JPS63500660A - テトラサイクリン系抗生物質、その製造、それを含有する抗生物質組成物、及びその製造に有用な微生物 - Google Patents
テトラサイクリン系抗生物質、その製造、それを含有する抗生物質組成物、及びその製造に有用な微生物Info
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- JPS63500660A JPS63500660A JP50433486A JP50433486A JPS63500660A JP S63500660 A JPS63500660 A JP S63500660A JP 50433486 A JP50433486 A JP 50433486A JP 50433486 A JP50433486 A JP 50433486A JP S63500660 A JPS63500660 A JP S63500660A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
テトラサイタリン系抗生物質、その製造、それを含有する抗生物質組成物、及び
その製造に有用な微生物
39499から単離され、かつこれらの新規微生物の生物学的純粋培養物を用い
る調節された条件下での発酵により製造した、新規テトラサイクリン系抗生物質
、7−りロワー8−メトキシテトラサイクリン並びにその4a−ヒドロキシ及び
2′ −N−メチル誘導体に関する。
本発明は、種々の微生物、特にATCC3921Bの同定特性物の変異株の生物
学的純培養物に関する。上記各培養物は同化性窒素及び炭素源を含有する水性培
地中で好気的条件下での発酵において回収可能な品質で特性的抗生物質又は抗生
物質複合体(antlblotic complex)を産生ずることができる
。これらの各抗生物質又は抗生物質複合体が本発明の更なる特徴である。
上記の同定した微生物菌株は以下のように抗生物質又は抗生物質複合体を産生ず
る。
A、 brunnea ATCC3921Bは新規抗生物質7−クロロ−8−メ
トキシ−2’−N−メチルテトラサイクリンを含有する抗生物質複合体81−4
7を産生ずる;A、 brunnea var、 antiMotlca va
r、 nov、ATCC5310gは上記の新規抗生物質7−クロロー8−メト
キシ−2’−N−メチルテトラサイクリン及びさらに新規抗生物質7−クロロ−
8−メトキシテトラサイクリン(実質的に純粋に単離可能)を含有する抗生物質
複合体ES−119を産生ずる;A、 brunneavar、antlbio
tlcavar、nov、ATCC53180は実質的に7−クロロ−8−メト
キシ−2′−N−メチルテトラサイクリンを含有しない新規抗生物質7−クロロ
−8−メトキシテトラサイクリンを含有する抗生物質複合体Tet、7を産生す
る;
D、 vescum ATCC39499は新規抗生物質7−クロロ−4a−ヒ
ドロキシ−8−メトキシテトラサイクリンを含有する新規抗生物質7273複合
体を産生ずる。
すべてのこれらのテトラサイクリン誘導体は一緒に一般式〔式中、Rは水素原子
又はヒドロキシ基であり、R1は水素原子又はメチル基である、但し、R及びR
1の少なくとも一方は水素原子である〕
により表わすことができる。本発明はまた式1のテトラサイクリンの薬剤上許容
できる塩を含有する。
上記の簡易名は本明細書を通じて用いるけれども、完全を期すために、これらの
テトラサイクリンの系統名をここで与える。
7−クロロ−8−メトキシテトラサイクリン(R−R1−H)ニア−クロロ−4
−ジメチルアミノ−8−メトキシ−1,4゜4a、5,5a+ 6,1112a
−オクタヒト0−3. 6.10゜12、12a−ペンタヒドロキシ−6−メチ
ル−1,11−ジオキソ−2−ナフタセン−カルボキサミド;7−クロロ−4a
−ヒドロキシ−8−メトキシテトラサイクリン(R−OH,R’−H)ニ
ツークロロ−4−ジメチルアミノ−8−メトキシ−1,4゜4a、5,5al
61111128−オクタヒドロ−3* 4a、6゜10、12.12a−ヘキ
サヒドロキシ−6−メチル−1,11−ジオキソ−2−ナフタセン−カルボキサ
ミド;7−クロロ−8−メトキシ−2′−N−メチルテトラサイクリン(R−H
,R−CR2)ニ
ア−クロロ−4−ジメチルアミノ−8−メトキシ−1,4゜4 a、5. 5
a* 6+ 11.12a−オクタヒドロ−3+ 6+ 1(L12、12a−
ペンタヒドロキシ−6−メチル−1,11−ジオキソ−2−(2’−N−メチル
ナフタセン)−カルボキサミド。
本発明の抗生物質及び抗生物質複合体は、同化性窒素及び炭素源を含有するpH
及び温度調節した水性栄養培地中で好気的条件下で上記微生物菌種を、実質的な
抗生物質活性を有しかつ本発明の抗生物質又は複合物が産生ずるまで、培養する
ことにより産生される。
本発明はまた抗生物質作用上有効な量の上記式Iのテトラサイクリン又は薬剤上
許容できるその塩及び薬剤上許容できる担体又は希釈剤を含有する薬剤組成物を
提供する。
本発明は更に感染症にかかった宿主、例えば桶乳類に抗生物質作用を誘導するに
おいて、上記宿主に抗生物質作用上有効な量の上記式1のテトラサイクリンもし
くは薬剤上許容できるその塩、又は上記の薬剤組成物を投与することから成る方
法を提第1図は7−クロロ−8−メトキシテトラサイクリンの赤外線スペクトル
である。
第2図は7−クロロ−8−メトキシテトラサイクリンのtH−NMRスペクトル
である。
第3図は7−クロロ−8−メトキシ−2′−N−メチルテトラサイクリンのKB
rでの赤外線スペクトルである。
第4図はアセトン−d6及びメタノール−d4の混合物中での7−クロロ−8−
メトキシ−2′−N−メチルテトラサイクリンのLH−NMRスペクトルである
。
第5図は7−クロロ−48−ヒドロキシ−8−メトキシテトラサイクリンのKB
rでの赤外線スペクトルである。
第6図はジメチルスルホキシド−d6中での7−クロロ−4a−ヒドロキシ−8
−メトキシテトラサイクリンのIH−NMRスペクトルである。
第7図はジメチルスルホキシド−d6中での7−クロロ−4a−ヒドロキシ−8
−メトキシテトラサイクリンの完全にデカップリングしたプロトン13C−NM
Rである。
第8図は7−クロロ−4a−ヒドロキシ−8−メトキシテトラサイクリンの化学
的イオン化質量スペクトルである。
その調製に有用な抗生物質及び微生物を順に記載する。
同定特性をもつ菌株を適切な栄養培地中で育成するときに製造される。
この抗生物質複合体は、以下の手順を用いて、発酵ブイヨンから溶媒抽出及び濾
過により単離することができる。
(a)全ブイヨンのpuを2に調整し、ン濾過する、(b)炉液のplを8.5
に調整する、(C)ブイヨンの各容量に対してその都度2容量の有機溶媒(例え
ば酢酸エチル)を用いて炉液を抽出する、(d)有機溶媒抽出液を合わせてスト
リッピングにより有機溶媒を除去して固体残留物を生成する、
(e)残留物をアセトンに溶かし、不溶物を炉別する、(f)沈澱が生成するま
でエチルエーテル:ヘキサンの1=4(v / v )混合物を炉液に加える、
(g)沈澱を集める。
上記の手順を用いて、1001gの抗生物質複合体が3.5gの発酵ブイヨンか
ら得られた。この抗生物質複合体は少なくとも2種の異なる成分からできている
ため、該複合体に対して適切な物理化学的データを測定することができない。
A2.抗生物質複合体の分離
この抗生物質複合体は少なくとも2種の活性成分がらできており、そのうちの1
種は単離され、新規の8−置換テトラサイクリン、7−クロロ−8−メトキシ−
2′−N−メチルテトラサイクリンであると性状決定された。
7−クロロ−8−メトキシ−2′−N−メチルテトラサイクリンを含有する活性
な抗生物質は、この抗生物質複合体がら(HCl3塩として)クロマトグラフィ
ー例えばセファデックス(Sephadex) G −25ゲルカラムを用いて
単離することができる。
カラムからの溶出液(希HCρ水)はS、 aureus及びE、 coliに
対する各フラクションの活性を測ることにより監視した。所望の活性フラクショ
ンを合わせ、凍結乾燥して、淡黄色粉末が得られ、これを塩化メチレン:ヘキサ
ンから結晶化させて新規7−クロロ−8−メトキシ−2′−N−メチルテトラサ
イクリンが得られた。
A3.7−クロロ−8−メトキシ−2′−N−メチルテトラサイクリンについて
の物理的及び分光学的データを以下の第1表に示す。
第 1 表
7−クロロ−8−メトキシ−2′−N−メチルテトラサイクリンについての物理
化学データ
(a)EI−MSはM+ピークを522.1414に生じた。これは正確な質量
522.1405にあたる式C24H2709N2Cflに相当する。
(b)メタノール中での紫外線吸収極大は234(ε17.400)、250
(e 15.700)及び374nm (e 19,500)である。酸を加え
ると紫外線吸収極大は232(ε15.800)、258(ε17,600)及
び369nm (ε18.300)にシフトする。
塩基を加えると該極大は240(ε20.400)及び281nm(ε14.6
00)及び385正(ε1g、900)にシフトする。
(c)KBrでの赤外線スペクトルは第3図に示す。特性吸収バンドは次のもの
である: 3420 (br) 、1880.160g、 1574゜1432
、1414.1380.1240及び1210(J−’。
(d)アセトン−d6及びメタノール−d6の混合物中での’H−NMRは第4
図に示す。
7−クロロ−8−メトキシ−2′−N−メチルテトラサイC−296,5
CONHCH3169,9
C−3186,3
C−468,0
N(CH3)241.5a
C−4a 34.8
C−528,9
C−5a 42.3a
C−68148,5
C−9100,0
c −io tei、s
C−10a 1gg、6
第 IA 表 (つづき)
7−クロロ−8−メトキシ−2′−N−メチルテトラサイC−11190,6
C−11a 105.4
C−12174,1
C−12a 73.6
0− CH356,9
N−CH3(2’ −N) 26.5
a−DMSOビーク下に隠れるがD20/ジオキサン中でス°ベクトルを実施し
たときに観測されるピークを示す。
b−7−タロロチトラサイクリンの13C−NMRでのC−8炭素の共鳴は14
0ppmに現われる。7−クロロ−8−メトキシ−2′ −N−メチルテトラサ
イクリンにおけるC−8炭素の163.2へのシフトは新規なメトキシ置換基の
存在を示す。
上記データに基づけば、この化合物の構造(立体化学は特定せず)は以下の通り
である。
A4.抗生物質複合体及び7−クロロ−8−メトキシ−2′−N−メチルテトラ
サイクリンの生物学的性質7−クロロ−8−メトキシ−2′−N−メチルテトラ
サイクリンを包含する、少なくとも2成分を含有するこの抗生物質複合体は、生
体外(インビトロ)で試験したとき種々のダラム陽性菌及びグラム陰性菌に対し
て活性である。
7−クロロ−8−メトキシ−2′−N−メチルテトラサイクリン及びテトラサイ
クリンを用いてミュラー・ヒントン(Mueller−Hlnton)ブイヨン
中で従来のミクロ規定濃度(microtiter)希釈法を経て行なった生体
外での抗菌活性比較試験では、7−クロロ−8−メトキシ−2’−N−メチルテ
トラサイクリンは0.36の幾何平均最小発育阻止濃度(GMM。
mcg /ml)で91のグラム陽性テトラサイクリン感受性菌に対して活性を
示し、これはテトラサイクリンのGMM (0,46)よりも良好である。23
のグラム陰性テトラサイクリン感受性菌に対してテトラサイクリンの2.3のG
MMに比べて7−クロロ−8−メトキシ−2′ −N−メチルテトラサイクリン
は33のGMMを有する。23のグラム陰性菌には9種の菌株の大腸菌(E、
coli) 、8種のクレブシェラ(Klebsiella) 、4種のエンテ
ロバクタ−(Enterobacter)及び2種のサルモネラ(Salmon
el Ia)が含まれる。7−クロロ−8−メトキシ−2’−N−メチルテトラ
サイクリンは9種のメチシリン耐性のスタフィロコッカス(Staphyloc
occi)に対して0.86のGMM。
54種のメチシリン感受性菌に対して0.48のGMM、25種のスト含む)に
対しての0.15のGMM、及び10菌種のバクテロイデス フラジリス(Ba
cterojdes fra 1lls)に対して0,41のGMM(5%羊血
を用いたミュラー・ヒントン寒天培地で試験)を有した。
7−クロロ−8−メトキシ−2’−N−メチルテトラサイクリンは以下のB項で
記載の如く抗生物質E S −119から及び抗生物質Tet、7から(少量で
)単離することができる。
B1.抗生物質E S −119の単離及び精製抗生物質E S −119は、
ATCC53108の同定特性を有する同化性微生物、Actinomadur
a brunnea var、 antiblotica var。
nov、を適当な培地中で生長させたときに産生ずる。
抗生物質ES−119は以下の手順を用いて発酵ブイヨンから単離することがで
きる。
(a)全ブイヨンのpHを2に調整し、抗生物質ES−119及び生物学的に不
活性な有機化合物を含有する溶液から菌糸体を分離する;
(b)上記溶液を抗生物質ES−119を含有する溶液と生物学的に不活性な有
機物質を含有する液に分離する;及び(C)抗生物質E S −119を含有す
る溶液から溶媒を除去して抗生物質E S −119を固体残留物として産生ず
る。
小規模では、段階(b)での分離は通常上記溶液1容量ずつにつきその都度1容
量の有機溶媒(例えば水で飽和したn−ブタノール)を用いて上記溶液を溶媒抽
出することにより達成される。より大きな製造規模では、水性アルコール混合物
(例えば25%、50%メタノール水及び100%メタノール)及び希鉱酸水゛
を含有するアルコール(例えばメタノール: 0.02 NHCg)を用いて溶
出させて中性樹脂(例えば、XAD−2、−4又は−te、ローム及びハス(R
ohm and Haas)、から入手できる中性ポリスチレン樹脂、フィラデ
ルフィア、PA)の上でのカラムクロマトグラフィーを通常用いて生物学的不活
性有機物を除去し、抗生物質E S −119を含有する溶出液を産生ずる。
B2.抗生物質Tet、7の単離及び精製抗生物質Tet、7は、ATCC53
180の同定特性を有する同化性微生物、Actinomadura brun
nea var、 antibiotica var、nov。
を適当な培地中で生長させると産生される。
・抗生物質Tet、7は抗生物質ES−119に関して上記した手順を用いて発
酵ブイヨンから単離することができる。
B3.抗生物質E S −119及びTet、7の精製及び7−クロロ−8−メ
トキシテトラサイクリンの単離
抗生物質E S −119は少なくとも2つの活性(テトラサイクリン)成分(
約60740比)からできており、抗生物質ES−119について適切な物理化
学データを得ることができない。
抗生物質E S −119から単離された主(60%)成分は、上記の、7−ク
ロロ−8−メトキシ−2’−N−メチルテトラサイクリンと同定され、他方の単
離された活性成分は新規の7−クロロ−8−メトキシテトラサイクリンとして特
徴づけられた。
7−クロロ−8−メトキシテトラサイクリンを含有する該活性抗生物質は、例え
ば018カラム例えばμmボンダバック(Bondapak) Ct8について
の高性能逆相液体クロマトグラフィー又はセファデックスG−25ゲルカラムク
ロマトグラフイーを用いてクロマトグラフィーにより抗生物質E S −119
から分離することができる。大規模な調製のためには、セファデックスG−25
ゲルカラムクロ!トゲラフイーを用いることが好ましい。クロマトグラフィーカ
ラムからの溶出液はB、 5ubti11s、 ATCC6633及びE、 c
olt、 OLA 290R5に対する各フラクションの活性をディスク試験す
ることにより監視した。所望の活性フラクションをプールし、凍結乾燥すると7
−クロロ−8−メトキシテトラサイクリン及び7−クロロ−8−メトキシ−2’
−N−メチルテトラサイクリンが得られた。
抗生物質Tet、7は実質的に7−クロロ−8−メトキシ−2′−N−メチルテ
トラサイクリンを含まず(即ち約1%未満)はとんど7−クロロ−8−メトキシ
テトラサイクリンのみを含有する。Tet、7の精製及び7−クロロ−8−メト
キシテトラサイクリンの単離は抗生物質ES−119に関して上記した手順を用
いて行なう。
本明細書で記載する及び第1X−XII表に関してより詳細に及び53180)
は、種Actinomadura brunneaの別個の亜種の代表例である
。
B4.7−クロロ−8−メトキシテトラサイクリンについての物理的及び分光学
的データを下記の第■表に表わす。
第■表
7−クロロ−8−メトキシテトラサイクリンについての物理化学的データ
(a)グリセロール中での高速原子衝撃質量スペクトル(FAB−MS)は50
9.1284にM十Hピークを生じた。これは正確な質量509.1327にあ
たる式C23H26N209Cflに相当する。
(b)メタノール中での紫外線吸収極大は235(615,400)、249(
ε14.300)及び874nm (ε17.000)である。酸を加えると紫
外線吸収極大233(816,500)、258(ε16.100)及び370
止(ε16.200)にシフトする。該極大は塩基を加えると241(ε17,
900) 280(ε12.800)及び385正(ε16.600)にシフト
する。
(c)KBrでの赤外線スペクトルは第1図に示す。特性吸収バンドは以下の通
りである: 3530 (br) 、1B50.1610.1580゜1380
、及び1240cm−’。
(d)アセトン−d 及びメタノール−d4の混合物中での1H−NMRは第2
図に示す。
(e)7−クロロ−8−メトキシテトラサイクリン、7−クロロ−8−メトキシ
−2′−N−メチルテトラサイクリン及び7−クロロテトラサイクリンについて
の13C−NMRスペクトルデータは第1IA表に表わす。
第 mA 表
7−クロロ−8−メトキシテトラサイクリン(化合物A)、7−クロロ−8−メ
トキシ−2′ −N−メチルテトラサイクリン(化合物B)及び7−クロロテト
ラサイクリン(化合物C)共鳴(ppm)
炭 素 化合物A 化合物B 化合物CC−1194,0193,119L4
C−295496,595,6
CONHR171,9(R=H) 169.9 (R−CH2) 172.1(
R=H)C−3187,3186,3187,3N(CH3”) 241.5
41.5a41.0aC−4a 34.4 34.8 84.9C−527,0
26,927,1
C−5a 42.4a42Ja42.0′LC−673,473J 70.4
C−6−CH320,520,425,0C−6a 148.5 148.5
143.6C−7111,6111,8121,2第 IIA 表 (つづき)
C−81634(OCH3) b163.2(OCH3) b139.7 (H
)bC−9100,1100,0118,9C−101Bi、9 181.8
160.7C−10a 111.6 108.6 117.0C−11190,
5190,6193,4C−ILa LQ5.6 105.4 106.1C−
12174J 174.1 175.7C−12a 73.9 73.6 73
.2O−CH357,05B、9 −
N−CH3(2°−N) −26,5−a−DMSOピーク下に隠れるがD20
/ジオキシサン中でスペクトルを実施したときに観測されるピークを示す。
b−7−クロロテトラサイクリン、化合物C1での139.7pI)Iから7−
クロロ−8−メトキシテトラサイクリン、化合物A1での163ppo+へのC
−8炭素のシフトはO−C13基の存在を示す。
上記物理化学的データに基づけば、7−クロロ−8−メトキシテトラサイクリン
の構造(立体化学は特定せず)は以下のもB5.抗生物質ES−119抗生物質
Tet、7及び7−クロロ−8−メトキシテトラサイクリンの生物学的性質抗生
物質E S −119及び抗生物質Tet、7及びそれぞれの共通成分7−クロ
ロ−8−メトキシテトラサイクリンを生体外で試験し、種々のグラム陰性菌及び
グラム陰性菌に対する活性を見出した。
ミュラー・ヒントンブイヨン中での従来のミクロ規定濃度希釈法を経て行なった
生体外での抗菌活性比較試験では、7−クロロ−8−メトキシテトラサイクリン
が0.12の幾何平均最小発育阻止濃度(GMM、 mcg /ml)で91の
グラム陰性のテトラサイクリン感受性菌に対して活性であることを示し、これは
テトラサイクリンについてのGMM (0,46)及び7−クロロ−8−メトキ
シ−2′ −N−メチルテトラサイクリンについてのGMM (0,36)より
も良好である。7−クロロ−8−メトキシテトラサイクリンは、23のグラム陰
性のテトラサイクリン感受性菌に対して、テトラサイクリンについての2,3の
GMM及び7−クロロ−8−メトキシ−2’−N−メチルテトラサイクリンにつ
いての33.0に比較して4.2のGMMを有する。23のグラム陰性菌には9
種の菌株のE、 colt、8種のKlebiel Ia、 4種のEnt、e
robacter及び2種のSalmonel Iaが含まれる。7−クロロ−
8−メトキシテトラサイクリンは9のメチシリン抵抗性の5taphy1oco
cciに対して0.21のGMM、54のメチシリン感受性の5taphy 1
ococei菌に対して0.14のGMM、25の5treptococcl
(群A、 B、C,G ; S、 pneumoniae、 S、virida
ns、 S、 faeclum及びS、 faecalisを含む)に対して0
.06のGMM、及び10種のBacteroldes fragillsに対
して0.16のGMM (5%羊血を用いてミュラー・ヒントン寒天培地で試験
)を示した。
C0抗生物質7273複合体の単離及び精製C1,抗生物質7273複合体は、
新種Dactylosporangiumvescumの同化性生体、特にAT
CC39499の同定特性を有する菌種、を適当な栄養培地中で生長させると産
生される。
抗生物質7273複合体は発酵ブイヨンから溶媒抽出及びン濾過により並びに以
下の手順を用いることにより単離することができる。
(a)全ブイヨンのpHを4に調整する;(b)ブイヨン各1容量につきその都
度2容世の有機溶媒(例えば酢酸エチル)を用いて全ブイヨンを抽出する;(C
)有機溶媒抽出液をあわせて、ストリッピングにより有機溶媒を除去して固体残
留物を生じさせる;(d)残留物をアセトンに溶かし、不溶物を炉別する;(e
) 1 : 4 (v/v)の酢酸エチル:ヘキサンの混合物を沈澱が生成する
まで滑液に加える;及び
(f)沈澱物を集める。
上記手順を用いて12.5gの抗生物質7273複合体が80gの発酵ブイヨン
から得られた。抗生物質7273複合体は少なくとも2つの異なる成分からでき
ているので、該複合体について適切な物理化学データは測定できない。
C2,抗生物質7273複合体の分離
抗生物質7273複合体は少なくとも2種の活性成分からできており、一方は単
離され本発明の新規な4a−18−置換クロロテトラサイクリン、7−クロロ−
4a−ヒドロキシ−8−メトキシテトラサイクリン、として特徴づけられた。
7−クロロ−48−ヒドロキシ−8−メトキシテトラサイクリンを含有する、該
活性抗生物質は、例えばセファデックスG−25ゲルカラムを用いて、クロマト
グラフィーにより抗生物質7273複合体から(HC4塩として)単離すること
ができる。
関しした。所望の活性フラクションを合わせ、凍結乾燥すると、7−クロロ−4
8−ヒドロキシ−8−メトキシテトラサイクリンが薄黄色粉末として得られた。
C3,7−クロロ−4a−ヒドロキシ−8−メトキシテトラサイクリンについて
の物理的及び分光学的データを以下の第■表に表わす。
第■表
7−クロロ−4a−ヒドロキシ−8−メトキシテトラサイクリンについての物理
化学的データ
(a)高速原子衝撃質量スペクトル(FAB−MS)は525.1273にM+
ピークを生じた。これは正確な質量525.1276にあたる式C23H25N
20□。CI+Hに相当する。
(b)メタノール中での紫外線吸収極大は234(ε16.750)、258(
ε15,500)及び372nm (ε18,000)である。紫外線吸収極大
は酸を加えると233(ε15.500)、258(e 16,800)及び3
68nm (e 17,200)にシフトする。紫外線極大は塩基を加えると2
40(ε18,800) 280(ε16,400)及び381nm (ε17
.700)にシフトする。
(c)KBrでの赤外線スペクトルは第5図に示す。特性吸収バンドは以下のも
のである: 340 (br) 、fell、 1570.1558゜14B1
.1433.1414.1380.1309.1240及び1209cm’。
(d)デュテリウム置換したジメチルスルホキシド(DMSO−d )中でのI
H−及び完全にデカップルしたプロトン13C−NMRスペクトルをそれぞれ第
6及び7図に示す。
(fEl)化学イオン化質量スペクトルを第8図に示す。
(f)7−クロロ−8−メトキシテトラサイクリン(化合物A)7−クロロ−4
a−ヒドロキシ−8−メトキシテトラサイクリン(化合物B)及び7−クロロテ
トラサイクリンについての完全にデカップルした13C−NMRスペクトル9デ
ータを以下の第■表に表わす。
第 HA 表
7−クロロ−8−メトキシテトラサイクリン(化合物A)、7−クロロ−4a−
ヒドロキシ−8−メトキシテトラサイクリン(化合物B)及び7−クロロテトラ
サイクリン(化合物C)共鳴(ppm)
炭 素 化合物A 化合物D 化合物CC−I L94.0 193.1 19
3.4C−295,398,295,6
CONH2171,9172,7172,1C−31874188,4187,
3
C−468470,068,1
N (CH3”) 241.5a40.7a41.0aC−4a −R34,4
78,934,9(R−H) (R−OH)a(R−H)C−527,031,
427,1
C−673,473,070,4
CH−C−620,520,125,0C−6a 148.5 148.8 1
43.8C−7111,6111,6121,2共鳴(ppm>
C−8183J 1B3.1 139.7(OCH3) 0(OCH3) 0(
H) ’C−9100,1100,0118,9C−10161,9161,8
180,7C−10a l11.6 LO8,6117,0C−11190,5
189,7193,4C−11a 105.6 104.3 108.1C−1
2174J 173.6 175.7C−12a 73.9 73.5 73.
2O−CH357,056,9−
a−7−クロロ−8−メトキシテトラサイクリン及び7−クロロテトラサイクリ
ンの13C−NMRでのC−4aの共鳴は約34〜35ppmに現われる。7−
クロロ−4a−ヒドロキシ−8−メトキシテトラサイクリン(化合物B)におけ
るC−4aの76.9ppm ヘのシフトは新規な4a−ヒドロキシ置換基を示
す。
b−DMSOピーク下に隠されるがD2o/ジオキサン中でのスペクトルで測定
される。
c−7−クロロテトラサイクリンの13C−NMRでのC−8炭素の共鳴は14
0ppmに現われる。7−りロワー4a−ヒドロキシー8−メトキシテトラサイ
クリンにおけるC−百炭素のies、iへのシフトは新規なメトキシ置換基を示
す。
上記のデータに基づけば、7−クロロ−4a−ヒドロキシ−8−メトキシテトラ
サイクリンの構造(立体化学の特定せず)は以下のものである。
OHOOHO
C4,抗生物質7273複合体及び7−クロロ−4a−ヒドロキシ−8−メトキ
シテトラサイクリンの生物学的性質7−クロロ−4a−ヒドロキシ−8−メトキ
シテトラサイクリンを包含する、少なくとも2種の生物学的活性成分を含有する
抗生物質7273複合体は、生体外で試験したとき種々のグラム陰性菌及びグラ
ム陰性菌に対して活性である。
7−クロロ−4a−ヒドロキシ−8−メトキシテトラサイクリン及びテトラサイ
クリンを用いてミュラー争ヒントンブイヨン中での従来のミクロ規定濃度希釈法
を経て行なった生体外での抗菌活性比較試験では、7−クロロ−4a−ヒドロキ
シ−8−メトキシテトラサイクリンは、91のダラム陽性テトラサイタリン感受
性菌に対して1.77の幾何平均最小発育阻止濃度(GMM、、wcg/ml)
で活性を示し、これはテトラサイクリンについてのGMM (0,4Ei)と同
様である。23のグラム陰性テトラサイクリン感受性菌に対して、テトラサイク
リンについては2.3のGMMに比べて7−クロロ−4a−ヒドロキシ−8−メ
トキシテトラサイクリンは7.8のGMMを有する。この23のグミ−ヒドロキ
シ−8−メトキシテトラサイクリンは、9のメチシリン抵抗性 3tHp11y
lococciに対して2.83のGMM。
54のメチシリン感受性菌に対して2.83のGMM、25の0.57のGMM
(5%羊血を用いてミュラー・ヒントン寒天培地で試験)を有した。
7−クロロ−4a−ヒドロキシ−8−メトキシテトラサイクリン及びクロロテト
ラサイクリンを用いて、ミュラー・ヒントン寒天培地中で従来の希釈法を経て行
なった他の一連の生体外での抗菌活性比較試験では、7−クロロ−4a−ヒドロ
キシ−8−メトキシテトラサイクリンは20のグラム陽性クロロテトラ対して活
性を示した。24時間試験では、クロロテトラサイクリンについては0.175
のGMMに比べて、7−クロロ−4a−ヒドロキシ−8−メトキシテトラサイク
リンは1.3のGMMを有した。7の5taphylococcus及び1の5
treptococcusを包含する8のクロロテトラサイクリン抵抗性(MI
C≧8)菌株に対して、クロロテトラサイクリンについては20.7のGMMに
比べて、7−クロロ−48−ヒドロキシ−8−メトキシテトラサイクリンは58
.7のGMMを有した。8のE、 colt、2のEnterobacter。
9のKlebsiel Ia、各々1のSalmonella、 5errat
ia及びSbigel Iaを包含する22のクロロテトラサイクリン感受性菌
株に対して、クロロテトラサイクリンについては3.3のGMMに比べて、7−
クロロ−4a−ヒドロキシ−8−メトキシテトラサイクリンは3.0のGMMを
有した。7−クロロ−4a−ヒドロキシ−8−メトキシテトラサイクリンはタロ
ロチトラサイクリン感受性のグラム陰性菌株に対してクロロテトラサイクリンと
ほぼ同じ有効性を有するが、クロロテトラサイクリン感受性のグラム陰性菌株に
対してはクロロテトラサイクリンよりも約8倍少ない有効性を有した。
新規な7−クロロ−8−メトキシテトラサイクリンの上記活性に加えて、特に好
ましい活性を下表に例示する。
5treptococc1に対する7−クロロ−8−メトキシテトラサイクリン
のMIC値
幾何平均M I C(mcg/ ml、24時間、MHB+5%ウマ血清、ミク
ロ規定濃度)fJ 株番員A B D TCDOXMINS、pneumoni
ae 5 0.04 0.07 0.12 0.14 0.12 2.O8,v
iridans 2 0.12 0.25 0.71 0.71 0.50 4
.0群A 5 0.05 0.14 0.290.290.251.3群B 1
0.120.251.01.00.502.0群C30,040,120,2
50,320,252,0群G 3 0.0g 0.120.400.500.
202.5S、faecalis 2 0.12 0J5 5.7 0.71
0.50 1.4S、faecium40.0B 0.25 1.2 0.50
0.30 2.0全5treptococci 25 0.0B 0.15
0.45 0J6 0.25 1.9Neisseria Gonorrhoe
aeに対する7−クロロ−8=幾何平均M I C(mcg/ml、 24時間
チョコレート寒天培地+1%イソビタレックス(Iso Vitalex)MH
B:ミュラー争ヒントンブイヨン、A、B、 D:第1Ia及びHA表で同定し
た通りである;TC:テトラサイクリン;DOXニドキシサイクリン;MIN:
ミノサイクリン。
本新規テトラサイクリン抗生物質は、治療薬用量にて実質的に無毒である。実際
にその低い毒性は、下表(ここで化合物は第nA及びHAで同定したものである
)に示す通り、7−クロロテトラサイクリンと同様である。
マウスにおけるL D 50.静脈内注射、 mg/kg:化合物 ABDC
LD5085 90 110 110
本発明はまた宿主、例えば感受性細菌感染を有する人間の如き温血哺乳類に抗菌
効果を誘導するにおいて、上記宿主に抗菌的有効量の7−クロロ−8−メトキシ
テトラサイクリン、7−クロロ−4a−ヒドロキシ−8−メトキシテトラサイク
リン又は7−クロロ−8−メトキシ−2′−N−メチルテトラサイクリン、又は
その薬剤上許容できる塩を投与することから成る方法に関する。「誘導する(e
llciting)Jは感受性細菌感染を処置又は予防することを意味する。
本発明の方法は、薬剤上許容できる担体及び薬剤上有効量の7−クロロ−8−メ
トキシテトラサイクリン、7−クロロ−4a−ヒドロキシ−8−メトキシテトラ
サイクリンもしくは7−クロロ−8−メトキシ−2′−N−メチルテトラサイク
リン又はその薬剤上許容できる塩を含有することがら成る薬剤組成物を用いるこ
とにより達成され、これは本発明の特徴でもある。
好ましい薬剤上許容できる塩は酸付加塩である。7−クロロ−8−メトキシテト
ラサイクリン、7−クロロ−4a−ヒドロキシ−8−メトキシテ)・ラサイクリ
ン又は7−クロロ−8−メトキシ−2’−N−メチルテトラサイクリンの薬剤上
許容できる酸付加塩は、薬剤上許容できるアニオンを含有する強酸から生成され
るもの、例えば塩酸塩、臭化水素酸塩、硫酸水素塩及びトリクロロ酢酸塩である
。酸付加塩は、2〜18個の炭素を有する、ジカルボン酸を含むカルボン酸、例
えば脂肪族、脂環式、芳香族及び複素環式カルボン酸を用いて生成することもで
きる。かかる酸の典型的な例は、酢酸、プロピオン酸、ステアリン酸、酒石酸、
マレイン酸、シクロプロピルカルボン酸、シクロペンチルカルボン酸、アダマン
トン(adamantoic)酸、フランカルボン酸、ニコチン酸、テノン(t
henoic)酸、ピコリン酸、安息香酸、フェニル酢酸等である。
本発明の抗生物質はあらゆる適切な薬剤担体と組合わせることができ、種々の配
合剤で経口的、非経口的、又は外用的に投与できる。経口投与においては、本発
明の抗生物質は錠剤、カプセル剤、エリキシール剤等の形態であり得る。錠剤及
びカプセル剤は澱粉又は乳糖の如き左側を含有でき、液体経口形態は着色剤又は
香味料を含有することができる。外用調製物はクリーム、疎水性及び親水性の軟
膏、又は水性、非水性又は乳化型・ローションの形態であり得る。かかる配合剤
の典型的な担体は、水−オイル、グリース、ポリエステル及びポリオールである
。非経口的配合剤例えば注射可能な投与形態は通常溶液又は懸濁液の如き液体で
あり、典型的な担体は蒸留水及び生理的食塩水である。
本発明の抗生物質の経口投与が好ましい。
あらゆる特定投与形態において投与されるべき薬用量は、種々の要因、例えば処
置される動物種の年令及び状況、抗生物質に対する感染菌の感受性及び感染の段
階及び重症度、を考慮の上治療する臨床家により決められよう。
一般に、経口投与薬用量は一日当り一回又は分割薬用量で、体重1キログラム当
り約1.0 mg〜約25mg、好ましくは約5mg〜約10mg/kgである
。
一般に人間への非経口投与薬用量は一回又は分割薬用量で一日当り約1100f
i1〜約2000mg、好ましくは約500mg〜約1000mgである。
ある患者を本発明の化合物で処置するにおいて、他の薬剤上の活性成分を同じ投
与単位中に含ませることができる。
微生物
各微生物を順に記載する。
Actinowadure br’unnea ATCC3921B7−クロロ
−8−メトキシ−2′−N−メチルテトラサイクリンを含有する抗生物質複合体
の産生に用いる微生物は、Actinomadure brunnea (AT
CC39218)の生物的純培養物である。
Actlnomadure brunneaは新種として分類される。
この微生物の培養物はノーザン・ユティリゼーション・アンド・リサーチφディ
ビジョン、アグリ力ルチャー・リサーチ・サービス、ユーエスデパートメント・
オブ・アグリカルチャー・イン・ベオリア・イリノイズ(the Northe
rnUtilizatlon and Re5earch Division、
Agriculture Re5earchService、 U、 S、
Department of Agriculture in Peorja。
1111nois)に寄託し、ここで寄託番号N RRL 15216を得た。
Actjnomadure brunneaの二次培養物は前述の政府機関がら
制限なく一般に入手できる。この微生物の培養物はメリーランド州。
ロックビルのアメリカン・タイプ・カルチャー・コレクション(ATCC)のコ
レクションの一部をなし、ここで受託番号A T CC39216を得た。Ac
tinomadure brunneaA T CC39216の二次培養物は
制限なし一般に入手できる。
該微生物はホエエックス(Phoenjx)、アリシナ近辺で集めた土壌試料か
ら単離した。該微生物の性状決定を行い、これは性を有することが見出された。
産生菌株の説明
第■〜X■表に用いた分類法は、R,E、 Cordon及びV、 Blanc
hard、”Nocardia maduraの承認基準(some crit
eriafor the recognition of Nocardia
madura) ’ 、 J、 Gen。
Microbiol。145.第355〜364頁(1966)により; Lu
edemann及びBrodsky、”Micromonospora car
bonacea sp、 nov、エベルニノミシン(evernfno[1I
iein)産生生体”抗菌剤化学療法(Antimicrob、Agents
Chems Therapy)、第47〜52頁、 1964により; Hor
an及びBrodsky ”新規抗生物質産生Actinomadura。
ActinoIIIadura kijaniata sp、 nov、’In
ternational JournalSyst、 Beacterial、
、第32巻第195c 〜200頁、1982により;Bekerら1種々の属
の“好気的放線菌の菌種からの細胞壁調製物への化学組成物(Chemical
Co1pos1t1on of Ce1l WallPreparation
from 5trains of Varlous Genera of A
eroblcActinomycetes)’ 、 Applied Mier
oblology、第13巻、第236〜243頁、 196Bにより; Le
cheval ier及びLechevalier、“好気的放線菌の分類にお
ける基準としての化学組成物(ChemicalCompositlon as
a Cr1terion in theClassification of
Aerobic Actinomycetes) ” 。
International Journal 5yst、 Bacteria
l、第20巻、第487〜493頁、 1970により; Shlrling及
びGottlfeb、”ストレプトミセス種の特定方法(Methocfs f
or Characterizatlon ofStreptomyces 5
pecies) ” 、 Internatlonal Journal 5y
st。
& Wilkins Co、、 Ba1tia+ore、 Md、、 1961
)により引用されるもの第 ■ 表
最も豊富な有機培地上で 豊富な、長い、分岐した気30℃にて14〜21日後
に良 中菌糸体(直径0.5〜0,8好な生長が起き、黄茶乃 ミクロン)が3
0℃にて10〜至茶色の拡散性色素が生 14日後に水寒天培地上に生成する。
白乃至薄いピン 成する。気中菌糸体は20以りの気中菌糸体が酵母抽 上の楕
円形胞子の長い直線出物−麦芽抽出物Cl5P−乃至屈曲性の鎖、(直径2)、
チロシン(ISP−7)及 0.8〜1.2ミクロン、長さびトマトペースト−
オー 1.0〜2.0ミクロン)に分トミール寒天培地上で生 解する。
成される。弱い生長はグ
リセロールーアスパラギ
ン寒天培地で起こる。植
物性菌糸体色素は通常黄
褐色〜こげ茶色の範囲で
第 ■ 表 (続き)
ある。グリセロールルア
スパラギンでは植物性菌
糸体はばら色である。
種々の標準的培地上での微生物Actinomadure brunneaN
RRL 1521B、A T CC3921B <7)培養特性を第7表に示す
。
第7表での微生物の生長特性の説明では、2つの色呼称を用いる。第1はコンテ
ナ・コーポレーション・オブφアメリカ(Container Corpora
tion of America) 、米国により刊行された(1950) T
ay!or、 Knoche及びGranvl ] Isによる“記述的色名辞
典(Descriptive Co1or Name Dictionary)
”からとった色名であり、色名に対応するカラーチップ数をもち、該チップ数は
コンテナ・コーポレーション・オブ・アメリカにより刊行された“色の調和マニ
ュアル(The Co1or Harmony Manual) ”第4版、
1958.からとる。第2の呼称は、米国標準局、サーキュラ553、11月1
日、 1985 (米国)で見出された同義語及び近似語に関する色名及び数か
ら成る。このコメントは第X及びXIV表にもあてはまる。
種々の炭素化合物上での微生物、 Actinomadure brunnea
NRRL15218 、 ATCC39216の生長は第■表に示す。
微生物Actinomadure brunneaN RRL 15216 、
A T CC39216の生理特性は第■表に示す。
Actinomadure brunneaNRRL1521B 、AT CC
39216と他種のActinoIIladuraの特性の比較は第1表に挙げ
る。
微生物Actinomadure brunneaN RRL 1521B 、
A T CC3921Bの全細胞分析により、ジアミノピメリン酸および微量
のり、L異性体が特有な細胞壁アミノ酸であり、マデュロース(maduros
e) (3−o−メチル−D−グラクトース)が特有の全細胞糖であると見出さ
れた。
抗微生物の生長は酵母−デキストロース寒天培地上で27°〜40℃で起こる。
乏しい生長は45℃で起こり、27″〜35℃にて最適生長である。
第 v 表
S: 水平、端で突起(raised)AM: 存在、中位、白色
DFP: 存在、薄茶色
C: g311、ピーバー色
ツアペック(Czapek)ショ糖寒天培地 G:+、中位S: わずかに突起
八M: 存在する;まずまず、白色
DFP: 存在せず
C: g5gc、もも色様黄褐色
グルコース争アスパラギンφ寒天培地 Gニー1+)、良好S; 突起、ヒダ(
folded)
AM: 存在せず
DFP: 存在せず
C: g41e、メープル色
第 V 表 (つづき)
培 地 生長特性
グリセロール・アスパラギン寒天培地 G:+、まずまず(ISP #5) S
;水平、平滑
AM: 存在する;まばら、白色
DFP: 存在せず
C: g6ia、明るいさんご様ローズ色滋養寒天培地 G:丑、中位
S: 水平乃至突起
AM: 存在する;まばら、白色
DFP: 存在せず
C: g31g、アドービれんが様茶色ペプトン・グルコース寒天培地 G:+
1+、良好S: 突起、ヒダ
八M: 存在せず
DFP: 存在せず
C: g4ic、小麦色
ポテト・デキストロース寒天培地 G:捕、良好S: 突起、ヒダ
AM: 存在せず
DFP: 存在せず
C: g5gc、もも色がかった黄褐色第 v 表 (つづき)
S: 突起、ヒダ
AM: 存在;まばら、白色
DFP: 存在;茶色
C: g41g、トースト様黄褐色
N−Z−アミンψグルコース寒天培地 G:f、良好S: 突起、隆起(rid
ged)
AM; 存在せず
DFP: 存在;黄茶色
C: g31g、アドービれんが様茶色酵母抽出物・グルコース寒天培地 Gニ
ー1+)、良好S: 突起、ヒダ
AM: 存在;まばら、白色
DFP: 存在;茶色
C: g5niココア様茶色
トマトペースト・オートミール
寒天培地 G:+1+、良好
S: 突起、ヒダ
八M: 存在;豊富、白色
DFP: 存在;灰色
C: g3nl、暗茶色
第 V 表 (つづき)
培地Cl5P#2) 5:突起、ヒダ
AM: 存在;豊富、白色
DFP: 存在:茶色
C: g5ni、ココア様茶色
オートミール寒天培地(ISP#3) G:+、まずまずS: 水平、滑らか
AM: 存在;中位、淡いピンク色
DFP: 存在せず
C: g4gc、肌色様黄褐色
無機塩・澱粉寒天培地(ISP#4) G:+、中位S: 水平、平滑
AM: 存在;中位、白色
DFP: 存在せず
C: g51e、さび色様黄褐色
澱粉寒天培地(Waksman #21) G :廿、中位S: 水平、平滑
AM: 存在;まばら、白色
DFP: 存在せず
C: g5ie、銅色様黄褐色
第 V 表 (つづき)
(Waksman #7) S :わずかに突起、ヒダAM: 存在せず
DFP: 存在せず
C: g5ic、明るいカキ色
ペプトン鉄寒天培地 Gel、餅
S: 突起、ヒダ
八M: 存在せず
DFP: 存在せず
C: g31e、ラクダ色
チロシン寒天培地(ISP#7) G:*、良好S: 突起、ヒダ
八M: 存在;豊富、白色乃至淡いピンク色DFP: 存在;明るい茶色
C: g41g、)−スト様茶色
澱粉酵母寒天培地 G:+、中位
S: 突起、ヒダ
AM: 存在;豊富、白色
DFP: 存在;黄茶色
C: g401、暗茶色
a)30℃lこで14〜21日後の観察b)G=生長;S−表面特性、AM−気
中菌糸体;DFP=拡散性色素;及びC−色
第 ■ 表
ACTINOMADURA BRLINNEA ATCC3921B ノ炭水化
物利用1)アドニトール 丑、良 好
り−アラビノース 廿、中 位
し−アラビノース 台、良 好
セリビオース 丹、良 好
デキストリン 丹、良 好
ズルシトール −、不 良
エリスリトール −、不 良
フルクトース −、不 良
し−フルクトース 丹、良 好 ・
ガラクトース −、不 良
グルコース 丹、良好
α−メチル−〇−グルコシド −、不 良β−メチルーD−グルコシド −、不
良グリセロール 丹、良 好
イノシトール 丑、中 位
マルトース 丹、良好
マンニトール −、不 良
第 ■ 表
リ ボ − ス 雅、良 好
サッカロース 丹、良 好
トレハロース 丹、良 好
D−キシロース −、不 良
1)リューデマン(Luedel[1ann)及びプロトスキー(Brodsk
y)の培地(AntiIllicrob、 Ag、 Chemoth、 196
5)第 ■ 表
酢 酸 塩 十
安息香酸塩 −
酪 酸 塩 十
クエン酸塩 十
ギ 酸 塩 十
グルクロン酸塩 −
グルタミン酸塩 十
乳 酸 塩 −
プロピオン酸塩 や
コハク酸塩 十
ピルビン酸塩 +
50a+cg /mlの存在下での生長ストレオマイシン 十
ロサラマイシン −
エリスロマイシン +
第 ■ 表 (つづき)
ACTINOMADURA Bunnea ATCC39219の生理学的特性
テトラサイクリン +
ヒポキサンチン +
馬尿酸塩 −
エ ス タ リ ン +
第 ■ 表 (つづき)
27℃ 丑、中 位
35℃ 升、良 好
40℃ 丑、中 位
45℃ ±、不 良
化 存
50℃78時間 十
Na CJI)存在下での生長
NaCΩ 1% 柑、良 好
2% 丑、中 位
3% 升、中 位
4% ±、不 良
メラニン −
第 ■ 表 (つづき)
ACTINOMADURA Bunnea ATCC39219の生理学的特性
レフレル血清 −
ドルセットの卵(I)orset’s Egg) −第■及び1表に示した細胞
壁分析及び形態特性に基けば本発明の微生物は、Actinomadnra属の
種の範鴫に属する。第1表に挙げたこの属の命名寄託した菌株のうち本発明の微
生物は、種A、 helvata、 A flava及びA、 1Ilellf
auraとともに植物性菌糸体着色をもつ。
本発明の微生物Act1nomadura brunnea ATCC3921
6(以後A、 brunnea)は上に挙げたActinorvadura種と
第1表に挙げた特性の比較により区別することができる。
A、 brunneaはA、helvataと以下の点において異なる。(1)
胞子形成菌糸体の形態: A、 helvataは気中菌糸体に沿って側分岐と
して短かいコイル状胞子鎖を形成する;A、 brunneaは20以上の楕円
形胞子の長い直線乃至屈曲性鎖に分解する豊富な長い分岐状気中菌糸体を生成す
る;(2)マンニトールの利用:A、 helvataはマンニトールを利用す
るがA、 brunneaは利用しない;(3)抗生物質産生: A、 bru
nneaは新規なテトラサイクリン抗生物質7−クロロ−8−メトキシ−2′−
Nはテメチルテトラサイクルを産生ずるが、A、 helvataは何ら抗生物
質を示さない、 A、 brunneaはA、 flarvaと、以下点におい
て異なる。
(1)気相菌糸体の生成: A、 flava、はA、 brunneaと比較
すると気相菌糸体をほとんど生成しない;(2)マンニトールの利用:A、 f
lavaはマンニトールを利用するがA、 brunneaは利用しない。
A、 brunneaはA、mel 1iauraと以下の点において異なる。
(1)形態: met l1aura短〜長い胞子鎖を生成し、直線状胞子鎖を
生成する2つの胞子嚢に分岐する;(2)メチル−β−D−グルクシド及びマン
ニトールの利用; A、 Ioet l1auraは利用するが、A、 bru
nneaは利用しない;(3)抗生物質産生の型:A、 melliauraは
縮合インドールアミノグリコキシドを産生し、A、 brunneaは新規テト
ラサイクリン抗生物質7−クロロ−8−メトキシ−2′ −N−メチルテトラサ
イクリンを産生ずる。
これらの形態学的、生理学的及び培養特性並びに新規7−クロロ−8−メトキシ
−2’−N−メチルテトラサイクリンの生産に基づき、本微生物はActino
madura属の独特な新種であると考えられる。
該微生物をActlnoIIladura brunnea、 Horan及び
Brodskysp、 novと称することを提案する。上記種名は生成され
る茶色の植物性菌糸体色素による。これはバクテリアの命名法(S、 P、 L
apageら、Ed、 1975. Internalinal Code o
fNomenchature of Bacterla、 1976改訂)の規
則に従うと理解される。A、 brunneaはタイプ菌株(type 5tr
ain)であり、他の菌株が見出されるべきであり、該タイプ菌株はまたタイプ
亜種(type 5ubspec1es)であろう。
微生物の醗酵
本発明の抗生物質複合体は、同化性(elaborating)微生物Act1
nomadura Brunneaを、約27℃〜40℃、好ましくは27℃〜
35℃の温度にて約6.5〜8.0のpHで水中好気的条件下に水性栄養培地中
で攪拌しつつ実質的な抗生物質が培地に与えられるまで成長させることにより産
生ずる。温度研究はこの菌が30’Cにて急速に生長することを示す。従って、
発酵は好ましくは最初の24時間並びに24〜96時間の間30℃の単一の温度
パターンを用いて行なう。発酵は一般に3〜7日、好ましくは4日間行なう。
高の抗生物質産生に到達したときを決めるために、S、 aureusA T
CC209P(pH7,0)及びE、coll、ATCC10536(pH8,
0)に対する全ブイヨンの生物検定により24時間ごとに培地試料の抗生物質産
生を分析することができる。菌体の生長(圧縮した細胞容積) 、p)l及び溶
解した酸素レベルを継続的に又は連続的に測定することができる。
炭素源、例えば同化できる炭化水素、及び窒素源、例えば同化できる窒素または
蛋白質材料、を包含するあらゆる適当な滋養培地を用いることができる。
発酵に用いる培地は例えば主な酵素及び炭素源としてNZ−アミンA(カゼイン
の酵素的加水分解産物)及び可溶性澱粉を含有することができる。これらの条件
で該微生物は、S、 aureus及びE、 coliに対する2 : 2 :
1 (v/v/v)クロoホルム:メタノール: pH3,5酢酸塩緩衝液で
の薄層クロマトグラフィープレートの展開後のバイオオートグラフィーにより決
められる少なくとも2成分を含有する本発明の抗生物質複合体を産生ずる
前述の培地は、本発明の抗生物質複合体を産生ずるActinomadura
brunneaにより利用される滋養物の典型例である。
しかしながら、多数の供給者から得られる広範な滋養物が前述のものに置き換え
られ得、前述のものと機能上向等の滋養物で一般に良好な生長及び抗生物質産生
が得られることは発酵技術分野における技術者には明らかである。
発酵は一般に接種物を加える前に発酵培地の初期滅菌を行な発酵培地のpHは一
般に8.5〜8.0に維持され、6.5〜7.5のphが好ましい。滅菌前は培
地のpHは通常6.7に調整し、接種前はp)]は通常7.5に調整する。
発酵はブイヨンに接種物を加えることにより始まる。一般に接種物8曾は総ブイ
ヨン量の5%である。接種物は凍結した全ブイヨンの試料を適当な培地に加える
ことにより調製する。特に好ましい培地はウシ肉抽出物、0.3%;トリプトン
、0.5%:デキストロース、0.1%;じゃがいも澱粉、2.4%;酵母抽出
物、0.5%及び炭酸カルシウム0.2%を包含することから成る。
接種物培地のpHは滅菌前に7.5に調整する。発酵の接種工程は通常24〜1
20時間、好ましくは1〜2日必要とし、一般に約30℃で行なわれる。
Actinomadura brurnnea var、 antibiotl
ca var、 nov、抗生物質ES−119の産生に用いる微生物はAct
inomadura brurnneavar、 antibiotica v
ar、 nov、の生物学的純粋培養物である。
この微生物の培養物は、メリーランド州ロックビルのアメリカン・タイプ・カル
チャー・コレクション(ATCC)のコレクションの一部をなし、ここで受託番
号ATCC5310gを得た。
Actinomadura brunnea var、 antlbiotic
a A T CC53108の二次培養物は制限なく一般に人手され得る。
抗生物質E S −119の産生に使用した微生物は、Actino[l1ad
ura brunnea ATCC39216の培養物の自然突然変異株をN−
メチル−N−ニトロソ−2′ −ニトロ−グアニジンのような突然変異誘発剤に
さらすことによって製造した。
Actinomadura brurnneaの突然変異集団の代表物を平板に
まき生長させた。澱粉寒天平板培地のような寒天平板を2枚用意し、単一コロニ
ーが観察されるまで突然変異集団を生長させた。通常、約4日後に単一コロニー
が観察され、次いで上記2枚の平板のうち1枚を適当なグラム陰性指示微生物(
例えばE、 coliOLA 290R5)を含む寒天で直接覆う。覆われた平
板上のグラム陰性指示株に対して示す阻害の清澄領域と比較することにより、目
的とするActfnomadura brurnnea var、 antib
ioticavar、 nov、ATCC53108の変異コロニーを識別し、
覆っていない方の平板から回収した。A、 brunnea var、 ant
ibiotfcaA T CC53108から産生される抗生物質ES−119
は7−クロロ−8−メトキシ−2′−N−メチルテトラサイクリンと7−クロロ
−8−メトキシテトラサイクリンの約60 : 40の混合物からなり、A、
brunnea ATCC3921Bの自然突然変異株は上記2種の化合物の約
80 : 20の混合物を産生じた。
抗生物質はTet、7の産生に用いられる微生物は、Actinomadura
brunnea var、 antibiotica var、 nov、の
生物学的純粋培養物である。
この微生物の培養物はメリーランド州、ロックビルのアメリカン・タイプ・カル
ジャー・コレクション(ATCC)のコレ二次培養物は制限なく一般に入手しう
る。
抗生物質Tet、7の産生に使用した微生物は、Actfnomadurabr
unnea AT CC3921Bの培養物から単離した高レベルストレプトマ
イシン耐性変異株をN−メチル−N−ニトロソ−N’ −グアニジンのような突
然変異誘発剤にさらすことによって製造酵母寒天培地のような寒天平板600枚
以上で直径3〜4mmの単一コロニーが生長するまで生育させた。従って、60
0枚の平板縁てを適当なグラム陰性指示微生物(例えばE、 colt 0LA
290R5)を含む寒天で直接覆った。グラム陰性指示株が生育できない清澄領
域によってActinomadura brurnnea var。
antibiotica var、 nov、の目的とする変異コニ−を識別し
た。
自然性テトラサイクリン耐性誘導体を選択し、その抗生物質産物をTet、7と
命名した。抗生物質Tet、7は約1%以下の7−クロロ−8−メトキシ−2′
−N−メチルテトラサイクリンを含む7−クロロ−8−メトキシ−メチルテトラ
サイクリンからなる。
生菌株の説明:
第 ■ 表
最も豊富な有機培地上で30 最も豊富な有機培地上で30℃にて14〜21日
後に良好な ℃にて14〜21日後に良好な生長が起き、茶色の拡散性 生育が
起き、茶色の拡散性色素が生成する。白〜灰色 色素が生成する。数種の培(I
SP−2)および澱粉 る。植物性菌糸体色素は黄酵母寒天培地上で生成され
褐色ビンクル茶色である。
る。植物性混合物偵糸体色
素は通常黄褐色〜暗茶色で
ある。
′ ミクロン、長さ1.0〜2.0ミクロン)に分解する。
種々の標準的培地上で微生物Actinomadura brurnnea v
ar。
antibiotlca ATCC53108およびATCC53180の培養
特性を第X表に示す。第X表における微生物の生長特性の記載においては、上記
第■表について述べたのと同様の2つの色称呼を用いる。
微生物Actincmadura brurnnea var、 antibi
otica ATCC53108およびATCC53180およびActino
madura brunnerATCC3921Bの生理特性を第X■に示す。
Actinomadura brurnnea var、 antibioti
ca AT CC53108およびA T CC53180の全細胞分析により
、メソ−ジアミノピメリン酸および微全のり、L−異性体が特有な細胞壁アミノ
酸であり、マデュロース(3−0−メチル−D−ガラクトース)が特有の全細胞
糖であると見出された。
微生物Aet1nomadura brunnea var、 antibio
tica A T CC5310gおよびATCC53180の生長は酵母−デ
キストロース−寒天培地上で27″〜45℃で起こる。50℃ではわずかに生長
し、菌株は8時間生存する。10℃では全く生長しない。最適生長は35℃で観
察される。
第 X 表
種々の標準培地上でのActjnomadure brunnea var。
antibiotica ATCC53108およびAct4nomadure
brunnea var、 antjblotica ATCC53180の生
長特性ベネットの寒天培地 G=十、まずまず +、まずまずS:水平、顆粒状
わずかに突起
AM:存在;わずか、存在せず
灰白色
DFP :存在せず 存在せず
C:g2ig、 g21g。
スレート様黄褐色 からし様黄褐色
ツアペック・ G:+、中位 十、まずまずショ糖寒天培地 S:水平、顆粒状
水平A)!:存在せず 存在せず
DFP :存在 存在せず
渋茶色
C:g 41g、 g 5gc。
明るくやや茶色 もも色がかかった
黄褐色
第 X 表 (つづき)
へM:存在せず 存在せず
DFP ;存在せず 存在せず
C: g 3ie、 g 5ga。
黄褐色 サーモンピンク
(ISP#5) AM:存在;わずか、存在、ピンク色もち白色 白色
DFP :存在 存在せず
渋茶色
C: g 4ie、 g 6ga。
コルク様黄褐色 明るいサンゴ色
滋養寒天培地 G:+、中位 廿、中位S;水平〜わずか 突起、ヒダ
に突起
へM:存在せず 存在せず
DFP :存在せず 薄縁茶色
C:g 21g、 g 21g。
からし様黄褐色 からし様黄褐色
第 X 表 (つづき)
AM=存在せず 存在せず
DFP :存在せず 存在せず
C:g 2ie、 g 2ie。
明るいからし様 からし様黄褐色
黄褐色
ヒダ
へM;存在せず 存在せず
DFP :存在せず 黄茶色
C: g 2ie、 g 4ic。
からし様黄褐色 小麦色
AM:存在せず 存在せず
DFP :存在、渋茶色 明るい茶色
C: g 3nl、 g 41e。
暗茶色 メープル色
第 X 表 (つづき)
N−Z−アミンΦグ G : J良好 丑、良好ルコース寒天培地 S:突起、
硬い、 突起、ヒダヒダ
AM:存在せず 存在せず
DFP :存在、渋茶色 茶色
C:g 21g、 g 3ie。
からし様黄褐色 ラクダ色
酵母抽出物・グル G:J良好 升、良好コース寒天培地 S:突起、硬い、
突起、ヒダヒダ
へH;存在せず 存在せず
DFP :存在、茶色 茶色
C: g 2pn、 g 3ni。
暗茶色 丁子様茶色
トマトペースト・ G : +l+、良好升、中位オートミル S:突起〜水平
、 突起、ヒダ寒天培地 リボン様
へM:存在せず 存在せず;白色
DFP :存在、灰茶色 存在せず
C; g 3nl、 g 4ig。
暗茶色 淡黄茶色
第 X 表 (つづき)
酵母抽出物・麦芽 Gニーtffl、良好 丹、良好抽出物寒天培地 S:突起
、顆粒状 突起、ヒダAM:存在;中位、 存在;ピンク白色灰白色
DFP :存在 茶色
淡茶色
C: g 41i、 g 4nl。
ビーバー色 チョコレート色
オートミル寒天培地 G:士、まずまず 丑、中位(ISP#3) S:水平、
顆粒状 水平、突起AM:存在せず 存在;ピンク
DFP :存在;淡茶色 存在せず
C: g 5ih、 g 5gc。
鉛様灰色 もも仏様黄褐色
無機塩・澱粉寒天培 G:丑、中位 丑、中位地(ISP#4) S :水平、
顆粒状 水平、顆粒状AM:存在せず 存在せず
DFP :存在せず 存在せず
C’ g 31g、 g 3ie。
ベージュ様茶色 ラクダ色
第 X 表 (つづき)
AM:存在せず 存在せず
DFP :存在;淡茶色 存在せず
C: g 41e、 g 5ea。
コルク様黄褐色 もち仏様ピンク
マレイン酸 G:+、まずまず +、まずまずカルシウム寒天 S:水平、顆粒
状 突起、ヒダ培地(Waksman AM :存在せず 存在せず# 7 )
DFP :存在せず 存在せずC: g 3ng、 g 4ga。
黄メープル色 アプリコツト色
ペプトン鉄寒天培地 G : +lI−、良好 世、良好S:突起、硬い、 突
起、ヒダ
顆粒状
へH:存在せず 存在せず
DFP :存在、淡茶色 存在せず
C: g 311. g 3ec。
ビーバー色 ビスタ色
第 X 表 (つづき)
(ISP#7) S :水平、顆粒状 水平、顆粒状AM:存在せず 存在、灰
白色
DFP :存在せず 存在せず
C:g 3ig、 g 4ge・
ベージュ様茶色 肌色様黄褐色
澱粉酵母培地 G ニー)))、良好 丹、良好S:突起、ヒダ、 突起、ヒダ
ひび割れ
AM=存在;わずか 存在;灰白色
灰色
DPP :存在、淡茶色 存在、淡茶色C:g 3ml、 g 31g。
ビーバ一様灰色 アドービ様茶色
a)30℃にて14〜21日後の観察
b)G−生長;S−表面特性;AM−気中菌糸体。
DPP =拡散性色素;およびC−色
第 Xl 表
炭水化物利用1)
アドニトール 」+、中位 捕、良好
D−アラビノース 廿、中 位 廿、中 位し−アラビノース 丑、中 位 甘
、良 好セリビオース 甘、良 好 世、良 好デキストリン 廿、中 位 世
、良 好ズルシトール −、不 良 −1不 良エリスリトール −、不良 −
9不良
フルクトース −、不 良 −1不 良し−フコース 卦、良好 捕、良好
ガラクトース −、不 良 −1不 良グルコース 丹、良 好 併、良 好
α−メチルーD−
グルコシド −、不 良 −1不 良
第 M 表 (つづき)
炭水化物利用1)
グルコシド −、不 良 −0不 良
グルセロール 丹、良 好 丹、良 好イノシトール 廿、中 位 妊、中 位
イヌリン −、不良 −1不良
ラクトース −、不 良 −1不 良
マルトース ” 升、良 好 舟、良好マンニードル −、不良 −1不良
マンノース 丹、良 好 升、良 好
メリビオース −、不 良 −1不 良メリジトース −、不良 −1不良
ラフイノース −、不 良 −1不 良ラムノース 丑、中 位 丑、中 位
第 χI 表
A、 brunnea var、 antibiotica ATCC5310
8およびA、 brunnea var、 antibiotfca ATCC
53180およびA、 brunneaATCC392L6A、 brunne
aATcc 3921Bの炭水化物利用1)
リボース 帯、良好 舟、良好
サッカロース 料、良好 址、良好
トレハロース 丑、中 位 捕、良 好り−キシロース −、不 良 −1不良
1)リューデマン及びブロードスキーの培地(Antlmicrob、 Ag、
Chemoth、 1985)第 X■ 表
酢 酸 塩 士 十
安息香酸塩 −
酪 酸 塩 士 士
クエン酸塩 + 十
ギ 酸 塩 + +
グルクロン酸塩 −−
グルタミン酸塩 + +
乳 酸 塩 −−
プロピオン酸塩 十 +
コハク酸塩 十 +
ピルビン酸塩 + +
第 M 表 (つづき)
ストレプトマイシン 土 十
ロサラマイシン 士 士
エリスロマイシン + ±
テトラサイクリン + +
エベルニノマイシン + 十
ATCC53108ATCC53180リフアマイシン − + +
第 XI 表 (つづき)
ヒポキサンチン + +
でんぷん + +
馬尿酸塩 −−
第 XI 表 (つづき)
10℃ −1生長せず −、生長せず
27℃ 丑、中 位 丑、中 位
35℃ 冊、良 好 捕、良 、好
40℃ 升、良 好 丑、中 位
45℃ +、まずまず〜中位 十、まずまず50℃ ±、わずか 士、わずか
生 存
50℃/8時間 + +
Na C!I存在下での生長
Na CD 1%升、良 好 捕、良 好2%丑、中 位 廿、中 位
3% +、まずまず 丑、中 位
4%±、不 良 士、不 良
メラニン −−
! XI−一一嚢 (つづき)
レフレル血清 −−
ドルセットの卵 −
Actinomadure brunnea var、 antibiotic
a ATCC53108(ただATCC89216とリファマイシンに対する感
受性の点(ATCC5310gはこの抗生物質に対して著しく感受性であるが、
親菌株A T CC39216およびA、 brunnea var、 ant
ibiotica ATCC53180は感受性でない)、植物性菌糸体色素お
よび数種の培地上における生長程度並びに抗生物質7−クロロ−8−メトキシテ
トラサイクリンの産生という点において異る。突然変異株(ATCC53108
およびA T CC53180)および親機生物(A T CC39216)は
7−クロロ−8−メトキシ−2′−N−メチルテトラサイクリンを産生ずる。
上記の形態的、生理学的および培養特性、並びに新規7−クロロ−8−メトキシ
−テトラサイクリンの産生に基けば、これらの微生物はA T CC5310g
およびA T CC53180の同定特性を有し、A、 brunnea AT
CC3921Bの誘導突然変異体テアル。従ってこれらの微生物、A T CC
53108およびA T CC53180はであり、該タイプ菌株はまたタイプ
亜種であろう。
微生物の発酵
抗生物質ES−119および抗生物質Tet、 7は各々同化性徴27°〜45
℃、好ましくは27°〜35℃の温度にて約6.5〜8.0のpHで水中好気的
条件下に水性栄養培地中で撹拌しつつ実質的な抗生物質活性が培地中に与えられ
るまで生長させることにより産生される。温度研究はこの菌が30℃よりも35
℃でより迅速に生長することを示す。しかしながら、35℃における指数増殖期
の終わりに温度を30℃に下げた場合には抗生物質の産生はより大きくなる。従
って、発酵は35℃で最初の24時間を、そして更に30℃で24〜96時間培
養する2温度パターンにより実施することもできる。しかしながら、より簡便に
は最初の24時間も次の24〜96時間も30℃の単一の温度パターンで実施す
ることができる。発酵は一般に3〜7日、好ましくは4日間実施する。最高の抗
生物質産生に到達したときを決めるために、S、 aureusATCC209
P (pH8,0)およびE、 Co1t OLA 290R5(pH8,0)
に対する全ブイヨンの生物検定によ″す、24時間ごとに(18時間目に第1回
目を行う)培地試料の抗生物質含量を分析することができる。菌体の生長(圧縮
した細胞容積) 、pHおよび溶解した酸素レベルを継続的にまたは連続的に測
定することができる。
炭素源、例えば同化できる炭化水素、及び窒素源、例えば同化できる窒素又は蛋
白質材料、を含有する適当な滋養培地を用いることができる。
接種段階に用いる培地は主要窒素および炭素源として例えばウシ肉および酵母抽
出物、セレローズおよび可溶性澱粉を含むことができる。ウシ肉・酵母抽出物を
NZ−アミンA(カゼインの酵素的加水分解産物)で置き換え、セレローズと可
溶性澱粉の貴を調節し、且つ塩化コバルトを添加することにより特に大規模な発
酵用の発酵段階に好適な培地が製造される。これらの条件下で微生物A T C
C5310gは7−クロロ−8−メトキシ−2′ −N−メチルテトラサイクリ
ンと7−クロロ−8−メトキシテトラサイクリンの60 : 40混合物を産生
じ、ATCC53180は7−クロロ−8−メトキシ−2′−N−メチルテトラ
サイクリンを実質的に含まない7−クロロ−8−メトキシテトラサイクリンを含
有する抗生物質Tet、 7を産生した。これらの産生は、例えばクロロホルム
:メタノール:0.2M酢酸ナトリウム緩衝液(pH3,5) (2: 2 :
1. v/v/v 、下層)中で薄層クロマトグラフィーを展開した後に行う
、S、 aureus ATCC209PおよびE、 Co1t OLA 29
0R5に対する抗生物質のバイオオートグラフィーにより決定しうる。
前述の培地は抗生物質E S −119および抗生物質Tet、 7を産生ずる
ために各々Actinomadure brunnea var、 antiM
oticaATCC53108およびActinomadura brunne
a var、 antibioticaATCC53180によって利用される
滋養物の典型例である。しかしながら、多数の供給者から得られる広範な滋養物
が前述のものに置き換えられ得、前述のものと機能上向等の滋養物が一般に良好
な生長及び抗生物質産生が得られることは発酵技術分野における技術者には明ら
かである。
発酵は一般に接種物を加える前に発酵培地の初期滅菌を行なう。
発酵培地のplは一般に6.5〜8.0に維持され、6.5〜7.5のpHが好
ましい。滅菌前は培地のI)Hは通常6.7に調整する。
発酵はブイヨンに接種物を加えることにより始まる。一般に接種物容量は総ブイ
ヨン量の5%である。接種物は凍結した全ブイヨンの試料を適当な培地に加える
ことにより調整する。抗生物質ES−119および抗生物質Tet、 7の第1
および第2接種段階のために特に好適な培地は、ウシ肉抽出物3g、トリプトン
5g、酵母抽出物5g、セレローズトg1じゃがいも澱粉24g1炭酸カルシウ
ム2gおよび所望により消泡剤AF −11ml (M I 48641 、
ミツドランドのダウ・コーニング社より入手可能なAntifoam B)を含
む。発酵は接種物(通常第2段階の接種物)の一部分(一般には約5容量%)を
適当な培地中に加えることにより実施される。特に好適な培地は1Ω当り:酵母
抽出物5g、NZ−アミンA 5g、可溶性澱粉20g1セレローズlog、
O,QOI M塩化コバルト(II) 1ml、炭酸カルシウム0.4gおよび
所望により界面活性剤(例えば消泡剤AP −1)1mlを含む。接種培地のp
Hは滅菌前に7.5に調整する。発酵の接種段階は通常24〜120時間、好ま
しくは1〜2日必要とし、しくは90時間必要とし、一般には30℃で、撹拌(
例えば300〜350rpm) Lながら例えば3.51) /分の通気流速下
に実施する。
Dactylosporangium vescum ATCC39499抗生
物質7273複合体新種として分類される。
この微生物の培養物はメリーランド州、ロックビルのアメリカンやタイプ拳カル
チャー・コレクション(ATCC)のコレクションの一部をなし、受託番号A
T CC39499を得た。
この微生物はザンビアのカシェ バレー(Kasie Vat Iey)で採集
した土の試料から単離された。該微生物は性状決定され、DaetyIOSpO
rangium属の巨視的および微視的特性並びに全細胞加水分解特性を有する
ことが見出された。
産生菌株の説明:
Dactylosporangium vescum sp、 nov、 AT
CC39499第 X1ll 表
Dactylosporangium vescun+ ATCC39499の
エマージンの寒天培地、酵 豊富な、長い胞子嚢床母抽出物・グルコース寒天
(sporangioles) (直径約培地、酵母抽出物・麦芽抽 2.0
ミクロン)が30℃に出物寒天培地およびベブト て約5日後に水寒天培地上ン
鉄寒天培地上で30℃にて で、細がい(o、5〜o、e ミグ1媒〜21日後
に良好が生長を ロン)植物性菌糸体に沿っ示す。その他のほとんどの で形成
される。胞子置床培地上ではまずまずの生長 は単独でまたは胞子体が観察され
る。トマトペー (sporonphore)上で生成スト働オートミール寒天
培 し、ブイヨン中にはほとん地上で初期的気中菌糸体が ど生成しない。指状
の胞子生成し、ベネットの寒天培 !(直径り、O−1,2ミクロ地上で明るい
黄色の拡散性 ン、長さ4.0〜8.0ミクロ色素を産生ずる。植物性 ン)が
房となって時折り第 Xl[表
Dactylosporangium vescum ATCC39499の巨
視的および微視的特性
巨 視 的 微 視 的
菌糸体色素は通常黄褐色〜 30℃にて水寒天培地上に形黄色〜オレンジ色であ
る。 成される。各胞子嚢は3〜4個の胞子を含む。胞子嚢
を湿らせると口を開いて可
動性の胞子を放出する。゛
各種標準的培地上での微生物Daetylosporangium vescu
mATCC39499の培養特性を第XIV表に示す。第XIV表における微生
物の生長特性の説明では、第7表の項で記載した2つの色呼称を用いる。
各種炭素化合物上での微生物Dactylosporangium vescu
mATCC39499(7)生長は第Xv表ニ示ス。
微生物Dactylosporangium vescumの生理特性は第XV
I表に示す。
Dactylosporangiuml属の他の種とDactylospora
ngiua+ vescumATCC39499との比較を第X■表に示す。
Daet)lIOsporangILIIn属の他の種とDactylospo
rangium vescumATCC39499との比較を第X■表に示す。
微生物Dactylosporanglum vescum ATCC3949
9の全細胞分析により、ヒドロキシジアミノピメル酸が特有な細胞壁アミノ酸で
あり、アラビノースおよびキシロースが特有の全細胞糖であると見出された。
該微生物の生長は酵母−デキストロース寒天培地上で27°〜40℃で起こる。
乏しい生長は約40℃以上で起こり、27°〜35℃にて最適生長である。
第 XIV 表
種々cvgN培地上でのDactylosporangium vescun+
八M :存在へず
DFP:存在;黄茶色
C:g21e、明るいからし様
黄褐色
AM C存在せず
DFP:存在せず
C:g31a、明るいメロン様
黄色
グルコース・アスパラギン寒天培地 G :まずまず(ISP#5) S :水
平
へM :存在せず
DFP:存在せず
C:g3ia、明るいメロン
イエロー
第 XIV 表 (つづき)
AM :存在せず
DFP:存在せず
C:g4]c、<すんだ
AM :存在せず
DFP:存在せず
C:g31e、シナモン色
S :突起、顆粒状
AM :存在せず
DFP:存在せず
C:g4ncS
あずき様オレンジ色
第 XIV 表 (つづき)
S ;突起、ヒダ
AM :存在せず
DFP:存在せず
C:g4ng、明るい茶色
AM :存在せず
DFP:存在せず
C: g41c、 <すんだ
S :突起、顆粒状
AM :存在せず
DFP:存在せず
C:g40C1あずき様
オレンジ色
第 XrV 表 (つづき)
寒天培地 S :突起、ヒダ
AM 二開花、白色
DFP:存在せず
C:g41c、くすんだ
培地(ISP#2) S :突起、ヒダAM :存在せず
DFP:存在せず
C:g3ie、明るいコハク色
(lsP#3) S :水平
AM :存在せず
DFP:存在せず
C:g3ga、メロン様黄色
無機塩・澱粉寒天培地 G :中 位
(ISP#4) S :突起、ヒダ
八M :存在せず
DFP:存在せず
C:g4na、明るい
オレンジ色
第 X■ 表 (つづき)
AM :存在せず
DFP:存在せず
C: g31c 、コハク色
AM :存在せず
DFP:存在せず
C: g41a 、オレンジ色
クエン酸カルシウム寒天培地 G :まずまずS :水平〜突起
八M :存在せず
DFP:存在せず
C:g41a、オレンジ色
AM :存在せず
DFP:存在せず
C:g4ne、行李様黄褐色
第 XIV 表 (つづき)
S :突起
AM :存在せず
DFP:存在せず
C:g4pe、オレンジ様
AM :存在せず
DFP;存在せず
C:g4ps、
オレンジ様さび色
a)30℃にて14〜21日後の観察
b)G−生長;S=表表面外性AM=気中菌糸体;DFP=拡散性色素;及びC
=色
第 Xv 表
Pactylosporangfum vescum ATCC39499の炭
水化物利用1)アドニトール −、不 良
り−アラビノース +、 まずまず
し−アラビノース 廿、 中 位
セリビオース 丑、中 位
デキストリン 廿、中 位
ズルシトール −、不 良
エリスリトール −、 不 良
フルクトース 廿、中 位
ガラクトース 丑、中 位
グルコース 丹、良 好
α−メチル−D−グルコシド −、 不 良グリセロール 丑、中 位
イノシトール −、不 良
イ ヌ リ ン +、 ま ず ま ずラ り ト − ス 廿、 中 位
マルトース 料、良 好
マンニトール 料、良 好
マ ン ノ − ス゛ 丹、 良 好
メリビオース +、まずまず
メ リ ジ ト −ス −、 不 良
第 Xv 表
ラ ム ノ − ス 丑、 中 位
す ボ − ス −、 不 良
サッカロース 丹、良 好
トレハロース 丹、良 好
D−キシロース 丑、中 位
1)リューデマン及びプロトスキーの培地(Antimicrob、 Ag、
Chemoth、 1965)第 XVI 表
Dactylosporangium vescum ATCC39499の生
理学的特性状 験 結 果
50mcg /mlの存在下での生長
ロサラマイシン +
テトラサイクリン +
エベルニリマイシン −
ノボビオシン −
スペクチノマイシン −
第 xvi 表 (つづき)
Dactylosporangium vescum ATCC39499の生
理学的特性馬尿酸塩 十
エスクリン +
第 XVI 表 (つづき)
レフレル血清 −
ドルセットの卵 −
27℃ 丑、中 位
35℃ 世、良 好
40℃ 丑、中 位
り0℃/8時間 士
Na C(l存在下での生長
NaC,Q1% 升、良 好
2% 丑、中 位
3% 丑、中 位
第X■表および第XIV表の結果は+(陽性)および−(陰性)で表す第 ■
表
Dactylosporangium種の比較特性Dactylos殿rang
ium 黄褐色〜黄色〜オレンジ色 豊 富vescum ATCC39499
D、aurantiacum 透明〜オレンジ色 存 在ATCC23491
D、Ioatsuzaklense オ し ン ジ色 観察されずATCC3
1570
D、roseum I囮!4352 オレンジ色〜バラ様赤色 観察されずり、
salmoneum クリーム色〜サーモン色 存 在ATCC31222
ATCC23490
D、varlesporum オレンジ色〜明るい赤茶色 存 在ATCC31
203
D、vianceum ATCC35207ワイン色〜黒たん様茶色 存 在第
X■ 表
微生物 拡散性色素 グリセ ラ ム 3%Na C(10−ル ノース 上で
の生長
り、aurantiacum な し −十 十ATCC23491
D、matsuzakiense 明るい茶色が − 十 −ATCC3157
0かったピンク色
り、roseum な し −−十
IPO14352
D、salmoneum な し + 十 −ATCC31222
D、thailandense 明るいオレンジ − 十 −ATCC2349
0色〜明るい茶色
り、variesporum 赤がかったオレ + −−ATCC31203ン
ジ色
り、vianceu[Il ワイン色〜−+十ATCC35207深赤色
1列に2〜4個の可動性胞子を各々含む指状の胞子量の生成、寒天およびブイヨ
ン上での豊富な胞子置床の生成、細胞壁におけるヒドロキシジアミノピメリン酸
の存在および加水分解全細胞におけるキシロースとアラビノースの存在に基づけ
ば、この微生物はDactylosporangjum属のものであると同定さ
れる。
既に報告されているoocty+osporangiumの種がらり、 ves
umATCC39499を区別する生理学的特性を第X■表に示す。
D、 vescumは、黄褐色〜黄色の植物性菌糸体、豊富で迅速な胞子置床の
生成、黄色の拡散性色素の生成、グリセロールおよびラムノースの利用、3%N
a CO存在下での生長能および新規7−クロロ−4a−ヒドロキシ−8−メト
キシテトラサイクリンの産生という組合せの点において他のいずれのDacty
losporangjum属の種とも異なる。
従ってA T CC39499菌株はり、 vescum (Theimann
、 PaganiおよびBeretta) HoranおよびBr0dSkyS
l)、 nOV、と命名されるDactylosporang1un+の新種で
あると考えられ、この菌株は新種のタイプ菌株である。
バクテリアの命名法(前出)の規則に従うと、D、 vescumはタイプ菌株
であり、その他の株が見出される筈であり、該タイプ菌株はまたタイプ亜種であ
ろう。
微生物の発酵
抗生物質7273複合体は同化性微生物Dactylosporangiumv
escumを約27″〜40℃、好ましくは27″〜35℃の温度にて約6.5
〜8.0のplで水中好気的条件下に水性栄養培地中で撹拌しつつ実質的な抗生
物質活性が培地中に与えられるまで生長させることにより産生される。温度研究
はこの菌が30℃で迅速に生長することを示す。従って発酵は好ま1−<は最初
の24時間も次の24〜96時間も30℃の単一の温度パターンで実施される。
発酵は一般に65〜96時間、好ましくは66時間実施する。最高のイヨンの生
物検定により、24時間ごとに(48時間目に第1回目を行う)培地試料の抗生
物質含Ωを分析することができる。菌体の生長(圧縮した細胞容積) 、pHお
よび溶解した酸素レベルを継続的にまたは連続的に測定することができる。
炭素源、例えば同化できる炭化水素、及び窒素源、例えば同化できる窒素又は蛋
白質材料、を含有するあらゆる適当な滋養培地を用いることができる。
発酵に用いる培地は例えば主な窒素及び炭素源としてNZ−アミンA(カゼイン
の酵素的加水分解産物)及び可溶性澱粉を含有することができる。これらの条件
下で該微生物は、S、 aureus及びE、 Co11に対する2 : 2
: 1 (v/v/v)りopホルム:メタノール: pH3,5酢酸塩緩衝液
での薄層クロマトグラフィープレートの展開後のバイオオートグラフィーにより
決められる少なくとも2種の生物活性化合物を含有する抗生物質7273複合体
を産生ずる。
前述の培地は、抗生物質7273複合体を産生ずるDactylosporan
gjum vescumにより利用される滋養物の典型向である。しかしながら
、多数の供給者から得られる広範な滋養物が前述のものに置き換えられ得、前述
のものと機能上間等のの滋養物が一般に良好な生長及び抗生物質産生が得られる
ことは発酵技術分野における技術者には明らかである。
発酵は一般に接種物を加える前に発酵培地の初期滅菌を行なう。
発酵培地のplは一般に6.5〜8.0に維持され、6.5〜7.5のpHが好
ましい。滅菌前は培地のI)Hは通常6.7に調整し、接種前はplは通常7.
0に調整する。
発酵はブイヨンに接種物を加えることにより始まる。一般に接種物容量は総ブイ
ヨン量の2.5%である。接種物は凍結した全ブイヨンの試料を適当な培地に加
えることにより調製する。
特に好ましい培地はウシ肉抽出物、0.3%;トリプトン、0.5%;セレロー
ズ、0.1%;じゃがいも澱粉、2.4%;酵母抽出物、0.5%及び炭酸カル
シウム0.2%を含有することから成る。
接種物培地のpHは滅菌前に7.5に調整する。発酵の接種工程は通常24〜1
20時間、好ましくは1〜2日必要とし、一般に約30℃で行なわれる撹拌およ
び強制的通気(一般に約3.5 N /分)を発酵中に行う。
実施例 1 抗生物質複合体81−47c7)製aA、接種物の調製
1)初期段階
10個の250m1エルレンマイヤーフラスコに次の発芽培地50m1を用意す
る。:
ウシ肉エキス 3g
ト リ プ ト ン 5 g
酵母エキス 5g
デキストロース 1g
ジャガイモ澱粉 24g
水 道 水 1000m1
発芽培地のplを7.5に調整する。この培地を滅菌し、冷却後A、brunn
ea A T CC39216の予備調製接種物からの凍結した全培地試料2.
5mlを培地に加える。300rpmで絶えず振とうしながら30℃で48時間
インキュベーションする。
2)第2段階
前もってp+iy、5に調整して滅菌した同じ発芽培地500m1を含む20個
の2gエルレンマイヤーフラスコのそれぞれに、第1段階の発芽培地25m1を
移す。300rpmで絶えず振とうしながら30℃で48時間インキュベーショ
ンする。
89発 酵
14Nの発酵槽に次の培地10i)を加える:酵母エキス 5g
カゼイン加水分解物 5g
セレローズ 10g
可溶性澱粉 20g
炭酸カルシウム 4g
塩化コハル) (II) 2.4X10−’g水道水 10100O
培地のpnを6.7に調整し、その後培地を滅菌する。滅菌後、無菌アルカリ性
溶液で培地のpHを7.0に調整する。この発酵培地に5容量%の工程Aの第2
段階接種調製物を接種する。この発酵混合物を0.35 VVMの空気および3
50rpmの振とうにより30℃で約96時間インキュベーションする。
C8単 離
工程Bの全発酵培地のpHを2に調整し、不溶分を消去する。
消液のpHを8.5に調整する。ン戸液3.5gを酢酸エチル3.5gで2回抽
出する。酢酸エチル溶液を合わせ、それらを無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒
をストリッピングにより除去して残留物を得る。乾いた残留物をアセトン35m
1に溶解し、次いで沈殿物が生じるまでエチルエーテル/ヘキサンの1 : 4
(V/V)混合物350m1を加える。この沈殿物を済取し、真空乾燥させて
粗製の抗生物質複合体279+ngを得る。
実施例 2 抗生物質複合体の分離−7−クロロ−実施例ICの粗製抗生物質複
合体100mgを0.02N H(J)10mlに溶解する。得られた溶液を、
セファデックスa −25を濾過ゲル(メディアム;乾燥粒径50〜150 m
m)を含む2.54 cmX63.5cmゲルカラムに吸着させる。(セファデ
ックスG−25はニューシャーシー州 ビス力タウエーのフデーマシア・ファイ
ン・ケミカルズ社から市販されている架橋デキストランである。)このカラムを
約3.0ml/分の流速で0.02N HCgを用いて溶離する。各画分の活性
はディスク拡散検定を用いてS、aureus ATCC209P (1)t(
7,0)およびE、coli ATCC1053B (pH8,0)に対して調
べる。活性画分を薄槽クロマトグラフィープレート上にのせ、クロロホルム/メ
タノール/pH3,5酢酸緩衝液の2 : 2 : 1 (V/V/V)混合溶
剤で展開する。抗生物質成分をS、aureusおよびE、coliの両方に対
してバイオオートグラフィー(微生物学的定量法)で定量する。
所望画分(例えば26〜32)を合わせることにより新規な7−クロロ−8−メ
トキシ−2’−N−メチルテトラサイクリンを得る。プールした画分を凍結乾燥
して淡黄色粉末を得る。その淡黄色粉末を塩化メチレン/ヘキサンの30 :
70 (v/v)混合物を用いて結晶化させて、表工に要約する物理化学的デー
タをもつ表題化合物を黄色の粉末として得る。
実施例 3 抗生物質ES−119の製造25mm試験管に次の発芽培地10m
1を用意する:ウシ肉エキス 3g
トリプトン 5g
酵母エキス 5g
セレローズ 1g
可溶性澱粉 24g
炭酸カルシウム 2g
AP−1消泡剤11m1
水道水 1000ml
100O消泡剤はダウ・コーニング・コーポレーションから市販されているダウ
・コーニング消泡剤B (Dow CorningAntifoam B)であ
る。
発芽培地のpHを7.5に調整する。培地を滅菌し、冷却した後A、brunn
ea var antiblotica A T CC53108またはA、
brunnea var antibiotica ATCC53180の予備
調製接種物からの凍結した全培地試料0.5mlを培地10m1に加える。30
0rpmで絶えず振とうしながら30℃において48時間インキュベーショあら
かじめpHを調整°して滅菌した初期段階の発芽培地500m1を含む2Qエル
レンマイヤーフラスコのそれぞれに、第1段階の発芽培地25m1を移す。30
0rp[Ilで絶えず振とうしながら30℃で48時間インキュベーションする
。
89発 酵
4個の2gエルレンマイヤーフラスコのそれぞれに次の培地500m1を加える
:
酵母エキス 5g
カゼイン加水分解物
(NZ−アミンA) 5g
セレローズ Log
可溶性澱粉 20g
炭酸カルシウム 4g
塩化コバルト(n) 2.4XIO’g(0,001M溶液1m1)
AF−1消泡剤
(必要に応じて) 1ml
水道水 10100O
培地のplを6.7に調製し、次いで培地を滅菌する。滅菌後、無菌アルカリ性
溶液を用いて培地のpHを7.0に調整する。この発酵培地に工程Aの第一段階
(または任意に第2段階)の接種調製物25m1を接種する。この発酵混合物を
OJ5 VVMの空気および300rpmの振とうにより30℃で約96時間イ
ンキュベーション程Bの全発酵培地のpHを硫酸で2に調整し、遠心により不溶
性菌糸体を除く。pt(2の上清2gを水−飽和n−ブタノール2gで2回抽出
する。n−ブタノール溶液を合わせ、40℃で真空ストリッピングを行うことに
より溶媒を除いて残留物を得る。
この残留物を水18m1に溶解し、そして抗生物質ES−119の水溶液を0.
22ミクロンフィルターに通す。
D、単 11iI(大規模)
工程Bの全培地のpHを2に調整して、不溶分を消去する一戸液のpHを7に調
整し、XAD−16樹脂(ペンシルバニア州フィラデルフィアのローム&)1−
ス社から市販されている中性ポリスチレン樹脂) 450m1を含む7.62c
+n (内径) X45.72 crn(高さ)のクロマトグラフィーカラムに
かける。それぞれ3床容量(1350ml)の次の溶剤:メタノール/水の1:
20.1:3.1:1.3 : 1 (V/V)混合溶剤、次に純粋なメタノー
ル、その後メタノール10.02NHCΩの500: 1 (Vハ)混合溶剤を
用いて順次溶離する。
当な画分を合わせ、溶剤を真空除去して粗製の抗生物質ES−119を得る。
実施例3(C)からのか液を、マイクロボンダバックC−18(μBondap
ak C−18; 01701 7サチユーセツツ州 フラミンガムのウォータ
ーズ・アソシエーツ社から市販されているシリカ指示体に結合された18炭素鎖
)を含む0.78 X30cmHPLCカラムに入れる。100%緩衝液A(メ
タノール/水10.2Mリン酸塩−リン酸緩衝液pH2,5の30 : 60
: 10(v/v/v)混合溶剤)から100%緩衝液B〔メタノール/アセト
ニトリル/水/ 0.2Mリン酸塩−リン酸緩衝液pH2,5(7)50 :
20 : 20 : 10(v/v/v/v)混合溶剤〕までの15分にわたる
直線状勾配から成る移動層を3.50111/分の流速で使用する。実施例3(
C)からの滑液を処理するのに13回のHPLC法を必要とし、該HPLC法に
おいて20秒毎に画分をグラム陰性菌(例えばE、eoli)およびグラム陽性
菌(例えばB、5ubti 1is)に対してディスク試験を行うことにより調
べる。E、colll:対して活性を示す両分をプールし、溶剤蒸発させて固体
球音物を得る。HPLC法を繰り返して、表■に示す物理化学的データをもつ純
粋な7−クロロ−8−メトキシテトラサイクリンをXAD−18樹脂カラムから
得られたメタノール/ 0,02 NHCρの500 : 1 (V/V)溶出
液350mgを0.02N HCfIloomlに溶解して濾過する。0.02
N HC,Q中にスラリー化したセファデックスG −25500gを含む7.
62 cm (内径) X7B、2c+n(高さ)のガラス製クロマトグラフィ
ーカラムに滑液を入れる。
このカラムを0.02N HCNで溶離する。溶出液の抗生物質活性は、グラム
陰性菌に対するディスク試験により調べる。グラム陰性菌に対して活性を示す画
分を合わせ、それらを凍結乾燥して表■に示す物理化学的データをもつ7−タロ
ロー8−メトキシテトラサイクリンを固体として得る。
実施例 5 抗生物質ES−119および抗生物質Tet、7の抗生物質ES−
119および抗生物質Tet、7の大規模精製のために以下の方法を使用する。
300m1エルレンマイヤー振とうフラスコ中の実施例3(A)(1)の滅菌済
み発芽培地(pH7,5) 70m1に、を5容量%加える。300rpmで絶
えず振とうしながら30℃で48時間インキュベーションする。
2)第2段階
本実施例の第1段階で使用した滅菌済み発芽培地500m1を含む2gエルレン
マイヤー振とうフラスコに、第1段階の接種物25m1を加える。第1段階にお
いて示した条件下でインキュベー14ff発光槽中の実施例3(B)の滅菌済み
発酵培地(pH7,0)に第2段階の接種物を5容量%加える。この発酵混合物
を35Orpmの振とうおよび3.5N /分の空気流量(溶存酸素を監視する
)で30℃において90時間インキユーベーションする。インキュベーションの
前および後、発酵および収穫の間にサンプルをぬき取る。pH1増殖゛(細胞の
充填容ff1) 、純度および炭水化物利用性についてサンプルを検査する。
S、aures AT CC209P(pH8,0)およびE、 colt 0
LA290R5(pH8,0)を播種した寒天平板上のベーパーディスク(浜紙
円板)を用いて全培地を検定することにより、発酵状況を調べる。また、TLC
プレートによるクロマトグラフィー後にバイオオートグラフィーでサンプルを検
査する。全培地分析に基づくと、抗生物質ES−119および抗生物質Tet、
7は両方とも90時間の発酵で最大に達する比較可能な活性を有する。抗生物質
ES−119は約10口g/flの7−クロロ−8−メトキシテトラサイクリン
および15mg/Ωの7−クロロ−8−メトキシ−2′−N−メチルテトラサイ
クリンを含む。抗生物質Tet、7は抗生物質ES−119に含まれる全よりも
やや少ない7−クロロ−8−メトキシテトラサイクリンを含む。有意量の7−ク
ロロ−8−メトキシ−2′−N−メチルテトラサイクリンは抗生物質Tet。
7の既知サンプルに対するT4.Cによって検出されなかった(例えば約1%未
満)。
D、単 離
本実施例の工程Cからの全培地(60g)のpHを4.5に調整して濾過する。
XAD−4樹脂6Ωを含む121.92cm (高さ)X12.7cm (内径
)のクロマトグラフィーに滑液を通す。メタノール/水の1 : 3 (v/v
)および1 : 1 (v/v)混合溶剤、およびべろ。生物学的活性をもつ画
分を合わせ、蒸発させて固体残留物を得る。その残留物を蒸留水に再溶解し、凍
結乾燥させて固体を得る。
この固体を水中においてEDTAで処理し、水相をpH6,5で塩化メチレンに
より抽出する。有機溶剤を蒸発させて固体を得る。その固体をセファデックスG
−25カラムに吸着させ、0.02N HCfiで溶離する。活性画分を合わせ
る。
300 mlエルレンマイヤーフラスコに次の発芽培地70m1を用意する。:
ウシ肉エキス 3g
トリプトン 5g
酵母エキス 5g
セレローズ 1g
ジャガイモ澱粉 24g
炭酸カルシウム 2g
水 道 水 1000+nI
AF−1消泡剤 1m1
発芽培地のpHを7.5に調製する。培地を滅菌し、冷却した後各フラスコ培地
に予備調製接種物からの微生物り、 vescumA T T C39499の
凍結全培地試料3.5 mlを加える。 300 rpmで絶えず振とうしなが
ら30℃で48時間インキュベーションする。
2)第2段階
あらかじめpHn製して滅菌した同一の発芽培地500m1を含む20個の2g
エルレンマイヤーフラスコのそれぞれに、第1段階の発芽培地25m1を移す。
300rpmで絶えず振とうしながら30℃で48時間インキュベーションする
。
81発 酵
14g発酵槽に次の培地11gを加える:酵母エキス 5g
カゼイン加水分解物 5g
セレローズ 10g:
可溶性澱粉 20g
炭酸カルシウム 4g
塩化コバルト(II) (10’M)
m1
AP−1消泡剤 1m1
MgCf12” 6H200,5g
水 道 水 10100O
培地のplを667に調整し、次いで培地を滅菌する。滅菌後培地のpHを無菌
アルカリ性水溶液で7.0に調整する。この発酵培地に5容世%の工程Aの第2
段階接種調製物を接種する。この発酵混合物をOJ5VVM (3,5N /分
)の空気流量および350rpHの振とうにより30℃で約66時間インキュベ
ージジンする。
C1単 離
工程Bの全発酵培地のplを6NH2S04で4に調製する。
全培地8ONを等容量の酢酸エチルで4回抽出する。酢酸エチル溶液を合わせ、
それらを無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒をストリッピングにより除いて残留
物を得る。この残留物をアセトン500m1に溶解し、沈殿物が生じるまでエチ
ルエーテル/ヘキサンの1 : 4 (v/v)混合物56gを加える。沈殿物
を消散し、真空乾燥させて抗生物質7273複合体を得る。
実施例7 抗生物質7273複合体の分離−07−クロロ−4a−ヒドロキシ−
8−メトキシテトラサイクリンの単離
H20100mlに実施例6Cからの粗製抗生物質7273複合体12.5gを
懸濁し、そのpl[を5%HCgで1.5に調整して濾過する。濾液にエチレン
ジアミン四酢酸10g−を加え、滑液のpHを濃水酸化アンモニウムで6.0に
調整する。得られた水相を等容量の塩化メチレンで4回抽出する。有機相を分離
し、合わせて無水硫酸ナトリウムで乾燥する。塩化メチレンを除いて精製された
抗生物質7273複合体3.9gを得る。セファデックスc −252濾過ゲル
(メディアム;乾燥粒径50〜150μm) 300 mlを含む7゜82cm
(内径) +101.Et cm (高さ)のクロマトグラフィーカラムに、
0.’02N H(J) 30m1中の精製複合体3.9gの溶液を吸着させる
。0.02N MCIを用いて約1ml/分の流速でカラムを溶離する。ディス
ク拡散検定を使ってs、 aureus AT CC209P(pH8,0)お
よびE、 colt ATCC1053B(pH8,0)に対する各画分(10
ml)の活性を調べる。活性画分を薄層クロマトグラフィープレート上にのせ、
クロロホルム/メタノール/酢酸緩衝液pI(3,5の2 : 2 : 1 (
v/v/v)混合溶剤で展開する。抗生物質成分はS、 aureusおよびE
、 collに対するバイオオートグラフィーで検出する。
所望画分を合わせて凍結乾燥するとにより、表■に示す物理化学的データをもつ
新規な7−クロロ−4a−ヒドロキシ−8−メトキシテトラサイクリンが黄色の
粉末として得られる。
バイアル当たり:無菌粉末としての7−クロロ−8−メトキシテトラサイクリン
、7−クロロ−4a−ヒドロキシ−8−メトキシテトラサイクリンまたは7−ク
ロロ−8−メトキシ−2’−N−メチルテトラサイクリン(以後“薬物”と称す
)。
単位用量は100 mg、 200 +ag、 500 ll1g、 1 gお
よび2gでありうる。用時調製のために注射用滅菌水(UPS)または注射用静
菌水(UPS)を加える。
1 薬物 100 200
2 乳糖 122 244
3 トウモロコシ澱粉(乾燥) 25.5 51250mg 500 mg
方 法
成分1.2および3を適当なミキサーで10〜15分混合する。
成分4を加えて1〜3分混合する。この混合物を適当な大きさの上下2つめ部分
から成る硬質ゼラチンカプセルに充填する。
実施例 10
1 薬物 125 250
2 乳糖 93.25 187.5
3 トウモロコシ澱粉 510
(10%ペーストとして)
4 トウモロコシ澱粉(乾燥)2550250mg 500 mg
方 法
成分1および2および成分4の一部を適当なミキサーで10〜15分混合する。
この混合物を成分3で顆粒状にする。必要に応じて湿った顆粒を目の荒い篩(例
えば0.6〜0.65 cm、または1/4インチ)にかけ、湿った顆粒を乾か
す。乾いた顆粒を適当な微粉砕機を使って粉砕する。適当なブレングー中の乾燥
顆粒に成分5および成分4の残りを加える。5〜10分混合する。
この混合物を回転打錠機で所望の形状および大きさの錠剤に圧縮する。錠剤は標
準コーティング法を用いて被包してもよい。
実施例 11
局所製剤
!−号えl 玉乙呈
1 薬物 25
2 エチルアルコール 400
3 ヒドロキシプロピルセルロース 154 ポリエチレングリコール 560
万−一抹
成分1.2および4を適当なミキサーで混合する。激しく攪拌しながら成分3を
加える。均一になるまで撹拌を続ける。
実施例 12
用時調製用の経口粉末剤(I)
バートA(粉末剤)
番号 成分 頚71−
1 薬物 46.3
2 風味剤 400
3 着色剤 十分量
4 防腐剤 十分量
5 緩衝剤 十分量
6 砂 糖 十分量
全量 1.0g
成分1.2.3.4および5を完全に混合する。成分6を加パートB(用時調製
)
上記粉末剤54gを適当な容器に入れ、水を加えて100 mlとする。水の添
加後十分にかきまぜる。そのとき各5m1(茶さじ1杯)は125 mgに等し
い薬物を含むようになるだろう。
1 薬 物 416.7
2 風味剤 十分量
3 着色剤 十分量
4 防腐剤 十分量
5 緩衝剤 28.3
6 サッカリン 十分量
成分1. 2. 3.4. 5. 6および7を均一になるまで十分に混合する
。
パー)B(用時調製)
上記粉末剤6.0gを適当な容器に入れ、水を加えて100 mlとする。均一
になるまで十分にかきまぜる。そのとき各5mlは125 mgに等しい薬物を
含むようになるだろう。
実施例 14
1 薬 物 25.0
2 甘味料 十分量
3 風 味 剤 十分量
4 着 色 剤 十分量
5 植物油 十分量
全量 1.Og
適当な容器に必要とされる成分5の9096を入れる。成分1゜2.3および4
を加えて十分混合する。成分5の残りを加えて最終容量とする。
1 薬物 125.0
2 ウイテブゾル(Witepsol) H−151868成分2を溶融し、成
分1と均一になるまで混合する。型の中に注入して冷蔵庫内で固まらせる。圧側
を型から取り出す。
透過厚(%)
国際調査報告
国際調査報告
Claims (18)
- 1.式I: ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、Rは水素原子またはヒドロキシ基であり、R1は水素原子またはメチル 基である、但しRおよびR1の少なくとも一方は水素原子である〕で表される化 合物、およびその薬学的に受容される塩。
- 2.7−クロロ−8−メトキシテトラサイクリン、7−クロロ−4a−ヒドロキ シ−8−メトキシテトラサイクリン、および7−クロロ−8−メトキシ−2′− N−メチルテトラサイクリン。
- 3.抗生物質作用上有効な量の請求の範囲第1項または第2項記載の化合物また はその塩、および薬学的に受容される担体または希釈剤を含有する医薬組成物。
- 4.非経口または局所投与に適する請求の範囲第3項記載の医薬組成物。
- 5.経口投与に適する請求の範囲第3項記載の医薬組成物。
- 6.抗生物質作用上有効な量の請求の範囲第1項または第2項記載の化合物また はその塩もしくはその医薬組成物を感染症にかかった宿主に投与することから成 る、宿主内で抗生物質作用を誘起する方法。
- 7.同化可能な窒素源および炭素源を含む水性培地中で好気的条件下に発酵させ たとき、回収可能な量で7−クロロ−8−メトキシ−2′−N−メチルテトラサ イクリンを含む抗生物質複合体81−47を産生することができるアクチノマデ ュラブルネア(Actinomadura brunnea)種の微生物の生物 学的に純粋な培養物。
- 8.アクチノマデュラ ブルネア種の微生物を同化可能な窒素源および炭素源を 含むpHおよび温度を制御した水性栄養培地中で好気的条件下に、実質的な抗生 物質活性をもつ物質が産生されるまで培養することにより製造された、7−クロ ロ−8−メトキシ−2′−N−メチルテトラサイクリンを含む抗生物質複合体8 1−47。
- 9.同化可能な窒素源および炭素源を含む水性培地中で好気的条件下に発酵させ たとき、回収可能な量で7−クロロ−8−メトキシテトラサイクリンおよびその 2′−N−メチル誘導体から成る抗生物質ES−119を産生することができる ATCC53108の同定特性をもつ微生物アクチノマデュラブルネアバルアン チバイオティカバルノブ(Actinomadura burunnea va r antibiotica var nov.)の生物学的に純粋な培養物。
- 10.ATCC53108の同定特性をもつアクチノマデュラブルネアバルアン チバイオティカバルノブの菌株を同化可能な窒素源および炭素源を含むpH−お よび温度−制御水性−栄養培地中で好気的条件下に、実質的な抗生物質活性をも つ物質が産生されるまで培養することにより製造された抗生物質ES−119。
- 11.同化可能な窒素源および炭素源を含む水性培地中で好気的条件下に発酵さ せたとき、回収可能な量で7−クロロ−8−メトキシテトラサイクリンを含むが 実質的に7−クロロ−8−メトキシ−2′−N−メチルテトラサイクリンを含ま ない抗生物質Tet.7を産生することができるATCC53180の同定特性 をもつ微生物アクチノマデュラブルネアバルアンチバイオティカバルノブ(Ac tinomadura brunneavar antibiotia var nov.)の生物学的に純粋な培養物。
- 12.ATCC53180の同定特定をもつアクチノマデュラブル不アバルアン チバイオティカバルノブの菌株を同化可能な窒素源および炭素源を含むpH−お よび温度−制御水性栄養培地中で好気的条件下に、実質的な抗生物質活性をもち 且つ7−クロロ−8−メトキシテトラサイクリンを含むが実質的に7−クロロ− 8−メトキシ−2′−N−メチルテトラサイクリンを含まない物質が産生される まで培養することにより製造された抗生物質Tet.7。
- 13.同化可能な窒素源および炭素源を含む水性培地中で好気的条件下に発酵さ せたとき、回収可能な量で抗生物質7273複合体を産生することができるダク チロスポランギウムベスクム(Dactylosporagium vescu m)種の微生物の生物学的に純粋な培養物。
- 14.ダクチロスポランギウムベスクム種の微生物を同化可能な窒素源および炭 素源を含むpH−および温度−制御水性栄養培地中で好気的条件下に、実質的な 抗生物質活性をもつ物質が産生されるまで培養することにより製造された抗生物 質7273複合体。
- 15.アクチノマデュラプルネア種の微生物を同化可能な窒素源および炭素源を 含むpH−および温度−制御水性栄養培地中で好気的条件下に、実質的な抗生物 質活性をもつ物質が産生されるまで培養することから成る抗生物質複合体81− 47の製法。
- 16.ATCC53108の同定特性をもつアクチノマデュラブル不アバルアン チバイオティカバルノブの菌株を同化可能な窒素源および炭素源を含むpH−お よび温度−制御水性栄養培地中で好気的条件下に、実質的な抗生物質活性をもつ 物質が産生されるまで培養することから成る抗生物質ES−119の製法。
- 17.ATCC53180の同定特性をもつアクチノマデュラブルネアバルアン チパイオティカバルノブの菌株を同化可能な窒素源および炭素源を含むpH−お よび温度−制御水性栄養培地中で好気的条件下に、実質的な抗生物質活性をもち 且つ7−クロロ−8−メトキシテトラサイクリンを含むが実質的に7−クロロ− 8−メトキシ−2′−N−メチルテトラサイクリンを含まない物質が産生される まで培養することから成る抗生物質Tet.7の製法。
- 18.ダクチロスポランギウムベスクム種の微生物を同化可能な窒素源および炭 素源を含むpH−および温度−制御水性栄養培地中で好気的条件下に、実質的な 抗生物質活性をもつ物質が産生されるまで培養することから成る抗生物質727 3複合体の製造方法。
Applications Claiming Priority (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US76374085A | 1985-08-08 | 1985-08-08 | |
US763740 | 1985-08-08 | ||
US763742 | 1985-08-08 | ||
US764275 | 1985-08-09 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63500660A true JPS63500660A (ja) | 1988-03-10 |
Family
ID=25068694
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP50433486A Pending JPS63500660A (ja) | 1985-08-08 | 1986-08-06 | テトラサイクリン系抗生物質、その製造、それを含有する抗生物質組成物、及びその製造に有用な微生物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63500660A (ja) |
-
1986
- 1986-08-06 JP JP50433486A patent/JPS63500660A/ja active Pending
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