JPS6345970Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6345970Y2 JPS6345970Y2 JP1983168981U JP16898183U JPS6345970Y2 JP S6345970 Y2 JPS6345970 Y2 JP S6345970Y2 JP 1983168981 U JP1983168981 U JP 1983168981U JP 16898183 U JP16898183 U JP 16898183U JP S6345970 Y2 JPS6345970 Y2 JP S6345970Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cushion member
- filler
- recess
- air
- cushion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000009423 ventilation Methods 0.000 claims description 25
- 239000000945 filler Substances 0.000 claims description 24
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 24
- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 6
- 230000035699 permeability Effects 0.000 description 6
- 210000001217 buttock Anatomy 0.000 description 3
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 3
- 239000006260 foam Substances 0.000 description 3
- 239000006261 foam material Substances 0.000 description 3
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 2
- 239000004744 fabric Substances 0.000 description 2
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 2
- 229920001247 Reticulated foam Polymers 0.000 description 1
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 1
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は自動車等の車両用シート、詳しくは暖
房又は冷房を目的とする通気性シートに関するも
のである。
房又は冷房を目的とする通気性シートに関するも
のである。
従来、この種のシートは表皮部材10と、発泡
材製のクツシヨン部材11とに、上下方向に貫通
する通風孔イ′を開孔し、この通風孔イ′が着座時
において圧潰されて通気性が損なわないように、
表皮部材10側の通風孔イ′口縁に鳩目状の硬質
部材製キヤツプを設けたり、或いは第1図に示す
如く、通風孔イ′の内周壁に硬質部材製の筒体1
2を設けている。従つて、これらの従来品は表皮
部材10の表面に通風孔イ′が露出するため、シ
ートの美観を損うばかりか、通風孔イ′に設けた
硬質部材製のキヤツプ、筒体12により異物感が
生じ座り心地が極めて悪い不具合があつた。
材製のクツシヨン部材11とに、上下方向に貫通
する通風孔イ′を開孔し、この通風孔イ′が着座時
において圧潰されて通気性が損なわないように、
表皮部材10側の通風孔イ′口縁に鳩目状の硬質
部材製キヤツプを設けたり、或いは第1図に示す
如く、通風孔イ′の内周壁に硬質部材製の筒体1
2を設けている。従つて、これらの従来品は表皮
部材10の表面に通風孔イ′が露出するため、シ
ートの美観を損うばかりか、通風孔イ′に設けた
硬質部材製のキヤツプ、筒体12により異物感が
生じ座り心地が極めて悪い不具合があつた。
一方、着座の際に通風孔が圧潰されないよう
に、通気孔を大径すると、着座した際に異物感が
生じるし、またクツシヨン性も損なわれる。更
に、前記従来品はいずれも通風孔より直接温風又
は冷風が放出しその通風孔の孔径に対応する部分
のみが局部的に加温又は冷却されるにすぎないた
め、快適に使用できない不具合があつた。
に、通気孔を大径すると、着座した際に異物感が
生じるし、またクツシヨン性も損なわれる。更
に、前記従来品はいずれも通風孔より直接温風又
は冷風が放出しその通風孔の孔径に対応する部分
のみが局部的に加温又は冷却されるにすぎないた
め、快適に使用できない不具合があつた。
なお、斯る不具合を除去するものとして、着座
する部分全体を通気性の良好なクツシヨン材を使
用する技術が開示されているが(例えば特公昭58
−4646号公報)、これは、通気性が良好なクツシ
ヨン材を使用した座席に着座すると、このクツシ
ヨン材が圧潰されて通気性が損なわれるばかり
か、長期使用による繰返し荷重によつてクツシヨ
ン材が変形し、座席としての性能が損なわれる欠
陥がある。
する部分全体を通気性の良好なクツシヨン材を使
用する技術が開示されているが(例えば特公昭58
−4646号公報)、これは、通気性が良好なクツシ
ヨン材を使用した座席に着座すると、このクツシ
ヨン材が圧潰されて通気性が損なわれるばかり
か、長期使用による繰返し荷重によつてクツシヨ
ン材が変形し、座席としての性能が損なわれる欠
陥がある。
そこで、本考案はこれらの問題点を解決し、且
つ温風又は冷風がシート表面の広い範囲から放出
できるようにすることを目的とするものである。
つ温風又は冷風がシート表面の広い範囲から放出
できるようにすることを目的とするものである。
本考案の基本的構成は、発泡材などのクツシヨ
ン部材の上面に凹部を開穿し、この凹部内に通風
孔と突起を設けると共に凹部を通気性且つクツシ
ヨン性を有する充填材で充填し、これを通気性表
皮部材で被覆して、通風孔に強制送風した冷風、
温風が充填物を介して表皮部材より拡散して放出
するようにしたものである。
ン部材の上面に凹部を開穿し、この凹部内に通風
孔と突起を設けると共に凹部を通気性且つクツシ
ヨン性を有する充填材で充填し、これを通気性表
皮部材で被覆して、通風孔に強制送風した冷風、
温風が充填物を介して表皮部材より拡散して放出
するようにしたものである。
本考案の実施の一例を第2図乃至第4図に基づ
いて説明する。
いて説明する。
第2図は本考案に係るシートクツシヨンを示
し、図中aはフレーム1に載置したクツシヨン部
材で、その上面には凹部a1が設けてあり、この凹
部a1の底面にはクツシヨン部材aの底部に貫通す
る通風孔イが複数個開穿されている。図中bはク
ツシヨン部材aの凹部a1内に充填される通気性且
つクツシヨン性を有する充填材、cはクツシヨン
部材a及び充填材bを被包する表皮部材で、充填
材bを被覆する部分は織物地などの通気性を有す
る生地で形成されている。dは通風孔イ内に温風
或は冷風を送風する送風装置に接続されている送
気管を示す。図中2はフレーム1に張架したばね
材、3はスライドレールを示す。
し、図中aはフレーム1に載置したクツシヨン部
材で、その上面には凹部a1が設けてあり、この凹
部a1の底面にはクツシヨン部材aの底部に貫通す
る通風孔イが複数個開穿されている。図中bはク
ツシヨン部材aの凹部a1内に充填される通気性且
つクツシヨン性を有する充填材、cはクツシヨン
部材a及び充填材bを被包する表皮部材で、充填
材bを被覆する部分は織物地などの通気性を有す
る生地で形成されている。dは通風孔イ内に温風
或は冷風を送風する送風装置に接続されている送
気管を示す。図中2はフレーム1に張架したばね
材、3はスライドレールを示す。
以上のクツシヨン部材aは第3図、第4図に示
すが如く、シートクツシヨンの場合にあつては、
例えば尻部下方の表面に適宜形状の凹部a1,
a1′を設け、この凹部a1,a1′の底面に前述のよう
に通風孔イ,イ……を開穿する。
すが如く、シートクツシヨンの場合にあつては、
例えば尻部下方の表面に適宜形状の凹部a1,
a1′を設け、この凹部a1,a1′の底面に前述のよう
に通風孔イ,イ……を開穿する。
第3図に示すクツシヨン部材aは凹部a1内に、
前後二例の突起a2,a2を設けて凹部a1内に充填し
た充填材bの移動(片寄り)を規制すると同時
に、突起a2によつて、充填材bによるクツシヨン
性の低下を最小限にすると共に、突起a2が充填材
bに加わる荷重の一部を負担して充填材bの圧潰
を防止して、その通気性を損なわれないようにし
たものである。
前後二例の突起a2,a2を設けて凹部a1内に充填し
た充填材bの移動(片寄り)を規制すると同時
に、突起a2によつて、充填材bによるクツシヨン
性の低下を最小限にすると共に、突起a2が充填材
bに加わる荷重の一部を負担して充填材bの圧潰
を防止して、その通気性を損なわれないようにし
たものである。
また、第4図に示すクツシヨン部材a′は凹部a1
内に1ケの突起a2を設けて、充填材bの片寄りを
規制すると同時に、突起a2によつて、充填材bに
よるクツシヨン性の低下を最小限にすると共に、
突起a2が充填材bに加わる荷重の一部を負担して
充填材bの圧潰を防止して、その通気性を損なわ
れないようにしたものであり、これらの突起a2…
はクツシヨン部材aと同一物(同一発泡体)であ
つても良いし、また、クツシヨン部材aとクツシ
ヨン性が異なるもの、或いは連続気泡など通気性
を有するものでもよい。クツシヨン部材aと同一
物でないものにあつては接着など適宜手段でクツ
シヨン部材a′の凹部a1内に固定する。つまり、突
起a2…は単に充填物bの片寄りを防止する目的の
みならず、尻部におけるクツシヨン性(座り心
地)を調整するために設けるので、その形状、
数、材質は特定のものに限定されるものでない。
内に1ケの突起a2を設けて、充填材bの片寄りを
規制すると同時に、突起a2によつて、充填材bに
よるクツシヨン性の低下を最小限にすると共に、
突起a2が充填材bに加わる荷重の一部を負担して
充填材bの圧潰を防止して、その通気性を損なわ
れないようにしたものであり、これらの突起a2…
はクツシヨン部材aと同一物(同一発泡体)であ
つても良いし、また、クツシヨン部材aとクツシ
ヨン性が異なるもの、或いは連続気泡など通気性
を有するものでもよい。クツシヨン部材aと同一
物でないものにあつては接着など適宜手段でクツ
シヨン部材a′の凹部a1内に固定する。つまり、突
起a2…は単に充填物bの片寄りを防止する目的の
みならず、尻部におけるクツシヨン性(座り心
地)を調整するために設けるので、その形状、
数、材質は特定のものに限定されるものでない。
クツシヨン部材aが連続気泡を有する通気性発
泡材にあつては第2図に示すように通風孔イに、
筒体12を設けて送風の漏出を防止する。なお、
通風孔の口縁にはアイレツトを付けるも任意であ
る。
泡材にあつては第2図に示すように通風孔イに、
筒体12を設けて送風の漏出を防止する。なお、
通風孔の口縁にはアイレツトを付けるも任意であ
る。
充填材bはパームロツク、ヘアロツク、或いは
エバライト(商品名)などの網状発泡体などの通
気性とクツシヨン性を有するもの、或いは発泡体
の多数の小片などで、クツシヨン部材aの凹部a1
内に充填されている。図示するものb,b′は通気
性が良い発泡体をあらかじめ凹部a1内に嵌合する
ように形成したものである。なお、この充填材
b,b′は凹部a1内に図示するが如く、突起a2の高
さと略同一の高さに充填する。
エバライト(商品名)などの網状発泡体などの通
気性とクツシヨン性を有するもの、或いは発泡体
の多数の小片などで、クツシヨン部材aの凹部a1
内に充填されている。図示するものb,b′は通気
性が良い発泡体をあらかじめ凹部a1内に嵌合する
ように形成したものである。なお、この充填材
b,b′は凹部a1内に図示するが如く、突起a2の高
さと略同一の高さに充填する。
表皮部材cは少なくとも前記充填物bを被覆す
る部分を通気性がよい布地を使用して充填材bか
ら外部に温風等が放出され易いようになつてい
る。
る部分を通気性がよい布地を使用して充填材bか
ら外部に温風等が放出され易いようになつてい
る。
斯して、送風装置(例えば車内を加温又は冷却
するエアコン)より、温風又は冷風を送気管dを
介してクツシヨン部材aの通気孔イ,イ…に送風
すると、通気孔イ,イより充填材b内に拡散され
て表皮部材cより外部に放出され、着座者の尻部
などを加温又は冷却する。
するエアコン)より、温風又は冷風を送気管dを
介してクツシヨン部材aの通気孔イ,イ…に送風
すると、通気孔イ,イより充填材b内に拡散され
て表皮部材cより外部に放出され、着座者の尻部
などを加温又は冷却する。
本案品によれば、クツシヨン部材に設けた通風
孔が充填材を介して表皮部材で被覆されているた
め、着座した際の荷重によつて通風孔が圧潰され
て通風性が損なわれることがない。また、温風又
は冷風が通風孔から充填材に拡散されるため、従
来品に比べ、温風又は冷風の表皮部材からの放出
面積が増大し快適な冷暖房が得られる。
孔が充填材を介して表皮部材で被覆されているた
め、着座した際の荷重によつて通風孔が圧潰され
て通風性が損なわれることがない。また、温風又
は冷風が通風孔から充填材に拡散されるため、従
来品に比べ、温風又は冷風の表皮部材からの放出
面積が増大し快適な冷暖房が得られる。
更に充填材がクツシヨン部材の凹部に設けてあ
るため、凹凸感が少なく座り心地も損なわない。
るため、凹凸感が少なく座り心地も損なわない。
加えて、本考案はクツシヨン部材の表面側に凹
部を設け、この凹部内に突起と通気孔とを設けて
いる。従つて、突起部のクツシヨン性によつて凹
部内に設けた充填材によるクツシヨン性と感触の
低下を最小限に防止されるし、また、突起分が充
填材に加わる荷重の一部を負担するため充填材b
の圧潰が防止され、充填材bの通気性が損なわれ
ない。
部を設け、この凹部内に突起と通気孔とを設けて
いる。従つて、突起部のクツシヨン性によつて凹
部内に設けた充填材によるクツシヨン性と感触の
低下を最小限に防止されるし、また、突起分が充
填材に加わる荷重の一部を負担するため充填材b
の圧潰が防止され、充填材bの通気性が損なわれ
ない。
第1図は従来品を示す縦断面図、第2図乃至第
4図は本考案品を示し、第2図はその縦断面図、
第3図、第4図はクツシヨン部材と充材を示す斜
視図である。図中a,a′はクツシヨン部材、b,
b′は充填材、cは表皮部材を夫々示す。
4図は本考案品を示し、第2図はその縦断面図、
第3図、第4図はクツシヨン部材と充材を示す斜
視図である。図中a,a′はクツシヨン部材、b,
b′は充填材、cは表皮部材を夫々示す。
Claims (1)
- 表面側に凹部を有するクツシヨン部材と、前記
クツシヨン部材の凹部内に充填される通気性且つ
クツシヨン性を有する充填材と、クツシヨン部
材、充填材を被包し少なくとも充填材を被覆する
部分が通気性を有する表皮部材から構成され、前
記クツシヨン部材の凹部内には送風装置によつて
温風又は冷風を送気管を介して送風される多数の
通気孔と、前記充填材に加わる荷重の一部を負担
する突起とを設けてなる通気性シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16898183U JPS6074665U (ja) | 1983-10-31 | 1983-10-31 | 通気性シ−ト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16898183U JPS6074665U (ja) | 1983-10-31 | 1983-10-31 | 通気性シ−ト |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6074665U JPS6074665U (ja) | 1985-05-25 |
JPS6345970Y2 true JPS6345970Y2 (ja) | 1988-11-30 |
Family
ID=30369278
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16898183U Granted JPS6074665U (ja) | 1983-10-31 | 1983-10-31 | 通気性シ−ト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6074665U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0232115Y2 (ja) * | 1985-12-19 | 1990-08-30 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5637650U (ja) * | 1979-08-31 | 1981-04-09 | ||
JPS584646A (ja) * | 1981-07-01 | 1983-01-11 | Mitsubishi Electric Corp | 自動車用警報装置 |
JPS5836845B2 (ja) * | 1977-10-25 | 1983-08-12 | ベルテック株式会社 | デジタル操作記憶回路 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5836845U (ja) * | 1981-09-02 | 1983-03-10 | バイエルジヤパン株式会社 | ヒ−タ−付き車輛用座席 |
-
1983
- 1983-10-31 JP JP16898183U patent/JPS6074665U/ja active Granted
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5836845B2 (ja) * | 1977-10-25 | 1983-08-12 | ベルテック株式会社 | デジタル操作記憶回路 |
JPS5637650U (ja) * | 1979-08-31 | 1981-04-09 | ||
JPS584646A (ja) * | 1981-07-01 | 1983-01-11 | Mitsubishi Electric Corp | 自動車用警報装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6074665U (ja) | 1985-05-25 |
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