JPS6350143B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6350143B2 JPS6350143B2 JP55172427A JP17242780A JPS6350143B2 JP S6350143 B2 JPS6350143 B2 JP S6350143B2 JP 55172427 A JP55172427 A JP 55172427A JP 17242780 A JP17242780 A JP 17242780A JP S6350143 B2 JPS6350143 B2 JP S6350143B2
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- JP
- Japan
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- grinding
- grinding wheel
- guide cam
- rotation
- center
- Prior art date
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- Expired
Links
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- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 57
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 29
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 claims description 14
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 11
- 239000000498 cooling water Substances 0.000 description 4
- 238000005245 sintering Methods 0.000 description 4
- 229910000859 α-Fe Inorganic materials 0.000 description 4
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Landscapes
- Feeding Of Workpieces (AREA)
- Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、例えば電気部品用フエライト円柱コ
アの製法に適用して好適な円柱部品の製造方法及
び製造装置に関する。
アの製法に適用して好適な円柱部品の製造方法及
び製造装置に関する。
従来、第1図に示す如きフエライトより成る電
気部品用フエライト円柱コアは、切削加工が不可
能なのでダイヤモンド砥石等の研削具で加工製造
されている。しかし用途に応じて直径が例えば1
〜数mmと非常に小さくし、しかも寸法の公差が厳
しいことに起因して1個毎に慎重に加工されてい
る。その結果、作業工数が増加し、作業性が著し
く悪化している。従つてかかる点を解消するため
専用自動機械を使用することが行なわれている。
しかしその自動機械は複雑な機構より構成されて
いるため、高価なものとなり、かつ一般的加工に
応用ができない問題がある。
気部品用フエライト円柱コアは、切削加工が不可
能なのでダイヤモンド砥石等の研削具で加工製造
されている。しかし用途に応じて直径が例えば1
〜数mmと非常に小さくし、しかも寸法の公差が厳
しいことに起因して1個毎に慎重に加工されてい
る。その結果、作業工数が増加し、作業性が著し
く悪化している。従つてかかる点を解消するため
専用自動機械を使用することが行なわれている。
しかしその自動機械は複雑な機構より構成されて
いるため、高価なものとなり、かつ一般的加工に
応用ができない問題がある。
また焼結工程を経て形成されるフエライトは焼
結前と焼結後では寸法上の狂いが生ずる。そのた
め、焼結前加工は比較的切削性が良好である反
面、仕上り寸法にばらつきを生じて不良品を多く
出す結果となる。逆に焼結後加工では仕上り寸法
の問題はないが、加工性が悪く生産性に問題があ
る。
結前と焼結後では寸法上の狂いが生ずる。そのた
め、焼結前加工は比較的切削性が良好である反
面、仕上り寸法にばらつきを生じて不良品を多く
出す結果となる。逆に焼結後加工では仕上り寸法
の問題はないが、加工性が悪く生産性に問題があ
る。
本発明はかかる点に鑑み、直径が小さい適研削
円柱部品の自動連続加工を迅速に行ない生産性の
高いこの種円柱部品の製造方法及び製造装置を提
案することを主たる目的とする。
円柱部品の自動連続加工を迅速に行ない生産性の
高いこの種円柱部品の製造方法及び製造装置を提
案することを主たる目的とする。
以下本発明の一実施例について図面を参照しな
がら詳細に説明する。
がら詳細に説明する。
第2図は本発明製造装置の一例を示す平面図、
第3図は第2図中−線上の縦断面図である。
1は円板状ダイヤモンド等の砥石を示し、これは
縦軸に設置した砥石取付回転軸2に取外し可能に
取着されている。3は回転軸駆動部、4は固定さ
れた素材案内カムを示し、これは固定基台5に対
して取外し可能に取付けられる。案内カム4の取
外しの必要性は後述する。6は加工される素材を
一定間隔に整列させ、かつ一定の回転速度が素材
を砥石1の周面に対接させる送り盤、7は加工さ
れる素材を示す。そしてこの製造装置は、素材7
が案内筒8から連続的に送り盤6により1個毎に
分離された素材7が砥石1と案内カム4との間で
挾まれつつ、砥石1で必要部分が研削され、仕上
げられ、加工済となつた素材7の排出が研削の際
の冷却水の噴出力により行なわれ、人的作業の介
入なしに自動的かつ連続的に所定の加工が行なわ
れるように構成されている。
第3図は第2図中−線上の縦断面図である。
1は円板状ダイヤモンド等の砥石を示し、これは
縦軸に設置した砥石取付回転軸2に取外し可能に
取着されている。3は回転軸駆動部、4は固定さ
れた素材案内カムを示し、これは固定基台5に対
して取外し可能に取付けられる。案内カム4の取
外しの必要性は後述する。6は加工される素材を
一定間隔に整列させ、かつ一定の回転速度が素材
を砥石1の周面に対接させる送り盤、7は加工さ
れる素材を示す。そしてこの製造装置は、素材7
が案内筒8から連続的に送り盤6により1個毎に
分離された素材7が砥石1と案内カム4との間で
挾まれつつ、砥石1で必要部分が研削され、仕上
げられ、加工済となつた素材7の排出が研削の際
の冷却水の噴出力により行なわれ、人的作業の介
入なしに自動的かつ連続的に所定の加工が行なわ
れるように構成されている。
固定用案内カム4は、第2図に示す如く、砥石
1の回転中心に対して偏心的に内側面4aが形成
され、一部が素材7の排出部とされた円環体であ
る。そしてその偏心量に応じて素材の供給工程→
研削工程→仕上工程→排出工程の4工程に分割形
成され、かかる4工程を案内カム4の内側面4a
に接して転動する素材7がほぼ1周する間に加工
完了されるように偏心されている。すなわち、図
中A区分に属する供給工程では、砥石1の半径を
lとし、素材7の外径をDとすれば、案内カム4
の内側面4aと砥石1の軸心cとの間隔l1は、 l1≧D+l の関係になるようにする。尚、第2図ではl1>D
+lに設定されている。従つて供給工程では素材
7の研削は行なわれない。
1の回転中心に対して偏心的に内側面4aが形成
され、一部が素材7の排出部とされた円環体であ
る。そしてその偏心量に応じて素材の供給工程→
研削工程→仕上工程→排出工程の4工程に分割形
成され、かかる4工程を案内カム4の内側面4a
に接して転動する素材7がほぼ1周する間に加工
完了されるように偏心されている。すなわち、図
中A区分に属する供給工程では、砥石1の半径を
lとし、素材7の外径をDとすれば、案内カム4
の内側面4aと砥石1の軸心cとの間隔l1は、 l1≧D+l の関係になるようにする。尚、第2図ではl1>D
+lに設定されている。従つて供給工程では素材
7の研削は行なわれない。
次のB区分に属する研削工程では、砥石1によ
る研削の進捗度に応じて徐々に素材7を砥石1側
へ移動させるために、砥石1の外側面と案内カム
4の内側面との間隔が短く形成されている。すな
わち研削工程の初期における案内カム4の内側面
4aと砥石1の軸心cとの間隔をl2とし、終期に
おける同じく間隔をl3とする。そして間隔l2はl
+D+研削代の関係に設定し、間隔l3は、仕上直
前の素材7の径小部の直径(第1図参照)をd1と
すれば、l+d1+研削代の関係に設定する。
る研削の進捗度に応じて徐々に素材7を砥石1側
へ移動させるために、砥石1の外側面と案内カム
4の内側面との間隔が短く形成されている。すな
わち研削工程の初期における案内カム4の内側面
4aと砥石1の軸心cとの間隔をl2とし、終期に
おける同じく間隔をl3とする。そして間隔l2はl
+D+研削代の関係に設定し、間隔l3は、仕上直
前の素材7の径小部の直径(第1図参照)をd1と
すれば、l+d1+研削代の関係に設定する。
次のC区分に属する仕上工程では、素材7の径
小部の加工は僅かになされるだけである。仕上工
程の初期における案内カム4の内側面4aと砥石
1の軸心cとの間隔をl3とし、終期における同じ
く間隔をl4とする。そして間隔l4は、素材7の径
小部の必要寸法をdとすれば、l+d+研削代の
関係に設定する。よつて間隔l4は素材7の径小部
の直径dによつて決定される。
小部の加工は僅かになされるだけである。仕上工
程の初期における案内カム4の内側面4aと砥石
1の軸心cとの間隔をl3とし、終期における同じ
く間隔をl4とする。そして間隔l4は、素材7の径
小部の必要寸法をdとすれば、l+d+研削代の
関係に設定する。よつて間隔l4は素材7の径小部
の直径dによつて決定される。
次のD区分に属する排出工程では、案内カム4
は切除されて外部へ素材が排出できるようになさ
れている。尚、9は素材7の排出を導くための案
内溝を示す。
は切除されて外部へ素材が排出できるようになさ
れている。尚、9は素材7の排出を導くための案
内溝を示す。
尚、砥石1の摩耗によりその半径が小になると
きは、案内カム4の各工程における内側面4aと
軸心cとの間隔が変動する結果、素材7の径小部
の直径dが変動する。これを防止するため、案内
カム4と固定基台5との取付けは、第2図に示す
如く、固定基台5に対して僅かに移動調整し得る
ように行なう。4bは案内カム4の適宜箇所に穿
設した遊び孔、4cは締付けボルトを示す。砥石
1の半径が更に小になると、案内カム4の移動調
整では不充分となるため、この場合は、案内カム
4の偏心量を砥石1の半径に対応させつつ、その
内側面を再加工することになる。この再加工を容
易にするため、案内カム4は二又は三分割とする
ことができる。
きは、案内カム4の各工程における内側面4aと
軸心cとの間隔が変動する結果、素材7の径小部
の直径dが変動する。これを防止するため、案内
カム4と固定基台5との取付けは、第2図に示す
如く、固定基台5に対して僅かに移動調整し得る
ように行なう。4bは案内カム4の適宜箇所に穿
設した遊び孔、4cは締付けボルトを示す。砥石
1の半径が更に小になると、案内カム4の移動調
整では不充分となるため、この場合は、案内カム
4の偏心量を砥石1の半径に対応させつつ、その
内側面を再加工することになる。この再加工を容
易にするため、案内カム4は二又は三分割とする
ことができる。
送り盤6は第2図に示す如く、回転基盤10上
に一定間隔離間して多数植設した素材間隔保持部
11が設けられ、高速回転する砥石1より極めて
低速に回転するように駆動されたものである。回
転数は素材7の材質、直径に応じて適宜選択す
る。送り盤6の駆動は図示せずも回転駆動部3と
別の駆動部により行なわれるが、例えば回転軸2
と送り盤6との間に遊星歯車列を設置することに
より減速駆動することができる。尚、砥石1及び
送り盤6の回転方向は同じであり、反時計方向で
ある。また送り盤6は砥石1と同心に設置され
る。
に一定間隔離間して多数植設した素材間隔保持部
11が設けられ、高速回転する砥石1より極めて
低速に回転するように駆動されたものである。回
転数は素材7の材質、直径に応じて適宜選択す
る。送り盤6の駆動は図示せずも回転駆動部3と
別の駆動部により行なわれるが、例えば回転軸2
と送り盤6との間に遊星歯車列を設置することに
より減速駆動することができる。尚、砥石1及び
送り盤6の回転方向は同じであり、反時計方向で
ある。また送り盤6は砥石1と同心に設置され
る。
素材間隔保持部11は、第2図に示す如く、そ
の平面形状を台形状とし、長さは素材7の長さl5
(第1図参照)に相当するように定める。員数は
図示例では24個設けているが、素材7の直径D、
研削量その他の要素により変動するため、適宜選
択することになる。そして間隔保持部11の台形
状は、送り盤6の回転方向の前面11aより反対
面11bの傾斜度を大きく設定し、素材7の研削
時に砥石1への喰込みを防止し、素材7が案内カ
ム4の内側面4aに常に接触するようにする。従
つて素材7は、研削工程で砥石1の回転力と固定
された案内カム4との間で挾持転動されてセンタ
レス研削加工されることになる。尚、間隔保持部
11はセンタレス加工の受板の機能も担うもので
ある。
の平面形状を台形状とし、長さは素材7の長さl5
(第1図参照)に相当するように定める。員数は
図示例では24個設けているが、素材7の直径D、
研削量その他の要素により変動するため、適宜選
択することになる。そして間隔保持部11の台形
状は、送り盤6の回転方向の前面11aより反対
面11bの傾斜度を大きく設定し、素材7の研削
時に砥石1への喰込みを防止し、素材7が案内カ
ム4の内側面4aに常に接触するようにする。従
つて素材7は、研削工程で砥石1の回転力と固定
された案内カム4との間で挾持転動されてセンタ
レス研削加工されることになる。尚、間隔保持部
11はセンタレス加工の受板の機能も担うもので
ある。
本例のセンタレス加工製造装置は湿式研削に適
する。12は研削粉塵を流すための冷却水を噴出
するノズルを示す。ノズル12の噴出口は、排出
案内溝9が設けられた素材排出口13に位置して
いる。従つて加工済の素材7は噴出圧により排出
口13から案内溝9へ押出されることになる。こ
の場合、噴出する冷却水の一部は高速回転する砥
石1の外周に沿つて回転し、送り盤6の間隔保持
部11と素材7との間に流れ込むことになる。従
つて素材7は間隔保持部11の反対面11bの傾
斜面と相俟つて砥石1への喰込みが防止される。
する。12は研削粉塵を流すための冷却水を噴出
するノズルを示す。ノズル12の噴出口は、排出
案内溝9が設けられた素材排出口13に位置して
いる。従つて加工済の素材7は噴出圧により排出
口13から案内溝9へ押出されることになる。こ
の場合、噴出する冷却水の一部は高速回転する砥
石1の外周に沿つて回転し、送り盤6の間隔保持
部11と素材7との間に流れ込むことになる。従
つて素材7は間隔保持部11の反対面11bの傾
斜面と相俟つて砥石1への喰込みが防止される。
尚、本例装置は湿式研削について説明したが、
乾式研削にも適用し得る。この場合には、ノズル
12からは冷却水に代替して圧縮空気を噴出する
ようにする。
乾式研削にも適用し得る。この場合には、ノズル
12からは冷却水に代替して圧縮空気を噴出する
ようにする。
以上述べた如く本発明によれば、研削砥石と、
研削砥石の回転中心に対し偏心的に形成し研削砥
石の外周を包囲する案内カムにより、円柱部品が
研削砥石の外周と案内カムの内周とに常に接して
研削する円柱部品の製造方法において、 研削砥石の回転中心と、案内カムの内周面との
間隔l1がl1≧D+lに設定した供給工程と、 研削砥石の回転中心と、案内カムの内周面との
間隔l2がl2=D+lに設定した第1研削工程と、 研削砥石の回転中心と、案内カムの内周面との
間隔l3がl3=d1+l+研削代に設定した第2研削
工程と、 研削砥石の回転中心と、案内カムの内周面との
間隔l4がl4=d+l+研削代に設定した仕上げ研
削工程(但し、Dは素材の外径、lは研削砥石の
半径、d1は仕上げ前の素材の外径、dは素材の仕
上げ寸法)とより構成したので 従来のように、無心研削に際して生ずる所謂あ
ばれを防止できるため、素材を支持する調整砥石
を採用する必要がないので、その調整砥石と接す
る素材の無駄な損耗を未然に防止し得る効果を有
し、 また従来のように、間欠的な無心研削方法に比
べて常に一定の研削速度で進行することになるか
ら、脆い材質の円柱部品の研削においても、間欠
研削方法による食い込みの虞れがなく、仕上げ精
度を良好にして仕上げ価値を高くでき、更に直径
が小さく寸法公差が厳しい素材加工に適合し、更
にセンタレス研削の初期及び終期の寸法を簡単に
設定することができ、よつてこの種製法の全自動
化が容易に行ない得、結局、加工部品の製造原価
の大幅な低減を図り得る。
研削砥石の回転中心に対し偏心的に形成し研削砥
石の外周を包囲する案内カムにより、円柱部品が
研削砥石の外周と案内カムの内周とに常に接して
研削する円柱部品の製造方法において、 研削砥石の回転中心と、案内カムの内周面との
間隔l1がl1≧D+lに設定した供給工程と、 研削砥石の回転中心と、案内カムの内周面との
間隔l2がl2=D+lに設定した第1研削工程と、 研削砥石の回転中心と、案内カムの内周面との
間隔l3がl3=d1+l+研削代に設定した第2研削
工程と、 研削砥石の回転中心と、案内カムの内周面との
間隔l4がl4=d+l+研削代に設定した仕上げ研
削工程(但し、Dは素材の外径、lは研削砥石の
半径、d1は仕上げ前の素材の外径、dは素材の仕
上げ寸法)とより構成したので 従来のように、無心研削に際して生ずる所謂あ
ばれを防止できるため、素材を支持する調整砥石
を採用する必要がないので、その調整砥石と接す
る素材の無駄な損耗を未然に防止し得る効果を有
し、 また従来のように、間欠的な無心研削方法に比
べて常に一定の研削速度で進行することになるか
ら、脆い材質の円柱部品の研削においても、間欠
研削方法による食い込みの虞れがなく、仕上げ精
度を良好にして仕上げ価値を高くでき、更に直径
が小さく寸法公差が厳しい素材加工に適合し、更
にセンタレス研削の初期及び終期の寸法を簡単に
設定することができ、よつてこの種製法の全自動
化が容易に行ない得、結局、加工部品の製造原価
の大幅な低減を図り得る。
また本発明によれば、研削砥石の回転中心と、
研削砥石に対して偏心的に形成された案内カムの
内側面との間隔l1がl1≧D+lに設定した供給部
と、研削砥石の回転中心と、研削砥石に対して偏
心的に形成された案内カムの内側面との間隔l2が
l2=D+lに設定した第1研削部と、研削砥石の
回転中心と、研削砥石に対して偏心的に形成され
た案内カムの内側面との間隔l3がl3=d1+l+研
削代に設定した第2研削部と、研削砥石の回転中
心と研削砥石に対して偏心的に形成された案内カ
ムの内側面との間隔l4=d+l+研削代に設定し
た仕上げ研削部とより構成し(但し、Dは素材の
外径、lは研削砥石の半径、d1は仕上げ前の素材
の外径、dは素材の仕上げ寸法)、上記供給部に
供給された素材が回転する送り盤によつて移送さ
れ、上記案内カムとの研削砥石との接触で上記仕
上げ寸法に研削するように構成したので、 従来のように、無心研削に際して生ずる所謂あ
ばれを防止するため素材を支持する調整砥石を採
用する必要がないので、その調整砥石と接する素
材の無駄な損耗を未然に防止し得る効果を有し、
従来のこの種製造装置の如き複雑な機構を有する
ものに較べて、格段に単純な機構によつて構成す
ることができ、よつて全自動化製造装置を低廉に
提供し得る。
研削砥石に対して偏心的に形成された案内カムの
内側面との間隔l1がl1≧D+lに設定した供給部
と、研削砥石の回転中心と、研削砥石に対して偏
心的に形成された案内カムの内側面との間隔l2が
l2=D+lに設定した第1研削部と、研削砥石の
回転中心と、研削砥石に対して偏心的に形成され
た案内カムの内側面との間隔l3がl3=d1+l+研
削代に設定した第2研削部と、研削砥石の回転中
心と研削砥石に対して偏心的に形成された案内カ
ムの内側面との間隔l4=d+l+研削代に設定し
た仕上げ研削部とより構成し(但し、Dは素材の
外径、lは研削砥石の半径、d1は仕上げ前の素材
の外径、dは素材の仕上げ寸法)、上記供給部に
供給された素材が回転する送り盤によつて移送さ
れ、上記案内カムとの研削砥石との接触で上記仕
上げ寸法に研削するように構成したので、 従来のように、無心研削に際して生ずる所謂あ
ばれを防止するため素材を支持する調整砥石を採
用する必要がないので、その調整砥石と接する素
材の無駄な損耗を未然に防止し得る効果を有し、
従来のこの種製造装置の如き複雑な機構を有する
ものに較べて、格段に単純な機構によつて構成す
ることができ、よつて全自動化製造装置を低廉に
提供し得る。
更に本発明によれば、素材送り盤の一つの素材
間隔保持部が一般のセンタレス加工機の一台分に
相当するため、一時に数十台のセンタレス加工機
の能力と同じ加工が行ない得る。
間隔保持部が一般のセンタレス加工機の一台分に
相当するため、一時に数十台のセンタレス加工機
の能力と同じ加工が行ない得る。
第1図は円柱コアの一例を示す図、第2図は本
発明装置の一例を示す平面図、第3図は第2図中
−線上の縦断面図である。 1……砥石、4……素材案内カム、4a……そ
の内側面、6……素材送り盤、7……加工素材、
9……排出用案内溝、11……素材間隔保持部、
12……ノズル、13……排出口。
発明装置の一例を示す平面図、第3図は第2図中
−線上の縦断面図である。 1……砥石、4……素材案内カム、4a……そ
の内側面、6……素材送り盤、7……加工素材、
9……排出用案内溝、11……素材間隔保持部、
12……ノズル、13……排出口。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 研削砥石と、研削砥石の回転中心に対し偏心
的に形成し研削砥石の外周を包囲する案内カムに
より、円柱部品が研削砥石の外周と案内カムの内
周とに常に接して研削する円柱部品の製造方法に
おいて、 研削砥石の回転中心と、案内カムの内周面との
間隔l1が l1≧D+l に設定した供給工程と、 研削砥石の回転中心と、案内カムの内周面との
間隔l2が l2=D+l に設定した第1研削工程と、 研削砥石の回転中心と、案内カムの内周面との
間隔l3が l3=d1+l+研削代 に設定した第2研削工程と、 研削砥石の回転中心と、案内カムの内周面との
間隔l4が l4=d+l+研削代 に設定した仕上げ研削工程(但し、Dは素材の外
径、lは研削砥石の半径、d1は仕上げ前の素材の
外径、dは素材の仕上げ寸法)とより構成したこ
とを特徴とする円柱部品の製造方法。 2 研削砥石の回転中心と案内カムの内周面との
間隔l1がl1≧D+lに設定した供給部と、研削砥
石の回転中心と案内カムの内周面との間隔l2がl2
=D+lに設定した第1研削部と、研削砥石の回
転中心と案内カムの内周面との間隔l3がl3=d1+
l+研削代に設定した第2研削部と、研削砥石の
回転中心と案内カムの内周面との間隔l4がl4=d
+l+研削代に設定した仕上げ研削部とより構成
し(但し、Dは素材の外径、lは研削砥石の半
径、d1は仕上げ前の素材の外径、dは素材の仕上
げ寸法)、 上記供給部に供給された素材が回転する送り盤
によつて移送され、円柱部品が研削砥石の外周と
案内カムの内周とに常に接して上記仕上げ寸法に
研削するようにしたことを特徴とする円柱部品の
製造装置。 3 研削砥石と、研削砥石の回転中心に対し偏心
的に形成し研削砥石の外周を包囲する案内カム
と、より構成し、円柱部品が研削砥石の外周と案
内カムの内周とに常に接して研削する特許請求の
範囲第2項記載の円柱部品の製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17242780A JPS5796758A (en) | 1980-12-06 | 1980-12-06 | Cylindrical parts manufacturing method and device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17242780A JPS5796758A (en) | 1980-12-06 | 1980-12-06 | Cylindrical parts manufacturing method and device |
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JPS5796758A JPS5796758A (en) | 1982-06-16 |
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Family
ID=15941763
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JP17242780A Granted JPS5796758A (en) | 1980-12-06 | 1980-12-06 | Cylindrical parts manufacturing method and device |
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-
1980
- 1980-12-06 JP JP17242780A patent/JPS5796758A/ja active Granted
Patent Citations (1)
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JPWO2018225719A1 (ja) * | 2017-06-06 | 2020-04-16 | 日立金属株式会社 | テーパ付きフェライトコア、及びそれを製造する方法及び装置、並びにそれを用いたインダクタンス素子 |
US11670450B2 (en) | 2017-06-06 | 2023-06-06 | Proterial, Ltd. | Tapered ferrite core, its production method and apparatus, and inductance device comprising it |
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JPS5796758A (en) | 1982-06-16 |
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