JPS6343751Y2 - - Google Patents

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JPS6343751Y2
JPS6343751Y2 JP17785582U JP17785582U JPS6343751Y2 JP S6343751 Y2 JPS6343751 Y2 JP S6343751Y2 JP 17785582 U JP17785582 U JP 17785582U JP 17785582 U JP17785582 U JP 17785582U JP S6343751 Y2 JPS6343751 Y2 JP S6343751Y2
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JP
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heating wire
heating
refractory
diameter larger
heat
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JP17785582U
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JPS5982981U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は宇宙開発の分野あるいはエネルギー
資源の転換が叫ばれている今日、新素材産業の開
発の一つとして使用する耐高温性で軽量な電子部
品材料等を製造するときの熱処理あるいは加熱工
程等において利用する遠赤外線高温面発熱体に関
する。
縦来の遠赤外線面状発熱体は、シーズヒーター
に代表される如く発熱体の表面温度はせいぜい
400〜350℃程度にしかならず軽量で高温材料の加
熱乾燥、熱処理に際しては未だ不十分であつた。
またこれとは別に耐火物の上面にパルス状に蛇行
した電熱線を配設し、上面をガラス板で被覆した
発熱体があるが、これはパルス状に蛇行した隣り
合う電熱線同士が相互に熱的影響を受けて損傷す
るため、せいぜい700℃程度しか温度が上らず未
だ満足すべきものではなかつた。
この考案は上記の欠点を解消するためになされ
たもので、その目的は電熱線の接続部を改良して
発熱面の温度が800℃といつた高温が得られるよ
うにし、かつ発熱面の温度分布も均一化され、し
かも面発熱体を逆さ方向、斜め下方あるいは真横
方向等に向けて取付けようとも電熱線の熱膨張率
等を考慮し、該電熱線に損傷を与えることなく安
定に保持できるようにし、所望する方向に高温照
射できる遠赤外線高温面発熱体を一般に提供する
ことにある。
以下、この考案の一実施例を図面により説明す
る。
1はAlメツキ鋼板等よりなる上面開放の長尺
熱反射型ケースで、その下部に取付部材1a例え
ば本例ではT型部材を設けてビス止めできるよう
にしている。熱反射型ケース1の両側面上部は水
平方向内側に向けて折曲するとゝもに終端部を下
方に向けて折曲して所定巾の平坦部1bを上面に
形成する。2は熱反射型ケース1の内底面に敷設
したカオウール等よりなる同じ厚さの断熱体であ
る。3は断熱体2の上面に設置し、かつ熱反射型
ケース1内に収納した断面略矩形の長尺型耐火物
である。耐火物3の上面は熱反射型ケース1の上
面である平坦部1bより若干窪んでおり、後記す
る面パネル4を前記耐火物3の上面に配設したと
きに、該パルス4上面が平坦部1bと面一となる
ような高さとする。耐火物3の上面は、その長手
方向に沿つて互いに平行となる如く複数本、例え
ば本例では2本の縦溝5を設ける。縦溝5の巾は
余り狭過ぎると後記する電熱線6からの熱放射エ
ネルギーを減少させる結果となり適切でなく、ま
た反対に余り広過ぎると熱放射エネルギーの放射
効率は良好となる反面、電熱線6が縦溝5から飛
び出してしまい電熱線6の安定的な支持ができな
くなるので、上記の点を勘案して溝巾を決定する
必要がある。縦溝5の上部は熱放射効率を考慮し
て他の溝巾よりも拡開するようにする。そして耐
火物3の上部両端部に、その長手方向に沿つて切
欠部7を形成する。8は縦溝5の底面に沿つてこ
れと連設して該縦溝巾よりも大きな直径の断面円
弧状となる如く形成した電熱線挿入溝である。6
は電熱線挿入溝8に挿入した螺旋状のニクロム線
等よりなる電熱線で、該電熱線は同一ピツチで巻
かれており、かつ隣の線同士が接触しないように
所定の太さの線で、しかも所定の腰力を持つたも
のが使用される。電熱線6は一本の線が用いら
れ、電熱線挿入溝8の部分を螺旋状とし、一方の
電熱線挿入溝8から他方の電熱線挿入溝8に折り
返す部分を直線的な線で結び、電熱線挿入溝8の
非折り返し側端部に位置する電熱線6の両端を該
電熱線よりも太径の棒状ステンレス鋼のつなぎ金
具10で圧着し、該つなぎ金具10の他端を可と
う性の碍子13で被覆したNiリード線14に接
続して外部に突出させる。このように電熱線6の
両端を該電熱線よりも太径の棒状ステンレス鋼の
つなぎ金具10で圧着接続することゝしたのは、
電熱線6の両端部が800℃以上の高温に晒されて
いるためにこれを銅線で接続したのでは熱に弱い
上に酸化し易く耐久性の点で難点があるのに対
し、太径のつなぎ金具10の表面での熱放射を促
進させ、こゝで温度降下が行なわれ、次の可とう
性碍子13で被覆した軟かくて耐久性のあるNi
リード線に接続することができ耐久性の向上が図
られることに基づく。4は耐火物3の上面に配設
した面パネルで、耐熱ステンレス鋼等の耐熱鋼板
4aの外表面に遠赤外線放射物質4bを熱熔射し
て得られる。面パネル4の両端部はその長手方向
に沿つて耐火物3の切欠部7壁面に当接状態とな
るように下方に向けて折曲げ、その折曲げ下部を
前記熱反射型ケース1の折曲げ片1cに係合でき
るように拘部4cを形成する。11は耐火物3の
長手方向両端部に装着したAlメツキ鋼板等より
なるエンドキヤツプで、該エンドキヤツプ11の
内部には電熱線6が通り、かつその熱膨張を考慮
した切欠溝12aを形成した耐火材よりなるエン
ドピース12が収納されている。
この考案は上記の説明から判るように、下部に
取付部材を備えた上面開放の長尺熱反射型ケース
に断熱体を介して断面略矩形の長尺型耐火物を収
納し、該耐火物の上面に、長手方向に沿つて互い
に平行となる如く複数本の縦溝を設け、該縦溝の
底面に、これと連設して該縦溝巾よりも大きな直
径の断面円弧状をなす電熱線挿入溝を設け、該電
熱線挿入溝に前記縦溝巾よりも大きな径の螺旋状
の電熱線を挿入し、該電熱線の両端を該電熱線よ
りも太径の棒状ステンレス鋼のつなぎ金具でそれ
ぞれ圧着し、該つなぎ金具の他端を可とう性の碍
子で被覆したNiリード線に接続するとゝもに前
記耐火物の上面に遠赤外線放射物質を熱熔射した
面パネルを配設してなる遠赤外線高温面発熱体で
あるから次のような特有の効果を奏する。
すなわち、螺旋状の電熱線を独立した電熱線挿
入溝に挿入することにより、一方の挿入溝に挿入
した電熱線は、他の挿入溝に挿入した電熱線から
の熱的影響を受けることなくお互いに独立した状
態で上方に位置する面パネルに熱放射されるこ
とゝなり、電熱線同士の熱的損傷がなく、発熱面
の温度が800℃といつた高温の面発熱体が得られ、
しかも面発熱体表面から放射される熱線の温度分
布も均一化されることゝなる。特に発熱面の温度
を800℃という高温にすることができるのは、前
述の他に電熱線の接続部の改良によるところが大
きい。すなわち電熱線の両端を該電熱線よりも太
径の棒状ステンレス鋼のつなぎ金具でそれぞれ圧
着し、該つなぎ金具の他端を可とう性の碍子で被
覆したNiリード線に接続することによつて、高
温に晒されて灼熱化している電熱線の端部を表面
積の大きいつなぎ金具の表面から熱放射を促進さ
せ、こゝで温度降下を積極的に行ない、次の可と
う性碍子で被覆した軟かくて耐久性のあるNiリ
ード線に接続して従来の電熱線と銅線とを接続し
た場合よりも耐久性の向上を図ることができる。
また耐火物上面の縦溝に連設した電熱線挿入溝は
該縦溝巾よりも大きな直径の断面円弧状となるよ
うに形成され、その中に螺旋状の電熱線が挿入さ
れているために、本案面発熱体を逆さ方向、斜め
下方あるいは真横方向等に向けて取付けようとも
電熱線は挿入溝内に安定した状態で保持され、所
望する方向に高温照射をすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す一部切欠斜
視図、第2図はその横断面図、第3図はその縦断
面図、第4図は電熱線の接続部を示す断面図であ
る。 1……長尺熱反射型ケース、1a……取付部
材、2……断熱体、3……耐火物、4……面パネ
ル、5……縦溝、6……電熱線、8……電熱線挿
入溝、10……つなぎ金具、13……可とう性の
碍子、14……Niリード線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 下部に取付部材を備えた上面開放の長尺熱反射
    型ケースに断熱体を介して断面略矩形の長尺型耐
    火物を収納し、該耐火物の上面に、長手方向に沿
    つて互いに平行となる如く複数本の縦溝を設け、
    該縦溝の底面に、これと連設して該縦溝巾よりも
    大きな直径の断面円弧状をなす電熱線挿入溝を設
    け、該電熱線挿入溝に前記縦溝巾よりも大きな径
    の螺旋状の電熱線を挿入し、該電熱線の両端を該
    電熱線よりも太径の棒状ステンレス鋼のつなぎ金
    具でそれぞれ圧着し、該つなぎ金具の他端を可と
    う性の碍子で被覆したNiリード線に接続する
    とゝもに前記耐火物の上面に遠赤外線放射物質を
    熱熔射した面パネルを配設してなる遠赤外線高温
    面発熱体。
JP17785582U 1982-11-26 1982-11-26 遠赤外線高温面発熱体 Granted JPS5982981U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17785582U JPS5982981U (ja) 1982-11-26 1982-11-26 遠赤外線高温面発熱体

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JP17785582U JPS5982981U (ja) 1982-11-26 1982-11-26 遠赤外線高温面発熱体

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Publication Number Publication Date
JPS5982981U JPS5982981U (ja) 1984-06-05
JPS6343751Y2 true JPS6343751Y2 (ja) 1988-11-15

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ID=30386295

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JP17785582U Granted JPS5982981U (ja) 1982-11-26 1982-11-26 遠赤外線高温面発熱体

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JPS5982981U (ja) 1984-06-05

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