JPS6345120Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6345120Y2 JPS6345120Y2 JP5970283U JP5970283U JPS6345120Y2 JP S6345120 Y2 JPS6345120 Y2 JP S6345120Y2 JP 5970283 U JP5970283 U JP 5970283U JP 5970283 U JP5970283 U JP 5970283U JP S6345120 Y2 JPS6345120 Y2 JP S6345120Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- case
- piezoelectric element
- ultrasonic
- outer periphery
- air
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Landscapes
- Transducers For Ultrasonic Waves (AREA)
Description
本案は空中に超音波を放射したり、逆に空中に
放射された超音波を受波する機能を有する超音波
マイクロフオンに関するもので、以下図面におい
て説明する。 第1図において、1は有底筒状に成形したケー
ス、2は該ケースの底面1aを音波送受部として
その内面中央に一体に貼着した圧電磁器の円板よ
りなる圧電素子で、表裏面に電極2a,2bを有
する。3は前記ケースの内部に圧電素子2を封入
するようケースの開口面に配設した蓋板、4a,
4bは一端がケース1内に突出して前記圧電素子
の表裏電極2a,2bと金属細線5a,5bを介
して電気的に接続し他端が外方に突出するよう前
記蓋板3に植設した一対の端子ピンで、蓋板がプ
ラスチツク等の如き絶縁材料よりなる場合は直接
植設すればよいが、金属の如き導電材料よりなる
場合は一方の端子ピンを他方の端子ピンから絶縁
隔離するため、いずれか一方の端子ピンをガラス
等の如き絶縁層(図中番号6で示すような)を介
して蓋板3に植設しなければならない。7は前記
ケース1の開口面と蓋板3の外面との間に形成さ
れた空隙に充填したエポキシ樹脂等よりなる絶縁
シール材で、ここまでの説明と構成は従来公知で
あるが、本案は上記有底筒状ケース1を、発泡性
プラスチツク材料で構成し、更に該ケースの底面
1aの外面において圧電素子2と当接する中央部
1a1を除く外周部1a2全域を所定の切込み深さで
削除することにより前記中央部1a1の周囲に段部
1bを形成したものである。前記発泡性プラスチ
ツク材料は第2図に示すようにエポキシ樹脂等の
如き有機物を基材11としてその内部にガラスバ
ルーン、シラスバルーン等の如き微粒の中空球1
2…を無数分散したもの、あるいはプラスチツク
に発泡剤を加えて加熱処理して内部に無数の気泡
を形成したものからなる。またケースの底面の少
なくも中央領域1a1の肉厚はその材料の音速の1/
4波長と略同一寸法に設定することによつてケー
ス底面での損失を少なくすることができる。 一般にこの種、超音波マイクロフオンは所要周
波数の交番電圧を端子ピン4a,4bを通して圧
電素子の表裏電極2a,2b間に印加すると圧電
素子2はこれと当接するケース底面の中央部1a1
と一体になつて振動し、前記ケースの底面1aか
ら空中に向けて超音波を放射する送波器として、
また逆に空中に放射されている超音波が前記ケー
ス底面の中央部1a1に当たると該底面に接合され
た圧電素子2に歪を生じ超音波強度に比例した電
気信号を誘起しこれを端子ピン4a,4bより取
り出す受波器として使用されるが、従来は有底筒
状ケース1がステンレス等の如き金属材料より製
作されているため、圧電素子2と金属ケースの底
面1aからなる音波送受波部のQが大きくこの超
音波パルス特性を第3図Aに示したようにパルス
の立ち上がり及び立ち下がりの鈍つたものとな
り、近距離にある物体の検知センサとしてまた近
接スイツチとしての用途には不向きであつた。 他方、上記金属に代えて本案の構成要素の一部
をなす発泡性プラスチツク材料でケースを製作し
たものは、音波送受波部のQが低くなりその超音
波パルス特性を第3図Bに示したように金属製に
比し立ち上がり、立ち下がりが鋭くなるだけでな
く音波送受波部となるケース底面に比較的多量の
空気を含むため音響インピーダンスが空気のそれ
に近くなり、空気との整合を図ることができるた
め変換効率を高め超音波を受波したときに発生す
る出力電圧を大きくならしめることを実験及び下
表で確認した処であるが、指向特性において解決
すべく問題が残されていた。尚、表中従来品はス
テンレスによりケースを構成したものであり、実
験品はエポキシ樹脂と50〜100ミクロンのガラス
バルーンとの混合物よりなる発泡性プラスチツク
によりケースを構成したものである。
放射された超音波を受波する機能を有する超音波
マイクロフオンに関するもので、以下図面におい
て説明する。 第1図において、1は有底筒状に成形したケー
ス、2は該ケースの底面1aを音波送受部として
その内面中央に一体に貼着した圧電磁器の円板よ
りなる圧電素子で、表裏面に電極2a,2bを有
する。3は前記ケースの内部に圧電素子2を封入
するようケースの開口面に配設した蓋板、4a,
4bは一端がケース1内に突出して前記圧電素子
の表裏電極2a,2bと金属細線5a,5bを介
して電気的に接続し他端が外方に突出するよう前
記蓋板3に植設した一対の端子ピンで、蓋板がプ
ラスチツク等の如き絶縁材料よりなる場合は直接
植設すればよいが、金属の如き導電材料よりなる
場合は一方の端子ピンを他方の端子ピンから絶縁
隔離するため、いずれか一方の端子ピンをガラス
等の如き絶縁層(図中番号6で示すような)を介
して蓋板3に植設しなければならない。7は前記
ケース1の開口面と蓋板3の外面との間に形成さ
れた空隙に充填したエポキシ樹脂等よりなる絶縁
シール材で、ここまでの説明と構成は従来公知で
あるが、本案は上記有底筒状ケース1を、発泡性
プラスチツク材料で構成し、更に該ケースの底面
1aの外面において圧電素子2と当接する中央部
1a1を除く外周部1a2全域を所定の切込み深さで
削除することにより前記中央部1a1の周囲に段部
1bを形成したものである。前記発泡性プラスチ
ツク材料は第2図に示すようにエポキシ樹脂等の
如き有機物を基材11としてその内部にガラスバ
ルーン、シラスバルーン等の如き微粒の中空球1
2…を無数分散したもの、あるいはプラスチツク
に発泡剤を加えて加熱処理して内部に無数の気泡
を形成したものからなる。またケースの底面の少
なくも中央領域1a1の肉厚はその材料の音速の1/
4波長と略同一寸法に設定することによつてケー
ス底面での損失を少なくすることができる。 一般にこの種、超音波マイクロフオンは所要周
波数の交番電圧を端子ピン4a,4bを通して圧
電素子の表裏電極2a,2b間に印加すると圧電
素子2はこれと当接するケース底面の中央部1a1
と一体になつて振動し、前記ケースの底面1aか
ら空中に向けて超音波を放射する送波器として、
また逆に空中に放射されている超音波が前記ケー
ス底面の中央部1a1に当たると該底面に接合され
た圧電素子2に歪を生じ超音波強度に比例した電
気信号を誘起しこれを端子ピン4a,4bより取
り出す受波器として使用されるが、従来は有底筒
状ケース1がステンレス等の如き金属材料より製
作されているため、圧電素子2と金属ケースの底
面1aからなる音波送受波部のQが大きくこの超
音波パルス特性を第3図Aに示したようにパルス
の立ち上がり及び立ち下がりの鈍つたものとな
り、近距離にある物体の検知センサとしてまた近
接スイツチとしての用途には不向きであつた。 他方、上記金属に代えて本案の構成要素の一部
をなす発泡性プラスチツク材料でケースを製作し
たものは、音波送受波部のQが低くなりその超音
波パルス特性を第3図Bに示したように金属製に
比し立ち上がり、立ち下がりが鋭くなるだけでな
く音波送受波部となるケース底面に比較的多量の
空気を含むため音響インピーダンスが空気のそれ
に近くなり、空気との整合を図ることができるた
め変換効率を高め超音波を受波したときに発生す
る出力電圧を大きくならしめることを実験及び下
表で確認した処であるが、指向特性において解決
すべく問題が残されていた。尚、表中従来品はス
テンレスによりケースを構成したものであり、実
験品はエポキシ樹脂と50〜100ミクロンのガラス
バルーンとの混合物よりなる発泡性プラスチツク
によりケースを構成したものである。
【表】
即ち、圧電素子2を貼着したケース底面の中央
部1a1が振動すると、圧電素子の外周縁から横方
向に派生する振動によつてケース底面の外周部1
a2も同時に中央部1a1とは逆位相で振幅するため
第4図中実線で示すように主極の両側にレベルの
大きな副極を伴つた指向特性を呈し、この副極に
より所定方向以外からのノイズを拾う悪影響を及
ぼしていた。 然るに本案はケース底面1aの外面外周部にて
圧電素子2の外周縁に近接して段部1bを設けた
から、圧電素子から横方向に派生する振動を前記
段部1bによつて分散、吸収してケース底面の外
周部1aが振動しないようにしたから第4図中点
線で示すように副極レベルの小さい指向特性が得
られる。 尚、上記実施例はケース底面1aの外面に形成
した段部1bによつて圧電素子2から横方向に伝
播する振動を遮断するようにしたが、他の態様と
して第5図Aに挙げたように圧電素子2の外周縁
に近接する周囲に沿つて刻設した周溝1cでも前
記横振動を遮断することができ、また同図B及び
Cに示したように前記段部1b、周溝1cはケー
ス底面1aの内面に形成するようにしても同様の
効果が得られる。更に前記段部1b、周溝1cを
形成する際にケース底面への切込み深さを、底面
の肉厚に対し略1/3以内に留めることが望ましく、
それ以上大きくすると送受波感度を低下すること
が分かつた。 以上の通り本案によれば立ち上がり時間および
立ち下がり時間が短いので、近距離にある物体の
検知センサや近接スイツチとしての使用が可能に
なり、また出力電圧が高いので送受波感度が良く
しかも副極レベルの小さい指向性を呈することに
より低ノイズ性に優れる等幾多の効果をもたら
す。
部1a1が振動すると、圧電素子の外周縁から横方
向に派生する振動によつてケース底面の外周部1
a2も同時に中央部1a1とは逆位相で振幅するため
第4図中実線で示すように主極の両側にレベルの
大きな副極を伴つた指向特性を呈し、この副極に
より所定方向以外からのノイズを拾う悪影響を及
ぼしていた。 然るに本案はケース底面1aの外面外周部にて
圧電素子2の外周縁に近接して段部1bを設けた
から、圧電素子から横方向に派生する振動を前記
段部1bによつて分散、吸収してケース底面の外
周部1aが振動しないようにしたから第4図中点
線で示すように副極レベルの小さい指向特性が得
られる。 尚、上記実施例はケース底面1aの外面に形成
した段部1bによつて圧電素子2から横方向に伝
播する振動を遮断するようにしたが、他の態様と
して第5図Aに挙げたように圧電素子2の外周縁
に近接する周囲に沿つて刻設した周溝1cでも前
記横振動を遮断することができ、また同図B及び
Cに示したように前記段部1b、周溝1cはケー
ス底面1aの内面に形成するようにしても同様の
効果が得られる。更に前記段部1b、周溝1cを
形成する際にケース底面への切込み深さを、底面
の肉厚に対し略1/3以内に留めることが望ましく、
それ以上大きくすると送受波感度を低下すること
が分かつた。 以上の通り本案によれば立ち上がり時間および
立ち下がり時間が短いので、近距離にある物体の
検知センサや近接スイツチとしての使用が可能に
なり、また出力電圧が高いので送受波感度が良く
しかも副極レベルの小さい指向性を呈することに
より低ノイズ性に優れる等幾多の効果をもたら
す。
第1図は本案による超音波マイクロフオンを示
し、Aは一部を断面とした平面図、Bは縦断正面
図、第2図は本案のケースを構成する発泡性プラ
スチツクの一部断面図、第3図Aはケース材料に
金属を用いた場合、同図Bはプラスチツクを用い
た場合の各超音波パルス特性図、第4図はケース
底面に段部を施した場合(点線)と施さない場合
(実線)の指向特性図、第5図A〜Cは本案の他
例による要部断面図である。 1……発泡性プラスチツクよりなるケース、1
a……ケース底面、1b……段部、1c……溝
部、2……圧電素子。
し、Aは一部を断面とした平面図、Bは縦断正面
図、第2図は本案のケースを構成する発泡性プラ
スチツクの一部断面図、第3図Aはケース材料に
金属を用いた場合、同図Bはプラスチツクを用い
た場合の各超音波パルス特性図、第4図はケース
底面に段部を施した場合(点線)と施さない場合
(実線)の指向特性図、第5図A〜Cは本案の他
例による要部断面図である。 1……発泡性プラスチツクよりなるケース、1
a……ケース底面、1b……段部、1c……溝
部、2……圧電素子。
Claims (1)
- 有底筒状ケースの底面を音波送受部としてその
内面中央に圧電素子を一体に貼着してなるものに
おいて、前記ケースを発泡性プラスチツク材料で
構成すると共に該ケース底面の、圧電素子の外周
縁に近接する周囲にて該圧電素子の外周縁から横
方向に派生する振動を緩和、吸収する段部または
溝部を設けたことを特徴とする超音波マイクロフ
オン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5970283U JPS59166599U (ja) | 1983-04-21 | 1983-04-21 | 超音波マイクロフオン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5970283U JPS59166599U (ja) | 1983-04-21 | 1983-04-21 | 超音波マイクロフオン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59166599U JPS59166599U (ja) | 1984-11-08 |
JPS6345120Y2 true JPS6345120Y2 (ja) | 1988-11-22 |
Family
ID=30189947
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5970283U Granted JPS59166599U (ja) | 1983-04-21 | 1983-04-21 | 超音波マイクロフオン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59166599U (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007114182A (ja) * | 2005-09-22 | 2007-05-10 | Denso Corp | 超音波センサの取付け構造 |
JP4598747B2 (ja) * | 2006-12-18 | 2010-12-15 | 三菱電機株式会社 | 測距センサ及びそれを備えた設備機器 |
EP2530953B1 (en) * | 2010-01-25 | 2018-03-14 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Ultrasonic vibration device |
DE102011108403A1 (de) * | 2011-07-23 | 2013-01-24 | Volkswagen Aktiengesellschaft | Montageverbund eines Kraftfahrzeugs |
-
1983
- 1983-04-21 JP JP5970283U patent/JPS59166599U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59166599U (ja) | 1984-11-08 |
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