JPS635011Y2 - - Google Patents

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JPS635011Y2
JPS635011Y2 JP1981018918U JP1891881U JPS635011Y2 JP S635011 Y2 JPS635011 Y2 JP S635011Y2 JP 1981018918 U JP1981018918 U JP 1981018918U JP 1891881 U JP1891881 U JP 1891881U JP S635011 Y2 JPS635011 Y2 JP S635011Y2
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JP
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voltage
junction
switch
capacitance
capacitors
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JP1981018918U
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JPS57132247U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ジヨゼフソン効果を応用したジヨゼ
フソン電圧標準装置に関するものである。更に詳
しくは、本考案は経時変化や温度変化による影響
の少ないジヨゼフソン電圧標準装置に関するもの
である。
第1図はこの種の装置の原理図である。この装
置において、JCは液体ヘリウムCS中に置かれ超
伝導状態に維持されているジヨゼフソン接合部
で、ここにはマイクロ波発振器OSCからマイク
ロ波が照射されている。このジヨゼフソン接合部
JCに直流電源E1から可変抵抗Rv1を介して電流I
を流すと、接合部JCの電圧は、流れる電流Iに
対して第2図に示すように階段状に変化する。こ
の階段状の電流・電圧特性はシヤピロステツプと
呼ばれており、1ステツプ電圧Voと、照射した
マイクロ波の周数数oとの間には(1)式に示すよ
うな関係がある。
Vo=ho/2e (1) ただし、h:ブランク定数 e:電子の電荷 また、ステツプのn番目の電圧はnxVoで表わ
され、このnVoで表わされる標準電圧は、ガルバ
ノメータG2を介して抵抗R2の両端に与えられて
いる。被測定電圧Exは、ガルバノメータG1を介
して抵抗R1の両端に与えられている。抵抗R1
抵抗R2とは直列接続され、この直列回路には、
直流電源E2から抵抗Rv2を介して電流I1が流れて
いる。
このように構成した装置において、被測定電圧
Exを測定する場合、まずはじめにジヨゼフソン
接合部JCにマイクロ波を照射しない状態で、ガ
ルバノメータG1が零となるように可変抵抗Rv2
調整する。次にジヨゼフソン接合部JCにマイク
ロ波を照射した状態で可変抵抗Rv1を調整し、ジ
ヨゼフソン接合部に適当な電圧を発生させ、続い
て、ガルバノメータG2が零となるようにマイク
ロ波の周波数oを調整する。このように調整す
ると、(2)式、(3)式が成立し、これから被測定電圧
Exは(4)式で表わされる。
I1・R1=Ex (2) I1・R2=nVo=n・ho/2e (3) Ex=R1/R2・n・ho/2e (4) このような原理に基づく電圧標準装置において
は、(4)式から明らかなように、被測定電圧Exは、
抵抗R1,R2の比で求められるものであるために、
これらの抵抗R1,R2を高精度に製作するととも
に、その値を高精度に維持しなくてはならない。
しかしながら、一般に高精度(10-7オーダ)の抵
抗器を製作することはむずかしく、また、経時変
化や温度変化に対して抵抗値を高精度に維持する
ことも非常に困難である。
ここにおいて、本考案はこのような従来装置に
おける問題点を解決することを目的としてなされ
たものである。本考案においては、従来装置にお
ける抵抗分圧器R1,R2に代えて、静電容量分圧
器を用いた点に、ひとつの特徴がある。
第3図は本考案に係る装置の一例を示す構成接
続図である。ここでは標準電池電圧Esを測定す
る場合を例示するもので、この標準電池電圧Es
は、スイツチS1、抵抗Rを介してコンデンサC1
C2の直列接続回路に接続されている。コンデン
サC1,C2は、静電容量分圧器を構成しており、
各コンデンサC1,C2には、それぞれスイツチS2
S3が並列されており、これらのスイツチS2,S3
閉じると、コンデンサC1,C2に貯えられていた
電荷が放電するようになつている。ジヨゼフソン
接合部JCには、定電流源ISから定電流Iが流れ
ている。このジヨゼフソン接合部JCに発生した
電圧EJは、ガルバノメータG、スイツチS4を介
して、コンデンサC2の両端に発生した電圧E2
つき合されている。
このように構成した装置の操作及び動作は次の
通りである。
まずはじめに、スイツチS2,S3を閉じ、コンデ
ンサC1,C2の電荷を放電しておき、また、スイ
ツチS4を開にしておく。次に、スイツチS2,S3
開にし、スイツチS1を閉じて、標準電池Esより
抵抗Rを介してコンデンサC1,C2を充電する。
この操作は標準電池電圧Esが変動しないように
微少電流で行なわれることが望ましい。それ故
に、標準電池電圧Esに近い値の電圧源で、コン
デンサC1,C2をあらかじめ充電してから行うよ
うにしてもよい。充電後、スイツチS1を開にす
る。
この状態における一方のコンデンサC2の両端
電圧E2は(5)式で表わすことができる。
E2=Es/1+C2/C1 (5) 次に、ジヨゼフソン接合部JCにマイクロ波を
照射するとともにバイアス電流Iを流して、ジヨ
ゼフソン電圧EJを発生させる。このジヨゼフソ
ン電圧EJ(=nVo)は、(3)式で表わされ、マイク
ロ波の周波数oによつて変化する。
ここで、スイツチS4を閉にし、ガルバノメータ
Gに電流が流れないようにジヨゼフソン電圧EJ
をマイクロ波の周波数を変化させて調節すれば、
E2=EJとなり、標準電池電圧E2は(6)式で表わす
ことができる。
Es=(1+C2/C1)n・h/2e・o (6) (6)式において、コンデンサの比C2/C1を高精
度で維持することによつて、この比とマイクロ波
の周波数oから高精度で標準電池電圧Esの値を
知ることができる。
本考案にかかわる装置においては、このように
コンデンサC1,C2の比とマイクロ波の周波数o
から電圧測定を行うものであつて、コンデンサ
は、その静電容量が経時変化や温度変化に対して
抵抗値に比べてはるかに安定しているうえに、容
量測定も高精度で行うことができるもので、経時
変化や温度変化の影響を受けないで高精度の電圧
測定を行うことができる。
第4図は本考案に係る装置の他の実施例を示す
構成接続図である。この実施例では第3図実施例
において、ガルバノメータGに代えてSQUIDガ
ルバノメータを用いたものであつて、コイルL1
に流れる電流によつて生ずる磁束を高精度で検出
するようにしている。
このSQUIDガルバノメータは、コイルL1に流
れる電流に対応した磁束がSQUIDリングに入る
ように構成されており、この磁束がSQUIDリン
グに入ろうとするときSQUIDリングに流れる遮
蔽電流の変化を、図示してないコイルによつて検
出することで、コイルL1に流れる電流を知るこ
とができるものである。
なお、上記の各実施例では、コンデンサC1
C2は固定容量である場合を例示したが、これを
可変容量とし、容量比C2/C1をそのつど測定す
るようにしてもよい。また、コンデンサC1,C2
としては所謂クロスキヤパシターを使用するよう
にしてもよい。この場合、静電容量は、長さl1
l2に比例していることから、(6)式は(7)式で表わさ
れ、長さl1,l2の測定精度(一般に10-8オーダと
いうれている)で電圧測定ができる。
Es=(1+l2/l1)n・h/2e・o (7) 以上説明したように、本考案によれば、経時変
化や温度変化による影響を受けず、精度の高いジ
ヨゼフソン電圧標準装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はジヨゼフソン接合の発生する電圧を利
用した電圧測定装置の原理図、第2図はその動作
波形図、第3図及び第4図は本考案に係る装置の
構成接続図である。 Es……被測定標準電池電圧、S1〜S4……スイ
ツチ、C1,C2……コンデンサ、G……ガルバノ
メータ、JC……ジヨゼフソン接合部、IS……定
電流源。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 超伝導状態に維持されたジヨゼフソン接合部に
    バイアス電流を流すと共にマイクロ波を照射し、
    前記ジヨゼフソン接合部に生ずる電圧を電圧標準
    として利用する装置において、 少なくとも2つのコンデンサを直列に接続して
    構成される静電容量分圧器と、この静電容量分圧
    器に測定すべき電圧をスイツチを介して印加する
    回路と、前記静電容量分圧器を構成する一方のコ
    ンデンサの一端と前記ジヨゼフソン接合部に生ず
    る電圧が出力される一方の端子との間にスイツチ
    を介して設けられた電流検出手段と、前記ジヨゼ
    フソン接合部に照射するマイクロ波の周波数を調
    整する周波数調整手段とを備えたことを特徴とす
    るジヨゼフソン電圧標準装置。
JP1981018918U 1981-02-13 1981-02-13 Expired JPS635011Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1981018918U JPS635011Y2 (ja) 1981-02-13 1981-02-13

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JP1981018918U JPS635011Y2 (ja) 1981-02-13 1981-02-13

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57132247U JPS57132247U (ja) 1982-08-18
JPS635011Y2 true JPS635011Y2 (ja) 1988-02-10

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ID=29816869

Family Applications (1)

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JP1981018918U Expired JPS635011Y2 (ja) 1981-02-13 1981-02-13

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JP (1) JPS635011Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5128650A (ja) * 1974-09-05 1976-03-11 Nippon Denki Keiki Kenteisho

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5128650A (ja) * 1974-09-05 1976-03-11 Nippon Denki Keiki Kenteisho

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Publication number Publication date
JPS57132247U (ja) 1982-08-18

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