JPS6350753A - 原綿におけるホネデユ量の推定方法 - Google Patents

原綿におけるホネデユ量の推定方法

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JPS6350753A
JPS6350753A JP19472586A JP19472586A JPS6350753A JP S6350753 A JPS6350753 A JP S6350753A JP 19472586 A JP19472586 A JP 19472586A JP 19472586 A JP19472586 A JP 19472586A JP S6350753 A JPS6350753 A JP S6350753A
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JP
Japan
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raw cotton
test paper
glucose
content
amount
Prior art date
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Pending
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JP19472586A
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English (en)
Inventor
Minoru Tanaka
實 田中
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TANAKA TEKKOSHO KK
Original Assignee
TANAKA TEKKOSHO KK
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  • Investigating Or Analyzing Non-Biological Materials By The Use Of Chemical Means (AREA)
  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は原綿におけるホネデュ量の推定方法に関し、詳
細には分析装置や煩雑な操作を必要とせず比較的簡便な
手順で、原綿に付着しているホネデュ量を推定する方法
に関するものである。
[従来の技術] 紡績用原綿には、ホネデュ(Honeydew)と呼ば
れるねばねばしたゴム状物質が付着していることがある
。このホネデュは、綿花につ<  AphidGoss
ypii GIOVというアブラムシの排泄物であり、
ブドウ糖、果糖、しょ糖その他の炭水化物の混合物質で
ある。
綿花のホネデュ付着量及び付着状況は綿花の産地や摘取
り時期によって異なるが、特にメキシコ綿、ブラジル綿
、アリシナ綿、カリフォルニア綿、イラン綿、テキサス
綿、スーダン綿等には多量のホネデュが付着している場
合が多い。
ホネデュが付着している綿花を紡績用原綿として使用し
た場合は、混打綿、梳綿、精流綿、線条、粗紡等の各種
の紡績工程において、ラップ若しくは糸篠が各種工程の
ローラに巻付いて支障をきたす。これらの支障を防止す
るために、ホネデュが付着した綿花を長時間放置してか
ら使用するとか、室内湿度を下げるとか、原綿を十分に
乾燥してから使用するとか、ホネデュの付着していない
原綿と混綿するとか、或は紡績工程中のクリャラー、各
種ローラの掃除をよくする等といった各種の対策がとら
れている。
[発明が解決しようとする問題点] ホネデエによる支障を防止する為に各種の対策がとられ
ているのは上述の通りであるが、原綿の紡績に当たって
は、いずれにせよまず原綿のホネデュ付R量及び付着状
況を把握する必要がある。
ホネデュの定性試験法としては、α−ナフトールの10
%アルコール溶液(例えば1gのα−ナフトールを95
%のエチルアルコール10ccに溶かしたもの)及び濃
硫酸を用いる方法が知られている。この方法はホネデュ
の付着した原綿を試験管に入れ、該原綿に薄部水を添加
してホネデュを抽出した後、得られた抽出液にα−ナフ
トールアルコール溶液及び濃硫酸を加え、抽出液の色の
変化によって原綿に付着しているホネデュの存在を判断
するものである。そしてホネデュの含有量の多い抽出液
は黒味がかったブドウ酒のような赤色即ち深紅色(pu
rpf e  red  cafe or)になるのに
対し、ホネデュの含有量の少ない抽出液は通常淡い赤色
乃至淡紫色を呈する。この方法では、原綿中のホネデュ
存在量を比較的簡単な手順で知ることができるが、各種
の試験装置を必要とし、所謂試験室的な方法である。
上記の方法以外にも、ベネディクト(Benedlct
)試薬による方法や還元糖を検出する方法(Munso
n−Waiker法)等がホネデュの検出方法として知
られている。これらの方法においてはホネデュ中の糖分
(或は還元糖分)を比較的高精度に定量することができ
るものの、前述した方法と同様に試験室向きの方法であ
り、しかも前述した方法よりも更に手間がかかるという
欠点があり、実生産の場、例えば原綿が保管されている
倉庫等で手軽にホネデュ存在量を知り得る方法とは言え
ないのである。そこで紡績作業に先立ち、又はホネデュ
の除去作業に先立ち或は精密な定量試験に先立って、ま
ず原綿に付着しているホネデュ量をほぼ正確に且つ簡単
に予知できる試験方法があれば便利である。
原綿に付着しているホネデュ量を比較的簡単に知る方法
としては、原綿に紫外線を照射して原綿中のホネデュ存
在量を判断する所謂簡易鑑識法が知られている。この方
法は、原綿におけるホネデュが付着している部分に紫外
線を照射すれば、その部分に赤味がかった蛍光を見出す
ことができるのでその部分を検出することによってホネ
デュの多い原綿(又はその部分)を知ることができるも
のである。もっともこの方法ではホネデュ以外の物質例
えば原綿に含まれている種子殻や葉片或は昆虫類からも
蛍光を発するので、ホネデュの定量試験としては精密さ
を欠くので、例えば確実な定性・定量試験を実施すべき
原綿の部分(ホネデュが多量に付着している部分)を識
別して選び出す等の方法として利用し得るに止まるもの
である。しかしながらこの方法においても紫外線発光灯
といった機器が必要であるので場所的制約を受け、どこ
でも手軽にホネデュの存在を識別する方法とは言えず、
試料とする原綿を一旦所定の場所に持って行き、その場
所で作業を行わざるを得ない。
本発明の目的は上述の趣旨から明らかであるが、場所的
制約を受けることなくどこでも手軽に実施でき、原綿に
付着しているホネデュ量を容易に精度良く推定できる方
法を提供することにある。
[問題点を解決する為の手段コ 上記目的を達成し得た本発明とは、原綿に付着している
ホネデュ量を推定するに当たり、試料とする原綿に溶出
液を添加してブドウ糖を溶出させ、得られた溶出液を、
ブドウ糖酸化酵素、過酸化水素分解酵素、及びオルト−
トリジンを含浸させた試験紙に滴下し、試験紙の呈色反
応によってホネデュ量を推定する点に要旨を有するもの
である。
[作用コ 本発明は上述の如く構成されるが、要はブドウ糖酸化酵
素(GJ2 ucose 0xidase ) 、過酸
化水素分解酵素(Per 0xidase)及びオルト
−トリジン(0−toJl 1dine)を含浸させた
試験紙を予め準備しておと、ホネデュを溶出させた溶出
液を前記試験紙に滴下し、該試験紙の呈色対応によって
ブドウ糖の量を検出し、その結果として原綿に付着して
いるホネデュ量を推定するものである。これは、ホネデ
ュ内に含まれるブドウ糖を検出すれば、原綿に付着して
いるホネデュ量を推定できるとの着想のもとになされた
ものである。即ちホネデュにはブドウ糖、果糖、しょ糖
その他の炭水化物が含まれているのは上述した通りであ
る。そしてその混合割合は原綿の種類によって多少の違
いがあるものの、はとんどのホネデュにはブドウ糖が含
まれており(例えば果糖を含まないホネデュはあっても
ブドウ糖を含まないホネデュはない)、そのブドウ糖を
検出することによフて原綿中のホネデュ存在量を推定し
ようとするものである。
一方、ブドウ糖酸化酵素、過酸化水素分解酵素及びオル
ト−トリジンを含浸させた試験紙は黄色に着色されるの
であるが、滴下される溶出液中のブドウ糖含有量の多少
によって黄色(少ない)−黄緑色(普通)−緑青色(多
い)に変化するものである。即ち溶出液中にブドウ糖が
含有されていると、溶出液を試験紙に滴下したときにブ
ドウ糖は空気中の酸素と試験紙中のブドウ糖酸化酵素と
の作用によってグルコン酸と過酸化水素となる。
そして過酸化水素は、試験紙中の過酸化水素分解酵素に
よって更に酸素と木とに分解される。こうして発生した
酸素は、次にオルト−トリジンを酸化型オルト−トリジ
ンに変化させ、この酸化型オルト−トリジンの存在量に
対応して試験紙が変色するのである。
この様に試験紙の変色の程度によってホネデュの存在量
を推定するのであるが、その際グルコースの含有量に対
応させて色調を変化させた標準色調表(参考写真)を予
め作成しておき、この色調表と得られた色調とを対比さ
せることによって、溶出液中のグルコース量を知ること
ができる。
尚用いられる溶出液としては何ら限定されるものではな
く、例えば蒸留水であってもよいが、本発明の効果を更
に発揮させる為には、30℃1弱酸性の緩衝液を用いる
のが最適である。また原綿中のブドウ糖を溶出液により
て溶出させる方法も何ら限定されるものではなく、例え
ばビー力に原綿及び溶出液を入れ、ガラス棒で攪拌して
溶出させる様な一般的な方法でもよいが、塩化ビニル樹
脂等の可撓性溶出袋を予め準備しておき、この溶出袋内
に原綿及び溶出液を密封した後、両手で揉む様にしてブ
ドウ糖を溶出させる様にすれば一層便利である。
[実施例] 下記の手順に従って本発明方法を実施した。
(A)まず、原綿における検査したい部分を5g取り出
し、試料とした。
(B)次に該試料を溶出袋(塩化ビニール樹脂製袋)に
入れ、溶出液としてクエン酸三ナトリウム0.1Mにク
エン酸0.1 Mを滴下しpH6,5に調整した緩衝液
を用い、それを原綿に20mJ2添加した。
(C)更に、前記溶出袋を密封し、両手で揉む様にして
ホネデュを充分溶出させた。
(D)次に、得られた溶出液をマイクロピペットで5μ
文取り出し、予め準備した試験紙に滴下した。
(E)約1分30秒後の呈色を、色調表と対比して、グ
ルコース量を検出することによって原綿中のホネデュ量
を推定した。
この様な一連の手順の所要時間は3分程度であり、原綿
中のホネデュ量を簡単にしかも確度高く推定することが
できた。
尚本発明において、試験紙の呈色反応を対比する手段は
肉眼で目視する場合だけに限らず、色測定用色差計(図
示せず)を用いることもできる。
そしてこの様な色測定用色差計にデータープロセッサー
を機拭的に連動させれば、より正確に呈色反応を測定で
き、且つホネデュの含有量測定値を記録することもでき
より好ましい。
[発明の効果] 以上述べた如く本発明方法によれば、既述の構成を採用
することによって、場所的制約を受けることなくどこで
も手軽で安価に原綿中のポネデュ量を容易に推定するこ
とが可能となった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 原綿に付着しているホネデュ量を推定するに当たり、試
    料とする原綿に溶出液を添加してブドウ糖を溶出させ、
    得られた溶出液を、ブドウ糖酸化酵素、過酸化水素分解
    酵素、及びオルト−トリジンを含浸させた試験紙に滴下
    し、試験紙の呈色反応によってホネデュ量を推定するこ
    とを特徴とする原綿におけるホネデュ量の推定方法。
JP19472586A 1986-08-20 1986-08-20 原綿におけるホネデユ量の推定方法 Pending JPS6350753A (ja)

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