電極がある周波数のときに共振現象を起す
ためではないかと判断される。
熱時の高周波加熱装置の周波数によつて変化する
ことが判明した。すなわち300KHz以下の発振周
波数で高周波加熱したときは半数以上の陰極線管
の電極に不要電子源１６の付着が認められ、発振
周波数が低くなるほど、炭酸塩粉末１４の飛散が
多くなつた。これに対し、発振周波数が約350〜
550KHzになると、炭酸塩粉末１４の飛散はほと
んどなかつた。このように特定の発振周波数によ
つて炭酸塩粉末１４の飛散が生じることは、電子
銃４の電極がある周波数のときに共振現象を起す
ためではないかと判断される。
以上説明したように、この発明によれば、電子
銃の電極を高周波加熱する高周波加熱装置の周波
数を350〜550KHzとして、陰極の炭酸塩粉末の飛
散を防止することにより、管内で発生する不要電
子が激減してスパークによる陰極およびヒータの
損傷が防止され、耐電圧特性の優れた陰極線管が
得られるほか、製造工程の歩留も大幅に向上す
る。
銃の電極を高周波加熱する高周波加熱装置の周波
数を350〜550KHzとして、陰極の炭酸塩粉末の飛
散を防止することにより、管内で発生する不要電
子が激減してスパークによる陰極およびヒータの
損傷が防止され、耐電圧特性の優れた陰極線管が
得られるほか、製造工程の歩留も大幅に向上す
る。
第１図はこの発明が適用される陰極線管の一部
切欠側面図、第２図は不要電子源の付着説明図で
ある。 １……管体、５……ヒータ、６……陰極、７…
…第１格子、８……第２格子、９……第３格子、
１０……陽極。なお、図中、同一符号は同一また
は相当部分を示す。
切欠側面図、第２図は不要電子源の付着説明図で
ある。 １……管体、５……ヒータ、６……陰極、７…
…第１格子、８……第２格子、９……第３格子、
１０……陽極。なお、図中、同一符号は同一また
は相当部分を示す。
Claims (1)
- １ 管体内の電極を加熱する高周波加熱装置の周
波数を350〜550KHzとすることを特徴とする陰極
線管の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7256281A JPS57187836A (en) | 1981-05-12 | 1981-05-12 | Production method of crt |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7256281A JPS57187836A (en) | 1981-05-12 | 1981-05-12 | Production method of crt |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS57187836A JPS57187836A (en) | 1982-11-18 |
| JPS6362857B2 true JPS6362857B2 (ja) | 1988-12-05 |
Family
ID=13492920
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7256281A Granted JPS57187836A (en) | 1981-05-12 | 1981-05-12 | Production method of crt |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS57187836A (ja) |
-
1981
- 1981-05-12 JP JP7256281A patent/JPS57187836A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS57187836A (en) | 1982-11-18 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4415829A (en) | Direct current operable arc lamp | |
| JPS6362857B2 (ja) | ||
| US3846006A (en) | Method of manufacturing of x-ray tube having thoriated tungsten filament | |
| GB685444A (en) | Improvements relating to thermionic cathodes | |
| JP4263861B2 (ja) | Ｘ線管およびその製造方法 | |
| US3884539A (en) | Method of making a multialkali electron emissive layer | |
| US1906448A (en) | Photo-electric tube | |
| US5017831A (en) | Glow discharge lamp with getter material on anode | |
| US4392834A (en) | Method for aging a cathode of a cathode-ray tube | |
| US2923585A (en) | Manufacture of electrical discharge devices | |
| US2640945A (en) | Introduction of active materials into evacuated envelopes | |
| US1861637A (en) | Production of alkali metal tubes | |
| JPS59217932A (ja) | 陰極線管のゲツタ−フラツシユ方法 | |
| US1648958A (en) | Evacuated device and method of exhaust | |
| JP2947883B2 (ja) | 電子管のゲッターフラッシュ方法 | |
| US1659207A (en) | Method of cleaning up residual gases | |
| JPH0566704B2 (ja) | ||
| US1817448A (en) | Space charge device | |
| JP2637115B2 (ja) | 陰極線管の製造方法 | |
| JPH0246624A (ja) | ブラウン管の製造方法 | |
| JPH0320931A (ja) | 陰極線管のコンディショニング方法 | |
| JPH024093B2 (ja) | ||
| JPS58150247A (ja) | 陰極線管のエ−ジング方法 | |
| JPS5827473Y2 (ja) | カラ−受像管 | |
| JPS63218121A (ja) | 陰極線管の製造方法 |