JPS6356357A - ワ−クと超硬材とのろう付け方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、被加工物のワークへ超硬材をろう付けする
方法に関するものである。

〔従来の技術〕

従来、ワークにモリブデンやタングステン等の超硬材を
ろう付けするには、予めワーク全体をガスバーナで加熱
し、この後、超硬材をろう伺けする方法がとられていた
。また、ろう付け後のワークは部分的な熱歪みを取るた
めにワーク全体の熱処理を行なっていた。

〔発明が解決しようとする問題点〕

従来のろう付け方法は上記のようになされているので、
多くの加工時間および熟練された作業が必要となり、か
つ作業者の経験によってろう付けの品質が変動したり、
また、ろう付け加工中は有害な酸化防止剤（フラックス
）を使用するため、これがガス化して作業者が吸い込み
健康上好ましくない問題もあった。

この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、ワークへの加熱がろうイ１け箇所のみでよく
、かつろう付け後の熱処理を不要にして加工時間が短縮
でき、また、フラツクスを使用することもなく高品質な
ろう付け加工の行なえる方法を得ることを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

この発明に係るろう付け方法は、ワークの加熱箇所にＣ
Ｏ２レーザ光によって超硬材をろう付けするものである
。

〔作用〕

この発明におけるろう付け方法は、ワークへのろう付け
箇所をＣＯ２レーザ光によって部分加熱し、その後加熱
部分に超硬材をＣＯ２レーザ光を用いてろう（＝ｊけ加
工するので、ワークへの加熱が正確に制御可能であり、
熱歪みの少ない安定したろう付けが行なえる。

〔実施例〕

以下、この発明の一実施例を図について説明する。第１
図はろう付け方法を実施するための装置の外観図であっ
て、（１）はＸ軸およびＹ軸方向へ移動可能なＸ−Ｙテ
ーブル、（２）はこのＸ−Ｙテーブル（１）上に設けた
回転治具、（３）はこの回　　゛転治具（２）に装着し
た被加工物となるワーク、（４）はワーク（３）に他の
部品をろう付けするためのレーザ加工機である。第２図
はワーク（３）の所定箇所へ例えばモリブデンやタング
ステン等の超硬材（５）をろう付けする様子を示す外観
図である。

次に第１図に示した装置を用いてワーク（３）へ超硬材
（５）をろう付けする方法について説明する。まず、ワ
ーク（３）へのろう伺は箇所を不活性ガス雰囲気中にお
いてレーザ加工機（４）から射出するＣＯ２レーザ光に
より部分加熱する。その後、ワーク（３）の加熱箇所に
第２図に示すように超硬材（５）を位置決めし、ＣＯ２
レーザ光により加熱することによりワーク（３）へ超硬
材（５）のろう付け加工が終了する。このろうイ１け加
工中は、レーザ加工機（４）の２軸制御およびＸ−Ｙテ
ーブル（１）のＸ、Ｙ軸方向への制御によって熱歪みの
少ない安定したろう付けが可能となる。

〔発明の効果〕

以上説明したようにこの発明によれば、ＣＯ２レーザ光
によってワークへ超硬材をろうイ・１け加工するように
したので、ワークの一部分を加熱するだけで熱歪みの少
ない高品質のろう伺は加圧が可能となる。またろう付け
後のワーク全体の熱処理が不要となるので加熱時間の短
縮が図れると共に、従来のガスバーナによるろうイ・１
け作業よりも経費が低廉になる。また、フランクスを使
用しないですむので作業者が受ける悪影響も解消できる
。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明のろう付け方法を実施するための装置
の外観図、第２図はワークへ超硬材をろう付けする様子
を示す外観図である。 （１）・・・ｘ−Ｙテーブル、（２）・・・回転治具、
（３）・・・ワーク、（４）・・・レーザ加工機、（５
）・・・超硬材。 なお、図中同一符号は同−又は相当部分を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. Ｘ−Ｙテーブル上に設けた回転治具に被加工物となるワ
   ークを支持し、このワークへのろう付け箇所を不活性ガ
   ス雰囲気中でＣＯ＿２レーザ光で加熱してのち、この加
   熱箇所にＣＯ＿２レーザ光で超硬材をろう付け加工する
   ことを特徴とするワークと超硬材とのろう付け方法