JPS63501722A - L−アスコルビン酸を有するアントラサイクリン系抗腫瘍剤 - Google Patents
L−アスコルビン酸を有するアントラサイクリン系抗腫瘍剤Info
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- JPS63501722A JPS63501722A JP50060087A JP50060087A JPS63501722A JP S63501722 A JPS63501722 A JP S63501722A JP 50060087 A JP50060087 A JP 50060087A JP 50060087 A JP50060087 A JP 50060087A JP S63501722 A JPS63501722 A JP S63501722A
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- antitumor
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
L−アスフルビン敢を有するアントラサイクリン系抗腫瘍剤
関 連 出 願
本願は1985年12月5日出願の第804 、922号の一部継続出願である
。
背景技術
本発明はアントラサイクリン抗腫瘍剤とL−アスコルビン酸との新規な選択され
た混合物及びその抗腫瘍剤としての使用に関するものである。
L−アスコルビylll又はビタミンCは5zent −Gyorgyiによっ
て初めて単離された周知の生理学的に活性な化学剤であり、多くの周知の薬学的
活性を有している。
アントラサイクリン類は1970年以来、人間の種々の腫瘍の臨床的治療に用い
られて来た周知の抗腫瘍剤である。この中でもつともよく知られた種類はドキソ
ルビシン(アンドリアマイシン)である。これは広い抗腫瘍活性スペクトルを有
し、このような活性はそれが5trepto。
myces peucetius caesiumから単離される以前は、ch
ro−matherapy、特に柔かい組織、及び骨の肉腫及び膀胱癌に比較的
非感受性である5olic腫瘍の広い範囲を包含する。種々の腫瘍に対するドキ
ソルビシン及びこの種類の他のものの活性はカーターにより「ジャーナルオプザ
ナショナルキャンサーインステイチュート」VOl、55゜属6 、1975年
12月、 1265−1274頁において詳細に報告されている。
アントラサイクリン類はDNA合成の阻止の態様に基き2つのクラスに分類され
ることを更に特徴とする。
aclacinomycin −A及びmarcellomycinの如きタイ
プIのアントラサイクリンはDNA合成の阻止に要する濃度よりも6−7倍低い
濃度で全細胞内RNA合成を阻止し、170−1250倍低い濃度で核小体によ
るプレリボゾームの合成を阻止する。タイプIのアントラサイクリンとタイプ…
のアントラサイクリンの構造上の相違はタイプ■の化合物には10−カルボメト
キシ基及び多数の糖残基が存在することである。10−カルボメトキシ基を除去
すると、核小体による°RNA合成を阻止する能力が減少し、抗腫瘍活性が低下
する。糖残基を除去するとアントラサイクリンの選択性が低下する。
本発明はドキソルビシン、カルピノマイシン及びジヒドロキシアントラセンジオ
ン(マイトキサントロン)又はそのシア七チー) (DHAQジアセテート)の
如きタイプIの7ントラサイクリンに関するものである。
アントラサイクリンは現在もつとも活性が高いと信じられているものを含めてそ
の多くが投与量に応じて毒性効果をもつという点において臨床的抗腫瘍剤中で独
特のものである。主な毒性としては約60−80%の患者における心臓に対する
毒性を含めてのを髄の抑制、80%にのぼる口炎、20−55%の吐き気及び/
又は嘔吐及びほとんどすべての患者の脱毛症がある。
投与量を制限してドキソルビシン及びその他のアントラサイクリンの毒性を抑制
することが試みられた。この努力としては他の化学療法剤とともに投与すること
、同族体の調製及び薬剤の断続的投与があった。これらの方法である程度の成功
は収めたが、まだ改良の余地がある。
特定の投与量の効果を上げる方法又は毒性反応を起こすことなく同−又はより多
量の投与量でより長期間にわたって投与することを可能にする方法がめられた。
Fujita et al (「キャンサーリサーチJ 42,309−316
、1982年1月)はドキソルビシンの抗腫瘍活性に対するL−7スフルビン酸
の効果を試験し、このアスコルビン酸は効果なしと結論している。Marian
及びMa tkovics(「Experimentia J 38,573
(1982) )はアドリアマイシン、アスコルビン酸及びジメチルスルホキシ
)”ヲ組合せて試験し、この組合せによってはアドリアマイシンの効果は変らな
かったと結論している。
アントラサイクリンタイプI抗腫瘍剤とともにL−アスコルビン酸を含有する組
成物は各成分の正しい量を選択すればこの抗腫瘍剤の効力を向上するのに効果が
あることが発見された。この基準を守れば、該組成物の活性はアントラサイクリ
ン系抗腫瘍剤単独の活性よりも大である。本発明の組成物はアントラサイクリン
タイプ!抗腫瘍剤の毒性を減少するのみならず、治療剤としての抗腫瘍活性を増
大せしめるのである。
発 明 の 要 約
L−アスコルビン酸とアントラサイクリンタイプI抗腫瘍剤とのある選択された
混合物は哺乳動物の腫瘍の抑制に有効であることが発見された。この混合物は治
療中の補具動物に対して2乃至10 m97kl (体重)の抗腫瘍剤を提供す
るに十分なアントラサイクリンタイプI抗腫瘍剤及び220乃至s s o m
y/ky (体重)のI、 −7x :1ルピン酸を含有するであろう。
本発明の組成物において抗腫瘍剤に対するアスコルビン酸の重量部による割合は
選択した抗腫瘍剤によって変化するであろう。一般に同じ量の抗腫瘍剤単独の場
合よりも大きい抗腫瘍活性を有する組成物において約20:1乃至440 :
1である。本発明の基礎は抗腫瘍剤に対するL−7スフルビン酸の有効な比は選
択した抗腫瘍剤によるということの認知である。
ドキソルビシンの場合、改良された活性を得るための比は約20:1乃至175
:1、好ましくは、85:1乃至90:工である。ジヒドロキシ アントラセン
ジオン ジアセテート(DI(AQ−ジアセテート)の場合、それぞれの比は約
55:1乃至440:1、及び220 : 1乃至230 : 1である。この
比よりも小さいと抗腫瘍剤の毒性はL−アスコルビン酸が存在していても、許容
できないほど高くなる。
本発明の範囲内の種々の混合物の活性をJackson Labo−rator
ies、 Bar Harbor、 Mineから入手したBFD−rウスで白
血病モデルP−388及びL−1210に対して試験した。P−388は実験用
ナショナルキャンサーインステイチュート(NCI)プロトフール1 、200
の最初の日(on day zero )腹腔内(1,P、 )に1 、000
、000細胞の濃度で投与した腹水腫瘍である。L−1210は実験用MCI
プ0 ) :l−ル1,100 (7) 1. P、径路−c ioo、ooo
amの濃度で投与した腹水腫瘍である。
薬剤ハon day zeroにP−388又はL−1210腹水腫瘍を1.
P、注射によりMCIの断続的スケジュールによって投与した。
これらのテストにおいて、マウスはL−アスコルビン酸(200mM )とドキ
ソルビシンとの混合物で処理した。ドキソルビシン粉末は0.85%の塩水中2
00 mMP−388についての正の対照は酸200 mM中公知の抗腫瘍剤5
−フルオロウラシル(601n9/kp)からなるものであった。ドキソルビシ
ンは毎日新しく調製した。
0.85%塩水中のL−アスコルビン酸、0.85%中ノドキンルビシン及び0
.85%塩水も対照とした。
その結果を下記の表に示す。すべての場合において、T/C%は半数生存時間の
計算に基くものである。すべての場合において、一群につき試験動物は6頭であ
った。
第 工 表
BDFマウスにおけるP−388リンパ腫に関するドキソルビシンの抗腫瘍活性
に対するL−アスコルビン酸の効果
Ilv/、Eixp、ll FbCp、#2 Exp、ll &p4210ダ/
kg 855 285 300 (6/6) (6/6)10■/kg −0−
200205(3/6) (2/6)5ダ/kl 855 233 255 (
2/6) (1/6)5ダ/kg −0−143280(1/6) (2/6)
2、.5rn9/kl 855 180 230 (1/6) (2/6)2.
5り/kg −0−186240(0/6) (1/6)5−フルオロウラシル
60rny/kP 855 230 176 CO) (0)60 り/kP−
0−170181(0) (0)第 ■ 表
BDFマウスにおけるP−388リンパ腫に関するドキソルビシンの抗腫瘍活性
に対するL−アスコルビン酸の効果
15■/kl −0−161(0/6)10■/kP 855 283 (i/
6)10訳9/kP −0−144(0/6)5■/k) 855 333 (
3/6)第 ■ 表
BDFマウスにおけるP−388リンパ腫モデルに関するドキソルビシンの抗腫
瘍活性に対するL−7スコルピン酸の濃度の効果
10〜/kP 0 30 250% 3210■/kl 50 60” 500
%+ 4310 my/kt 100 60” 500%+ 4310〜/ky
+ 200 60” 500%+ 4310 m97に! 400 54 45
0% 52o1ng/kp O12−00
01n9/kf50 10 0 0
0■/kl Zoo 11 − 0 00■/kf 200 11 − 0 0
0vry/ly 400 11 − 0 0下記の表はL−アスコルビン酸とD
HAQ−ジアセテートについての同様な研究の結果を示す。
第 ■ 表
BDF7ウスにおけるP−388白血病に関するDHAQ−ジアセテートの抗腫
瘍活性に対するL−アスコルビン酸の効果
4〜/kP 855 186 4/6
4■/kjL −0−2I5 5/6
2■/ky 855 186 4/6
2■/kP −0−1261/6
1 m9/kt 855 186 2/6当業者には自明のようにL−アスコル
ビン酸は金属塩、好ましくはアスコルビン酸ナトリウムの如きアルカリ金属塩の
形で使用することができる。本発明で用いる混合物のpHは好ましくは約7であ
るが、たとえば6乃至8の如き毒性に関して高過ぎずまた低過ぎない、如何なる
pHも使用し得る。
国際調査報告
Claims (5)
- 1.220乃至880mg/kg(体重)のアスコルビン酸及び2乃至10mg /kg(体重)のアントラサイクリン系抗腫瘍剤を与えるに十分なL−アスコル ビン酸とアントラサイクリン系抗腫瘍剤とを重量部割合で20:1乃至400: 1の比で含有するL−アスコルビン酸とアントラサイクリンタイブI抗腫瘍剤と から成る抗腫瘍混合物てあり、前記の比は組成物の抗腫瘍活性がアントラサイク リン系抗腫瘍剤単独の抗腫瘍活性よりも大きくなるように選んだものである抗腫 瘍混合物。
- 2.抗腫瘍剤がドキソルビシンであり、前記比が約201乃至175:1である 請求の範囲1項の混合物。
- 3.抗腫瘍剤がドキソルビシンであり、比が85:1乃至90:1である請求の 範囲第1項の混合物。
- 4.抗腫瘍剤がジヒドロキシアントラセンジオンジアセテートてあり、比が約5 5:1乃至440:1である請求の範囲第1項の混合物。
- 5.抗腫瘍剤がジヒドロキシアントラセンジオンジアセテートであり、比が22 0:1乃至230:1である請求の範囲第1項の混合物。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US80492285A | 1985-12-05 | 1985-12-05 | |
US936770 | 1986-12-02 | ||
US804922 | 1991-12-11 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63501722A true JPS63501722A (ja) | 1988-07-14 |
Family
ID=25190223
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP50060087A Pending JPS63501722A (ja) | 1985-12-05 | 1986-12-05 | L−アスコルビン酸を有するアントラサイクリン系抗腫瘍剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63501722A (ja) |
-
1986
- 1986-12-05 JP JP50060087A patent/JPS63501722A/ja active Pending
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