JPS6349126B2 - - Google Patents
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- JPS6349126B2 JPS6349126B2 JP55048474A JP4847480A JPS6349126B2 JP S6349126 B2 JPS6349126 B2 JP S6349126B2 JP 55048474 A JP55048474 A JP 55048474A JP 4847480 A JP4847480 A JP 4847480A JP S6349126 B2 JPS6349126 B2 JP S6349126B2
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- furnace
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Classifications
-
- Y02E20/344—
Landscapes
- Air Supply (AREA)
- Gasification And Melting Of Waste (AREA)
- Processing Of Solid Wastes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、炭素系可燃物質の高温炉床を炉内に
形成し、その高温炉床に産業廃棄物を供給する産
業廃棄物の溶融処理方法に関する。
形成し、その高温炉床に産業廃棄物を供給する産
業廃棄物の溶融処理方法に関する。
上記方法は、例えば下水処理汚泥等の各種産業
廃棄物を、重金属が流出しないように、あるい
は、建設骨材等に再利用できるように、溶融処理
するに、エネルギー面でも炉構成面でも経済的に
実施できるように開発されたものであるが、従
来、点火時には点火用バーナで炉内の炭素系可燃
物質を燃焼させ、点火後には燃焼用空気を高温炉
床に供給して炭素系可燃物質を燃焼させ、炭素系
可燃物質の燃焼促進のための特別な処置は施して
いなかつた。
廃棄物を、重金属が流出しないように、あるい
は、建設骨材等に再利用できるように、溶融処理
するに、エネルギー面でも炉構成面でも経済的に
実施できるように開発されたものであるが、従
来、点火時には点火用バーナで炉内の炭素系可燃
物質を燃焼させ、点火後には燃焼用空気を高温炉
床に供給して炭素系可燃物質を燃焼させ、炭素系
可燃物質の燃焼促進のための特別な処置は施して
いなかつた。
しかし、点火時に炉が冷えていると、点火用バ
ーナによる熱を付与するだけでは炭素系可燃物質
が安定着火する温度に昇温するまでに長時間を必
要とし、炉の立上がり性能面で改良の余地があつ
た。また、産業廃棄物の溶融処理時に、産業廃棄
物の性状変化、例えば乾燥程度の変化や溶融物の
流動性状の変化などが生じると、燃焼用空気を高
温炉床の周囲から吹込むだけでは高温炉床を廃棄
物溶融に足る高温に維持できなくなり、燃焼安定
化においても改良の余地があつた。
ーナによる熱を付与するだけでは炭素系可燃物質
が安定着火する温度に昇温するまでに長時間を必
要とし、炉の立上がり性能面で改良の余地があつ
た。また、産業廃棄物の溶融処理時に、産業廃棄
物の性状変化、例えば乾燥程度の変化や溶融物の
流動性状の変化などが生じると、燃焼用空気を高
温炉床の周囲から吹込むだけでは高温炉床を廃棄
物溶融に足る高温に維持できなくなり、燃焼安定
化においても改良の余地があつた。
本発明の目的は、炉の立上がり性能の向上や燃
焼安定化を十分に図れる方法を提供する点にあ
る。
焼安定化を十分に図れる方法を提供する点にあ
る。
本発明の特徴手段は、少なくとも点火時あるい
は不安定燃焼時に、固体状酸化剤を産業廃棄物溶
融のための高温炉床に供給して、その固体状酸化
剤の酸化作用により、前記高温炉床を形成する炭
素系可燃物質の燃焼を促進することにあり、その
作用効果は次の通りである。
は不安定燃焼時に、固体状酸化剤を産業廃棄物溶
融のための高温炉床に供給して、その固体状酸化
剤の酸化作用により、前記高温炉床を形成する炭
素系可燃物質の燃焼を促進することにあり、その
作用効果は次の通りである。
つまり、各種実験の結果、例えば過マンガン酸
カリウム、過マンガン酸ナトリウム、クロム酸カ
リウム、重クロム酸ナトリウム、塩素酸カリウ
ム、過塩素酸カリウム、二酸化マンガン、過酸化
鉛等の固体状酸化剤を、点火時や不安定燃焼時に
高温炉床に供給すると、高温炉床を形成するコー
クスなどの炭素系可燃物の燃焼を十分に促進で
き、炉の立上がり性能の向上や燃焼安定化を十分
に図れることが判つた。
カリウム、過マンガン酸ナトリウム、クロム酸カ
リウム、重クロム酸ナトリウム、塩素酸カリウ
ム、過塩素酸カリウム、二酸化マンガン、過酸化
鉛等の固体状酸化剤を、点火時や不安定燃焼時に
高温炉床に供給すると、高温炉床を形成するコー
クスなどの炭素系可燃物の燃焼を十分に促進で
き、炉の立上がり性能の向上や燃焼安定化を十分
に図れることが判つた。
さらに説明すると、例えば、常温の炉において
高温炉床を点火し、炉内温度を約1000℃に昇温さ
せるに、従来技術では約120分を要したが、適量
の固体状酸化剤を高温炉床に供給すると約75分で
済み、炉昇温に要する時間を大巾に短縮できた。
高温炉床を点火し、炉内温度を約1000℃に昇温さ
せるに、従来技術では約120分を要したが、適量
の固体状酸化剤を高温炉床に供給すると約75分で
済み、炉昇温に要する時間を大巾に短縮できた。
また、溶融処理時に投入する産業廃棄物の大き
さや乾燥度合や材質を各種変化させたところ、従
来技術では高温炉床の温度維持が不可能となつて
溶融処理を継続できなくなる事態を生じたが、適
量の固体状酸化剤を高温炉床に供給すると、安定
して溶融処理を継続できたのである。
さや乾燥度合や材質を各種変化させたところ、従
来技術では高温炉床の温度維持が不可能となつて
溶融処理を継続できなくなる事態を生じたが、適
量の固体状酸化剤を高温炉床に供給すると、安定
して溶融処理を継続できたのである。
その結果、炭素系可燃物質による高温炉床を利
用した産業廃棄物の溶融処理を、立上がり時間短
縮で炉の稼動効率を十分に向上した状態で、か
つ、常に安定し状態で良好に実施できるようにな
つた。
用した産業廃棄物の溶融処理を、立上がり時間短
縮で炉の稼動効率を十分に向上した状態で、か
つ、常に安定し状態で良好に実施できるようにな
つた。
次に図面により実施例を示す。
先ず、使用するキユポラタイプの炉の構成につ
いて説明する。
いて説明する。
竪型炉１の上部に廃棄物供給用ホツパー２ａ及
びコークス供給用ホツパー２ｂを設け、流体圧シ
リンダにより開閉されるゲート３ａ，３ｂ及びベ
ル４ａ，４ｂを両ホツパー２ａ，２ｂに付設し、
竪型炉１の下部に炉床点火用バーナ５及び溶融物
排出部６を設け、設定可変型分配弁７を介してブ
ロワー８に並列接続した上部給気路９ａ及び下部
給気路９ｂを竪型炉１に接続し、サイクロン１０
に接続された排気路１１ａ，１１ｂを竪型炉１の
上部及び溶融物排出部６に接続し、ブロワー８か
らの燃焼用酸素含有ガスに対する予熱器１２にサ
イクロン１０を接続してある。
びコークス供給用ホツパー２ｂを設け、流体圧シ
リンダにより開閉されるゲート３ａ，３ｂ及びベ
ル４ａ，４ｂを両ホツパー２ａ，２ｂに付設し、
竪型炉１の下部に炉床点火用バーナ５及び溶融物
排出部６を設け、設定可変型分配弁７を介してブ
ロワー８に並列接続した上部給気路９ａ及び下部
給気路９ｂを竪型炉１に接続し、サイクロン１０
に接続された排気路１１ａ，１１ｂを竪型炉１の
上部及び溶融物排出部６に接続し、ブロワー８か
らの燃焼用酸素含有ガスに対する予熱器１２にサ
イクロン１０を接続してある。
そして、酸化剤供給ホツパー１３、添加剤供給
ホツパー１４及び混合装置１５を設け、例えば過
マンガン酸カリウム、過マンガン酸ナトリウム等
の過マンガン酸塩、クロム酸カリウムや重クロム
酸ナトリウム等のクロム酸塩、塩素酸カリウム過
塩素酸カリウム等の酸素酸塩、二酸化マンガンや
過酸化鉛等の酸化物等の固体状酸化剤、並びに、
溶融物の粘度低下や融点降下のための石灰等の添
加剤を、混合装置１５でコンベア１８から供給さ
れるコークス中に適宜時期に適当量づつ混合でき
るように構成してある。
ホツパー１４及び混合装置１５を設け、例えば過
マンガン酸カリウム、過マンガン酸ナトリウム等
の過マンガン酸塩、クロム酸カリウムや重クロム
酸ナトリウム等のクロム酸塩、塩素酸カリウム過
塩素酸カリウム等の酸素酸塩、二酸化マンガンや
過酸化鉛等の酸化物等の固体状酸化剤、並びに、
溶融物の粘度低下や融点降下のための石灰等の添
加剤を、混合装置１５でコンベア１８から供給さ
れるコークス中に適宜時期に適当量づつ混合でき
るように構成してある。
上記炉を運転するに、ホツパー２ｂから適量の
コークスを固体状酸化剤を混合した状態で供給す
ると共に、両給気路９ａ，９ｂから適量の燃焼用
酸素含有ガスを供給し、かつ、バーナ５でコーク
スに点火して、コークスの高温炉床１６を炉１内
に形成させ、炉内温度が所定温度に上昇すれば、
ホツパー２ａ，２ｂから産業廃棄物及びコークス
を連続的あるいは間歇的に適量供給すると共に、
必要に応じて固体状酸化剤や石灰等の添加剤を供
給して、コークスの高温炉床１６を安定的に継続
形成させる。
コークスを固体状酸化剤を混合した状態で供給す
ると共に、両給気路９ａ，９ｂから適量の燃焼用
酸素含有ガスを供給し、かつ、バーナ５でコーク
スに点火して、コークスの高温炉床１６を炉１内
に形成させ、炉内温度が所定温度に上昇すれば、
ホツパー２ａ，２ｂから産業廃棄物及びコークス
を連続的あるいは間歇的に適量供給すると共に、
必要に応じて固体状酸化剤や石灰等の添加剤を供
給して、コークスの高温炉床１６を安定的に継続
形成させる。
そして、溶融処理物を取出口１７から取出し、
また、排気路１１ａ，１１ｂからの燃焼排ガス
を、サイクロン１０で除塵処理した後予熱器１２
で熱回収して大気中に放出する。
また、排気路１１ａ，１１ｂからの燃焼排ガス
を、サイクロン１０で除塵処理した後予熱器１２
で熱回収して大気中に放出する。
尚、産業廃棄物としては、上下水処理汚泥、工
場廃水汚泥、都市ゴミ、工場廃棄ゴミ、及び、そ
れらを粉砕、乾燥あるいは焼却した中間処理物、
その他各種のものが対象となる。
場廃水汚泥、都市ゴミ、工場廃棄ゴミ、及び、そ
れらを粉砕、乾燥あるいは焼却した中間処理物、
その他各種のものが対象となる。
高温炉床１６を形成するに、コークスに代えて
石炭や黒鉛電極屑等各種の材料が利用でき、それ
らを炭素系可燃物質と総称する。
石炭や黒鉛電極屑等各種の材料が利用でき、それ
らを炭素系可燃物質と総称する。
固体状酸化剤としては、可燃物質の炭素量の約
５％の二酸化マンガンを用いる事が実用的である
が、一般的には可燃物質の炭素量に対して0.5な
いし50％、好ましくは１ないし20％、より一層望
ましくは３ないし10％の固体状酸化剤を使用す
る。また、炉床１６に固体状酸化剤を供給する
に、単独で炉１内に投入したり、あるいは産業廃
棄物に予混合した状態で炉１内に投入したり、ま
たコークスに担持させて投入してもよく、さら
に、その投入時期は、操炉開始時のみや不安定燃
焼時のみやそれら両方においてのみ、あるいは操
炉中継続的に、等任意に変更できる。
５％の二酸化マンガンを用いる事が実用的である
が、一般的には可燃物質の炭素量に対して0.5な
いし50％、好ましくは１ないし20％、より一層望
ましくは３ないし10％の固体状酸化剤を使用す
る。また、炉床１６に固体状酸化剤を供給する
に、単独で炉１内に投入したり、あるいは産業廃
棄物に予混合した状態で炉１内に投入したり、ま
たコークスに担持させて投入してもよく、さら
に、その投入時期は、操炉開始時のみや不安定燃
焼時のみやそれら両方においてのみ、あるいは操
炉中継続的に、等任意に変更できる。
石灰の投入量は、産業廃棄物の灰分の５ないし
15％程度が好ましく、また、その投入方法や時期
は固体状酸化剤と同様に変更できる。
15％程度が好ましく、また、その投入方法や時期
は固体状酸化剤と同様に変更できる。
本発明に使用する炉の一例を示す概略縦断面図
である。 １……炉、１６……炉床。
である。 １……炉、１６……炉床。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 炭素系可燃物質の高温炉床１６を炉１内に形
成し、その高温炉床１６に産業廃棄物を供給する
産業廃棄物の溶融処理方法であつて、少なくとも
点火時あるいは不安定燃焼時に、固体状酸化剤を
前記高温炉床１６に供給して、その固体状酸化剤
の酸化作用により、前記高温炉床１６を形成する
炭素系可燃物質の燃焼を促進する産業廃棄物の溶
融処理方法。 ２ 前記固体状酸化剤を前記炭素系可燃物質に対
して前記炉１への供給前に混合する特許請求の範
囲第１項に記載の産業廃棄物の溶融処理方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4847480A JPS56144322A (en) | 1980-04-10 | 1980-04-10 | Treating method for waste product through fusion |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4847480A JPS56144322A (en) | 1980-04-10 | 1980-04-10 | Treating method for waste product through fusion |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS56144322A JPS56144322A (en) | 1981-11-10 |
| JPS6349126B2 true JPS6349126B2 (ja) | 1988-10-03 |
Family
ID=12804373
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4847480A Granted JPS56144322A (en) | 1980-04-10 | 1980-04-10 | Treating method for waste product through fusion |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS56144322A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02147615U (ja) * | 1989-05-18 | 1990-12-14 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60152813A (ja) * | 1984-01-20 | 1985-08-12 | Tokyo Cokes Kk | 廃棄物の焼却灰処理方法 |
| JP6277935B2 (ja) * | 2014-10-16 | 2018-02-14 | Ｊｆｅエンジニアリング株式会社 | 廃棄物ガス化溶融装置 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5438672A (en) * | 1977-08-31 | 1979-03-23 | Osaka Gas Co Ltd | Industrial refuse treating furnace |
| JPS54116741A (en) * | 1978-03-02 | 1979-09-11 | Nissan Motor Co Ltd | Combustion device |
-
1980
- 1980-04-10 JP JP4847480A patent/JPS56144322A/ja active Granted
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5438672A (en) * | 1977-08-31 | 1979-03-23 | Osaka Gas Co Ltd | Industrial refuse treating furnace |
| JPS54116741A (en) * | 1978-03-02 | 1979-09-11 | Nissan Motor Co Ltd | Combustion device |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02147615U (ja) * | 1989-05-18 | 1990-12-14 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS56144322A (en) | 1981-11-10 |
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