JPS6346508Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6346508Y2 JPS6346508Y2 JP18085384U JP18085384U JPS6346508Y2 JP S6346508 Y2 JPS6346508 Y2 JP S6346508Y2 JP 18085384 U JP18085384 U JP 18085384U JP 18085384 U JP18085384 U JP 18085384U JP S6346508 Y2 JPS6346508 Y2 JP S6346508Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ice
- concrete
- outer shell
- shell
- inner shell
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 claims description 20
- 239000010959 steel Substances 0.000 claims description 20
- 229910001294 Reinforcing steel Inorganic materials 0.000 claims description 7
- 239000000463 material Substances 0.000 description 5
- 238000005336 cracking Methods 0.000 description 4
- 238000010008 shearing Methods 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 2
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 2
- 230000006378 damage Effects 0.000 description 1
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
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- 238000004078 waterproofing Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Panels For Use In Building Construction (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この考案は、氷海構造物の耐氷構造に係わり、
更に詳しくは総重量を減少させると共に低コスト
にすることが出来る耐氷構造に関するものであ
る。
更に詳しくは総重量を減少させると共に低コスト
にすることが出来る耐氷構造に関するものであ
る。
従来、氷海構造物において大きな氷圧に抗する
耐氷構造の様式の一つとして、例えば鋼板製二重
殻内にコンクリートを充填した鋼コンクリート・
サンドイツチ構造のものが提案されている。しか
し、上記のような鋼コンクリート・サンドイツチ
構造に於ける鋼製外殻は、コンクリートに対する
防水、氷付着防止、耐摩耗及びコンクリート充填
時の型枠としての機能を有するものであるが、強
度上この種の構造では圧縮側たる外殻の鋼板は全
体としての強度に殆ど寄与しない。また、想定す
る氷荷重が非常に大きいため、一般に鋼板が降伏
する以前にコンクリートが剪断によつて斜めに割
れを生じ、破壊に至るか、または剛性を極度に低
下させる。
耐氷構造の様式の一つとして、例えば鋼板製二重
殻内にコンクリートを充填した鋼コンクリート・
サンドイツチ構造のものが提案されている。しか
し、上記のような鋼コンクリート・サンドイツチ
構造に於ける鋼製外殻は、コンクリートに対する
防水、氷付着防止、耐摩耗及びコンクリート充填
時の型枠としての機能を有するものであるが、強
度上この種の構造では圧縮側たる外殻の鋼板は全
体としての強度に殆ど寄与しない。また、想定す
る氷荷重が非常に大きいため、一般に鋼板が降伏
する以前にコンクリートが剪断によつて斜めに割
れを生じ、破壊に至るか、または剛性を極度に低
下させる。
また、このような問題に対して、内外殻を形成
する鋼板の板厚を増加することも考えられるが、
総重量が大きくなるばかりか、コストアツプとな
つて、あまり有効な方法ではない。
する鋼板の板厚を増加することも考えられるが、
総重量が大きくなるばかりか、コストアツプとな
つて、あまり有効な方法ではない。
この考案は、係る従来の問題点に着目して案出
されたもので、その目的とするところはコンクリ
ートが剪断によつて斜めに割れを生じるのを有効
に防止すると共に、比較的に薄い鋼板によつて内
外殻を形成することが出来、更に総重量を軽減さ
せてコストダウンを図ることが出来る氷海構造物
の耐氷構造を提供するものである。
されたもので、その目的とするところはコンクリ
ートが剪断によつて斜めに割れを生じるのを有効
に防止すると共に、比較的に薄い鋼板によつて内
外殻を形成することが出来、更に総重量を軽減さ
せてコストダウンを図ることが出来る氷海構造物
の耐氷構造を提供するものである。
この考案は上記目的を達成するため、鋼板製の
内殻と外殻との間に、コンクリートを充填してサ
ンドイツチ構造にした氷海構造物の耐氷構造にお
いて、前記内殻と外殻とを薄い鋼板により形成
し、外圧を受けた場合に引つ張り応力が生じる支
持部外殻端部及び内殻スパン中央近傍を二重張り
に形成すると共に、前記二重張りの二つの鋼材を
補強用鋼材により斜めに連結して支持するように
構成したことを要旨とするものである。
内殻と外殻との間に、コンクリートを充填してサ
ンドイツチ構造にした氷海構造物の耐氷構造にお
いて、前記内殻と外殻とを薄い鋼板により形成
し、外圧を受けた場合に引つ張り応力が生じる支
持部外殻端部及び内殻スパン中央近傍を二重張り
に形成すると共に、前記二重張りの二つの鋼材を
補強用鋼材により斜めに連結して支持するように
構成したことを要旨とするものである。
以下添付図面に基いて、この考案の実施例を説
明する。
明する。
第1図は、この考案を実施した氷海構造物1の
断面図を示し、氷海構造物1の氷2に接触する部
分には、耐氷構造3が施されている。
断面図を示し、氷海構造物1の氷2に接触する部
分には、耐氷構造3が施されている。
耐氷構造3は、第2図に示すように鋼板等の材
料から成る内殻4と外殻5との間にコンクリート
6が充填され、所謂サンドイツチ構造となつてい
る。
料から成る内殻4と外殻5との間にコンクリート
6が充填され、所謂サンドイツチ構造となつてい
る。
また、内殻4と外殻5とは、比較的に薄い鋼板
にて形成され、外圧Pを受けた場合に引張応力の
生じる支持部外殻5a及び内殻スパン中央近傍は
二重張りに構成されている。
にて形成され、外圧Pを受けた場合に引張応力の
生じる支持部外殻5a及び内殻スパン中央近傍は
二重張りに構成されている。
上記内殻4及び外殻5の中間部は、補強用鋼材
7により斜めに連結され、コンクリート6の斜め
割れに対して有効な補強となるように構成されて
いる。
7により斜めに連結され、コンクリート6の斜め
割れに対して有効な補強となるように構成されて
いる。
なお、内殻4、外殻5及び補強用鋼材7は、必
ずしも等厚の鋼板である必要はない。
ずしも等厚の鋼板である必要はない。
また、補強用鋼材7を鉄筋に置き換えても同様
な効果が得られるものである。また内殻4、外殻
5を構成する鋼板と、コンクリート6とのずれを
防止するために埋設するシアコネクター8は、圧
縮側、即ち二重張りとしない個所に設ける。
な効果が得られるものである。また内殻4、外殻
5を構成する鋼板と、コンクリート6とのずれを
防止するために埋設するシアコネクター8は、圧
縮側、即ち二重張りとしない個所に設ける。
なお、上記のように構成した耐氷構造3の応力
分布図としては、第3図に示すようになる。
分布図としては、第3図に示すようになる。
従つて、耐氷構造3を構成する鋼板の総てが有
効に働くことにより総重量を減少させて剛性の高
いものとすることが出来る。
効に働くことにより総重量を減少させて剛性の高
いものとすることが出来る。
この考案は、上記のように鋼板製の内殻と外殻
との間に、コンクリートを充填してサンドイツチ
構造にした氷海構造物の耐氷構造において、前記
内殻と外殻とを薄い鋼板により形成し、外圧を受
けた場合に引つ張り応力が生じる支持部外殻端部
及び内殻スパン中央近傍を二重張りに形成すると
共に、前記二重張りの二つの鋼板を補強用鋼材に
より斜めに連結して支持するように構成したた
め、内殻と外殻との間に設けられたコンクリート
が剪断により斜めに割れるのを有効に防止すると
ともに、比較的に薄い鋼板によつて内殻外殻を形
成出来るので総重量を軽減させてコストダウンを
図ることが出来る効果がある。
との間に、コンクリートを充填してサンドイツチ
構造にした氷海構造物の耐氷構造において、前記
内殻と外殻とを薄い鋼板により形成し、外圧を受
けた場合に引つ張り応力が生じる支持部外殻端部
及び内殻スパン中央近傍を二重張りに形成すると
共に、前記二重張りの二つの鋼板を補強用鋼材に
より斜めに連結して支持するように構成したた
め、内殻と外殻との間に設けられたコンクリート
が剪断により斜めに割れるのを有効に防止すると
ともに、比較的に薄い鋼板によつて内殻外殻を形
成出来るので総重量を軽減させてコストダウンを
図ることが出来る効果がある。
第1図は氷海構造物の概略断面図、第2図は第
1図のX部に於ける拡大断面図、第3図は応力分
布の説明図である。 4……内殻、5……外殻、6……コンクリー
ト、7……補強用鋼材(または鉄筋)、P……外
圧。
1図のX部に於ける拡大断面図、第3図は応力分
布の説明図である。 4……内殻、5……外殻、6……コンクリー
ト、7……補強用鋼材(または鉄筋)、P……外
圧。
Claims (1)
- 鋼板製の内殻と外殻との間に、コンクリートを
充填してサンドイツチ構造にした氷海構造物の耐
氷構造において、前記内殻と外殻とを薄い鋼板に
より形成し、外圧を受けた場合に引つ張り応力が
生じる支持部外殻端部及び内殻スパン中央近傍を
二重張りに形成すると共に、前記二重張りの二つ
の鋼材を補強用鋼材により斜めに連結して支持す
るように構成したことを特徴とする氷海構造物の
耐氷構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18085384U JPS6346508Y2 (ja) | 1984-11-30 | 1984-11-30 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18085384U JPS6346508Y2 (ja) | 1984-11-30 | 1984-11-30 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6197429U JPS6197429U (ja) | 1986-06-23 |
JPS6346508Y2 true JPS6346508Y2 (ja) | 1988-12-02 |
Family
ID=30738411
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18085384U Expired JPS6346508Y2 (ja) | 1984-11-30 | 1984-11-30 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6346508Y2 (ja) |
-
1984
- 1984-11-30 JP JP18085384U patent/JPS6346508Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6197429U (ja) | 1986-06-23 |
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