JPS6355121A - 高機能性材料の研削屑から有価物質を回収する方法 - Google Patents

高機能性材料の研削屑から有価物質を回収する方法

Info

Publication number
JPS6355121A
JPS6355121A JP61198652A JP19865286A JPS6355121A JP S6355121 A JPS6355121 A JP S6355121A JP 61198652 A JP61198652 A JP 61198652A JP 19865286 A JP19865286 A JP 19865286A JP S6355121 A JPS6355121 A JP S6355121A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
highly functional
grinding waste
valuable substances
recovering valuable
functional material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP61198652A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0319168B2 (ja
Inventor
Mitsuo Mamiya
真宮 三男
Shoji Sato
佐藤 松次
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shin Etsu Chemical Co Ltd filed Critical Shin Etsu Chemical Co Ltd
Priority to JP61198652A priority Critical patent/JPS6355121A/ja
Publication of JPS6355121A publication Critical patent/JPS6355121A/ja
Publication of JPH0319168B2 publication Critical patent/JPH0319168B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Inorganic Compounds Of Heavy Metals (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は高機能性材料の研削屑から有価物質を回収する
方法、特にはタンタル酸リチウム、ニオブ酸リチウムな
どのような高価な金属元素を含有する高機能性材料を遊
離砥粒を用いて切削加工する際に発生する研削屑から浮
遊選鉱法を用いて有価物質を回収する方法に関するもの
である。
(従来の技術) タンタル酸リチウムおよびニオブ酸リチウムなどのよう
な高価な金属元素を含有する単結晶材料(以下本発明で
はこれを高機能性材料と略記する)は電子材料、磁性材
料、表面弾性波材料などとして各種方面に多用されてい
るが、これらの高機能性材料については近年需要が著し
く増加し、したがってこれらの切削加工の際に発生する
研削屑の量も増加してきている。
しかして、この種の高機能性材料の切削加工はその目的
に応じて固定砥粒あるいは遊離砥粒を用いる方法のいず
れかで行われており、固定砥粒を用いる加工については
研削物の20〜50%カ微粉末状のスクラップとなるも
のの、これは高機能性材料を主成分とするものであるこ
とからその回収に特に問題はないが、遊離砥粒を用いる
加工で発生する研削屑は高機能性材料の微粉末状物とそ
の数倍以上の砥粒が混合したもので、これから有価物質
である高機能性材料を分離回収することが難しいという
問題がある。
そのため、遊離砥粒を用いて得られる研削屑からの有価
物質の回収については1例えばこれを酸またはアルカリ
で処理して有価物質を溶出し、回収する方法も知られて
いるが、これには■溶出用試薬の使用量が多く、その損
失も大きい、■処理設備が大型化し、しかも研削屑には
多量の研磨砥粒が含まれているため設備の摩耗が著しい
。■工程が複雑となり、物質の取扱い量も多くなるなど
の問題があるため処理費用が高価になるという欠点があ
り、経済的に有価物質を回収する方法の開発が強く要望
されていた。
(発明の構成) 本発明は前記したような遊離砥粒を用いる際に発生する
高機能性材料の研削屑から有価物質を経済的に効率よく
回収する方法、すなわちタンタル酸リチウムまたはニオ
ブ酸リチウムを遊離砥粒により研削する時に発生する研
削屑を浮遊選鉱法で処理し、有価物質を選択的に浮上さ
せて回収することを特徴とするものである。
本発明者らは前述の研削屑から有価物質を有利に回収す
る方法について種々検討した結果、水中に懸濁した研削
屑中の有価物質粒子の表面に捕収剤を吸着させることに
よって疎水性の薄層を形成させ、そこに空気を吹き込む
ことにより該薄層の表面に気泡を付着させ、これにより
該有価物質粒子を浮上させることを原理とする浮遊選鉱
法により、容易かつ経済的に有価物質を回収することが
できることを見出し、本発明を完成させた。
本発明の方法を適用する高機能性材料はタンタル酸リチ
ウム(以下LTと略記する)、ニオブ酸リチウム(以下
LNと略記する)のような高価な金属元素を含有する単
結晶材料であり、この研削は一般的には平均粒子径が1
0〜40.nである微粉末状の遊離砥粒を用いるマルチ
ブレードソーまたはワイヤソーで行なうので、発生する
研削屑は高機能性材料の含有率は通常10重量%以下で
あり、残余が0.5〜3重量%の酸化鉄と遊離砥粒から
なるものである。なお、研削が軽油または灯油などの有
機溶剤の存在下で行なわれる場合には予めこの懸濁液か
ら沈降した研削屑を分離し、これを例えば400〜80
0℃で焙焼し、有機物を除去することが望ましい。
この研削屑はついで浮遊選鉱法で処理するのであるが、
その実施に当たっては、上記の研削屑を水中に懸濁させ
たのち、pHを調整し、さらに活性剤、捕収剤、抑制剤
を添加することによって行なわれる。
LTの研削をする場合を例にとると、遊離砥粒としてグ
リ−カーボランダム(以下GCと略記する)と呼称され
ている平均粒子径10〜40即の炭化けい素糸砥粒を用
いるのが一般的である。
そこで試験用として、LT単結晶をメノー乳鉢で粉砕し
、水中で篩分して400メツシユ(平均粒径40.)以
下のものを得、このLT粉5部に対して平均粒子径15
4のGC#1,200を50部添加して研削屑試料を調
製し、これをデンバー型浮遊選鉱装置に装填した。これ
に350部の水を加えて研削屑試料を懸濁させ、約0.
INの硫酸または水酸化カリウムを用いてpHを調節し
捕収剤としてのドデシル・アンモニウム・アセテート(
以下DAAと略記する)を添加したものについて空気を
下から吹き込み、pH値にもとづくLTの浮遊性をしら
べたところ、第1図に示したように浮遊率はpH値の低
下と共に低下するが、pH7でもp)I2でもLTとG
Cとの浮遊性に大きな差はみられなかった。しかし、こ
の憑濁液のpHを2とし、後述する活性剤として1%の
フッ化水素酸15m1を添加後15分間攪拌したものは
、第2図に示すようにGCの浮遊性は殆ど変化しないが
、LTの浮遊性はフッ化水素酸の添加によって著しく良
くなることが確認された。その理由はLT表面の分子層
がフッ化水素酸に溶解し、表面に不溶性のタンタル化合
物を形成して活性化され。
それによって捕収剤の吸着効果が増大するが、G。
Cの表面はフッ化水素酸と全く反応せず活性化しないた
めと解される。
なお、第2図に示すようにフッ化水素酸の添加によって
、LTとGCとの間には浮遊性に大きな差が与えられる
が、GCにもかなりの浮遊性のあることが認められる。
すなわち、浮遊選鉱法の効果をより上げるためには、こ
のGCの浮遊性を低下させることが望ましい。その目的
のため、GCの浮遊抑制剤としてアラビヤゴムを添加し
たところ、第3図のようにアラビヤゴム濃度の増加に伴
ないLTの浮遊性に大きな変化はないが、GCの浮遊性
は急激に低下するのが認められ、結果としてLTの浮遊
選鉱を有利に実施できることが確認された。 すなわち
、本発明の方法はLT、LNなどの高機能性材料をGC
などで研削して得られる研削屑を浮遊選鉱法で処理し、
これらの有価物を浮遊物として浮上させ回収するもので
あるが、この実施に当ってはpH調整と有効な活性剤、
捕収剤、抑制剤等を採用することが必要であるゆpH値
についてはタンタル、ニオブのフッ化物錯体が安定化す
る領域ということから酸性すなわちpH5以下とするの
がよい。
活性剤はLT、LNと反応してその表面に不溶性のタン
タル化合物、ニオブ化合物を形成するものがよく、これ
にはフッ化水素酸またはケイフッ化ナトリウムなどのよ
うな各種のフッ化物の使用が好ましく、その添加量は4
選パルプ中の濃度表示でフッ化水素酸換算50g/Qを
上限とする。
捕収剤はDAAのようなアルキルアミンの酢酸塩または
塩酸塩が例示されるが、その添加量は浮選パルプ中の濃
度表示で通常100■/Q以下であり、好ましくは5〜
40mg/Qとされる。
抑制剤は有機親水性のコロイドを形成するものがよく、
澱粉、アラビヤゴム、タンニン、ポリビニルアルコール
、ゼラチン、カルボキシメチルセルロースなどが例示さ
れるが、その添加量は浮選パルプ中の濃度表示で通常1
g/Q以下であり、好ましくは10〜200mg/12
とされる。
以上に述べた本発明の浮遊選鉱法によりLT、LNなど
の遊離砥粒を用いた研削屑からこれらの有価物質を容易
かつ高収率で浮遊物として回収することができる。この
方法はLT、LN以外の高機能性材料スクラップを含有
する研削屑の場合であっても、活性剤、捕収剤、抑制剤
を適宜に選択すれば、これらを効果的に浮上させ回収す
ることが可能である。
つぎに本発明の実施例をあげる。
実施例 LTをGC#1,200で研削して得た、LT9.9%
を含有する研削屑5Qgを水350−と共に容量350
mQのデンバー型浮選機に移し、硫酸を加えてpHを2
.0に調節してから、ここに46%のフッ化水素酸4.
4−を加えて15分間攪拌した。
ついでこの液にアラビヤゴム溶液(0,1%)45dと
DAA溶液(0,1%)12−を加えて3分間攪拌して
から、これに空気を3Q/分の量で吹き込んだところ、
若干のGCを含むLTが浮遊物として浮上した。これを
10分間でがきとり、回収した浮遊物を分析したところ
、第1表のようにLT70.8%、GC29,2%であ
った。すなわち、LTは91.2%が浮上したがGCは
4.1%のみ浮上したことを示している。
第     1     表
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の方法において捕収剤としてDAAのみ
をを添加した液のpH値の変化によるLT、GCの浮遊
率を示すグラフ、第2図は第1図の系に活性剤としてH
Fを添加したときのLT。 GCの浮遊率変化を示すグラフ、第3図はさらに抑制剤
としてのアラビヤゴムを添加したときのしT、GCの浮
遊率変化を示すグラフである。 第1N OAA濃戊(mgル) 第2図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、タンタル酸リチウムまたはニオブ酸リチウムを遊離
    砥粒により研削する時に発生する研削屑を浮遊選鉱法で
    処理し、有価物質を選択的に浮上させて回収することを
    特徴とする高機能性材料の研削屑から有価物質を回収す
    る方法。 2、浮遊選鉱法がpH調整、活性剤、捕収剤、抑制剤の
    添加によって行われる特許請求の範囲第1項記載の高機
    能性材料の研削屑から有価物質を回収する方法。 3、浮遊選鉱法をpH5以下の酸性領域で行なう特許請
    求の範囲第2項記載の高機能性材料の研削屑から有価物
    質を回収する方法。 4、活性剤としてフッ化水素酸、各種フッ化物および/
    または含フッ素化合物を使用する特許請求の範囲第2項
    記載の高機能性材料の研削屑から有価物質を回収する方
    法。 5、捕収剤としてアルキルアミンの酢酸塩または塩酸塩
    などを使用する特許請求の範囲第2項記載の高機能性材
    料の研削屑から有価物質を回収する方法。 6、抑制剤として澱粉、アラビアゴム、タンニン、ポリ
    ビニルアルコール、ゼラチンおよび/またはカルボキシ
    メチルセルロースを使用する特許請求の範囲第2項記載
    の高機能性材料の研削屑から有価物質を回収する方法。 7、研削屑中の高機能性材料の固体濃度が30%以下で
    ある特許請求の範囲第1項または第2項記載の高機能性
    材料の研削屑から有価物質を回収する方法。 8、研削屑が高機能性材料の研削屑の有機溶剤中での懸
    濁物を静置沈降させたのち、400〜800℃で焙焼し
    て得られたものである特許請求の範囲第1項または第2
    項記載の高機能性材料の研削屑から有価物質を回収する
    方法。
JP61198652A 1986-08-25 1986-08-25 高機能性材料の研削屑から有価物質を回収する方法 Granted JPS6355121A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61198652A JPS6355121A (ja) 1986-08-25 1986-08-25 高機能性材料の研削屑から有価物質を回収する方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61198652A JPS6355121A (ja) 1986-08-25 1986-08-25 高機能性材料の研削屑から有価物質を回収する方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6355121A true JPS6355121A (ja) 1988-03-09
JPH0319168B2 JPH0319168B2 (ja) 1991-03-14

Family

ID=16394779

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61198652A Granted JPS6355121A (ja) 1986-08-25 1986-08-25 高機能性材料の研削屑から有価物質を回収する方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6355121A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013531555A (ja) * 2010-05-10 2013-08-08 アールエスアール・テクノロジーズ,インコーポレーテッド リサイクルされた電気化学セルおよび電池からフロス浮選によって物質を分離する方法
US10522883B2 (en) 2010-05-10 2019-12-31 Rsr Technologies, Inc. Recycling electrochemical cells and batteries

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58125614A (ja) * 1982-01-22 1983-07-26 Hitachi Ltd 弾性表面波素子用材料の回収方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58125614A (ja) * 1982-01-22 1983-07-26 Hitachi Ltd 弾性表面波素子用材料の回収方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013531555A (ja) * 2010-05-10 2013-08-08 アールエスアール・テクノロジーズ,インコーポレーテッド リサイクルされた電気化学セルおよび電池からフロス浮選によって物質を分離する方法
US10522883B2 (en) 2010-05-10 2019-12-31 Rsr Technologies, Inc. Recycling electrochemical cells and batteries

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0319168B2 (ja) 1991-03-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
IE62041B1 (en) Noble metal recovery
US4067953A (en) Process for upgrading ores containing baddeleyite
WO2016048750A1 (en) Method for recovering gold from refractory ore
US4726895A (en) Process for concentration of gold and uranium magnetically
CN102229113B (zh) 蓝宝石粉回收方法
WO2005017215A1 (en) Improved thiosulphate leach process
US2478652A (en) Process for the recovery of precious metal values
JPS6355121A (ja) 高機能性材料の研削屑から有価物質を回収する方法
KR101847419B1 (ko) 역부선을 이용한 고순도 실리카의 정제방법
AU667635B2 (en) Process for the recovery of silver by flotation from the residue from the wet extraction of zinc
IE66327B1 (en) Metal recovery process
US2810638A (en) Method of eluting adsorbed complex cyanides of gold and silver
RU2130499C1 (ru) Способ выделения тонкодисперсных металлов
US1195698A (en) Pbocess of concentrating cabnotite sandstone
RU2099146C1 (ru) Способ извлечения ценных минералов из рудных шламов
JPH0347903B2 (ja)
US2730235A (en) Liquid separating medium and use thereof
JPH0358779B2 (ja)
US6228334B1 (en) Method of recovering gold from the fine carbon residue from a coarse carbon gold recovery process
CA1101568A (en) Filtration aid
JP2002028662A (ja) 光学研磨用酸化セリウム研磨剤廃液からの酸化セリウム回収方法及び光学研磨用酸化セリウム研磨剤廃液の無公害化処理方法
CN1421274A (zh) 粗粒石英和长石的分离方法
US4147614A (en) Aqueous mixture of diesel oil, pine oil and diamine for conditioning of crushed magnesite ore in magnetic beneficiation process
US5893463A (en) Recovering precious metals and small precious stones from clay suspensions
JPH01108110A (ja) 二酸化ケイ素の精製方法