JPS63500270A - ギタ−等の楽器用接触マイクロホン - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ギター等の楽器用接触マイクロホン 本発明は、ギター等の楽器であって、駒の上に弦が伸長されていて、特に弦が引 張られている例えば、ギター、バンジョー及びマンドリンのような楽器に使用す る接触マイクロホンに関する。

楽器に対して接触マイクロホンを使用することは、前から知られているが、良品 質の通常のマイクロホンに比較すると音質について多くの欠点をもっていた。ま た、演奏者が楽器を操作し、また演奏者の指が弦の上を移動するときの雑音が、 しばしば、所望の音響に著しくじゃまになることがあるため、楽器の演奏が極め てむずかしくなる。それにもかかわらず、接触マイクロホンは、支持台等を備え る個別のマイクロホンと比較して、便利さの点から一般に使用されている。

本発明は、まえに述べた問題を含む接触マイクロホン装置に対処して、通常の（ 非接触）マイクロホンよりも実際にすぐれている接触マイクロホンを提供するこ とを目的とした。

本発明は、ギター又は類似の楽器に使用するための接触マイクロホンであって、 楽器の駒と胴との間に配置されるようになっている重合体圧電気材料のシートを 備え、また電極領域が設けてあって所定の振動モードによる前記シートの変形に よってその中に誘起される電圧は感知するが、他の振動モードは感知しないよう になっている接触マイクロホンを提供する。

必要な感度は、圧電気材料で、楽器の弦と方向を合わせる顕著な車軸特性をもつ ものを使用することにより、電極領域の成形、又は電極と圧電気材料の両方の成 形によって実現できる。

本発明は、必要とされる忠実麿に従って、別個に、又は同時に使用できる２つの 型式の実施例を提供する。第１の型式のものは、楽器の駒に取付けて弦に垂直な 振動に対応して出力を生じるが、弦の軸方向の振動に対しては出力を生じないよ うになっている。第２の型式のものは、楽器のサドル・プレートに取付けて、胴 の共振に関係する低周波数を再生する出力を生じる。

本発明の実施例を、単なる例として、添付図面を参照して以下に説明する。

第１図は、第１型式の実施例のマイクロホンを示す図であり、 第２図はギターの駒に取付けた第１図のマイクロホンの側面図であり、 第３図は、ギターのサドル・プレート上の位置に置かれた第２図の組立て品を示 す斜視図であり、また、第４図は、ギターのサドル・プレートに取付けた第２型 式のマイクロホンを示す平面図である。

第１図において、マイクロホンは、重合体圧電気材料で、好ましいのは、ポリフ ッ化ビニリデン（ＰＶ［）Ｆ）を使用し成形されたシート１０を備える。以下に 詳細説明するように、シート１０はＡ−Ａ方向に圧’１５作用の軸をもつ単軸Ｐ ＶＤＦが最も適当しているので、これを使用するとき前記の軸をギターの弦の方 向に合わせる。

電極パターン１２は、適当な銀インキによってシート１０上に印刷されたもので 、この％ｆｔｉｆｔ−ン１２は中心の棒状部分１２ａと各弦位置において対向し て延びて先端を切りつめた三角状部分１２ｂとからなる。シート１０の背面は、 連続して金属化された導電接地板で覆われており、また、導体（図示してない） が電極パターン１２と接地板との間に接続されて、これが出力信号を供給する。

第１図に示した組立体は、第２図に示したように駒１４を囲んで覆っており、こ れがギターのサドル・プレート１６（第３図）の通常のスロット内に挿入される 。

別の方法としては、成形導体１２を駒１４に隣接して配置して接地板を外側に取 付けておくか、又は連続する接地板を同一形状の他の導体に取替えて、導体１２ として配置する。

この実施例の特定の例について、さらに特異性を説明する。

基Ｔａ薄膜は、フッ化ビニリデン単独重合体で薄膜階級樹脂（（ベンウォルト会 社（Ｐｅｎｎｗａｌｔ　Ｃｏｒｐｏｒａｔｉｏｎ）のにＹＮＡＲ（商品名）９８ １６−３０＞）の溶融射出成形によって製作される。この基ＦＩａ薄膜は単軸伸 長方向に伸長比４：１から５＝１の範囲で伸長されて厚さ約２８ミクロンをもつ 薄膜が製作される。この厚さはこれ以上薄くならない限界ではないが、この使用 に対しては好適である。

この薄膜は、周知の方法で、圧力的２１　Ｋ９７ａｎ２（３００ｐｓｉ）、ｍ度 約６５℃、及ヒ電圧１５−１８ＫＶ！、：さらされて、薄膜が電気的に成極（有 極化）される。温度を１０分間、６５℃に保持したのち、薄膜を１８−２０分間 、２℃／分の割合で冷却する。この冷却期間の終りには、電圧をゼロまで減少さ せて、薄膜を取出し、圧力的２４．６−２８．１２に！Ｉ／ａｎ２（３５０−４ ００ｐｓｉ）、温度４０−６０℃のもとて安定化させる。

有極化された薄膜は、その後、銀インキを用いて、簿膜の片側に第１図に示した 型式の多重パターンをシルクスクリーン塗装によって電極を形成し、つぎに薄膜 の他の側に、この塗装処理を繰返して、薄膜の対向する側に対応して位置合せさ れた銀インキのパターンを形成する。

リード線を薄膜の各側の電極パターンに取付け、また、両側被覆された粘着性プ ラスチック・フィルムを薄膜の電気的圧の側に取付ける。この薄膜は、電極パタ ーン上で打抜き切断されて、はぼ駒の長さで、幅は両側と取付けられる駒の底と の全体の幅にほぼ等しいトランスジューサを提供する。

露出された粘着性の面を接触させて、薄膜トランスジューサを駒の１個に固定し 、また、駒をサドル・プレート内のスロットに固定したのち、このピックアップ は、通常の組立てと同様に、リード線によって電源と増幅器に接続される。

駒１４は、少くとも、最も厚い絃の厚さより３分の１以上厚いことが好ましく、 またその駒を通過する最も厚い絃よりも厚いものが好ましい。これを設計上の主 要利点の一つとすることが望ましい。絃と一致してサドル・プレートが前後に直 接弯曲しても、駒の片側の引張りは他の側の圧縮によって打消されるので、はと んど、まったく出力信号を生じないからである。同様に、楽器の操作雑音の多く は駒の弯曲となるが、これも打消されることがわかる。ただ、上面板のピストン 運ａ（弦に対する横方向の運動）を生じる操作雑音だけが出力を生じるが、これ は既知の接触マイクロホン、又は、セラミック・ピックアップによって拾い上げ られる雑音のほんの小さなパーセンテージにすぎない。

第１図から第３因までに示した型式のピックアップは絃と胴との間に配置される ものであり、またその運動は、固有の駒材料によって定まるので、このピックア ップは絃と胴の運動の差の出力を生じる。これは胴の構造物によって定まる出力 を生じることになるので、３１４ｍ造物から生じる音質を忠実に再現する。

しかしながら、駒がときどき、胴共振の節点に配置される事実から生じる、いく らかの非忠実度が生じる。これは、いままでに述べたマイクロホンが極めて高い 忠実度と透明度を生じるが、低い周波数では出力に誤差を生じることを意味する 。多数の音楽家に対しては、これは重要ではないが、特に高い忠実度を望む音楽 家のためには、第２のピックアップが使用される。これを第４図に示した。ギタ ーのサドル・プレート（第３図のサドルプレート１６のような）が、それとギタ ーの胴との間に単軸ＰＶＤＦの比較的大きなシートを固定している。このシート は、まえに詳細説明した材料と同一の材料が適当しており、また、その感度軸は 絃の方向と一致させる。

Ａ又はＢの位置に穴を設けて絃を通過させるが、図示し取付けることを可能とし ている。１ｍパターン２２は、シート２０の最上面に印刷されて、センサ電極と して作用し、また、その背面には全部の面にわたって導電接地板が設けである。

シートを通る穴２４は、全体にめっきがしてあって、これらの点で導電パターン ２２と接地板との間の電気的相互接続を行う。これは導電パターンの領域が直列 に接続された個別のピックアップとして動作するという効果をもつ。

第４図に示したように、適当なパターン２２は、絃に横方向の４本の帯状部分と 印刷された導体とからなる。

これらの帯状部分で適当なものは、それぞれ幅が８．５順で、間隔３ｘｍのもの である。

シート２０の両側に連続して金属化した導電帰を設けることは可能である。しか しながら、そのようなトランスジューサは極めて大きなキャパシタンスを持つこ とになるので、前述したパターンはキャパシタンスを減少させるしまた第１図か ら第３因までに示した駒ピックアップのインピーダンスに類似のインピーダンス を示すので好適である。

シート２０は駒の下方の圧縮及び絃方向への伸長による信号を生じ、その感度は 、節点の振動によって生じる長さの変化と駒からの圧縮信号とのほぼ中間にある 。また、駒の音響インピーダンスは胴のどんな類似な領域よりも高いので、信号 は、大部分、ギター胴の実際の運動よりも、むしろ負荷によって定められ、従っ て、操作による出力は、比較的低い。

第４図に示したピックアップは、単独で使用することができるが大きな質量によ る過渡状態の減衰がじゃまになって、第１因から第３図に示したピックアップよ りも適応性がすくない。しかしながら、両方を同時に使用するときは、駒ピック アップが過渡状態情報及び主要高調波情報を供給し、また、第２ピツクアツプが 楽器に実際に存在する低周波数情報を供給する。このようにして、駒ピックアッ プ単独では、これら低周波数が実際に存在することだけを欠くので、第２ピツク アツプは、古典的ギターの増幅及び記録、又は記録用単独演奏のようなもつとも 際どい適用を除いたすべてに対しては、無しですますことができる。記録用の大 部分のグループ演奏又はステージ演奏には、多分必要としないと思われる。

２つのピックアップを組合せることによって、あらゆる実際的な観測手段を用い ても増幅しないギターと同一の音で、しかも高い音を生じることができる（もち ろん、増幅及び拡声の装置は最高品質のものと仮定）。

特にギターについていままで説明したが、本発明は、スロット内に駒を取付番プ た他の弦楽器に使用することができる。

国際調査報告 ＡＮＮＥＸ　Ｔｏ　ＴＨＥ　ＩＮＴＥＲ，ＮＡＴ？０ＮＡＬ　５ＥＡＲＣ！（Ｒ ＥＦＯＲＴ　ＯＮ

Claims (9)

【特許請求の範囲】
1. １．ギター又は類似の楽器に使用する接触マイクロホンであつて、楽器の駒と胴 との間に挿入されるようになつている重合体圧電気材料からなるシートを備え、 当該シートにはその上に電極領域を設けて、所定の振動モードによつておこるシ ートの変形によつてシート中に誘起される電気エネルギを感知するが、他の振動 モードには感知しないようになつてる接触マイクロホン。
2. ２．請求の範囲第１項において、前記シートを単軸方向性の材料で構成し、使用 時には、その軸方向を楽器の絃の方向と一致させる接触マイクロホン。
3. ３．請求の範囲第２項におい、前記シートは圧電気作用を改善するために方向性 を必要とするため、ビニリデン樹脂からつくつたフツ化ポリビニリデンで構成さ れる接触マイクロホン。
4. ４．請求の範囲第３項において、前記シートがフツ化ビニリデンの単独重合体を 溶融射出成形したのち、一方向に伸長し、電気的に成極させて製作する接触マイ クロホン。
5. ５．請求の範囲第１項において、前記シートは、楽器の駒の底及び両側に固定さ れるようになつており、また、シートの少くとも一面上の電極領域には、前記底 と楽器のサドル・プレートとの間に位置が定められる中心導電部分と、当該中心 部分からそれぞれどちらかの側に延びて、各絃と方向が一致するようになつてる 複数個の部分とを備える、接触マイクロホン。
6. ６．請求の範囲第５項において、前記側路延長部分のそれぞれが、頭を切りつめ た三角の形状になつている接触マイクロホン。
7. ７．請求の範囲第１項において、前記シートが楽器のサドル・プレートと胴との 間に配置されるような形状と寸法になつている接触マイクロホン。
8. ８．請求の範囲第７項において、前記電極には、シートの一面上の連続した接地 板と反対面上で絃接続に対し横方向の複数個の帯状部分であつて直列接続された ものとを備える接触マイクロホン。
9. ９．請求の範囲第８項において、帯状部分間の接続が電気的に前記接地板にも接 続されている接触マイクロホン。