JPS6361902B2 - - Google Patents

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JPS6361902B2
JPS6361902B2 JP57141506A JP14150682A JPS6361902B2 JP S6361902 B2 JPS6361902 B2 JP S6361902B2 JP 57141506 A JP57141506 A JP 57141506A JP 14150682 A JP14150682 A JP 14150682A JP S6361902 B2 JPS6361902 B2 JP S6361902B2
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JP
Japan
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carcass
suspended
hind
skin
lifting
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JP57141506A
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JPS5931644A (ja
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、解体作業が合理的になされるよう
にした食肉用動物の解体方法に関する。
(従来の技術) 従来、上記解体方法は、通常次のようにしてな
されている。
即ち、まず食肉用動物の屠体の後肢を吊上げて
これを宙吊りとし、その喉を切開して放血し、次
に、この宙吊り状態のままで、頭部切除を行うと
共に、剥皮を行い、更にこれを宙吊り状態のまま
で次工程へ搬送している。
(発明が解決しようとする問題点) ところで、屠体の放血をする場合には、上記し
た従来方法のように屠体の後肢を吊上げて喉を切
開することが放血をより完全にする上で合理的な
作業である。
しかし、上記のように屠体を宙吊り状態にして
あると、これは不安定なものである。従つて、こ
の宙吊り状態の屠体に対して重量の重い切断機を
用い、その刃を水平方向に移動させながら切断作
業をすることは極めて煩雑であり、特に、屠体が
大動物である場合にはこの煩雑さは倍加する。
また、上記と同様に動物が特に大動物である場
合には、後肢を吊上げたような縦長の宙吊り状態
で剥皮を行おうとすれば、上下方向の作業動作が
必要となり、また、このとき、作業員には上向き
姿勢の作業を強要されることが多くなる。よつ
て、この作業も極めて煩雑となつている。
(発明の目的) この発明は、上記のような事情に注目してなさ
れたもので、屠体に対する放血や、頭部切除、お
よび剥皮の各作業に合致するように屠体の姿勢を
変化させて作業が合理的にできるようにし、しか
も、上記のように屠体の姿勢を変化させるための
各作業が容易にできるようにすることを目的とす
る。
(発明の構成) 上記目的を達成するためのこの発明の特徴とす
るところは、食肉用動物の屠体の後肢を吊上げ、
これを宙吊り状態としてほぼ水平方向に搬送し、
その搬送途中で喉の切開による放血処理を行い、
次に、上記宙吊り状態から屠体を降下させて仰向
姿勢にさせると共に、これをこの仰向姿勢に保持
して頭部切除を行うと共に腹皮を切開して剥皮前
処理を行い、次に、上記仰向姿勢の屠体の後肢側
の皮端部を固持する一方、この屠体が宙吊り状態
となるまで後肢を吊上げながら剥皮し、この剥皮
した宙吊り状態の屠体を次工程へ搬送する点にあ
る。
(実施例) 以下、この発明の実施例を図面により説明す
る。
まず、食肉用動物である牛等を畜殺するための
畜殺装置1について説明する。この畜殺装置1は
動物を一頭づつ収容し得る複数の区画室3,3を
有し、かつ、この動物を畜殺するための電撃器等
を有している。区画室3の一側壁は横向軸心回り
に回動する開閉扉4とされ、畜殺された動物の屠
体2が取出自在とされる。
次に、上記屠体2を宙吊りにして搬送する第1
搬送装置5について説明する。この第1搬送装置
5は天井部に設けられる環状の水平レール6と、
このレール6上を電動自動、若しくは手動で水平
方向に循環走行する巻揚機7を有し、巻揚機7は
電動巻揚部本体8と、下端にフツクを有する巻揚
索体9を有している。
そして、この第1搬送装置5は索体9により屠
体2の後肢10を吊上げ、かつ、この屠体2を畜
殺装置1からレール6に沿つて循環式に往復移動
自在に搬送する。この場合、後肢10は片足、若
しくは両足が索体9により拘束されて吊上げら
れ、屠体2が宙吊り状態とされて搬送される。
そして、上記搬送途中で屠体2の喉の切開によ
る放血処理や頭前処理がなされる。この場合、巻
揚機7の往復軌跡下方には上記放血用の受皿11
を設けてある。
また、上記のように放血された後の屠体2を仰
向姿勢に保持して水平方向に搬送する第2搬送装
置12が設けられる。この第2搬送装置12は床
上に設けられるスラツト式コンベアとされ、その
始端は上記第1搬送装置5の往復端位置に配置さ
れ、即ち、往動した巻揚機7の下方に配置され
る。また、このコンベアの幅方向ほぼ中央部には
搬送方向に沿つて嵌合溝13が形成されている。
そして、上記第1搬送装置5の往動端において
宙吊り状態の屠体2を降下させ、かつ、索体9か
ら離脱させる。このとき、屠体2の背骨部を上記
嵌合溝13に嵌合させる。すると、この屠体2は
仰向姿勢に保持され、かつ、この姿勢のままで搬
送が行われる。
そして、この搬送中において、頭部切除、前後
肢端切除、腹皮を切開する剥皮前処理、および、
胸骨切断及び恥骨切断等の剥皮前処理が行われ
る。
次に、上記剥皮前処理が完了すれば、屠体2を
剥皮装置14により剥皮する。この剥皮装置14
は上記のように剥皮前処理された屠体2の後肢側
の皮端部15を着脱自在に固持チヤツク手段16
と、この固持位置から離反すべく同後肢10を吊
上げる昇揚手段17とを有している。上記チヤツ
ク手段16は、スプリング式やシリンダ式等にて
皮端部15を把持するものでもよく、フツク式の
ものでもよい。また、このチヤツク手段16は上
記第2搬送装置12側や、床側の固定側に設けら
れる。
上記昇揚手段17は同一軸心上に並設される左
右一対のドラム18,18と、このドラム18,
18に巻装される巻揚索体19,19と、各巻揚
索体19端に係脱自在に設けられるフツク式トロ
リ20と、ドラム18を可逆に回転駆動してフツ
ク付トロリ20を上下移動自在とさせる駆動装置
21とで構成される。
そして、上記駆動装置21の動作によるドラム
18,18の回動で、後肢10,10をそれぞれ
掛吊したフツク付トロリ20,20が上昇し、屠
体2は宙吊り状態となるまで吊上げられる。この
場合、後肢10,10側の皮端部15は下方に固
持されているため、上記屠体2の吊上げに伴つて
屠体2の剥皮が行われる。
また、上記吊上げられた宙吊り状態の屠体2を
次工程に搬送する第3搬送装置22が設けられ
る。この第3搬送装置22はほぼ平行な左右一対
のレール23,23を有し、上記フツク付トロリ
20,20はドラム18,18の回動による上昇
位置で巻揚索体19から離脱され、レール23,
23上に掛替されると共に同レール23,23上
を走行自在とされる。この場合、フツク付トロリ
20がレール23,23上に掛替される位置は、
既に剥皮が十分に完了する位置とされている。
そして、剥皮された屠体2は各後肢10がそれ
ぞれフツク付トロリ20に掛吊された状態でレー
ル23,23に沿つて搬送され、その途中で、内
臓の摘出作業、左右後肢10,10のほぼ中央か
ら二分割切断する所謂背引作業、および分割され
たものをそれぞれ洗浄装置24により洗浄する洗
浄作業が行われる。また、この後は合流した1本
レール25を通過し次工程の冷凍庫等へ搬送され
る。
上記レール23,23はフツク付トロリ20,
20の進行方向に対し下傾する構成とされ、この
トロリ20,20はレール23,23上を自然走
行する。この場合、レール23,23を水平と
し、フツク付トロリ20を電動走行する構成とし
てもよく、また、左右一対にレール23,23を
単一のレールとし、レールに対し、一対のフツク
付トロリ20,20を前後に設けてもよい。
その他、26は内臓をライン外へ搬送する搬送
装置であり、循環レール27と、このレール27
に走行自在に設けられる容器付やフツク付のトロ
リ28とで構成され、上記第3搬送装置22の側
方に設けられる。
なお、上記実施例構成において、各レール6,
23,25に対し、待避用のレールを分岐状に設
置し、機器の故障時等に、このレール上を走行す
るトロリを退避させることとしてもよい。また、
上記屠体2は牛等の大動物や、豚等の小動物のい
ずれであつてもよい。
(実施例の効果) 上記実施例構成によれば、次のような効果があ
る。即ち、特に、第3搬送装置22を左右一対の
レール23,23と、これらレール23,23に
それぞれ走行自在に設けられるフツク付トロリ2
0,20とで構成したため、これらフツク付トロ
リ20,20にそれぞれ掛吊される後肢10,1
0がレール23,23の離間程度に合致して拡開
され、よつて、別途の拡脚装置が不要となり有益
である。また、上記構成によつて、フツク付トロ
リ20,20に宙吊り状態とされた屠体(2)は縦軸
回りには回動しないこととなり、よつて、その宙
吊り状態にした屠体2の姿勢が一定するため、前
記背引作業は容易にすることができる。
(発明の効果) この発明によれば、食肉用動物を解体するに際
し、まず、食肉用動物の屠体の後肢を吊上げ、こ
れを宙吊り状態としてほぼ水平方向に搬送しつつ
喉の切開による放血処理を行うため、宙吊り状態
にした屠体の内部で下つてくる血がこの屠体の下
部から円滑にかつより完全に放血される。よつ
て、この放血作業は合理的に行われることとな
る。
次に、上記宙吊り状態から屠体を降下させて仰
向姿勢にさせると共に、これをこの仰向姿勢に保
持して頭部切除を行うようにしたため、この作業
は、従来では宙吊り状態で不安定な姿勢の屠体に
対しなされ極めて煩雑であつたが、これに比較し
てこの発明の方法では十分に安定した姿勢の屠体
に対してできるのであり、よつて、この頭部切除
の作業は容易なものとなる。
なお、上記の場合、屠体を仰向姿勢にするには
いずれにしても屠体を一旦宙吊りの状態にするこ
とが作業上好ましいが、この発明では仰向姿勢と
する前の工程の放血作業時には既に宙吊り状態と
なつているため、この状態から屠体を降下させる
ことによつて屠体を仰向姿勢とすることができ
る。よつて、屠体を上記のように仰向姿勢とする
作業は放血作業等の宙吊り状態から連続的にでき
るのであり極めて容易である。
また、腹皮を切開する剥皮前処理は、上記した
ように放血作業時の宙吊り状態から屠体を降下さ
せて仰向姿勢とさせて行うため、この降下により
屠体を所望の低位置に位置させることができる。
よつて、作業員は屠体に対し上向き姿勢をとらず
に所望姿勢で作業することができるのであり、こ
のため、作業性が向上する。
次に、上記仰向姿勢の屠体の後肢側の皮端部を
固持する一方、この屠体が宙吊り状態となるまで
後肢を吊上げながら剥皮し、この剥皮した屠体を
次工程へ搬送するようにしたため、剥皮作業は上
記した剥皮前処理の作業工程から、次工程へ屠体
を搬送しようとしてこれを宙吊りにする際に達成
されてしまうのである。よつて、この剥皮作業も
極めて合理的になされることとなる。
【図面の簡単な説明】
図はこの発明の実施例を示し、第1図は解体方
法の前段の工程を装置と共に示す斜視図、第2図
は第1図に連続する同解体方法の後段の工程を装
置と共に示す斜視図である。 2……屠体、10……後肢、15……皮端部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 食肉用動物の屠体の後肢を吊上げ、これを宙
    吊り状態としてほぼ水平方向に搬送し、その搬送
    途中で喉の切開による放血処理を行い、次に、上
    記宙吊り状態から屠体を降下させて仰向姿勢にさ
    せると共に、これをこの仰向姿勢に保持して頭部
    切除を行うと共に腹皮を切開して剥皮前処理を行
    い、次に、上記仰向姿勢の屠体の後肢側の皮端部
    を固持する一方、この屠体が宙吊り状態となるま
    で後肢を吊上げながら剥皮し、この剥皮した宙吊
    り状態の屠体を次工程へ搬送することを特徴とす
    る食肉用動物の解体方法。
JP14150682A 1982-08-13 1982-08-13 食肉用動物の解体方法 Granted JPS5931644A (ja)

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JP14150682A JPS5931644A (ja) 1982-08-13 1982-08-13 食肉用動物の解体方法

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JP14150682A JPS5931644A (ja) 1982-08-13 1982-08-13 食肉用動物の解体方法

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Publication Number Publication Date
JPS5931644A JPS5931644A (ja) 1984-02-20
JPS6361902B2 true JPS6361902B2 (ja) 1988-11-30

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ID=15293536

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JP14150682A Granted JPS5931644A (ja) 1982-08-13 1982-08-13 食肉用動物の解体方法

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6186881B1 (en) * 1996-09-20 2001-02-13 Foodcraft Equipment Co., Ltd. Method and apparatus for venting/opening, eviscerating/cropping, inspecting and cleaning of poultry

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5026456A (ja) * 1973-07-08 1975-03-19
JPS5312702U (ja) * 1975-10-03 1978-02-02
JPS548590A (en) * 1977-06-21 1979-01-22 Yokogawa Hokushin Electric Corp Measuring apparatus of chemical oxygen demands
JPS5530814A (en) * 1978-08-25 1980-03-04 Toshiba Corp Method and device for manufacturing multiplex winding coil

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JPS5931644A (ja) 1984-02-20

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