JPS6352677B2 - - Google Patents

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JPS6352677B2
JPS6352677B2 JP55051925A JP5192580A JPS6352677B2 JP S6352677 B2 JPS6352677 B2 JP S6352677B2 JP 55051925 A JP55051925 A JP 55051925A JP 5192580 A JP5192580 A JP 5192580A JP S6352677 B2 JPS6352677 B2 JP S6352677B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
parts
ink
added
printing
ester
Prior art date
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Expired
Application number
JP55051925A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS56147873A (en
Inventor
Morio Nobori
Hidetsugu Ootsuka
Shigeru Komatsu
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osaka Printing Ink Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Osaka Printing Ink Manufacturing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Osaka Printing Ink Manufacturing Co Ltd filed Critical Osaka Printing Ink Manufacturing Co Ltd
Priority to JP5192580A priority Critical patent/JPS56147873A/ja
Publication of JPS56147873A publication Critical patent/JPS56147873A/ja
Publication of JPS6352677B2 publication Critical patent/JPS6352677B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)
  • Printing Methods (AREA)
  • Polymerisation Methods In General (AREA)
  • Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、主として段ボールの印刷に使用する
インキに関するものである。 段ボール用の印刷インキは、耐光,耐水,耐ア
ルカリ性、耐摩擦性を満足すると共に、作業性の
良好なことや乾燥速度の速いことが要請される。
従来段ボール紙の印刷には水性インキを使用する
フレキソ方式と、グリコール系溶媒インキを使用
するプリスロ印刷方式が実施されているが、前者
はインキの乾燥は速く、印刷後の製函、打抜など
の二次加工に直結できる利点はあるが、その反面
色換えに際してのインキの損失が大きく、機械の
洗滌に当り多量の排水が発生するため、公害発生
源として深刻な社会問題となり、之が処理には莫
大な設備と経費を要する。 之に反し後者の場合は、色換えに際してのイン
キの損失が僅少であり、洗滌水を殆んど使用しな
いので処理すべき排水もないという利点がある
が、この方式は、グリコール溶媒型のインキであ
るために、インキの乾燥が遅く、夏期の高温時で
も早くて30分前後、冬期の低温時には、60分を遥
かに超える乾燥時間が必要であつて、作業能率、
即ち生産性において著しく劣るという欠点を有し
ている。 この発明は、プリスロ印刷方式において、段ボ
ール紙に印刷されたときに、上記の利点を生かし
乍ら乾燥不良の欠点を除き、室温で5分以内で乾
燥するグリコール型インキを製造すること及びこ
のインキの最も有効であつて安定した使用方法即
ち印刷方法を確立することを目的としてなされた
ものである。 従来のグリコール型インキには、固型のロジン
変性マレイン酸樹脂、スチレン変性マレイン酸樹
脂又はアクリル樹脂にはアルカリを加えて、グリ
コール(主としてエチレングリコール又はジエチ
レングリコール)に溶解したものがビヒクルとし
て使用されている。しかしこのような溶解性ビヒ
クルは、乾燥速度が遅く、固型樹脂の種類や物理
的性質を如何ように変えて見ても目的とす速乾性
を得ることは不可能である。 このような従来のグリコール型インキでプリス
ロ印刷方式に用いられるものは、樹脂をグリコー
ルに溶解して用いることを基本としているが、本
発明は、グリコール溶媒中で独特の方法で乳化重
合して得られるアクリルエマルジヨンをビヒクル
として用い、その粘度と印刷条件に応じて、40%
未満の粘度調整剤を用いて、印刷特性及びインキ
の安定性を維持することを特徴とするものであつ
て、この発明に係るインキを使用して、段ボール
紙に印刷するときは3分前後で完全に乾燥し、実
用的印刷適性を有していることが認められる。 現在一部の文献、例へば特許公開公報昭48―
24804に記載されている如く、シエラツクのアミ
ン類、スチレンラジカル重合剤等により、グリコ
ール中での乳化重合物等をモイスチヤーセツトイ
ンキに利用する例があるが、ビヒクル自体が不安
定で、印刷適性に全く欠けるものであつて、本発
明とは全く趣を異にするものである。 次に本発明に係るインキも非水系のエマルジヨ
ンであるが、ビヒクルは極めて安定であつて、如
何なる条件下においても、印刷機能の低下が見ら
れない。更に本発明においては特に印刷機に乾燥
空気(例へば低湿度温風)を吹付けることによつ
て、作業環境が冬期低温条件下においても常に一
定の印刷機能の発揮と乾燥速度の維持を達成する
ことができた。 以下に本発明の実施例を説明するに当り先づ本
発明のインキ組成物に使用するエマルジヨンにつ
いて説明する。 実施例 1 窒素吹込管、還流冷却器、撹拌機、温度計及び
滴下ロートを備えた丸底4つ口フラスコに、キシ
ロール1000部(重量)を仕込む。装置は窒素で置
換し、仕込物を140℃に加熱する。予め、メタア
クリル酸メチル320部、アクリル酸ブチル220部、
スチレン300部、アクリル酸160部及びアゾビスイ
ソブチルニトリル11部を充分混合し均一溶液とし
たものを滴下ロートを通じて装置内に約2時間を
要して滴下する。この間反応器の温度はキシロー
ルの還流温度に保たれる。滴下終了後、4時間重
合反応を行う。ついで反応器の温度を除々に上げ
キシロールを減圧蒸溜により除去する。生成した
重合物は無色透明で、軟化点120℃、酸価115であ
つた。(以下重合物Aと記す。) 実施例 2 上記装置に重合物Aを200部、モノエチレング
リコール600部を仕込み、140℃に加熱し、約1時
間保温する。溶解後冷却し、内温100℃でジメチ
ルエタノールアミン7部及びモノエタノールアミ
ン20部を加える。内温を60℃まで冷却し、装置内
に窒素を導入する。次いでスチレン120部及びメ
タアクリル酸ラウリル80部を加え、充分撹拌し均
一な分散液とする。重合反応開始と共に除々に内
温が上昇するが内温90℃以下に保ち、重合反応を
6時間行つて終結する。生成した重合物は乳白色
均一な分散液であつて、粘度は350Ps(25℃)、PH
は8.3であつた。(以下エマルジヨンAと記す) 実施例 3 実施例2と同様の操作で、重合物A200部、ジ
エチレングリコール430部、ジメチルエタノール
アミン7部、モノエタノールアミン20部、スチレ
ン120部、メタアクリル酸ラウリル80部及びベン
ジルパーオキサイド2部を用いて分散液を調製し
た。生成した重合物は乳白色均一な分散液であつ
た。この分散液の粘度は150Ps、PHは8.0であつ
た。(以下エマルジヨンBと記す)次に上述のエ
マルジヨンを使用した本発明に係るインキ組成物
について説明するが、インキ組成のうち、着色成
分は一般の水性インキやグリコール型インキに用
いられている顔料でよく、又一般の添加剤として
用いられているワツクス類も同様である。而して
上記エマルジヨンの混合物だけでは粘度の調整が
困難な場合は、その程度に応じ、40%未満の粘度
調整剤を使用する。粘度調整剤としては、上記エ
マルジヨンと相溶性であつて、乾燥に悪い影響を
与えないものであれば可である。例えば、スチレ
ンマレイン酸樹脂、アクリル樹脂にアルカリを加
えてグリコールに溶解した樹脂ワニス、又はアル
ミニユームキレート、CMC、HEC、有機アミン
類、グリコール類等の1又は数種類を40%未満の
範囲内で加えることができる。以下インキ製造の
実施例によつて本発明を具体的に説明する。 実施例 4 パーマネントオレンヂG1) 10部(重量) 硫酸バリウム 15部 エマルジヨンA 75部 セリダストVP―36202) 1部 但し1)はヘキスト社不溶性アゾ顔料 2)はヘキスト社ポリエチレン微粉末 上記の混合物を、3本ロールで練肉してインキ
を製造した。この際のフロー値は24(32℃)、タツ
ク値は4(32℃)であつた。 このインキを、RIテスター(明製作所製)3
分割ロールにより、インキ量0.5c.c.にて段ボール
紙(高崎製紙ジユトライナー280g)に印刷した
ところ、18℃、湿度60%で3分間で完全に乾燥し
た。従来のインキを同一条件で比較したところ、
完全乾燥に30分を要した。印刷して20分後に両印
刷物の耐水性を比較したが、従来のインキの印刷
物は可成りの色素が水に流出するが、本発明のイ
ンキの印刷物は全く水に流出することが無かつ
た。このように、本発明に係るインキは乾燥速度
が著しく速く、耐水性も極めて優れている。光
沢、耐摩擦性、印刷適性等は従来のインキと殆同
等であつた。 実施例 5 A リオノールブルー3) 30部 エマルジヨンB 55部 樹脂ワニス4) 15部 100部 B 硫酸バリウム 50部 エマルジヨンB 40部 樹脂ワニス4) 10部 100部 但し、3)は東洋インキ製シヤニンブルー顔料 4)は重合物A 40部 ジエチレングリコール 54部 ヂエタノールアミン 6部 100部 上記混合物を溶解釜中で140℃迄加熱し、30分
撹拌した後放冷したもの A,B,を各3本ロールで練肉し、ベースイン
キA,Bを製造する。 この際のAはフロー値19、タツク値6 Bはフロー値22、タツク値4で あつた。この両者を利用して ベースインキA 30部 ベースインキB 30部 エマルジヨンB 40部 セリダストVP3620 1部 101部 を混合し、3本ロールを軽く通してインキを製造
した。フロー値15、タツク値6、であつたこのイ
ンキをRIテスターの3分割ロールによりインキ
量を0.5c.c.にて段ボール紙(高崎製紙オイスター
パール220g)に印刷したところ、24℃、湿度56
%で3分で完全に乾燥した。乾燥皮膜の光沢、耐
水性、耐摩性等も極めて良好であつた。 実施例 6 C フアーストレツド#6New5) 30部 エマルジヨンB 54部 樹脂ワニス4) 14部 ヂエタノールアミン 2部 100部 但し、5)は東洋インキ製不溶性アゾ顔料 これを混合して3本ロールで練肉してベースイ
ンキCを製造する。このインキのフロー値19、タ
ツク値6、であつた。これを利用して ベースインキC 30部 ベースインキB 30部 エマルジヨンB 32部 樹脂ワニス4) 8部 セリダストVP3620 1部 101部 これを混合して3本ロールを軽く通してインキ
を製造した。フロー値20、タツク値6、であつた
磯輪鉄工所製Ps―2型プリスロ印刷機にて、段
ボールシート(高崎製紙ジユートライナー220g)
に印刷したところ、インキ皮膜は、26℃、湿度74
%で3分で乾燥し、インキ皮膜の物性、印刷適性
も良好であつた。 実施例 7 実施例6のインキを使用して、磯輪鉄工所製
Ps―2型プリスロ印刷機にて、段ボールシート
(高崎製ジユートライナー220g)に印刷し、乾燥
空気40℃熱風を吹付けたところ、インキ皮膜は5
℃、湿度50%であつたにも拘らず、3分間で乾燥
し、インキ皮膜の物性、印刷適性も良好であつ
た。 尚上記各実施例について従来のグリコール型速
乾性インキと同一条件で試験した結果は下表の如
くであつて、特に乾燥性において格段の相違があ
るばかりでなく他のインキ特性においても満足す
べき結果が認められた。 【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 アクリル酸(メタアクリル酸を含む)エステ
    ルを主成分とする重合物をグリコール系溶媒中で
    加熱溶解し、一種又は二種以上のアミンを加え、
    更にスチレン又は/及びアクリル酸(メタアクリ
    ル酸を含む)エステルを加え、重合触媒を加え又
    は加えずして重合反応して得た乳白色均一な重合
    物エマルジヨンをビヒクルの主体とし、之に粘度
    調整剤40%未満、着色料、ワツクスを混和してな
    る印刷インキ組成物。 2 アクリル酸(メタアクリル酸を含む)エステ
    ルを主成分とする重合物をグリコール系溶媒中で
    加熱溶解し、一種又は二種以上のアミンを加え、
    更にスチレン又は/及びアクリル酸(メタアクリ
    ル酸を含む)エステルを加え、重合触媒を加え又
    は加えずして重合反応して得た乳白色均一な重合
    物エマルジヨンをビヒクルの主体とし、之に粘度
    調整剤40%未満、着色料、ワツクスを混和してな
    る印刷インキを用いて印刷するに際して、乾燥し
    た空気を送風しつゝ、印刷することを特徴とする
    印刷方法。
JP5192580A 1980-04-19 1980-04-19 Printing ink composition Granted JPS56147873A (en)

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