JPS6341832Y2 - - Google Patents

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JPS6341832Y2
JPS6341832Y2 JP3675982U JP3675982U JPS6341832Y2 JP S6341832 Y2 JPS6341832 Y2 JP S6341832Y2 JP 3675982 U JP3675982 U JP 3675982U JP 3675982 U JP3675982 U JP 3675982U JP S6341832 Y2 JPS6341832 Y2 JP S6341832Y2
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armature
coil
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field
pitch
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JP3675982U
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JPS58139891U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、コアレスモータ等に使用するのに好
適な直流モータに関する。
一般に、多極直流モータは、中心軸の外方に隣
合うもの相互で間隔をそれぞれとつて環状に配さ
れた界磁極と、中心軸周りに複数のコイルを放射
状に配されてなる電機子とを備え、整流子および
ブラシからコイルに給電されることにより電機子
が界磁極に対し回転するように構成されている。
従来のこの種のモータとして、電機子が複数の
型巻コイルを中心軸と直角な平面において放射環
状に配しこのコイル群を樹脂モールド内に植え込
んで一体化することによりコアを持たない偏平な
円盤形状に形成されたコアレスモータがある。こ
のコアレスモータは電機子鉄心(コア)が無いた
めに巻線のインダクタンスを小さくできる等の利
点を持ちまた薄形になるため、広い分野で使用さ
れている。
しかしながら、このようなコアレス型の直流モ
ータにあつては、小型かつ薄形化を図ろうとする
場合型巻コイルに厚さの規制を受け、巻数を大き
く設計できないため、低トルク・高回転の出力特
性になつてしまうという問題点があつた。
本考案はこのような問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは電機子コイルの巻
数を大きく設定しなくとも、トルクを増加し、か
つ回転数を低減することができる直流モータを提
供するにある。
本考案は、電機子における隣合うコイル辺群の
うち両コイル辺相互を流れる電流の方向が互に相
反するコイル辺においてはコイルの電流の効果が
相殺されてしまつて界磁極の磁界と有効に作用せ
ずトルク発生および回転電圧発生に寄与しないこ
とに着目してなされたもので、当該コイル辺に対
応する位置の界磁極間間隔の寸法を大きくし、他
の各間隔の寸法を電機子コイルの巻線ピツチに一
致させて設定することにより、前記コイル辺以外
のコイル辺群が界磁極の磁界に有効に作用するよ
うにしたことを特徴とする。
以下図面に即して本考案の実施例を説明する。
第1図〜第4図は本考案の一実施例を示すもの
であり、8極波巻きのコアレス型直流モータの場
合を示している。第1図において、Aブラケツト
1aとBブラケツト1bとを最中合せにしてほぼ
円盤形状の中空体に形成されたケーシング1には
その中心線上に主軸2が両端部に配設された軸受
3,3を介して回転自在に支承されている。ケー
シング1内には中央孔を有する円板形状の界磁極
ベース4がケーシング内をほぼ半分に仕切るよう
に主軸2とほぼ直角に配され、両ブラケツト1
a,1b間に外周部を挾持されて固定されてい
る。ベース4の一端面上には界磁極形成のための
マグネツト(永久磁石)5が8個、第2図に示す
ように環状に配され、接着等の適当な手段でそれ
ぞれ固着されている。各々マグネツト5はほぼ同
一の扇形状に形成され、隣合うもの同志が互に異
なる極性となるように、かつ磁界空間的な間隔6
を持つように配設されている。マグネツト5群の
各ピツチPの寸法のうち所定の位置で隣合うマグ
ネツト5a,5a′のピツチPaの寸法は他の位置
で隣合うマグネツト間のピツチPの寸法よりも大
きく設定されている。すなわち、所定位置以外の
マグネツト間ピツチ寸法は、第5図につき後述す
る従来例の場合のようにマグネツト群を等ピツチ
寸法に配設した場合に比べ、所定位置のピツチ寸
法が大きく設定された分だけ詰められて小さく設
定されることになる。そして、大きなピツチPa
で隣合うマグネツト5a,5a′の間隙寸法が大き
くなるから、この箇所の界磁極間隔6aの寸法は
大きくなり、他の箇所の界磁極間隔6のそれぞれ
は詰められる分だけ小さくなる。本実施例におい
て、間隔6aが大きくなる隣合うマグネツトの前
記所定位置は後述するブラシに対応する位置にな
つている。
ケーシング1内の主軸2の中間部外周上にはロ
ーター7が固定的に突設され、ローター7はほぼ
円柱形状をなす整流子8と偏平な円盤形状をなす
電機子9とが主軸2を植え込んだボス部10を介
し一体化されて構成されている。第3図に示すよ
うに、整流子8はほぼ矩形状の25個の整流子片1
1を円筒形状に配されこの円筒内部に樹脂モール
ド部12を成形されて各整流子片を絶縁隔絶され
るとともに一体化されることにより形成されてい
る。電機子9はコイル線材をほぼ台形枠体に巻回
してなる25個(第3図では一部のみ図示)の型巻
コイル13を主軸2と直角な平面上において放射
環状に配された後、このコイル13群の外部に樹
脂モールド部14を成形されて各コイルを一体化
されることにより、コアを有しない偏平な円盤形
状に形成されている。前記樹脂モールド12,1
4はローターの前記ボス部10を実質的に構成し
ている。なお、第3図において型巻コイル13を
便宜上実線で図示しているが、実際上は樹脂モー
ルド14内に植え込まれた状態になつている。
第3図に想像線で示すように、前記整流子8の
外方には一対のブラシ15,15が互に所定の鋭
角をなす放射状にそれぞれ配され、両ブラシ15
は第1図に示すように、ベース4のマグネツト5
の据付面とは反対側の端面上に据付けられたホル
ダ16によつてそれぞれ保持されており、ホルダ
16内に蓄力状態で収容されたスプリング17に
より一定の摺接圧力を付勢されている。本実施例
において、両ブラシ15の配置は前記した他に比
べて寸法が大きくなる界磁極間隔6aに対応する
ように設定されており、かつ整流子8に対しては
中間に2個の整流子片11を挾んだ位置の整流子
片11,11においてそれぞれ摺接するように配
置されている。また、整流子8の各整流子片11
のライザ18には前記各型巻コイル13の始端お
よび終端が第4図に示す波巻となるようにそれぞ
れ接続されている。
第4図は前記電機子コイルの波巻状態、コイル
とブラシとの接続関係、ブラシと界磁極との位置
関係を示す概念図であり、第4図から明らかなよ
うにこの電機子コイルにおける波巻条件は次のよ
うに設定されている。スロツト数Ns=25(但し、
コアレスモータのため仮想のスロツトである。)、
整流子片の数K=25(図中、側ブラシ15に接
した整流子片を1番とすると、反時計回りに25番
までとなり、4番の整流子片に側ブラシが接す
る。)極数=8、巻線後ピツチyb=3、前ピツチ
yf=3、合成ピツチy=6。
第4図において、電機子9を構成する型巻コイ
ル(一本の線で略示されている。)13群は波巻
に配されているため、実線と破線とでそれぞれ示
す2個の並列回路20,20′を構成している。
仮想スロツト21の各々は隣位の型巻コイル1
3,13において隣合うコイル辺22a,22
a′でそれぞれ構成され、一つのスロツトにおける
コイル辺22a,22a′には次に但し書するコイ
ル辺の場合を除き、第4図に矢印で示すように放
射中心に対し互に同一方向の電流(以下、平行電
流という。)が流れることになる。但し、側ブ
ラシに直接短絡したコイル辺23aと側ブラシ
に直接短絡したコイル辺23a′とが構成するスロ
ツト(図中、一点鎖線で囲んだ部分)23におい
ては、コイル辺23a,23a′には放射中心に対
し互に相反する方向の電流(以下、対向電流とい
う。)が流れることになる。このコイル辺23a,
23a′は電機子9が整流子8とともにブラシ1
5,15に対し回転するから、絶対的なものでな
く、ブラシに対し相対的なものであることはいう
までもない。そして、ブラシが定位置にあり、ブ
ラシと界磁極の間隔6aとの位置は前述したよう
に一定の関係にあるから、ブラシと相対的に一定
位置を保つ前記対向電流が流れる一対のコイル辺
23a,23a′の仮想スロツト部分(以下、対向
通電部分という。)23の位置と間隔6aとの位
置とは一定関係となり、両者は正対し合つてい
る。
なお、第5図は従来のこの種の直流モータにお
ける第4図に相当する概念図であり、第5図にお
いては、8個のマグネツト5が等ピツチで放射環
状に配され、界磁極間の間隔6は全て等しく設定
されている。
次に作用効果を説明する。
第4図および第5図に示すように、対向通電部
分23においては、電流が一対のコイル辺23
a,23a′で互に対向するように流れるため、こ
の対向通電部分23が第5図に示すようにマグネ
ツト5の磁界中に置かれたとしても、この対向通
電部分23は磁界と有効に作用せず、トルク発生
および回転電圧発生のためには何ら寄与しない。
また、マグネツト8が全て等間隔に配してあるた
めに、界磁極ピツチが電機子コイルのピツチと一
致せず、電流が同一方向に流れるコイル辺22
a,22a′のいくつかが界磁極上にこず、磁界が
有効に作用しない。すなわち、電機子のコイル電
流と磁界とに有効に利用されない部分があり、こ
の分だけトルク発生と回転電圧発生が小さくなつ
てしまう。
これに対し、前記構成にかかる直流モータにお
いては、対向通電部分23に正対する磁界間の間
隔6aの寸法を大きく設定し、他の箇所における
各間隔6の寸法をコイルの巻線ピツチに合わせて
小さく設定し、これにより第4図に示すように、
対向通電部分23以外の箇所における各スロツト
21の全てが各マグネツト5の界磁極のピツチに
完全に一致するようにしている。このように、対
向通電部分23以外の全スロツト21が界磁極の
ピツチに完全に一致しているため、マグネツト5
による磁界の全てが全スロツト21において有効
利用されることになる。すなわち、対向通電部分
23以外の全スロツト21における一対のコイル
辺22a,22a′では前述したように平行電流が
流れるため、この電流による電磁力が磁界に全て
有効に作用する。反面、対向通電部分23がマグ
ネツト5a,5a′間の間隔6aに対して磁界外に
あつても、トルク発生および回転電圧発生が減少
することにはならない。
このようにして、各マグネツト8の磁界の全て
が対向通電部分23以外の全スロツト21におい
て有効利用されてトルク発生および回転電圧発生
に寄与するので、コイル巻数を増加しなくとも、
トルクを向上できるとともに、回転数を低減化で
き、したがつて、コアレスモータにおいて厚さを
増加せずに高トルク・低回転数の出力特性を得る
ことができる。
なお、前記実施例では、寸法大なる界磁極間隔
6aの位置をブラシに正対するように配設した場
合につき説明したが、これに限らず、要するに対
向通電部分に正対する位置の間隔を大きくすれば
よい。ちなみに、界磁極間隔は距離的な間隔では
なく磁界空間的な間隔である。界磁極はマグネツ
ト(永久磁石、電磁石を含む)だけで構成される
場合に限られないし、電機子は型巻コイルを使用
して構成される場合に限られない。また、磁極
数、ブラシの数等々についても特に限定はない。
さらに、コアレス型直流モータに限らず、電機子
がコアを有するモータや通常の円柱形モータ等に
も適用することができ、特に、コアレス型モータ
のようにコイル巻数を構造上抑えられる場合に適
用すると、優れた効果を奏する。
以上説明したように、本考案によれば、トルク
発生、回転電圧に寄与しない対向通電部分に対す
る界磁極間隔の寸法を大きくし、これに寄与する
部分を全て磁界中に収まるように構成したから、
コイル巻数を増加しなくとも、高トルク・低回転
の出力特性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本考案の一実施例を示すもの
で、第1図は一部切断側面図、第2図は界磁極ベ
ースの正面図、第3図はロータの正面図、第4図
は電機子コイル、整流子、界磁極の関係を示す概
念図、第5図は従来例における電機子コイル、整
流子、界磁の関係を示す概念図である。 1……ケーシング、2……主軸、4……界磁極
ベース、5……マグネツト、6……界磁極間隔、
7……ロータ、8……整流子、9……電機子、1
0……ボス部、11……整流子片、13……型巻
コイル、15……ブラシ、20,20……コイル
の並列回路、21……仮想スロツト、22a,2
2a′……コイル辺、23……対向通電部分、23
a,23a′……対向通電コイル辺。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 中心軸の外方のベース上に隣合うもの相互で間
    隔をそれぞれとつて環状に配された複数の界磁極
    と、中心軸周りに複数のコイルを放射状に配され
    た電機子とからなる直流モータにおいて、前記電
    機子における隣合うコイル辺群のうち両コイル辺
    相互を流れる電流が相反する対向電流となる隣合
    うコイル辺に対応する位置の前記界磁極間の間隔
    を他の隣合う界磁極間の間隔よりも大きく設定し
    たことを特徴とする直流モータ。
JP3675982U 1982-03-16 1982-03-16 直流モ−タ Granted JPS58139891U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3675982U JPS58139891U (ja) 1982-03-16 1982-03-16 直流モ−タ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3675982U JPS58139891U (ja) 1982-03-16 1982-03-16 直流モ−タ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58139891U JPS58139891U (ja) 1983-09-20
JPS6341832Y2 true JPS6341832Y2 (ja) 1988-11-02

Family

ID=30048177

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3675982U Granted JPS58139891U (ja) 1982-03-16 1982-03-16 直流モ−タ

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JPS58139891U (ja) 1983-09-20

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