JPS6350758Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本考案は、光フアイバを備えた光電スイツチの
取付具に関する。

［従来技術］ この種の従来の光電スイツチにおいては、本体
に基端部が取付けられた光フアイバの途中部位を
丸棒状をなす曲成治具の側面に圧接して円弧状に
曲成し、以て、光フアイバの先端部を被検出位置
に指向させるようにて居る。そして、本体は取付
具により被取付部位に取付けられるようになつて
いる。

しかしながら、上記構成のものは、光電スイツ
チの被取付部位への取付時には常に曲成治具を携
帯しなければならず、この曲成治具の管理が甚だ
面倒であるという問題がある。また、曲成治具の
携帯を忘れた場合には、光フアイバを手作業によ
つて曲げなければならないので、曲げ半径が正し
く形成されず光フアイバを破損させたり、または
光電スイツチの感度を低下させるという問題があ
る。

［考案の目的］ 本考案は、上記の事情に鑑みて成されたもの
で、その目的は、光フアイバを正しく曲成でき、
且つ曲成治具の管理を不要ならしめ得る光電スイ
ツチの取付具を提供するにある。

［考案の要約］ 本考案は、光電スイツチを被取付部位に取付る
ための取付具主部に、光フアイバを曲成する成形
部を形成したところに特徴を有し、以て曲成治具
の管理を不要にするものである。

［実施例］ 以下本考案の一実施例につき第１図を参照して
説明する。１は光電スイツチの本体で、側面部に
ねじ孔２，２が形成されており、前端部には反射
同軸式光フアイバ３の基端部が着脱可能に取付け
られ後端部からはケーブル４が導出されている。
５はＬ字形を成す取付具主部で、垂直辺部５ａ，
水平辺部５ｂに夫々取付孔６，６及び位置調整用
の長孔７，７が形成されている。そして垂直辺部
５ａを本体１にあてがいねじ８，８を取付孔６，
長孔７を夫々貫通してねじ孔２，２に螺合させて
取付具主部５を本体１に取付け、水平辺部５ｂを
同様にして被取付部位に取付けている。

さて、９は取付具主部５の垂直辺部５ａに形成
された形成部で、これの直線部９ａ及び９ｂは
夫々垂直辺部５ａの上端面及び側端面に沿うよう
になつており、また直線部９ａ，９ｂをつなぐ円
弧部９ｃは角部に沿うようになつていてその半径
は光フアイバ３を曲成すべき曲率半径に合致して
いる。

かような上記実施例によれば、光フアイバ３を
本体１から取外した状態でその途中部位を二点鎖
線に示すように成形部９の直線部９ａに沿わせ、
成形部９から突出した部分を矢印Ａ方向へ曲げ円
弧部９ｃ及び直線部９ｂに圧接させれば光フアイ
バ３の途中部位が所望の曲率半径に曲成される。

第２図は本考案の他の実施例を示すもので、直
線部９ａの両側に直線部９ｂ，９ｂ及び曲率半径
の異なる円弧部９ｃ，９ｄを形成したもので、こ
れにても上記実施例と同様の効果を得ることが出
来る。

尚、上記実施例に於いては成形部９を取付具主
部５の垂直辺部５ａに形成したが、水平辺部５ｂ
に形成してもよい。

また、上記実施例は本考案を反射同軸式光フア
イバに適用した場合であるが、これに限らず例え
ば透過式光フアイバにも同様にして適用し得る。

その他、取付具主部は図面に示す実施例にのみ
限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲
内で適宜変形して実施し得ることは勿論である。

［考案の効果］ 本考案は、以上の説明から明らかなように、光
電スイツチを被取付部位に取付るための取付具主
部に、光フアイバを曲成する成形部を形成したの
で、光フアイバを正しく曲成でき、且つ曲成治具
の管理を不要ならしめ得るという効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例を光電スイツチとと
もに示す斜視図であり、第２図は本考案の他の実
施例を示す斜視図である。 図中、１は光電スイツチの本体、３は光フアイ
バ、５は取付具主部、９は成形部を示す。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 光フアイバを備えた光電スイツチを被取付部位
   に取付るための取付具主部に、前記光フアイバを
   曲成する成形部を形成したことを特徴とする光電
   スイツチの取付具。