JPS6347483B2 - - Google Patents

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JPS6347483B2
JPS6347483B2 JP14084381A JP14084381A JPS6347483B2 JP S6347483 B2 JPS6347483 B2 JP S6347483B2 JP 14084381 A JP14084381 A JP 14084381A JP 14084381 A JP14084381 A JP 14084381A JP S6347483 B2 JPS6347483 B2 JP S6347483B2
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JP
Japan
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water
bleed
concentration
cooling water
condenser
Prior art date
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JP14084381A
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English (en)
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JPS5843275A (ja
Inventor
Tadatsugu Hamada
Kenji Kodama
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPS5843275A publication Critical patent/JPS5843275A/ja
Publication of JPS6347483B2 publication Critical patent/JPS6347483B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Heat Treatment Of Water, Waste Water Or Sewage (AREA)
  • Vaporization, Distillation, Condensation, Sublimation, And Cold Traps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、水処理プラント、海水淡水化プラン
ト等における真空脱ガス装置の性能を検出する方
法に関するものである。 工業用水、海水等のプロセス用水の脱ガスに被
脱ガスの分圧差を推進力として利用する真空脱ガ
ス装置において、処理水中の溶存ガス濃度の測
定、特に酸素濃度の測定は、機器の腐蝕進行の具
合を監視するための最重点項目になつており、そ
の性能を確認する例えば脱酸素の場合は、脱ガス
装置出口の酸素濃度の化学分析あるいは機器分析
による実測により運転管理されている。また、従
来の前記測定方法の具体例は、化学分析による方
法して(i)ウインクラー法、(ii)比色法(インジゴカ
ルミン法)、機器分析としてポーラログラフ法等
によつている。 しかし、前記のような測定方法は、いずれも化
学反応、電極反応を利用したものであつて、測定
者にはそれ相当の化学分析の素養を必要とし結果
を出すまでに相当な時間を要し、また、機器分析
についても化学分析によるメータの更生が必要で
あり、作業者は熟練を要するとともに計測に時間
を要し、さらに複雑な計測機器類を必要とするな
どの欠点がある。 また、前記の欠点を解消する方法として、真空
脱ガス装置にてフラツシユ蒸発した水蒸気を凝縮
させ、その凝縮水量を測定する性能検出方法を開
発したが、その凝縮水量は処理水の約0.1〜0.2%
であるため、その処理水量が少ない場合には測定
精度が問題となる難点がある。 本発明は、従来の真空脱ガス装置の性能検出方
法における前記したような難点を解消するにあ
り、真空脱ガス装置の抽気ラインに抽気コンデン
サを取付け、前記の真空脱ガス装置内でフラツシ
ユ蒸発した水蒸気を前記抽気コンデンサにて冷却
水により凝縮させる脱気系において、前記冷却水
の温度上昇を測定することによつて、処理水の残
留ガス濃度を検出する点に特徴を有するものであ
つて、その目的とする処は、化学分析、複雑な計
測機器等を必要とせずまた処理水量の多少に関係
なく、脱ガス性能を即時に検出できかつ長期連続
的に把握できる真空脱ガス装置の性能検出方法を
供する点にある。 本発明は、前記した構成よりなり、真空脱ガス
装置内でフラツシユ蒸発した水蒸気を抽気コンデ
ンサにて冷却水により凝縮させ、その冷却水の温
度上昇を測定することによつて処理水の残留ガス
濃度を検出する手段であるから、化学分析の素
養、熟練を必要とせず、残留ガス濃度即ち脱ガス
性能を即時に容易に検出でき、真空脱ガス装置の
運転状態を把握することができ、また、処理水が
少ない場合においても十分な測定精度が得られ
る。 さらに、本発明においては、測定のデータ信号
が冷却水の温度上昇のみであるため、オンライン
で長期にわたり連続的に脱ガス性能を知ることが
でき、化学分析機器等を使用しないですむためメ
ンテナンスを殆んど必要としない。 また、本発明においては、抽気コンデンサにお
ける冷却水の温度上昇計測により前記方法が可能
となり、長期にわたり連続的に精度よく検出でき
る利点がある。 以下本発明方法の実施例について説明する。 第1図には本発明方法に適用される実施例のフ
ロー図を示し、図中1は真空脱ガス装置、2は被
処理水の導入ライン、3はスプレーノズル、5は
脱ガスされた処理水の流出ライン、6は抽気ライ
ン(保温6′されている)、7は抽気コンデンサ、
8は抽気コンデンサ7の冷却水ライン、Fは抽気
コンデンサ7でできた凝縮水の流出ライン9に設
けた凝縮水の流量指示計、Gは抽気コンデンサの
ガス等の流出ライン10に設けたエジエクター、
真空ポンプ等の真空機器、P1は抽気コンデンサ
7の圧力計であつて、さらに、抽気コンデンサ7
の冷却水ライン8の入口側に冷却水入口温度指示
計T1を、同出口側に冷却水出口温度指示計T2を、
抽気ライン6の入口側に抽気(ガス・水蒸気)温
度指示計T3を、抽気コンデンサ7のガス等の排
気流出ライン10の流出側に排気温度指示計T4
を、および抽気コンデンサ7の凝縮水流出側に凝
縮水温度指示計T5を夫々配設してなり、まず、
被処理水は、同導入ライン2を経て、被処理水温
度の飽和圧より若干低い温度、圧力となつている
真空脱ガス装置1にスプレーノズル3を経て流入
され、そこで、フラツシユ蒸発し同時に脱ガスさ
れる。脱ガスされた処理水は同流出ライン5から
図示外のプロセスに導入され、一方、発生した蒸
気とガス類は抽気ライン6を経て抽気コンデンサ
7に導入される。 抽気コンデンサは、冷却水ライン8にて導入さ
れる冷却水によつて冷却されており、そこで、蒸
気が凝縮水となり流量指示計Fにてその流量を検
出されたのち凝縮水流出ライン9を経て装置外へ
排出され、一方、ガス類はエジエクターまたは真
空ポンプ等の真空機器Gによつて排気流出ライン
10を経て大気中に排出されるようになつてい
る。 ところで、前記の脱気系において、被処理水導
入ライン2から導入される被処理水と、抽気コン
デンサ7の冷却水ライン8の冷却水の両流量FT
FC、それらの入口温度tT,tC・in、被処理水にお
ける被処理ガスの入口濃度CTが一定の場合、処
理水流出ライン5における処理水の残留ガス濃度
CBは、次に説明するように前記冷却水の出口濃
度tC・outのみによつて一義的に定まるため、冷
却水の出口濃度tC・outの温度上昇を冷却水ライ
ン8に設けた温度指示計T2によつて測定するこ
とにより、処理水の残留ガス濃度を検出すること
ができ、また、抽気コンデンサ7の入口側、出口
側の各温度を温度指示計T1,T3,T4,T5により
測定し、抽気コンデンサ7の圧力を圧力計P1
て測定することによつて、抽気コンデンサ7のヒ
ートバランスを詳細に検討することができ、前記
の測定精度をさらに向上することが可能となる。 次に前記測定方法の原理について説明すると、 (1) 図示のように被処理水(原水)の入口流量を
FT(Kg/h)、同濃度をCT(mol/Kg)、脱ガスさ
れた処理水の出口流量をFB(Kg/h)、同濃度
をCB(mol/Kg)、抽気の流量をFE(Kg/h)、同
濃度をCE(mol/Kg)とすると、真空脱ガス装
置1のマスバランスは、次式(1)、(2)となる。 FT=FB+FE …………(1) FTCT=FBCB+FECE …………(2) (2) 次に、処理水の平衡濃度CB※(mol/Kg)
は、溶存ガス分圧Pgas(atm)とヘンリー常数
H(mol/Kg)・atm)によつて次式(3)で表わさ
れる。 CB※=Pgas・H …………(3) 平衡濃度C※は物質が完全に溶解したときの
濃度、しかし実際のプラントのようにある限ら
れた時間内にそれを達成することは殆んどでき
ない。 真空脱ガス装置で水から脱ガスされる場合に
は、ヘンリー常数で計算される値(ガスの平衡
濃度)以上のガスが残る。この割合を以下
(NECR)という。 (3) 分圧と濃度の関係については、モル分率xは
xH2O+xgas=1であり、ガス分圧Pgas、全圧π、
抽気水蒸気1Kg(=水1Kg)中に含有する被脱
気ガスのモル数をCE、水1Kgのモル数をCH2O
CEとCH2Oとの合量をCで表わすと、次式(4)とな
る。 即ち、ある温度で、水蒸気1Kgとそれ以外の
ガス、例えば酸素のCEmolからなるガス体の全
圧がπatmのとき、濃度と分圧との関係は次式
で表わされる。 Pgas/π=xgas=CE/CE+CH2O …………(a) CE+CH2O=C …………(b) (a)、(b)式より Pgas/π=CE/C …………(c) 同様に、 PH2O/π=xH2O=CH2O/CE+CH2O=CH2O/C………
(d) CH2Oは水1Kgのmol数であるから、 CH2O=103/18=55.5 ………(e) となり、次式(4)が得られる。 Pgas/PH2O=xgas/xH2O=CE/C・C/103/18=C
E/103/18= CE/55.5 …(4) (4) 抽気の濃度CEと処理水の平衡濃度CB※の比、
即と分配率mは、 m=CE/CB※=55.5/H・PH2O
………(5)となり、 (5) 抽気の流量FEと原水(被処理水)の流量FT
との比の抽気率Rと、前記の非平衡条件NECR
を、 R=FE/FT (NECR)=CB※/CB ………(6) と定義する。スタテツクな状態では平衡時の条
件m=CE※/CB※が成立するはずであるが、
実際は常に非平衡状態である。したがつて、本
発明では、非平衡条件(NECR)=CB※/CB
(<1)を定義し、かつ、気相の状態は液相状
態の結果として得られるものであることから、
m=CE/CB※にデータを整理した結果、表1
に示すように実際とよく一致した。 以上により R=CT−CB※/CB※(m−1)= CT−CB(NECR)/CB(NECR)(m−1) ……(7) 即ち、抽気量と溶存ガス濃度との関係は、式(8)
となる。 FE
〔CT−CB・(NECR)〕FT/CB(NECR)・〔(55.5/H・
PH2O)−1〕…(8) 一方、抽気された水蒸気FEは抽気コンデン
サ(7)において凝縮されるが、凝縮させるための
冷却水それ自体の濃度は、式(9)によつて上昇す
る。 Δtup=FE・Δi/Fc・CP …………(9) ただしΔtup=tc・out−tc・in CP:水の比熱〔kcal/Kg・c〕 Δi=hSE−heE Δi:エンタルピ差(kcal/Kg) hSE:抽気蒸気エンタルピ(kcal/Kg) heE:抽気コンデンサ凝縮水エンタルピ
(kcal/Kg) 故に FE=Δtup・Fc・CP/Δi …………(10) 凝縮水量は、抽気コンデンサ7の性能によつて
も左右され、凝縮量と抽気量は正確には一致し
ないが、その性能、冷却水温度が一定であれ
ば、常に両者に一定の関係が成立するので、凝
縮水量の測定によつて残留ガスの濃度算出が容
易である。 ここで、NECR〔平衡状態における濃度(CB
※)と実際の濃度CBとの比〕は装置形状によ
つて若干の変動があるので、予じめ対象機器に
ついて化学分析により決めておくと、被処理水
導入ライン2から導入される被処理水と、抽気
コンデンサ7の冷却水ライン8の冷却水の両流
量FT,FC、それらの入口温度tT,tc・in、抽気
蒸気入口温度T3、抽気コンデンサ凝縮水温度
T5、被処理水における被処理ガスの入口濃度
CTが一定の場合、処理水流出ライン5におけ
る処理水の残留ガス濃度CBは、前記(8)、(10)式
から前記冷却水の出口濃度tc・outのみによつ
て一義的に定まることが理解される。よつて、
抽気コンデンサ7における冷却水の温度上昇
Δtupを測定することにより、真空脱ガス装置
1の処理水における残留ガス濃度を検出するこ
とができ性能検出の方法とすることができる。 次表1に、水中から酸素を除去する場合の具体
例を示し、また、第2図にその抽気コンデンサ7
における冷却水の温度上昇と、真空脱ガス装置1
における出口酸素濃度との関係を示しており、そ
れから明らかなように10ppbまで脱気するための
抽気量は3.4Kg/h、1ppbまでは34Kg/hの抽気
が必要であつた。逆に50ppbまででよければ0.67
Kg/hの抽気で十分であつたが、0.67Kg/h≒
11.2g/minの量を工業計器で常に監視すること
は非常に困難であつた。 しかし、この抽気量を抽気コンデンサ7におけ
る冷却水の温度上昇分と対応させた結果、0.38℃
の温度上昇があつて、それは、IC熱電対により
正確に測定することができた。さらに、その測定
精度を必要とする場合には測温抵抗体等を使用す
ることにより可能であり、抽気量即ち被処理水が
少量の場合でも十分に測定ができる。前記冷却水
の温度上昇により真空脱ガス装置の性能を検出で
きることは表1、第2図から明瞭である。
【表】 温度を加減する。
*2) 装置固有の値で最初化学分析によつて求めて
おく。
以上本発明を実施例について説明したが、勿論
本発明はこのような実施例にだけ局限されるもの
ではなく、本発明の精神を逸脱しない範囲内で
種々の設計の改変を施しうるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法の実施例を示すフロー図、
第2図は同具体例図である。 1:真空脱ガス装置、2:被処理水導入ライ
ン、3:スプレーノズル、5:処理水流出ライ
ン、6:抽気ライン、7:抽気コンデンサ、8:
冷却水ライン、9:凝縮水流出ライン、10:排
気流出ライン、F:流量指示計、G:真空機器、
T1,T2,T3,T4,T5:温度指示計。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 真空脱ガス装置の抽気ラインに抽気コンデン
    サを取付け、前記の真空脱ガス装置内でフラツシ
    ユ蒸発した水蒸気を前記抽気コンデンサにて冷却
    水により凝縮させる脱気系において、前記冷却水
    の温度上昇を測定することによつて、処理水の残
    留ガス濃度を検出することを特徴とする真空脱ガ
    ス装置の性能検出方法。
JP14084381A 1981-09-09 1981-09-09 真空脱ガス装置の性能検出方法 Granted JPS5843275A (ja)

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JP14084381A JPS5843275A (ja) 1981-09-09 1981-09-09 真空脱ガス装置の性能検出方法

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JPS5843275A JPS5843275A (ja) 1983-03-12
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE3419171A1 (de) * 1984-05-23 1985-11-28 Fried. Krupp Gmbh, 4300 Essen Verfahren zur kontinuierlichen erzeugung von kesselspeisewasser
JP2931825B2 (ja) * 1988-08-02 1999-08-09 博文 ▲高▼田 布への抜染プリント方法

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