JPS6349287Y2 - - Google Patents

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JPS6349287Y2
JPS6349287Y2 JP12192282U JP12192282U JPS6349287Y2 JP S6349287 Y2 JPS6349287 Y2 JP S6349287Y2 JP 12192282 U JP12192282 U JP 12192282U JP 12192282 U JP12192282 U JP 12192282U JP S6349287 Y2 JPS6349287 Y2 JP S6349287Y2
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JP
Japan
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sludge
water
pipe
gravity
column forming
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JP12192282U
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JPS5927805U (ja
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  • Treatment Of Sludge (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は汚泥脱水装置に係り、特に重力水柱の
サイホン作用を利用して汚泥中の水分をろ過除去
できるようにした汚泥脱水装置に関する。
一般に浄水場から排出され上水汚泥中には90%
上の水分がまれているところから、汚泥処理の前
に上水汚泥を脱水槽内に導き、ろ過器を使つて水
分を脱水処理し、上水汚泥の含水率を低下させる
ようにしている。汚泥中の水分を除去するために
従来は遠心脱水機あるいはベルト型重力脱水機も
しくは真空脱水機あるいはろ過濃縮装置などを使
つて脱水することが知られている。しかしながら
遠心脱水機を使用したものは騒音振動などの発生
を伴うし運動に際しては多大な電力を消費する等
の問題があり、またベルト型重力式脱水機は汚泥
の自然重力を利用して省電力化を図つてはいるも
のの脱水に長時間を要しまた高濃度に汚泥を脱水
濃縮することが困難であつた。また真空脱水機は
真空ポンプを使用して脱水するために真空ポンプ
の動力費が嵩んだ。さらにろ過濃縮装置は毛細管
作用を利用を利用しているので重力費を低減し、
維持管理も比較的容易であるという利点を有する
反面汚泥中の水分をろ過板の毛細管作用によつて
吸引排出するために脱水速度が遅いという欠点が
あつた。
本考案の目的は上述した従来の装置が有する欠
点を克服し省動力化で維持管理が容易であつてし
かも期待すべき充分な脱水処理能力を有する汚泥
脱水装置を提供することにある。
しかして上記目的を達成するために本考案によ
る汚泥脱水装置は、少なくとも汚泥と接する側の
一面をろ布網で構成したろ過室を脱水槽内に設け
るとともに、管軸をほぼ鉛直方向に向けた重力水
柱形成管の途中を上記ろ過室に連通接続し、上記
重力水柱形成管の上端には給水弁を介して給水管
を接続する一方、重力水柱形成管の下端には排水
弁を介して排水管を接続し重力水柱形成管のサイ
ホン作用を利用して汚泥中の水分をろ過室を経由
して排出するようにしたものである。
以下本考案による汚泥脱水装置の実施例を図面
を参照して説明する。
第1図において、符号1は脱水槽を示し、この
脱水槽1は内部に汚泥室2を有し、汚泥室2は、
正面板3、皆面板4および一対の側板5,6によ
つて形成された横断面が矩形状の室である。上記
側板5,6はその下方部がそれぞれ内側にくの字
状に折曲され、汚泥室2の下部が先細り状となつ
ており、その終端には底板7が設けられている。
なお、汚泥室2の上方部は開口8となつており、
この開口8を通して汚泥を汚泥室2内へ装入でき
るようになつている。
しかして、上記汚泥室2内には、内側を中空と
した矩形盤状のろ過器10が懸架されており、こ
のろ過器10は、輪郭部が矩形状に枠組みされた
フレーム枠11の両側にろ布網12,13を張設
したものであり、ろ布網12,13の間にろ過室
14が形成されている。
上記ろ過器10の上部には重力水柱形成管15
の途中が接続されている。この重力水柱形成管1
5は、管軸を鉛直線に沿つて配置した直管16と
この中ほどより分岐した接続管17とから構成さ
れている。上記直管16の上端には給水弁18を
介して給水管19が接続される一方、上記直管1
6の下端には排水弁20を介して排水管21が接
続されている。
次にこのように構成された汚泥脱水装置の脱水
作用を説明すると、脱水槽1内に脱水すべき汚泥
を装入したのち、先ず排水弁20を閉じると共に
給水弁18を開き、重力水柱形成管15内を水で
満たす。次いで給水弁18を閉じると共に排水弁
20を開く。すると、重力水柱形成管15内の水
は重力の作用下で流下し、その結果、重力水柱形
成管15内が減圧されるので、脱水槽1内の汚泥
中の水分はろ過室14内に吸い出され、汚泥中の
水分は連続して接続管17および重力水柱形成管
15より排出され、その結果汚泥中の水分は徐々
に脱水され汚泥の濃縮が行なわれる。
第2図は本考案の他の実施例をしたものであ
り、この実施例においては、脱水槽1の底板7の
上方に底板7と平行にろ布網22が張設され、こ
のろ布網22と底板7との間にろ過室23が形成
されている。そして、脱水槽1は静水圧ヘツドを
与えるため架台24の上に載せられている。
そして、本実施例においては、重力水柱形成管
15の接続管17が脱水槽1の底板7に開口接続
されている。
このような実施例においては汚泥の脱水処理を
行なうためには、脱水槽1の上方より汚泥室2内
に汚泥を装入したのち、排水弁20を全閉すると
共に給水弁18を全開し、重力水柱形成管15内
に水を供給する。この水が接続管17を通してろ
布網22の下のろ過室23内をも満たしたところ
で給水弁18を閉じ、排水弁20を開く。する
と、重力水柱形成管15内の水が重力の作用下で
流下するに伴つて、ろ過室23内の水も流下し、
このとき減圧作用を生じ汚泥中の水分もろ布網2
2を通して流出し、脱水が行われる。このように
して汚泥中の水分のろ過が行われ、汚泥を濃縮す
ることができる。
以上の説明から明らかなように、本考案によれ
ば、脱水処理すべき汚泥と接するろ布網の反対側
にろ過室を形成し、このろ過室に重力水柱形成管
を接続し、重力の作用下で流出する水が形成する
減圧作用を利用して汚泥中の水分を脱水除去する
ようにしたから特別な重力を必要とすることなく
稼動コストを低廉に抑え、かつ騒音や振動を発す
ることなく効率よく汚泥中の水分を脱水除去する
ことができ、運転コストを大幅に削減することが
できる。さらに可動部分のない静止機器のために
故障が少なく維持管理がきわめて容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に汚泥脱水装置の一実施例を示
した斜視図、第2図は本考案の他の実施例による
汚泥脱水装置の斜視図である。 1…脱水槽、2…脱水室、10…ろ過器、14
…ろ過室、15…重力水柱形成管、18…給水
弁、19…給水管、20…排水弁、21…排水
管。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 少なくとも汚泥と接する側の一面をろ布網で
    構成したろ過室を脱水槽内に設けると共に、管
    軸をほぼ鉛直方向に向けた重力水柱形成管の途
    中を上記ろ過室に連通接続し、上記重力水柱形
    成管の上端には給水弁を介して給水管を接続す
    る一方、重力水柱形成管の下端には排水弁を介
    して排水管を接続するようにしたことを特徴と
    する汚泥脱水装置。 2 実用新案登録請求の範囲第1項記載の汚泥脱
    水装置において、上記ろ過室は、矩形状に枠組
    されたフレームの両面に張設されたろ布網の内
    側に形成されるようにしたことを特徴とする装
    置。 3 実用新案登録請求の範囲第1項記載の汚泥脱
    水装置において、上記ろ過室は、脱水槽の底板
    の上方にろ布網を張設し、このろ布網と底板と
    の間に形成されるようにしたことを特徴とする
    装置。
JP12192282U 1982-08-11 1982-08-11 汚泥脱水装置 Granted JPS5927805U (ja)

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JP12192282U JPS5927805U (ja) 1982-08-11 1982-08-11 汚泥脱水装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP12192282U JPS5927805U (ja) 1982-08-11 1982-08-11 汚泥脱水装置

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Publication Number Publication Date
JPS5927805U JPS5927805U (ja) 1984-02-21
JPS6349287Y2 true JPS6349287Y2 (ja) 1988-12-19

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ID=30278871

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JP12192282U Granted JPS5927805U (ja) 1982-08-11 1982-08-11 汚泥脱水装置

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JPS5927805U (ja) 1984-02-21

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