JPS6349027A

JPS6349027A - 多段式栽培装置

Info

Publication number: JPS6349027A
Application number: JP61190324A
Authority: JP
Inventors: 悟久保田
Original assignee: MIYATA KAZUOMI
Current assignee: MIYATA KAZUOMI
Priority date: 1986-08-13
Filing date: 1986-08-13
Publication date: 1988-03-01

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）この発明は植物等の多段式栽培装置に関する。

（技術の背景）植物・茸等の施設栽培おいては、限られたスペースの中
で理想的な生育条件を各個の栽培植物に与えるため、養
分、空気（酸素）、光、温度、湿度等を理想的に供給す
るべくコントロールしている。

このためには、なるべ（ムラが生じないように、全体の
コントロールを正確に行う必要がある。

しかし、従来の移動回転栽培装置には、以下のごとき問
題点がある。

すなわち、養分供給のムラ、空気流通のムラ、特に密植
した栽培植物の、内側の植物への空気供給のムラ、受光
量と、受光方向のムラによる植物の形態の変形、温度、
湿度のムラ、特に室内の温度差による生育のムラがある
。

そこで本発明は係る問題点を解決するもので、空気流通
を著しく良好とすることができ、同時に他のムラ゛をも
減少することのできる、栽培パレットを多段に配設した
多段式栽培装置を提供するものである。

（問題点を解決するための手段）本発明に係る多段式栽培装置は以上の問題点を解決する
ため、次の構成を備えてなる。

すなわち、栽培床を有する栽培パレットが多段に配置さ
れた植物栽培装置において、各栽培パレットに蛇行状等
に連続する、もしくは同心円状等に分離する栽培床を設
け、該栽培床の両脇に対応する栽培パレットの部分を上
下に開口する空気流通部に形成して成ることを特徴とす
る。

（作用）作用について述べる。

栽培パレットに空気流通部が設けられているため空気の
停滞部分がな（空気流通が可能となり、植物が密植状態
となっても空気流通不足となることがない。

（実施例）以下には本発明を具体化した好適な実施例を挙げ、図面
を参照して詳述する。

第１図に栽培バレン）１０を上下方向に間隔をあけて積
層してなる栽培ユニット１２を示す。すなわち、平面的
にスペースを利用して栽培するのみではなく、下から上
に向かって立体的に積石することによって栽培ユニット
を形成している。

図上、上端となる天井部分１４にはトロール等の移動装
置が設けられ、各栽培ユニット１２が多数、無端チェー
ン等によって循環駆動されている。

第２図は栽培ユニット１２の循環状恩を示す栽培室の平
面図である。３８は作業室、１１は案内レール、そして
この案内レール１１にユニット１２が吊設されている。

すなわち、案内レール１１内に配設される無端チェーン
から垂下する支持シャフト１３を介して回動可能に連結
回転シャフト１６が設けられ、この連結回転シャフト１
６に一定間隔で５枚の栽培パレット１０を支持されてお
り、各栽培パレット１０は連結回転シャフト１６に適宜
固定手段により固定されている。

前記栽培パレット１０は、リング状かつ凹溝状の２つの
栽培床２４ａ、２４ｂが同心円状に配設されている。そ
して、内側の栽培床２４ａに囲まれる部分は連結回転シ
ャフト１６が貫通する透孔１０ａが形成され、内側と外
側の栽培床２４ａ、２４ｂの間隔は上下に開放する空気
流通部たる開口部分１０ｂが形成されている。この開口
部分１０ｂは栽培ユニット１２の上下方向の空気流通を
スムーズに行うものである。また、２つの栽培床２４ａ
、２４ｂは連通管２４ｃにより連通されている。

各栽培バレン）１０に養液を供給するための養液供給パ
イプ２０が連結回転シャフト１６に沿って配設され、栽
培パレット１０から下方の栽培パレット１０に過剰の養
液が流下してゆくように排液パイプ２２を設ける。

また、栽培バレン）１０は例えば上述する円盤状、ある
いは多角形板状体など、回転時に他の栽培ユニット１２
とあたらない範囲で種々の形状を取り得る。

さらに、栽培パレット１０の内周部分が上下方向の空気
流通を妨げることが問題となる場合には、栽培バレン）
１０の中央の透孔１０ａに連結回転シャフト１６を貫通
させず、この部分を透孔１０ａのままとして栽培パレッ
ト１０外周を複数のシャフト２５で支持することもでき
る（第３図参照）。

この他にも、栽培パレットの開口部分などが網目状、ス
ポーク状、固定ファン状であっても良い。

特にファン状の場合には、栽培ユニットが回転させられ
るたびに空気が強制的に上方あるいは下方に移行させら
れるので、ムラなく対流が生じ、空気供給がスムーズに
行える。

また、栽培パレット１０の内側の栽培床２４ａは、光の
量があまり必要でない弱光型植物等（苗、幼苗など）の
栽培に好適であり、例えば内側の栽培床２４ａで幼苗生
育し、幼苗が生長したら外側の栽培床２４ｂに移植する
ことを（りかえずことによって、スペースを有効に利用
することもできる。幼苗は背たけがごくわずかであるか
ら、空気流通の障害にはならないから、このようなこと
も可能となっている。

連結回転シャフト１６の下端にバー２６を突設して、バ
ー２６を栽培ユニット誘導のためのバーガイド２８に挿
入する。連結回転シャフト１６の上部には、養液受口３
０を配設されている。

３４は連結回転シャフト１６上端から左右方向に水平に
突出するＬ字形フックであって、天井から突出垂下する
、当接時に回転力を栽培ユニ７）１２に与えるための回
転誘導バー３６によって栽培ユニ・ノド１２移動時に回
転のための偶力を与えられる。このようにすることによ
って多数の栽培ユニットの一つ一つに回転モータ等を設
ける必要がなく、装置全体のコスト、重量、複雑化等を
軽減しうる。この回転誘導バー３６は栽培ユニット１２
の片一方、例えば進行方向右にのみ設けるのでなく、左
右交互に設けることによって、回転による風が常に一方
向から吹くようなことを無くし、植物の生長を均一化す
ることができる。また、Ｌ字形フック３４のかわりにギ
アを使用し、回転誘導バー３６のかわりにラックを、使
用して回転力を与えることもできる。要するに、シャフ
ト等にユニット移行時に偶力を与えて回転させる回転シ
ステムの偶力を、ユニット自体の移動力に求めることが
できる。

また、３２は養液供給バイブであり、移動する栽培ユニ
ット１２の経路上の適宜位置に養液供給バイブ３２が設
けられ、例えばヘアピン状に案内レールエ１が折曲する
折曲部分に設ける。そして、栽培ユニット１２が循環移
動する過程で案内レール１１の折曲部分で養液が養液受
口３０に供給される（すなわち、間欠的に栽培ユニット
１２に養液が供給されることになる）。また、養液供給
バイブ３２に栽培ユニットＩＯのＬ字形フック３４の先
端が当たり養液供給位置を規定している。

なお、栽培ユニット１２は床上に立設することもできる
が天井から垂下した状態で移動するのが最も容易であり
、その移動は無端のループ状とするのが好ましい。また
、栽培ユニット１２の移動方向は、第２図に示すように
、日光を吸収可能に設けられた室内の外周３面をまわっ
た後、その順路の間を連結する順路が平面をカバーする
ように動く、いわば、コ字と蛇行の組合わせが好適であ
り、順路の一部において作業室３８に一旦あられれたり
する。

そして作業室３８において収穫、定植、薬剤散布、養液
注入等を集中して行うことができる。

リング状の栽培床を有する栽培パレットを使用すること
によって、効率よく作物を植えることができ、栽培ユニ
ット回転時にもパレットや作物がぶつかり合わないよう
にすることができる。特に、外周上にリング状に定植す
ると、光が無駄なく均一に当たり、作物の間隔を最大限
つめても作物の内側と外側に十分なスペースがあるため
その方向に延び、密植が可能となる。また、内側に空間
があるため、空気流通が損なわれることもない。

なお、上記実施例において、二重リング式の栽培パレッ
トを例に説明したが、第４図に示すようにｍｍリング式
（ドーナツ状）でもよく、この場合中央部分の開口部分
の面積が大きいため空気の流通性がよい、また、三重、
四重などの多重リング式の栽培パレットでもよいことは
もちろんである。

さらに、上記実施例では多重リング式の栽培パレットに
ついて説明したが、第５図に示すように栽培床をジグザ
グ状に形成してもよい。この場合、例えば中央の切込部
１０ｄに連結回転シャフト１６が位置するようにすれば
、栽培バレー／　）の着脱が容易となる。さらにまた、
直方形状の栽培床を所定間隔をあけて複数平行に並べ、
その栽培床を適宜に連結して栽培パレットを形成しても
よいなど種々の変更が可能である。

（発明の効果）このように本発明によるときは、栽培パレットを立体的
に積層することができる構造であるため、少ない面積で
多くのＭ物の育成が可能となる。

また、栽培パレットに上下に貫通する空気流通部を設け
て空気流通を良好とした上で栽培ユニットを回転させ、
室内を移動させるなどの室内空気の均一化手段を採用で
き、空気道の形成によるムラや光照射のムラをも無くし
、装置全体の均一生長コントロールを可能としたもので
あって多段式による収量増大とあいまって画期的な効果
を奏する。

以上本発明につき好適な実施例を挙げて種々説明したが
、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、発明
の精神を逸脱しない範囲内で多くの改変を施し得るのは
もちろんのことである。

【図面の簡単な説明】

第１図は栽培ユニットの正面図、第２図は栽培室の平面
図、第３図は栽培ユニットの他の実施例を示す正面図、
第４図および第５図は栽培パレットの他の実施例を示す
平面図である。１０・・・栽培パレット、　　１２・・・栽培ユニット
、　　１４・・・天井部分、　　１６・・・連結回転シ
ャフト、　　１８・・・床、　　２０・・・養液供給パ
イプ、　２２・・・排液パイプ、２４ａ、２４ｂ−・・
栽培床、　２６・・・バー、２８・・・バーガイド、　
３０・・・養液受口、３２・・・回転養液供給パイプ、
　３４・・・Ｌ字形フック、　３６・・・回転誘導バー
、３８・・・作業室。第２【創

Claims

【特許請求の範囲】１、栽培床を有する栽培パレットが多段に配置された植
物栽培装置において、各栽培パレットに蛇行状等に連続する、もしくは同心円状等に分離する栽培床を設け、該栽培床の
両脇に対応する栽培パレットの部分を上下に開口する空
気流通部に形成して成ることを特徴とする多段式栽培装
置。２、栽培パレットが多重リング状である特許請求の範囲
第１項記載の多段式栽培装置。３、栽培パレットの中央が透孔である特許請求の範囲第
１項記載の多段式栽培装置。４、栽培パレットの空気流通部が固定ファン状である特
許請求の範囲第１項記載の多段式栽培装置。