JPS6345945B2 - - Google Patents

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JPS6345945B2
JPS6345945B2 JP55004941A JP494180A JPS6345945B2 JP S6345945 B2 JPS6345945 B2 JP S6345945B2 JP 55004941 A JP55004941 A JP 55004941A JP 494180 A JP494180 A JP 494180A JP S6345945 B2 JPS6345945 B2 JP S6345945B2
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JP
Japan
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rubber tube
unvulcanized rubber
braiding
mandrel rod
length
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JP55004941A
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English (en)
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Inventor
Yoshio Ootomo
Hidehiro Suzuki
Masaomi Kondo
Seietsu Fujita
Hideo Wada
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Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Publication date
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Publication of JPS56101841A publication Critical patent/JPS56101841A/ja
Publication of JPS6345945B2 publication Critical patent/JPS6345945B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はマンドレル棒挿入未加硫ゴムチユーブ
編組機に関するものである。
更に詳述すれば本発明は、マンドレル棒挿入未
加硫ゴムチユーブを編組する際、編組締付けによ
り伸びた後の未加硫ゴムチユーブの長さを演算予
測し、その演算予測した編組締付けにより伸びた
後の未加硫ゴムチユーブの長さを挿入したマンド
レル棒の長さと対比してマンドレル棒の長さより
長くなる部分、即ち未加硫ゴムチユーブの余長発
生の有無を判定し、余長があると判定したときに
は編組中間段階で切断し、それによりマンドレル
棒挿入未加硫ゴムチユーブ編組作業の生産性、歩
留を懸著に改善すると共にその製造コストを大幅
に低減出来るマンドレル棒挿入未加硫ゴムチユー
ブ編組機に関するものである。
[従来の技術] 自動車用ブレーキホースは重要な保安部品であ
る。このため自動車用ブレーキホースは油圧を正
確に伝達させるため内径寸法精度が高く、しかも
あらゆる気象条件と自動車が受ける苛酷な振動劣
化に耐えられるように製造される。
自動車用ブレーキホースは内層ゴム上に第1繊
維補強層及び第2繊維補強層を設け、更にその上
層に外層ゴムを被覆して成るいわゆる繊維補強ゴ
ムホースである。ここで第1繊維補強層及び第2
繊維補強層は強力な強度を有する合成繊維を編組
したものが用いられている。
従つて、自動車用ブレーキホースの製造に当た
つては内径寸法精度の確保と、内層ゴム、第1繊
維補強層、第2繊維補強層及び外層ゴムの4者一
体の加硫接着を行うため、次のような工程を経て
製造されている。
第1工程は長尺な未加硫ゴムチユーブの押出し
工程である。
第2工程はその押出した長尺な未加硫ゴムチユ
ーブから所定長さの未加硫ゴムチユーブに切断す
る切断工程である。第6図は切断された所定長さ
の未加硫ゴムチユーブ1の正面説明図である。
第3工程は所定長さの未加硫ゴムチユーブ1内
に、該未加硫ゴムチユーブ1の内径とほぼ等しい
外径と該未加硫ゴムチユーブ1より若干長い第7
図のような直線状のマンドレル棒2を、第8図の
ように挿入してマンドレル棒挿入未加硫ゴムチユ
ーブとする工程である。この際直線状のマンドレ
ル棒2は未加硫ゴムチユーブ1の一端側端部まで
完全に挿入し、そのマンドレル棒2の他端側は露
出するようにしておかれる。
ここにおいてマンドレル棒2が未加硫ゴムチユ
ーブ1より若干長尺とするのは、未加硫ゴムチユ
ーブ1が未加硫のため伸び易く、その結果編組に
よりきつく締められたとき初期長さの2〜4倍に
伸びるためである。また、マンドレル棒2の外径
を未加硫ゴムチユーブ1の内径とほぼ等しくする
のは未加硫ゴムチユーブ1の内径変形を最小限に
するためである。
次の第4工程は、第9図イ,ロに示すように、
マンドレル棒挿入未加硫ゴムチユーブ上に第1繊
維補強層を編組し、その上に第2繊維補強層を編
組することにより繊維補強層編組マンドレル棒挿
入未加硫ゴムチユーブ7とする工程である。
この第4工程では編組が進むにつれ、編組締付
けにより未加硫ゴムチユーブ1は、第9図イのよ
うにマンドレル棒2の露出部側に次第に伸びて行
くようになる。第9図ロは、編組締付けにより伸
びた後の未加硫ゴムチユーブ1の長さがマンドレ
ル棒2の長さよりαだけ長く(以下、余長部分と
いう)なつた繊維補強層編組マンドレル棒挿入未
加硫ゴムチユーブ7の例を示したものである。
このような未加硫ゴムチユーブ1の余長部分
は、内部にマンドレル棒2が挿入されていないた
め内径の均一寸法化が望めべくもない。
次の第5工程は繊維補強層編組マンドレル棒挿
入未加硫ゴムチユーブ7上に未加硫外層ゴムを押
出被覆する工程である。
次の第6工程は外周に未加硫外層ゴムを押出被
覆した繊維補強層編組マンドレル棒挿入未加硫ゴ
ムチユーブ7を加硫装置にて加硫する工程であ
る。
最後の第7工程は、加硫して得られたマンドレ
ル棒挿入ゴムホースよりマンドレル棒2を引き抜
く工程である。
このようにして製造された繊維補強ゴムホース
は内径寸法精度が均一で、しかも未加硫ゴムチユ
ーブ1、未加硫外層ゴム、第1繊維補強層及び第
2繊維補強層の4者が強力に接着一体化したもの
となる。
さて、第4工程の編組作業は編組機を停止させ
ることなく、マンドレル棒挿入未加硫ゴムチユー
ブを1本ずつ次々と編組機へセツトするようにな
つている。
いま、編組完了時点の未加硫ゴムチユーブ1の
伸びがマンドレル棒2の長さと丁度同じ長さまで
伸びたときが編組の無駄がない。
しかしながら前述したように未加硫ゴムチユー
ブ挿入マンドレル棒の未加硫ゴムチユーブ1は、
第9図イ,ロのように編組が進むに従い伸びるた
め、必要長さだけ編組するのが非常に困難であ
る。しかも悪いことには未加硫ゴムチユーブ1の
伸びは未加硫ゴムの配合、温度、湿度、編組締付
力等が影響して大きくばらつくため、その伸びを
予測するのが困難である。実際の編組工場は恒
温、恒室となつているが、それでも未加硫ゴム特
有の可塑性のため大きな伸びの発生が避けられな
い。
従つて、実際の編組作業では未加硫ゴムチユー
ブ1の伸びがマンドレル棒2と一致することは希
であつて、通常は編組完了時点の未加硫ゴムチユ
ーブ1の伸びがマンドレル棒2の長さより短い
か、逆に長尺となる。
一方、繊維補強ゴムホースの生産性の点からみ
たとき、編組終了時点の未加硫ゴムチユーブ1の
伸びがマンドレル棒2の長さより短い場合には得
られる繊維補強ゴムホースが短くなり、生産性の
点で好ましいことではない。このため実際には、
編組完了時点の未加硫ゴムチユーブ1の伸びがマ
ンドレル棒2の長さより長尺となるように設定さ
れている。
従つて、実際の編組作業では編組完了時点で未
加硫ゴムチユーブ1がマンドレル棒2の長さより
長尺となる、即ち余長となるため、編組作業がマ
ンドレル棒2が挿入されていない部分まで編組す
ること(以下、空打編組という)が余儀なくされ
ていた。
この場合作業者が余長部分が発生したら直ちに
編組機を停止させ、余長部分を切断すれば、空打
編組を最小限にすることが出来るが、その場合に
は停止により生産性が低下し、しかも常時作業者
が数台の編組機のそれぞれ1本ずつを常時監視す
る必要があり実際上不可能である。
このような訳で未加硫ゴムチユーブ挿入マンド
レル棒の編組作業においては、空打編組の防止が
生産性、歩留、製造コストの3点から強く改善が
求められていた。
[発明が解決しようとする課題] 本発明はかかる点に立つて為されたものであつ
て、その目的とするところは前記した従来技術の
欠点を解点し、マンドレル棒挿入未加硫ゴムチユ
ーブの編組作業の編組の中間段階において、編組
終了時点における編組締付けによる伸びた後の未
加硫ゴムチユーブの長さを演算予測し、その予測
した未加硫ゴムチユーブの長さとマンドレル棒の
長さとを対比して未加硫ゴムチユーブの余長発生
の有無を判定し、余長発生が有りと判定したとき
にはその余長部分を切断、除去し、その結果空打
編組をなくして生産性、歩留を顕著に改善すると
共にその生産コストを大幅に低減出来るマンドレ
ル棒挿入未加硫ゴムチユーブ編組機を提供するこ
とにある。
[課題を解決するための手段] 本発明のマンドレル棒挿入未加硫ゴムチユーブ
編組機の要旨とするところは、所定長さの未加硫
ゴムチユーブ内にその未加硫ゴムチユーブの内径
とほぼ等しい外径を有しかつその未加硫ゴムチユ
ーブより長尺な直線状マンドレル棒を挿入して成
るマンドレル棒挿入未加硫ゴムチユーブを1本ず
つ次々とセツトして編組する際、最も編組の無駄
が無いマンドレル棒挿入未加硫ゴムチユーブ編組
機を提供することにある。
即ち、本発明のマンドレル棒挿入未加硫ゴムチ
ユーブ編組機は、そのマンドレル棒挿入未加硫ゴ
ムチユーブ編組機にセツトされたマンドレル棒挿
入未加硫ゴムチユーブ先端の通過時間(スタート
時間)を検出することが出来るマンドレル棒先端
検出機と、マンドレル棒挿入未加硫ゴムチユーブ
の未加硫ゴムチユーブ端末の通過時間とその通過
速度を検出できる2本のチユーブ端末検出機と、
編組速度を検出出来る編組速度検出機24と、こ
れらの検出機の検出信号を受けて編組中間段階に
おいて編組終了時点における編組締付けによる伸
びた後の未加硫ゴムチユーブの長さを演算予測
し、その予測した未加硫ゴムチユーブの長さとマ
ンドレル棒の長さとを対比しての未加硫ゴムチユ
ーブの余長発生の有無を判定し、余長発生が有り
と判定したときにはその未加硫ゴムチユーブの余
長部分を指定時間に切断するように切断指令を出
すことが出来る制御用マイクロコンピユターと、
その制御用マイクロコンピユターの指令により指
定時間に未加硫ゴムチユーブの余長部分を切断す
ることが出来る切断装置と、その切断装置により
切断された未加硫ゴムチユーブの余長部分を排除
することが出来る余長チユーブ排除装置とを有す
ることを特徴とするマンドレル棒挿入未加硫ゴム
チユーブ編組機にある。
[作用] 本発明のマンドレル棒挿入未加硫ゴムチユーブ
編組機は、所定長さの未加硫ゴムチユーブ内にそ
の未加硫ゴムチユーブの内径とほぼ等しい外径を
有しかつその未加硫ゴムチユーブより長尺な直線
状マンドレル棒を挿入して成るマンドレル棒挿入
未加硫ゴムチユーブを、マンドレル棒挿入未加硫
ゴムチユーブ編組機へ1本ずつ次々とセツトして
編組する際、制御用マイクロコンピユターが編組
中間段階において編組終了時点における編組締付
けにより伸びた後の未加硫ゴムチユーブの長さを
演算予測すると共にその余長の有無を判定し、更
に余長があると判定したときにはその余長部分を
編組の中間段階の指定時間に切断装置により切断
させ、更にその切断した余長部分を余長チユーブ
排除装置により排除し、その結果未加硫ゴムチユ
ーブの余長編組による無駄を省き、生産性と歩留
を顕著に向上させると共にその製造コストをも大
幅に低減することにある。
[実施例] 次に、本発明のマンドレル棒挿入未加硫ゴムチ
ユーブ編組機の一実施例を図面により説明する。
第1図は本発明のマンドレル棒挿入未加硫ゴム
チユーブ編組機の一実施例を示した説明図、第2
図はその切断装置の部分拡大裁断正面図、第3図
はその切断装置の部分拡大裁断側面図である。
第1図からわかるように本発明のマンドレル棒
挿入未加硫ゴムチユーブ編組機の一実施例機は、
マンドレル棒挿入未加硫ゴムチユーブのゴムチユ
ーブ側が被嵌されている側をセツトすると、送り
出し装置5によりセツトしたマンドレル棒挿入未
加硫ゴムチユーブが矢印方向に送り出され、その
上層に編組装置3で第1繊維補強層が編組され、
続いてその上層に編組装置4で第2繊維補強層が
編組されて繊維補強層編組マンドレル棒挿入未加
硫ゴムチユーブ7とする。次いでここで得られた
繊維補強層編組マンドレル棒挿入未加硫ゴムチユ
ーブ7は引取装置6を介して図示しない繊維補強
層編組マンドレル棒挿入未加硫ゴムチユーブ置場
へ次々と送り出されるようになつている。
第1図において、19は余長チユーブ排除装置
であつて、この余長チユーブ排除装置19は図示
しない切断した未加硫ゴムチユーブの余長部分を
排除する装置である。
第1図において、20は制御用マイクロコンピ
ユターである。この制御用マイクロコンピユター
20はマンドレル棒先端検出機21、チユーブ端
末検出機22,23及び編組速度検出機24の検
出信号を受けて未加硫ゴムチユーブ挿入マンドレ
ル棒の編組作業における未加硫ゴムチユーブの余
長部分を演算予測し、その演算結果を切断機に指
令して未加硫ゴムチユーブの余長部分を切断させ
るようになつている。
マンドレル棒先端検出機21、チユーブ端末検
出機22,23及び編組速度検出機24として
は、光電管、近接スイツチ、タツチスイツチ等が
用いることが出来る。
第1図においてマンドレル棒先端検出機21
は、編組装置3の先端部に配置されており、マン
ドレル棒挿入未加硫ゴムチユーブの先端の通過時
間(スタート時間)を検出するようになつてい
る。
第1図においてチユーブ端末検出機22,23
は、未加硫ゴムチユーブ挿入マンドレル棒の未加
硫ゴムチユーブ1の端末の通過時間の検出とその
通過速度を検出出来るようになつている。即ち、
チユーブ端末検出機22,23が2本あるのは通
過速度をも検出出来るようにするためである。
第1図において編組速度検出機24は編組装置
4の編組速度を検出するようになつている。
第1図において、は未加硫ゴムチユーブの余
長部分を切断する切断装置である。
この切断装置は、第2図及び第3図に示すよ
うに、2枚の切断刃9,10で未加硫ゴムチユー
ブ1の予測余長部分を切断するようになつてい
る。この切断刃9,10は、以下に詳述するよう
に未加硫ゴムチユーブ1の予測余長部分を切断す
るが、挿入してあるマンドレル棒2は切断しない
ように工夫されている。
即ち、一方側の切断刃9は、未加硫ゴムチユー
ブ1の内径とほぼ等しい半円状刃部91と、その
半円状刃部91の直径と等しい幅でかつ適当な長
さを有する平行刃部92と、その平行刃部92か
ら外方に拡がつた拡がり部93から構成され、し
かもこの場合には摺動台94にボルト等によつて
固定されている。この摺動台94は、支持台15
に形成されてある摺動溝151に沿つて摺動出来
るようになつている。摺動台94の底面には、適
宜な長さを有するラツク11が下向きとなるよう
に固定されている。
また、他方側の切断刃10は、切断刃9と同様
に、未加硫ゴムチユーブ1の内径とほぼ等しい半
円状刃部101と、その半円状刃部101の直径
と等しい幅でかつ適当な長さを有する平行刃部1
02と、その平行刃部102から外方に拡がつた
拡がり部103から構成され、しかもこの場合に
はL型部材104に、切断刃9と相対抗するよう
に、円直方向に固定されている。このL型部材1
04は他のL型部材105,106を介してラツ
ク11より下方に位置しかつ上向きに配置された
ラツク12に連結されている。このラツク12の
底面には、摺動台107が固定されている。そし
て摺動台107はベース16に形成されてある摺
動溝161に沿つて摺動できるようになつてい
る。
回転可能なピニオン13はラツク11とラツク
12に同時に噛み合うように配置されており、そ
の回転により一方側の切断刃9と他方側の切断刃
10とを互いに近付けたり、遠ざけたりすること
が出来る。
2枚の切断刃9,10の材質としては、炭素工
具鋼(SK鋼)、フエノール樹脂やポリテトラフル
オロエチレン等のプラスチツク等を用いることが
出来る。
第2図において、補助支持板17に固定されて
いるシリンダ機構14はラツク12の一端面側に
連結されている。このシリンダ機構14に作動開
始の信号が入力されると、ピストン141は矢印
の方向に作動し、その結果切断刃9,10が互い
に交叉するようになつている。第2図において、
18は摺動台107の移動量調節ストツパーであ
る。
次に、本発明のマンドレル棒挿入未加硫ゴムチ
ユーブ編組機の一実施例機の動作について説明す
る。
第4図は制御用マイクロコンピユター20の制
御フローチヤートを示したものである。第4図に
おいて、編組速度取込みとは、作業状況、特に気
象条件の変動により未加硫ゴムチユーブ1の性質
が変化するのを受けて編組速度を変えるという意
味である。
まず、本発明の未加硫ゴムホース被覆マンドレ
ル棒編組機の一実施例機の電源スイツチ(図示し
ない)と制御用マイクロコンピユター20の電源
スイツチ(図示しない)も入れる。
送り出し装置5にマンドレル棒挿入未加硫ゴム
チユーブがセツトされると、マンドレル棒先端検
出機21によりマンドレル棒挿入未加硫ゴムチユ
ーブの先端が検出され、その先端検出信号が直ち
に制御用マイクロコンピユター20に入力され
る。この検出信号が入力された制御用マイクロコ
ンピユター20は内蔵するタイマーが始動し、ス
タート時間となる。
次に、チユーブ端末検出機22,23は、マン
ドレル棒挿入未加硫ゴムチユーブの未加硫ゴムチ
ユーブ1端末の通過時間とその通過速度を検出
し、その端末検出信号が直ちに制御用マイクロコ
ンピユター20に入力される。
制御用マイクロコンピユター20はこれらの入
力信号をもとに、マンドレル棒挿入未加硫ゴムチ
ユーブのマンドレル棒の終端部まで編組した時、
即ち有効編組終了時点における編組締付けにより
伸びた後の未加硫ゴムチユーブ1の長さを演算予
測すると共にその編組締付けにより伸びた後の未
加硫ゴムチユーブ1の長さとマンドレル棒2の長
さとの差を演算し、更にその差よりマンドレル棒
2より長くなる部分、即ち未加硫ゴムチユーブ1
の余長部分の有無を判定する。
もし、制御用マイクロコンピユター20が未加
硫ゴムチユーブ1の余長がないと判定したときに
は直ちにリセツトされる。
逆に、未加硫ゴムチユーブ1の余長があると判
定されたとき、制御用マイクロコンピユター20
は編組開始後からの切断時間を演算予測し、その
切断時間信号を余長切断機に指令する。
切断時間信号を指令された余長切断機は、そ
の切断時間に切断刃9,10が作動して未加硫ゴ
ムチユーブ1の余長部分を切断する。切断された
未加硫ゴムチユーブ1の余長部分は余長チユーブ
排除装置19で排除される。切断作業が終了する
と、制御用マイクロコンピユター20はリセツト
される。
次に、本発明のマンドレル棒挿入未加硫ゴムチ
ユーブ編組機の一実施例機の動作をモデル編組例
について説明する。
マンドレル棒挿入未加硫ゴムチユーブは、長さ
4mの未加硫ゴムチユーブ1に長さ10.5mのマン
ドレル棒2の一端側を挿入して成るものである。
まず、本発明のマンドレル棒挿入未加硫ゴムチ
ユーブ編組機の一実施例機の電源スイツチ(図示
しない)と制御用マイクロコンピユター20の電
源スイツチ(図示しない)も入れ、送り出し装置
5に未加硫ゴムチユーブ被覆マンドレル棒をセツ
トすると、マンドレル棒先端検出機21がマンド
レル棒2の先端の通過(スタート時間)を検出
し、その先端検出信号が直ちに制御用マイクロコ
ンピユター20に入力される。先端検出信号が入
力された制御用マイクロコンピユター20は内蔵
するタイマーが始動する。
セツトされたマンドレル棒挿入未加硫ゴムチユ
ーブはマンドレル棒挿入未加硫ゴムチユーブの送
り出し速度aで進み、未加硫ゴムチユーブ1の端
末がチユーブ端末検出機22,23の位置を通過
するとき、チユーブ端末検出機22,23が作動
して未加硫ゴムチユーブ1端末の通過時間とその
通過速度を検出する。即ち、チユーブ端末検出機
22ではt1(sec)、チユーブ端末検出機23ではt2
(sec)の通過時間を検出することにより、その通
過速度が制御用マイクロコンピユター20で算出
されるようになつている。
第5図はマンドレル棒挿入未加硫ゴムチユーブ
の編組作業における編組時間(sec)と編組長さ
との関係を示したグラフである。
マンドレル棒2の編組長さYmは、マンドレル
棒2の伸縮が無視される程小さいから、マンドレ
ル棒挿入未加硫ゴムチユーブの送り出し速度a
(編組速度)と編組時間tとの積で表される。こ
の場合マンドレル棒2の編組作業は編組時間がt
=600secのとき終了するようになつている。
Ym=at ………(1) Ym:マンドレル棒2の編組長さ(10.5m) a:マンドレル棒挿入未加硫ゴムチユーブの送り
出し速度(a=10.5m/600sec=0.0175m/
sec) t:編組時間 しかしながら未加硫ゴムチユーブは編組締付け
により伸びるから編組長さ長さYcは、次の(2)式
のようになる。
Yc=a′t+b ………(2) Yc:編組締付けにより伸びた後の未加硫ゴムチ
ユーブ1の編組長さ a′:伸びを補正した未加硫ゴムチユーブの送り出
し速度 b:定数 いま、C1、C2点におけるL1、L2は(3)、(4)式の
ようになる。
L1=a′t1+b ………(3) L2=a′t2+b ………(4) (4)−(3)=L2−L1=a′(t2−t1) a′=L2−L1/t2−t1 ………(5) (5)式を(4)式に代入することにより、bが求めら
れる。
未加硫ゴムチユーブ1の余長予測、切断装置が
無い従来のマンドレル棒挿入未加硫ゴムチユーブ
編組機で余長部分が発生した未加硫ゴムチユーブ
1を編組する作業では、編組長さYcは、編組時
間と共に進行するものの、編組時間がt=600sec
のときにも終了せず、編組時間t=600secから
t′までの未加硫ゴムチユーブ1の余長部分を編組
することになる。その結果次のマンドレル棒挿入
未加硫ゴムチユーブのセツト作業時間を遅らせ、
余分な編組作業により生産性の低下、歩留の悪
化、コストアツプ等を招くことになる。
当然ながら未加硫ゴムチユーブ1に余長部分が
発生したマンドレル棒挿入未加硫ゴムチユーブの
編組速度、即ち Yc=a′t+b ………(2) 式の勾配a′は、マンドレル棒2の10.5mの部分の
編組作業の編組速度、即ち Ym=at ………(1) 式の勾配aより小さくなる。
しかし本発明のマンドレル棒挿入未加硫ゴムチ
ユーブ編組機の一実施例機では、制御用マイクロ
コンピユター20が入力信号をもとに、編組終了
時点における編組により伸びた後の未加硫ゴムチ
ユーブ1の長さを演算予測すると共にその演算予
測した編組終了時点における編組により伸びた後
の未加硫ゴムチユーブ1の長さとマンドレル棒2
の長さとの差を演算し、その差により未加硫ゴム
チユーブ1の余長発生の有無の判定をする。
即ち、制御用マイクロコンピユター20は、
Yc−Ym>0のとき余長発生が有り、Yc−Ym
<0のとき余長発生が無いと判定するようになつ
ている。
そしてYc−Ym>0のとき、即ち未加硫ゴム
チユーブ1に余長が発生すると判定したとき、制
御用マイクロコンピユター20は、余長部分を切
断装置で予め切断するように指令する。
そして指令された切断時間が来た切断装置
は、切断刃9,10が作動してマンドレル棒挿入
未加硫ゴムチユーブの未加硫ゴムチユーブ1の余
長部分を切断する。切断が終了すると、制御用マ
イクロコンピユター20はリセツトされる。そし
て切断された未加硫ゴムチユーブ1の余長部分は
余長チユーブ排除装置19により自動的に排除さ
れる。
編組中間段階で未加硫ゴムチユーブ1の余長が
切断されるから、実際の編組作業は第5図のよう
に途中から破線のように進み、編組時間t=
600secのとき終了し、その結果次のマンドレル棒
挿入未加硫ゴムチユーブのセツト作業時間を早
め、生産性、歩留を顕著に向上させ、コストを大
幅に低減することが出来る。
なお、制御用マイクロコンピユター20はマン
ドレル棒挿入未加硫ゴムチユーブに未加硫ゴムチ
ユーブ1の余長が0、あるいは余長が無いと判定
したときには、切断装置が作動しないようにな
つている。
このようにして1本の編組が終わると、次に編
組するマンドレル棒挿入未加硫ゴムチユーブをセ
ツトする。この際切断した未加硫ゴムチユーブ1
の余長部分を余長チユーブ排除装置19により排
除してからでないと送り出し装置5が作動しない
ようになつている。しかしこののまでは前に編組
したマンドレル棒挿入未加硫ゴムチユーブと、次
に編組するマンドレル棒挿入未加硫ゴムチユーブ
との間隔が開き過ぎることになる。そこでこのよ
うな欠点を解消するため、本発明のマンドレル棒
挿入未加硫ゴムチユーブ編組機の一実施例機で
は、制御用マイクロコンピユター20が、送り出
し装置5へ次に編組するマンドレル棒挿入未加硫
ゴムチユーブが早送りするように送り出し信号2
5を指令し、その結果前に編組したマンドレル棒
挿入未加硫ゴムチユーブと、次に編組するマンド
レル棒挿入未加硫ゴムチユーブとの間隔が開き過
ぎないようにすることができる。
[発明の効果] 本発明のマンドレル棒挿入未加硫ゴムチユーブ
編組機は、マンドレル棒挿入未加硫ゴムチユーブ
の編組する際、編組中間段階で編組終了時点にお
ける編組締付けによる伸びた後の未加硫ゴムチユ
ーブの長さを演算予測した後その伸びた後の未加
硫ゴムチユーブの長さを挿入したマンドレル棒よ
り短尺か、丁度か、長尺かを素早く判定し、そし
てマンドレル棒より長尺と判定したときにはその
余長部分を切断装置で切断し、その結果未加硫ゴ
ムチユーブの余長部分編組による無駄を省いてマ
ンドレル棒挿入未加硫ゴムチユーブの編組作業の
生産性及び歩留を顕著に改善すると共に製造コス
トを大幅に低減出来るものであり、工業上有用で
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のマンドレル棒挿入未加硫ゴム
チユーブ編組機の一実施例を示した説明図、第2
図はその切断装置の部分拡大裁断正面図、第3図
はその切断装置の部分拡大裁断側面図、第4図は
制御用マイクロコンピユター20の制御フローチ
ヤート、第5図はマンドレル棒挿入未加硫ゴムチ
ユーブの編組作業における編組時間(sec)と編
組長さとの関係を示したグラフ、第6図は未加硫
ゴムチユーブの正面説明図、第7図はマンドレル
棒の正面説明図、第8図はマンドレル棒挿入未加
硫ゴムチユーブの正面説明図、第9図はマンドレ
ル棒挿入未加硫ゴムチユーブを編組したときの編
組各段階の状態を示した正面説明図である。 1:未加硫ゴムチユーブ、2:マンドレル棒、
3,4:編組装置、5:送り出し装置、6:引取
装置、7:繊維補強層編組マンドレル棒挿入未加
硫ゴムチユーブ、:切断装置、9,10:切断
刃、11,12:ラツク、13:ピニオン、1
4:シリンダ機構、15:支持台、16:ベー
ス、17:補助支持板、18:移動量調節ストツ
パー、19:余長チユーブ排除装置、20:制御
用マイクロコンピユター、21:マンドレル棒先
端検出機、22,23:チユーブ端末検出機、2
4:編組速度検出機、25:送り出し信号、2
6:編組層、91,101:半円状刃部、92,
102:平行刃部、93,103:拡がり部、9
4,107:摺動台、104,106:L型部
材、141:ピストン、151:摺動溝、16
1:摺動溝。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 所定長さの未加硫ゴムチユーブ1内に該未加
    硫ゴムチユーブ1の内径とほぼ等しい外径を有し
    かつ該未加硫ゴムチユーブ1より長尺な直線状マ
    ンドレル棒2を挿入して成るマンドレル棒挿入未
    加硫ゴムチユーブを送り出すことが出来る送り出
    し装置5と、該送り出し装置5により送り出され
    た前記マンドレル棒挿入未加硫ゴムチユーブの上
    層に第1編組補強層を編組出来る編組装置3と、
    該第1編組補強層の上層に第2編組補強層を編組
    出来る編組装置4と、該編組装置3と編組装置4
    により編組して成る繊維補強層編組マンドレル棒
    挿入未加硫ゴムチユーブ7を引き取ることが出来
    る引取装置6から成るマンドレル棒挿入未加硫ゴ
    ムチユーブ編組機において、前記編組装置3の先
    端部に配置されしかも該マンドレル棒挿入未加硫
    ゴムチユーブ編組機にセツトされた前記マンドレ
    ル棒挿入未加硫ゴムチユーブ先端の通過時間(ス
    タート時間)を検出することが出来るマンドレル
    棒先端検出機21と、前記送り出し装置5と前記
    編組装置3との間に配置されしかも前記マンドレ
    ル棒挿入未加硫ゴムチユーブの未加硫ゴムチユー
    ブ端末の通過時間とその通過速度を検出できる2
    本のチユーブ端末検出機22,23と、前記編組
    装置4の直前に設置されしかも該編組装置4の編
    組速度を検出出来る編組速度検出機24と、該マ
    ンドレル棒先端検出機21、チユーブ端末検出機
    22,23及び編組速度検出機24の検出信号を
    受けて編組中間段階において編組終了時点におけ
    る編組締付けによる伸びた後の未加硫ゴムチユー
    ブの長さを演算予測すると共にその伸びた後の未
    加硫ゴムチユーブの長さと前記マンドレル棒2の
    長さとを対比して伸びた後の未加硫ゴムチユーブ
    の余長発生の有無を判定し、しかも余長発生が有
    と判定されたときにはその余長部分を指定時間に
    切断するように切断指令を出すことが出来る制御
    用マイクロコンピユータ20と、該制御用マイク
    ロコンピユータ20の指令により指定時間に前記
    未加硫ゴムチユーブの余長部分を切断することが
    出来る切断装置8と、該切断装置8により切断さ
    れた未加硫ゴムチユーブの余長部分を排除するこ
    とが出来る余長チユーブ排除装置19とを有する
    ことを特徴とするマンドレル棒挿入未加硫ゴムチ
    ユーブ編組機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5041974A (ja) * 1973-05-04 1975-04-16

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