JPS6343741A - 圧力鋳造用中子 - Google Patents
圧力鋳造用中子Info
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- JPS6343741A JPS6343741A JP18592686A JP18592686A JPS6343741A JP S6343741 A JPS6343741 A JP S6343741A JP 18592686 A JP18592686 A JP 18592686A JP 18592686 A JP18592686 A JP 18592686A JP S6343741 A JPS6343741 A JP S6343741A
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Landscapes
- Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、ダイカスト法等の圧力鋳造用として用いる中
子に関する。
子に関する。
(従来の技術)
従来より、このような中子として、砂粒をフェノール樹
脂で被覆したシェル砂いわゆるレジンコーテツドサンド
を、例えば約250’Cにha熱された成形型内に充填
して焼成することにより、上記シェル砂表面のフェノー
ル樹脂を粘結硬化せしめ、その後、成形型より離型ηる
ようにしたシェル中子が一般によく知られている。そし
て、このシェル中子を用いて鋳造する場合には、鋳型内
に注湯した際に発生覆るガスを抜く必豊かあることから
、上記シェル中子を構成するシェル砂どじで平均粒径が
例えば175μmに設定されたものを使用して該シェル
砂間に適度の間隙をR堪プろことにより、成形されるシ
ェル中子の通気性を確保Jるようになされている。
脂で被覆したシェル砂いわゆるレジンコーテツドサンド
を、例えば約250’Cにha熱された成形型内に充填
して焼成することにより、上記シェル砂表面のフェノー
ル樹脂を粘結硬化せしめ、その後、成形型より離型ηる
ようにしたシェル中子が一般によく知られている。そし
て、このシェル中子を用いて鋳造する場合には、鋳型内
に注湯した際に発生覆るガスを抜く必豊かあることから
、上記シェル中子を構成するシェル砂どじで平均粒径が
例えば175μmに設定されたものを使用して該シェル
砂間に適度の間隙をR堪プろことにより、成形されるシ
ェル中子の通気性を確保Jるようになされている。
また、シェル中子の外表面に(ま通常塗型材層か形成さ
れていて、該塗型材層でもって−に記シェル中子を溶湯
の熱から保護すると同時に、溶)易のシェル中子への浸
入を防止して、鋳物の中空部内壁を平滑に仕上げるよう
になされている。
れていて、該塗型材層でもって−に記シェル中子を溶湯
の熱から保護すると同時に、溶)易のシェル中子への浸
入を防止して、鋳物の中空部内壁を平滑に仕上げるよう
になされている。
(発明が解決しようとする問題点)
ところが、上述の如きシェル中子を鋳造圧力の高い溶湯
鍛造法に適用する場合、シェル中子を構成するシェル砂
間にはカス抜きのために間隙が生じていることから、シ
ェル中子に鋳造圧力が作用するとシェル中子が収縮し−
Cしまい、ぞの結果、鋳造される鋳物の寸法精度が低下
するとともに、シェル中子外表面に形成された溶湯浸入
防止用の塗型材層にクランクが発生するという問題があ
る。
鍛造法に適用する場合、シェル中子を構成するシェル砂
間にはカス抜きのために間隙が生じていることから、シ
ェル中子に鋳造圧力が作用するとシェル中子が収縮し−
Cしまい、ぞの結果、鋳造される鋳物の寸法精度が低下
するとともに、シェル中子外表面に形成された溶湯浸入
防止用の塗型材層にクランクが発生するという問題があ
る。
また、シェル中子の外表面に塗型材層を形成する際、塗
型材がシェル砂間の間隙より浸透してしまうことから、
所定の層厚の塗型材層が得難く、かつ層厚が不均一にな
るという問題がある。
型材がシェル砂間の間隙より浸透してしまうことから、
所定の層厚の塗型材層が得難く、かつ層厚が不均一にな
るという問題がある。
本発明はかかる諸点に鑑みてなされたものであり、その
目的とするところは、シェル中子を構成するシェル砂の
粒径を特定することにより、シェル砂の充填率を高め、
これにより上述の如くシェル中子を鋳造圧力の高い溶湯
鍛造法に適用する場合であっても、鋳造圧力の作用によ
るシェル中子の収縮を可及的に小さく抑制して、鋳造さ
れる鋳物の寸法精度の低下を招くことかなく、しかもシ
ェル中子外表面に形成された溶湯浸入防止用の塗型材層
へのクラックの発生を未然に防止し1q、さらには上記
シェル砂の充填率の向上と相俟ってシェル砂間の気孔率
が下がることにより、溶湯のシェル中子への浸透を少な
くして、塗型材層を所定の層厚にしかつ層厚の均一化を
図り得る中子を提供せんとすることにある。
目的とするところは、シェル中子を構成するシェル砂の
粒径を特定することにより、シェル砂の充填率を高め、
これにより上述の如くシェル中子を鋳造圧力の高い溶湯
鍛造法に適用する場合であっても、鋳造圧力の作用によ
るシェル中子の収縮を可及的に小さく抑制して、鋳造さ
れる鋳物の寸法精度の低下を招くことかなく、しかもシ
ェル中子外表面に形成された溶湯浸入防止用の塗型材層
へのクラックの発生を未然に防止し1q、さらには上記
シェル砂の充填率の向上と相俟ってシェル砂間の気孔率
が下がることにより、溶湯のシェル中子への浸透を少な
くして、塗型材層を所定の層厚にしかつ層厚の均一化を
図り得る中子を提供せんとすることにある。
(問題点を解決するための手段)
上記の目的を達成するため、本発明の解決手段は、粒径
の異なる2種類のシェル砂を成形型内に充填して焼成す
ることとし、この場合、一方のシェル砂として熱硬化性
樹脂で被NMれた平均粒径50〜100μmのものを、
他方のシェル砂として熱硬化性樹脂で被覆された平均粒
径150〜200μmのものをそれぞれ採用し、上記一
方の粒径の小さいシェル砂を20〜35容酎%、他方の
粒径の大きいシェル砂を75〜80容伍%の割合で混合
する構成とする。
の異なる2種類のシェル砂を成形型内に充填して焼成す
ることとし、この場合、一方のシェル砂として熱硬化性
樹脂で被NMれた平均粒径50〜100μmのものを、
他方のシェル砂として熱硬化性樹脂で被覆された平均粒
径150〜200μmのものをそれぞれ採用し、上記一
方の粒径の小さいシェル砂を20〜35容酎%、他方の
粒径の大きいシェル砂を75〜80容伍%の割合で混合
する構成とする。
(作用)
上記の構成により、不発明では、シェル中子は粒径の異
なる2種類のシェル砂でもって成形され、しかも両シェ
ル砂の混合割合か粒径の大きい方が小さい方よりも多く
なるように設定されていることから、一方の粒径の大き
いシェル砂間に形成された間隙に他方の粒径の小さいシ
ェル砂が入り込んでシェル砂の充填率の向上が図られ、
よってこのシェル中子を鋳造圧力の高い溶湯鍛造法に適
用する場合であっても、鋳造圧力の作用によるシェル中
子の収縮が可及的に小ざく抑制されて、鋳造される鋳物
には寸法精度の低下がみられず、しがもシェル中子外表
面に形成された溶湯浸入防止用の塗型?J’1ffiへ
のクラックの発生が未然に防止され、さらには上記シェ
ル砂の充填率の向上と相俟ってシェル砂間の気孔率が下
がることにより、溶湯のシェル中子への浸透が少なくな
って、塗型材層の層厚が所定の層厚に保持されかつ層厚
の均一化が図られることとなる。
なる2種類のシェル砂でもって成形され、しかも両シェ
ル砂の混合割合か粒径の大きい方が小さい方よりも多く
なるように設定されていることから、一方の粒径の大き
いシェル砂間に形成された間隙に他方の粒径の小さいシ
ェル砂が入り込んでシェル砂の充填率の向上が図られ、
よってこのシェル中子を鋳造圧力の高い溶湯鍛造法に適
用する場合であっても、鋳造圧力の作用によるシェル中
子の収縮が可及的に小ざく抑制されて、鋳造される鋳物
には寸法精度の低下がみられず、しがもシェル中子外表
面に形成された溶湯浸入防止用の塗型?J’1ffiへ
のクラックの発生が未然に防止され、さらには上記シェ
ル砂の充填率の向上と相俟ってシェル砂間の気孔率が下
がることにより、溶湯のシェル中子への浸透が少なくな
って、塗型材層の層厚が所定の層厚に保持されかつ層厚
の均一化が図られることとなる。
(実施例)
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図および′第2図は自動車のロータリーエンジンの
ローターを鋳造する場合に適用した第1中子1と第2中
子2とからなる2分割タイプの本発明の実施例に係る圧
力鋳造用シェル中子3を示し、該シェル中子3の上記両
第」および第2中子1゜2は形状が異なるほかは同一に
構成されているので、以下第1中子1について説明する
こととし、第2中子2については同一の構成部分につい
ては同一の符号を付してその詳細な説明を省l88il
i′る。
ローターを鋳造する場合に適用した第1中子1と第2中
子2とからなる2分割タイプの本発明の実施例に係る圧
力鋳造用シェル中子3を示し、該シェル中子3の上記両
第」および第2中子1゜2は形状が異なるほかは同一に
構成されているので、以下第1中子1について説明する
こととし、第2中子2については同一の構成部分につい
ては同一の符号を付してその詳細な説明を省l88il
i′る。
上記第1中子1は粒径の責なる2種類のシェル砂でもっ
て構成され、該両シェル砂は共にバインダとしての例え
ばフェノール樹脂等の熱硬化性樹脂で被覆されたレジン
コーテツドサンドであって、両シェル砂を例えば約25
0’Cに加熱保持された図示しない中子成形型内に充填
して焼成覆ることにより第1中子1が成形される。
て構成され、該両シェル砂は共にバインダとしての例え
ばフェノール樹脂等の熱硬化性樹脂で被覆されたレジン
コーテツドサンドであって、両シェル砂を例えば約25
0’Cに加熱保持された図示しない中子成形型内に充填
して焼成覆ることにより第1中子1が成形される。
この第1中子1を構成する両シェル砂の組成としては、
例えばSiO293,36重南%、Afi2(h 5
.19ffiti%、Fez 03 0.97重母%、
その他 0.48重量%に設定されたものが用いられ、
また、その平均粒径は、粒径の小さい方のシェル砂にお
いては50〜100μm1粒径の大ぎい方のシェル砂に
おいては150〜200μmのものがそれぞれ用いられ
る。さらに、両シェル砂の混合割合は、粒径の小さい方
のシ工ル砂子において(よ20〜35容邑%、粒径の大
きい方のシェル砂においては75〜80容量%とぞれぞ
れこの範囲内で選定される。
例えばSiO293,36重南%、Afi2(h 5
.19ffiti%、Fez 03 0.97重母%、
その他 0.48重量%に設定されたものが用いられ、
また、その平均粒径は、粒径の小さい方のシェル砂にお
いては50〜100μm1粒径の大ぎい方のシェル砂に
おいては150〜200μmのものがそれぞれ用いられ
る。さらに、両シェル砂の混合割合は、粒径の小さい方
のシ工ル砂子において(よ20〜35容邑%、粒径の大
きい方のシェル砂においては75〜80容量%とぞれぞ
れこの範囲内で選定される。
また、該第1中子1の外表面には塗型材例として第1]
−ティング層4が設けられ、該第1コーティング層4は
、粉末状の耐火物、金属酸化物等を含有したスラリー液
を上記第1中子1の外表面に塗布したのち例えば乾燥温
度150’C,乾燥時間30分の条件下で乾燥工程を経
ることにより、例えば100〜350μmの層厚に形成
される。
−ティング層4が設けられ、該第1コーティング層4は
、粉末状の耐火物、金属酸化物等を含有したスラリー液
を上記第1中子1の外表面に塗布したのち例えば乾燥温
度150’C,乾燥時間30分の条件下で乾燥工程を経
ることにより、例えば100〜350μmの層厚に形成
される。
この第′1」−ティング層4の層厚を上記の範囲に設定
した理由は、100μm未満では↑4造時に湯圧により
クラックが牛するa3それがある一方、350μ7nを
越えると第1中子1に対する溶湯の層厚の増加に比例し
た浸入防止効果はIIIJ侍できす、かえって第1中子
1の寸法精度に悪影響を及ぼすおそれがあるからである
。そして、上記スラリー液の配合組成としては、例えば
S!O257゜5重!〒4%、 △u 203 2.0
重fテ」%、 [二ez。
した理由は、100μm未満では↑4造時に湯圧により
クラックが牛するa3それがある一方、350μ7nを
越えると第1中子1に対する溶湯の層厚の増加に比例し
た浸入防止効果はIIIJ侍できす、かえって第1中子
1の寸法精度に悪影響を及ぼすおそれがあるからである
。そして、上記スラリー液の配合組成としては、例えば
S!O257゜5重!〒4%、 △u 203 2.0
重fテ」%、 [二ez。
34.0車量%、CaO○、!:1重Φ%、Mg025
.0ffi1%、7rOz 0.5重量%、C6,O
車量%、その他 4.5車端%を、エチルアルコールに
て50%に希釈したものを用いる。
.0ffi1%、7rOz 0.5重量%、C6,O
車量%、その他 4.5車端%を、エチルアルコールに
て50%に希釈したものを用いる。
さらに、上記第1中千′1の第1]−”jイング層4上
には別の塗型材層どして第2]−ディング層5か設(プ
られ、該第2二」−ディング層5は、黒鉛。
には別の塗型材層どして第2]−ディング層5か設(プ
られ、該第2二」−ディング層5は、黒鉛。
雲母等の微粒子もしくは偏平粒子を含有リ−る溶液を塗
布したのち乾燥工程を経ることにより、例えば黒鉛層の
場合(:1平均粒径0.5〜10μmのものを10〜5
0fimの層厚に、去′母層の場合には平均粒径2〜1
0μmのものを50〜150μmの層19にそれぞれ形
成される。このJ、うに第2]−ティング層5を構成覆
−る黒1′4)および雲母粒子の粒径を上記の範囲に設
定した理由は、下限はI+14造」二の問題であり、上
限は層の緻密化が国難となって溶湯浸入のおそれかある
からである。また、黒鉛および雲母の層厚を上記の範囲
に設定した理由は、黒鉛層の場合には10μm未満では
鋳造時に湯圧によりクラックか牛するおそれがある一方
、50μ辺を越えると第1中子1に対する溶湯の層厚の
増Iノ(]に比例した浸入防止効果は期待できないから
であり、また、雲母層の場合には上記黒鉛層と同様に5
0μm未満ては鋳造時に湯圧によりクラックが生ずるお
それがある一方、150μ■を越えると第1中子1に対
する溶湯の層厚の増加に比例した浸入防止効果は期待で
きないからで市る。
布したのち乾燥工程を経ることにより、例えば黒鉛層の
場合(:1平均粒径0.5〜10μmのものを10〜5
0fimの層厚に、去′母層の場合には平均粒径2〜1
0μmのものを50〜150μmの層19にそれぞれ形
成される。このJ、うに第2]−ティング層5を構成覆
−る黒1′4)および雲母粒子の粒径を上記の範囲に設
定した理由は、下限はI+14造」二の問題であり、上
限は層の緻密化が国難となって溶湯浸入のおそれかある
からである。また、黒鉛および雲母の層厚を上記の範囲
に設定した理由は、黒鉛層の場合には10μm未満では
鋳造時に湯圧によりクラックか牛するおそれがある一方
、50μ辺を越えると第1中子1に対する溶湯の層厚の
増Iノ(]に比例した浸入防止効果は期待できないから
であり、また、雲母層の場合には上記黒鉛層と同様に5
0μm未満ては鋳造時に湯圧によりクラックが生ずるお
それがある一方、150μ■を越えると第1中子1に対
する溶湯の層厚の増加に比例した浸入防止効果は期待で
きないからで市る。
ぞして、上記黒鉛、火′母等の微粒子もしくは偏平粒子
を含有する溶液としては、例えば黒鉛の場合は黒鉛粒子
50重量部に対し水100重量部の割合で配合したもの
を、雲母の場合は雲母粒子80重母%に対し水ガラス(
珪酸す1〜リウム)209量%の割合で配合したものを
それぞれ用いる。
を含有する溶液としては、例えば黒鉛の場合は黒鉛粒子
50重量部に対し水100重量部の割合で配合したもの
を、雲母の場合は雲母粒子80重母%に対し水ガラス(
珪酸す1〜リウム)209量%の割合で配合したものを
それぞれ用いる。
なお、上記第2]−ティング層5を形成するにあたって
の乾燥条件は、上記第1コーティング層4の場合と同様
に例えば乾燥温度150℃、※2燥時間30分の条件下
にて行われるか、これに限らず、上記各層4,5共それ
ぞれ構成する溶液中の揮発成分を蒸散せしめることがで
きる乾燥温度および乾燥時間であればよい。
の乾燥条件は、上記第1コーティング層4の場合と同様
に例えば乾燥温度150℃、※2燥時間30分の条件下
にて行われるか、これに限らず、上記各層4,5共それ
ぞれ構成する溶液中の揮発成分を蒸散せしめることがで
きる乾燥温度および乾燥時間であればよい。
このように両筒1および第2中子1,2の各々外表面に
第L13よび第2コーテイング層4,5がそれぞれ形成
されて、該両筒1および第2中子1゜2を組み合わせて
圧力uLに供す62分割タイプの圧力鋳造用シェル中子
3が形成される。
第L13よび第2コーテイング層4,5がそれぞれ形成
されて、該両筒1および第2中子1゜2を組み合わせて
圧力uLに供す62分割タイプの圧力鋳造用シェル中子
3が形成される。
次に、上記実施例に係る2分割タイプの圧力鋳造用シェ
ル中子3の製造法d3よびそれを用いて溶湯鍛造法によ
り自動車のロータリーエンジンのローターを鋳造する場
合について具体的に説明覆る。
ル中子3の製造法d3よびそれを用いて溶湯鍛造法によ
り自動車のロータリーエンジンのローターを鋳造する場
合について具体的に説明覆る。
まげ、フェノール樹脂で被覆された平均粒径74μmの
シLル砂(以下、シェル砂△という)25容量%と、同
じくフェノール樹脂で被覆された平均粒径182μmの
シェル砂く以下、シェル砂Bという)75容量%とを成
形型内に充填した後焼成して第1および第2中子1,2
を成形する。
シLル砂(以下、シェル砂△という)25容量%と、同
じくフェノール樹脂で被覆された平均粒径182μmの
シェル砂く以下、シェル砂Bという)75容量%とを成
形型内に充填した後焼成して第1および第2中子1,2
を成形する。
なお、上記両シェル砂A、Bはそれぞれ第5図に示ず如
き粒度分布を呈しており、図中、横軸(j、シェル砂A
(B)の粒径を、縦@はシェル砂A (B)1ooy
中にお(ブる各粒子の重量をそれぞれ示す。
き粒度分布を呈しており、図中、横軸(j、シェル砂A
(B)の粒径を、縦@はシェル砂A (B)1ooy
中にお(ブる各粒子の重量をそれぞれ示す。
その後、該各層1および第2中子1,2を一ト述−10
= の如く配合したスラリー液中に浸漬する操作を適数回繰
り返して各第1および第2中子1,2の外表面にスラリ
ー液を浸漬塗布せしめ、その後、上記スラリー液を塗布
した各第1および第2中子1゜2を乾燥工程に搬入して
乾燥温度150℃、乾燥時間30分の条件下で乾燥する
ことにより、上記各第1および第2中子1,2外表面に
層厚200μ汎の第1コーティング層4を形成する。
= の如く配合したスラリー液中に浸漬する操作を適数回繰
り返して各第1および第2中子1,2の外表面にスラリ
ー液を浸漬塗布せしめ、その後、上記スラリー液を塗布
した各第1および第2中子1゜2を乾燥工程に搬入して
乾燥温度150℃、乾燥時間30分の条件下で乾燥する
ことにより、上記各第1および第2中子1,2外表面に
層厚200μ汎の第1コーティング層4を形成する。
この際の第1コーティング層4形成状態を調べるために
、上記実施例に係るシェル中子3の試料として直径10
#、長さ50mの円筒状の中子と、比較例(I>として
シェル砂Aのみで構成した同形状の中子と、比較例(I
[>としてシェル砂Bのみで構成した同じく同形状の中
子をそれぞれ用意し、該各中子を上述の如くスラリー液
中に10秒間浸漬して得た実験データを第6図に示す。
、上記実施例に係るシェル中子3の試料として直径10
#、長さ50mの円筒状の中子と、比較例(I>として
シェル砂Aのみで構成した同形状の中子と、比較例(I
[>としてシェル砂Bのみで構成した同じく同形状の中
子をそれぞれ用意し、該各中子を上述の如くスラリー液
中に10秒間浸漬して得た実験データを第6図に示す。
図中、斜線をイqして表わす棒グラフは第1コーティン
グ層4の層厚を、白扱き棒グラフはスラリー液の浸透量
をそれぞれ表わす。このデータによると、平均粒径の小
さい比較例(1)では、第1コーディング層4の層厚が
約370μ7rL、スラリー液の中子内への浸透量が約
1.37であるのに対し、平均粒径の大ぎい比較例(I
I)では、第1コーティング層4の層厚が約300μm
と薄く、その薄い分だけスラリー液の中子内への浸透量
が約29となって多いことが判る。一方、本実施例では
、第1コーティング層4の層厚が上記比較例(1)とほ
ぼ同等であるにもかかわらず、スラリー液の中子内への
浸透量が約1.17と比較例(I)よりも少ないことが
判る。つまり、このことは、平均粒径の大きいシェル砂
Bのみで構成した中子では、スラリー液に浸漬した際に
該スラリー液の中子内への浸透量が多くて第1]−ティ
ング図4の層厚が薄いものしか得られないが、上記実施
例では、第1」−ティング層4の層厚が平均粒径の小さ
いシェル砂Aのみで構成した中子と同様に厚く、しかも
スラリー液の中子内への浸透量がこの場合よりも少ない
ことを物品るものである。すなわち、平均粒径の大きい
シェル砂8間の間隙を平均粒径の小さいシェル砂Aでも
って埋めて充填率を高めてシェル砂A、B間の気孔率を
下げることにより、シェル中子3表曲粗さか小さくなる
ことに起因するものと考えられ、これにより所定の層厚
を保持したしかも!層厚の均一な第1コーティング層4
が形成されることとなる。また、別の実施例として、シ
ェル砂A、Bと同様の分布状態を示す平均粒径60μ汎
のシェル砂Cと平均粒径182μmのシェル砂りとの混
合割合をシェル砂Cニジエル砂り一30: 70に設定
した場合においても本実施例と同様の効果か得られた。
グ層4の層厚を、白扱き棒グラフはスラリー液の浸透量
をそれぞれ表わす。このデータによると、平均粒径の小
さい比較例(1)では、第1コーディング層4の層厚が
約370μ7rL、スラリー液の中子内への浸透量が約
1.37であるのに対し、平均粒径の大ぎい比較例(I
I)では、第1コーティング層4の層厚が約300μm
と薄く、その薄い分だけスラリー液の中子内への浸透量
が約29となって多いことが判る。一方、本実施例では
、第1コーティング層4の層厚が上記比較例(1)とほ
ぼ同等であるにもかかわらず、スラリー液の中子内への
浸透量が約1.17と比較例(I)よりも少ないことが
判る。つまり、このことは、平均粒径の大きいシェル砂
Bのみで構成した中子では、スラリー液に浸漬した際に
該スラリー液の中子内への浸透量が多くて第1]−ティ
ング図4の層厚が薄いものしか得られないが、上記実施
例では、第1」−ティング層4の層厚が平均粒径の小さ
いシェル砂Aのみで構成した中子と同様に厚く、しかも
スラリー液の中子内への浸透量がこの場合よりも少ない
ことを物品るものである。すなわち、平均粒径の大きい
シェル砂8間の間隙を平均粒径の小さいシェル砂Aでも
って埋めて充填率を高めてシェル砂A、B間の気孔率を
下げることにより、シェル中子3表曲粗さか小さくなる
ことに起因するものと考えられ、これにより所定の層厚
を保持したしかも!層厚の均一な第1コーティング層4
が形成されることとなる。また、別の実施例として、シ
ェル砂A、Bと同様の分布状態を示す平均粒径60μ汎
のシェル砂Cと平均粒径182μmのシェル砂りとの混
合割合をシェル砂Cニジエル砂り一30: 70に設定
した場合においても本実施例と同様の効果か得られた。
次に、上記第1コーディング層4を形成した第1および
第2中子1,2を上述の如く配合した黒鉛粒子を含有し
た溶液中に浸漬し、上記第1コーティング層4形成の時
と同様の乾燥条件の下で乾燥せしめることにより、第1
コーティング層4上に50μmの第2]−ティング層5
を形成する。
第2中子1,2を上述の如く配合した黒鉛粒子を含有し
た溶液中に浸漬し、上記第1コーティング層4形成の時
と同様の乾燥条件の下で乾燥せしめることにより、第1
コーティング層4上に50μmの第2]−ティング層5
を形成する。
このようにして第1および第2コーティング層4.5を
外表面に積層形成した第1および第2中子1,2を、第
3図に示すように、補強材7を介装して第1中子1が上
に、第2中子2が下になるように組み合わせてシェル中
子3を形成し、このシェル中子3を上型8および下型9
よりなる鋳型10内に配置して、プランジャ11の作動
によりアルミニウム合金の溶湯△を700Kg/cni
の湯圧で鋳型10内に注入することにより、第4図に示
すようなロータリーエンジンのローター12を溶湯鍛造
法により鋳造する。
外表面に積層形成した第1および第2中子1,2を、第
3図に示すように、補強材7を介装して第1中子1が上
に、第2中子2が下になるように組み合わせてシェル中
子3を形成し、このシェル中子3を上型8および下型9
よりなる鋳型10内に配置して、プランジャ11の作動
によりアルミニウム合金の溶湯△を700Kg/cni
の湯圧で鋳型10内に注入することにより、第4図に示
すようなロータリーエンジンのローター12を溶湯鍛造
法により鋳造する。
この際における上記シェル中子3の収縮率を調べるため
に、上記第1]−ティング層4形成状態を調べるために
用いたと同じ中子を用意して上記溶湯鍛造法における条
件下で得た実験データを第7図に示す。このデータによ
ると、シェル砂Aのみで構成した中子では収縮率が約1
0%、シェル砂Bのみで構成した中子では収縮率か約7
%と大きかったが、本実施例および別実施例では収縮率
が約5%前後と上記シェル砂A、B単独で構成したもの
よりも少なかった。また、シェル砂A、 Bの混合砂で
あっても本発明の特徴である上記設定範囲を逸脱した場
合、例えばシェル砂Aニジエル砂B=5:95である比
較例(I[I)では収縮率が上記比較例(n)と同様に
約7%と大ぎく、またシェル砂Aニジエル砂B=80:
20で必る比較例(1v)では収縮率が約9.5%と大
きかった。
に、上記第1]−ティング層4形成状態を調べるために
用いたと同じ中子を用意して上記溶湯鍛造法における条
件下で得た実験データを第7図に示す。このデータによ
ると、シェル砂Aのみで構成した中子では収縮率が約1
0%、シェル砂Bのみで構成した中子では収縮率か約7
%と大きかったが、本実施例および別実施例では収縮率
が約5%前後と上記シェル砂A、B単独で構成したもの
よりも少なかった。また、シェル砂A、 Bの混合砂で
あっても本発明の特徴である上記設定範囲を逸脱した場
合、例えばシェル砂Aニジエル砂B=5:95である比
較例(I[I)では収縮率が上記比較例(n)と同様に
約7%と大ぎく、またシェル砂Aニジエル砂B=80:
20で必る比較例(1v)では収縮率が約9.5%と大
きかった。
このような実験データを基にして作成したシェル中子3
の収縮率の変化を第8図に示し、これによると、両シェ
ル砂A、Bの混合割合かシェル砂△ニジエル砂B=27
:73のときに最も小さく、したかつて、シェル砂Bに
対するシェル砂Aの混合割合は、図中、斜線を付して示
す範囲に設定することが、シェル中子3の収縮を可及的
に小さく抑制し得て、鋳造される鋳物の寸法精度の低下
をぎたさず、シェル中子3外表面に形成された溶湯浸入
防止用の第1および第2」−ティング層1゜5へのクラ
ンクの発生を防止することができることからも適切で必
ることが判る。
の収縮率の変化を第8図に示し、これによると、両シェ
ル砂A、Bの混合割合かシェル砂△ニジエル砂B=27
:73のときに最も小さく、したかつて、シェル砂Bに
対するシェル砂Aの混合割合は、図中、斜線を付して示
す範囲に設定することが、シェル中子3の収縮を可及的
に小さく抑制し得て、鋳造される鋳物の寸法精度の低下
をぎたさず、シェル中子3外表面に形成された溶湯浸入
防止用の第1および第2」−ティング層1゜5へのクラ
ンクの発生を防止することができることからも適切で必
ることが判る。
鋳型」O内に溶湯Aを注入した後、中子3か約500′
C位のとぎにシェル中子3内に酸素を吹き込んで第1お
よび第2中子1,2を焼成することにより、粘結剤とし
てのフェノール樹脂を消失せしめでシェル中子3のロー
タ−12中空部J、りの取除きの容易化を図った後、シ
ェル中子3を振動、水噴射等の外力の作用により崩壊U
しめてロータ−12中空部より取り除く。
C位のとぎにシェル中子3内に酸素を吹き込んで第1お
よび第2中子1,2を焼成することにより、粘結剤とし
てのフェノール樹脂を消失せしめでシェル中子3のロー
タ−12中空部J、りの取除きの容易化を図った後、シ
ェル中子3を振動、水噴射等の外力の作用により崩壊U
しめてロータ−12中空部より取り除く。
なあ、上記実施例では、第2]−テインク田5を黒鉛粒
子で形成したか、これに限らず、例えば雲母粒子等で形
成することも採用可能である。
子で形成したか、これに限らず、例えば雲母粒子等で形
成することも採用可能である。
また、上記実施例では、シェル中子3を第1中子1と第
2中子2とで構成した2分割タイプのものを示したが、
分割タイゾのものに限る必要にj、ない。
2中子2とで構成した2分割タイプのものを示したが、
分割タイゾのものに限る必要にj、ない。
さらに、−ト記実施例では、自動車のロータリーエンジ
ンのローター12を鋳造する場合に適用したが、これに
限らず、シリンダブロックやシリンダヘット、その他山
動車部品以外の鋳物製品を鋳造する場合にも適用可能な
ことはいうまでもない。
ンのローター12を鋳造する場合に適用したが、これに
限らず、シリンダブロックやシリンダヘット、その他山
動車部品以外の鋳物製品を鋳造する場合にも適用可能な
ことはいうまでもない。
(発明の効果)
以上81明したように、本発明によれば、シェル中子を
粒径の責なる2杆煩のシ[ル砂でもって成形したので、
−hのオや径の大きいシェル砂間に形成された間隙に他
方の粒径の小さいシェル砂が入り込んでシェル砂の充填
率の向上を図り冑、よってこのシェル中子を鋳造圧力の
高い溶湯鍛造法に適用する場合であっても、鋳造圧力の
作用によるシェル中子の収縮が可及的に少なく抑制され
、これにより、鋳造される鋳物には寸法精度の低下かみ
られず、しかもシェル中子外表面に形成された溶湯浸入
防止用の塗型材層へのクラックの発生を未然に防止し得
、さらには該塗型材層の層厚の均一化を図ることが−C
きる。
粒径の責なる2杆煩のシ[ル砂でもって成形したので、
−hのオや径の大きいシェル砂間に形成された間隙に他
方の粒径の小さいシェル砂が入り込んでシェル砂の充填
率の向上を図り冑、よってこのシェル中子を鋳造圧力の
高い溶湯鍛造法に適用する場合であっても、鋳造圧力の
作用によるシェル中子の収縮が可及的に少なく抑制され
、これにより、鋳造される鋳物には寸法精度の低下かみ
られず、しかもシェル中子外表面に形成された溶湯浸入
防止用の塗型材層へのクラックの発生を未然に防止し得
、さらには該塗型材層の層厚の均一化を図ることが−C
きる。
第1図は自動車の[]−タリーエンジンのローターを鋳
造する場合に適用した2分割タイプの本発明の実施例に
係る圧力N進用中子の分解斜視図、第2図は同縦断拡大
正面図、第3図はローターの鋳造状態を示覆−縦断正面
図、第4図は鋳造されたローターの斜視図、第5図はシ
ェル砂の粒度分布をポリグラフ、第6図はシェル中子に
対する第11−ティング層の層厚と溶湯の浸透量を示す
実験データ、第7図および第8図は中子の収縮率を示す
実験データおよびグラフである。 1・・・第1中子、2・・・第2中子、3・・・シュル
中子、4・・・第1」−ティング層、5・・・第2」−
ティング層。 第3図 (−/工 第1図 第4図
造する場合に適用した2分割タイプの本発明の実施例に
係る圧力N進用中子の分解斜視図、第2図は同縦断拡大
正面図、第3図はローターの鋳造状態を示覆−縦断正面
図、第4図は鋳造されたローターの斜視図、第5図はシ
ェル砂の粒度分布をポリグラフ、第6図はシェル中子に
対する第11−ティング層の層厚と溶湯の浸透量を示す
実験データ、第7図および第8図は中子の収縮率を示す
実験データおよびグラフである。 1・・・第1中子、2・・・第2中子、3・・・シュル
中子、4・・・第1」−ティング層、5・・・第2」−
ティング層。 第3図 (−/工 第1図 第4図
Claims (1)
- (1)熱硬化性樹脂で被覆された平均粒径50〜100
μmのシェル砂20〜35容量%と、熱硬化性樹脂で被
覆された平均粒径150〜200μmのシェル砂75〜
80容量%とを成形型内に充填して焼成してなることを
特徴とする圧力鋳造用中子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18592686A JPH0685976B2 (ja) | 1986-08-07 | 1986-08-07 | 圧力鋳造用中子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18592686A JPH0685976B2 (ja) | 1986-08-07 | 1986-08-07 | 圧力鋳造用中子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6343741A true JPS6343741A (ja) | 1988-02-24 |
JPH0685976B2 JPH0685976B2 (ja) | 1994-11-02 |
Family
ID=16179289
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18592686A Expired - Lifetime JPH0685976B2 (ja) | 1986-08-07 | 1986-08-07 | 圧力鋳造用中子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0685976B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59200254A (ja) * | 1983-04-28 | 1984-11-13 | Kao Corp | 磁性トナ− |
-
1986
- 1986-08-07 JP JP18592686A patent/JPH0685976B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59200254A (ja) * | 1983-04-28 | 1984-11-13 | Kao Corp | 磁性トナ− |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0685976B2 (ja) | 1994-11-02 |
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