JPS6361147B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6361147B2 JPS6361147B2 JP59079874A JP7987484A JPS6361147B2 JP S6361147 B2 JPS6361147 B2 JP S6361147B2 JP 59079874 A JP59079874 A JP 59079874A JP 7987484 A JP7987484 A JP 7987484A JP S6361147 B2 JPS6361147 B2 JP S6361147B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steel wire
- brush material
- core shaft
- wire rod
- grinding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Landscapes
- Polishing Bodies And Polishing Tools (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、金属製品の切削加工、特にドリルに
よる穴あけ加工などにおいて、金属製品の内面に
付着するばりを簡便に除去し、併せて金属製品内
面を研削し美しく仕上げることができる工具の改
良に関するものである。
よる穴あけ加工などにおいて、金属製品の内面に
付着するばりを簡便に除去し、併せて金属製品内
面を研削し美しく仕上げることができる工具の改
良に関するものである。
[従来の技術]
第8図の如く、稜線を有する鋼線材B(例えば
断面が三角形のピアノ線)を円筒形に集束し、そ
の中央部をふくらませて鋼線材Bに弾性を与えた
工具Aを回転させながら、金属製品Cの貫通孔D
内に挿入し、該孔Dの壁面にドリルの穴あけ加工
Eで生じたばりFを孔壁面から除去するようにし
たばり取り研削工具は、本発明者が既に提案した
ところである。(特公昭46−17877号及び実公昭48
−39744号公報参照) ところが、それらのばり取り工具は、孔Dの大
きさが工具Aの鋼線材B群がふくらんだ大きさよ
り小さい場合は非常にばり取り効果が上つたが、
第9図の如く、孔がHが鋼線材B群のふくらみよ
り相当に大きい場合には、工具Aを操作して鋼線
材Bが孔壁の内面へ万遍無く摺擦するようにして
も、鋼線材B群中の孔壁面へ接触しない側への逃
げと、鋼線材B単線そのものの逃げ(撓み)とが
生じ、十分なばり取り研削効果が上がらない欠点
が生じた。
断面が三角形のピアノ線)を円筒形に集束し、そ
の中央部をふくらませて鋼線材Bに弾性を与えた
工具Aを回転させながら、金属製品Cの貫通孔D
内に挿入し、該孔Dの壁面にドリルの穴あけ加工
Eで生じたばりFを孔壁面から除去するようにし
たばり取り研削工具は、本発明者が既に提案した
ところである。(特公昭46−17877号及び実公昭48
−39744号公報参照) ところが、それらのばり取り工具は、孔Dの大
きさが工具Aの鋼線材B群がふくらんだ大きさよ
り小さい場合は非常にばり取り効果が上つたが、
第9図の如く、孔がHが鋼線材B群のふくらみよ
り相当に大きい場合には、工具Aを操作して鋼線
材Bが孔壁の内面へ万遍無く摺擦するようにして
も、鋼線材B群中の孔壁面へ接触しない側への逃
げと、鋼線材B単線そのものの逃げ(撓み)とが
生じ、十分なばり取り研削効果が上がらない欠点
が生じた。
そこで、そのような欠点を解消するために本発
明者は、鋼線材B群が形成する円筒内へ各種の充
填物を施し、鋼線材Bの撓性を少なくしたものを
提案(実公昭46−2876号、同2877号、同47−
26069号公報参照)した。しかし、それでも鋼鉄
製品のばりの如く強剛なものには、あまり有効で
はなかつた。特に、実公昭47−26069号公報に記
載されたものの場合は、充填物として繊維がから
み合つた団塊状のものを使用していたため、充填
物としての剛性が大きくなりすぎ、小さい孔に挿
入する場合の鋼線材群のふくらみ部分の圧縮が困
難になつたり、充填物による鋼線材の円周方向へ
の支持が不十分で、研磨工具の回転時に該鋼線材
の中間部が研削抵抗により回転方向と反対の方向
に変位し、研削効率を低下させるといつた問題が
あり、さらには、鋼線材の間から充填物が露出し
にくいことから、該充填物による研磨効果があま
り期待できないという問題もあつた。
明者は、鋼線材B群が形成する円筒内へ各種の充
填物を施し、鋼線材Bの撓性を少なくしたものを
提案(実公昭46−2876号、同2877号、同47−
26069号公報参照)した。しかし、それでも鋼鉄
製品のばりの如く強剛なものには、あまり有効で
はなかつた。特に、実公昭47−26069号公報に記
載されたものの場合は、充填物として繊維がから
み合つた団塊状のものを使用していたため、充填
物としての剛性が大きくなりすぎ、小さい孔に挿
入する場合の鋼線材群のふくらみ部分の圧縮が困
難になつたり、充填物による鋼線材の円周方向へ
の支持が不十分で、研磨工具の回転時に該鋼線材
の中間部が研削抵抗により回転方向と反対の方向
に変位し、研削効率を低下させるといつた問題が
あり、さらには、鋼線材の間から充填物が露出し
にくいことから、該充填物による研磨効果があま
り期待できないという問題もあつた。
[発明が解決しようとする課題]
本発明の課題は、このような充填物により鋼線
材を内側から支持させた従来のばり取り工具にお
ける欠点を解消し、充填物により鋼線材を適度の
剛性と圧縮性とを有し且つ円周方向には不必要に
変位しないように支持させることができ、しか
も、鋼線材間を通じての該充填物による研磨効果
を高めたばり取り研削用工具を提供することにあ
る。
材を内側から支持させた従来のばり取り工具にお
ける欠点を解消し、充填物により鋼線材を適度の
剛性と圧縮性とを有し且つ円周方向には不必要に
変位しないように支持させることができ、しか
も、鋼線材間を通じての該充填物による研磨効果
を高めたばり取り研削用工具を提供することにあ
る。
[課題を解決するための手段]
上記課題を解決するため、本発明は、線状をな
す多数の強剛ブラシ材を放射状且つ円筒状に植設
した芯軸の周囲に、稜線をスクリユー状に撚曲し
た所要数の鋼線材をそれらの両端を芯軸上に集
束、固定することにより中央部がふくらんだ円筒
状に配設し、該鋼線材をブラシ材により芯軸から
浮き上つた状態に保持させてなることを特徴とす
るものである。
す多数の強剛ブラシ材を放射状且つ円筒状に植設
した芯軸の周囲に、稜線をスクリユー状に撚曲し
た所要数の鋼線材をそれらの両端を芯軸上に集
束、固定することにより中央部がふくらんだ円筒
状に配設し、該鋼線材をブラシ材により芯軸から
浮き上つた状態に保持させてなることを特徴とす
るものである。
[作用]
放射状且つ円筒状に植設したブラシ材上に鋼線
材を配列してあるから、該鋼線材はブラシ材内に
くい込んだ状態で支持されることになる。従つ
て、鋼線材の自由な撓性がブラシ材で制限されて
適度の剛性が付与されるばかりでなく、各鋼線材
がブラシ材内にくい入ることによつてそれらの円
周方向への変位が阻止され、研削効果の低下を来
すおそれが少ない。
材を配列してあるから、該鋼線材はブラシ材内に
くい込んだ状態で支持されることになる。従つ
て、鋼線材の自由な撓性がブラシ材で制限されて
適度の剛性が付与されるばかりでなく、各鋼線材
がブラシ材内にくい入ることによつてそれらの円
周方向への変位が阻止され、研削効果の低下を来
すおそれが少ない。
また、工具を小さい孔に挿入する場合には、各
鋼線材のブラシ材への食い込み量の増大や該ブラ
シ材の傾倒などにより各鋼線材群のふくらみ部分
が適度に絞られるから、その挿入は容易に行われ
る。
鋼線材のブラシ材への食い込み量の増大や該ブラ
シ材の傾倒などにより各鋼線材群のふくらみ部分
が適度に絞られるから、その挿入は容易に行われ
る。
さらに、研削時には、各鋼線材間から突出する
ブラシ材の先端も加工面を擦過し、加工面を美し
く研磨、研削する。
ブラシ材の先端も加工面を擦過し、加工面を美し
く研磨、研削する。
[実施例]
以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて詳
細に説明する。
細に説明する。
第1図に示す第1実施例において、ばり取り工
具は回転部取付用固定金具1と、芯軸2と、該芯
軸2の周囲に巻付けたブラシ材3と、該ブラシ材
3の周囲に円筒状に配列した鋼線材4群とででき
ている。
具は回転部取付用固定金具1と、芯軸2と、該芯
軸2の周囲に巻付けたブラシ材3と、該ブラシ材
3の周囲に円筒状に配列した鋼線材4群とででき
ている。
主としてばり取り研削の用をなす鋼線材4は、
第4図に示したように断面が三角形をなすピアノ
線の如き材質のもので、それにより鋭利な稜線4
0,40を有している。もつとも鋼線材4は、図
示の如き断面三角形のものにかぎらず、断面が四
角形、五角形のものでも稜線40と同じような研
削作用を有する稜線があるものであるならばよい
が、稜線の角度が鈍角となりすぎる多角形のもの
になると、それだけ研削の効果が低下することは
言うまでもない。
第4図に示したように断面が三角形をなすピアノ
線の如き材質のもので、それにより鋭利な稜線4
0,40を有している。もつとも鋼線材4は、図
示の如き断面三角形のものにかぎらず、断面が四
角形、五角形のものでも稜線40と同じような研
削作用を有する稜線があるものであるならばよい
が、稜線の角度が鈍角となりすぎる多角形のもの
になると、それだけ研削の効果が低下することは
言うまでもない。
前記鋼線材4がいずれの方向へも自由に撓みこ
とができるようにするために、該鋼線材4を第5
図の如く撚曲し、稜線40がスクリユー状をなす
ように形成し、そのように形成された鋼線材4の
所要数を収束し、第1図の如く芯軸2の周囲に円
筒状に配列し、その一端を固定10する。
とができるようにするために、該鋼線材4を第5
図の如く撚曲し、稜線40がスクリユー状をなす
ように形成し、そのように形成された鋼線材4の
所要数を収束し、第1図の如く芯軸2の周囲に円
筒状に配列し、その一端を固定10する。
この固定部分10は、第8,9図の右側に示す
部分と同様のものの一部で、これを第1図の如く
一部を切断面で示すように、芯軸2及びその周囲
に配列した鋼線材4群と共に挿入できる大きさの
盲孔11を固定金具1の端に形成し、該固定金具
1の盲孔口縁部(固定部分10と同一の符号部
分)を圧縮、縮小して盲孔11に挿入した芯軸
2、鋼線材4群を該盲孔11内に固定している。
固定金具1の盲孔11側とは反対側には細軸12
を形成し、該細軸12を適宜回転機構に取付け、
工具を回転させて使用に供するものである。
部分と同様のものの一部で、これを第1図の如く
一部を切断面で示すように、芯軸2及びその周囲
に配列した鋼線材4群と共に挿入できる大きさの
盲孔11を固定金具1の端に形成し、該固定金具
1の盲孔口縁部(固定部分10と同一の符号部
分)を圧縮、縮小して盲孔11に挿入した芯軸
2、鋼線材4群を該盲孔11内に固定している。
固定金具1の盲孔11側とは反対側には細軸12
を形成し、該細軸12を適宜回転機構に取付け、
工具を回転させて使用に供するものである。
鋼線材4群の先端も芯軸2の先端に集束し、そ
の上に固定管13を嵌め、該固定管13を圧縮し
縮小させて芯軸2に鋼線材4先端を固定するが、
その固定をする前に芯軸2上に配列した鋼線材4
群の中腹部分にふくらみを与えるために、ブラシ
材3を芯軸2の周囲に放射状且つ円筒状に植設
し、該ブラシ材3上に各鋼線材4を配列する。
の上に固定管13を嵌め、該固定管13を圧縮し
縮小させて芯軸2に鋼線材4先端を固定するが、
その固定をする前に芯軸2上に配列した鋼線材4
群の中腹部分にふくらみを与えるために、ブラシ
材3を芯軸2の周囲に放射状且つ円筒状に植設
し、該ブラシ材3上に各鋼線材4を配列する。
前記ブラシ材3は、第6図に示したように、断
面U字型の挾着金具30にブラシ材3を挾着した
既に各種提案されたところのものであるが、こゝ
で用いられるブラシ材3は、特に強剛なワイヤか
又は直径が0.5mm以上のナイロンの如き合成樹脂
線材で、このような強剛ブラシ材3を密植した挾
着金具30を芯軸2に巻きつけ、その上に鋼線材
4を配列すると、該鋼線材4はブラシ材3内にく
い込んだ状態で支持されることになる。従つて、
鋼線材4の自由な撓性はブラシ材3で制限され、
適度の剛性が付与されることになり、この作用に
よつて強力に付着するばりといえども簡単にかき
落とすことができるようになる。しかも、各鋼線
材4がブラシ材3内にくい入ることによつて円周
方向への変位が阻止されるから、各鋼線材4が研
削抵抗によつて工具の回転方向と反対方向に移動
することがなく、研削効率の低下を来さない。ま
た、工具を小さい孔に挿入する場合には、各鋼線
材4のブラシ材3への食い込み量の増大や該ブラ
シ材3の傾倒により各鋼線材4群のふくらみ部分
が適度に絞られるから、その挿入は容易に行われ
る。さらに、研削時には、各鋼線材4間から突出
するブラシ材3の先端も加工面を擦過し、ブラシ
材3の材質によつては加工面を美しく研磨、研削
するようになる。
面U字型の挾着金具30にブラシ材3を挾着した
既に各種提案されたところのものであるが、こゝ
で用いられるブラシ材3は、特に強剛なワイヤか
又は直径が0.5mm以上のナイロンの如き合成樹脂
線材で、このような強剛ブラシ材3を密植した挾
着金具30を芯軸2に巻きつけ、その上に鋼線材
4を配列すると、該鋼線材4はブラシ材3内にく
い込んだ状態で支持されることになる。従つて、
鋼線材4の自由な撓性はブラシ材3で制限され、
適度の剛性が付与されることになり、この作用に
よつて強力に付着するばりといえども簡単にかき
落とすことができるようになる。しかも、各鋼線
材4がブラシ材3内にくい入ることによつて円周
方向への変位が阻止されるから、各鋼線材4が研
削抵抗によつて工具の回転方向と反対方向に移動
することがなく、研削効率の低下を来さない。ま
た、工具を小さい孔に挿入する場合には、各鋼線
材4のブラシ材3への食い込み量の増大や該ブラ
シ材3の傾倒により各鋼線材4群のふくらみ部分
が適度に絞られるから、その挿入は容易に行われ
る。さらに、研削時には、各鋼線材4間から突出
するブラシ材3の先端も加工面を擦過し、ブラシ
材3の材質によつては加工面を美しく研磨、研削
するようになる。
研磨性、研削性をより勝れたものとしたいとき
は、ブラシ材3に、研磨粒を混在させた合成樹脂
線材を用いればよいことは言うまでもない。
は、ブラシ材3に、研磨粒を混在させた合成樹脂
線材を用いればよいことは言うまでもない。
第2図に示す第2実施例は、前記第1実施例に
おける螺線状のブラシ材3の代りに、第7図に示
したように、4本の撚合線材6でブラシ材5を一
様な円筒を形成するように密に挾着した形態のも
の使用し、これを鋼線材4,4……の中に介在さ
せて該鋼線材4群の中腹部にふくらみを与えたも
ので、この例における芯軸は撚合線材6である。
この例におけるブラシ材5は、第1実施例のブラ
シ材3と同様の線材により形成されたものである
ことは勿論である。
おける螺線状のブラシ材3の代りに、第7図に示
したように、4本の撚合線材6でブラシ材5を一
様な円筒を形成するように密に挾着した形態のも
の使用し、これを鋼線材4,4……の中に介在さ
せて該鋼線材4群の中腹部にふくらみを与えたも
ので、この例における芯軸は撚合線材6である。
この例におけるブラシ材5は、第1実施例のブラ
シ材3と同様の線材により形成されたものである
ことは勿論である。
この第2実施例の場合、形態を小型に形成でき
るから、小孔のばり取り研削に適した工具とする
ことができる特長がある。
るから、小孔のばり取り研削に適した工具とする
ことができる特長がある。
第3図に示す第3実施例は、前記第1実施例に
おける芯軸2に相当する芯軸7を管となし、該管
軸7の先端に第1実施例のものと同様に形成した
鋼線材4群の集束した先端を挿入し、管軸7の先
端70を圧縮し、縮小させて鋼線材4群を管軸先
端70に固定したもので、このため工具先端は鋼
線材4群の弧状に曲がつた集合体となつており、
これは盲孔内端面を損傷しないでばり取り研削に
効果がある。
おける芯軸2に相当する芯軸7を管となし、該管
軸7の先端に第1実施例のものと同様に形成した
鋼線材4群の集束した先端を挿入し、管軸7の先
端70を圧縮し、縮小させて鋼線材4群を管軸先
端70に固定したもので、このため工具先端は鋼
線材4群の弧状に曲がつた集合体となつており、
これは盲孔内端面を損傷しないでばり取り研削に
効果がある。
[発明の効果]
以上のように本発明によれば、ばり取りに勝れ
た効力を有する鋼線材がブラシ材により、その自
由な撓性を制限されているから、本発明工具を回
転させながら第9図の如く大孔Hの壁面へ当てれ
ば、該壁面に付着する強剛なばりFといえども簡
単にかき落すことができ、しかし鋼線材の弾力
は、やすりの如く孔壁面を削り落す威力はないか
ら孔壁面を損傷させることがなく、極めて精度の
高い金属製品を得ることができるのである。
た効力を有する鋼線材がブラシ材により、その自
由な撓性を制限されているから、本発明工具を回
転させながら第9図の如く大孔Hの壁面へ当てれ
ば、該壁面に付着する強剛なばりFといえども簡
単にかき落すことができ、しかし鋼線材の弾力
は、やすりの如く孔壁面を削り落す威力はないか
ら孔壁面を損傷させることがなく、極めて精度の
高い金属製品を得ることができるのである。
しかも、上記鋼線材は放射状且つ円筒状に植設
したブラシ材内にくい込んだ状態で支持されてい
るから、鋼線材の自由な撓性がブラシ材で制限さ
れて適度の剛性が付与されるばかりでなく、各鋼
線材の円周方向への変位が阻止されて研削抵抗に
よる各鋼線材の移動が生じないため、研削効率の
低下を来すことがない。また、工具を小さい孔に
挿入する場合には、各鋼線材のブラシ材への食い
込み量の増大や該ブラシ材の傾倒などにより各鋼
線材群のふくらみが適度に絞られるから、その挿
入を容易に行うことができる。
したブラシ材内にくい込んだ状態で支持されてい
るから、鋼線材の自由な撓性がブラシ材で制限さ
れて適度の剛性が付与されるばかりでなく、各鋼
線材の円周方向への変位が阻止されて研削抵抗に
よる各鋼線材の移動が生じないため、研削効率の
低下を来すことがない。また、工具を小さい孔に
挿入する場合には、各鋼線材のブラシ材への食い
込み量の増大や該ブラシ材の傾倒などにより各鋼
線材群のふくらみが適度に絞られるから、その挿
入を容易に行うことができる。
さらに、各鋼線材間から突出するブラシ材の先
端が有効に加工面を擦過するため、加工面を美し
く研磨、研削することができる。
端が有効に加工面を擦過するため、加工面を美し
く研磨、研削することができる。
添付図面は本発明のばり取り研削用工具の実施
例を示し、第1図は第1実施例の一部破断した側
面図、第2図は第2実施例の一部破断した側面
図、第3図は第3実施例の一部破断した側面図、
第4図は鋼線材の斜視図、第5図は同撚曲した態
様の側面図、第6図はブラシ材の斜視図、第7図
は同別態様の斜視図、第8,9図は従来の工具で
のばり取り研削態様を示す一部切断した側面図で
ある。 1は固定金具、2は芯軸、3,5はブラシ材、
4は鋼線材、6は撚合線材、7は芯軸、10は圧
縮固定部分、11は盲孔、13は固定管、30は
断面U字型挾着金具、40は鋼線材4の稜線、C
は金属製品、Dは小孔、Hは大孔、Fはばり。
例を示し、第1図は第1実施例の一部破断した側
面図、第2図は第2実施例の一部破断した側面
図、第3図は第3実施例の一部破断した側面図、
第4図は鋼線材の斜視図、第5図は同撚曲した態
様の側面図、第6図はブラシ材の斜視図、第7図
は同別態様の斜視図、第8,9図は従来の工具で
のばり取り研削態様を示す一部切断した側面図で
ある。 1は固定金具、2は芯軸、3,5はブラシ材、
4は鋼線材、6は撚合線材、7は芯軸、10は圧
縮固定部分、11は盲孔、13は固定管、30は
断面U字型挾着金具、40は鋼線材4の稜線、C
は金属製品、Dは小孔、Hは大孔、Fはばり。
Claims (1)
- 1 線状をなす多数の強剛ブラシ材を放射状且つ
円筒状に植設した芯軸の周囲に、稜線をスクリユ
ー状に撚曲した所要数の鋼線材をそれらの両端を
芯軸上に集束、固定することにより中央部がふく
らんだ円筒状に配設し、該鋼線材をブラシ材によ
り芯軸から浮き上つた状態に保持させてなること
を特徴とするばり取り研削用工具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7987484A JPS60228075A (ja) | 1984-04-20 | 1984-04-20 | ばり取り研削用工具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7987484A JPS60228075A (ja) | 1984-04-20 | 1984-04-20 | ばり取り研削用工具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60228075A JPS60228075A (ja) | 1985-11-13 |
JPS6361147B2 true JPS6361147B2 (ja) | 1988-11-28 |
Family
ID=13702367
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7987484A Granted JPS60228075A (ja) | 1984-04-20 | 1984-04-20 | ばり取り研削用工具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60228075A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4726069U (ja) * | 1971-04-08 | 1972-11-24 |
-
1984
- 1984-04-20 JP JP7987484A patent/JPS60228075A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4726069U (ja) * | 1971-04-08 | 1972-11-24 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60228075A (ja) | 1985-11-13 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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EXPY | Cancellation because of completion of term |