JPS6344579B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6344579B2 JPS6344579B2 JP53158771A JP15877178A JPS6344579B2 JP S6344579 B2 JPS6344579 B2 JP S6344579B2 JP 53158771 A JP53158771 A JP 53158771A JP 15877178 A JP15877178 A JP 15877178A JP S6344579 B2 JPS6344579 B2 JP S6344579B2
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- JP
- Japan
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- clutch
- signal
- vehicle speed
- vehicle
- speed
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Links
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 7
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 4
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- 238000009429 electrical wiring Methods 0.000 description 2
- 101000860173 Myxococcus xanthus C-factor Proteins 0.000 description 1
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Landscapes
- Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
- Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は車両用自動クラツチ装置に関し、特に
車両の発進又は発進に準ずる状態におけるクラツ
チの円滑な接続を可能とする一方、不要な半クラ
ツチ状態をなくしてクラツチの摩耗を防止しその
寿命を長くするようにした車両用自動クラツチ装
置に関するものである。
車両の発進又は発進に準ずる状態におけるクラツ
チの円滑な接続を可能とする一方、不要な半クラ
ツチ状態をなくしてクラツチの摩耗を防止しその
寿命を長くするようにした車両用自動クラツチ装
置に関するものである。
車両のクラツチを自動的に断続することにより
車両運転者によるクラツチ操作をなくし、運転操
作の負担を軽減するようにしたクラツチ装置は既
に多数提案されているところである。そして、こ
の種のクラツチ装置における問題点は、クラツチ
の断接作用、特に接続作用を如何にして円滑に行
なわせ、良好な半クラツチ状態を得て発進時や徐
行等の発進に準ずる状態におけるシヨツクを防止
し得るかということにある。
車両運転者によるクラツチ操作をなくし、運転操
作の負担を軽減するようにしたクラツチ装置は既
に多数提案されているところである。そして、こ
の種のクラツチ装置における問題点は、クラツチ
の断接作用、特に接続作用を如何にして円滑に行
なわせ、良好な半クラツチ状態を得て発進時や徐
行等の発進に準ずる状態におけるシヨツクを防止
し得るかということにある。
このため従来では、例えば特公昭50−12648号
のように、エンジン回転数に応動してクラツチの
接続度合、即ちトルク伝達率を変化制御する様に
したものが提案されるに到つている。これは、エ
ンジンの所定回転数領域内においてクラツチの断
接を司るアクチユエータをエンジン回転数に相関
させて比例制御させることにより、クラツチをそ
の時のエンジン回転数に最適なトルク伝達率、つ
まり半クラツチ状態に制御するものである。
のように、エンジン回転数に応動してクラツチの
接続度合、即ちトルク伝達率を変化制御する様に
したものが提案されるに到つている。これは、エ
ンジンの所定回転数領域内においてクラツチの断
接を司るアクチユエータをエンジン回転数に相関
させて比例制御させることにより、クラツチをそ
の時のエンジン回転数に最適なトルク伝達率、つ
まり半クラツチ状態に制御するものである。
ところが、この方式ではトルク伝達率はエンジ
ン回転数により一義的に決定されるため、前記し
たエンジン回転数とトルク伝達率との相関を発進
時を基準にして決めると、円滑な発進には好適で
あるが、減速時にエンジン回転数が当該領域に下
つてきたときにも同様にしてトルク伝達率が低下
し、不要な半クラツチ状態になつてしまうことに
なる。
ン回転数により一義的に決定されるため、前記し
たエンジン回転数とトルク伝達率との相関を発進
時を基準にして決めると、円滑な発進には好適で
あるが、減速時にエンジン回転数が当該領域に下
つてきたときにも同様にしてトルク伝達率が低下
し、不要な半クラツチ状態になつてしまうことに
なる。
従つて、前記従来装置では半クラツチ状態にな
る頻度は極めて高く、クラツチの摩耗が進行して
クラツチの寿命が短かくなる等の不具合が生じて
いる。
る頻度は極めて高く、クラツチの摩耗が進行して
クラツチの寿命が短かくなる等の不具合が生じて
いる。
本発明は上記に鑑みなされたもので、その目的
とするところは、クラツチを制御する信号として
エンジン回転数信号と共に車速信号を用い、しか
もこの車速信号は増速時(発進時)と減速時とで
出力領域が相違する様なヒステリシスを保有させ
ることにより、発進時には円滑な発進を行ない得
るのはもとより、減速時には発進時における半ク
ラツチ状態の車速域よりも低い車速までクラツチ
の完全接合を保持させ、これにより不要な半クラ
ツチ状態をなくしてクラツチの摩耗を防止し、ク
ラツチの寿命を長くすることができる自動クラツ
チ装置を提供することにある。
とするところは、クラツチを制御する信号として
エンジン回転数信号と共に車速信号を用い、しか
もこの車速信号は増速時(発進時)と減速時とで
出力領域が相違する様なヒステリシスを保有させ
ることにより、発進時には円滑な発進を行ない得
るのはもとより、減速時には発進時における半ク
ラツチ状態の車速域よりも低い車速までクラツチ
の完全接合を保持させ、これにより不要な半クラ
ツチ状態をなくしてクラツチの摩耗を防止し、ク
ラツチの寿命を長くすることができる自動クラツ
チ装置を提供することにある。
以下、図面に示す実施例により本発明を説明す
る。
る。
第1図は本発明による車両用自動クラツチ装置
を概念的に示した構成図である。図において、ク
ラツチ1の断接を行なうクラツチレリーズ機構1
0は、従来より手動変速機車に多く用いられてい
るものであり、ウイズドロワルレバー11を支点
12を中心にして左右に揺動することにより、レ
リーズベアリング13を軸19に沿つて移動し、
皿ばね14を支点15を軸に変曲してプレツシヤ
プレート17への押圧力を変化させる。この押圧
力の変化により、クラツチ板16はエンジンクラ
ンク軸2に一体のフライホイール18に押圧され
或いはフライホイール18から離され、トルク伝
達を行ない或いはトルク伝達を遮断するのであ
る。このとき、プレツシヤプレート17に加えら
れる押圧力の程度により、フライホイール18と
クラツチ板16との間に滑りが生じ、所謂半クラ
ツチ状態となつてトルク伝達率が0〜1の間で変
化され得る状態になることは言うまでもない。
を概念的に示した構成図である。図において、ク
ラツチ1の断接を行なうクラツチレリーズ機構1
0は、従来より手動変速機車に多く用いられてい
るものであり、ウイズドロワルレバー11を支点
12を中心にして左右に揺動することにより、レ
リーズベアリング13を軸19に沿つて移動し、
皿ばね14を支点15を軸に変曲してプレツシヤ
プレート17への押圧力を変化させる。この押圧
力の変化により、クラツチ板16はエンジンクラ
ンク軸2に一体のフライホイール18に押圧され
或いはフライホイール18から離され、トルク伝
達を行ない或いはトルク伝達を遮断するのであ
る。このとき、プレツシヤプレート17に加えら
れる押圧力の程度により、フライホイール18と
クラツチ板16との間に滑りが生じ、所謂半クラ
ツチ状態となつてトルク伝達率が0〜1の間で変
化され得る状態になることは言うまでもない。
アクチユエータ40は、ケーシング41、この
ケーシング内に内装したピストン42、これらケ
ーシング41とピストン42との間に設けて圧力
室46と圧力室47とを画成するダイヤフラム4
3、前記ピストン42に一体形成してピストンと
共に移動し、クラツチマスタシリンダ30を作動
するピストンロツド44及び前記ピストン42を
圧力室47側に付勢するスプリング45とを有す
る。前記圧力室46は配管111によつて大気、
負圧の各ソレノイドバルブ70,80に連設し、
圧力室47は大気に開放する。この構成により、
圧力室46に導入した負圧によりピストン42は
スプリング45に抗して左動し、前記マスタシリ
ンダ30に油圧を発生させる。また、前記マスタ
シリンダ30はクラツチレリーズ機構10に設け
たオペレーテイングシリンダ20に配管100に
て連通し、マスタシリンダ30に発生した油圧に
て該オペレーテイングシリンダ20のピストンロ
ツド21を突出移動させ、ウイズドロワルレバー
11を揺動してクラツチを切る方向に作用させる
ようになつている。
ケーシング内に内装したピストン42、これらケ
ーシング41とピストン42との間に設けて圧力
室46と圧力室47とを画成するダイヤフラム4
3、前記ピストン42に一体形成してピストンと
共に移動し、クラツチマスタシリンダ30を作動
するピストンロツド44及び前記ピストン42を
圧力室47側に付勢するスプリング45とを有す
る。前記圧力室46は配管111によつて大気、
負圧の各ソレノイドバルブ70,80に連設し、
圧力室47は大気に開放する。この構成により、
圧力室46に導入した負圧によりピストン42は
スプリング45に抗して左動し、前記マスタシリ
ンダ30に油圧を発生させる。また、前記マスタ
シリンダ30はクラツチレリーズ機構10に設け
たオペレーテイングシリンダ20に配管100に
て連通し、マスタシリンダ30に発生した油圧に
て該オペレーテイングシリンダ20のピストンロ
ツド21を突出移動させ、ウイズドロワルレバー
11を揺動してクラツチを切る方向に作用させる
ようになつている。
前記大気ソレノイドバルブ70と負圧ソレノイ
ドバルブ80は夫々電気信号にて作動する開閉弁
であり、バルブ70は前記配管111を大気20
0に開放し或いはこれを閉成する機能を有し、バ
ルブ80は配管111を負圧タンク50に通じる
配管102に連通し或いはこれを閉成する機能を
有する。これら両バルブ70,80は略同一の構
成であり、ソレノイド71,81が通電していな
い時は弁体72,82はスプリング73,83力
によつて付勢され開口74,84を塞いで閉成状
態にあるが、通電によつて弁体72,82はスプ
リング73,83力に抗して移動し、開口74,
84を前記配管111と連通状態におくのであ
る。尚、前記配管102はチエツク弁51を介し
て図外のエンジン吸気管に連通し、吸気管内の負
圧を負圧タンク50に貯えるようになつている。
ドバルブ80は夫々電気信号にて作動する開閉弁
であり、バルブ70は前記配管111を大気20
0に開放し或いはこれを閉成する機能を有し、バ
ルブ80は配管111を負圧タンク50に通じる
配管102に連通し或いはこれを閉成する機能を
有する。これら両バルブ70,80は略同一の構
成であり、ソレノイド71,81が通電していな
い時は弁体72,82はスプリング73,83力
によつて付勢され開口74,84を塞いで閉成状
態にあるが、通電によつて弁体72,82はスプ
リング73,83力に抗して移動し、開口74,
84を前記配管111と連通状態におくのであ
る。尚、前記配管102はチエツク弁51を介し
て図外のエンジン吸気管に連通し、吸気管内の負
圧を負圧タンク50に貯えるようになつている。
次に各センサについて説明する。
エンジン回転数を検出するエンジン回転センサ
140は前記フライホイール18に近接配置し、
フライホイール18の円周部に設けたリングギヤ
の動きから正弦波信号を得るようになつている。
140は前記フライホイール18に近接配置し、
フライホイール18の円周部に設けたリングギヤ
の動きから正弦波信号を得るようになつている。
ストロークセンサ60は、アクチユエータピス
トン42の位置を検出するもので、その結果マス
タシリンダ油圧、オペレーシヨンシリンダのピス
トンロツドストローク、ウイズトロワルレバー揺
動量等を介してフライホイール18とクラツチ板
16の圧接力、更に言えばトルク伝達率を検出す
るものである。このストロークセンサ60は、ケ
ーシング41に固定した抵抗体を有する平板61
と、ピストン42と一体に移動するセンサロツド
63に絶縁体64を介して取り付けられ、前記抵
抗体上を摺動する導体62とを有するポテンシヨ
メータ構造として構成されている。
トン42の位置を検出するもので、その結果マス
タシリンダ油圧、オペレーシヨンシリンダのピス
トンロツドストローク、ウイズトロワルレバー揺
動量等を介してフライホイール18とクラツチ板
16の圧接力、更に言えばトルク伝達率を検出す
るものである。このストロークセンサ60は、ケ
ーシング41に固定した抵抗体を有する平板61
と、ピストン42と一体に移動するセンサロツド
63に絶縁体64を介して取り付けられ、前記抵
抗体上を摺動する導体62とを有するポテンシヨ
メータ構造として構成されている。
車速センサ110はトランスミツシヨン3に設
け、出力軸の回転数を正弦波として検出する。
け、出力軸の回転数を正弦波として検出する。
アイドルスイツチ90はアクセルペダル91に
設けたシートスイツチ等からなり、運転者がアク
セルペダル91を踏んでいるか否かを検出する。
設けたシートスイツチ等からなり、運転者がアク
セルペダル91を踏んでいるか否かを検出する。
シフトノブスイツチ120はシフトノブ121
内に設けてシフトノブの傾き等を検出するスイツ
チからなり、運転者がシフトノブを握つてこれを
傾動するか否か、換言すれば運転者が変速操作を
しようとしているか否かを検出する。
内に設けてシフトノブの傾き等を検出するスイツ
チからなり、運転者がシフトノブを握つてこれを
傾動するか否か、換言すれば運転者が変速操作を
しようとしているか否かを検出する。
以上のエンジン回転センサ140、ストローク
センサ60、車速センサ110、アイドルスイツ
チ90及びシフトノブスイツチ120の各信号
は、夫々電気配線300,301,302,30
3,304を通して電子制御回路130へ送られ
る。電子制御回路130ではこれらの信号に基ず
いて所定の演算を行ない、その結果に基ずいて信
号を電気配線310,311を通して前記各ソレ
ノイドバルブ70,80に送りこれを制御する。
センサ60、車速センサ110、アイドルスイツ
チ90及びシフトノブスイツチ120の各信号
は、夫々電気配線300,301,302,30
3,304を通して電子制御回路130へ送られ
る。電子制御回路130ではこれらの信号に基ず
いて所定の演算を行ない、その結果に基ずいて信
号を電気配線310,311を通して前記各ソレ
ノイドバルブ70,80に送りこれを制御する。
前記電子制御回路130の詳細を第2図乃至第
5図により説明する。
5図により説明する。
第2図は電子制御回路130のブロツク図であ
る。
る。
200はエンジン回転センサ140からの正弦
波を矩形波に整形する回路、201はこの矩形波
信号を周波数に応じた電圧に変換する回路であ
る。そして、この電圧信号を予め設定した設定電
圧と比較することにより、回転数が低側設定値
N1以下のときに「H」信号をa信号として比較
回路202から出力する。同様に回転数が高側設
定値N2以上のときには「H」信号をb信号とし
て比較器203から出力する。
波を矩形波に整形する回路、201はこの矩形波
信号を周波数に応じた電圧に変換する回路であ
る。そして、この電圧信号を予め設定した設定電
圧と比較することにより、回転数が低側設定値
N1以下のときに「H」信号をa信号として比較
回路202から出力する。同様に回転数が高側設
定値N2以上のときには「H」信号をb信号とし
て比較器203から出力する。
204及び205はエンジン回転数の変化に応
じて変化するクラツチのトルク伝達率の許容範囲
上限及び下限を比較する比較回路であり、比較回
路204においては各回転数におけるトルク伝達
率の上限を設定し、これに基ずいてストロークセ
ンサ60からの出力信号を比較することにより、
トルク伝達率(ストローク)が設定値より大きい
(小さい)ときには「H」信号をC信号として出
力する。また、比較回路205においては、前記
エンジン回転数信号から前記許容範囲に相当する
値を減算回路206において減算した上でトルク
伝達率の下限値を設定し、これをストロークセン
サ60からの出力信号と比較することにより、ト
ルク伝達率(ストローク)がこの設定値より小さ
い(大きい)ときには「H」信号をd信号として
出力する。この特性を第3図に示す。
じて変化するクラツチのトルク伝達率の許容範囲
上限及び下限を比較する比較回路であり、比較回
路204においては各回転数におけるトルク伝達
率の上限を設定し、これに基ずいてストロークセ
ンサ60からの出力信号を比較することにより、
トルク伝達率(ストローク)が設定値より大きい
(小さい)ときには「H」信号をC信号として出
力する。また、比較回路205においては、前記
エンジン回転数信号から前記許容範囲に相当する
値を減算回路206において減算した上でトルク
伝達率の下限値を設定し、これをストロークセン
サ60からの出力信号と比較することにより、ト
ルク伝達率(ストローク)がこの設定値より小さ
い(大きい)ときには「H」信号をd信号として
出力する。この特性を第3図に示す。
207,208は前記回路200,201と同
様に車速を電圧にして出力する波形整形回路及び
F−V変換回路であり、これからの出力信号は比
較回路209,210にて比較される。比較回路
209は低車速側設定値V1と高車速側設定値V2
の二つの設定値を有し、車速信号が加速時には高
車速側設定値V2を越えたときに「H」信号をe
信号として出力するが、車速が減速したときには
車速信号が低車速側設定値V1を下回るまで該e
信号を出力し続ける所謂ヒステリシス特性を有す
るものである。即ち、この比較回路209は、例
えば第4図Aに示すようなシユミツトトリガから
なり、同図B1の如き入力信号に対して同図B2の
如き「H」、「L」の出力特性を有しており、この
結果、車速に対する「H」、「L」の出力信号は同
図Cの如きヒステリシス特性となる。図において
Cはコンデンサ、R1〜R7は抵抗、D1,D2はダイ
オード、Tr1,Tr2はトランジスタである。一方、
比較回路210は単に車速が生じているか否か、
つまり車両が移動しているか否かを比較するもの
で、車速が零のときに「H」信号をf信号として
出力する。
様に車速を電圧にして出力する波形整形回路及び
F−V変換回路であり、これからの出力信号は比
較回路209,210にて比較される。比較回路
209は低車速側設定値V1と高車速側設定値V2
の二つの設定値を有し、車速信号が加速時には高
車速側設定値V2を越えたときに「H」信号をe
信号として出力するが、車速が減速したときには
車速信号が低車速側設定値V1を下回るまで該e
信号を出力し続ける所謂ヒステリシス特性を有す
るものである。即ち、この比較回路209は、例
えば第4図Aに示すようなシユミツトトリガから
なり、同図B1の如き入力信号に対して同図B2の
如き「H」、「L」の出力特性を有しており、この
結果、車速に対する「H」、「L」の出力信号は同
図Cの如きヒステリシス特性となる。図において
Cはコンデンサ、R1〜R7は抵抗、D1,D2はダイ
オード、Tr1,Tr2はトランジスタである。一方、
比較回路210は単に車速が生じているか否か、
つまり車両が移動しているか否かを比較するもの
で、車速が零のときに「H」信号をf信号として
出力する。
尚、アイドルスイツチ90は運転者がアクセル
ペダルを踏んでいないときに「H」信号をg信号
として出力する。また、シフトノブスイツチ12
0は運転者がギヤチエンジをしようとしてシフト
ノブを握り、これを傾動したときに「H」信号を
h信号として出力するのである。
ペダルを踏んでいないときに「H」信号をg信号
として出力する。また、シフトノブスイツチ12
0は運転者がギヤチエンジをしようとしてシフト
ノブを握り、これを傾動したときに「H」信号を
h信号として出力するのである。
400は前記各a〜h信号を論理計算する論理
回路であり、その出力信号i1,i2を増巾回路50
0にて増巾して前記大気、負圧の各ソレノイドバ
ルブ70,80を開閉作動させるものである。こ
の論理回路400は、第5図に示す通りであり、
図においてa〜hは前記a〜h信号の各入力端
子、i1,i2は夫々大気、負圧の各ソレノイドバル
ブへ接続する出力端子である。また、符号401
はアンドゲート、402はノアゲート、403は
インバータ、404はオアゲートである。
回路であり、その出力信号i1,i2を増巾回路50
0にて増巾して前記大気、負圧の各ソレノイドバ
ルブ70,80を開閉作動させるものである。こ
の論理回路400は、第5図に示す通りであり、
図においてa〜hは前記a〜h信号の各入力端
子、i1,i2は夫々大気、負圧の各ソレノイドバル
ブへ接続する出力端子である。また、符号401
はアンドゲート、402はノアゲート、403は
インバータ、404はオアゲートである。
次に本発明装置の作用をこの論理回路及び第6
図の表に基ずいて、各場合毎に説明する。尚、表
において各状態を示した括弧番号と以下の各項目
番号とは夫々対応する。
図の表に基ずいて、各場合毎に説明する。尚、表
において各状態を示した括弧番号と以下の各項目
番号とは夫々対応する。
(1) 通常車速は零、ギヤ位置は中立位置から発進
操作を始める。運転者は先ずギヤを1速等にシ
フトしようとしてシフトノブを握り、シフトノ
ブスイツチがオンする。これにより負圧ソレノ
イドをオンしてクラツチを切り、シフト操作を
可能にする。
操作を始める。運転者は先ずギヤを1速等にシ
フトしようとしてシフトノブを握り、シフトノ
ブスイツチがオンする。これにより負圧ソレノ
イドをオンしてクラツチを切り、シフト操作を
可能にする。
(2) ギヤが1速等に噛合つているにも拘らず運転
者がアクセルペダルを踏んでいない場合には、
運転者が未だに発進の準備をしていると考えら
れるので車の発進は行なわない。この状態では
アイドルスイツチがオフしており負圧ソレノイ
ドをオンしてクラツチを切つた状態に保つ。
者がアクセルペダルを踏んでいない場合には、
運転者が未だに発進の準備をしていると考えら
れるので車の発進は行なわない。この状態では
アイドルスイツチがオフしており負圧ソレノイ
ドをオンしてクラツチを切つた状態に保つ。
(3) 運転者がアクセルペダルを踏み込んでもエン
ジン回転数が低側設定値N1以下で出力が不十
分と考えられるときは、前記a信号が出力され
るので負圧ソレノイドは依然としてオンを保
ち、クラツチを切つている。
ジン回転数が低側設定値N1以下で出力が不十
分と考えられるときは、前記a信号が出力され
るので負圧ソレノイドは依然としてオンを保
ち、クラツチを切つている。
(4) エンジン回転数が低側設定値N1を越えると、
アクチユエータストロークを検出し、ストロー
クが許容下限よりも小さいときにはトルク伝達
の効率を高めるため大気ソレノイドがオンし、
クラツチを継ぎ方向に作動する。
アクチユエータストロークを検出し、ストロー
クが許容下限よりも小さいときにはトルク伝達
の効率を高めるため大気ソレノイドがオンし、
クラツチを継ぎ方向に作動する。
(5) 逆に、アクセルペダルを瞬時離しエンジン回
転数が低下する等の理由によつてアクチユエー
タのストローク量が許容上限よりも大きくなる
と負圧ソレノイドがオンし、クラツチを切り方
向に作動してストローク量を減少させる。
転数が低下する等の理由によつてアクチユエー
タのストローク量が許容上限よりも大きくなる
と負圧ソレノイドがオンし、クラツチを切り方
向に作動してストローク量を減少させる。
この様にしてアクチユエータのストロークが
許容範囲内にないときには大気、負圧ソレノイ
ドのいずれかがオンして許容範囲内に設定す
る。
許容範囲内にないときには大気、負圧ソレノイ
ドのいずれかがオンして許容範囲内に設定す
る。
(6) アクチユエータのストロークが許容範囲内に
入つていれば、大気、負圧ソレノイドはいずれ
もオフ状態を保ち、良好なクラツチ伝達率を維
持する。
入つていれば、大気、負圧ソレノイドはいずれ
もオフ状態を保ち、良好なクラツチ伝達率を維
持する。
(7) 車両走行中においてアクチユエータのストロ
ークが許容下限以下になつた場合にも、トルク
伝達に損失が生じるため大気ソレノイドをオン
してクラツチを更に継ぎ方向に作動する。
ークが許容下限以下になつた場合にも、トルク
伝達に損失が生じるため大気ソレノイドをオン
してクラツチを更に継ぎ方向に作動する。
(8) エンジン回転数が高側設定値N2以上になれ
ば、出力は充分であるとして大気ソレノイドを
オンし、アクチユエータのストロークをフルス
トロークしてクラツチを完全に継ぎ、トルク伝
達率を100%にする。
ば、出力は充分であるとして大気ソレノイドを
オンし、アクチユエータのストロークをフルス
トロークしてクラツチを完全に継ぎ、トルク伝
達率を100%にする。
(9) 以上の作動において、車速が高車速側設定値
V2以上になればアクチユエータのストローク
をフルストロークしてクラツチを継いでも支障
がないため、車速が該設定値V2以上になつた
ときには大気ソレノイドをオンし、クラツチを
継ぐ。
V2以上になればアクチユエータのストローク
をフルストロークしてクラツチを継いでも支障
がないため、車速が該設定値V2以上になつた
ときには大気ソレノイドをオンし、クラツチを
継ぐ。
(10) この状態は、e信号のヒステリシス特性によ
り、車速が低車速側設定値V1以下に低下する
まで保持され、このときエンジン回転数が高側
設定値N2はもとより低側設定値N1より低下し
ても大気ソレノイドは継続してオン状態となり
クラツチを継いだ状態とする。
り、車速が低車速側設定値V1以下に低下する
まで保持され、このときエンジン回転数が高側
設定値N2はもとより低側設定値N1より低下し
ても大気ソレノイドは継続してオン状態となり
クラツチを継いだ状態とする。
(11) 車速が低車速側設定値V1以下に低下すると、
ここで負圧ソレノイドがオンし、クラツチが切
れることになる。一旦、クラツチが切れた後に
再度アクセルペダルを踏んでエンジン回転数や
車速を増加させれば前記(4)〜(7)のいずれかの状
態に戻り、再度同様の作動を行なうのである。
ここで負圧ソレノイドがオンし、クラツチが切
れることになる。一旦、クラツチが切れた後に
再度アクセルペダルを踏んでエンジン回転数や
車速を増加させれば前記(4)〜(7)のいずれかの状
態に戻り、再度同様の作動を行なうのである。
なお、第5図の論理回路は、走行中でも変速に
際しては、シフトノブスイツチ120から「H」
信号が出力されれば、直ちに負圧ソレノイドをオ
ン状態、大気ソレノイドをオフ状態とすることは
図から明らかである。
際しては、シフトノブスイツチ120から「H」
信号が出力されれば、直ちに負圧ソレノイドをオ
ン状態、大気ソレノイドをオフ状態とすることは
図から明らかである。
従つて、本発明装置では加速時にあつては車速
が高車速側設定値を越えるまではクラツチのトル
ク伝達率を調整して所謂半クラツチ状態を可能と
し、円滑な発進や加速を行なわせる一方、減速時
においては車速が低車速側設定値を下回るまでク
ラツチを完全な接続状態に保ち、必要性の少ない
減速時の半クラツチ状態を低減してクラツチの摩
耗等を抑制乃至防止するのである。
が高車速側設定値を越えるまではクラツチのトル
ク伝達率を調整して所謂半クラツチ状態を可能と
し、円滑な発進や加速を行なわせる一方、減速時
においては車速が低車速側設定値を下回るまでク
ラツチを完全な接続状態に保ち、必要性の少ない
減速時の半クラツチ状態を低減してクラツチの摩
耗等を抑制乃至防止するのである。
以上の説明から明らかなように本発明の車両用
自動クラツチ装置は、エンジン回転数に高低の設
定値N2、N1を設定し、N1以下ではクラツチ断、
N1を越えN2未満ではエンジン回転数変化に追従
してクラツチのトルク伝達率を変化制御し、N2
以上ではクラツチ完全接続するようにした車両用
自動クラツチ装置において、クラツチの断接作用
を行なわせる信号の一つに車速信号を利用すると
共に、この車速信号に所定のヒステリシスを保有
させて車速の加速時と減速時とではクラツチの断
接作用が相違するように構成したから、車両の円
滑な発進を可能にすることは勿論、クラツチの摩
耗を抑制する等の効果を奏する。
自動クラツチ装置は、エンジン回転数に高低の設
定値N2、N1を設定し、N1以下ではクラツチ断、
N1を越えN2未満ではエンジン回転数変化に追従
してクラツチのトルク伝達率を変化制御し、N2
以上ではクラツチ完全接続するようにした車両用
自動クラツチ装置において、クラツチの断接作用
を行なわせる信号の一つに車速信号を利用すると
共に、この車速信号に所定のヒステリシスを保有
させて車速の加速時と減速時とではクラツチの断
接作用が相違するように構成したから、車両の円
滑な発進を可能にすることは勿論、クラツチの摩
耗を抑制する等の効果を奏する。
第1図は本発明による車両用自動クラツチ装置
の概念的な構成図、第2図は電子制御回路のブロ
ツク図、第3図はトルク伝達力とエンジン回転数
の特性図、第4図Aはシユミツトトリガ回路図、
B1は入力信号、B2は出力信号、Cはヒステリシ
ス特性、第5図は論理回路、第6図は各場合の作
動状態を示す表である。 10……クラツチレリーズ機構、30……マス
タシリンダ、40……アクチユエータ、60……
ストロークセンサ、70……大気ソレノイドバル
ブ、80……負圧ソレノイドバルブ、90……ア
イドルスイツチ、110……車速センサ、120
……シフトノブスイツチ、140……回転セン
サ、130……電子制御回路、209……(車
速)比較回路(シユミツトトリガ、400……論
理回路。
の概念的な構成図、第2図は電子制御回路のブロ
ツク図、第3図はトルク伝達力とエンジン回転数
の特性図、第4図Aはシユミツトトリガ回路図、
B1は入力信号、B2は出力信号、Cはヒステリシ
ス特性、第5図は論理回路、第6図は各場合の作
動状態を示す表である。 10……クラツチレリーズ機構、30……マス
タシリンダ、40……アクチユエータ、60……
ストロークセンサ、70……大気ソレノイドバル
ブ、80……負圧ソレノイドバルブ、90……ア
イドルスイツチ、110……車速センサ、120
……シフトノブスイツチ、140……回転セン
サ、130……電子制御回路、209……(車
速)比較回路(シユミツトトリガ、400……論
理回路。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 エンジン回転数センサと、エンジン回転数を
高低の各設定値(N2、N1)と比較する比較器と
を備え、該回転数がN1以下ではクラツチ断、N1
を越えN2未満ではエンジン回転数変化に追従し
てクラツチのトルク伝達率を変化制御し、N2以
上ではクラツチ完全接続するようにした車両用自
動クラツチ装置において、車速センサと、この車
速センサ出力が高車速設定値(V2)を越えたと
き信号を発する一方、低車速設定値(V1)を下
回るまで信号を発し続けるヒステリシス特性を有
する車速比較器と、この車速比較器から信号が出
力されたときにはクラツチを完全な接続状態と
し、該信号が出力されないときには前記クラツチ
のトルク伝達率の変化制御を可能な状態とする論
理回路を備えることを特徴とする車両用自動クラ
ツチ装置。 2 車速比較器はシユミツトトリガ回路からなる
特許請求の範囲第1項記載の車両用自動クラツチ
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15877178A JPS5583618A (en) | 1978-12-20 | 1978-12-20 | Clutch apparatus for vehicle |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15877178A JPS5583618A (en) | 1978-12-20 | 1978-12-20 | Clutch apparatus for vehicle |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5583618A JPS5583618A (en) | 1980-06-24 |
JPS6344579B2 true JPS6344579B2 (ja) | 1988-09-06 |
Family
ID=15678975
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15877178A Granted JPS5583618A (en) | 1978-12-20 | 1978-12-20 | Clutch apparatus for vehicle |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5583618A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61146435U (ja) * | 1985-03-04 | 1986-09-09 | ||
US5094079A (en) * | 1987-10-22 | 1992-03-10 | Automotive Products Plc | Master cylinder assembly |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4940810A (ja) * | 1972-08-25 | 1974-04-17 |
-
1978
- 1978-12-20 JP JP15877178A patent/JPS5583618A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4940810A (ja) * | 1972-08-25 | 1974-04-17 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5583618A (en) | 1980-06-24 |
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