JPS6342681Y2 - - Google Patents

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JPS6342681Y2
JPS6342681Y2 JP9533584U JP9533584U JPS6342681Y2 JP S6342681 Y2 JPS6342681 Y2 JP S6342681Y2 JP 9533584 U JP9533584 U JP 9533584U JP 9533584 U JP9533584 U JP 9533584U JP S6342681 Y2 JPS6342681 Y2 JP S6342681Y2
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JP
Japan
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vehicle
hole
air duct
floor
opening
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JP9533584U
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JPS6111464U (ja
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Publication of JPS6111464U publication Critical patent/JPS6111464U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は鉄道車両の換気装置であつて、天井
等から送風機などにより給気した空気を床下から
排気するところの車両の床下排気装置に関するも
のである。
一般に鉄道車両における全室密閉構造の車両で
は換気装置を天井に配置し、給排気を天井で行つ
ている場合が多い。これに対し、給気を天井から
行い、床下に排気をすれば優れた換気効果が得ら
れることは知られているが、床に孔を設けて車両
の外部に排気を行う場合には、床の孔を通つて車
外から騒音粉塵等が逆に侵入するという問題があ
り、床下から排気することは従来において困難な
事であつた。
この考案は以上に述べた事情に鑑みなされたも
ので、その目的は、車両の床に外部と連通される
孔が穿設され、この孔に防塵手段が配設され、前
記床の上部に一端が前記孔と連通されるととも
に、他端が前記車両内部に向う開口が形成される
第1の風道が形成され、この第1の風道の内部
に、一端が前記第1の風道の開口を介して前記車
両内部に開口可能とされるとともに、他端が前記
第1の風道の内部に開口されて成る第2の風道
が、前記第1の風道の開口を閉鎖するように形成
され、前記床の孔の下方を覆う板部材が、この孔
と車両の外部とを連通する通路を形成しつつ設け
られ、少なくとも前記第1の風道の内面及び前記
第2の風道の外面にほぼ全面に遮音材及び吸音部
材が装着されて成ることにより、鉄道車両の天井
等により給気された新鮮な空気を、床下から排気
することにより有効に換気することができるとと
もに、その際床下からの騒音、粉塵等の車両内へ
の侵入を確実に防止することができるところの車
両の床下排気装置を提供することにある。
以下添付図面に基づいてこの考案を詳細に説明
する。
第1図及び第2図はこの考案による床下排気装
置を施こして成る鉄道車両の一部平断面図及び横
断面図で、図面中、1は車両本体で、車両本体1
は、床2、側壁3及び天井4等より成り、床2に
は左右に対峙して座席5がそれぞれ配設される。
そして、天井4には外気を車内に給気するための
給気装置6が設けられ、また両座席5の下方床2
にはこの考案による床下排気装置7が設けられ
る。
第3図及び第4図はこの考案による装置7のA
−A断面図及びB−B断面図で、図面中、8は座
席5の下方の床2に穿設され車両本体1の外部に
連通される孔で、第7図に示すように孔8は防塵
手段である防塵ネツト8′で閉鎖される。孔8の
上方を覆うように、断面がコ字形でこの孔8の上
方を中心として車両本体1の前後方向に長い第1
の風道である外部風道9がねじ10によつて床2
上に装着され、外部風道9の前後端部は車両本体
1の内部に向う開口11とされる。外部風道9の
内部には、外部風道9の両端開口11から孔8の
上方に向つて先細りで四角形筒状の第2の風道で
ある内部風道12が互い対峙して一組形成され、
内部風道12のそれぞれ反対峙する一端は外部風
道9の両端開口11を閉鎖しつつ同開口11を介
して車両本体1内に開口可能とされる開口13と
され、互いに対峙する他端は、外部風道9を二分
する隔板14を介して閉鎖されつつ連絡される。
また、内部風道12の両側壁12aと外部風道9
の両側壁9aとの間には通路15がそれぞれ形成
されるとともに、両内部風道12の下方と床2と
の間には、両通路15から孔8に連通される山形
の通路16が形成される。また通路15,16は
前記隔板14によつてそれぞれ二分される。
第3図、第4図及び第6図に示すように、前記
内部風道12の上面にはほぼ全面に多数の小孔1
7が穿設され、小孔17を介して内部風道12の
内部と外部風道9の内部とが連通される。また、
外部風道9の開口11には、第4図及び第5図に
示すように、断面コ字形の枠18で囲まれた板状
のエアフイルタ19が、同様に断面がコ字形に形
成された取付部20に嵌装され、止め金21によ
つて着脱自在に装着され、エアフイルタ19を介
して前記内部風道12の開口13は車両本体1内
部に開口される。外部風道9の開口11には四角
形板状の蓋体22がヒンジ23によつて開閉自在
に軸支され、蓋体22は開時には床2に設けられ
る止め金24によつて固定され、閉時には把手2
5のねじ部26を開口11のねじ孔27にねじ結
合することにより開口13を閉鎖可能である。
第3図、第4図及び第8図に示すように、前記
孔8の下方を覆うように板部材である四角形板状
の遮音板28が、4本の支持棒29によつて、車
両本体1の外部と孔8とを連通する通路30を備
えつつ床2の下方との間に一定の間隔をおいて床
2の下部に固着される。
また第3図、第4図及び第7図に示すように、
少なくとも前記外部風道9の内面及び内部風道1
2の外面にはそれぞれ全面に遮音材31a及び吸
音部材31が装着される。
この考案は以上に述べたようであるから、第2
図に示すように、車両本体1の天井4の給気装置
6から車両本体1内に取入れられた新鮮な外気は
同図に矢印で示すように、この考案による装置に
よつて再び外部に排気されるが、その通路経路
は、第3図及び第4図に矢印で示すように、まず
エアフイルタ19を通過して開口13から内部風
道12内に入り、内部風道12から小孔17を通
過して外部風道9内に行き、外部風道9内の通路
15及び16を通つて下方に行き、防塵ネツト
8′を通過して孔8から通路30を通つて車両本
体1の床2下方に排気される。
前述のように、この考案による装置によれば、
天井4から給気された外気は車両本体1内を上方
から下方に通過して床2より有効に排気されるた
め、車両本体1内を大変有効に換気することがで
きる。また、遮音部材31a及び吸音部材31が
装着された外部風道9及び内部風道12とそれに
遮音板28等によつて車両本体1の床2下方の騒
音の車両本体1内への侵入が確実に阻止される。
更に、外部の粉塵等の車両本体1内への侵入も、
防塵ネツト8′及びエアフイルタ19によつて確
実に阻止することができる。また、この考案によ
る装置は座席5の下方に配設されるため、同部分
のデツドスペースを有効に活用でき、車両本体1
内の空間を無理に狭くすることがない等の効果を
有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図はこの考案による装置を施こ
してなる鉄道車両の一部を示す平断面図及び横断
面図、第3図及び第4図はそれぞれこの考案によ
る装置のA−A断面図及びB−B断面図、第5図
から第8図はこの考案による装置の一部を示すそ
れぞれ斜視図である。 なお図面において、1……車両本体、2……
床、8……孔、8′……防塵手段(防塵ネツト)、
9……第1の風道(外部風道)、11……開口、
12……第2の風道(内部風道)、13……開口、
14……隔板、15,16……通路、17……小
孔、19……エアフイルタ、22……蓋体、28
……板部材(遮音板)、29……支持棒、30…
…通路、31……吸音部材、である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 車両の床に外部と連通される孔が穿設され、
    この孔に防塵手段が配設され、前記床の上部に
    一端が前記孔と連通されるとともに、他端が前
    記車両内部に向う開口が形成される第1の風道
    が形成され、この第1の風道の内部に、一端が
    前記第1の風道の開口を介して前記車両内部に
    開口可能とされるとともに、他端が前記第1の
    風道の内部に開口されて成る第2の風道が、前
    記第1の風道の開口を閉鎖するように形成さ
    れ、前記床の孔の下方を覆う板部材が、この孔
    と車両の外部とを連通する通路を形成しつつ設
    けられ、少なくとも前記第1の風道の内面及び
    前記第2の風道の外面にほぼ全面に遮音部材及
    び吸音部材が装着されて成ることを特徴とする
    車両の床下排気装置。 (2) 前記孔、前記第1の風道及び前記第2の風道
    が前記車両の座席の下方の床の配設されて成る
    ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1
    項記載の車両の床下排気装置。 (3) 前記第2の風道がエアフイルタを介して前記
    車両の内部に開口可能とされて成ることを特徴
    とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の車
    両の床下排気装置。
JP9533584U 1984-06-27 1984-06-27 車両の床下排気装置 Granted JPS6111464U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9533584U JPS6111464U (ja) 1984-06-27 1984-06-27 車両の床下排気装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9533584U JPS6111464U (ja) 1984-06-27 1984-06-27 車両の床下排気装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6111464U JPS6111464U (ja) 1986-01-23
JPS6342681Y2 true JPS6342681Y2 (ja) 1988-11-08

Family

ID=30654415

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9533584U Granted JPS6111464U (ja) 1984-06-27 1984-06-27 車両の床下排気装置

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WO2020012627A1 (ja) * 2018-07-13 2020-01-16 株式会社日立製作所 軌条車両

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6111464U (ja) 1986-01-23

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