JPS6360222B2 - - Google Patents
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- JPS6360222B2 JPS6360222B2 JP58014441A JP1444183A JPS6360222B2 JP S6360222 B2 JPS6360222 B2 JP S6360222B2 JP 58014441 A JP58014441 A JP 58014441A JP 1444183 A JP1444183 A JP 1444183A JP S6360222 B2 JPS6360222 B2 JP S6360222B2
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- JP
- Japan
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- thrust
- deflector
- exhaust
- turbine engine
- secondary air
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Links
- 241000985905 Candidatus Phytoplasma solani Species 0.000 claims description 14
- 230000001965 increasing effect Effects 0.000 description 11
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 4
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 239000003779 heat-resistant material Substances 0.000 description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 238000003303 reheating Methods 0.000 description 1
- 230000003068 static effect Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02K—JET-PROPULSION PLANTS
- F02K1/00—Plants characterised by the form or arrangement of the jet pipe or nozzle; Jet pipes or nozzles peculiar thereto
- F02K1/36—Plants characterised by the form or arrangement of the jet pipe or nozzle; Jet pipes or nozzles peculiar thereto having an ejector
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02K—JET-PROPULSION PLANTS
- F02K1/00—Plants characterised by the form or arrangement of the jet pipe or nozzle; Jet pipes or nozzles peculiar thereto
- F02K1/002—Plants characterised by the form or arrangement of the jet pipe or nozzle; Jet pipes or nozzles peculiar thereto with means to modify the direction of thrust vector
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T50/00—Aeronautics or air transport
- Y02T50/60—Efficient propulsion technologies, e.g. for aircraft
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はV/STOL機用推力増大偏向装置に係
り、特にジエツト反力により垂直または矩形離の
滑走で離着陸するV/STOL機のタービンエンジ
ンの離着陸時における推力を増大させかつ偏向で
きるようにしたV/STOL機用推力増大偏向装置
に関する。
り、特にジエツト反力により垂直または矩形離の
滑走で離着陸するV/STOL機のタービンエンジ
ンの離着陸時における推力を増大させかつ偏向で
きるようにしたV/STOL機用推力増大偏向装置
に関する。
一般にV/STOL機は、垂直離着陸を可能にし
たVTOL機と滑走距離を短くしたSTOL機との性
能を兼備えたものとして知られており、離着陸か
ら前進飛行への遷移飛行において推力の方向を変
換するようになつている。このように巡航時に使
用するタービンエンジンの推力を揚力として離着
陸時にも利用する方式のV/STOL機において
は、その推力方向を偏向させるための装置が必要
となる。第1図は従来の推力偏向装置の構造の概
略を示したものであり、タービンエンジン1の後
方にはデフレクタ2が装備され、このデフレクタ
2は、位置を調節可能な複数枚のパネルによつて
構成され、タービンエンジン1から排出されるジ
エツト流の向きをほぼ直角下方へ偏向できるよう
になつている。
たVTOL機と滑走距離を短くしたSTOL機との性
能を兼備えたものとして知られており、離着陸か
ら前進飛行への遷移飛行において推力の方向を変
換するようになつている。このように巡航時に使
用するタービンエンジンの推力を揚力として離着
陸時にも利用する方式のV/STOL機において
は、その推力方向を偏向させるための装置が必要
となる。第1図は従来の推力偏向装置の構造の概
略を示したものであり、タービンエンジン1の後
方にはデフレクタ2が装備され、このデフレクタ
2は、位置を調節可能な複数枚のパネルによつて
構成され、タービンエンジン1から排出されるジ
エツト流の向きをほぼ直角下方へ偏向できるよう
になつている。
このような従来の推力偏向装置は、ジエツト流
を偏向させるときに推力損失を伴なうために離着
陸性能の低下を招来し、さらにデフレクタの内壁
面が高温のジエツト流にさらされるために、デフ
レクタのパネルを高価な耐熱材料で構成しなけれ
ばならず、また、場合によつては冷却装置を設け
ればならず、高価で重量も嵩むという問題があつ
た。
を偏向させるときに推力損失を伴なうために離着
陸性能の低下を招来し、さらにデフレクタの内壁
面が高温のジエツト流にさらされるために、デフ
レクタのパネルを高価な耐熱材料で構成しなけれ
ばならず、また、場合によつては冷却装置を設け
ればならず、高価で重量も嵩むという問題があつ
た。
そこで、本発明の目的は、推力偏向に伴なう推
力の損失を2次空気流の導入により防ぐと共にデ
フレクタを冷却できるようにしたV/STOL機用
推力増大偏向装置を提供することにある。
力の損失を2次空気流の導入により防ぐと共にデ
フレクタを冷却できるようにしたV/STOL機用
推力増大偏向装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明はハウジング
内に収容されたタービンエンジンからの排気をノ
ズルおよび排気通路を通して排気するようにした
V/STOL機において、上記ノズルはその流路横
断面の形状が円形断面から矩形断面へ変化するよ
うに構成され、この矩形のノズル口の近傍と外気
とを連通する2次空気導入路がハウジングに形成
され、この2次空気導入路の入口側には入口ドア
が設けられ、上記排気通路の頂壁には上面ライナ
が取付けられ、その先にはヒンジを介して中間ダ
クトがヒンジ結合され、この中間ダクトの先端部
の外側にはピボツト軸を中心として回動可能であ
つてタービンエンジンからのジエツト排気の噴出
方向を変換可能なデフレクタが設けられ、さら
に、このデフレクタの偏向した流路内にガイドベ
ーンを設けたことを特徴としたものである。
内に収容されたタービンエンジンからの排気をノ
ズルおよび排気通路を通して排気するようにした
V/STOL機において、上記ノズルはその流路横
断面の形状が円形断面から矩形断面へ変化するよ
うに構成され、この矩形のノズル口の近傍と外気
とを連通する2次空気導入路がハウジングに形成
され、この2次空気導入路の入口側には入口ドア
が設けられ、上記排気通路の頂壁には上面ライナ
が取付けられ、その先にはヒンジを介して中間ダ
クトがヒンジ結合され、この中間ダクトの先端部
の外側にはピボツト軸を中心として回動可能であ
つてタービンエンジンからのジエツト排気の噴出
方向を変換可能なデフレクタが設けられ、さら
に、このデフレクタの偏向した流路内にガイドベ
ーンを設けたことを特徴としたものである。
以下本発明によるV/STOL機用推力増大偏向
装置の実施例を第2図乃至第6図を参照して説明
する。
装置の実施例を第2図乃至第6図を参照して説明
する。
第2図および第3図は本発明の一実施例による
V/STOL機用推力増大偏向装置を示したもので
あり、第2図は垂直離着陸時の状態を示し、第3
図は巡航状態を示している。
V/STOL機用推力増大偏向装置を示したもので
あり、第2図は垂直離着陸時の状態を示し、第3
図は巡航状態を示している。
第2図において、ハウジング10内にはタービ
ンエンジン11が設置され、このタービンエンジ
ン11の出口側の流路は、その流路横断面形状が
円形断面から矩形断面へ変化するノズル12とな
つている。このノズル孔12の下流側には後方に
向つて開口した排気通路13が連設されている。
また、上記ノズル孔12の外側には、2次空気導
入路14,14が形成され、この2次空気導入路
14は、ハウジング10内に形成され、入口14
aが外側空間に開口すると共に、出口14bは、
上記ノズル孔12のノズル口縁に開口している。
ンエンジン11が設置され、このタービンエンジ
ン11の出口側の流路は、その流路横断面形状が
円形断面から矩形断面へ変化するノズル12とな
つている。このノズル孔12の下流側には後方に
向つて開口した排気通路13が連設されている。
また、上記ノズル孔12の外側には、2次空気導
入路14,14が形成され、この2次空気導入路
14は、ハウジング10内に形成され、入口14
aが外側空間に開口すると共に、出口14bは、
上記ノズル孔12のノズル口縁に開口している。
しかして、上記2次空気導入路14の入口14
aには、入口ドア15が枢軸16まわりを回動可
能に枢着され、この入口ドア15はアクチエータ
17により全開位置と全閉位置との間を動かされ
るようになつている。このアクチエータ17とし
ては、油圧または空気圧シリンダ装置が好適であ
る。
aには、入口ドア15が枢軸16まわりを回動可
能に枢着され、この入口ドア15はアクチエータ
17により全開位置と全閉位置との間を動かされ
るようになつている。このアクチエータ17とし
ては、油圧または空気圧シリンダ装置が好適であ
る。
上記排気通路13は、通路の横断面がほぼ矩形
状であつて、その排気通路13の頂壁13aには
上面ライナ18が取付けられており、この上面ラ
イナ18の先にはヒンジ19を介して中間ダクト
20がヒンジ結合されている。この中間ダクト2
0の先端部の外側には、ピボツト軸21を中心と
して回動可能なデフレクタ22が被嵌されてい
る。このデフレクタ22は、セクタ状の側壁22
aと円筒の一部をなす外壁22bとから構成さ
れ、外壁22bが中間ダクト21の上を乗り上げ
るように組合されている。そして、デフレクタ2
2は、アクチエータ23の操作ロツド24と結合
されていて繰作ロツド24の伸縮動によつてピボ
ツト軸21回りを枢動し、ジエツト流を偏向でき
るようになつている。デフレクタ22が最も後方
へ突出した位置を第2図が示し、逆に最も後退し
た位置を第3図が示している。第3図に示した位
置において、上面ライナ18と中間ダクト20と
はくの字状に屈折され、デフレクタ22がその外
側を被う位置まで後退され、この位置において排
気通路13は出口側に向つて流路面積を漸減する
ようになつている。
状であつて、その排気通路13の頂壁13aには
上面ライナ18が取付けられており、この上面ラ
イナ18の先にはヒンジ19を介して中間ダクト
20がヒンジ結合されている。この中間ダクト2
0の先端部の外側には、ピボツト軸21を中心と
して回動可能なデフレクタ22が被嵌されてい
る。このデフレクタ22は、セクタ状の側壁22
aと円筒の一部をなす外壁22bとから構成さ
れ、外壁22bが中間ダクト21の上を乗り上げ
るように組合されている。そして、デフレクタ2
2は、アクチエータ23の操作ロツド24と結合
されていて繰作ロツド24の伸縮動によつてピボ
ツト軸21回りを枢動し、ジエツト流を偏向でき
るようになつている。デフレクタ22が最も後方
へ突出した位置を第2図が示し、逆に最も後退し
た位置を第3図が示している。第3図に示した位
置において、上面ライナ18と中間ダクト20と
はくの字状に屈折され、デフレクタ22がその外
側を被う位置まで後退され、この位置において排
気通路13は出口側に向つて流路面積を漸減する
ようになつている。
一方、上記排気通路13の出口端の下縁には偏
向フラツプ25がピボツト軸26まわりを枢動可
能に取付けられ、この偏向フラツプ25はアクチ
エータ27によつて傾動されるようになつてい
る。
向フラツプ25がピボツト軸26まわりを枢動可
能に取付けられ、この偏向フラツプ25はアクチ
エータ27によつて傾動されるようになつてい
る。
本発明は上述したように構成されているから、
垂直離着陸時にはアクチエータ17が駆動して入
口ドア15,15を全開して2次空気導入路1
4,14を開放する。一方、アクチエータ23の
操作ロツド24が伸長し、デフレクタ22をピボ
ツト軸21回りに第2図に示した位置まで枢動さ
せると共に、アクチエータ27を駆動して偏向フ
ラツプ5をほぼ垂直下方に下げる。このような状
態ではタービンエンジン11から排出されるジエ
ツト流はノズル孔12で加速されて排気通路13
内に導かれ、デフレクタ22によつて垂直下方へ
偏向される。この際、デフレクタ22および偏向
フラツプ25によつて構成される偏向流路は曲が
り方向に偏平なほぼ矩形状であり、このために排
気ロスを最小にとどめうる上に構造も簡素となる
利点をもつている。排気通路13内の静圧は外気
の圧力よりも低くなるので、エゼクタ効果が働
き、2次空気導入路14,14を通して外気が2
次空気として排気通路13内に導入される。前記
タービンエンジン11からのジエツト流は、排気
通路13内で混合され、運動量の伝達と冷却が行
われる。第2図においてはノズル孔12の出口横
断面形状が偏平矩形となつているので、円形横断
面の場合よりもタービンエンジン11からのジエ
ツト流と2次空気との接触面積が大きく、混合能
率が高く、エゼクタ効果が大きい。このようにし
て、2次空気を取り入れた分だけ排気流の運動量
が増加しているため、タービンエンジン11単独
のジエツト推力よりも大きな推力を得ることがで
きる。また、タービンエンジン11からの排気
は、2次空気の導入および混合により低温化され
ているので排気温度を低下させることができる。
したがつて、デフレクタ22の温度上昇を抑える
ことができ、耐熱材料や冷却装置の簡素化あるい
は省略化を図ることができ、このことは航空機に
とつて重要な重量の軽減を図ることが可能とな
る。さらに、排気ガスの低温化は、離着陸地点の
滑走路、地面、甲板等を保護することになつて有
利である。
垂直離着陸時にはアクチエータ17が駆動して入
口ドア15,15を全開して2次空気導入路1
4,14を開放する。一方、アクチエータ23の
操作ロツド24が伸長し、デフレクタ22をピボ
ツト軸21回りに第2図に示した位置まで枢動さ
せると共に、アクチエータ27を駆動して偏向フ
ラツプ5をほぼ垂直下方に下げる。このような状
態ではタービンエンジン11から排出されるジエ
ツト流はノズル孔12で加速されて排気通路13
内に導かれ、デフレクタ22によつて垂直下方へ
偏向される。この際、デフレクタ22および偏向
フラツプ25によつて構成される偏向流路は曲が
り方向に偏平なほぼ矩形状であり、このために排
気ロスを最小にとどめうる上に構造も簡素となる
利点をもつている。排気通路13内の静圧は外気
の圧力よりも低くなるので、エゼクタ効果が働
き、2次空気導入路14,14を通して外気が2
次空気として排気通路13内に導入される。前記
タービンエンジン11からのジエツト流は、排気
通路13内で混合され、運動量の伝達と冷却が行
われる。第2図においてはノズル孔12の出口横
断面形状が偏平矩形となつているので、円形横断
面の場合よりもタービンエンジン11からのジエ
ツト流と2次空気との接触面積が大きく、混合能
率が高く、エゼクタ効果が大きい。このようにし
て、2次空気を取り入れた分だけ排気流の運動量
が増加しているため、タービンエンジン11単独
のジエツト推力よりも大きな推力を得ることがで
きる。また、タービンエンジン11からの排気
は、2次空気の導入および混合により低温化され
ているので排気温度を低下させることができる。
したがつて、デフレクタ22の温度上昇を抑える
ことができ、耐熱材料や冷却装置の簡素化あるい
は省略化を図ることができ、このことは航空機に
とつて重要な重量の軽減を図ることが可能とな
る。さらに、排気ガスの低温化は、離着陸地点の
滑走路、地面、甲板等を保護することになつて有
利である。
また、偏向フラツプ25を設けることにより、
排気ジエツト流の拡散を防ぎ、さらに排気口の付
近に局所的渦が発生して推力偏向効率が減じるの
を防ぐことができる。
排気ジエツト流の拡散を防ぎ、さらに排気口の付
近に局所的渦が発生して推力偏向効率が減じるの
を防ぐことができる。
一方、本発明によるV/STOL機が巡航状態に
あるときには、第3図に示されたように、入口ド
ア15,15は全閉位置にあつて2次空気導入路
14,14は閉じられ、デフレクタ22は、アク
チエータ23を駆動して、最も後退した位置に動
かされている。この位置では上面ライナ18と中
間ダクト20とはくの字状に屈折され、デフレク
タ22は外側に回り込み、排気通路13は出口側
に向つて先細りの通路を構成している。また、偏
向フラツプ25は、上方へはね上げられ適宜位置
で固定されている。
あるときには、第3図に示されたように、入口ド
ア15,15は全閉位置にあつて2次空気導入路
14,14は閉じられ、デフレクタ22は、アク
チエータ23を駆動して、最も後退した位置に動
かされている。この位置では上面ライナ18と中
間ダクト20とはくの字状に屈折され、デフレク
タ22は外側に回り込み、排気通路13は出口側
に向つて先細りの通路を構成している。また、偏
向フラツプ25は、上方へはね上げられ適宜位置
で固定されている。
第4図は、第2図と同一構成部分に同一符号を
付して示した本発明の他の実施例を示したもので
あり、ノズル孔12の途中に再熱装置としてのア
フターバーナ28を設けた例であり、排気のエネ
ルギーを高め推力を増加できる。また、再熱を行
なう場合にはノズルスロート面積を拡大する必要
があるので、デフレクタ22をデフレクタ22a
と22bとから構成し、上面ライナ18をアクチ
エータ29によつて可動させてノズルスロート面
積を可変とすることが望ましい。
付して示した本発明の他の実施例を示したもので
あり、ノズル孔12の途中に再熱装置としてのア
フターバーナ28を設けた例であり、排気のエネ
ルギーを高め推力を増加できる。また、再熱を行
なう場合にはノズルスロート面積を拡大する必要
があるので、デフレクタ22をデフレクタ22a
と22bとから構成し、上面ライナ18をアクチ
エータ29によつて可動させてノズルスロート面
積を可変とすることが望ましい。
さらに、第5図に示した実施例は、2つのデフ
レクタ22A,22Bと偏向フラツプ25とによ
つて閉成された偏向流路部にガイドベーン30
A,30Bが設けられ、偏向部流路の内側での流
れの剥離を防止してデフレクタ角度に対する排気
偏向角度の追従性を向上すると共に流れの剥離に
伴なう推力損失を最小にとどめることができる。
ガイドベーン30A,30Bは例えば第6図に示
したように歯車31a,31bでかみ合わされ、
ガイドベーン30Aがアクチエータ32によつて
駆動されるようになつており、巡航時には、第7
図に示されたように、ガイドベーン30Aおよび
30Bは折りたたまれ、上面ライナ18との間に
ノズルスロートを形成する。ガイドベーン30B
は、アクチエータ32によつてガイドベーン30
Aが倒れるのと連動して前方へ折りたたまれ、偏
向フラツプ25と共に滑らかな面を形成する。な
お、この例においても、アクチエータ29を駆動
して上面ライナ18を動かすことによりノズルス
ロート面積を可変にすることができる。
レクタ22A,22Bと偏向フラツプ25とによ
つて閉成された偏向流路部にガイドベーン30
A,30Bが設けられ、偏向部流路の内側での流
れの剥離を防止してデフレクタ角度に対する排気
偏向角度の追従性を向上すると共に流れの剥離に
伴なう推力損失を最小にとどめることができる。
ガイドベーン30A,30Bは例えば第6図に示
したように歯車31a,31bでかみ合わされ、
ガイドベーン30Aがアクチエータ32によつて
駆動されるようになつており、巡航時には、第7
図に示されたように、ガイドベーン30Aおよび
30Bは折りたたまれ、上面ライナ18との間に
ノズルスロートを形成する。ガイドベーン30B
は、アクチエータ32によつてガイドベーン30
Aが倒れるのと連動して前方へ折りたたまれ、偏
向フラツプ25と共に滑らかな面を形成する。な
お、この例においても、アクチエータ29を駆動
して上面ライナ18を動かすことによりノズルス
ロート面積を可変にすることができる。
第8図は、本発明による推力増大偏向装置の推
力増大効果を示した線図である。
力増大効果を示した線図である。
この線図から分るように、最大約10%の推力増
大効果が期待でき、さらに偏向流路部にガイドベ
ーンを設けて流れの剥離による推力損失を最小に
した場合には10%以上の推力増大も可能となる。
大効果が期待でき、さらに偏向流路部にガイドベ
ーンを設けて流れの剥離による推力損失を最小に
した場合には10%以上の推力増大も可能となる。
以上の説明から明らかなように、本発明によれ
ば、V/STOL機の離着陸時に入口ドアを開いて
2次空気導入路を外側空間と連通させたから、エ
ゼクタ効果を利用して外気を排気通路内に吸い込
み、ジエツト流を増大させて推力の増大を図るこ
とができる。また、吸込まれた低温の外気がター
ビンエンジンから排出されるジエツト流と混合し
てジエツト流と混合してジエツト流の温度を低下
させるのでデフレクタの耐熱対策が容易となる。
また、デフレクタの偏向通路内にガイドベーンを
設けることによりジエツト流の剥離を防いで推力
損失を最小限におさえることができる。
ば、V/STOL機の離着陸時に入口ドアを開いて
2次空気導入路を外側空間と連通させたから、エ
ゼクタ効果を利用して外気を排気通路内に吸い込
み、ジエツト流を増大させて推力の増大を図るこ
とができる。また、吸込まれた低温の外気がター
ビンエンジンから排出されるジエツト流と混合し
てジエツト流と混合してジエツト流の温度を低下
させるのでデフレクタの耐熱対策が容易となる。
また、デフレクタの偏向通路内にガイドベーンを
設けることによりジエツト流の剥離を防いで推力
損失を最小限におさえることができる。
第1図は従来のタービンエンジンの推力偏向装
置を示した縦断面図、第2図は本発明による推力
増大偏向装置の一実施例であつて垂直離着陸の状
態を示した縦断面図、第3図は同装置の巡航状態
を示した縦断面図、第4図は本発明の他の実施例
による推力増大偏向装置を示した縦断面図、第5
図はさらに他の実施例による装置であつて垂直離
着陸状態を示した縦断面図、第6図はガイドベー
ンとアクチエータを拡大して示した図、第7図は
同装置の巡航状態を示した縦断面図、第8図は本
発明による推力増大の実験結果を示した線図であ
る。 11…タービンエンジン、12…ノズル孔、1
3…排気通路、14…2次空気導入路、15…入
口ドア、22…デフレクタ、25…偏向フラツ
プ、30…ガイドベーン。
置を示した縦断面図、第2図は本発明による推力
増大偏向装置の一実施例であつて垂直離着陸の状
態を示した縦断面図、第3図は同装置の巡航状態
を示した縦断面図、第4図は本発明の他の実施例
による推力増大偏向装置を示した縦断面図、第5
図はさらに他の実施例による装置であつて垂直離
着陸状態を示した縦断面図、第6図はガイドベー
ンとアクチエータを拡大して示した図、第7図は
同装置の巡航状態を示した縦断面図、第8図は本
発明による推力増大の実験結果を示した線図であ
る。 11…タービンエンジン、12…ノズル孔、1
3…排気通路、14…2次空気導入路、15…入
口ドア、22…デフレクタ、25…偏向フラツ
プ、30…ガイドベーン。
Claims (1)
- 1 ハウジング内に収容されたタービンエンジン
からの排気をノズルおよび排気通路を通して排気
するようにしたV/STOL機において、上記ノズ
ルはその流路横断面の形状が円形断面から矩形断
面へ変化するように構成され、この矩形のノズル
口の近傍と外気とを連通する2次空気導入路がハ
ウジングに形成され、この2次空気導入路の入口
側には入口ドアが設けられ、上記排気通路の頂壁
には上面ライナが取付けられ、その先にはヒンジ
を介して中間ダクトがヒンジ結合され、この中間
ダクトの先端部の外側にはピボツト軸を中心とし
て回動可能であつてタービンエンジンからのジエ
ツト排気の噴出方向を変換可能なデフレクタが設
けられ、さらに、このデフレクタの偏向した流路
内にガイドベーンを設けたことを特徴とするV/
STOL機用推力増大偏向装置。
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JP58014441A JPS59141753A (ja) | 1983-01-31 | 1983-01-31 | V/stol機用推力増大偏向装置 |
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JP58014441A JPS59141753A (ja) | 1983-01-31 | 1983-01-31 | V/stol機用推力増大偏向装置 |
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