JPS6348345Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、搬入シユート装置における長物用素
材の方向変換装置に関するもので、その目的とす
るところは、搬入シユートにて斜め上方より周期
的に搬入された長物用素材を、僅かな落下距離を
利用してその方向を変換できるようにした長物用
素材の方向変換装置を提供することにある。

以下本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。

図中１は上下方向に傾斜して設けた搬入シユー
ト、２はこの搬入シユート１の下端に対向して設
けた長物用素材の方向変換装置である。３はこの
方向変換装置２を支持するブラケツトであり、こ
のブラケツト３は枢支軸４にて、上下方向に回動
自在に、かつその回動軸心を上記搬入シユート１
の延長線上に位置させて架台５に支持されてい
る。６は上記ブラケツト３に放射状に固着された
スイングシユートであり、このスイングシユート
６の上端部は円筒状に、またその他の部分は樋状
に形成されている。そして上記ブラケツト３は、
このスイングシユート６の上端部が搬入シユート
１の端面に対向する姿勢から、スイングシユート
６が垂直となる姿勢になる範囲で回動するようス
トツパ７，８にてその回動範囲が規制されてい
る。上記スイングシユート６の樋状部の上側に
は、この部分をカバーする開閉板９ａ，９ｂが開
閉自在に、かつ閉じ方向にばね１０にて付勢され
て設けてある。１１ａ，１１ｂはこの両開閉板９
ａ，９ｂの閉じ方向のストツパで、スイングシユ
ート６側に設けた固定ストツパ１２に当接するよ
うになつている。

１３は上記ブラケツト３の枢支軸心部に設けた
案内ブロツクで、この案内ブロツク１３には、上
記搬入シユート１の延長線上に位置する素材当接
面１３ａと、上面に設けた穴１３ｂとが設けてあ
る。１４は上記ブラケツト３を回動するシリンダ
装置である。上記素材当接面１３ａは回動方向に
円弧状に形成され、この円弧状の素材当接面１３
ａの延長上に穴１３ｂが設けてある。

上記構成において、スイングシユート６を搬入
シユート１に対向させた状態で、搬入シユート１
から搬入された長物用素材１５は、スイングシユ
ート６内に入り、その先端が案内ブロツク１３の
素材当接面１３ａに当接して停止する。その後シ
リンダ装置１４にてブラケツト３を回動してスイ
ングシユート６を垂直状にする。かくするとスイ
ングシユート６内の長物用素材１５は案内ブロツ
ク１３の素材当接面１３ａに沿つて移動し、垂直
位置で穴１３ｂに落下係合する。このとき長物用
素材１５はスイングシユート６の樋状部に位置さ
れている。

次にスイングシユート６を元の姿勢に戻すと、
長物用素材１５は開閉板９ａ，９ｂがばね１０に
抗して押し開けられ、スイングシユート６は長物
用素材１５を上記案内ブロツク１３の穴１３ｂに
残したまま搬入シユート１に対向する位置へ戻さ
れる。そして穴１３ｂに係合した長物用素材１５
は図示しないフイーダにより取り出される。

以上のようになるから、搬入シユート１から斜
め上方より周期的に搬入された長物用素材１５
を、これに同期してスイングシユート６を回動す
ることにより、順次垂直姿勢にその姿勢を変換す
ることができる。また、姿勢変換後の長物用素材
１５は案内ブロツク１３の穴１３ｂに落下係合す
ることにより、姿勢変換後の長物用素材１５の姿
勢を振動等によつてずれることなく正確に保持す
ることができ、これにより、次の工程への受け渡
しを極めてスムーズに行なうことができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の実施例を示すもので、第１図は
縦断側面図、第２図は第１図の矢視図、第３図
は第１図の−線に沿う断面図である。 １は搬入シユート、６はスイングシユート、９
ａ，９ｂは開閉板、１３は案内ブロツク、１３ａ
は素材当接面、１３ｂは穴。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 樋状に形成されたスイングシユート６を、傾斜
   して設けた搬入シユート１の下端に対向し、かつ
   搬入シユート１の延長線上に位置する姿勢から垂
   直状態になる範囲内に往復回動可能に設け、この
   スイングシユート６の上側開放部に開閉板９ａ，
   ９ｂを閉じ方向にばね付勢して設け、またスイン
   グシユート６の回動中心部に、搬入シユート１の
   延長線上に位置するスイングシユート６の下端に
   対向する素材当接面１３ａと、この素材当接面１
   ３ａから円弧状に延長した上面に穴１３ｂを有す
   る案内ブロツク１３を設けたことを特徴とする搬
   入シユート装置における長物用素材の方向変換装
   置。