JPS6341753Y2 - - Google Patents

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JPS6341753Y2
JPS6341753Y2 JP12358782U JP12358782U JPS6341753Y2 JP S6341753 Y2 JPS6341753 Y2 JP S6341753Y2 JP 12358782 U JP12358782 U JP 12358782U JP 12358782 U JP12358782 U JP 12358782U JP S6341753 Y2 JPS6341753 Y2 JP S6341753Y2
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insulator
tube
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insulators
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JP12358782U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はチユーブ内に収容されたヒータ素子の
発熱に基づいてチユーブの外壁面から輻射熱を発
する形式のチユーブヒータに係り、特にヒータ素
子をチユーブ内において所定位置関係に支持する
チユーブヒータ用支持碍子に関する。
従来より、炉内を不活性雰囲気に保つて間接加
熱を行なう工業炉などの加熱源として、ステンレ
ス鋼等の金属製チユーブ内に収容したニクロム等
の発熱材料からなるヒータ素子を発熱させて、チ
ユーブの外壁面から輻射熱を放射させる形式のチ
ユーブヒータが多く採用されている。この種のチ
ユーブヒータにおいては、チユーブの軸方向に配
設されるヒータ素子が、その中間部で互に或はチ
ユーブ壁と接触して電気的に短絡し、発熱量が低
下したり切れたりするのを防止するために、その
ような接触が生じない相対的位置関係にヒータ素
子を支持する支持碍子が使用されており、従来に
あつては、第1図に示されるような、略円柱状の
ボス部2と、外周部に多数の貫通孔4を有するフ
ランジ部6とが一体とされた形状の支持碍子8
が、第2図に示されるように、チユーブ10の軸
方向に沿つて直列に連結されることによつて、そ
れぞれの貫通孔4の内面でヒータ素子としての発
熱体12を軸方向の複数位置において支持するよ
うにされていた。即ち、支持碍子8が直列に配列
された場合、先端面に形成された突部14と、そ
の突部14に対応した形状で基端面に形成された
凹部16とが係合して、隣接する支持碍子8の相
対的な回動および接近が担止されるようになつて
おり、これによつて貫通孔4に挿通された発熱体
12が互に且つチユーブ10に対して相対的位置
固定とされていたのである。
ところで、上述のようなチユーブヒータを加熱
源として利用する場合には、一つの炉に対して数
十本ものチユーブヒータが使用されるのが普通で
あるところから、1本毎の熱容量をできるだけ小
さくして全体の熱効率の向上を図ることが省エネ
ルギー対策上望ましく、また、炉の使用中に1本
でも不良となつた場合には良品との交換作業を行
う必要があり、高温のチユーブヒータのハンドリ
ングを容易にするために1本1本が少しでも軽量
であることが望ましい。
しかしながら、前記従来の形状の支持碍子を使
用したチユーブヒータでは、上記のような要望を
現状以上に満足させることは困難であつた。即
ち、チユーブヒータの熱容量の低減、重量の軽減
を図るためには、支持碍子の軽量化を図ればよい
のであり、この意味において、前記支持碍子8の
ボス部2を中空にするか、或はフランジ部6を薄
くすればよいのであるが、フランジ部6の厚さ
は、発熱体12を支持するための機械的な強度が
必要であるため、ある程度厚くならざるを得ず、
また、ボス部2を中空にしてボス部2の肉厚をフ
ランジ部6のそれよりかなり薄くしようとする
と、製作時または使用中に熱応力によつてボス部
2の基端部に亀裂が生じてしまうところから、第
1図及び第2図に示されるような小径の貫通孔1
7を形成するが限度であつた。
本考案は、このような事情を背景として、従来
のチユーブヒータより軽く、しかも熱容量の小さ
いチユーブヒータを構成し得る支持碍子を提供す
ることを目的として為されたものであつて、本考
案に係るチユーブヒータ用支持碍子の特徴とする
ところは、中心部にチユーブの軸方向に平行な第
1の貫通孔を有すると共に外周部にヒータ素子が
挿通される複数の第2の貫通孔を有し、且つ第1
の貫通孔の両側開口部周縁に突部を備えた板状の
第1碍子と、中空筒状をなし、少なくとも両側開
口部が前記第1碍子の突部に対応した形状に形成
され、その開口部において隣接する前記第1碍子
の突部とそれぞれ係合してその隣接する第1碍子
を連結する第2碍子との組合せから成ることにあ
る。
このように、ヒータ素子を支持するためにある
程度厚みを要する第1碍子と、隣接する第1碍子
を連結するための中空状の第2碍子とを別体とす
れば、第2碍子を薄肉状にしても熱応力による亀
裂を生じる恐れがなく、従つて支持碍子全体の、
ひいてはチユーブヒータ全体の軽量化並びに熱容
量の低減が可能である。しかも、本考案によれ
ば、ヒータ素子の直径等の条件によつて第1碍子
によるヒータ素子の支持間隔を変更する必要が生
じた場合に、第2碍子のみを長さの異なるものに
変更すればよく、第1碍子をそのまま共通に使用
できる利点があり、チユーブヒータの製作上、従
来のものに比べて経済的に有利である。更に付言
すれば、第1碍子の突部を、第2の貫通孔の数に
関係なく共通にした場合には、これら第1碍子と
長さの異なる第2碍子とを様々に組み合せること
により、少ない部品で多様な条件に対応できるこ
ととなり、設計・製作コストを大幅に低減し得る
こととなる。
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
第3図に示されるチユーブヒータ18におい
て、20は第1碍子であつて、チユーブ10の内
径よりわずかに直径の小さい円板状をなし、チユ
ーブ10の軸方向に所定の距離を隔てて適数個配
設されている。この第1碍子20には第4図及び
第5図に示されるように、その中心部にチユーブ
10の軸方向に平行に比較的大径の貫通孔である
中心孔22が、また、その外周部近傍の同一円周
上の等間隔部位に、比較的小径の貫通孔である複
数の発熱体支持孔24がそれぞれ形成されると共
に、上記中心孔22の両側の開口部周縁に、外周
が略四角形状の突条26がそれぞれ形成されてい
る。
一方、第3図において、28は上記第1碍子2
0と交互に配設された第2碍子であつて、第4図
及び第6図に示されるように、薄肉円筒の両側開
口部に、第1碍子20の突条26に対応した、内
周が略四角形状の凹部30が形成されている。
上記交互に配設された第1碍子20と第2碍子
28は、第4図及び第7図に示されるように、そ
れぞれの突条26と凹部30とが互に係合させら
れることにより、チユーブ10の軸まわりの相対
回転が規制されており、また前述の如く第1碍子
20の外径がチユーブ10の内径よりわずかに小
さいだけであるところから、結果として全ての第
1碍子20がチユーブ10の軸心に対して相対的
に同一位置関係とされ、それらの外周部近傍に形
成された複数の対応する発熱体支持孔24やそれ
ぞれチユーブ10の軸方向に平行な直線上に位置
するようになつている。
そして、それら直線上に並んだ発熱体支持孔2
4を貫いて発熱体12が配設されている。発熱体
12は、第3図及び第8図に示されるように、チ
ユーブ10の最先端側の第1碍子20の、更にチ
ユーブ先端側においてそれぞれ隣接する直線状部
分が2つ1組に連結された、U字形状をなす複数
の発熱体エレメント32からなるものであつて、
それら発熱体エレメント32の端部が、チユーブ
10の最基端側の第2碍子28の、更にチユーブ
基端側に設けられた第3碍子34を貫いて、第3
碍子34のチユーブ基端側に形成された凹部36
内で、第9図に示されるように連結部材38,3
9によつて溶接されることによつて、電気的に1
本の発熱体12とされている。なお、図示はしな
いが、上記第3碍子34に形成された中心孔22
のチユーブ先端側開口部周縁には、前記第1碍子
20の突条26と同様な突条が形成されており、
各第1碍子20との相対的な回動が阻止されてい
る。
第3碍子34のチユーブ基端側には第3碍子3
4に接して円板状の第4碍子40が設けられてお
り、第10図からも明らかなようにこの第4碍子
40を貫いて、上記発熱体12の端子となる発熱
体エレメント32の2つの端部42,44がチユ
ーブ10の基端側に向つて延び出させられてい
る。端部42,44は、チユーブ10の開口部を
塞ぐように設けられた第5碍子46を貫いてチユ
ーブ10外にまで延設された端子ロツド48,5
0に溶接されており、端子ロツド48,50を介
して図示されない電源に接続されるようになつて
いる。上記第4碍子40と第5碍子46とは、後
述する炉壁52の厚さに相当する距離を隔てて設
けられており、それらの間にフアイバーフラツク
ス等の断熱材料が介在させられて断熱層54とさ
れ、発熱体12で発生される熱が炉壁52外へ逃
げないようにされている。
なお、56はチユーブ10内の最先端側に設け
られる円板状の第6碍子であつて、この第6碍子
56がチユーブ10の内奥壁58に当接するよう
に設けられることによつて、前記第4碍子40と
の間に配設される第1、第2及び第3碍子20,
28及び32の、即ち発熱体12のチユーブ軸方
向の移動が阻止されるようになつている。
そして、上述のような構成のチユーブヒータ1
8が、第11図に示されるように、加熱炉60の
炉壁52に形成されたチユーブ挿入孔62から炉
内に挿入されて、炉壁52並びに支持枠64、或
は支持台66等によつて保持され、この状態で発
熱体12に通電されて、チユーブ10の外壁面か
ら加熱炉60内に発熱体12の発熱に基づく輻射
熱を放射するのである。なお、このとき、チユー
ブ10の開口部周縁に形成されたフランジ部68
が炉壁52の外面に当接して、チユーブヒータ1
8の加熱炉60内方への移動を阻止し、前記断熱
層54が炉壁52のチユーブ挿入孔62を塞ぐ位
置にくるようにされている。
以上の説明から明らかなように、本実施例のチ
ユーブヒータ用支持碍子は、比較的厚肉であるこ
とを要する第1碍子20と、薄肉に構成し得る第
2碍子28との交互の組合せによつて構成される
ので、全て厚肉状であることを要した従来の支持
碍子に比べて、重量も軽く、熱容量も小さくする
ことが可能である。
因みに、本考案者らが試作した本実施例の第1
碍子と第2碍子との1組の重量は126gであり、
従来の相当する支持碍子1個の155gに比べて約
20%軽くなつた。また、試作支持碍子と従来の支
持碍子の各々3組および3個を直列に連結したも
のに1KW用のニクロム線をセツトしたものを、
それぞれ外側を断熱したステンレスチユーブ内に
挿入し、通電して常温から260℃まで温度上昇さ
せた場合の温度の上昇程度を、中央の碍子に設置
したサーミスタ温度計で30秒毎に測定した。その
結果を、縦軸を温度(℃)、横軸を時間(分)と
するグラフにして第12図に示す。第12図から
明なかなように、本実施例の支持碍子を用いたも
のの温度上昇曲線()は、従来の支持碍子を用
いた温度上昇曲線()よりも傾斜が急で、260
℃に約1分も早く達しており、この結果から十数
組もの支持碍子を用いて約900℃にまで温度を上
昇させる通常のチユーブヒータの使用状態下にお
いて、常温から900℃に達するまでに更に大きな
時間差があることが理解されるのであり、このよ
うなチユーブヒータが一度に数十本づつ、1日に
数回も温度の上昇、下降のサイクルを繰り返す場
合の省エネルギ量が相当に大きなものであること
が理解されるのである。
なお、上記実施例においては、第1碍子20の
突条26及び第2碍子28の凹部30の外周及び
内周をそれぞれ略四角形状としたが、五角形、六
角形等他の多角形状とすることも可能である。ま
た、第2碍子28の形状自体も円筒状に限らず、
他の多角形筒状としてもよい。更に、前記実施例
においては、第3碍子34とチユーブ最基端側の
第1碍子20との間、並びに第6碍子56とチユ
ーブ最先端側の第1碍子20との間には、それぞ
れ第2碍子28が配設された構成としたが、チユ
ーブ10の長さ等の条件に応じて、第2碍子28
とは異なる長さの碍子を用いてもよいことはもち
ろんである。
その他、本考案は本考案の趣旨を逸脱しない範
囲内において種々の変形、改良を施した態様で実
施し得ることは言うまでもないところである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のチユーブヒータ用支持碍子の断
面斜視図であり、第2図はその支持碍子を使用し
て構成されたチユーブヒータの要部断面図であ
る。第3図は本考案の一実施例であるチユーブヒ
ータ用支持碍子を使用したチユーブヒータの一部
断面正面図、第4図はその要部断面図、第5図は
第3図のチユーブヒータに使用される第1碍子の
側面図、第6図は同じく第2碍子の側面図、第7
図乃至第10図はそれぞれ第3図における−
,−,−,−断面図であり、第1
1図は第3図に示すチユーブヒータを加熱炉内に
装填した状態を略図的に示す図である。第12図
は上記実施例の支持碍子及び従来の支持碍子を用
いて実験的に測定した温度上昇曲線の1例を示す
グラフである。 10:チユーブ、12:発熱体、18:チユー
ブヒータ、20:第1碍子、22:中心孔、2
4:発熱体支持孔、26:突条、28:第2碍
子、30:凹部、32:発熱体エレメント、3
4:第3碍子、40:第4碍子、46:第5碍
子、48,50:端子ロツド、54:断熱層、5
6:第6碍子。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 チユーブの外壁面から輻射熱を発するチユーブ
    ヒータにおいて、該チユーブ内にその軸方向に配
    設されるヒータ素子相互及び該チユーブとの相対
    位置を所定の位置関係に保つべく該ヒータ素子を
    前記軸方向の複数位置において支持するチユーブ
    ヒータ用支持碍子であつて、 中心部に前記軸方向に平行な第1の貫通孔を有
    すると共に外周部にヒータ素子が挿通される複数
    の第2の貫通孔を有し、且つ前記第1の貫通孔の
    両側開口部周縁に突部を備えた板状の第1碍子
    と、 中空筒状をなし、少なくとも両側開口部が前記
    第1碍子の突部に対応した形状に形成され、該開
    口部において隣接する前記第1碍子の突部とそれ
    ぞれ係合して該隣接する第1碍子を連結する第2
    碍子と の組合せから成ることを特徴とするチユーブヒー
    タ用支持碍子。
JP12358782U 1982-08-13 1982-08-13 チユ−ブヒ−タ用支持碍子 Granted JPS5926895U (ja)

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Families Citing this family (5)

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JP2941825B2 (ja) * 1988-12-01 1999-08-30 カンタール・アクチボラグ 鉄−クロム−アルミニウム型合金の放熱管及びその製造方法
JP5463767B2 (ja) * 2009-07-13 2014-04-09 Jfeスチール株式会社 加熱炉へのヒータ設置方法
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