JPS6343287A - 高周波加熱装置 - Google Patents
高周波加熱装置Info
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- JPS6343287A JPS6343287A JP61185519A JP18551986A JPS6343287A JP S6343287 A JPS6343287 A JP S6343287A JP 61185519 A JP61185519 A JP 61185519A JP 18551986 A JP18551986 A JP 18551986A JP S6343287 A JPS6343287 A JP S6343287A
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- JP
- Japan
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- wall surface
- cavity resonator
- door
- cavity
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- Granted
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- 239000004020 conductor Substances 0.000 claims description 16
- 238000007789 sealing Methods 0.000 claims description 10
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 claims description 5
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
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- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 2
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Landscapes
- Constitution Of High-Frequency Heating (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は高周波加熱装置のドア構造の改良に関する。
従来の技術
高周波加熱装置のドア周縁に特性インピーダンスの異な
る溝を深さ方向に設け、この溝の深さ方向の特性インピ
ーダンスを不連続にすることにより、実質的深さが使用
波長の4分の1より小さくし′ても、溝の入口でのイン
ピーダンスが最大となり、チョーク溝と同様に漏洩電波
を少なくすることができるという提案が特開昭60−2
5190号公報にある。この従来例では、溝の深さ方向
に幅の異なる溝を設けたり、溝の周壁の形状を深さ方向
に変形するなどかなり形状が複雑である。また、特性イ
ンピーダンスの不連続部における反射防止を考慮する必
要がある。
る溝を深さ方向に設け、この溝の深さ方向の特性インピ
ーダンスを不連続にすることにより、実質的深さが使用
波長の4分の1より小さくし′ても、溝の入口でのイン
ピーダンスが最大となり、チョーク溝と同様に漏洩電波
を少なくすることができるという提案が特開昭60−2
5190号公報にある。この従来例では、溝の深さ方向
に幅の異なる溝を設けたり、溝の周壁の形状を深さ方向
に変形するなどかなり形状が複雑である。また、特性イ
ンピーダンスの不連続部における反射防止を考慮する必
要がある。
また、第7図で示すように、ドア5の外周に電波漏洩防
止用の空胴共振器12を屈曲形状して口字状断面とし、
空胴共振器12の一周壁である張出面11の端部切り口
と空胴共振器12の他の壁面(第1の壁面8)とを対向
させた入口25を有する構造が実開昭61−795号公
報に示されている。この従来例では空胴共振器12の周
壁が複数の導体片に分割されているとは記載されていな
い。したがって空胴共振器12内には第8図に示す進行
方向がyz面面外外も生じる高次モードの電波が入って
くるため、空胴共振器12が共振状態から外れ、電波漏
洩防止効果が小さくなる。仮りに第7図の空胴共振器1
2の立ち上がり面23と張出面11を長手方向(X方向
)に使用波長の1/2より小さい幅の導体片に分割した
と考える。
止用の空胴共振器12を屈曲形状して口字状断面とし、
空胴共振器12の一周壁である張出面11の端部切り口
と空胴共振器12の他の壁面(第1の壁面8)とを対向
させた入口25を有する構造が実開昭61−795号公
報に示されている。この従来例では空胴共振器12の周
壁が複数の導体片に分割されているとは記載されていな
い。したがって空胴共振器12内には第8図に示す進行
方向がyz面面外外も生じる高次モードの電波が入って
くるため、空胴共振器12が共振状態から外れ、電波漏
洩防止効果が小さくなる。仮りに第7図の空胴共振器1
2の立ち上がり面23と張出面11を長手方向(X方向
)に使用波長の1/2より小さい幅の導体片に分割した
と考える。
この場合、空胴共振器12を等価容量Cと等価インダク
タンスLとから成る並列共振素子をドア5の長手方向(
X方向)に複数個並べたものとみなせる。各並列共振素
子において、後述の(2)式で示すように、空胴共振器
12の入口25と空胴断面の面積中心0の距離QMと、
入口寸法Gとの比QM / Gが大きいほど等価容量C
が大きくなる。
タンスLとから成る並列共振素子をドア5の長手方向(
X方向)に複数個並べたものとみなせる。各並列共振素
子において、後述の(2)式で示すように、空胴共振器
12の入口25と空胴断面の面積中心0の距離QMと、
入口寸法Gとの比QM / Gが大きいほど等価容量C
が大きくなる。
第7図の空胴共振[12テハQ M/G= 1 、0で
、後述する本発明の12M/G≧1.5に比べて等価容
量Cが小さくなる。その分だけ後述の(3)式より等価
インダクタンスLを大きくして漏洩電波の周波数に共振
させるようにしなければならない。
、後述する本発明の12M/G≧1.5に比べて等価容
量Cが小さくなる。その分だけ後述の(3)式より等価
インダクタンスLを大きくして漏洩電波の周波数に共振
させるようにしなければならない。
そのため、後述の(1)式から明らかなように、空胴共
振器12の断面ABを大きくする必要があるので、従来
例の空胴共振器12は大形となり、ドアの小形化、低コ
スト化には不向きである。
振器12の断面ABを大きくする必要があるので、従来
例の空胴共振器12は大形となり、ドアの小形化、低コ
スト化には不向きである。
なお、第7図は実開昭61−795号公報の明細書の図
面の各部寸法を同一比率で示したものであり、また、構
成要素の名称および番号は本発明と対応する部分は同じ
にしである。
面の各部寸法を同一比率で示したものであり、また、構
成要素の名称および番号は本発明と対応する部分は同じ
にしである。
発明が解決しようとする問題点
溝の深さ方向に、複雑な形状をした溝を設ける必要があ
り、また、特性インピーダンスの不連続部における反射
防止に手間が掛がったり、ドアの小形化に不向きな点で
ある。
り、また、特性インピーダンスの不連続部における反射
防止に手間が掛がったり、ドアの小形化に不向きな点で
ある。
問題点を解決するための手段
ドア周囲に口字状断面を持つ漏洩電波防止用の空胴共振
器を設け、この空胴共振器の4面のうち3面をドアの周
囲に長手方向に設けた多数のコ字状導体片で形成し、残
りの一面とコ字状導体片の端部切口とを互いに対向させ
て空胴共振器に漏洩電波を導き入れる入口とし、かっこ
の入口と空胴共振器面積中心の距離QMと、入口寸法G
との比QM/Gを1.5以上としたものである。
器を設け、この空胴共振器の4面のうち3面をドアの周
囲に長手方向に設けた多数のコ字状導体片で形成し、残
りの一面とコ字状導体片の端部切口とを互いに対向させ
て空胴共振器に漏洩電波を導き入れる入口とし、かっこ
の入口と空胴共振器面積中心の距離QMと、入口寸法G
との比QM/Gを1.5以上としたものである。
作用
上記のように構成することにより、コ字状導体片により
漏洩しようとする電波はTEM波として口字状断面の空
胴共振器内に導き入れられる。この空胴共振器は、近似
的に1巻きの筒状コイルとして空胴断面積に比例した等
価インダクタンスLと、空胴の入口付近の乱れ電界に基
づく等価容量Cとから成る並列共振素子を形成する。空
胴の入口を小さくするほどCが大きくなり、その分だけ
Lを小さくできる。すなわち空胴断面積を小さくできる
。口字状断面の各辺がそれぞれ使用波長の4分の1より
も小さい寸法で、電波シール効果が最大となる。
漏洩しようとする電波はTEM波として口字状断面の空
胴共振器内に導き入れられる。この空胴共振器は、近似
的に1巻きの筒状コイルとして空胴断面積に比例した等
価インダクタンスLと、空胴の入口付近の乱れ電界に基
づく等価容量Cとから成る並列共振素子を形成する。空
胴の入口を小さくするほどCが大きくなり、その分だけ
Lを小さくできる。すなわち空胴断面積を小さくできる
。口字状断面の各辺がそれぞれ使用波長の4分の1より
も小さい寸法で、電波シール効果が最大となる。
実施例
本発明の一実施例による高周波加熱装置の構成および作
用を図面とともに説明する。
用を図面とともに説明する。
第1図および第2図において、1は加熱室で、2は加熱
室1の開口部を取り囲むフランジで、3は外箱である6
4は置で加熱室1内をのぞくためにドア5の中央部にで
きるだけ広範囲に設けた小穴群である。6はこの小穴群
4の周囲を取り囲む段部で、この段部6は小穴群4の内
面に固着した透光性のドア内カバー15の端部が清掃の
際などにはがれるのを防ぐと共に、ドア5閉成時にフラ
ンジ2と平面接触する封口面7の平面度を良(するもの
である。8は封口面7の端部よりフランジ2に対して略
直角に折り曲げた第1の壁面である。
室1の開口部を取り囲むフランジで、3は外箱である6
4は置で加熱室1内をのぞくためにドア5の中央部にで
きるだけ広範囲に設けた小穴群である。6はこの小穴群
4の周囲を取り囲む段部で、この段部6は小穴群4の内
面に固着した透光性のドア内カバー15の端部が清掃の
際などにはがれるのを防ぐと共に、ドア5閉成時にフラ
ンジ2と平面接触する封口面7の平面度を良(するもの
である。8は封口面7の端部よりフランジ2に対して略
直角に折り曲げた第1の壁面である。
9は第1の壁面8の端部よりフランジ2に対して略平行
に延長した第2の壁面である。10は第2の壁面9に溶
接した多数のコ字状導体片である。
に延長した第2の壁面である。10は第2の壁面9に溶
接した多数のコ字状導体片である。
このコ字状導体片10は第2の壁面9に溶接に溶接され
る取り付は面19と、第1の壁面8にほぼ平行に対向す
る立ち上がり面23と、端部切口を第1の壁面8に対向
させた張出面11との3面から成る。ドア5の周囲の長
手方向に対する各コ字状導体片10の幅D(第3図のX
方向)は使用波長の2分の1よりも小さくしている。ま
た、第1の壁面8とコ字状導体片10とで囲まれた口字
状断面は狭小な入口25を有する空胴共振器12を形成
する。この空胴共振器12の入口をふさぐ不透明の誘電
体カバー13から突き出した突起片14はコ字状導体片
10の立ち上がり面23に設けた取り付は穴18に引っ
掛かるようになっている。
る取り付は面19と、第1の壁面8にほぼ平行に対向す
る立ち上がり面23と、端部切口を第1の壁面8に対向
させた張出面11との3面から成る。ドア5の周囲の長
手方向に対する各コ字状導体片10の幅D(第3図のX
方向)は使用波長の2分の1よりも小さくしている。ま
た、第1の壁面8とコ字状導体片10とで囲まれた口字
状断面は狭小な入口25を有する空胴共振器12を形成
する。この空胴共振器12の入口をふさぐ不透明の誘電
体カバー13から突き出した突起片14はコ字状導体片
10の立ち上がり面23に設けた取り付は穴18に引っ
掛かるようになっている。
ドア5の前面を覆う透光性のドア外カバー16を保持す
るための誘電体製のドア外枠24から突き出した突起片
17は第2の壁面9の最外周端部20に引っ掛かるよう
になっている。
るための誘電体製のドア外枠24から突き出した突起片
17は第2の壁面9の最外周端部20に引っ掛かるよう
になっている。
次に上記のように構成した実施例の作用効果を説明する
。加熱室1開口部を取り囲むフランジ2と封口面7との
平面接触部に向かう入射電波に対して、第4図のような
簡易等価回路によって定性的に電波シール効果を説明す
る。21はフランジ2と封口面7との平面接触部に対応
する容量で、一種のバイパスコンデンサとして作用する
。平面接触部は平行板線路と考えられ、この線路の容量
は平行板のギャップに比例するので容量21は上記平面
接触部のギャップが小さいほど大きくなり。
。加熱室1開口部を取り囲むフランジ2と封口面7との
平面接触部に向かう入射電波に対して、第4図のような
簡易等価回路によって定性的に電波シール効果を説明す
る。21はフランジ2と封口面7との平面接触部に対応
する容量で、一種のバイパスコンデンサとして作用する
。平面接触部は平行板線路と考えられ、この線路の容量
は平行板のギャップに比例するので容量21は上記平面
接触部のギャップが小さいほど大きくなり。
電波シール効果が増す。コ字状導体片10の幅D(第3
図のX方向)を使用波長の2分の1より小さくしている
ので、第1の壁面8と各コ字状導体片10とで形成され
た口字状断面を持つ空胴共振器12の内部に入り込んだ
電波の進行方向は第3図のyz面内に限定される6張出
面11が無ければ第6図のように電界が分布し、平行板
線路の長さQが自由空間波長λの焼く4分の1で並列共
振を起こし、インピーダンスが最大となり、電波漏洩を
防止することができるが、2450MHzの高周波加熱
装置ではQは30.6nmで、これをドアに実装しよう
とすると厚くなり、意匠的にもコスト的にも不利である
。
図のX方向)を使用波長の2分の1より小さくしている
ので、第1の壁面8と各コ字状導体片10とで形成され
た口字状断面を持つ空胴共振器12の内部に入り込んだ
電波の進行方向は第3図のyz面内に限定される6張出
面11が無ければ第6図のように電界が分布し、平行板
線路の長さQが自由空間波長λの焼く4分の1で並列共
振を起こし、インピーダンスが最大となり、電波漏洩を
防止することができるが、2450MHzの高周波加熱
装置ではQは30.6nmで、これをドアに実装しよう
とすると厚くなり、意匠的にもコスト的にも不利である
。
本発明のように、張出面11を設けて、口字状断面を持
ち狭小な入口25を有する空胴共振器12を形成した場
合は、第5図のような電界分布となる。この場合、張出
面11の端部切口付近と第1の壁面8とのまに電気力線
の大部分が集まっている。空胴共振器12は第4図にお
いて等価インダクタンスLと等価容量Cとから成る並列
共振素子として表されている。等価インダクタンスしは
。
ち狭小な入口25を有する空胴共振器12を形成した場
合は、第5図のような電界分布となる。この場合、張出
面11の端部切口付近と第1の壁面8とのまに電気力線
の大部分が集まっている。空胴共振器12は第4図にお
いて等価インダクタンスLと等価容量Cとから成る並列
共振素子として表されている。等価インダクタンスしは
。
近似的に空胴共振器12と同じ断面の1巻きの筒状コイ
ルとして働き、そのコイルの定数としての等価的なイン
ダクタンスを意味し、筒軸方向(X方向)の単位長あた
りの値は(1)式のようになる。
ルとして働き、そのコイルの定数としての等価的なイン
ダクタンスを意味し、筒軸方向(X方向)の単位長あた
りの値は(1)式のようになる。
また9等価容量Cは空胴共振器12の入口25付近の乱
れ電界に基づくもので、近似的に(2)式で与えられる
。
れ電界に基づくもので、近似的に(2)式で与えられる
。
L=μ。AB ・・・(1)こ
こで AB:空胴共振器12の口字状断面の面積μ。:空胴共
振器12内の媒質の透磁率e:2.72 Q■:空胴共振器12の入口25と空胴断面の面積中心
0との距離 ε。:空胴共振器12内の媒質の誘電率に:入口25付
近の形状に関係する補正項G:入口25の間隙(入口寸
法) 空胴共振器12の共振周波数f。は0式で表せる。
こで AB:空胴共振器12の口字状断面の面積μ。:空胴共
振器12内の媒質の透磁率e:2.72 Q■:空胴共振器12の入口25と空胴断面の面積中心
0との距離 ε。:空胴共振器12内の媒質の誘電率に:入口25付
近の形状に関係する補正項G:入口25の間隙(入口寸
法) 空胴共振器12の共振周波数f。は0式で表せる。
(2)式より入口25の間IQを小さくするほど。
あるいはQ M / Gを大きくするほど等価容量Cが
大きくなることがわかる。共振周波数f。を一定とする
と1等価容量Cが大きくなるほど等価インダクタンスL
が小さくてよいことが(3)式かられかる。等価インダ
クタンスLを小さくするには(1)式より空胴共振器1
2の口字状断面の面積A Bを小さくすればよい。すな
わち、空胴共振器12を小形にするためには、入口25
の間隙Gを狭くして等価容量Cを太きくシ、その分だけ
空胴面積ABを小さくして等価インダクタンスLを小さ
くし、一定の共振周波数f。(高周波加熱装置の加熱周
波数)で並列共振を起こさせて、入口25におけるイン
ピーダンスを最大にし電波漏洩を防止すればよい。
大きくなることがわかる。共振周波数f。を一定とする
と1等価容量Cが大きくなるほど等価インダクタンスL
が小さくてよいことが(3)式かられかる。等価インダ
クタンスLを小さくするには(1)式より空胴共振器1
2の口字状断面の面積A Bを小さくすればよい。すな
わち、空胴共振器12を小形にするためには、入口25
の間隙Gを狭くして等価容量Cを太きくシ、その分だけ
空胴面積ABを小さくして等価インダクタンスLを小さ
くし、一定の共振周波数f。(高周波加熱装置の加熱周
波数)で並列共振を起こさせて、入口25におけるイン
ピーダンスを最大にし電波漏洩を防止すればよい。
加熱周波数が2450MHz、高周波出力が50Owの
高周波加熱装置において、フランジ2と封口面7との間
の間隙を2m、張出面11と封口面7との段差を311
1n、コ字状導体片の幅りを15nnとし、水275m
Qを加熱してドア5の周囲から5anの距離で電波漏洩
量を測定してみた。その結果、G=5mmのときAB=
15.4X15.9mm、QM/G=2.1で、電波漏
洩量がσ、1mw/d以下となり、G=8nnと大きく
すると、上記と同程度に少ない電波漏洩量に抑えるため
にはAB=20.4X18.4皿、QM/G=1.75
といいうように口字状断面の面積も大きくなる。このよ
うな実験により、入口25の間隙Gを4〜8m位と狭小
にしてQM/Gを1.5以上にすることにより、口字状
断面の空洞共振器12の寸法Aおよび寸法Bをそれぞれ
使用波長λの4分の1である30.6nmよりもかなり
小さくできることが明らかとなっている。
高周波加熱装置において、フランジ2と封口面7との間
の間隙を2m、張出面11と封口面7との段差を311
1n、コ字状導体片の幅りを15nnとし、水275m
Qを加熱してドア5の周囲から5anの距離で電波漏洩
量を測定してみた。その結果、G=5mmのときAB=
15.4X15.9mm、QM/G=2.1で、電波漏
洩量がσ、1mw/d以下となり、G=8nnと大きく
すると、上記と同程度に少ない電波漏洩量に抑えるため
にはAB=20.4X18.4皿、QM/G=1.75
といいうように口字状断面の面積も大きくなる。このよ
うな実験により、入口25の間隙Gを4〜8m位と狭小
にしてQM/Gを1.5以上にすることにより、口字状
断面の空洞共振器12の寸法Aおよび寸法Bをそれぞれ
使用波長λの4分の1である30.6nmよりもかなり
小さくできることが明らかとなっている。
発明の効果
以上のように本発明によると、多数のコ字状導体片と第
1の壁面とで囲まれた口字状断面の空洞共振器の入口を
コ字状導体片の端部切口と第1の壁面を対向させた構成
で狭小なものとし、かつQM / G≧1.5のように
寸法を選んだので、空III共振器の断面寸法Aおよび
Bを使用波長λの4分の1よりも小さくでき、共振空胴
器の形状が簡単となり、ドアの小形化、薄形化が図れ、
コンパクトな高周波加熱装置を提供でき、経済的波及効
果も大なるものがある。
1の壁面とで囲まれた口字状断面の空洞共振器の入口を
コ字状導体片の端部切口と第1の壁面を対向させた構成
で狭小なものとし、かつQM / G≧1.5のように
寸法を選んだので、空III共振器の断面寸法Aおよび
Bを使用波長λの4分の1よりも小さくでき、共振空胴
器の形状が簡単となり、ドアの小形化、薄形化が図れ、
コンパクトな高周波加熱装置を提供でき、経済的波及効
果も大なるものがある。
第1図は本発明の一実施例による高周波加熱装置のドア
5の金属部だけを示す要部斜視図、第2図は同ドア周囲
の電波シール部を示す要部断面図、第3図は同電界方向
を示す図、第4図はドア5の電波シール部簡易等価回路
図、第5図は同電波シール部の電界分布図、第6図は同
終端を短絡した平行板線路の電界分布図、第7図は従来
の電波シール構造を示す構成説明図、第8図は同電界方
向を示す図である。
5の金属部だけを示す要部斜視図、第2図は同ドア周囲
の電波シール部を示す要部断面図、第3図は同電界方向
を示す図、第4図はドア5の電波シール部簡易等価回路
図、第5図は同電波シール部の電界分布図、第6図は同
終端を短絡した平行板線路の電界分布図、第7図は従来
の電波シール構造を示す構成説明図、第8図は同電界方
向を示す図である。
Claims (1)
- 加熱室(1)開口部を開閉するドア(5)の周縁に位置
しドア(5)閉成時には加熱室(1)開口部のフランジ
(2)に平面接触する封口面(7)と、この封口面(7
)の端部よりフランジ(2)に対して略直角の第1の壁
面(8)と、この第1の壁面(8)と略直角の第2の壁
面(9)と、この第2の壁面(9)と略直角の立ち上が
り面(23)と、この立ち上がり面(23)と略直角の
張出面(11)とを備えた高周波加熱装置において、第
2の壁面(9)に端面が接した多数のコ字状導体片(1
0)を設け、第1の壁面(8)とコ字状導体片(10)
とによりロ字状断面を形成すると共に入口(25)を有
する空胴共振器(12)を形成し、かつ入口(25)と
空胴断面の面積中心(0)の距離(l_M)と、入口寸
法(G)との比l_M/Gを1.5以上としたことを特
徴とする高周波加熱装置。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61185519A JPS6343287A (ja) | 1986-08-07 | 1986-08-07 | 高周波加熱装置 |
GB8718229A GB2196520B (en) | 1986-08-07 | 1987-07-31 | Microwave heating apparatus |
DE19873726002 DE3726002A1 (de) | 1986-08-07 | 1987-08-05 | Tuerdichtung fuer einen mikrowellenofen |
KR1019870008619A KR900008074B1 (ko) | 1986-08-07 | 1987-08-06 | 초고주파 가열장치 |
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-
1986
- 1986-08-07 JP JP61185519A patent/JPS6343287A/ja active Granted
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JPH0569274B2 (ja) | 1993-09-30 |
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