JPS6354701B2 - - Google Patents

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JPS6354701B2
JPS6354701B2 JP3212880A JP3212880A JPS6354701B2 JP S6354701 B2 JPS6354701 B2 JP S6354701B2 JP 3212880 A JP3212880 A JP 3212880A JP 3212880 A JP3212880 A JP 3212880A JP S6354701 B2 JPS6354701 B2 JP S6354701B2
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Eerenfurointo Yozefu
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Novartis AG
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Ciba Geigy AG
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Publication date
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、新規の置換N−(p−アミノフエニ
ル)−N′−ベンゾイル尿素、その製造方法および
該化合物の有害生物防除剤としての用途に関する
ものである。 本発明の置換N−(p−アミノフエニル)−
N′−ベンゾイル尿素は、式; (式中、 R1およびR2は、互いに独立して炭素原子数1
ないし4のアルキル基または炭素原子数3ないし
5のアルケニル基を表わし、R3およびR4は、互
いに独立して塩素原子または臭素原子を表わし、
そしてR5およびR6は、互いに独立して水素原子、
フツ素原子または塩素原子を表わす。ただし、
R5およびR6は両方同時に水素原子を表わすこと
はない。)で表わされる。 その有害生物防除作用のために、好ましい式
で表わされる化合物は、R3およびR4が塩素原子
を表わすものである。式において、R5および
R6がフツ素原子を表わす化合物もまた重要であ
る。式において、R1およびR2の少なくとも一
方がアリル基を表わす化合物もまた、その生物学
的作用によつて有用である。式で表わされる特
に有用な化合物は、R1およびR2の一方がアリル
基を表わし、他方が炭素原子数1ないし4のアル
キル基を表わすものである。 式で表わされる化合物は、例えば (a) 式; で表わされる化合物と、式; で表わされる化合物とを反応させるか、または (b) 式; で表わされる化合物と、式; で表わされる化合物とを反応させることによつ
て得ることができる。 上記式、、およびにおいて、基R1
いしR6は式で与えられた意味を表わす。 (a)および(b)の製法は、常圧下において、有機溶
媒または希釈剤の存在下で行なうのが好ましい。
適する溶媒または希釈剤としては、例えば、ジエ
チルエーテル、ジプロピルエーテル、ジブチルエ
ーテル、ジオキサン、ジメトキシエタンおよびテ
トラヒドロフランのようなエーテルおよびエーテ
ル化合物;N,N−ジアルキル化カルボン酸アミ
ド;脂肪族、芳香族およびハロゲン化炭化水素、
特にベンゼン、トルエン、キシレン、クロロホル
ム、塩化メチレン、四塩化炭素およびクロロベン
ゼン;アセトニトリルまたはプロピオニトリルの
ようなニトリル;ジメチルスルホキシド;およ
び、ケトン、例えばメチルエチルケトン、メチル
イソプロピルケトンおよびメチルイソブチルケト
ン、等が挙げられる。製法(a)は、一般に−10ない
し100℃、好ましくは15ないし25℃の温度にて、
場合によつては有機塩基、例えばトリエチルアミ
ンの存在下で行なわれる。製法(b)は、0ないし
120℃の温度、好ましくは用いる溶媒の沸点にお
いて、そして場合によつてはピリジンのような有
機塩基の存在下、および/またはアルカリ金属ま
たはアルカリ土類金属、好ましくはナトリウムを
添加して行なう。 式、式、式および式で表わされる出発
物質は、公知であり、または新規なものは公知方
法によつて製造できる。従つて、式で表わされ
るp−フエニレンジアミンは、相当するp−ニト
ロアニリンのN−アルキル化またはN−アルケニ
ル化およびそれに続くニトロ基のアミノ基への反
応または接触水素添加〔例えばRec.第21巻、第
271頁(1902年);ジヤーナルオブアメリカンソサ
エテイ(J.Am.Soc.)第68巻、第1604頁(1946
年);ジヤーナルオブオーガニツクケミストリー
(J.Org.Chem.)第11巻、第378頁(1946年);
Rec.第79巻、第995頁(1970年)を参照〕によつ
て得ることができる。式で表わされるイソシア
ネートは、相当する式で表わされるN,N−置
換p−フエニレンジアミンとホスゲンとを、当該
分野の一般的な方法によつて反応させることによ
つて得ることができる。式で表わされる化合物
は、次のようにして得ることができる〔ジヤーナ
ルオブアグリカルチヤーアンドフードケミストリ
ー(J.Agr.FoodChem.)第21巻(3)、第348−993
頁、1973年を参照〕; 上記式において、R5およびR6は式で与えら
れた意味を表わす。 R1およびR2の少なくとも一方が、炭素原子数
3ないし5のアルケニル基である式で表わされ
る化合物は、新規であり、そして前記式法によつ
て製造できる。式で表わされる価値ある有害生
物防除剤を得るための新規出発物質は、同様に本
発明を成す。 あるN−フエニル−N′−ベンゾイル尿素が殺
虫作用を有することは既に知られている(ドイツ
国公開特許第2123236号、第2504982号、第
2537413号、第2601780号および第2726684号公
報;ベルギー国特許第832304号、第843906号、第
844066号および第867046号明細書;およびアメリ
カ合衆国特許第4089975号明細書を参照)。このよ
うな殺虫作用を有する置換N−フエニル−N′−
2,6−ジクロロベンゾイル尿素は、ジヤーナル
オブアグリカルチヤーアンドフツドケミストリー
(J.Agr.FoodChem.)第21巻、第3号、第348頁
(1973年)に記載されている。この文献の第353頁
には、相当するN−(4−ジメチルアミノ)フエ
ニルおよびN−(3−クロロ−4−ジメチルアミ
ノ)フエニル誘導体が記載されているが、これ等
はそこに示されている表から明らかなように充
分なる殺虫作用を有するものではない。 上記の化合物に比べて、本発明の化合物が、驚
くべきことに、植物に対する良好な忍容性を有
し、かつ、温血動物に対してほとんど毒性を示さ
ないのに、有害生物防除剤として優れた作用を有
することが見い出された。本発明の化合物は、特
に植物および動物に感染する有害生物の防除に適
する。 式で表わされる化合物は、特に鱗翅目
(Lepidoptera)、鞘翅目(Coleoptera)、同翅亜
目(Homoptera)、異翅亜目(Hetero−ptera)、
双翅目(Diptera)、アザミウマ目
(Thysanoptera)、直翅目(Orthoptera)、シラ
ミ目(Anoplura)、ノミ目(Siphonaptera)、ハ
ジラミ目(Mallophaga)、シミ目
(Thysanura)、シロアリ目(Isoptera)、チヤタ
テムシ目(Psoco−ptera)および膜翅目
(Hymenoptera)等の種類の殺虫に適する。 式で表わされる化合物は、イエバエ
(Musca domestica)のようなハエおよび蚊の幼
虫に対して非常に優れた作用を有するほか、食害
により植物に損傷を与える、観賞植物および有用
植物の作物、特に綿に付く昆虫{たとえば、スポ
ドプテラ・リツトラリス(Spodoptera
littoralis)}およびヘリオテイス・ヴイレツセン
ス(Heliothis virescens)}および野菜に付く昆
虫{たとえばコロラド・ポテト・ビートルス
(Leptinotarsa decemlineata)}およびピエリス
ブラシカエ(Pieris brassicae)}の防除にも適
している。式で表わされる化合物の殺卵および
殺卵幼虫作用は、特に言及するために選び出され
るべきである。式で表わされる化合物が成虫期
に食餌とともに摂取された場合には、多くの場
合、特に鞘翅目、例えばアントノーマース グラ
ンデイス(Anthonomus graudis)において、産
卵の減少および/または孵化の減少が観察され得
る。 更に式で表わされる化合物は、例えば家畜、
牛舎、家畜小屋、馬小屋および牧場を処理するこ
とによつて、家畜及び生産的動物中の外部寄生虫
を防除するのに適している。 式で表わされる化合物またはこれらを含有す
る薬剤の作用は、他の殺虫剤及び/または殺ダニ
剤の添加により、十分に広げることができ、与え
られた環境に対し適応させることができる。適当
な添加剤としては、たとえば有機リン化合物、ニ
トロフエノール類及びその誘導体、ホルムアミジ
ン類、尿素類、ピレスロイド、カーバメート及び
塩素化炭化水素などが挙げられる。 式で表わされる化合物は、殺有害生物的にそ
の作用を増強する物質とも特に有利に共用するこ
とができる。そのような化合物の例としては、特
にピペロニルブトキシド、プロピニルエーテル、
プロピニルオキシム、プロピニルカルバメート及
びプロピニルホスホネート、2−(3,4−メチ
レンジオキシフエノキシ)−3,6,9−トリオ
キサウンデカンまたはS,S,S−トリブチルホ
スホロトリチオエートが挙げられる。 式で表わされる化合物はそれ自身単独で、あ
るいは適当な担体および/または添加剤とともに
用いることができる。適当な担体および添加剤と
しては、固体または液体でも良く、一般に行なわ
れる処方に良く使われる物質、例えば天然または
再生した物質、溶媒、分散剤、湿潤剤、増粘剤、
結合剤および/または肥料などが相当する。 適用するに際して、式で表わされる化合物は
通常粉剤、エマルジヨン濃厚液、粒剤、分散剤、
噴霧剤、溶接または懸濁液の形態に調製すること
ができ、これらの調製は、技術上よく知られたや
り方で行なうことができる。それに加えて水性調
剤が用いられる家蓄浸漬法及び噴霧レース法もま
た挙げることができる。これ等の薬剤は、特に動
物に寄生する有害生物の防除に適する。 本発明による薬剤を製造するには、それ自体公
知の方法で式で表わされる化合物を、場合によ
り有効成分に対して不活性な分散剤又は溶剤を添
加して、適当な担体と均一に混合および/または
摩砕する。式で表わされる化合物は、下記のよ
うな剤形に加工することができる。 固体製剤: 粉剤、トラツキングパウダー、および顆粒
(被覆顆粒、含浸顆粒及び均質顆粒); 液体製剤: (a) 水分散性有効成分濃厚液: 水和剤、ペーストおよびエマルジヨン; (b) 溶液 前記製剤中の有効成分の含量は0.1〜95%
ある。 式で表わされる化合物(有効成分)は、例
えば次のように処方される(本明細書において
全ての部およびパーセントは、「重量部」およ
び「重量パーセント」を表わす。): 粉剤: (a)5%及び(b)2%粉剤を調製するために次の
物質を使用する: (a)有効成分 5部 タルク 95部 (b)有効成分 2部 高度分散性ケイ酸 1部 タルク 97部 有効成分を担体と混合し、そして摩砕する。 顆 粒:5%顆粒を調製するため次の物質を使用
する: 有効成分 5.00部 エキシド化植物油 0.25部 セチルポリグリコールエーテル 0.25部 ポリエチレングリコール 3.50部 カオリン(粒径0.3〜0.8mm) 91.00部 有効成分をエポキシド化植物油と混合し、そ
の混合物をアセトン6部中に溶解し、次にポリ
エチレングリコール及びセチルポリグリコール
エーテルを添加する。こうして得られた溶液を
カオリン上に噴霧し、そして引き続きアセトン
を減圧下に蒸発させる。 水和剤: (a)40%、(b)及び(c)25%及び(d)10%の水和剤の
調製に次の成分を使用する: (a) 有効成分 40部 ジブチルナフタリンスルホン酸ナトリウム
5部 ケイ酸 54部 (b) 有効成分 25部 リグニンスルホン酸カルシウム 4.5部 シヤンペンチヨーク/ヒドロキシエチルセル
ロース混合物(1:1) 1.9部 ジブチルナフタレンスルホン酸ナトリウム
1.5部 ケイ酸 19.1部 シヤンペンチヨーク 19.5部 カオリン 28.1部 (c) 有効成分 25部 イソオクチルフエノキシ−ポリオキシエチレ
ン−エタノール 2.5部 シヤンペンチヨーク/ヒドロキシエチルセル
ロース混合物(1:1) 1.7部 ケイ酸アルミニウムナトリウム 8.3部 ケイソウ土 16.5部 カオリン 46.0部 (d) 有効成分 10部 飽和脂肪アルコールサルフエートのナトリウ
ム塩の混合物 3部 ナフタレンスルホン酸/ホルムアルデヒド縮
合物 5部 カオリン 82部 有効成分を適当なミキサー中で添加剤と均質
に混合し、そして次に混合物を適当なミル及び
ローラーで摩砕する。得られた水和剤を水で希
釈すると所望の濃度の懸濁液が得られる。 エマルジヨン濃厚物: (a)10%、(b)25%及び(c)50%エマルジヨン濃厚
物を調製するため、下記の物質を使用する。 (a) 有効成分 10.0部 エポキシド化植物油 3.4部 脂肪アルコールポリグリコールエーテル及び
アルキルアリールスルホン酸カルシウム塩か
ら成る複合乳剤 3.4部 ジメチルホルムアミド 40.0部 キシレン 43.2部 (b) 有効成分 25.0部 エポキシド化植物油 2.5部 アルキルアリールスルホネート/脂肪アルコ
ールポリグリコールエーテル混合物 10.0部 ジメチルホルムアミド 5.0部 キシレン 57.5部 (c) 有効成分 50.7部 トリブチルフエノールポリグリコールエーテ
ル 4.2部 カルシウム−ドデシルベンゼンスルホネート
5.8部 シクロヘキサノン 20.0部 キシレン 20.0部 これらの濃厚物を水で希釈して、所望の濃度
のエマルジヨンを得ることができる。 噴霧剤: (a)5%及び(b)95%の噴霧剤を調製するため、
下記の成分を使用する。 (a) 有効成分 5部 エポキシド化植物油 1部 リグロイン(沸点限度160〜190℃) 94℃ (b) 有効成分 95部 エポキシド化植物油 5部 次に実施例によつて本発明を説明する。 実施例 1 3,5−ジクロロ−4−N,N−ジアリルアミ
ノ−アニリン4.5g(0.00175モル)を無水エーテ
ル中に溶解せしめた。この溶液に、冷却し、湿気
を除きながら、2,6−ジフルオロベンゾイルイ
ソシアネート3.5gを加えた。しばらくして生じ
た沈殿物を吸引過し、エタノールで再結晶し
て、融点150−151.5℃のN1−〔3,5−ジクロロ
−4−N,N−ジアリノアミノ〕フエニル−N2
−2,6−ジフルオロベンゾイル尿素を得た。 同様にして、式で表わされる以下の化合物を
得た。
【表】 実施例 2 イエバエに対する作用 製造したばかりのウジのCSMA栄養媒体50g
を、ビーカーにいれた。各々の有効成分の1%ア
セトン溶液の特定量を、ビーカーの中の栄養媒体
にピペツトで加えた。栄養媒体を十分に混合後、
少くとも20時間アセトンを連続的に留去した。 それから25匹の生後1日経過したイエバエのウ
ジを、各濃度における夫々の有効成分で処理した
試験用栄養媒体を含むビーカー中にいれた。さな
ぎ化完了後、さなぎを、水で流して栄養媒体から
分離し、そして穴のあいたフタで覆つた容器にい
れた。バツチ当りの流れ出たサナギの数を数えウ
ジの発育における有効成分の毒性効果を評価し
た。それから10日後にサナギから羽化したハエの
数を測定した。 実施例1の化合物は、上記試験でそれぞれ50な
いし60%の殺虫効果を示した。 実施例 3 金バエ(Lucilia sericata)に対する作用供試
物質0.5%を含有する水溶液1mlを、50℃にて9
mlの倍地に加えた。それから孵化したばかりの金
バエのウジ約30匹を培地にいれ、それぞれ48及び
96時間後に、死亡率を確かめることによつて殺虫
作用を測定した。 実施例1の化合物は、この試験において、金バ
エに対してそれぞれ50ないし60%の殺虫効果を示
した。 実施例 4 エジプトヤブ蚊(Aedes aegypti)に対する作
用 有効成分0.1%のアセトン溶液の特定量を、容
器中の水150mlの表面にピペツトで移して、各々
0.25及び1ppmの有効成分濃厚物を得た。アセト
ンを留去後、2日令のエジプトヤブ蚊の幼虫20匹
を各ビーカーに入れた。試験化合物毎に前記2つ
のビーカーが使用された。各ビーカーの内容物に
粉した餌を加え、次いで各々のビーカーを銅のガ
ーゼ蓋で覆つた。未処理対照幼虫が脱皮、羽化し
て成虫期に達した後、処理試験幼虫に対するパー
セント死虫率を評価した。また、この試験におい
ては試験化合物として実施例1のNo.1、3、4、
5、9、10、13、29、35の9種化合物を使用し
た。 上記9種化合物の有害生物防除作用を下記表に
示す。
【表】 実施例 5 胃毒殺虫作用 綿の木に試験化合物として実施例1のNo.1、
3、4、5、9、10、13、29、35の9種化合物を
使用し、各種有効成分濃度の水性エマルジヨン
(10%乳化性濃厚物から得たもの)を噴霧した 噴霧膜が乾燥した後、綿の木に、第三幼生期の
スポドプテラ・リツトラリス(Spodoptera
littoralis)の幼虫及び第三幼生期のヘリオテイ
ス・ヴイレツセンス(Heliothis Virescens)の
幼虫をそれぞれ寄生させた。試験は24℃で60%の
相対湿度で行なつた。 上記9種化合物の有害生物防除作用を下記表に
示す。
【表】 実施例 6 スポドプテラ リトラリス(Spodoptera
littoralis)およびヘリオチス ビレツセンス
(Heliothis virescens)(幼虫および卵)に対
する作用 鉢植された高さ約15〜20cmの3本の綿を、試験
すべき化合物の噴霧用液体製剤で処理した。噴霧
した塗膜の乾燥後、この鉢植された植物をガラス
板で覆つた約20リツトル容のブリキ製容器の中に
置いた。覆つた容器内の湿度を、凝固水の生じな
いように調節した。植物に直射日光が当らないよ
うに遮光した。3本の植物に全て次のような幼虫
または卵を感染させた: (a) 第1幼生期のスポドブテラ リトラリスまた
はヘリオチス ビレツセンスの幼虫50匹; (b) 第3幼生期のスポドブテラ リトラリスまた
はヘリオスチス ビレツセンスの幼虫20匹; (c) スポドブテラ リトラリスまたはヘリオチス
ビレツセンスの卵を3つ産みつけ層: 植物の葉2枚を両端をガーゼで閉栓したプレキ
シガラス製シリンダーにそれぞれ入れた。スポト
プテラの卵の2つのコーテイング(産みつけ層)
またはヘリチオスの卵を付着させた綿の葉の一部
を前記プレキシガララス管中の葉に付した。 比較としての未処理対照植物を用いて、4ない
し5日後以下の基準に基づいて評価した。 (a) 生存幼虫数 (b) 幼虫の生長および脱皮の抑制 (c) 摂食による損傷{擦傷(scoring damage)
および植穴傷(perforation damage)} (d) 孵化率(卵から孵化した幼虫数) 実施例1の化合物は、本試験でそれぞれ50ない
し60%の殺有害生物効果を示した。 実施例 7 エピクラナ バリベステイス(Epilachna
varivestis)における殺卵作用 有効成分20重量%、キシレン70重量%およびア
ルキルフエノールと、エチレンオキシドおよびド
デシルベンゼンスルホネートとの反応生成物の混
合物10重量%よりなる混合物を製造した。この濃
厚物から、有効成分800および1600ppmを含有す
る水性エマルジヨンを製造した。フアセオルス
ブルガリス(Phaseolus vulgaris)の葉上に、新
たに付着させたエピラクナ バリベステイス(メ
キシコ豆甲虫)の卵100個を、前記水性エマルジ
ヨン(濃度;各々800および1600ppm)で湿らせ、
すばやく乾燥した。処理した付着卵を、同様に付
着せしめた未処理の対照卵が孵化するまで、通気
性の容器中で保持した。 殺卵率(パーセント)を、電子顕微鏡下で測定
した。 実施例1の化合物は、本試験においてそれぞれ
50ないし60%の殺有害生物効果を示した。 実施例 8 ラスペレシア ポモネラ(Laspeyresia
pomonella)(卵)に対する作用 24時間経過していない産み置きのラスペレシア
ポモネラの卵を、紙上で、試験すべき化合物
400ppmを含有するアセトン水溶液中で1分間浸
した。 溶媒を留去した後、卵をペトリ皿に移し、28℃
の温度に保つた。6日後、処理した卵から孵化し
た割合(百分率)を測定した。 実施例1のNo.9の化合物は、100%の作用を示
した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 式: (式中、 R1およびR2は、互いに独立して炭素原子数1
    ないし4のアルキル基または炭素原子数3ないし
    5のアルケニル基を表わし、 R3およびR4は、互いに独立して塩素原子また
    は臭素原子を表わし、そして、 R5およびR6は、互いに独立して水素原子、フ
    ツ素原子または塩素原子を表わす。ただし、R5
    およびR6が両方同時に水素原子を表わすことは
    ない。)で表わされるフエニル尿素誘導体。 2 式において、R3およびR4が塩素原子を表
    わす特許請求の範囲第1項記載の化合物。 3 式において、R5およびR6がフツ素原子を
    表わす特許請求の範囲第1項記載の化合物。 4 式において、R1およびR2の少なくとも一
    方がアリル基を表わす特許請求の範囲第1項ない
    し第3項のいずれか1項記載の化合物。 5 式において、R1およびR2のうち一方がア
    リル基を表わし、他方が炭素原子数1ないし4の
    アルキル基を表わす特許請求の範囲第4項記載の
    化合物。 6 次式; で表わされる特許請求の範囲第5項記載の化合
    物。 7 次式; で表わされる特許請求の範囲第5項記載の化合
    物。 8 次式; で表わされる特許請求の範囲第3項記載の化合
    物。 9 (a) 式; (式中、R1ないしR4は下記式で与えられる
    意味を表わす。)で表わされる化合物と、 式; (式中、R5およびR6は下記式で与えられる
    意味を表わす。)で表わされる化合物とを反応
    させるか、または (b) 式; (式中、R1ないしR4は下記式で与えられる
    意味を表わす。)で表わされる化合物と、 式; (式中、R5およびR6は下記式で与えられる
    意味を表わす。)で表わされる化合物とを反応
    させることよりなる式; (式中、 R1およびR2は、互いに独立して炭素原子数
    1ないし4のアルキル基または炭素原子数3な
    いし5のアルケニル基を表わし、 R3およびR4は、互いに独立して塩素原子ま
    たは臭素原子を表わし、そして、 R5およびR6は、互いに独立して水素原子、
    フツ素原子または塩素原子を表わす。ただし、
    R5およびR6が両方同時に水素原子を表わすこ
    とはない。)で表わされるフエニル尿素誘導体
    の製造方法。 10 式; (式中、 R1およびR2は、互いに独立して炭素原子数1
    ないし4のアルキル基または炭素原子数3ないし
    5のアルケニル基を表わし、 R3およびR4は、互いに独立して塩素原子また
    は臭素原子を表わし、そして、 R5およびR6は、互いに独立して水素原子、フ
    ツ素原子または塩素原子を表わす。ただし、R5
    およびR6は両方同時に水素原子を表わすことは
    ない。)で表わされる化合物を有効成分とし、適
    当な担体および/または他の添加剤を含有する有
    害生物防除剤。 11 有害生物が昆虫およびダニ目の代表種であ
    る特許請求の範囲第10項記載の有害生物防除
    剤。 12 植物に損傷を与える昆虫の殺卵剤である特
    許請求の範囲第10項記載の有害生物防除剤。
JP3212880A 1979-03-13 1980-03-13 Phenylurea derivative*its manufacture and noxious organism expellant containing it Granted JPS55124751A (en)

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CH237979 1979-03-13

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JP3212880A Granted JPS55124751A (en) 1979-03-13 1980-03-13 Phenylurea derivative*its manufacture and noxious organism expellant containing it

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ZA (1) ZA801459B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0452354A (ja) * 1990-06-20 1992-02-20 Takenaka Komuten Co Ltd 十字形の横断面のrc柱およびsrc柱

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JPH0452354A (ja) * 1990-06-20 1992-02-20 Takenaka Komuten Co Ltd 十字形の横断面のrc柱およびsrc柱

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ZA801459B (en) 1981-04-29
JPS55124751A (en) 1980-09-26

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