JPS6343597B2 - - Google Patents
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- JPS6343597B2 JPS6343597B2 JP28774185A JP28774185A JPS6343597B2 JP S6343597 B2 JPS6343597 B2 JP S6343597B2 JP 28774185 A JP28774185 A JP 28774185A JP 28774185 A JP28774185 A JP 28774185A JP S6343597 B2 JPS6343597 B2 JP S6343597B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flank
- rotor
- radius
- pitch circle
- female rotor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 3
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01C—ROTARY-PISTON OR OSCILLATING-PISTON MACHINES OR ENGINES
- F01C1/00—Rotary-piston machines or engines
- F01C1/08—Rotary-piston machines or engines of intermeshing engagement type, i.e. with engagement of co- operating members similar to that of toothed gearing
- F01C1/082—Details specially related to intermeshing engagement type machines or engines
- F01C1/084—Toothed wheels
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Rotary Pumps (AREA)
- Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、例えばスクリユー圧縮機又は膨張機
等の流体機械に使用されるスクリユーロータの改
良に関するものである。
等の流体機械に使用されるスクリユーロータの改
良に関するものである。
一般にスクリユーロータは、前進面と後進面の
形状が異なる非対称形状が多く、ピツチ円内に主
要部分を有する雌ロータと、ピツチ円外に主要部
分を有する雄ロータとから成つている。
形状が異なる非対称形状が多く、ピツチ円内に主
要部分を有する雌ロータと、ピツチ円外に主要部
分を有する雄ロータとから成つている。
従来この種のスクリユーロータは数多く提案さ
れており、本願出願人においても特願昭54―
117259号として提案している。
れており、本願出願人においても特願昭54―
117259号として提案している。
第４図は本願出願人が提案した上記スクリユー
ロータの構成を示すもので、１は雌ロータ、２は
雌ロータ１と互いに噛合う雄ロータで、これらの
ロータ１，２は、回転軸３，４を回転中心として
ケーシング（図示せず）内で矢印方向に回転する
ことにより圧縮機の機能を満すようになつてい
る。前記雌ロータ１は、ビツチ円１１内に溝５を
有しており、溝５は前進面フランクを前進面第１
フランク６、前進面第２フランク７および歯底フ
ランク８から形成し、後進面フランクを、後進面
第１フランク９と後進面第２フランク１０から形
成している。
ロータの構成を示すもので、１は雌ロータ、２は
雌ロータ１と互いに噛合う雄ロータで、これらの
ロータ１，２は、回転軸３，４を回転中心として
ケーシング（図示せず）内で矢印方向に回転する
ことにより圧縮機の機能を満すようになつてい
る。前記雌ロータ１は、ビツチ円１１内に溝５を
有しており、溝５は前進面フランクを前進面第１
フランク６、前進面第２フランク７および歯底フ
ランク８から形成し、後進面フランクを、後進面
第１フランク９と後進面第２フランク１０から形
成している。
ところで、前記両ロータ１，２は、雌ロータ１
のピツチ円１１の外側にアデンダム部を、雄ロー
タ２のピツチ円２１の内側にデデンダム部を備え
ていない。前記前進面第１フランク６はピツチ円
１１外に中心１２を有する半径R1の円弧により、
前進面第２フランク７はピツチ円１１内に中心１
３を有する半径R2の円弧により、歯底フランク
８は両ピツチ円１１，２１の交点１４に中心を有
する半径R4の円弧によりそれぞれ形成する。ま
た、前記後進面第１フランク９は両ロータ１，２
の回転軸３，４を結ぶ線上に中心１５を有する雄
ロータ２の後進面側歯先の半径R5の円弧により
創成され、また後進面第２フランク１０はピツチ
円１１内に中心１６を有する半径R3の円弧によ
り形成する。
のピツチ円１１の外側にアデンダム部を、雄ロー
タ２のピツチ円２１の内側にデデンダム部を備え
ていない。前記前進面第１フランク６はピツチ円
１１外に中心１２を有する半径R1の円弧により、
前進面第２フランク７はピツチ円１１内に中心１
３を有する半径R2の円弧により、歯底フランク
８は両ピツチ円１１，２１の交点１４に中心を有
する半径R4の円弧によりそれぞれ形成する。ま
た、前記後進面第１フランク９は両ロータ１，２
の回転軸３，４を結ぶ線上に中心１５を有する雄
ロータ２の後進面側歯先の半径R5の円弧により
創成され、また後進面第２フランク１０はピツチ
円１１内に中心１６を有する半径R3の円弧によ
り形成する。
前記半径R2，半径R3の円弧中心１３，１６は、
ピツチ円の内側で、しかも前進面第１フランク６
と前進面第２フランク７との接合点および後進面
第１フランク９と後進面第２フランク１０との接
合点における圧力角が充分大きくとれる位置にあ
る。
ピツチ円の内側で、しかも前進面第１フランク６
と前進面第２フランク７との接合点および後進面
第１フランク９と後進面第２フランク１０との接
合点における圧力角が充分大きくとれる位置にあ
る。
次に雄ロータ２について説明する。
雄ロータ２の前進面第１フランク１７は雌ロー
タ１の前進面第１フランク６の円弧により、前進
面第２フランク１８は雌ロータ１の前進面第２フ
ランク７の円弧によりそれぞれ創成される。ま
た、後進面第１フランク１９は雌ロータ１の後進
面第２フランク１０の円弧で創成される。さら
に、前進面歯先フランク２０は両ピツチ円１１，
２１の交点１４に中心を有する半径R4の円弧に
より、後進面歯先フランク２２は両ロータ１，２
の回転軸３，４を結ぶ線上の点１５に中心を有す
る半径R5の円弧によりそれぞれ形成される。
タ１の前進面第１フランク６の円弧により、前進
面第２フランク１８は雌ロータ１の前進面第２フ
ランク７の円弧によりそれぞれ創成される。ま
た、後進面第１フランク１９は雌ロータ１の後進
面第２フランク１０の円弧で創成される。さら
に、前進面歯先フランク２０は両ピツチ円１１，
２１の交点１４に中心を有する半径R4の円弧に
より、後進面歯先フランク２２は両ロータ１，２
の回転軸３，４を結ぶ線上の点１５に中心を有す
る半径R5の円弧によりそれぞれ形成される。
そして上記前進面第２フランク７および後進面
第２フランク１０を形成する半径R2，R3の円弧
中心を従来に比較してピツチ円の内側に配するこ
とにより、これらのロータを加工するホブ切刃の
圧力角が大きくとれるため、高精度の切刃形状を
有するホブの製作が容易になる上、ホブの工具寿
命も大幅に向上する。また、駆動力を伝達する断
面として作動する雌ロータ１の前進面第１フラン
ク６とこれに噛合う雄ロータ２の歯面間の滑り率
が小さくなるため、両ロータ１，２の摩耗が減少
する。さらに、後進面第２フランク１０は、雄ロ
ータ２用のホブ切刃の寿命が十分確保できる範囲
で前記半径R2より極端に小さい半径R3の円弧で
形成されているため、両ロータ１，２とケーシン
グ間に形成されるブローホール面積を極端に減少
させることができ、したがつて圧縮機などの性能
が向上する。
第２フランク１０を形成する半径R2，R3の円弧
中心を従来に比較してピツチ円の内側に配するこ
とにより、これらのロータを加工するホブ切刃の
圧力角が大きくとれるため、高精度の切刃形状を
有するホブの製作が容易になる上、ホブの工具寿
命も大幅に向上する。また、駆動力を伝達する断
面として作動する雌ロータ１の前進面第１フラン
ク６とこれに噛合う雄ロータ２の歯面間の滑り率
が小さくなるため、両ロータ１，２の摩耗が減少
する。さらに、後進面第２フランク１０は、雄ロ
ータ２用のホブ切刃の寿命が十分確保できる範囲
で前記半径R2より極端に小さい半径R3の円弧で
形成されているため、両ロータ１，２とケーシン
グ間に形成されるブローホール面積を極端に減少
させることができ、したがつて圧縮機などの性能
が向上する。
しかし、上記のスクリユーロータにおいては、
雌ロータ１の前進面第１フランク６を半径R1の
円弧により形成しているため、後述する噛合い圧
力角が大となり、歯面間や、軸受など機械損失が
増大する。また、押しのけ量がアデンダムを有す
るものに比較して少ない。
雌ロータ１の前進面第１フランク６を半径R1の
円弧により形成しているため、後述する噛合い圧
力角が大となり、歯面間や、軸受など機械損失が
増大する。また、押しのけ量がアデンダムを有す
るものに比較して少ない。
本発明はこのような問題点を解決し、機械損失
を大幅に低減させるようにしたスクリユーロータ
を提供することを目的とする。
を大幅に低減させるようにしたスクリユーロータ
を提供することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するために、平行な二
軸の回りを噛合つて回転し、アデンダム部を有す
る雌ロータとデデンダム部を有する雄ロータから
なるスクリユーロータにおいて、前記雌ロータの
前進面フランクを、雌ロータのピツチ円の内側に
焦点をもつ放物線により形成される前進面第１フ
ランクと、円弧中心がピツチ円の内側で前記前進
面第１フランクとの接合点における圧力角が零よ
り大となる位置にある半径R2の円弧により形成
される前進面第２フランクとから構成し、前記雌
ロータの後進面フランクを前記二軸を結ぶ軸線上
に中心をもつ半径R5の雄ロータ最歯先側の円弧
によつて創成される後進面第１フランクと、円弧
中心がピツチ円の内側で前記後進面第１フランク
との接合点における圧力角が零より大となる位置
にあり、半径が前記半径R2より小さい半径R3の
大きさの円弧により形成される後進面第２フラン
クとから構成し、前記雄ロータの歯形の残りの主
要部を雌ロータの前進面第１，第２フランクおよ
び後進面フランクの後進面第２フランクの創成に
より実質的に形成したものである。
軸の回りを噛合つて回転し、アデンダム部を有す
る雌ロータとデデンダム部を有する雄ロータから
なるスクリユーロータにおいて、前記雌ロータの
前進面フランクを、雌ロータのピツチ円の内側に
焦点をもつ放物線により形成される前進面第１フ
ランクと、円弧中心がピツチ円の内側で前記前進
面第１フランクとの接合点における圧力角が零よ
り大となる位置にある半径R2の円弧により形成
される前進面第２フランクとから構成し、前記雌
ロータの後進面フランクを前記二軸を結ぶ軸線上
に中心をもつ半径R5の雄ロータ最歯先側の円弧
によつて創成される後進面第１フランクと、円弧
中心がピツチ円の内側で前記後進面第１フランク
との接合点における圧力角が零より大となる位置
にあり、半径が前記半径R2より小さい半径R3の
大きさの円弧により形成される後進面第２フラン
クとから構成し、前記雄ロータの歯形の残りの主
要部を雌ロータの前進面第１，第２フランクおよ
び後進面フランクの後進面第２フランクの創成に
より実質的に形成したものである。
上記の構成によれば、アデンダムを有する雌ロ
ータの前進面第１フランクを、ピツチ円の内側に
焦点をもつ放物線によつて形成することにより、
前進面第１フランク上の噛合い圧力角が小さくな
る。これによつて歯面間やロータを支持する軸受
などにおける機械損失を減少させることができ
る。
ータの前進面第１フランクを、ピツチ円の内側に
焦点をもつ放物線によつて形成することにより、
前進面第１フランク上の噛合い圧力角が小さくな
る。これによつて歯面間やロータを支持する軸受
などにおける機械損失を減少させることができ
る。
以下本発明のスクリユーロータの一実施例を図
面により説明する。
面により説明する。
第１図において、第４図と同一符号のものは同
一部分を示す。
一部分を示す。
２３は溝２４は有する雌ロータで、この雌ロー
タ２３の溝２４は、一部がピツチ円１１の外側
（アデンダムと称する）に配される前記前進面第
２フランク７、後進面第１フランク９、一部がピ
ツチ円の外側（アデンダムと称する）に配される
後進面第２フランク１０および前進面第２フラン
ク７と後進面第１フランク９との間に形成される
前進面第１フランク２５から成つている。
タ２３の溝２４は、一部がピツチ円１１の外側
（アデンダムと称する）に配される前記前進面第
２フランク７、後進面第１フランク９、一部がピ
ツチ円の外側（アデンダムと称する）に配される
後進面第２フランク１０および前進面第２フラン
ク７と後進面第１フランク９との間に形成される
前進面第１フランク２５から成つている。
２６はピツチ円２１の外側に突起２７を有する
雄ロータで、この雄ロータ２６の突起２７は、一
部がピツチ円２１の内側（デデンダムと称する）
に配される前記前進面第２フランク１８、一部が
ピツチ円２１の内側（デデンダムと称する）に配
される後進面第２フランク１９、後進面歯先フラ
ンク２２および前進面第２フランク１８と後進面
歯先フランク２２との間に形成される前進面第１
フランク２８から成つている。
雄ロータで、この雄ロータ２６の突起２７は、一
部がピツチ円２１の内側（デデンダムと称する）
に配される前記前進面第２フランク１８、一部が
ピツチ円２１の内側（デデンダムと称する）に配
される後進面第２フランク１９、後進面歯先フラ
ンク２２および前進面第２フランク１８と後進面
歯先フランク２２との間に形成される前進面第１
フランク２８から成つている。
前記雌ロータ２３の前進面第１フランク２５の
点２９―３０の形状は、雌ロータ２３の回転軸３
を原点とするｘ―ｙ軸の直角座標係において、回
転軸３と点２９の距離をＥとし、点２９とピツチ
円１１内の両回転軸３，４を結ぶ線上に有する焦
点３１の距離をａとしたとき、y2＝4a（ｘ―Ｅ）
で表わされる放物線の曲線により形成される。
点２９―３０の形状は、雌ロータ２３の回転軸３
を原点とするｘ―ｙ軸の直角座標係において、回
転軸３と点２９の距離をＥとし、点２９とピツチ
円１１内の両回転軸３，４を結ぶ線上に有する焦
点３１の距離をａとしたとき、y2＝4a（ｘ―Ｅ）
で表わされる放物線の曲線により形成される。
このように前進面第１フランク２５を放物線に
よつて形成することにより、雄ロータ２６が雌ロ
ータ２３を駆動する際に動力を伝達する前進面第
１フランク２５の特に点３０近傍の歯面間におい
て後述する半径方向力を減少する。すなわち、前
進面第１フランク２５の各位置における圧力角α
は、第２図の実線で示す如く点２９から点３０に
近づくに従つて減少し、しかも歯先側の点３０近
傍においては、点線で示す円弧による圧力角αに
比較して小さくなる。
よつて形成することにより、雄ロータ２６が雌ロ
ータ２３を駆動する際に動力を伝達する前進面第
１フランク２５の特に点３０近傍の歯面間におい
て後述する半径方向力を減少する。すなわち、前
進面第１フランク２５の各位置における圧力角α
は、第２図の実線で示す如く点２９から点３０に
近づくに従つて減少し、しかも歯先側の点３０近
傍においては、点線で示す円弧による圧力角αに
比較して小さくなる。
第３図は雄ロータ２６が図示矢印方向へ回転し
て雌ロータ２３を駆動するとき、雄ロータ２６の
前進面第１フランク２８と雌ロータ２３の前進面
第１フランク２５のある点が噛合圧力角αで接触
している状態を示す。
て雌ロータ２３を駆動するとき、雄ロータ２６の
前進面第１フランク２８と雌ロータ２３の前進面
第１フランク２５のある点が噛合圧力角αで接触
している状態を示す。
第３図において、雄ロータ２６から雌ロータ２
３に回転力Ptを伝達するとき、歯面の法線方向に
はPo＝Pt／cosαの法線方向力が加わる。また、
ロータの半径方向にはPa＝Pt・tanαの半径方向
力が加わる。したがつて回転力Ptを一定にする
と、圧力角αが小さくなるに従い法線方向力Po
および半径方向Paとも減少する。この法線方向
力Poが減少した場合、雌ロータ２３の前進面第
１フランク２５の点３０の近傍と雄ロータ２６の
前進面第１フランク２８の点３６の近傍の動力を
伝達する歯面間の面圧が減少するため機械損失を
減少できる。また、半径方向力Paが減少すると、
ロータの軸受に加わる荷重も減少するため機械損
失が減少すると共に軸受寿命が増大する。
３に回転力Ptを伝達するとき、歯面の法線方向に
はPo＝Pt／cosαの法線方向力が加わる。また、
ロータの半径方向にはPa＝Pt・tanαの半径方向
力が加わる。したがつて回転力Ptを一定にする
と、圧力角αが小さくなるに従い法線方向力Po
および半径方向Paとも減少する。この法線方向
力Poが減少した場合、雌ロータ２３の前進面第
１フランク２５の点３０の近傍と雄ロータ２６の
前進面第１フランク２８の点３６の近傍の動力を
伝達する歯面間の面圧が減少するため機械損失を
減少できる。また、半径方向力Paが減少すると、
ロータの軸受に加わる荷重も減少するため機械損
失が減少すると共に軸受寿命が増大する。
前に戻つて、前記前進面第２フランク７は一部
がピツチ１１の外側に配される点３０―３２から
成つており、ピツチ円１１の内側の点１３に中心
を有する半径R2の円弧によつて形成される。こ
の半径R2によつて形成される円弧は、円弧中心
がピツチ円の内側で前記前進面第１フランクとの
接合点における圧力角が零より大となる位置にあ
る。このように前進面第２フランク７の一部をピ
ツチ円の外側に配することにより、雄ロータ用ホ
ブカツターの切刃の刃先寿命を大幅に向上させる
ことができる上、アデンダムを有しないロータ歯
形に比べて押しのけ量が増大する。
がピツチ１１の外側に配される点３０―３２から
成つており、ピツチ円１１の内側の点１３に中心
を有する半径R2の円弧によつて形成される。こ
の半径R2によつて形成される円弧は、円弧中心
がピツチ円の内側で前記前進面第１フランクとの
接合点における圧力角が零より大となる位置にあ
る。このように前進面第２フランク７の一部をピ
ツチ円の外側に配することにより、雄ロータ用ホ
ブカツターの切刃の刃先寿命を大幅に向上させる
ことができる上、アデンダムを有しないロータ歯
形に比べて押しのけ量が増大する。
また、後進面第１フランク９は２９―３３から
成つており、この点２９―３３は雄ロータ２６の
後進面歯先フランク２２の円弧によつて創成され
る。さらに後進面第２フランク１０は前記前進面
第２フランク７と同様に一部がピツチ円１１の外
側に配される点３３―３４から成つており、点３
３―３４はピツチ円１１の内側の点１６に中心を
有する半径R3の円弧で形成される。この半径R3
は、円弧中心がピツチ円の内側で前記後進面第１
フランクとの接合点における圧力角が零より大と
なる位置にあり、雄ロータ２６用のホブ切刃歯先
の寿命が十分に確保できる範囲で前記半径R2よ
り極端に小さくなつている。この半径R2とR3と
の比は、ホブの工具寿命とブローホール面積の兼
ね合いから 0.15R3／R20.45の範囲に定める。
成つており、この点２９―３３は雄ロータ２６の
後進面歯先フランク２２の円弧によつて創成され
る。さらに後進面第２フランク１０は前記前進面
第２フランク７と同様に一部がピツチ円１１の外
側に配される点３３―３４から成つており、点３
３―３４はピツチ円１１の内側の点１６に中心を
有する半径R3の円弧で形成される。この半径R3
は、円弧中心がピツチ円の内側で前記後進面第１
フランクとの接合点における圧力角が零より大と
なる位置にあり、雄ロータ２６用のホブ切刃歯先
の寿命が十分に確保できる範囲で前記半径R2よ
り極端に小さくなつている。この半径R2とR3と
の比は、ホブの工具寿命とブローホール面積の兼
ね合いから 0.15R3／R20.45の範囲に定める。
前記後進面第１フランク９を雄ロータの円弧に
よつて創成することにより、点創成部分がなくな
り、形状精度がシール効果に及ぼす影響が鈍感に
なる。また、後進面第２フランク１０の円弧を形
成する半径R3を前記半径R2に比較して小さくす
ることにより、ロータとケーシング間に形成され
るブローホール面積が減少するため圧縮機の性能
が大幅に向上する。
よつて創成することにより、点創成部分がなくな
り、形状精度がシール効果に及ぼす影響が鈍感に
なる。また、後進面第２フランク１０の円弧を形
成する半径R3を前記半径R2に比較して小さくす
ることにより、ロータとケーシング間に形成され
るブローホール面積が減少するため圧縮機の性能
が大幅に向上する。
次に雄ロータ２６について説明する。
前記前進面第１フランク２８の点３５―３６の
形状は、雌ロータ２３の前進面第１フランク（点
２９―３０）の放物線の曲線により創成される。
また、一部がピツチ円２１の内側に配される前進
面第２フランク１８、後進面第２フランク１９の
点３６―３７、点３８―３９の形状は、雌ロータ
２３の前進面第２フランク７（点３０―３２）、
後進面第２フランク１０（点３３―３４）の円弧
によりそれぞれ創成される。さらに後進面歯先フ
ランク２２の点３５―３８の形状は、前記点１５
に中心を有する半径R5の円弧で形成される。
形状は、雌ロータ２３の前進面第１フランク（点
２９―３０）の放物線の曲線により創成される。
また、一部がピツチ円２１の内側に配される前進
面第２フランク１８、後進面第２フランク１９の
点３６―３７、点３８―３９の形状は、雌ロータ
２３の前進面第２フランク７（点３０―３２）、
後進面第２フランク１０（点３３―３４）の円弧
によりそれぞれ創成される。さらに後進面歯先フ
ランク２２の点３５―３８の形状は、前記点１５
に中心を有する半径R5の円弧で形成される。
前記のように前進面第２フランク７および後進
面第２フランク１０をピツチ円１１の外側のアデ
ンダム部にそれぞれ配するようにしたので、この
アデンダム部の高さの増減によりある範囲内で歯
形係数を任意に選定することができる。
面第２フランク１０をピツチ円１１の外側のアデ
ンダム部にそれぞれ配するようにしたので、この
アデンダム部の高さの増減によりある範囲内で歯
形係数を任意に選定することができる。
以上詳述したように本発明のスクリユーロータ
によれば、アデンダム部を有する雌ロータとデデ
ンダム部を有する雄ロータから成るスクリユーロ
ータにおいて、雌ロータの前進面第１フランクを
放物線により形成し、前進面第２フランクおよび
後進面第２フランクを形成する円弧の半径R2お
よび半径R3の中心をピツチ円の内側で圧力角が
大きくとれる位置に配し、半径R3の大きさを半
径R2より小さくするように構成したので、ホブ
など歯切用工具の寿命が向上すると共にブローホ
ール面積が小さくなるため性能向上が図れること
は勿論、歯面間やロータの軸受などにおける機械
損失を減少させることができる。
によれば、アデンダム部を有する雌ロータとデデ
ンダム部を有する雄ロータから成るスクリユーロ
ータにおいて、雌ロータの前進面第１フランクを
放物線により形成し、前進面第２フランクおよび
後進面第２フランクを形成する円弧の半径R2お
よび半径R3の中心をピツチ円の内側で圧力角が
大きくとれる位置に配し、半径R3の大きさを半
径R2より小さくするように構成したので、ホブ
など歯切用工具の寿命が向上すると共にブローホ
ール面積が小さくなるため性能向上が図れること
は勿論、歯面間やロータの軸受などにおける機械
損失を減少させることができる。
また、雄ロータおよび雌ロータにアデンダム
部、デデンダム部を設けることにより、押しのけ
量を増加させることができる。
部、デデンダム部を設けることにより、押しのけ
量を増加させることができる。
第１図は本発明のスクリユーロータの軸直角断
面図、第２図は本発明のスクリユーロータにおけ
る前進面第１フランクを形成する放物線曲線の圧
力角と従来の円弧曲線の圧力角を示す図、第３図
は本発明のスクリユーロータにおける雌、雄ロー
タの前進面第１フランクの接触状態を示す図、第
４図は従来のスクリユーロータを示す軸直角断面
図である。 ７…前進面第２フランク、１０…後進面第２フ
ランク、２３…雌ロータ、２５…前進面第１フラ
ンク、２６…雄ロータ、α…噛合い圧力角。
面図、第２図は本発明のスクリユーロータにおけ
る前進面第１フランクを形成する放物線曲線の圧
力角と従来の円弧曲線の圧力角を示す図、第３図
は本発明のスクリユーロータにおける雌、雄ロー
タの前進面第１フランクの接触状態を示す図、第
４図は従来のスクリユーロータを示す軸直角断面
図である。 ７…前進面第２フランク、１０…後進面第２フ
ランク、２３…雌ロータ、２５…前進面第１フラ
ンク、２６…雄ロータ、α…噛合い圧力角。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 平行な二軸の回りを噛合つて回転し、アデン
ダム部を有する雌ロータとデデンダム部を有する
雄ロータからなるスクリユーロータにおいて、前
記雌ロータの前進面フランクを、雌ロータのピツ
チ円の内側に焦点をもつ放物線により形成される
前進面第１フランクと、円弧中心がピツチ円の内
側で前記前進面第１フランクとの接合点における
圧力角が零より大となる位置にある半径R2の円
弧により形成される前進面第２フランクとから構
成し、前記雌ロータの後進面フランクを、前記二
軸を結ぶ軸線上に中心をもつ半径R5の雄ロータ
最歯先側の円弧によつて創成される後進面第１フ
ランクと、円弧中心がピツチ円の内側で前記後進
面第１フランクとの接合点における圧力角が零よ
り大となる位置にあり、半径が前記半径R2より
小さい半径R3の大きさの円弧により形成される
後進面第２フランクとから構成し、前記雄ロータ
の歯形の残りの主要部分を雌ロータの前進面第
１、第２フランクおよび後進面フランクの後進面
第２フランクの創成により実質的に形成するよう
にしたことを特徴とするスクリユーロータ。 ２ 前記雌ロータの前進面第２フランクを形成す
る半径R2と後進面第２フランクを形成する半径
R3の比を、0.15R3／R20.45の範囲にしたことを 特徴とする特許請求の範囲第１項記載のスクリユ
ーロータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28774185A JPS61167194A (ja) | 1985-12-23 | 1985-12-23 | スクリユーロータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28774185A JPS61167194A (ja) | 1985-12-23 | 1985-12-23 | スクリユーロータ |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP55169574A Division JPS5793602A (en) | 1980-12-03 | 1980-12-03 | Screw rotor |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61167194A JPS61167194A (ja) | 1986-07-28 |
| JPS6343597B2 true JPS6343597B2 (ja) | 1988-08-31 |
Family
ID=17721152
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28774185A Granted JPS61167194A (ja) | 1985-12-23 | 1985-12-23 | スクリユーロータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61167194A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011027028A (ja) * | 2009-07-27 | 2011-02-10 | Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd | スクリュー圧縮機 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105156322B (zh) * | 2015-07-07 | 2017-12-12 | 无锡锡压压缩机有限公司 | 一种含有齿面间隙的螺杆端面型线设计方法 |
-
1985
- 1985-12-23 JP JP28774185A patent/JPS61167194A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011027028A (ja) * | 2009-07-27 | 2011-02-10 | Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd | スクリュー圧縮機 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61167194A (ja) | 1986-07-28 |
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