JPS6350694A

JPS6350694A - 可逆式コンプレツサ

Info

Publication number: JPS6350694A
Application number: JP19458386A
Authority: JP
Inventors: Shoichi Yoshida; 正一吉田
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1986-08-20
Filing date: 1986-08-20
Publication date: 1988-03-03

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［発明の目的コ（産業上の利用分野）この発明（ユ、正転と逆転の両方で圧縮運転ができる可
逆式コンプレッサに関する。

（従来の技術）冷凍装冒（空：Ｊ４’ｉ３等）に使用される密閉式のロ
ータリコンプレッサには、正転および逆転の両者で圧縮
ができろようにしたものがある。こうした可逆式コンプ
レッサは、たとえば密閉ケース内に２つの吸吐出ボート
を形成した圧縮機部（ローラ、ブレード内蔵したシリン
ダと２つのベアリングとを組合わせてなる）を設ける池
、これと同軸をなして接ながるモータ部を設ける。そし
て、−方の吸吐出ボートをシリンダに接続した吸込管に
モータ部の正転、逆転に応じ２つの吸吐出ボートを使い
分け、それぞれの方向で圧縮を行なうことができるよう
にしている。

ところで、通常、コンプレッサては多聞な゛液冷媒によ
る破損を防止するために、アキュームレータを使って吸
込ガスを気液分離することが行なわれている。

ところが、可逆式は吸込側が２か所あるために、第４図
に示されるようにアキュームレータａが２基必要とされ
る難点がある。

（発明が解決しようとする問題点）このため、アキュームレータａが１つ増える分、コスト
高となる他、据付スペースを余分に必要とする不具合を
もっていた。

この発明はこのような問題点に着目してなされたもので
、その目的とするところは、１つの７キユームレータで
可逆の圧縮ができる可逆式コンプレッサを提供すること
にある。

［発明の構成］く問題点を解決するための手段と作用）この発明は、密
閉ケース１内に圧縮滋部５側とモータ部２側とに仕切る
仕切壁１１を設け、仕切られたモータ部２側の空間Ａを
通じ吸吐出させることにより、モータ部２側の空間Ａを
アキュームレータとして用いるようにする。

（実施例）以下、この発明を第１図および第２図に示す第１の実施
例にもとづいて説明する。第１図はたとえばヒートポン
プ式の冷凍サイクルに使用される縦形のロータリコンプ
レッサを示し、１は縦長の密閉ケース、２はその密閉ケ
ース１内の上段に据付けられたモータ部である。モータ
部２には、ケース内面にステータ３を取着する池、この
ステータ３の内枠部にロータ４を回転自在に配する構造
が用いられている。そして、このモータ部２に隣接して
密閉ケース１の下段に圧縮別部５が据付けられている。

圧縮鏝部５には、回転自在なローラ６ならびに進退自在
なブレード〈図示しない）をシリンダ室に配したシリン
ダ８０両側にメインベアリング９゜サブベアリング１０
を設ける。さらにメインへフッリング９の端面に、密閉
ケース１の内腔形状と対応した形状をもつ仕切板１１（
仕切壁に相当）を設ける他、サブベアリング１０の端面
にカバー１２を配した構造が用いられている。そして、
仕切板１１の周縁のスカート部１３をケース内面に取着
して、密閉ケース１内を圧縮前部５側、モータ部２側に
それぞれ仕切りつつ、圧縮鏝部５の全体を固定している
。なお、１４はローラ６と電動ｎ部２のロータ４とを同
軸で連結したシャフトである。

そして、こうしたモータ部２側の空間を使ってシリンダ
室に冷媒を導いたり、吐出したりしている。

すなわち、第２図でも示されるようにサブベアリング１
０の外面上には、ブレード（図示しない）を中央とした
等角度θの近位置に一対の吸吐出ボート１５ａ、１５ｂ
が穿設されている。そして、カバー１２内に開口するボ
ートのうち吸吐出ボート１５ａは、シリンダ８のサイド
に形成した通路（図示しない）を通じて、該通路に接続
されたアキュームレータ１６に連通される。また残る吸
吐出ボート１５ｂは、シリンダ８のサイドに形成された
通路１７．該通路１７とモータ部２側のケース空間Ａと
の間を接いだ吐出均圧管１８．密閉ケース１内を通じ、
該密閉ケース１の上部に接続された吐出管１９に連通し
ている。そして、サブベアリング１０のθ軸線上、シリ
ンダ室と対向する位置（内側）に吸込孔２０ａ、２０ｂ
が設けられる他、吸込孔２０ａ、２０ｂを切換えるスラ
イダー２１が摺動自在に設けられ、スライダー２０のボ
ート切換えから［アキュームレータ１６を吸込側、ケー
ス空間Ａを吐出側」、逆に「アキュームレータ１６を吐
出側、ケース空間Ａを吸込側」として圧縮運転させるこ
とができるようにしている。

詳しくは、スライダー２１は第２図でも示されるように
径方向沿いに並ぶ２つのボート（吸吐出ボート１５ａと
吸込孔２０ａ、吸吐出ボート１５ｂと吸込孔２０ｂ）を
連絡する凹部２２の両側の周縁に、該凹部２２でボート
間を連通したとき、残る吸込ボート（２０ａあるいは２
０ｂ）を閉塞する閉塞板２３をそれぞれ設けて構成した
ものが用いられる。そして、このスライダー２１はシリ
ンダ８の中心を支点として開口側がサブベアリング１０
上を摺動するようになっている他、たとえばモータ部２
の正逆転に連動してそれぞれ「正転時、吸吐出ボート１
５ａと吸込孔２０ａとを連通させる位置」、「逆転時、
吸吐出ボート１５ｂと吸込孔２０ｂとを連通させる位置
」に移動するようにしている。そして、さらにメインベ
アリング９に設けた吐出孔２４は、圧縮取部５側のケー
ス空間Ｂ、圧ｍｉ部５に設けた貫通孔２５ａを通じカバ
ー１２内に連通していて、正転時はアキューレータ１６
から冷媒を吸込み、これを圧縮した後、ケース空間Ａを
通じ吐出管１９から外部へ吐出させるようにしている。

また逆転時は、吐出管１９から冷媒を吸込み、これをケ
ース空間Ａの空間を利用して気液分離させ、その後、圧
縮してアキュームレータ１６から外部へ吐出させるよう
にしている。なお、ケース空間Ａで効果的に気液分離が
行なわれるよう、吐出管１９の向きを吐出均圧管１８と
は反対側のケース中央に定めている。またサブベアリン
グ１０には、鉛直方向沿いに、一端を仕切板１１上に開
口させ、他端を吐出均圧管１８の通路１７側に開口させ
た油戻し管２５が設けられていて、仕切板１１上に溜る
油を戻すことができるようにしている。但し、逆止弁（
図示しない）を設けて直接、密閉ケース１の下部へ開口
させても構わない。

なお、第１図において、２４ａは吐出孔２４に設けられ
た吐出弁、２６は密閉ケース１の下部に形成され油を貯
留するための油溜り部、２７は密閉ケース１の上部壁の
内面に取着されシャフト１４の上部端と遊合してシャフ
ト１４に加わる高低圧力差（ケース空間へが低圧の場合
）で生じるスラスト力を解消するためのバランスカバー
である。

つぎに、このように構成された可逆式コンプレッサの作
用について説明する。まず、モータ部２を正転するよう
に励磁する。これにより、ロータ４で発生した回転力が
シャフト１４を通じローラ６に伝達されていく。ここで
、こうした正転動作に伴い、スライダー２１は第２図に
示す［吸吐出ボート１５ａと吸込孔２０ａを結ぶ」位置
へ移動しているから、アキュームレータ１６を吸込側。

吐出管２０を吐出側とした圧縮運転が行なわれていく。

詳しくは、まず、冷媒はアキュームレータ１６内へ吸込
まれ、ここで、気液分離される。そして、分離された吸
込ガスが吸吐出ボート１５ａ、吸込孔２０ａを通じてシ
リンダ空に吸込まれ、回転するローラ６で圧縮されてい
く。そして、圧縮を終えた冷媒が吐出孔２４（吐出弁２
４ａ）、ケース空間Ｂ１貫通孔２５ａ、カバー１２．吸
吐出ボート１５ｂ、吐出均圧管１８．ケース空間Ａを通
じ吐出管１９から外部の冷凍サイクル（四方弁、室外側
熱交換器、減圧装置、室内側熱交換器）へ吐出されてい
く。

またモータ部２を逆転すれば、今度は、逆転に連動して
スライダー２１が移動して、吸吐出１５ｂと吸込孔２０
ｂとを連通せしめ、ケース空間Ａが７キユームレータと
なる圧縮運転が行なわれる。

すなわち、冷媒は、まず、吐出管１つからケース空間Ａ
に導かれていく。ここで、吐出管２４が密閉ケース１の
中心に向かって間口、ならびに吐出均圧管１９が密閉ケ
ース１の上段側に開口しているので、ケース空間Ａ内で
効果的な冷媒の気液分離が行なわれていく。そして、分
離された吸込ガスは吐出均圧管１８１通路１７．吸吐出
ポート１５ｂ、吸込孔２０ｂを通じてシリンダ至に吸込
まれ、回転するローラ６で圧縮されていく。ついで、圧
縮を終えた冷媒が吐出孔２４（吐出弁２４ａ）、ケース
空間Ｂ２貫通孔２５ａ、カバー１２、吸吐出ボート１５
ａを通じ、アキュームレータ１６から冷凍サイクル（四
方弁、空内側熱交換器、減圧装置、室外側熱交換器）へ
吐出されていく。ここで、逆転による急激なオイルフォ
ーミングを発生するおそれがあるが、ケース空間Ｂ側は
、常時、高圧（吐出側にしたとき）、又は低圧（吸込側
にしたとき）なので、そのおそれはない。

なお、仕切板１１上に溜った油は油戻し管２５゜通路１
７を通じて戻る。

かくして、こうした運転状況によりモータ部２側のケー
ス空間Ａがアキュームレータを兼ねることがわかる。

これ故、１基のアキュームレータ１６だけで可逆の圧縮
を行なうことができ、その分、コストならび据付スペー
スを減少させることができる。しかも、ケース空間へは
アキュームレータ１６と同様、吐出マフラーも兼ねるか
ら騒音もすくなくてすむ。そのうえ、ケース空間Ａを低
圧側（吸込側）として冷凍サイクル運転（暖房運転、又
は冷房運転）したときは、モータ部２の全体が吸込ガス
（冷媒）により冷却されるから（過熱防止）、高い信頼
性を得ることができる。しかも、それと同時に仕切板１
１を介しての熱交換により吐出ガスの温度を下げること
ができる利点がある。またこうしたモータ部２側のケー
ス空間へを通じて冷媒を吸吐出させる構造は、冷凍サイ
クルの除霜運転時、モータ部２の熱くステータ３．ロー
フ４に蓄熱された熱）を有効に利用して除霜できる利点
をもち、除霜時間の短縮が図れる。

なお、第１の実施例ではアキュームレータ１６を別体に
設けた縦形のコンプレッサにこの発明を適応したが、そ
れに限らず、第３図に示されるような密閉ケース１の側
部にアキュームレータ１６を一体に設けた横形の可逆式
コンプレッサにも適用してもよい。但し、第３図におい
て、第１図と同一構成部分は同一符号を附してその説明
を省略した。

［発明の効果コ以上説明したようにこの発明によれば、密閉ケースのモ
ータ部側の空間をアキュームレータとして可逆の圧縮運
転を行なうことができるようになる。

この結果、従来、２つ必要であったアキュムレータが１
つですみ、コストならび据付はスペースを低減すること
ができる効果をもたらす。しかも、仕切られたモータ部
側の空間は吐出マフラーも兼ねるから騒音が高まること
はない。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第２図はこの発明の第１の実施例を示し、
第１図は可逆式コンプレッサを示す正断面図、第２図は
そのＸ−娘に沿う辺面図、第３図はこの発明の第２の実
施例の要部を示す正断面図、第４図は従来の一般的な可
逆式のコンプレッサを示す正面図である。１・・・密閉ケース、２・・・モータ部、５・・・圧縮
磯部、１１・・・仕切板（仕切壁）、１６・・・アキュ
ームレータ、△・・・ケース空間。出願人代理人　弁理士　鈴江武彦第１図第２図第３図

Claims

【特許請求の範囲】

密閉ケース内に、正転あるいは逆転方向での圧縮が可能
な圧縮機部を設けると共に、該圧縮機部を駆動するモー
タ部を設けてなる可逆式コンプレッサにおいて、前記密
閉ケース内に該内部を圧縮機部側とモータ部側とに仕切
る仕切壁を設け、仕切られたモータ部側の空間を通じ吸
吐出させたことを特徴とする可逆式コンプレッサ。